JP2887615B2 - フアクシミリ・メールシステムおよびその付加装置 - Google Patents

フアクシミリ・メールシステムおよびその付加装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ファクシミリ・メール・システム、パー
ソナル・コンピュータ(以下、パソコンと称する)通信
システム等の改良および複合化に関するものである。
[発明の概要] 近年、ファクシミリの設置台数は国内、海外共に急速
な伸びを示しており、昭和63年度通信白書にも国際電話
取り扱い数の著しい増加の報告がある。特に海外通信に
ついてはこういった状況の中で企業にとっては通信費の
増加、利用者にとっては回線品質に起因する各種トラブ
ルで悩まされているのが実態である。このトラブルは例
えばFAXの増加によって国際的な地域的広がりができ、
国によって回線品質に相違があることから利用者数が増
加した場合、トラブルが発生すること等である。
このような現状を改善するために数年前からPBXをベ
ースに高速デジタル網への乗り換え、メールボックス、
一斉同報、時刻指定送信などの機能を持つ通信費削減、
高品質回線の確保、利便性などを目的としたファクシミ
リ・メール・システムが開発されて、大手ユーザにおい
て導入が始まっている。
しかしながら、これらのファクシミリ・メール・シス
テムは現状ではかなり高価であると共にPBXをベースに
した製品であるためにメーカの独自性が強く、システム
内部が閉鎖的である。
こういった欠点を解決するには世界的に標準化が進ん
でいるイーサネット、トークンリング、スターラン等に
代表されるローカル・エリア・ネットワーク(以下、LA
Nと称する)が適している。
LANについてはシステムを構成する上で必要な基本的
なハードウェア、ソフトウェアは数多く市販されてお
り、既に導入済みのユーザも多いので、こういった資源
を有効に活用すれば特に中小規模のユーザに対してメリ
ットの高いシステムを提供することができる。
LANをベースにしたファクシミリ・メール・システム
のもう一つの利点は、LAN内部でのパソコン通信は各種L
ANにおける標準的な規約のもとで確立されているところ
であり、外部との出入口としてファクシミリ・メール・
システム用の付加装置を共用することができれば、親和
性の高い複合化システムを提供することができる。
以上に説明したLANの使用形態は構内に分散配置され
たファクシミリの近傍に付加装置を設置し、その付加装
置間をLANケーブルで接続するイメージで説明した一般
的なものであるが、ファクシミリ用の加入者回線は一般
に局線と構内線の境界点に集合端子盤が置かれ、複数の
回線が一箇所に集合していることが多い。したがって付
加装置を集合形として集合端子盤の近傍に設置すれば、
付加装置間の接続手段としては必ずしもLANのような規
模の大きなものは必要なく、例えばANSI規格によるスモ
ール・コンピュータ・システム・インターフェース(SC
SI)あるいは、より小規模で簡単なインターフェースに
より構成でき、最小限集合形の付加装置とパソコン等の
構内設備をLANで結合できるようにすることで目的を達
成することができる。
[発明が解決しようとする課題] 前述のようにPBXをベースにした従来のファクシミリ
・メール・システムはシステム内部が閉鎖的,高価格な
どの欠点がある。
この発明の第1の目的はこれらの欠点を解決すると共
に、ファクシミリ・メール・システムの本来の目的であ
る通信費の削減、安定な回線品質の確保、利便性などを
実現した柔軟性のあるシステムを提供することである。
第2の目的はファクシミリ・メール・システムとパソ
コン通信システムを融合した複合化システムを提供する
ことである。
[課題を解決するための手段] この発明の第1の目的を達成するために、ファクシミ
リと加入者回線間に付加装置を挿入し、付加装置間をLA
Nで結合して構成する。
この付加装置についてはファクシミリと加入者回線に
対向する部分においては各種の形態が考えられ、第1の
形態はファクシミリと加入者回線で授受される信号を傍
受する一つの通信制御器機構と、適当な切換回路を備え
予め決められた付加装置を指定する信号を検出した場
合、加入者回線を切り離してファクシミリと付加装置の
前記通信制御機構間、あるいはファクシミリを切り離し
て加入者回線と付加装置の前記通信制御機構間で直接信
号授受を行う手段を備えている。
第2の形態はファクシミリと加入者回線で授受される
信号を傍受する一つの通信制御機構と適当な切換回路を
備え、ファクシミリが発呼状態にあることを検出した場
合に加入者回線を切り離すと同時にファクシミリと付加
装置間を接続してファクシミリが送出するダイヤル番号
を前記通信制御機構で直接受信する手段と、受信したダ
イヤル番号を一旦蓄積して予め決められた処理を加えて
新たなダイヤル番号を生成する手段と、きりはなした加
入者回線を再度接続して前記の新たなダイヤル番号によ
って付加装置の前記通信機構から直接加入者回線に対し
て自動呼出を行う手段を備えている。
第3の形態はファクシミリと加入者回線の各々に接続
して独立に動作し得る複数の通信制御機構を備えた第1
の手段と、ファクシミリと加入者回線を直接接続した場
合には、ファクシミリと加入者回線間で授受される各種
信号を前記通信制御機構で傍受する第2の手段を備えて
いる。更に、各形態はいずれについても、通信制御機構
を経由して各種信号を受信した場合には、これを一旦蓄
積し、ある種の処理を行った後、再び通信制御機構を経
由して再送信できるようにしている。
付加装置相互間のLANによる接続については付加装置
内を国際規格に適合させ(例えばIEEE 80 2.3に規定さ
れる物理的条件、IEEE 802.2および802.1に規定される
通信プロトコルを備えることのように)、任意の付加装
置間で自由な通信を行えるようにしている。
通信費の削減と安定な回線品質の確保については、ア
ナログ網対応の付加装置とデジタル網対応の付加装置を
混在させたファクシミリ・メール・システムを対向さ
せ、アナログ網対応のG3ファクシミリから送信する情報
をそのファクシミリに対応する付加装置を介してデジタ
ル網対応の付加装置に乗せ換えて実現しようとするもの
である。
更には、前記第3の形態の付加装置によれば、ファク
シミリが送出するダイヤル番号およびファクシミリ符号
化情報等を一旦、付加装置に蓄積して予め予定された自
局の位置と前記ダイヤル番号の市外局番から求められる
通信距離と、蓄積したファクシミリ符号化情報等から求
められる通信時間、頁数をもとにINSネット64、NTT加入
電話網、NTTファクシミリ網、NCC各社等の中から最低料
金経路の自動選択(以下、LCRと称する)を行うことが
でき、通信費の大幅な削減が可能である。
更にこの発明の付加装置はアナログおよびデジタル自
営回線交換網との接続も可能であるので、自営回線交換
網設備を所有するユーザには自営網ルートを最優先とす
るLCRサービスを提供でき、より大きな経済効果をもた
らす。
利便性については付加装置相互間を結合するLANにハ
ードディスクを内蔵したパソコン等を付加し、OS/2、LA
Nマネージャ等の基本ソフトウェアを利用して開発した
アプリケーション・ソフトウェアによりメールボック
ス、一斉同報、時刻指定送信などの各種サービス機能を
低価格で提供できるようにしようとするものである。
更に、この発明は第2の目的を達成するために、付加
装置内にファクシミリ用の通信プルトコル(CCITT−T.3
0等)の他に汎用的なパソコン通信用のプロトコル(CCI
TT−V.42、X。25LAPB等)をファームウェアとして付加
すると共に、LAN上にクライアントとして動作するパソ
コンを複数配置し、このパソコンから付加装置を介して
同種の通信プロトコルを有する相手方との通信を可能に
しようとするものである。
第1図は以上に説明したこの発明の全体構成を示すブ
ロック図である。図において1はファクシミリ・メール
・システム、2は対向する尚同等のファクシミリ・メー
ル・システム、3はデジタル網(例えばINSネット64,KD
DのVENUS−LP)4,5はアナログ網(例えば各地,各国の
公衆電話網)、4−11〜4−n,5−1〜5−nはアナロ
グ網対応ファクシミリ(G3機)、1aはデジタル網対応の
付加装置、1b−1〜1b−nはアナログ網対応付加装置、
1cはデジタル網対応のファクシミリ(G4機)、1d−1〜
1d−nはアナログ網対応のファクシミリ(G3機)、1e−
11はパソコン、1e−12はハードディスク、1e−21〜1e−
2nはパソコン(クライアント)、1fはLANケーブルを示
す。
図の中でデジタル網対応付加装置1aとG4ファクシミリ
1cは一組の例を示しているが、複数接続することでき
る。
[従来の技術] 第12図は従来技術によるファクシミリ・メール・シス
テムの一般的な構成を示すブロック図である。図におい
て、1はファクシミリ・メール・システム、2は対向す
る他の同等のファクシミリ・メール・システム、3はデ
ジタル網(例えばINSネット64,KDDのVENUS−LP)、4,5
はアナログ網(例えば各地、各国の公衆電話網)、4−
1〜4−n,5−1〜5−nはアナログ網対応ファクシミ
リ(G3機)、1gはPBX、1cはデジタル網対応ファクシミ
リ(G4機)、1d−1〜1d−nはアナログ網対応のファク
シミリ(G3機)、1hは変換装置,処理装置,記憶装置な
どで構成される装置を示す。
図に示すファクシミリ・メール・システムではG3ファ
クシミリ1d−1〜1d−nはPBX1gと接続されており、デ
ジタル網3を利用して通信を行う場合、変換装置1hを経
由して行われる。また、メールボックス、一斉同報、時
刻指定送信等のサービス機能は全て変換装置1h内の処理
装置,記憶装置が司る仕組みになっている。このような
PBXをベースとするファクシミリ・メール・システムで
は図の1に示すブロックの中でファクシミリ1d−1〜1d
−nを除いては各メーカ独自の仕様で設計製作されてお
り、一般への仕様公開もされていないことから、メーカ
の独自性の強いシステムであり、市販のOA機器を接続し
てシステムの拡張を図るというような仕組みにはなって
いない閉鎖的なシステムである。
また、図からもわかるようにシステムの構成法として
は中央集中形の形態をとっていることから、LANによる
分散形のものに比べ、要求されるシステム規模への対応
に柔軟性がないなどの欠点を挙げることができる。新聞
等によれば、この種のシステムの価格は最小規模で1千
万円前後であり、かなり高価といえる。
更にまた、今後のOA化の展開の中にはこれまでに導入
したスタンドアロンで使用中の各種装置をLANでネット
ワーク化するという傾向が強く現れているが、PBXをベ
ースにしたこの種のシステムとLANを結合するためには
ゲートウェイのような接続装置を必要とし、ユーザの負
担を増加させる欠点がある。
[実施例] 以下にこの発明の実施例を示す。
請求項1について説明すると、第1図の付加装置1a,1
b−1〜1b−nはファクシミリ1c,1d−1〜1d−nとデジ
タル網3またはアナログ網4の加入者の間に、図に示す
ように挿入してあり、該付加装置はファクシミリと加入
者線の間で授受される信号を傍受する機能を備えている
他、切換回路によって該付加装置とファクシミリまたは
加入者回線を接続して直接送受信することのできる手段
を備えている。傍受および直接受信に関する詳細は後述
する。
更に、該付加装置にはもう一つの入出力ポートがあ
り、このポートはLANの形態をとっており、複数の付加
装置の他の機器をLANケーブル1fで接続し各機器間を高
速のパケット伝送ができる構成としている。
第2図はアナログ網対応の付加装置1b−1〜1b−nの
うち、例として1b−1の内部を示すブロック図で請求項
1、請求項3に対応する、100はアナログ網加入者回線
との接続端子、101はファクシミリ接続端子、102は網制
御装置(以下、NCUと称する)、103はモデム、104はマ
イクロプロセッサ、105はシリアル入出力機構、106はメ
モリ、107は内部バス、108はLANコントローラ、109はイ
ンターフェース、1fはLANケーブル、110はタップを示
す。
第3図は第2図のアナログ網対応付加装置のブロック
図において、NCU102の内部回路の詳細とブロック図間の
接続を示した図で、101a,101bは第2図の記号101に対応
するファクシミリ接続端子、102a,102bは直流電圧−E,
+E供給端子、102c,102d,102e,102f102gはリレー接
点、102hはキャパシタ、102i,102j,102k,102aaは抵抗、
102lはダイオード、102mはフォトカップラ、102nはトラ
ンス、102oはプッシュボタン信号(以下PB信号と称す
る)検出器、102p,102qはモデムとの接続端、102rはPB
信号検出器出力端子、102sは網の呼出信号検出器出力端
子、102bbはリレー接点102c102dに対応するリレーコイ
ル、102ccはリレー接点102e,102fに対応するリレーコイ
ル、102ddはリレー接点102gに対応するリレーコイル、1
02ee,102ff,102ggは前記の各リレーコイルを制御するた
めの入力端子で、マイクロプロセッサ104にせくぞくさ
れている。
第4図(a)は請求項2に対応する動作のタイムチャ
ート、第4図(b)は請求項3に対応する動作のタイム
チャートである。第5図は国際規格(CCITT−T.30)に
規定されたG3ファクシミリの通信手順の概要を表す図で
あって、(a)は発呼端末が送信であり被呼端末が受信
となる標準的な手順、(b)はこの発明の実施例、
(c)は発呼端末が受信であり被呼端末が送信となる標
準的な手順を示したものである。以下、第2図〜第5図
の動作について説明する。
NCU102にはファクシミリと加入者回線とで授受される
信号を傍受する回路、加入者回線を切り離してファクシ
ミリに接続する回路あるいはファクシミリを切り離して
加入者回線と接続する回路、発呼および被呼応答に必要
な回路を備えている。
次に請求項2について説明する。
請求項2に対応する動作の一例として第4図(a)に
示すタイムチャートの動作について説明する。ここで説
明しようとする動作の概要はファクシミリから加入者回
線に対する発呼の動作を傍受して、発呼動作の途中で加
入者回線を切り離し、ファクシミリとの通信状態に入る
動作についてである。ファクシミリが発呼に際してオフ
フックすると、端子101a,101bにループが与えられる。
このときリレー接点102e,102f,102c,102dはオン、102g
はオフしている。したがってファクシミリが発したルー
プはNCU 102を通って加入者回線に送られ、アナログ網
内の交換機に伝えられる。ファクシミリは次に衝突防止
タイマTを経過後、PB信号によるダイヤリングを行う。
NCU102の内部ではリレー接点102e,102fはオン、リレー
接点102c,102dは回線側に接続されているので、PB信号
は加入者回線に送出される一方、キャパシタh、抵抗10
2i,102jを経由してトランス102に流れる。
この回路は加入者回線の線路インピーダンスに対して
十分高いインピーダンスになるように設定し、加入者回
線を流れる信号に影響をおよぼさないで信号を受信する
ように傍受の形態をとっている。
PB信号はトランス102oから更にPB信号検出器102qへ導
かれ、ダイヤル番号を識別する。その結果は出力端子10
2rを経てマイクロプロセッサ104に送られ処理される。
ファクシミリはアナログ網に加入している一般のファク
シミリと通信する場合には普通のダイヤル番号を用い
る。付加装置を経由した通信を希望する場合には、O#XX
・・・Xのような特殊記号を組み合わせた番号を予め決
めておき、この番号をダイヤルする。付加装置は傍受し
ているダイヤル番号の中に#が検出された場合にはマイ
クロプロセッサ104これを認識して端子102eeを経由して
リレーコイル102bbを制御して、リレー接点102c,102dを
−E,+E端子側に倒し、加入者回線をオンフック状態に
戻すと同時に、端子102a,102bの−E,+Eの直流電圧を
ファクシミリに供給して以後のダイヤル番号が継続して
受信できるようにする。
ダイヤル番号の授受が終了した後は、第5図(a)に
示す国際規格(CCITT−T.30)に規定された標準の手順
によって通信を行う。国際規格(CCITT−T.30)に対応
する通信フロトコルはメモリ106の中にプログラムされ
ており、マイクロプロセッサ104の制御のものとでシリ
アル入出力機構105、モデム103を介して行われる。ま
た、ファクシミリより受信されたファクシミリ符号化情
報はある一定のデータ量毎にLANコントローラ108、イン
ターフェース109を経て、所定の制御手順によって他の
付加装置に転送される。
以上説明したように、この発明によれば発呼に際して
通信ルートの切換は利用者が操作するダイヤル番号のみ
によって自動的に行われるので、既設ファクシミリに改
造等の手を加えることなく、そのまま利用できるばかり
でなく、ダイヤル操作も単純であるので、利用者への負
担も少ない。
次に請求項3について説明する。
請求項3に対応する動作の一例として第4図(b)に
示すタイムチャートの動作について説明する。ここで説
明しようとする動作の概要は加入者回線からの呼出信号
によってファクシミリが応答し、通信状態に入るが通信
の途中でファクシミリを切り離し、付加装置を加入者回
線に接続して通信を継続する動作についてである。待機
状態におけるNCUはリレー接点102c,102d,102e,102fがオ
ン、102gがオフの状態にある。呼出信号が加入者回線か
ら着信するとファクシミリはこれを検出して端子101a,1
01bにループを作る。このループは前述のリレー接点102
e,102f,102c,102dおよび端子101a,101bを経由して応答
信号として加入者回線に伝えられる。この呼出信号につ
いては付加装置内部においてもキャパシタ102h、抵抗10
2i,102j,102k、ダイオード102l,フォトカップラ102m、
端子102sのルートで傍受され、マイクロプロセッサ104
でも認識されている。
ファクシミリの応答によって交換回線が接続された後
のG3ファクシミリの通信手段は国際規格(CCITT−T.3
0)に勧告されており、被呼端末がファクシミリ符号化
情報を受信する場合の手順は第5図(a)に示す通りで
ある。発呼端末のファクシミリが一般のファクシミリで
ある場合には、第5図(a)に示す通りに付属のファク
シミリが応答し、付加装置を一切これに介入せず通信は
終了する。
発呼端末のファクシミリがこの発明のファクシミリ・
メール・システムであって、付加装置側にファクシミリ
符号化情報を受信させる場合の通信手順を第5図(b)
に示す。この手順はこの発明の実施例で採用する独自の
ものであるが、原形は国際規格(CCITT−T.30)に勧告
された発呼端末が被呼端末に送信権を委譲する場合の手
順第5図(c)の一部を使用し、一般ファクシミリとの
通信の整合性を配慮している。すなわち、第5図(b)
ではDISとDCSの間で破線で示すように、第5図(c)に
示す手順で使用する信号NSC,CIG,DTC,TSI,NSSを付加し
たものである。
第5図(b)において発呼端末からのCNGに対する被
呼端末の応答信号CED,NSF,CSI,DISは付属のファクシミ
リから応答する。これに対し発呼端末はNSC,CIG,DTCを
発行する。この信号の中のNSCは非標準機能命令信号で
あって、特定利用者のために特定の要求を識別するため
にCCITTメンバーコードと要求情報を組み合わせた情報
フィールドを構成することが許されている信号であるた
め、発呼端末は被呼端末に対してこのNSCによって付加
装置側で受信することを指示する。
付加装置は相互の通信を傍受しており、NSCの指示が
あった場合、DIGの受信を終了した段階でリレー接点102
e、02fをオフ、102gをオンにして付属ファクシミリから
付加装置へ切換を行う。以後は発呼端末と付加装置間で
第5図(b)の手順にしたがって通信を行うことができ
る。
ファクシミリと付加装置を選択識別する手段にはPB信
号やトーン信号を使用する方法もあり、例えば発呼側フ
ァクシミリ・メール・システムが被呼端末の応答を確認
したタイミング、即ち第5図で言えばCNG信号のタイミ
ングでPB信号やトーン信号を送出して選択を行うことも
可能である。
以上説明したようにこの発明によれば、発呼端末が送
信する手順信号の違いにしたがって、付属ファクシミリ
と付加装置の選択は自動的に行うことができ、各々につ
いて安定な通信が確保できる。
次は第3図の付加装置からの発呼動作について説明す
る。ここで説明しようとする動作の概要は付属のファク
シミリを切り離し、付加装置からの発呼動作の一つであ
る自動呼出に関する動作についてである。待機状態にお
けるNCUは前述と同様、リレー接点102c,102d,102e,102f
がオン、102gがオフの状態にある。付加装置から自動呼
出を行う場合にはまずリレー接点102e,102fをオフにし
て付属のファクシミリを切り離した後、リレー接点102g
をオンにして加入者回線に対しループを与える。以後は
加入電話網の技術基準等に規定されたタイミングにした
がってDP信号送出の場合は、リレー接点102gによってダ
イヤル番号を送出する。PB信号の場合はモデム103に内
蔵されたPB発振器から端子102p,102q、トランス102n等
を経由して端子100a,100bからPB信号を加入者回線に送
出する。交換回線が接続された後の動作は、前述の第5
図(a)、(b)、(c)のような何れかの手順によっ
て被呼端末との間で通信を行うことができる。なお、こ
の制御は入力された動作条件にしたがって予め決められ
たプログラムに沿い、マイクロプロセッサ104が行うよ
うになっている。
ここで被呼端末が一般のファクシミリの場合は第5図
(a)、この発明によるファクシミリ・メール・システ
ムの場合は第5図(b)の手順によって行う必要があ
り、区別を必要とする。この区別は付加装置を経由して
送信するファクシミリ符号化情報には後述する最終宛先
番号が必要となるので、この最終宛先番号の指定の有無
によって判定し、区別するなどの手段がある。
請求項4の説明 次に請求項4に対応する付加装置の一実施例について
第6図、第7図により説明する。第6図は第3図に対し
てフォトカップラ102u、抵抗102v、端子102tをフォトカ
ップラしたもので、他は同一である。第7図はその動作
を示すタイムチャートである。
ここで説明しようとする動作の概要は、ファクシミリ
から発呼があったとき、これを付加装置が検出して、直
ちに加入者回線のルートを切り離し、ファクシミリと付
加装置を接続してファクシミリが発信する各種信号を付
加装置で受信して一時的に蓄積し、ある種の処理を加え
た後に、ファクシミリを切り離して、加入者回線に送出
する動作についてである。
待機状態におけるリレー接点102c〜102gは、図示した
状態にあり、ファクシミリの発呼によって端子101a、10
1bにループが作られると、フォトカップラ102uには直流
電流が流れ、フォトカップラのトランジスタがオンし
て、端子102からマイクロプロセッサ104にLレベルの信
号を渡す。マイクロプロセッサはこの信号の入力によっ
てファクシミリの発呼を認識すると、端子102eeからリ
レーコイル102bbを制御してリレー接点102c,102dを−E,
+E側に切り換え、加入者回線を切り離すと同時に、リ
レー接点102gをオンしてファクシミリと付加訴追の直接
モードを構成する。
ファクシミリはループ送出後、衝突防止タイマTを経
過すると、PB信号によるダイヤル発信を行い、付加装置
は端子102a,102b、フォトカップラ102u,リレー接点102
e,102f,102g、抵抗102j、トランス102m、PBD信号検出器
102oのルートで受信してPB信号を識別し、マイクロプロ
セッサ104に入力する。マイクロプロセッサ104は所定の
桁数のダイヤル番号の受信を終了すると、後述するある
種の処理を行って新たなダイヤル番号を生成する。
ダイヤル番号の生成を終了したマイクロプロセッサは
リレー接点102c,102dを回線側にオンして、モデム103に
内蔵されているPB信号発信器からトランス102m、抵抗10
2h、リレー接点102g,102c,102dを経て端子100a,100bか
ら加入者回線に向けて新たに生成したダイヤル番号を送
出する。ダイヤル番号送出を終了した付加装置は、リレ
ー接点102gをオフして制御の主体をファクシミリに委譲
する。
付加装置がダイヤル番号を送出中、ファクシミリは相
手ファクシミリからの応答待ちの状態にあり、付加装置
が送出したダイヤル番号によって選択された相手ファク
シミリの応答によって以後の動作を開始する。このとき
の動作は第4図(a)、(b)、(c)のいずれかであ
る。
付加装置がファクシミリから受信したダイヤル番号に
対して行う前述のある種の処理の一例はLCRを行うため
のものであり、予め設定した自局の市外局番とファクシ
ミリから受信したダイヤル番号の市外局番から通信距離
を求め、NTTファクシミリ網あるいは、NCC各社を選択し
て対応する呼出番号を付加した新たなダイヤル番号を生
成する処理である。
以上に説明したように、この発明によればファクシミ
リが送出するダイヤル番号の全てを一旦付加装置に取り
込み、蓄積して加工することが可能になるので、発信者
は受信者のみを意識したダイヤル番号で発信することが
でき、通信経路に関しては全て付加装置内で自動選択を
行うことが可能になる。
次は加入者回線からの受信動作であるが、この動作は
第4図(b)で説明したものと同様である。なお、受信
動作において、ファクシミリが応答した場合、端子101
a,101bに発呼のときと同様にループが作られるが、付加
装置は第4図(b)に示したように加入者回線から発呼
信号を傍受した後に、ループを検出することになるの
で、着呼と発呼を誤判定することはない。
請求項5の説明 請求項5に対応する付加装置の一実施例を第8図〜第
10図で説明する。
第8図は第2図を改良したブロック図であり、相違点
は記号102が記号131に代わり、記号103,105が2回路に
なっている点である。
第9図は第8図のブロック図において、NCU/SLI 131
の内部回路の詳細と、ブロック間の接続の詳細を示した
図である。図に示す新たな符号131a〜131d,131i,131jは
リレー接点、131e,131gはキャパシタ、131f,131g,131
,131oは抵抗、131kは呼出信号発振器。131mは加入者
線用電源供給端子(−E)、131nは加入者線インターフ
ェイス用のIC、131n−1〜131n−8はそのICの入出力端
子、131q,131tはリレー接点、131a,131bに対応するリレ
ーコイルと、端子131r,131uはリレー接点131c,131dに対
応するリレーコイルと端子、131s,131vはリレー接点131
i,131jに対応するリレーコイルと端子、131w〜131zはNC
U/SLIの入出力端子である。
請求項5に記載した複数の通信制御機構とは、この実
施例ではシリアルI/0−1、モデム−1およびNCU/SLIブ
ロックの上部にあるPB信号検出器−1を含むNCU部で構
成される部分と、シリアルI/0−2、モデム−2、NCU/S
LIブロックの下部にあるPB信号検出器−2を含むSLI部
で構成される部分の二つである。
以下、この動作について説明する。まず最初に初期状
態では各リレー接点102g,131a〜131d、131i,131jは図示
した通りa−c側にある。この状態ではファクシミリと
付加装置、加入者回線と付加装置がそれぞれ直接かつ独
立に送受信を行うことができる。
この状態は本装置の初期状態または待機状態にあた
る。これに対してリレー接点131a〜131dをそれぞれb−
c側に倒した場合にはファクシミリと加入者回線が直接
接続された状態になり、この状態で付加装置はキャパシ
タ131e,131g、抵抗131f,131hで傍受回路を構成して、PB
信号検出器−2およびモデム−2側でファクシミリと加
入者回線の通信を傍受することができる。
また、図に示したSLIC131nは直流給電制御、加入者線
ループ監視、リングトリップ検出等の機能を持った集積
回路で、例えば日立製作所製のHA 16817等がある。
次は第10図(a)のタイムチャートによりファクシミ
リからの発呼動作の一例を説明する。前記初期状態の構
成で、収容ファクシミリの発呼により、端子101a,101b
にループが作られると、この状態はSLIC 131nの端子131
n−1,131n−3に伝えられ、SLICの内部回路により検出
され、その出力は端子131n−6に得られる。端子131n−
6の出力はマイクロプロセッサ104に入力され認識され
る。次にファクシミリからは衝突監視タイマTの後から
PB信号によるダイヤル番号が生成され、付加装置のPB検
出器−2で検出され、マイクロプロセッサに入力する。
ダイヤル番号の受信を終了した付加装置は、シリアルI/
0−2、モデム−2をマイクロプロセッサで制御して、
国際規則(CCITT.T30)、の勧告にしたがって通信制御
手段でファクシミリと交信して、ファクシミリの送出す
るファクシミリ符号化情報のメモリ106に格納する。
精度の高いLCRを行うためには自局と相手局の市外番
号をもとにして得られる通信距離の他に、所用通信時間
と送信する原稿の頁数に基づく判定が必要である。その
ためにはダイヤル番号とファクシミリ符号化情報の全て
を一旦蓄積することが不可欠となる。
LCRの決し、生成したダイヤル番号によって付加装置
はアナログ網に向けて送信を行う。この動作は第10図
(a)の後半に示すようにして行われる。マイクロプロ
セッサは端子102ff、リレーコイル102ccを制御して、リ
レー接点102gをb−c側にオンして網へ発呼動作を行
い。衝突監視タイマ時間Tを経過誤、PB信号でダイヤル
する場合はモデム−1に内蔵したPB信号発信器を使って
ダイヤルする。DP信号の場合は、リレー接点102gを開閉
して行うことができる。ダイヤル終了後は国際規格(CC
ITT.T30)勧告の通信制御手段によって通信を行う。通
信が終了した場合には、リレー接点102gをオフして加入
者回線を開放する。
以上説明したように、一般のファクシミリ通信の大半
は国際規格(CCITT T.30)勧告の範囲内であるため、付
加装置を介在させた蓄積伝送が可能であるが、一部にハ
ーフトーン、高精細、カラー等、勧告外の機能を付加し
たメーカー独自の通信制御手順によるファクシミリが存
在する。このような非標準手順は一般に非公開であるた
め、前述のように付加装置で蓄積して中継することが困
難である。
第10図(b)はこのような場合に対応できるように考
慮した動作を示している。1#03・・・・0のように
「1#」を所定のダイヤル番号の先頭に付加することに
より、リレー接点131a〜131dをb−c側に倒した直接接
続によってファクシミリと加入者回線を直結して、相手
ファクシミリと直接交信することができる。また、この
直接交信の状況は前述の通り、付加装置で傍受できるよ
うにしている。傍受の目的については後述する。
第10図(c)は付加装置からファクシミリへ送信する
場合のタイムチャートである。リレー接点131i,131jを
b−c側に倒すと、呼出信号(公称74 Vrms、16Hz)端
子101a,101bからファクシミリに送出される。ファクシ
ミリが応答し、端子101a,101b間にループが作られる
と、ループ電流により抵抗131oの端子間電圧が変化す
る。この端子間電圧はSLICの端子131n−4に入力され、
内部回路で判定して、発呼時のループ検出と同じ端子13
1n−6に出力し、マイクロプロセッサに入力して認識さ
れる。マイクロプロセッサは端子131v、リレーコイル13
1sを制御してリレー接点131i,131jをa−c側に戻すこ
とにより、モデム−2、シリアルI/0−2とファクシミ
リのルートが構成され、以後国際規格(CCITT T.30)勧
告の通信制御手順を実行し、ファクシミリがループを解
除して通信を終了するまで続けられる。
第10図(d)は加入者回線から付加装置への受信タイ
ムチャートである。網が送出する呼出信号は端子100a,1
00bリレー接点131a,131b、キャパシタ102h、抵抗102i〜
102k、ダイオード102l、フォトカップラ102m、トランス
102nのルートで受信され、フォトカップラ102mで検出さ
れる。この出力は端子102sを経て、マイクロプロセッサ
104に入力され認識される。
呼出信号を認識したマイクロプロセッサは端子102f
f、リレーコイル102ccを制御して、リレー接点102gをb
−c側にオンして、端子100a,100b間にループを送出す
る。以後は国際規格(CCITT T.30)の勧告による通信制
御手順で相手ファクシミリと交信を行い、受信を行う。
受信終了でリレー接点102gをオフして、加入者回線を開
放する。
以上説明した動作がこの付加装置の基本的な動作であ
るが、その他の応用例としては第10図(e)に示すよう
に、第10(d)の受信動作においてリレー接点102gをオ
ンして応答してから、T30手順が開始される前に、相手
ファクシミリからPB信号で割り込ませ、後述の中継伝送
のための宛先を指定する手順、あるいは第10図(b)の
実施例で説明した非標準手順で動作するファクシミリを
直接ルートに切り換えて受信する切り換え手順に利用す
るなどが考えられる。
請求項6の説明 国際規格(CCITT T.30)勧告の通信制御手順によって
交信するG3ファクシミリでは第5図に示す手順信号の一
つであるDISによって被呼端末の機能を発呼端末に知ら
せ、発呼端末側ではこの機能に合わせて交信する仕組
み、すなわち整合を行っている。この整合情報には、フ
ァクシミリ原稿のサイズ、原稿の密度および圧縮・伸長
アルゴリズムなどがある。
ファクシミリ符号化情報を蓄積して伝送するファクシ
ミリ伝送システムでは、被呼端末の機能を知らないで、
受信した場合、所定の被呼端末に再送信するときに原稿
サイズ変換のための拡大・縮小や、圧縮・伸長アルゴリ
ズムの変換が必要となり、処理量が増大することにな
る。
また、前記の実施例ではLCRを行う際に、蓄積したフ
ァクシミリ符号化情報の情報量から所用通信時間を求め
るよう説明しているが、G3ファクシミリでは交信時、の
回線品質に応じて9.6kbs,7.2kbs,4.8kbs,2.4kbsの中か
ら適切な伝送速度を自動的に選択しているために、情報
量と伝送速度から、所用通信時間を求めることが必要で
ある。このLCRで必要とする伝送速度は交信を開始後に
決定される伝送速度ではタイミング的に遅く、ダイヤル
開始以前に分かっていなければならない情報である。
この発明では、前記整合情報や伝送速度等の情報(以
下、属性情報と称する)を被呼端末別に格納するエリア
をメモリ106内に配置する。メモリ内にこの属性情報が
登録されていない最初の送信では、第9図の実施例で説
明したファクシミリと加入者回線を直接接続した直接ル
ートで送信を行い、付加装置がこれを傍受して属性情報
を収集し、メモリに登録するようにしている。2回目以
降の送信では登録された属性情報を用いて蓄積伝送方式
によるLCRを実現している。
NTTのファクシミリ網のような不特定多数のユーザー
を収容する大規模なシステムでは属性情報を登録するメ
モリが増大し、この発明のような手段によることは困難
であるが、事業所単位に設置するファクシミリ・メール
・システムでは、送信先が特定化される傾向があるた
め、メモリは大容量にならず実現は容易である。
通信費の削減を主目的としたシステムでは効果の少な
い短距離の通信をLCRの対象から外したり、長距離であ
っても通信頻度の少ない送信先の属性情報を取り消すな
どの手段を講じれば、メモリ容量を一定量に制限しても
通信費の削減効果に影響は少なく、経済的なシステムを
実現することができる。
請求項7の説明 請求項5の実施例の説明では、市販されているファク
シミリの中にはハーフトーン、高精細、カラーなどの伝
送できるようにするため、国際規格(CCITT T.30)勧告
の範囲を越えたメーカー独自のん通信制御手順によるフ
ァクシミリが存在し、この機能を生かした利用を希望す
る利用者にはダイヤル番号に「1#」等を付加して発信
することにより、付加装置が直接ルートを構成して相手
ファクシミリと直接交信する手順を用いていることを説
明したが、利用者にこのような特殊な操作を要求するの
は必ずしも望ましいことではない。
この発明は、利用者が前記のような特殊操作をしなく
ても同じファクシミリから一般の送信と前記のような非
標準機能を活用した送信が自動的にかつ、蓄積伝送方式
によるLCRを介して実現できるようにすることを目的と
するものである。
以下、この発明の実施例に着いて説明する。各ファク
シミリメーカーが実施している非標準機能の実現手段に
は第5図(a)に示す、通信制御手順のもとでDIS信号
内のファクシミリ・インフォメーション・フィールドの
拡張フィールドまたは未定義フィールドを利用するも
の、NSF信号を利用するもの、あるいは第5図(b)に
示すような、通信制御手順の一部を独自のものに変更し
たものなどがある。
非標準機能を利用した交信は同一メーカー製ファクシ
ミリに限られることから、交信先は一般に特定できる。
したがってシステム導入時に第9図の構成を付加装置の
もとで、ファクシミリと加入者線を直接接続したモード
を強制的に作り、非標準機能を活用した直接ルートの送
信試験を行い、付加装置がこれを傍受して前記非標準機
能の実現手段をメモリし収集に、次回の送信からは蓄積
伝送方式のもとで、収集した非標準機能の実現手段を組
み入れた通信制御手順を組み立てて応答することによ
り、非標準機能を活用した送信を蓄積伝送によるLCRの
もとで実現することができる。
一般に、非標準機能の実現はメーカー毎に統一されて
おり、かつ一つの事業所内に複数のメーカーのファクシ
ミリが混在することは少ないことから、一つまたはある
種類の非標準機能実現手段と対応する交信先の加入者番
号を記憶することにより、実現できるので、実施上の困
難はない。
請求項8の説明 第11図はデジタル網対応の付加装置の付図である。12
0はデジタル網加入者回線との接続端子、121は付属のフ
ァクシミリ(G4機)との接続端子、122はインターフェ
イス回路で、その内容は国際規格(CCITT T.21)または
INSネット64サービス技術資料に規定されている物理的
インターフェイス、123はプロトコルコントローラでそ
の内容は例えば国際規格(CCITT X.25LAPB)に規定され
ているレイヤ1〜3のプロトコルを含むコントローラ、
124はデータ圧縮・伸長プロセッサ(以下、CEPと称す
る)、104はマイクロプロセッサ、106はメモリ、109は
インターフェイス、1fはLANケーブル、110はタップであ
る。
この構成における第1の動作は前記デジタル網対応の
付加装置1aは第1図に示すようにアナログ網に対応する
付加装置1b−1〜1b−nとLANで結合し、アナログ網に
対応する付加装置に付属するG3ファクシミリ1d−1〜1d
−nが送信するファクシミリ符号化情報を付加装置間の
LANを介してデジタル網対応付加装置のメモリ106に取り
込み、これをマイクロプロセッサ104によりパケット化
してプロトコル・コントローラ123、インターフェイス1
22を介して接続端子120からデジタル網3経由で他のフ
ァクシミリ・メール・システム2に送出する。このよう
なデジタル網を経由して送出される同一宛先のファクシ
ミリ・メール・システム向けのパケットが複数ある場合
には、パケット多重化して一括送出することができる。
この構成における第2の動作は端子120を弟子網3
に、端子121をG4ファクシミリ1cに接続し、前記アナロ
グ網対応付加装置で説明したものと同様に、G4ファクシ
ミリとデジタル網間で授受する信号を傍受と切り換えの
手段によって付加装置1aが対応する。ここで、CEP124は
G3機のG4機のデータ圧縮・伸長アルゴリズムの違いを変
換によって整合させるためのものであり、例えばG3機か
らLANを経由して受信したMHまたはMR符号化データはM2R
に変換してデジタル網に送出する。あるいは逆に、デジ
タル網から受信したM2R MHまたはMRに変換するものであ
る。
以上説明したようにこの発明によれば、二つのファク
シミリ・メール・システムに各々収容されたG3機間でIN
Sネット64、またはVENUS−LPを使用した通信が可能にな
るばかりでなく、ファクシミリ・メール・システムを介
してG3機とG4機相互間の通信が、ISDNの網間インワーク
によるサービスのようなG3プロトコルによるものでな
く、G4プロトコルによって高速の通信ができるようにな
り、G3−G3間、G3−G4間を問わず、大幅な通信費の削減
と高品質な伝送が実現できる。
請求項9の説明 端子120に受信したデータはマイクロプロセッサ104の
制御のもとでインターフェイス122、プロトコル・コン
トローラ123を経てメモリ106に蓄積し、CEP124によりM2
RからMHまたはMRに変換し、LANコントローラ108、イン
ターフェイス109、タップ110を経てアナログ対応付加装
置1b−1〜1b−nに転送する。アナログ対応付加装置で
はこれを付属のG3ファクシミリ1d−1〜1d−nに出力す
るか、アナログ網加入者を介して他の一般G3ファクシミ
リ4−1〜4−nに送信する。以上に説明したように、
この発明によれば、ファクシミリ・メール・システムに
収容されたG3機相互間はもとより、収容・メール・シス
テムを発信もと、ファクシミリ・メール・システム間の
デジタル網を中継伝送路とし、受信側・ファクシミリメ
ール・システムの近傍に設置された一般G3ファクシミリ
に対して中継伝送が可能となる。例えば東京に設置され
たファクシミリ・メール・システムの収容ファクシミリ
から、大阪のある場所に設置されたファクシミリ・メー
ル・システムを介して大阪市内または近県に中継する利
用ができるので、東京・大阪間の通信費の削減が可能に
なる。
請求項10の説明 アナログ網4、5に接続された一般G3ファクシミリ4
−1〜4−nが発信するデータをファクシミリ・メール
・システム1のアナログ対応付加装置1b−1〜1b−nで
受信し、デジタル網対応付加装置1−nを介して他のフ
ァクシミリ・メール・システム2に送信し、ファクシミ
リ・メール・システム2に収容されたファクシミリで受
信することができる。
以上に説明したように、この発明によれば、東京周辺
に設置された一般G3ファクシミリが発信するデータを東
京のある場所に設置されたファクシミリ・メール・シス
テムで受信し、デジタル網を中継伝送路として大阪のフ
ァクシミリ・メール・システムに伝送し、収容ファクシ
ミリに出力することができるので、ファクシミリ・メー
ル・システムを配置できない小規模の関連事業所が、東
京(本社)のファクシミリ・メール・システムをアクセ
スポイントとして大阪(支店)のファクシミリ・メール
・システムに収容されたファクシミリに送信することが
でき、通信費の削減が可能になる。
請求項11の説明 任意の収容ファクシミリ1d−1〜1d−nが送信するデ
ータを付加装置1b−1〜1b−nに取り込み、LANケーブ
ル1fを介して指定された付加装置1b−1〜1b−nの何れ
かへ転送し、付属のファクシミリに出力する。この発明
によれば、従来NTTの電話局を経由していた同一事業所
内ファクシミリ通信を無料で行うことができる。
請求項12の説明 ハードディスク、光ディスク等の大容量記憶装置1e−
12を有するパーソナル・コンピュータ(PC)1e−11をフ
ァクシミリ・メール・システム1のLAN上に接続するこ
とによって該パーソナル・コンピュータと付加装置1a,1
b−1〜1b−nでデータおよび制御情報の授受を行って
パーソナル・コンピュータ1e−11に組み込まれた制御プ
ログラムのもとで、メールボックス、一斉同報、時刻指
定送信など大容量メモリ必要とするサービス機能を実現
することができる。
請求項13の説明 ファクシミリ・メール・システム1のLANにパーソナ
ル・コンピュータ1e−21〜1e−2nを接続し、該パーソナ
ル・コンピュータが持つワードプロセッシング機能を利
用して作成したドキュメントを付加装置1aに転送し、付
加装置のメモリ106に収容した文字フォントメモリによ
ってテキスト・イメージ変換を行うとともに、CEP124で
データ圧縮を行い、ファクシミリ符号化情報に変換し
て、付加装置1a,1b−1〜1b−nを介して指定のファク
シミリに送信することができる。
この発明によれば、従来パーソナル・コンピュータで
作成し、プリンタに出力してからファクシミリで送信し
ていたドキュメントを直接送信できるばかりでなく、市
販されているファクシミリ・アダプタではパーソナル・
コンピュータ1台に加入電話回線1本を必要とするのに
対して、既設のファクシミリ用回線の共用と付加装置の
共用が可能になる。
請求項14の説明 他のファクシミリからの問い合わせに対してファクシ
ミリ符号化情報で応答する手段について公知例とこの発
明の実施例について説明する。
このサービスの代表的な公知例としてはNTTが商用サ
ービスを実施しているシステム(ANSERシステム等)が
ある。このシステムはセンター・ツー・エンドの形態で
一般加入者ファクシミリから交換回線接続他後、PB信号
によりIDコードの他、各種の選択信号を送信して発信者
の希望する情報をホストから取り出し、ファクシミリで
受信するものである。この公知例のホストが必要とする
機能はPB信号を受信識別する機能、識別の結果によりフ
ァイル装置から情報を取り出す機能、取り出した情報を
ファクシミリ符号化情報に変換する機能、変換した情報
を所定の通信手順により問い合わせてきたファクシミリ
に送信する機能などである。
この発明の実施例については、第1図、第2図〜第11
図で既に説明したように、前記公知例のホストが必要と
する機能の殆ど全てを包含しており、容易に類似システ
ムを実現することが可能である。したがってこの発明に
よればLANを主体にしたシステムであるために前述のよ
うにオープン・アーキテクチュアのもとでパーソナル・
コンピュータのみならず、メインフレームとの親和性も
高く、トラフィックについても付加装置の台数により応
答できるので、小規模から大規模システムまで柔軟な構
成が可能であるばかりでなく、前述の実施例で説明して
きた各種の機能と本機能を同時に持つ複合システムの構
築も可能であるなど、特徴あるシステムを提供すること
ができる。
請求項15の説明 第2図および第11図の付加装置のブロック図では、フ
ァクシミリ通信への適用例を中心に説明してきたが、同
一のブロック構成のもとでメモリ106内に各種通信プロ
トコル(例えば無手順、JUST−PC,CCITT V.42,X25LAP
B、TCP/IPあるいは各メインフレーメーカーが提唱する
各種プロトコル)を内蔵してファクシミリ・メール・シ
ステムのLAN上に接続したパーソナル・コンピュータ1e
−21〜1e−2nを用いて他の同種の通信機能を持つパーソ
ナル・コンピュータ間、あるいはホスト・コンピュータ
との間の通信を行うことができる。
前述のように、各種通信プロトコルを内蔵した付加装
置はファクシミリ・メール・システムのLAN上に接続し
たパーソナル・コンピュータのコミュニケーション・サ
ーバーあるいはLAN間を接続するゲートウェイとして作
用し、利用目的に応じた付加装置に内蔵された通信プロ
トコルを自在に切り換え、希望する通信を行わせること
ができる。使用頻度にかかわる通信トラフィックについ
ては、LAN上に接続する付加装置(加入者線を含む)と
パーソナル・コンピュータの台数を適切に選ぶことで適
応でき、ファクシミリと他の各種通信を統合した回線利
用効率の高いマルチメディア通信システムを極めて小規
模から中、大規模へと展開することが可能である。
従来、公衆電話網を利用したこの種の通信ではファク
シミリやパーソナル・コンピュータ1台に1本の加入者
線を引き込むことが一般的であり、、一方LANの分野か
ら見ると、加入者線の共有化は可能であるが、ファクシ
ミリ通信を積極的に取り込んでいるものはない。
この発明は、最も通信頻度の高いファクシミリ通信を
中心として、今後発展が期待される各種通信を効率良く
共存させることを主眼においているのが大きな特徴であ
る。
請求項16、17の説明 ファクシミリ通信では通信ピーク時のビジー対策、受
信とファクシミリに紙切れ等の障害が発生した場合の解
決方法が課題となる。この課題を解決する手段である代
行受信と最終宛先への転送という機能についてまずその
必要性を説明する。
代行受信とは当該ファクシミリが紙切れの場合にその
ファクシミリに内蔵しているメモリに一旦蓄積してお
き、紙が補填されたときに蓄積している受信データを出
力する手段を有するもの、あるいは当該ファクシミリが
ビジーまたは障害により受信できない状態にある場合、
近傍にある他のファクシミリが代わってこれを受信する
手段を有するものを言う。
この代行受信において、発信者が意図する送り先(こ
れを最終宛先という)のファクシミリに受信データが出
力される場合には問題はないが、前記の後者の例のよう
に、近傍にある他のファクシミリに出力された場合、出
力されたドキュメントは人手によって宛先人へ配達され
なければならないが、部門またはフロアー単位で設置さ
れている一般の企業において、他部門、他フロアー宛の
ファクシミリが受信された場合、その配達はうまくいか
ず、遅延あるいは紛失などの起きる例が多い。
したがって利用者に対してより迅速、確実なサービス
を提供するためには、代行受信と最終宛先への転送とい
う2つのサービス機能を同時に備えることが必要とな
る。近傍のファクシミリが代行受信する最も代表的な公
知例には網の代表番号サービスを利用する方法がある。
これは同一部門、同一フロアーに複数台併置されたファ
クシミリについては有効であるが、その範囲を越えた場
合には前述のように配達上で遅延、紛失をもたらす原因
を作ることになり有効でない。
請求項16の実施例を説明する。第1図の構成におい
て、付加装置1b−1〜1b−nを小グループに分割し、各
グループ毎に網の代表番号サービスを受ける第1の手段
と、代表番号以外の付加装置が受信した場合、代表番号
を持つ付加装置に転送(最終宛先を固定化)して付属の
ファクシミリに出力する第2の手段により解決しようと
するものである。
ここで第1の手段における代表番号サービスの小グル
ープとは同一場所に併設されるファクシミリまたは代表
番号を持つファクシミリを接続した付加装置とファクシ
ミリを接続しない付加装置のペアーなどを単位とする小
グループ構成を意味する。
請求項17の実施例を説明する。
第1図の構成において、網の代表番号サービスを利用
せず、そのサービスに相当する機能を発信側のファクシ
ミリ・メール・システムの自動呼出機能の中に持たせた
第1の手段と、第5図(b)で説明した通信手順により
同図内のNSC信号(非標準機能命令信号)等のHDLCフレ
ームの拡張フレーム(オプションとして拡張を許されて
いる)に最終宛先番号をサブアドレスとしてセットし、
発信側から着信側へ伝える第2の手段とLANを介して第
1図の付加装置1b−1〜1b−n間で前記サブアドレスを
用いて最終宛先に受信データを転送する第3の手段を組
み合わせることにより、解決しようとするものである。
ここで、第1の手段として掲げた網の代表番号サービ
スに相当する機能とは、発信側のファクシミリ・メール
・システム内に受信側ファクシミリ・メール・システム
の加入者番号(例えば第1図1b−1〜1b−nに対応する
加入者番号)を登録しておき、例えば加入者1b−1をダ
イヤルしたときその加入者1b−1がビジーの場合に、加
入者1b−2を自動的に再ダイヤルするなどを意味する。
また、前記第2の手段における最終宛先番号は発信側フ
ァクシミリ・メール・システムに接続された発信元のフ
ァクシミリから発信するダイヤル番号である。
以上に説明したように、この発明によれば、この発明
の目的である最終宛先へのドキュメント出力が可能な代
行受信を実現できるばかりでなく、代行先の設定方法に
ついても2つの実施例により説明した通り、システム構
成、ファクシミリの設置状況に応じて発信側、着信側の
何れにおいても設定することが可能になる。また更に、
前記実施例で説明したファクシミリを接続しない付加装
置を代表番号サービスの小グループの中に組み入れると
いうことは、ファクシミリより低価格の付加装置によっ
て、一時的に集中するトラフィックを処理できるという
ことであり、2台目、3台目のファクシミリを併設する
場合に比べ、経済効果は高い。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、中小規模のファクシ
ミリ・メール・システムを既存の資源を有効に活用して
低価格で実現できるばかりでなく、通信費の低減、各種
パソコン通信との複合的な利用、利便性などをもたらす
システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の全体構成を示すブロック図、第2図
はこの発明の一実施例である付加装置のブロック図、第
3図は第2図のNCU部の内部回路と各ブロックの接続回
路図、第4図は第2図および第3図の動作を示すタイム
チャート、第5図はG3ファクシミリの通信制御手順の概
要、第6図はこの発明の他の実施例、第7図は第6図の
動作を示すタイムチャート、第8図および第9図はこの
発明の他の実施例、第10図は第8図、第9図の動作を示
すタイムチャート、第11図はこの発明の他の実施例第12
図は従来のファクシミリ・メール・システムの一例を示
すブロック図である。 1,2……ファクシミリ・メール・システム、3……デジ
タル網、4,5……アナログ網、1a,1b−1〜1b−n……付
加装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草間 武夫 東京都小平市御幸町32番地 日立電子株 式会社小金井工場内 (56)参考文献 特開 平3−11870(JP,A) 特開 昭62−35749(JP,A) 特開 昭63−262955(JP,A) 特開 平1−179543(JP,A) 特開 平1−117447(JP,A) 特開 昭54−37612(JP,A) 実開 昭57−182966(JP,U) 実開 昭62−203556(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/00 H04M 11/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファクシミリと加入者回線の間に挿入して
    両者間で直接授受される信号を傍受する第1の手段と、
    切換回路によってファクシミリまたは加入者回線と接続
    して直接信号の授受を行う第2の手段を備えた付加装置
    と、該付加装置相互間をローカル・エリア・ネットワー
    クで接続したことを特徴とするファクシミリ・メールシ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1における付加装置は、ファクシミ
    リから加入者回線に送出される信号を傍受して識別する
    手段と、 その傍受結果に応じた制御を行う切換手段を備え、 ファクシミリから加入者回線に送出される信号の中に付
    加装置を指定する信号が検出された場合に加入者回線を
    切り離すと共にファクシミリに付加装置を接続して、フ
    ァクシミリと付加装置間で信号の授受を行うことを特徴
    とするファクシミリ・メールシステムの付加装置。
  3. 【請求項3】請求項1の付加装置は、加入者回線からフ
    ァクシミリに受信される信号を傍受して識別する手段
    と、 その傍受結果に応じた制御を行う切換手段を備え、 加入者回線からファクシミリに受信される信号の中に付
    加装置を指定する信号が検出された場合、付加装置に接
    続されたファクシミリを切り離すと同時に加入者回線に
    付加装置を接続して信号の授受を行うことを特徴とする
    ファクシミリ・メール・システムの付加装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、ファクシミリと加入者
    回線相互間で授受される信号を傍受する手段と、 ファクシミリが発呼状態にあることを検出した場合に加
    入者回線を切り離すと同時にファクシミリと付加装置間
    を接続してファクシミリが送出するダイヤル番号を付加
    装置で受信する手段と、 受信したダイヤル番号を一旦蓄積して予め決められた処
    理を加えて新たなダイヤル番号を生成する手段と、 切り離した加入者回線を再度接続して前記の新たなダイ
    ヤル番号によって付加装置から加入者回線に対して自動
    呼出を行う手段をもつことを特徴とするファクシミリ・
    メール・システムの付加装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、ファクシミリと加入者
    回線の各々に接続して独立に送受信動作をする複数の通
    信制御機構と送受信信号を一時記憶するメモリを備えた
    第1の手段と、ファクシミリと加入者回線を直接接続し
    た場合にはファクシミリと加入者回線の間で授受される
    各種信号を傍受できるように第2の手段を備えたことを
    特徴とするファクシミリ・メールシステムの付加装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、傍受または直接送受信
    した信号の一部を蓄積し、次の通信の機会にこの蓄積し
    た信号を利用して通信することを特徴とするファクシミ
    リ・メール・システムの付加装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、傍受した信号により学
    習を行い。次の通信の機会にはこの学習した情報を組み
    入れた通信制御手順によって蓄積形の中継伝送を行える
    ようにしたことを特徴とするファクシミリ・メール・シ
    ステムの付加装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、アナログ網に対応する
    付加装置とデジタル網に対応する付加装置を混在させ,
    任意のアナログ網対応G3ファクシミリから送信されるフ
    ァクシミリ符号化情報を付加装置に取り込む手段と、ロ
    ーカル・エリア・ネットワークを介して任意のデジタル
    網対応付加装置に転送する手段と、デジタル加入者回線
    を介して他のファクシミリ・メール・システムに送出す
    るか、又は付属のG4ファクシミリに受信させる手段を備
    えたことを特徴とするファクシミリ・メール・システ
    ム。
  9. 【請求項9】請求項1において、任意のデジタル網対応
    付加装置が受信したファクシミリ符号化情報をローカル
    ・エリア・ネットワークを介して任意のアナログ網対応
    付加装置に転送する手段と、 前記アナログ網対応付加装置に付属するG3ファクシミリ
    に受信させるか又はアナログ・加入者回線を介して他の
    一般G3ファクシミリに送信する手段を備えたことを特徴
    とするファクシミリ・メール・システム。
  10. 【請求項10】請求項1において、任意のアナログ網対
    応付加装置が一般G3ファクシミリ受信したファクシミリ
    符号化情報をローカル・エリア・ネットワークを介して
    任意のデジタル網対応付加装置に転送し付属のG4ファク
    シミリに受信させるか又はデジタル加入者回線を介して
    他のファクシミリ・メール・システムに送出する手段を
    備えたことを特徴とするファクシミリ・メール・システ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項1において、任意のデジタル網対
    応あるいはアナログ網対応ファクシミリから送信される
    ファクシミリ符号化情報を対応する付加装置に取り込む
    手段と、 ローカルエリア・ネットワークを介して他の任意の付加
    装置に転送し付属のファクシミリに受信させる手段を備
    えたことを特徴とするファクシミリ・メール・システ
    ム。
  12. 【請求項12】請求項1において、ファクシミリ・メー
    ル・システムのローカル・エリア・ネットワーク上に接
    続され, 大容量メモリを有するパーソナル・コンピュータ等のデ
    ータ処理システムによって, メールボックス,一斉同報,時刻指定送信などの各種サ
    ービス機能を実現する手段を備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ・メール・システム。
  13. 【請求項13】請求項12において、パーソナル・コンピ
    ュータのワード・プロセッシング機能等により作成した
    ドキュメントをファクシミリ符号化情報に変換して送信
    する手段を備えたことを特徴とするファクシミリ・メー
    ル・システム。
  14. 【請求項14】請求項12において、他のファクシミリか
    らの問い合わせに対してファクシミリ符号化情報で応答
    する手段を備えたことを特徴とするファクシミリ・メー
    ル・システム。
  15. 【請求項15】請求項1において、付加装置に各種プロ
    トコル(無手順,JUST−PC,CCITT−V.42,X.25LAPB等)を
    内蔵してファクシミリ・メール・システムのローカル・
    エリア・ネットワーク上に接続したパーソナル・コンピ
    ュータと他の同種の通信機能を持つ相手のパーソナル・
    コンピュータ間あるいはホスト・コンピュータとの間で
    通信を行う手段を備えたことを特徴とするファクシミリ
    ・メール・システム。
  16. 【請求項16】請求項1において、付加装置を小グルー
    プに分割して網の代表番号サービスを受ける第1の手段
    と、 その小グループの中にあって代表番号を持たない付加装
    置は受信したデータを代表番号を持つ付加装置に転送す
    る第2の手段を組み合わせたことを特徴とするファクシ
    ミリ・メール・システム。
  17. 【請求項17】発信側のファクシミリ・メール・システ
    ム内に受信側ファクシミリ・メール・システムの加入者
    番号を登録する手段と、 ある一つの加入者番号でビジーが発生したとき登録され
    た他の加入者番号に切り換えて自動的に再ダイヤルして
    通信を行う第1の手段と、 最終宛先番号をサブアドレスとしてセットし発信側から
    着信側へ伝える第2の手段と、 そのサブアドレスを用いて最終宛先へ受信したデータを
    転送する第3の手段を組み合わせたことを特徴とするフ
    ァクシミリ・メール・システム。
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