JPH1041994A - 同期判定回路 - Google Patents

同期判定回路

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JPH1041994A
JPH1041994A JP8197661A JP19766196A JPH1041994A JP H1041994 A JPH1041994 A JP H1041994A JP 8197661 A JP8197661 A JP 8197661A JP 19766196 A JP19766196 A JP 19766196A JP H1041994 A JPH1041994 A JP H1041994A
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synchronization
circuit
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determination
signal
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JP8197661A
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Yasushi Sugita
康 杉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズや反射波等の存在下でも、キャリア位
相同期を迅速に判別する。 【解決手段】 比較器5は位相同期回路からの誤差信号
が閾値3より小さい時1を、それ以外は0を出力し、累
積器7で累積される。比較器25は累積器7の出力が閾
値27より大きい時1を、それ以外は0を判定選択器6
1に出力する。パケットデコーダよりの誤り検出信号の
数が誤り検出器35で検出され、カウンタ37からのタ
イミング信号39でレジスタ41に転送される。比較器
43はレジスタ41からの値が閾値45より小さい時1
を、それ以外は0を判定選択器51に出力する。判定選
択器51は、比較器25の出力をインバータ53、レジ
スタ57を介して選択信号59とし、比較器25又は4
3の出力を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル通信及び
放送のキャリア位相同期復調の際の、キャリア位相の同
期又は非同期を判定するための同期判定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル通信又は放送において、デジタ
ル変調信号の復調の際にキャリア位相の同期復調(以
下、同期復調)を行うと、非同期復調を行うよりも復調
データの誤り率が少なくなることが知られており、ゆえ
にデジタル信号の復調には同期復調を用いることが望ま
しい。
【0003】しかし、同期復調にはPLL(位相同期回
路)が必要であり、PLLによるキャリア位相同期の過
程でキャリア非同期の初期状態から位相同期状態になる
までには少なからず時間がかかる。この時間を少なくす
るためにPLLのループ係数を大小切り替えたり、周波
数誤差除去回路を付けるなどの対策がとられる。
【0004】このときにループ係数切り替えや周波数誤
差除去回路からPLL回路への動作切り替えなど、同期
復調回路内部の動作制御の基準として、キャリア位相の
同期状態または非同期状態の判定結果が用いられる。
【0005】従来の同期判定回路としては、プレッシー
・セミコンダクターズ・リミテッド社のマーク・ステフ
ァン氏らによる位相同期検出器(特開平7−28372
7号)がある。この同期判定回路はPLL回路の発生位
相波形の特定位相が一定時間の間に表れるかどうかを閾
値判定し、この閾値判定結果を基準信号の周期をもとに
時間平均LPF(低域通過フィルタ)を通して雑音を除
いて同期判定結果を得ている。
【0006】このように位相誤差から閾値判定を行い、
これの時間平均をとって同期判定出力とする方法は一般
的であるが、(1)入力信号に雑音が加算されている場
合に閾値判定結果が大きな影響を受ける。
【0007】(2)閾値判定結果が雑音の影響を受けて
いる場合、雑音を除くための時間平均LPFのパラメー
タを決定するのが難しいという問題がある。同期復調回
路への入力に雑音または反射などの妨害があると、それ
によってシンボルの位相が変化するためにキャリアの位
相変化だけを観測できなくなり、これが同期判定回路の
閾値判定に悪影響を及ぼして同期判定結果を不正確な物
にする。
【0008】しかし、同期復調回路への入力が完全に理
想的であることは実際上ありえないので、同期判定結果
は大なり小なり不正確となってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、キャリ
ア位相だけから同期判定しようとすると不正確な判定結
果となりやすい。これを回避するために、雑音除去の性
能を向上させるために時間平均の時間長を長くしたり、
閾値を様々に変化させたりする。しかし、効果的に雑音
除去できなかったり、同期判定に非常に時間がかかって
しまうなど、また別の問題が起こる。
【0010】そこで本発明は、ノイズや反射波などの妨
害の存在下でも、キャリア位相同期を迅速かつ正確に判
別する、同期復調回路用の同期判定回路を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(第1の構成例)キャリア位相同期回路と、前記キャリ
ア位相同期回路の出力であるシンボルの幾何学的配置を
もとにして位相同期判定する第1の判定回路と、前記シ
ンボル列からパケット情報を取り出して復号するデコー
ダ回路と、前記デコーダ回路の出力を見て位相同期判定
する第2の判定回路と、前記第1の判定回路が位相同期
判定した結果によって、前記第1の判定回路の位相同期
結果に代え前記第2の判定回路の位相同期判定結果を選
択して同期信号を発生する判定選択器と、を具備し、前
記判定選択器の出力の前記同期信号を同期判定出力とす
ることを特徴とする。
【0012】(第2の構成例)キャリア位相同期回路
と、前記キャリア位相同期回路の出力であるシンボルの
幾何学的配置をもとにして位相同期判定する第1の判定
回路と、前記シンボル列からパケット情報を取り出して
復号するデコーダ回路と、前記デコーダ回路の出力を見
て位相同期判定する第2の判定回路と、前記第2の判定
回路が位相同期と判定しなかった時、前記第1の判定回
路の位相同期判定結果を選択して同期信号を発生する判
定選択器とを具備し、前記判定選択器の出力の前記同期
信号を同期判定出力とすることを特徴とする。
【0013】(第3の構成例)キャリア位相同期回路
と、前記キャリア位相同期回路の出力であるシンボルの
幾何学的配置をもとにして位相同期判定する第1の判定
回路と、前記シンボル列からパケット情報を取り出して
復号するデコーダ回路と、前記デコーダ回路の出力を見
て位相同期判定する第2の判定回路と、前記第1又は第
2の判定回路の出力を選択して同期信号を発生する判定
選択器と、を具備し、前記判定選択器は、この判定選択
器自身の前記同期信号出力によって前記第1か又は第2
の判定回路の位相判定結果を選択して前記同期信号を発
生し、同期判定出力とすることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による同期判定回路の実施
の形態を、図1に示す。
【0015】同期判定回路は、位相同期回路(図示せ
ず)から誤差信号1を受け取る。誤差信号1は例えば位
相誤差信号であり、例えばシンボル座標の誤差信号であ
る。
【0016】これらの誤差信号の例を、図2に示す。図
2ではQAM(直交振幅変調)信号を、一例にとった。
【0017】QAM信号は直交するI軸Q軸で示される
二つの変調波で位相方向と振幅方向にデジタル変調を受
けている。受信信号がI−Q軸平面上の点101で受信
されたとし、復調器のPLLの位相同期の目標位相をB
とする。受信点101がI軸となす角度をAとすると、
(B−A)が位相誤差である。PLLが完全に位相同期
した時のシンボル点を103とする。受信信号が点10
1で受信された時、点101の座標ベクトルと点103
の座標ベクトルの差ベクトルを105とすると、ベクト
ル105がシンボル座標の誤差信号である。
【0018】PLLが完了する前のキャリア位相誤差が
大きいと、ベクトル105と位相誤差(B−A)は、ど
ちらも大きさが大きくなる性質を持っている。このよう
にキャリア位相誤差に応じて大きさが変化する量が誤差
信号1として同期判定回路に入力する。
【0019】誤差信号1は、比較器5であらかじめ与え
る閾値3と比較される。誤差信号1が閾値3よりも小さ
い時に“1”が、それ以外の時は“0”が出力される。
この出力の値は累積器7で一定時間累積される。
【0020】累積器7は入力を、決められた時間累積し
て出力する。決められた時間を過ぎると一旦累積値をゼ
ロにして、続けて再び累積する。例えば図示したよう
に、入力値は加算器11でレジスタ21の出力と加算さ
れ、レジスタ21に入力される。
【0021】レジスタ21はクロック12に同期して入
力を読み込み、その値を保持し、出力とする。レジスタ
21の値はカウンタ13の出力15でレジスタ23に読
み込まれ、保持される。レジスタ21の値は、カウンタ
13の出力信号17のタイミングでレジスタ23に読み
込まれた直後にゼロにリセットされる。カウンタ13
は、クロック12の数をあらかじめ決めた数だけ数え、
数えおわると再び最初から数えなおすカウンタで、数を
数えおわる度に信号15、17を出力する。レジスタ2
3の出力は累積器出力24で、比較器25で閾値27と
比較される。
【0022】比較器25は累積器出力24が閾値27よ
りも大きい時に“1”を、それ以外の時に“0”を出力
する。この出力はつまり次のようなものである。同期判
定回路の入力である誤差信号1はキャリア位相誤差が大
きい時に大きな値を、位相誤差が小さい時に小さい値を
取る。比較器5でその大きさを判断して、位相誤差が小
さいときに累積器7で累積値が加算される。一定時間の
あいだ値を累積して、その値を比較器25で判断するこ
とで、ノイズなどによって瞬間的に大きい誤差入力1が
入力する時の影響を軽減させ、全体として位相誤差が少
ない状態に有るか大きいのかを判断することが出来る。
よって信号29は、同期、非同期状態を判定した判定出
力であり、同期状態で“1”を、非同期状態で“0”を
出力する。
【0023】同期判定回路は、また、パケットデコーダ
(図示せず)から、誤り検出信号31を得る。誤り検出
信号31は、パケットデコーダの誤り訂正回路などで得
られる。誤り検出信号31は、誤り率検出器35に入力
される。誤り率検出器35はあらかじめ決めた時間だ
け、入力する誤り検出信号31の数を数えて信号40と
して出力する。カウンタ37がその数を数える時間を計
測する。
【0024】カウンタ37はクロック38を入力に持
ち、これを数えてあらかじめ決めた値になったらタイミ
ング信号39を出力する。
【0025】信号40はレジスタ41にタイミング信号
39に同期して読み込まれ、保持される。タイミング信
号39は、誤り率検出器35をリセットして出力信号4
0をゼロにするが、これは信号40がレジスタ41に読
み込まれた後である。
【0026】レジスタ41の出力信号42は、比較器4
3で閾値45と比べられる。信号42の値が閾値45よ
り小さければ判定出力47は“1”とし、そうでない時
には“0”である。
【0027】ここで、誤り検出信号31は、キャリア同
期状態に比べてキャリア非同期状態では非常に多く発生
する。誤り検出信号31の発生数を一定時間観測するこ
とで全ての信号の中での誤りの発生率を知ることができ
るので、これを閾値45と比較することで、信号47は
同期、非同期を判定する信号となる。信号47の値は、
キャリア同期の時“1”、非同期の時“0”である。
【0028】判定選択器51は、信号29と信号47を
入力とする。インバータ53による信号29の反転であ
る信号55はレジスタ57に信号39に同期して読み込
まれ、その出力信号59が信号47と信号29のいずれ
かを選択して出力信号63とする。信号59が“1”と
き信号29を選択し、信号59が“0”のとき信号47
を選択する。
【0029】レジスタ57は、信号47の出力の変化と
セレクタ61の選択が同期するように調節している。信
号63が同期判定出力である。図1の実施の形態におい
ては、出力信号63は次のような信号となる。
【0030】(1 )信号29が非同期の時には、同期判
定出力63は“0”すなわち非同期判定である。
【0031】(2)信号29が同期の時には、同期判定
出力63は信号47の出力に一致する。
【0032】すなわち、この例では、まず位相同期回路
から得られた同期判定結果29が優先される。その後、
この同期判定結果29が同期となったのちに、信号47
の判定結果が同期判定回路の出力として選択され、この
値が同期判定回路の出力となる。
【0033】ここで、同期判定回路の出力は、主に非同
期状態を検出して同期復調回路をリセットし、同期状態
に復帰させるための制御に利用される。パケットデコー
ダの誤り検出信号31から求まる誤り率の信号40は位
相同期時とそうでない時との差がはっきりと表れるため
同期判定の根拠とする信号として適しており、最終的に
同期判定結果をこの信号47に依存するのは妥当であ
る。
【0034】しかし、この誤り率の測定は長時間の誤り
の計数が必要である。これに比べて位相同期回路から得
られる同期判定結果29は、比較的短時間の測定で結果
を得ることが出来る。
【0035】このため、この図1の例のように、同期判
定出力として、まず信号29を、後に信号47を出力す
ると、長時間かかる信号47の判定を待つあいだに、信
号29の結果を見て同期または非同期を判断することが
出来、非同期時の同期復調回路のリセットを短い間隔で
繰り返すことが可能となる。
【0036】位相同期回路からの出力が位相同期状態で
あるときには、同期時と非同期時の差がはっきりしない
ゆえに、同期時にも非同期の結果が出てしまうことがあ
る信号29に代わって、より確実な判定結果である信号
47を同期判定出力63とするように判定選択器51が
働くので、同期状態にもかかわらず、非同期判定が出て
同期復調回路がリセットされる危険性を無くす。
【0037】このようにして、判定選択器51によって
信号29か或いは信号47を選択した結果を同期判定結
果とすることで、同期復調回路が位相非同期の時の同期
復調回路のリセットの繰り返し間隔を早めて非同期状態
から同期状態への遷移を迅速にし、さらに、同期状態に
なった後は確実な同期判定によって、判定の誤りによる
同期復調回路の誤動作をなくすことができる。
【0038】この判定選択器51の動作を、図5のタイ
ミングチャートで説明する。同期復調回路は最初キャリ
ア位相非同期状態にあり、時刻Tsにキャリア位相同期
状態に遷移する。信号29は判定の計算に必要な時間1
00ごとの判定結果を保持している。時間100は、カ
ウンタ13のカウント期間である。
【0039】キャリア位相が同期するまでは判定結果の
信号29は非同期判定であり、それに応じて同期復調回
路は制御されているが、同期した時刻Ts後の時刻T1
において信号29は同期判定になる。これと同時に、同
期判定結果である信号63は同期判定に遷移する。
【0040】その時刻T1後の時刻T2において、信号
47の判定結果を求めるための計算が終了し、判定が非
同期から同期へ遷移し、その後は信号47の判定が信号
63となり、判定出力が安定する。
【0041】ここで、判定選択器51を用いず、信号2
9または信号47のみを同期判定に用いた場合には、前
に述べた欠点が同期復調回路の動作に影響する。すなわ
ち、信号29のみを同期判定に用いた場合には同期判定
後も非同期判定が出ることがあり、同期復調回路の動作
が不安定になりやすい。
【0042】また信号47のみを同期判定に用いた場合
には一回の同期判定に時間がかかり、キャリア位相非同
期時に同期復調回路にリセットがかからずに、位相同期
までの時間が長くなる。
【0043】このように、位相同期回路からの信号、あ
るいはパケットデコーダからの信号だけから同期判定す
る時と、本発明のように二つを組み合わせて同期判定す
る時には、復調復調回路の性能に差があらわれる。同期
復調回路の挙動を観察して、本発明のように二つの信号
を組み合わせて同期判定しているか、組み合わせずに同
期判定しているのかを知ることが可能である。
【0044】本発明の同期判定回路は、判定選択器51
によって二つの同期判定信号をもとにして同期判定する
ので、これら二つの同期判定信号の組み合わせによって
さまざまな構成が考えられる。
【0045】例えば判定選択器51の第2の例として、
図3の構成がある。この第2の例では判定信号47が非
同期“0”のときにインバータ71を介して信号73の
値が“1”なので、このときセレクタ61は同期判定結
果63として信号29の値を出力する。信号47が同期
の時にはセレクタ61は信号47の値を同期判定結果6
3としている。
【0046】図4は、判定選択器51の第3の例であ
る。信号29と信号47はセレクタ61に入力し、これ
らの信号を選択する選択信号は同期判定信号63をイン
バータ81を介して反転した信号82である。信号82
はレジスタ83によって信号47と同期して変化し、信
号85となる。
【0047】セレクタ61はリセット信号87で、初期
状態において信号63の値がどのようであるかを決定で
きるようにしておく。例えば、同期復調回路動作開始時
にリセット信号87でセレクタ61の出力が“0”とな
るとすると、セレクタ61は出力63として信号29の
値を出力する。初期には信号29は非同期であると考え
られ、その値は“0”であるから信号29が同期=
“1”になるまで出力63は“0”である。
【0048】信号29が同期=“1”となると出力63
は信号47の値を取り、これ以後は信号47の値が非同
期=“0”となって再び信号29の値が出力63となる
まで、この状態が保持される。
【0049】図1、図3、図4の判定選択器51の例に
共通する本発明の意図は、初期状態では信号29を同期
判定結果に反映させ、これが同期になったときに信号4
7を同期判定結果に反映させることである。信号47が
非同期の時には、もう一度信号29をセレクタ61で選
択するように状態を戻す。
【0050】以上のように、本発明による同期判定回路
に含まれる判定選択器51は様々な構成が可能である。
これらの構成は、位相同期回路の出力から得られる同期
判定結果がどの程度正確であるか、また、どの程度早く
同期判定しなければならないか、を考えて決めるのが妥
当である。つまり判定選択器51の構成は、同期判定結
果29と47の二つの信号を作る方法によって決まる。
この信号を作る方法は、復調するデジタル変調信号の受
信状態を予想して決められるべきで、回路の設計時に考
慮される。
【0051】例えば、復調するデジタル変調信号がノイ
ズなどの妨害を全く受けていない理想的な場合には、図
1に例示した回路でも判定信号29は誤った判定結果を
出さないように閾値などを設定することが可能となる。
このときには判定選択器51も図1の構成で問題ない。
【0052】逆に妨害が大きいデジタル変調信号を復調
する際には図1の回路では判定信号29が誤った判定結
果を出しやすいので、図3の様に同期判定出力63に判
定信号47を選択した後は、判定信号29よりも信頼性
の高い判定信号47自身によって出力63が選択される
方が、同期判定出力が安定する可能性がある。
【0053】更に、復調される信号に加わっている妨害
の寡多が計測可能な場合には、その計測結果によって図
1と図3の判定選択器51を切り替えられるような構成
の判定選択器にしても良い。
【0054】本発明による同期判定回路の改良は、位相
同期回路の誤差信号とパケットデコーダからの誤り検出
信号をもとにした二つの同期判定結果を選択して同期判
定結果とすることで達成される。この要旨を逸脱しない
範囲でここに示した以外の実施例が存在し、それらによ
っても本発明の意図するところが実施可能であることは
言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、位相同期判定の精度と
計算時間の異なる二つの同期判定結果を組み合わせて位
相同期判定を行う回路が構成可能で、これによって、非
同期時に必要な同期復調回路のリセットを短い時間間隔
で繰り返すことと、同期時に正確な同期判定によって復
調器のリセットの必要性の有無を正確に判断することが
出来る。
【0056】このため、同期復調回路が位相同期するま
でに発生する無駄な待ち時間を出来るだけ無くして速い
位相同期と、同期後の安定した位相同期動作を実現する
ために役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同期判定回路の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の動作を説明するためのシンボル配置図
である。
【図3】図1の判定選択器51の第2の例を示すブロッ
ク図である。
【図4】図1の判定選択器51の第3の例を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の同期判定回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【符号の説明】
5・・・比較器、7・・・累積器、11・・・加算器、
13・・・カウンタ、21・・・レジスタ、23・・・
レジスタ、25・・・比較器、35・・・誤り率検出
器、37・・・カウンタ、41・・・レジスタ、43・
・・比較器、51・・・判定選択器、53・・・インバ
ータ、57・・・レジスタ、61・・・セレクタ、71
・・・インバータ、81・・・インバータ、83・・・
レジスタ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア位相同期回路と、 前記キャリア位相同期回路の出力であるシンボルの幾何
    学的配置をもとにして位相同期判定する第1の判定回路
    と、 前記シンボル列からパケット情報を取り出して復号する
    デコーダ回路と、 前記デコーダ回路の出力を見て位相同期判定する第2の
    判定回路と、 前記第1の判定回路が位相同期判定した結果によって、
    前記第1の判定回路の位相同期結果に代え前記第2の判
    定回路の位相同期判定結果を選択して同期信号を発生す
    る判定選択器と、 を具備し、 前記判定選択器の出力の前記同期信号を同期判定出力と
    することを特徴とする同期判定回路。
  2. 【請求項2】 キャリア位相同期回路と、 前記キャリア位相同期回路の出力であるシンボルの幾何
    学的配置をもとにして位相同期判定する第1の判定回路
    と、 前記シンボル列からパケット情報を取り出して復号する
    デコーダ回路と、 前記デコーダ回路の出力を見て位相同期判定する第2の
    判定回路と、 前記第2の判定回路が位相同期と判定しなかった時、前
    記第1の判定回路の位相同期判定結果を選択して同期信
    号を発生する判定選択器とを具備し、 前記判定選択器の出力の前記同期信号を同期判定出力と
    することを特徴とする同期判定回路。
  3. 【請求項3】 キャリア位相同期回路と、 前記キャリア位相同期回路の出力であるシンボルの幾何
    学的配置をもとにして位相同期判定する第1の判定回路
    と、 前記シンボル列からパケット情報を取り出して復号する
    デコーダ回路と、 前記デコーダ回路の出力を見て位相同期判定する第2の
    判定回路と、 前記第1又は第2の判定回路の出力を選択して同期信号
    を発生する判定選択器と、 を具備し、 前記判定選択器は、この判定選択器自身の前記同期信号
    出力によって前記第1か又は第2の判定回路の位相判定
    結果を選択して前記同期信号を発生し、同期判定出力と
    することを特徴とする同期判定回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の判定回路は、前記キャリア位
    相同期回路の出力が位相非同期状態である時には同期判
    定か又は非同期判定のどちらかを出力ことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の同期判定回路。
JP8197661A 1996-07-26 1996-07-26 同期判定回路 Pending JPH1041994A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009260507A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Nec Electronics Corp 受信装置
JP2010212929A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Sony Corp 測定装置、再生装置、測定方法

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