JPH1041309A - 半導体装置の配線形成方法 - Google Patents

半導体装置の配線形成方法

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JPH1041309A
JPH1041309A JP19490296A JP19490296A JPH1041309A JP H1041309 A JPH1041309 A JP H1041309A JP 19490296 A JP19490296 A JP 19490296A JP 19490296 A JP19490296 A JP 19490296A JP H1041309 A JPH1041309 A JP H1041309A
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JP
Japan
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photoresist film
wiring
layer
mask pattern
wiring layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP19490296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Nishimura
浩三 西村
Kazuharu Matsumoto
一治 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の配線を形成する際、正確なパタ
ーンで配線層を形成できる方法を提供する。 【解決手段】 本配線形成方法は、シリコン基板11上
にAl又はAl合金からなる配線層12を成膜し、次い
で、配線層12上にホトレジスト膜を成膜し、パターニ
ングしてホトレジスト膜のマスクパターン13を形成す
る。マスクパターン13上から不純物、例えばArをイ
オン注入する。イオン注入条件は、ホトレジスト膜の種
類により異なるが、一般にはドーズ量が1×1014/cm
2 から1×1015/cm2 の範囲で、エネルギーが40〜
60keVの範囲である。この結果、マスクパターン1
3のホトレジスト膜上層は、十分な厚さで硬化層14に
転化する。ドライエッチングを行って配線層12をパタ
ーニングし、所定パターンの配線を形成することができ
る。また、ドライエッチングが終了した時点でも、硬化
層14がマスクパターン13のホトレジスト膜上層に残
存している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の配線
形成方法に関し、更に詳細には、正確なパターンで配線
を形成する方法、特に、Al又はAl合金からなる配線
の形成に好適な、半導体装置の配線形成方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4を参照して、半導体装置のAl層又
はAl合金層からなる配線を基板上に形成する従来の形
成方法を説明する。先ず、図4(a)に示すように、シ
リコン基板11上にAl又はAl合金からなる配線層1
2を成膜し、次いで、配線層12上にフォトレジスト膜
をを成膜し、パターニングしてマスクパターン13を形
成する。次に、図4(b)に示すようにマスクパターン
13上から紫外線と熱を放射する。この結果、図4
(c)に示すように、マスクパターン13のフォトレジ
スト膜表層は、硬化して硬化層14に転化する。次い
で、硬化層14を表面に有するマスクパターン13を使
って配線層12をドライエッチングし、図4(d)に示
すように、所定の配線層12を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の配線形成方法では、フォトレジスト膜のマスクパター
ンを形成した後に、単にウェーハ表面に紫外線と熱を放
射して、フォトレジスト膜上層を硬化しているので、硬
化層の硬化程度及び厚さが十分でない。そのために、ド
ライエッチングの際の配線層との対比の上で、レジスト
とAl又はAl合金からなる金属配線との間で高いエッ
チング選択比を得ることができなかった。従って、配線
層をドライエッチングしてパターニングする際、図4
(d)に示すように、硬化層がエッチングされ、硬化し
ていないフォトレジスト膜が露出するために、配線層の
パターニングの信頼性が低く、所定パターンの配線層を
形成することが難しかった。上述の例では、Al又はA
l合金からなる配線層を例にして説明しているが、金属
配線層のパターニングに際しては、金属の種類を問わず
同じ問題を有し、しかも、この問題は、配線幅の微細化
に伴い益々重大になっている。
【0004】そこで、本発明の目的は、半導体装置の配
線を形成する際、正確なパターンで配線を形成できる方
法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置の配線形成方法は、フォト
レジスト膜をマスクパターンにして、基板上に形成され
た金属配線層をドライエッチングして所定パターンの配
線を形成する、半導体装置の配線形成方法において、配
線層上に成膜したフォトレジスト膜をパターニングした
後に、基板上に不純物をイオン注入して、フォトレジス
ト膜上層を硬化することを特徴としている。イオン注入
条件は、配線層の金属の種類及びフォトレジスト膜の種
類により異なるが、Al又はAl合金からなる配線層に
あっては、好適には、イオン種がArで、ドーズ量が1
×1014/cm2 から1×1015/cm2 の範囲で、エネル
ギーが40〜60keVの範囲である。Al合金とは、
Alと他の金属との合金であって、例えばAlとSiと
の合金を例として挙げることができる。
【0006】本発明では、イオン注入によりフォトレジ
スト膜の上層を十分な厚さで硬化して、フォトレジスト
膜と金属配線層、例えばAl又はAl合金からなる配線
層との間に十分なエッチング選択比を保持することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を挙げ、添付図面
を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説
明する。本発明方法の実施方法 以下に、図1を参照して本発明方法の実施を説明する。
先ず、従来と同様にして、図1(a)に示すように、シ
リコン基板11上にAl又はAl合金からなる配線層1
2を成膜し、次いで、配線層12上にフォトレジスト膜
を成膜し、パターニングしてフォトレジスト膜のマスク
パターン13を形成する。次いで、図1(b)に示すよ
うに、マスクパターン13上から不純物、例えばArを
イオン注入する。イオン注入条件は、フォトレジスト膜
の種類により異なるが、一般にはドーズ量が1×1014
/cm2 から1×1015/cm2 の範囲で、エネルギーが4
0〜60keVの範囲である。この結果、図1(c)に
示すように、マスクパターン13のフォトレジスト膜上
層は、硬化され、十分な厚さの硬化層14に転化する。
次いで、図1(d)に示すように、従来と同様にして、
ドライエッチングを行って配線層12をパターニング
し、所定パターンの配線を形成することができる。ま
た、本発明方法では、ドライエッチングが終了した時点
でも、図1(d)に示すように、硬化層14が、マスク
パターン13のフォトレジスト膜上層に残存している。
尚、イオン注入の際に注入された金属配線層、例えばA
l又はAl合金からなる配線層上の不純物は、レジスト
をエッチング除去する際に除去されるので、イオン注入
に伴う汚染は発生しない。
【0008】実験例1 本発明方法を評価するために、以下のようにドライエッ
チングによる配線層パターニング後のフォトレジスト膜
の残存厚さを測定した。図2に示すように、シリコン基
板上にp−Si窒化膜を成膜し、次いで1.2μm のA
l膜をスパッタリングにより形成した。次に、約2μm
の膜厚のフォトレジスト膜を成膜し、続いてパターニン
グして、図3に示すようなフォトレジスト膜のマスクパ
ターンを得た。マスクパターンの膜厚Tは、以下の表1
に示す通りであった。 表1 オープン領域 配線間隔が狭い領域 ウエハの周縁部 2.28μm 2.28μm ウエハの中心部 2.28μm 2.25μm 尚、オープン領域とは、配線間隔が狭い領域に対比した
領域であって、マスクパターンの凸部の周辺がオープン
になっている領域である。
【0009】次いで、高電流イオン注入装置を使用し、
イオン種としてArを使用し、イオン注入条件として、
インプランテーション角を0°、ドーズ量を5×1014
/cm2 、エネルギーを50keV、ビーム電流を400
μAに設定して、基板上にイオン注入を行った。次に、
イオン注入したマスクパターンを使用して、従来と同様
にしてAl膜にドライエッチングを施し、パターニング
した。その後に、図3に示すようなフォトレジスト膜の
残存膜厚を測定し、表2に示すような結果を得た。表2
には併せてイオン注入条件が、実験例1の欄に記載され
ている。
【表2】
【0010】実験例2〜4 実験例1と同様にして実験例2から4を実施した。それ
ぞれ、表2に記載のイオン注入条件でイオン注入実験を
行い、次いでドライエッチング後のマスクパターンのフ
ォトレジスト膜の残存膜厚を測定し、表2に示す結果を
得た。尚、イオン注入装置として、実験例2では実験例
1と同様に高電流イオン注入装置を、実験例3及び4で
は、中電流イオン注入装置を使用した。
【0011】比較例 実験例1〜4と比較するために、マスクパターンのフォ
トレジスト膜にイオン注入を施すことなく、実験例1か
ら4と同様な条件でドライエッチングを行い、その後の
マスクパターンのフォトレジスト膜の残存膜厚を測定
し、表2に示す結果を得た。
【0012】実験例と比較例との比較から判るとおり、
本発明方法に従ってイオン注入を施した実験例では、比
較例に比べて、マスクパターンのフォトレジスト膜の残
存膜厚が厚い。これは、マスクパターンのフォトレジス
ト膜上層が十分な厚さと硬さの硬化層に転化しているこ
とを示しており、実験の結果から、フォトレジスト膜と
Al膜のエッチング選択比が25から30%程度向上し
ていることが判る。以上の実験から、本発明方法を適用
すれば、高い信頼性で所定パターンの配線を形成するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の構成によれば、イオン注入によ
りフォトレジスト膜のマスクパターン上層を十分に硬化
できるので、配線層のパターニングに際し、フォトレジ
スト膜と配線層とのエッチング選択比を向上させ、高い
信頼性で所定パターンの配線を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)から(d)は、それぞれ、本発明方
法を実施した際の各工程毎の基板断面を示す模式的断面
図である。
【図2】実験例で作製した実験基板の断面図である。
【図3】イオン注入し、ドライエッチングした後の実験
基板の断面図である。
【図4】図4(a)から(d)は、それぞれ、従来方法
を実施した際の各工程毎の基板断面を示す模式的断面図
である。
【符号の説明】
11……シリコン基板、12……Al又はAl合金から
なる配線層、13……フォトレジストのマスクパター
ン、14……フォトレジスト上層硬化層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトレジスト膜をマスクパターンにし
    て、基板上に形成された金属配線層をドライエッチング
    して所定パターンの配線を形成する、半導体装置の配線
    形成方法において、 配線層上に成膜したフォトレジスト膜をパターニングし
    た後に、基板上に不純物をイオン注入して、フォトレジ
    スト膜上層を硬化することを特徴とする半導体装置の配
    線形成方法。
  2. 【請求項2】 金属配線層がAl又はAl合金からな
    り、イオン注入に際し、イオン種がArで、ドーズ量が
    1×1014/cm2 から1×1015/cm2 の範囲で、エネ
    ルギーが40〜60keVの範囲であることを特徴とす
    る請求項1に記載の配線の形成方法。
JP19490296A 1996-07-24 1996-07-24 半導体装置の配線形成方法 Pending JPH1041309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6518196B2 (en) 2001-04-27 2003-02-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of manufacturing semiconductor device
JP2021048329A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 キオクシア株式会社 パターン形成方法及びテンプレートの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6518196B2 (en) 2001-04-27 2003-02-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of manufacturing semiconductor device
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