JP2003092242A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2003092242A
JP2003092242A JP2001281187A JP2001281187A JP2003092242A JP 2003092242 A JP2003092242 A JP 2003092242A JP 2001281187 A JP2001281187 A JP 2001281187A JP 2001281187 A JP2001281187 A JP 2001281187A JP 2003092242 A JP2003092242 A JP 2003092242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
pattern
alignment mark
forming
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001281187A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Sugimoto
大 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001281187A priority Critical patent/JP2003092242A/ja
Publication of JP2003092242A publication Critical patent/JP2003092242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】不純物領域に対しても後に高精度にマスクのア
ライメントを行うことのできる半導体装置の製造方法を
提供する。 【解決手段】基板10上にアライメントマークパターン
を含む所定のパターンを有する第1のレジストパターン
RP1を形成する工程と、第1のレジストパターンRP
1をマスクとして、基板に不純物を導入する工程と、第
1のレジストパターンRP1上に、アライメントマーク
パターンを開口するパターンを有する第2のレジストパ
ターンRP2を形成する工程と、第1および第2のレジ
ストパターンRP1,RP2をマスクとして、基板10
を加工してアライメントマークAmを基板10に形成す
る工程と、第1および第2のレジストパターンRP1,
RP2を除去する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、マスクの
位置合わせのためのアライメントマークを形成する工程
を有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は、半導体基板上に複数
のマスクを用いて繰り返しリソグラフィーを行い、不純
物注入領域、絶縁膜形成領域、電極形成領域等のレイヤ
ーを繰り返し形成することによって製造されている。そ
れぞれのマスクにより形成される各レイヤーは、そのレ
イヤー間の位置合わせ精度が、半導体集積回路素子の特
性や、歩留りを左右するため、高精度なマスク合わせが
必要である。
【0003】従来、それらのマスク合わせは、下地とな
るレイヤーにリソグラフィーにより、所定のパターンと
ともにマスク合わせのターゲットとなるアライメントマ
ークを同時に形成し、そのアライメントマークに対して
ステッパー等の露光装置によってマスク合わせを行って
いる。
【0004】特に、素子の特性や歩留りを左右するた
め、高精度でアライメントを行う必要のあるレイヤー
(クリティカルレイヤー)の形成工程では、その合わせ
たい下地レイヤーで形成されたアライメントマークに対
してアライメントを行う必要が生じる。
【0005】合わせたい下地レイヤーがイオン注入レイ
ヤーである場合には、イオン注入によってアライメント
マークを形成することが不可能であるので、それより下
地にあらかじめ形成された別のレイヤーのアライメント
マークに対してマスク合わせをする必要がある。ここ
で、通常、レイヤーとは、フォトマスクのパターンが転
写された基板上の層(所定のパターンの電極層や絶縁層
等)を意味するが、イオン注入レイヤーの場合には、観
察可能なパターンを有する層が存在しないことから、イ
オン注入レイヤーに対して位置合わせをするということ
は、実質的に、そのイオン注入用のフォトマスクのパタ
ーンに対して位置合わせを行うことを意味している。従
来のイオン注入による不純物領域の形成方法について、
図4〜図6を用いて説明する。
【0006】まず、図4(a)に示すように、シリコン
基板10上にフォトレジストからの汚染防止、かつ、ア
ライメントマーク形成のためのマスクとなる酸化シリコ
ン膜21を熱酸化法により形成する。
【0007】次に、図4(b)に示すように、酸化シリ
コン膜21上に、公知の方法によって、フォトレジスト
を回転塗布して、レジスト膜R11を形成する。
【0008】次に、図4(c)に示すように、フォトリ
ソグラフィーにより、レジスト膜R11に所望のパター
ンを有するアライメントマーク形成用開口部C1を形成
して、レジストパターンRP11を形成する。
【0009】次に、図5(d)に示すように、レジスト
パターンRP11をマスクとして、酸化シリコン膜21
をエッチング加工して、酸化シリコン膜21に、アライ
メントマーク形成用開口部21cを形成した後、レジス
トパターンRP11を除去する。
【0010】次に、図5(e)に示すように、エッチン
グ加工された酸化シリコン膜21をマスクとして、シリ
コン基板10をエッチングして、シリコン基板10にア
ライメントマークAmを形成する。
【0011】次に、図5(f)に示すように、シリコン
基板10および酸化シリコン膜21の全面を被覆して、
フォトレジストを回転塗布して、レジスト膜R12を形
成する。
【0012】次に、図6(g)に示すように、フォトリ
ソグラフィーにより、レジスト膜R12に所望のイオン
注入パターンを有するイオン注入用開口部C2を形成し
て、レジストパターンRP12を形成する。
【0013】次に、図6(h)に示すように、レジスト
パターンRP12をマスクとして、所望のイオン種を所
望の条件でイオン注入して、シリコン基板10に不純物
領域11を形成する。
【0014】最後に、図6(i)に示すように、レジス
トパターンRP12を除去することで、基板11に不純
物領域11が形成されることとなる。
【0015】このように、シリコン基板11に不純物領
域11を形成する際には、まず、シリコン基板にアライ
メントマークを形成するアライメントマーク形成工程
(図4(b)〜図5(e))を経た後に、当該アライメ
ントマークに対して不純物領域形成用のパターンを有す
るフォトマスクを位置合わせして、レジストに当該フォ
トマスクパターンを転写して、当該レジストをマスクと
して、所望の領域に不純物領域11を形成するというイ
オン注入工程(図5(f)〜図6(h))を行ってい
た。
【0016】図示はしないが、後の工程において、他の
不純物領域を形成する際にも、図5(e)に示すシリコ
ン基板11に形成したアライメントマークAmに対し
て、不純物領域形成用のパターンを有するフォトマスク
を位置合わせして、同様の工程で他の不純物領域を形成
していた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、不純物領域11のパターン形成の際には、先に
シリコン基板10に形成したアライメントマークAmに
対して、イオン注入レイヤー用のマスクを位置合わせす
る工程が既に存在しており、不純物領域11に対して上
層膜用のマスクを位置合わせする場合には、さらに、シ
リコン基板10に形成されたアライメントマークAmに
対して位置合わせを行うこととなる。
【0018】従って、不純物領域11に対して上層膜用
のマスクを位置合わせする場合には、トータルで2回の
マスク合わせが介在することとなり、2回分のマスク合
わせ誤差が生じることから、高精度なアライメントを行
うことができないという問題があった。
【0019】また、アライメントマーク形成工程からイ
オン注入工程の間に、例えば、1000℃程度の熱処理
が導入される場合もあり、その場合にはシリコン基板1
0の変形により、先に形成したアライメントマークAm
からの不純物領域11のパターン位置が若干ずれてしま
い、これによってもマスク合わせ誤差が生じてしまうと
いう問題がある。
【0020】以上のように、従来においては、不純物領
域11のパターンに対して高精度に位置合わせを行いた
い場合においても、先に形成した別のレイヤーのアライ
メントマークに対して位置合わせすることにより、間接
的に不純物領域11のパターンに対して位置合わせを行
っており、本当に合わせたいイオン注入レイヤーに対し
て直接的にマスクの位置合わせを行うことができなかっ
た。そのため、素子の特性や歩留りの低下につながって
いた。
【0021】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、不純物領域に対しても後に高精度
にマスクのアライメントを行うことのできる半導体装置
の製造方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上にアライ
メントマークパターンを含む所定のパターンを有する第
1のマスク層を形成する工程と、前記第1のマスク層を
マスクとして、前記基板に不純物を導入する工程と、前
記第1のマスク層上に、前記アライメントマークパター
ンを開口するパターンを有する第2のマスク層を形成す
る工程と、前記第1および第2のマスク層をマスクとし
て、前記基板を加工してアライメントマークを前記基板
に形成する工程と、前記第1および第2のマスク層を除
去する工程とを有する。
【0023】前記第1および第2のマスク層を除去する
工程の後に、前記アライメントマークを位置合わせの基
準として、上層膜をパターン形成する工程をさらに有す
る。
【0024】前記第1および第2のマスク層を形成する
工程において、レジストにより形成する。
【0025】前記基板に不純物を導入する工程の後、前
記第2のマスク層を形成する工程の前に、前記第1のマ
スク層の表面を固化する工程をさらに有する。
【0026】前記第1のマスク層の表面を固化する工程
において、前記第1のマスク層に紫外線を照射する。
【0027】上記の本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、不純物導入用の所定のパターンを有する第1のマ
スク層にアライメントマークパターンをも形成して、第
1のマスク層をマスクとして基板に不純物を導入し、そ
の後、第2のマスク層により、所定のパターンを被覆し
つつアライメントマークパターンを露出させ、第1のマ
スク層のアライメントマークパターンを基板に転写して
いる。したがって、不純物導入用の所定のパターンを有
する第1のマスク層にアライメントマークパターンをも
形成して、不純物の導入工程およびアライメントマーク
の形成工程を行っていることから、後に不純物導入パタ
ーンに対してマスク合わせを行う場合に、上記のアライ
メントマークに対して位置合わせすることで、不純物導
入パターンに対して直接的にマスク合わせを行うことが
できることとなる。
【0028】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の半導体装置の製造方法は、基板上に不純物導入用膜
を形成する工程と、前記不純物導入用膜上に、アライメ
ントマークパターンを含む所定のパターンを有する第1
のマスク層を形成する工程と、前記第1のマスク層をマ
スクとして、前記不純物導入用膜を介して前記基板に不
純物を導入する工程と、前記第1のマスク層上に、前記
アライメントマークパターンを開口するパターンを有す
る第2のマスク層を形成する工程と、前記第1および第
2のマスク層をマスクとして、前記不純物導入用膜を加
工してアライメントマークを前記不純物導入用膜に形成
する工程と、前記第1および第2のマスク層を除去する
工程とを有する。
【0029】前記第1および第2のマスク層を除去する
工程の後に、前記不純物導入用膜をマスクとして前記基
板を加工して、アライメントマークを前記基板に転写す
る工程をさらに有する。
【0030】前記第1および第2のマスク層を除去する
工程の後に、前記アライメントマークを位置合わせの基
準として、上層膜をパターン形成する工程をさらに有す
る。
【0031】前記第1および第2のマスク層を形成する
工程において、レジストにより形成する。
【0032】前記基板に不純物を導入する工程の後、前
記第2のマスク層を形成する工程の前に、前記第1のマ
スク層の表面を固化する工程をさらに有する。
【0033】前記第1のマスク層の表面を固化する工程
において、前記第1のマスク層に紫外線を照射する。
【0034】上記の本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、不純物導入用の所定のパターンを有する第1のマ
スク層にアライメントマークパターンをも形成して、第
1のマスク層をマスクとして基板に不純物を導入し、そ
の後、第2のマスク層により、所定のパターンを被覆し
つつアライメントマークパターンを露出させ、第1のマ
スク層のアライメントマークパターンを不純物導入用膜
に転写している。したがって、不純物導入用の所定のパ
ターンを有する第1のマスク層にアライメントマークパ
ターンをも形成して、不純物の導入工程およびアライメ
ントマークの形成工程を行っていることから、後に不純
物導入パターンに対してマスク合わせを行う場合に、上
記のアライメントマークに対して位置合わせすること
で、不純物導入パターンに対して直接的にマスク合わせ
を行うことができることとなる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の半導体装置の製
造方法の実施の形態について、図1〜図3を参照して説
明する。
【0036】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板10にイオン注入時のチャネリング防止、およびフ
ォトレジストからの汚染防止を目的として、熱酸化法に
よって酸化シリコン膜を50nm程度成膜し、イオン注
入用膜20を形成する。
【0037】次に、図1(b)に示すように、イオン注
入用膜20上にフォトレジストを公知の方法によって回
転塗布して、第1のレジスト膜R1を形成する。この第
1のレジスト膜R1の膜厚は、後述するイオン注入時の
注入エネルギーによって決まる。すなわち、レジスト表
面に注入されたイオンが、シリコン基板10にまで到達
しない程度の膜厚が必要である。例えば、第1のレジス
ト膜R1の膜厚は、2.5μm程度の膜厚とする。レジ
スト塗布後、レジスト中の溶剤成分を揮発させるため、
例えば、100℃で90秒程度のプリベークを行う。
【0038】次に、図1(c)に示すように、第1のレ
ジスト膜R1に、例えば、縮小投影露光装置を用いて、
所望のイオン注入パターンを露光し、従来知られた方法
で現像して所定のパターンを有する第1のレジストパタ
ーンRP1を形成する。露光に使用するマスクパターン
には、イオン注入パターンの他、後の工程でアライメン
トのターゲットとなるアライメントマークパターンが形
成されたものを使用する。アライメントマークパターン
は、使用する露光装置、アライメント方式によって決め
られたパターンで、決められた位置に形成する。これに
より、アライメントマークパターンを有するアライメン
トマーク形成用開口部C1とイオン注入用のパターンを
有するイオン注入用開口部C2を有する第1のレジスト
パターンRP1が形成される。
【0039】次に、図2(d)に示すように、イオン注
入装置を用いて、上記の第1のレジストパターンRP1
をマスクとして、所望のイオン種を所望の条件でイオン
注入して、不純物領域11,11aをシリコン基板10
に形成する。ここで、アライメントマーク形成用開口部
C1の存在により、アライメントマーク形成領域におい
ても、不要な不純物領域11aが形成されてしまうが、
当該領域には不純物が導入されても素子の特性には何ら
問題はない。
【0040】次に、図2(e)に示すように、後のレジ
スト膜の塗布によるレジスト同士の混合を防止するため
に、所定の条件で紫外線を照射して、第1のレジストパ
ターンRP1の表面を固化させるキュア処理を行う。こ
のときのキュア条件は、例えば、140℃、20mJ/
cm2 、60secとする。なお、キュア処理は、ポス
トベークにより行ってもよい。
【0041】次に、図2(f)に示すように、第1のレ
ジストパターンRP1上に、さらに、フォトレジストを
回転塗布してプリベークを行い、第2のレジスト膜R2
を形成する。ここで、第2のレジスト膜R2の塗布膜厚
は、後述する下地加工に耐えうるだけの膜厚が必要であ
る。本例では、例えば、1.0μm程度の膜厚とする。
【0042】次に、図3(g)に示すように、第2のレ
ジスト膜R2上に、フォトリソグラフィーにより、第1
のレジストパターンR1のアライメントマーク形成用開
口部C1を露出するように、パターニングを行い第2の
レジストパターンRP2を形成する。なお、当該工程に
おいては、少なくとも、第1のレジストパターンRP1
のイオン注入用開口部C2を被覆し、アライメントマー
ク形成用開口部C1を露出させることができればよいこ
とから、第2のレジストパターンRP2のパターン精度
は低くてもよい。当該工程において、先の紫外線照射に
より第1のレジストパターンRP1の表面は固化して感
光性機能を失っていることから、第2のレジストパター
ンRP2をパターニングしても下地の第1のレジストパ
ターンがそのまま残ることとなる。
【0043】次に、図3(h)に示すように、第1のレ
ジストパターンRP1および第2のレジストパターンR
P2をマスクとして、下地のイオン注入用膜20をウェ
ットエッチングして、アライメントマーク形成用開口部
20cをイオン注入用膜20に形成し、その後、第1の
レジストパターンRP1および第2のレジストパターン
RP2を除去する。このウェットエッチングは、例え
ば、薬液として、フッ酸:フッ化アンモニウム=1:1
0の緩衝フッ酸溶液を用いて、約60秒間エッチングを
行う。また、第1のレジストパターンRP1および第2
のレジストパターンRP2の除去は、硫酸と過酸化水素
水の混合液で完全に剥離することで行う。ここで、上記
の図2(d)に示したイオン注入工程における注入ドー
ズ量が高い場合には、レジストが剥離し難いので、あら
かじめ、アッシング装置でレジストを剥離してから、硫
酸と過酸化水素水の混合液で洗浄する。
【0044】次に、図3(i)に示すように、イオン注
入用膜20をマスクとして、シリコン基板10を約10
0nmエッチングして、シリコン基板10にアライメン
トマークAmを形成する。このときのエッチングは、イ
オン注入用膜20にシリコン酸化膜を用いた場合には、
CF4 とO2 ガスを用いたケミカルドライエッチング装
置を用いて行う。
【0045】以降の工程としては、不純物領域11のパ
ターンに対して位置合わせを行いたい場合には、上述し
たように基板10に形成されたアライメントマークAm
をターゲットとしてマスク合わせを行い、所望の上層パ
ターンを形成することとなる。ここで、上層パターンと
しては、例えば、当該不純物領域11に通じるコンタク
トパターンや配線パターン等があり、その他にも、例え
ば、CCDにおいて当該不純物領域11が転送チャネル
を構成する場合に、基板上に形成する転送電極等のパタ
ーンが挙げられる。
【0046】上記の本実施形態に係る半導体装置の製造
方法によれば、所定のパターンを有する不純物領域11
を形成する際に、当該不純物領域11を形成するための
イオン注入用の第1のレジストパターンRP1に、イオ
ン注入パターンの他に、アライメントマーク形成用のパ
ターンをも形成し、イオン注入後に、当該アライメント
マーク形成用のパターンを基板10に転写していること
から、イオン注入レイヤーと同一レイヤーのアライメン
トマークAmを得ることができる。従って、不純物領域
11のパターンに対して高精度に位置合わせを行いたい
場合において、アライメントマークAmに対してマスク
の位置合わせを行うことにより、イオン注入レイヤーに
対して直接的にマスクの位置合わせを行うことができ
る。このことは、通常のエッチング加工を有する下地レ
イヤーに形成されたアライメントマークをターゲットに
したマスクの位置合わせと同等の位置合わせ精度を確保
することができ、不純物領域に対しても後に高精度にマ
スクのアライメントを行うことができることとなる。
【0047】また、上記のように形成することで、従来
におけるアライメントマーク形成工程とイオン注入工程
との間における1000℃程度の熱処理工程等の熱の影
響をなくすこともできる。以上のように、本実施形態に
係る半導体装置の製造方法では、イオン注入レイヤーに
対しても高精度なマスク合わせを行うことができること
から、素子の特性や歩留りの低下を低減することができ
る。
【0048】本発明は、上記の実施形態の説明に限定さ
れない。例えば、本実施形態では、パターニングにはフ
ォトリソグラフィーを用いたが、電子線リソグラフィー
や、X線リソフラフィー等を使用することもできる。ま
た、第1のレジストパターンRP1および第2のレジス
トパターンRP2を構成するレジストの材料には特に限
定はなく、ともにポジ型あるいはネガ型のレジストを用
いてもよいし、一方をポジ型のレジストで形成し、他方
をネガ型のレジストで形成してもよい。
【0049】また、本実施形態では、ターゲットとなる
アライメントマークAmの加工に、イオン注入用膜20
をマスクとして、シリコン基板10を加工したが、イオ
ン注入用膜20を形成しないで、第1および第2のレジ
ストパターンRP1,RP2をマスクとして、直接シリ
コン基板10を加工することもできる。また、シリコン
基板10を加工しないで、イオン注入用膜20のパター
ンをそのままアライメントマークとして利用することも
できる。また、本実施形態では、シリコン系の半導体集
積回路における例を示したが、GaAs等の化合物半導
体の集積回路においても同様に適用可能である。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可
能である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、不純物領域に対しても
後に高精度にマスクのアライメントを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る半導体装置の製造方法の製造
工程において、第1のレジストパターン形成後の断面図
である。
【図2】図1に続く、第2のレジスト膜の塗布後の断面
図である。
【図3】図2に続く、アライメントマーク形成後の断面
図である。
【図4】従来例に係る半導体装置の製造方法の製造工程
において、第1のレジストパターン形成後の断面図であ
る。
【図5】図4に続く、第2のレジスト膜の塗布後の断面
図である。
【図6】図5に続く、アライメントマーク形成後の断面
図である。
【符号の説明】
10…基板、11,11a…不純物領域、20…イオン
注入用膜、21…酸化シリコン膜、C1…アライメント
マーク形成用開口部、C2…イオン注入用開口部、R
1,R2,R11,R12…レジスト膜、RP1,RP
2,RP11,RP12…レジストパターン、Am…ア
ライメントマーク。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上にアライメントマークパターンを含
    む所定のパターンを有する第1のマスク層を形成する工
    程と、 前記第1のマスク層をマスクとして、前記基板に不純物
    を導入する工程と、 前記第1のマスク層上に、前記アライメントマークパタ
    ーンを開口するパターンを有する第2のマスク層を形成
    する工程と、 前記第1および第2のマスク層をマスクとして、前記基
    板を加工してアライメントマークを前記基板に形成する
    工程と、 前記第1および第2のマスク層を除去する工程とを有す
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記第1および第2のマスク層を除去する
    工程の後に、前記アライメントマークを位置合わせの基
    準として、上層膜をパターン形成する工程をさらに有す
    る請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1および第2のマスク層を形成する
    工程において、レジストにより形成する請求項1記載の
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記基板に不純物を導入する工程の後、前
    記第2のマスク層を形成する工程の前に、前記第1のマ
    スク層の表面を固化する工程をさらに有する請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第1のマスク層の表面を固化する工程
    において、前記第1のマスク層に紫外線を照射する請求
    項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】基板上に不純物導入用膜を形成する工程
    と、 前記不純物導入用膜上に、アライメントマークパターン
    を含む所定のパターンを有する第1のマスク層を形成す
    る工程と、 前記第1のマスク層をマスクとして、前記不純物導入用
    膜を介して前記基板に不純物を導入する工程と、 前記第1のマスク層上に、前記アライメントマークパタ
    ーンを開口するパターンを有する第2のマスク層を形成
    する工程と、 前記第1および第2のマスク層をマスクとして、前記不
    純物導入用膜を加工してアライメントマークを前記不純
    物導入用膜に形成する工程と、 前記第1および第2のマスク層を除去する工程とを有す
    る半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記第1および第2のマスク層を除去する
    工程の後に、前記不純物導入用膜をマスクとして前記基
    板を加工して、アライメントマークを前記基板に転写す
    る工程をさらに有する請求項6記載の半導体装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】前記第1および第2のマスク層を除去する
    工程の後に、前記アライメントマークを位置合わせの基
    準として、上層膜をパターン形成する工程をさらに有す
    る請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記第1および第2のマスク層を形成する
    工程において、レジストにより形成する請求項6記載の
    半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記基板に不純物を導入する工程の後、
    前記第2のマスク層を形成する工程の前に、前記第1の
    マスク層の表面を固化する工程をさらに有する請求項6
    記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記第1のマスク層の表面を固化する工
    程において、前記第1のマスク層に紫外線を照射する請
    求項10記載の半導体装置の製造方法。
JP2001281187A 2001-09-17 2001-09-17 半導体装置の製造方法 Pending JP2003092242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001281187A JP2003092242A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001281187A JP2003092242A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003092242A true JP2003092242A (ja) 2003-03-28

Family

ID=19105061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001281187A Pending JP2003092242A (ja) 2001-09-17 2001-09-17 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003092242A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317709A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sony Corp 固体撮像装置の製造方法および半導体装置の製造方法
CN1315174C (zh) * 2003-09-30 2007-05-09 佳能株式会社 液体排出头的制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1315174C (zh) * 2003-09-30 2007-05-09 佳能株式会社 液体排出头的制造方法
JP2005317709A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sony Corp 固体撮像装置の製造方法および半導体装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2919004B2 (ja) パターン形成方法
JPS6323657B2 (ja)
JP2003092242A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100392081B1 (ko) 패턴형성방법
US7387869B2 (en) Method of forming pattern for semiconductor device
EP0617455B1 (en) Semiconductor device fabrication method
WO1983003485A1 (en) Electron beam-optical hybrid lithographic resist process
JP3213461B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0670954B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100369866B1 (ko) 반도체소자의미세콘택홀형성방법
KR100198599B1 (ko) 반도체 소자의 정렬 및 노광방법
JPS6040184B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPS6149423A (ja) 半導体装置の製造方法
KR20010027172A (ko) 반도체 장치의 패턴 형성방법
JP2903594B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH06151349A (ja) 半導体装置の製造方法
US8507190B2 (en) Method for preparing alignment mark for multiple patterning
KR20130079077A (ko) Cmos 공정들에서의 패턴화 단계들을 위한 선택적인 바이어스 보정
KR100802227B1 (ko) 반도체 소자의 형성 방법
JPH1041309A (ja) 半導体装置の配線形成方法
JPH06349765A (ja) イオン打込み方法
JPS61141125A (ja) イオン注入方法
JPH11231544A (ja) レジストマスク構造、化学増幅レジストの感度促進方法およびパターン形成方法
JP2005150222A (ja) パターン形成方法
JPH01204414A (ja) 半導体装置の製造方法