JPH1041153A - 空心コイル - Google Patents

空心コイル

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Publication number
JPH1041153A
JPH1041153A JP19173496A JP19173496A JPH1041153A JP H1041153 A JPH1041153 A JP H1041153A JP 19173496 A JP19173496 A JP 19173496A JP 19173496 A JP19173496 A JP 19173496A JP H1041153 A JPH1041153 A JP H1041153A
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JP
Japan
Prior art keywords
air
core coil
leads
winding
core
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19173496A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiko Morijiri
森尻友彦
Koichi Iguchi
井口巧一
Nobuo Taguchi
田口信雄
Masabumi Imai
今井正文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication of JPH1041153A publication Critical patent/JPH1041153A/ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転がりにくく安定性が良く、ハンダ付け部分
の磁気特性への悪影響を抑えたリード構造の空心コイル
を提供する。 【構成】 空心コイル40は、導線を筒状に巻いた空心
コイルの巻線両端のリード45、46を各々空心コイル
本体4の外周面7近傍へ折曲するとともにコイル巻軸j
と略平行に配置したことを第一の特徴とし、さらにリー
ド45、46が空心コイル本体4の下端7aよりも下方
に位置し、且つリード間隔dが空心コイル本体4の直径
φよりも大きくした構成(八の字状に下方に広がった脚
部43、44を有する構成)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空心コイル、更に詳
細には実装占有面積が小さく、転がることなく取扱いが
楽な構造の空心コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】空心コイルは低インダクタンスであり、
高周波チョーク等として汎用されている。
【0003】この空心コイルはエナメル被覆銅線等の導
線をコイル状に巻いて(ファイバ、プラスチックその他
非磁性体の枠に巻くものも多い)、両端をリード(接続
端子)とした極めて簡単な基本構造であって、自動マウ
ント装置による面実装を容易に実現するためチップ化す
る傾向(直方体形状の樹脂ケースを装着したり、樹脂を
充填したりして矩形にする)にあるが、コスト高にな
る。
【0004】以下、従来の空心コイルの基本構造例を図
4、図5を参照しつつ説明する。
【0005】図4の(a)は、つるまきバネ状に形成し
た空心コイル1の巻軸jを水平にした状態の正面図であ
り、(b)はその側面図である。
【0006】本図において、空心コイル1は巻線両端の
リード5、6が各々空心コイル本体の下端で巻軸j方向
に平行に延長するように(即ち、空心コイル本体4から
離れるように)折曲された構成である。
【0007】なお、上記リード5、6は絶縁被膜を剥離
してハンダメッキが施されている(後述の全ての空心コ
イルのリードにつき同様のハンダメッキが施されてい
る)。
【0008】次に、図5の(a)は、同じくつるまきバ
ネ状に形成した空心コイル14の巻軸jを水平にした状
態の正面図であり、(b)はその側面図である。
【0009】本図において、空心コイル1は巻線両端の
リード15、16が各々空心コイル本体14の概ね下端
にてコイルの接線方向に直線状に延長するように配置さ
れていて、図5の(b)から判るように各リード15、
16は概ね巻軸jと直角となり、互いに平行且つ逆方向
に導出されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
空心コイル1は転がり易く面実装しずらいという問題が
ある。
【0011】また、図5の空心コイル10はリード1
5、16で空心コイル本体14の転がりを防止している
が、支持の位置が離れていて十分でなく未だ安定性に欠
ける。
【0012】加えて空心コイル1、10では、リードの
ハンダ付け部分が空心コイル本体4ないし14の開口部
両端の近傍に存り、面実装後にハンダ付けのハンダ量に
起因する磁束の低下、その他磁気特性の変動等の悪影響
の危険性がある(低インダクタンスにとっては影響大で
ある)。
【0013】さらに、空心コイル1のリード5、6は巻
軸j方向へ突出しており、また空心コイル10ではリー
ド15、16がコイル本体14のサイドに突出している
ので、ハンダ付け領域が空心コイル本体の周りに張り出
すように確保する必要があるので実質的に空心コイルの
実装基板に占める面積が広くなってしまい高密度実装に
適さない。
【0014】そこで本発明の請求項1ないし請求項3記
載の発明は、リードを転がりの障壁または障壁から発展
した支持体とすることで転がりにくさを増して安定性を
向上し、且つリードのハンダによる磁気特性変動の悪影
響を抑制し、さらに実装基板に対する占有面積も抑えた
空心コイルを提供することを目的としたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、空心コイルに
おける巻線両端のリードを各々空心コイル本体の外周面
近傍へ折曲するとともにコイル巻軸と略平行に配置した
ことを特徴とする。
【0016】ここで、空心コイル本体の外周面に沿った
巻軸と平行なリードの間隔は任意であり、ショートの危
険がない程度に離れていればよい。
【0017】このリードの存在で筒状(つるまきバネ
状)の回転体である空心コイル本体が転がってもリード
が障壁となってすぐに止まるのである。
【0018】また、リードは空心コイル本体から離れる
方向へ突出しておらず空心コイル本体サイドに添うよう
に位置しているので、全体がコンパクトになって実装基
板に占める占有面積は小さくて済む。
【0019】さらに、ハンダ付け部分となるリードの位
置が空心コイル本体サイドであり、コイル開口部から反
れている(磁束は巻軸j方向に開口部から広がり、空心
コイル本体外の側面近傍は磁場が極めて小さい)ので、
ハンダ量の磁気特性への影響が抑えられる。
【0020】ここで、請求項1記載の発明の空心コイル
では、空心コイル本体が勢いよく転がると、障壁となる
リードを越えて転がってしまう虞がある(特に空心コイ
ル本体の外周面に接するほどに近く配置されている場合
は可能性が大きい)。また、実装基板面と空心コイル本
体とは多少とも離れている方が基板ショート等が回避さ
れるであろう。
【0021】そこで、請求項2記載の発明の空心コイル
では、巻軸を水平にした状態の空心コイルにおいて、空
心コイル本体の外周面近傍に略平行に配置された巻線両
端のリードが空心コイル本体の下端よりも下方に位置す
るように構成されている。
【0022】即ち上記リード構造では、空心コイル本体
から導出されてリードにつながる巻線の脚部で立ち、そ
の先の平行なリード(2本)だけが足となって床(実装
基板)に接する。
【0023】したがって、空心コイル本体を支える構造
(脚部と足)によって障壁が高くなて更に転がりにくく
なる。然るにここにいうリードは障壁というよりも支持
体というべきものとなる。
【0024】また、空心コイル本体が宙に浮いた状態で
基板実装されることになり、ハンダ付けの影響、その他
基板ショート等の問題がより回避される。
【0025】またここで、転がりにくい点に加えて自動
マウントの際に基板実装面に安定に載置されるために
は、本発明の請求項3に記載の空心コイルのように、上
記請求項1記載または請求項2記載の空心コイルにおい
て、巻線両端の略平行に配置されたリードの間隔が空心
コイル本体の直径よりも大きくした安定支持構造が有効
である。
【0026】蓋し、側面から(巻軸j方向)見て空心コ
イル本体からリードにつながる巻線部分(以下、脚部と
称する)が八の字状に下方にいくほど広がった先で折曲
されてリードとした構造となるので倒れにくく安定性が
増すのである。
【0027】なおここで、空心コイルとは文字通りにコ
イルが中空の場合を第一に想定しているが、本発明の応
用としてプラスチック、ファイバその他の非強磁性体を
挿入ないし充填したコイルにも適用可能であることは勿
論である。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面に基
いて詳細に説明する。なお、従来と同等部材については
同符号をもって指称する。
【0029】図1の(a)は本発明の請求項1に係わる
空心コイルの実施の形態を示す正面図であり、(b)は
その側面図である。
【0030】図2の(a)は本発明の請求項2に係わる
空心コイルの実施の形態を示す正面図であり、(b)は
その側面図である。
【0031】図3の(a)は本発明の請求項3に係わる
空心コイルの実施の形態を示す正面図であり、(b)は
その側面図である。また、(c)は他の実施の形態を示
す側面図である。
【0032】図1において、空心コイル20は、導線を
筒状に巻いた空心コイルの巻線両端のリード25、26
を各々空心コイル本体4の外周面7近傍へ折曲するとと
もにコイル巻軸jと略平行に配置したことを特徴とす
る。
【0033】このように各リード25、26を各々空心
コイル本体4の外周面7近傍でコイル巻軸jと略平行と
なるように折曲したリード構造、好ましくは図1のよう
に空心コイル本体4の外周と2本のリードの側面が面一
(下端が一致)にした構造では、リード25、26が障
壁となって転がりにくいことは明らかである。
【0034】また、各リードが空心コイル本体4から外
部に張り出すように突出しておらず、全体がコンパクト
であって取扱いが楽であることも明白であろう。
【0035】さらに、実装基板にハンダ実装後のハンダ
部分が磁束密度の高い空心コイル本体の開口部近傍でな
く、最も磁束密度の低いコイル外周面に沿う位置となっ
ているので、磁束の低下、その他の磁気特性への悪影響
が回避される。
【0036】次に、図2に示されるように請求項2記載
の空心コイル30は、空心コイル本体4の外周面7近傍
に略平行に配置された巻線両端のリード35、36が空
心コイル本体4の下端7aよりも下方に位置する構成と
することで図1の空心コイル20(請求項1に対応)よ
りも更に転がりにくくし、平行な2本のリード35、3
6が足(支持体)となって空心コイル本体を支える構造
で安定性を増し、且つ空心コイル本体4が実装基板から
浮いている構成となるのでハンダ付けの影響のみならず
実装基板のショート等の影響も防止できる。
【0037】次に、図3の(a)及び(b)に示される
ように、請求項3記載の空心コイル40は上記請求項2
に記載の空心コイル30の構成に加えて、巻線両端の巻
軸jと略平行に配置されたリード45、46の間隔dが
空心コイル本体4の直径φ(巻線の中心の描く円の直
径)よりも大きくした構成である。
【0038】換言すれば、側面から(巻軸j方向)見
て、空心コイル本体4からリード45、46につながる
巻線部分(以下、脚部43、44と称する)が八の字状
に下方にいくほど広がり、その先で折曲されてリード4
5、46とした構造であって、座りが良く、安定性が増
して更なる転がり防止効果が実現できる。
【0039】また同様に図3の(c)に示されるよう
に、請求項3記載の空心コイル50は前記請求項1記載
の空心コイル20の構成に加えて、巻線両端の巻軸jと
略平行に配置されたリード55、56の間隔d′が空心
コイル本体4の直径φ′よりも大きくした構成(八の字
状に下方に広がった脚部53、54を有する構成)であ
る。
【0040】上記空心コイル40、50が極めて安定性
が良く、ハンダ付けしたリードのハンダ量の影響を受け
ないことは容易に想到されるであろう。
【0041】なお、本発明の空心コイル20、30、4
0、50は単に絶縁被覆導線の捲回、折曲、切断の工程
で極めて低コストで製造できることは言うまでもなく、
また念のために付言すれば、上記空心コイルであっても
自動マウントが可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明のうち請求項1記載の発明の空心
コイルは、転がりにくく、ハンダ付け部分に起因する磁
気特性変動の悪影響が回避され、さらに実装基板に対す
る占有面積が抑えることができるという効果を有する。
【0043】また、請求項2ないし請求項3に記載の発
明は、安定性がさらに向上し、且つ基板ショート等の外
部からの影響を防止し、ハンダ付け部分の影響もさらに
抑えられるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の請求項1に係わる空心コイル
の実施の形態を示す正面図であり、(b)はその側面図
である。
【図2】(a)は本発明の請求項2に係わる空心コイル
の実施の形態を示す正面図であり、(b)はその側面図
である。
【図3】(a)は本発明の請求項3に係わる空心コイル
の実施の形態を示す正面図であり、(b)はその側面図
である。また、(c)は他の実施の形態を示す側面図で
ある。
【図4】(a)は従来の空心コイルの構造を示す正面図
であり、(b)はその側面図である。
【図5】(a)は従来の他の空心コイルの構造を示す正
面図であり、(b)はその側面図である。
【符号の説明】
1、10、20、30、40、50 空心コイル 4 空心コイル本体 5、15、25、35、45、55 リード 6、16、26、36、46、56 リード 7 外周面 7a 下端 33、34、43、44、53、54 脚部 d、d′ 間隔 φ、φ′ 直径 j 巻軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井正文 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導線を筒状に巻いた空心コイルの巻線両
    端のリードを各々空心コイル本体の外周面近傍へ折曲す
    るとともにコイル巻軸と略平行に配置したことを特徴と
    する空心コイル。
  2. 【請求項2】 巻軸を水平にした状態の空心コイルにお
    いて、空心コイル本体の外周面近傍に略平行に配置され
    た巻線両端のリードが空心コイル本体の下端よりも下方
    に位置することを特徴とする請求項1記載の空心コイ
    ル。
  3. 【請求項3】 巻線両端の略平行に配置されたリードの
    間隔が空心コイル本体の直径よりも大きいことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の空心コイル。
JP19173496A 1996-07-22 1996-07-22 空心コイル Withdrawn JPH1041153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19173496A JPH1041153A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 空心コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19173496A JPH1041153A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 空心コイル

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Publication Number Publication Date
JPH1041153A true JPH1041153A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16279615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19173496A Withdrawn JPH1041153A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 空心コイル

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JP (1) JPH1041153A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010267700A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Fuji Electric Holdings Co Ltd リアクトル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007