JPH1041108A - ソケット装着型機構電気部品ユニット - Google Patents

ソケット装着型機構電気部品ユニット

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JPH1041108A
JPH1041108A JP19629396A JP19629396A JPH1041108A JP H1041108 A JPH1041108 A JP H1041108A JP 19629396 A JP19629396 A JP 19629396A JP 19629396 A JP19629396 A JP 19629396A JP H1041108 A JPH1041108 A JP H1041108A
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Masanaga Tsuneaki
正祥 経明
Masahide Kanekawa
雅英 金川
Michio Kurokawa
道夫 黒河
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板の裏面側に突出する機構電気部品を
ソケットを用いて回路基板に実装し、しかも操作部材を
通して静電気が電気部品機構に流れ込むのを阻止する。 【解決手段】 機構電気部品のハウジング13に回路基
板の表面と接触するフランジ部25aを備えた金属製の
ベース部材25を設ける。ソケットの部品挿入孔及び回
路基板に形成した機構電気部品貫通孔を通過可能でしか
も回路基板の裏面と係合してベース部材25のフランジ
部25aと回路基板を挟む係合部材をハウジング13に
設ける。ベース部材25の表面に、導電性を有するクリ
ック用摺動片29の接点部が摺動する凹凸面を形成す
る。導電性を有する操作軸15aに嵌合した導電性を有
するロータ31にクリック用摺動片29を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板に半田付
け接続されるソケットとこのソケットに装着される電気
部品本体とらなるソケット装着型機構電気部品ユニット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、回路基板に電子部品を半田付
けにより実装する場合に、ウエーブソルダー(Wave
Soldering)法を用いて半田付けを自動化す
る技術(以下、「自動半田」と記す)が広く用いられて
いる。しかしながら耐熱性に劣る半導体素子等の電子部
品や、回路基板の裏面側に突出する機械的構造を有する
機構電気部品は、溶融半田の熱の影響を受けるため、回
路基板に自動半田することができない。そこで従来は、
溶融半田の熱の影響を受けない電子部品を回路基板に自
動半田によって半田付けした後に、前述の熱の影響半を
受ける電子部品及び電気部品を手作業による半田付け
(以下、「手半田」と記す)で回路基板に実装してい
る。またLS1(large scale integ
ration)等の高価な半導体素子や交換頻度の高い
リレーなどの実装については、専用のソケットを回路基
板に自動半田により実装し、その後工程で電気部品本体
をソケットに装着することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回路基
板の裏面側に突出する機械的構造を有する機構電気部品
[例えば、スイッチや定数可変素子(variable
resistor variable capaci
tor等)]については、自動半田工程後に半田付けを
行わずに回路基板へ装着できるものが従来なかった。そ
のためこれらの部品については、手半田で回路基板に実
装しているのが実情である。
【0004】実公平6−33621号公報、特公平7−
85442号公報、特公昭60−52563号公報に
は、回路基板の表面に実装する従来の機構電気部品が開
示されている。これらのの公報に記載の機構電気部品で
は、回路基板の裏面側に機構電気部品の一部を突出させ
ることができない。
【0005】本発明の目的は、回路基板の裏面側に機構
電気部品が突出する場合でも、ソケットを用いて機構電
気部品を回路基板に実装することができ、しかもソケッ
トに機構電気部品を装着する際や操作部材に操作力が加
わったときに、ソケットに大きな力が加わらず、ソケッ
ト本体にクラックが入ったり、半田付部に無理な力が加
わることのないソケット装着型機構電気部品ユニット及
び機構電気部品を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、操作部材を通して静
電気が内部の電気部品機構にまで入り込むことのないソ
ケット装着型機構電気部品ユニットを提供することにあ
る。
【0007】本発明の更に他の目的は、クリック感発生
機構の一部を利用して、ソケットに機構電気部品を装着
する際や操作部材に操作力が加わったときにソケットに
大きな力が加わらず、また操作部材を通して静電気が内
部の電気部品機構にまで入り込むのを阻止することがで
きるソケット装着型機構電気部品ユニットを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のソケット装着型
電気部品ユニットは、機構電気部品とソケットとを有す
る。機構電気部品は、操作部材と、操作部材によって操
作されて電気的特性または状態が変わる1以上の電気部
品機構と、1以上の電気部品機構に含まれる入出力用の
複数の電極に電気的に接続されて外部に露出する接触端
子部を有する複数の接続用端子部材とを備えている。
【0009】ここで1以上の電気部品機構には、例えば
操作部材の操作軸に摺動子が固定された可変抵抗器機構
及び操作軸に可動接点が固定された回転型スイッチ機構
や、可変コンデンサ機構等が含まれる。また機構電気部
品は、前述の電気部品機構の他に、クリック発生機構
や、操作部材の支持機構や操作部材の操作軸に付与する
付勢力発生機構等を含むものである。
【0010】更に機構電気部品は、1以上の電気部品機
構等がハウジングに収納された構成を有している。この
場合のハウジングは、1つでもよいが複数のハウジング
部分で構成されていてもよい。例えば、このハウジング
は、1以上の電気部品機構が収納される第1のハウジン
グ部分と、第1のハウジング部分の下に配置されて操作
部材に付勢力を付与する付勢力発生機構が収納される第
2のハウジング部分とから構成することができる。また
1つのハウジング部分が複数のケーシングの組み合わせ
により構成されてもよい。例えば、1つのハウジング部
分を、操作部材の回動に伴ってクリック感を発生するク
リック発生機構を収納するケーシングと、1以上の電気
部品機構がそれぞれ収納される1以上のケーシングとを
組み合わせて構成することができる。
【0011】ソケットは、回路基板上に載置されるソケ
ット本体と、接続用端子部材の接触端子部と接触する接
触端子部及び回路基板に設けられた半田付けランドに半
田付け接続される半田付け端子部を有してソケット本体
に取付けられた複数の固定用端子部材と、ソケット本体
に形成されて機構電気部品のケーシングの少なくとも一
部が挿入される部品挿入孔とを備えている。
【0012】そして機構電気部品がソケットの部品挿入
孔に嵌合された状態で、複数の接続用端子部材の接触端
子部と複数の固定用端子部材の接触端子部どうしが接触
して、電気部品とソケットとが電気的に接続される。な
お回路基板に、ソケットに設ける部品挿入孔に対応して
機構電機部品貫通孔を形成しておく必要があるのは勿論
である。
【0013】本発明においては、ソケットの部品挿入孔
を、機構電気部品(具体的にはハウジング)の一部が貫
通する貫通孔によって形成する。このようにすると機構
電気部品がこの貫通孔に嵌合された状態で、機構電気部
品の一部が貫通孔を通って突出する。その結果、ソケッ
トを利用して回路基板の裏面側に一部が突出する機構電
気部品を回路基板に実装することができる。
【0014】本発明では、操作部側に回路基板の表面と
接触するフランジ部を備えた金属製のベース部材をハウ
ジングに設ける。そしてソケットの部品挿入孔及び回路
基板に形成された機構電気部品貫通孔を通過可能でしか
も回路基板の裏面と係合してベース部材の複数のフラン
ジ部と回路基板を挟む複数の係合部材をハウジングから
突出するようにハウジングに設ける。このようにする
と、回路基板をベース部材のフランジ部と係合部材とに
より挟んだ状態で、機構電気部品を回路基板に対して固
定することができる。その結果、機構電気部品をソケッ
トで完全に支持する必要がなくなって、ソケットの厚み
を薄くすることができる。そして機構電気部品をソケッ
トに挿入する際及び操作部材に外部から操作力が加わっ
た場合でも、機構電気部品を通してソケット及びソケッ
トの半田付け部に無理な力が加わることがなくなる。そ
の結果、ソケットにクラックが入ったり、半田付け部に
接続不良が発生することがなくなる。
【0015】操作部材の軸部が導電性を有する材料によ
り形成されている場合には、操作部材の軸部とベース部
材とを電気的に接続する。このようにすると操作部材の
軸部通して電気部品機構に入り込もうとする静電気を、
ベース部材を介して回路基板のアースに逃がすことがで
きる。この場合には、回路基板の表面に、ベース部材の
フランジ部と接触するアース電極を形成しておく必要が
あるのは勿論である。特に、ベース部材を電気部品機構
よりも操作部材の操作部側に配置すると、静電気が電気
部品機構に入り込むのを絶対に防止できる。
【0016】ベース部材は、回路基板を挟持する目的と
導電路として用いる目的のために、金属により形成する
のが最適である。金属は、合成樹脂に比べて耐磨耗性に
優れているものが多いから、クリック感発生機構を設け
る場合に、このベース部材をその一部として利用しても
よい。具体的には、導電性を有するクリック用摺動片の
接点部が摺動する凹凸面をベース部材の表面に形成す
る。ベース部材の表面に凹凸面を形成すると、凹凸面の
磨耗を抑制できて、長期間にわたって良好なクリック感
を得ることができる。そしてこの場合には、クリック用
摺動片を操作軸に嵌合された導電性を有するロータに電
気的に接続されるように取付ける。このようにすると、
軸部を流れる静電気は、この回転ボスからクリック用摺
動片を通ってベース部材へと流れる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のソケット装着型
機構電気部品ユニット1の実施の形態の一例を回路基板
3に装着する場合の分解斜視図を示している。また図2
は、2つのソケット装着型機構電気部品ユニット1,1
を回路基板3に実装した状態の斜視図を示している。こ
れらの図において、5は機構電気部品であり、7はソケ
ットである。
【0018】最初に、図1、図3及び図4を用いて、機
構電気部品5の構成について説明する。機構電気部品5
は、1以上の電気部品機構が収納される第1のハウジン
グ部分9と操作部材15に付勢力を付与する付勢力発生
機構が収納される第2のハウジング部分11とからなる
ハウジング13を有している。図3に示すように、第1
のハウジング部分は、第1〜第3のケーシング17,1
9及び21が組み合わされて構成されている。第1のケ
ーシング17には、操作部材15の回動に伴ってクリッ
ク感を発生するクリック発生機構が収納され、第2のケ
ーシング19には、操作部材15の操作軸15aに摺動
子が固定された可変抵抗器機構が収納され、第3のケー
シング21には操作軸15aに可動接点が固定された回
転型スイッチ機構が収納されている。なお操作部材15
は、金属棒を機械加工して操作軸15aと操作つまみ1
5bとを形成したものであり、導電性を有している。後
に詳しく説明するが、この操作部材15は、軸線方向に
往復移動し、しかも軸線を中心にして回動する。この動
作を許容するために、操作軸15bの断面形状は非変形
形状になっている。
【0019】第1のケーシング17は、絶縁樹脂製のケ
ース本体23と、アルミダイキャスト製の導電性を有す
るベース部材25とから構成される。ベース部材25は
回路基板3の表面に形成されたアース電極E1と接触す
る一対のフランジ部25aを一体に有している。フラン
ジ部25aには、それぞれ外側に突出する凸部25bが
一体に設けられている。ベース部材25の一対のフラン
ジ部25aが突出する側に位置する一対の側壁25cを
露出させた状態で、ベース部材25がケース本体23に
嵌合されている。ベース部材25の外壁面25d上(操
作部材15の操作つまみ15b側の面上)には、絶縁樹
脂製の絶縁プレート27が載置されている。絶縁プレー
ト27は、ベース部材25の外壁面25dを全体的に覆
う形状を有している。絶縁プレート27には、後に説明
する接続用端子部材39及び45の接触端子部39a及
び45aの先端部を収容する凹部27b及び27cが形
成されており、またベース部材25のフランジ部25a
に設けた凸部25bを覆う凸部27dが形成されてい
る。また絶縁プレート27の表面部には、後に説明する
ハトメからなる連結ピン57の頭部を収容する2つの凹
部27fが形成されている。
【0020】ベース部材25の内壁面25e上には、導
電性を有するクリック用摺動片29の接点部が摺動する
凹凸面が形成されている。またベース部材25のほぼ中
央部には、操作軸15aが貫通する貫通孔25fが形成
されている。クリック用摺動片29は、金属製の導電性
を有するロータ31に取付けられている。クリック用摺
動片29とロータ31とは電気的に接続されている。ロ
ータ31は、操作軸15aが貫通する軸部31aと摺動
片29が取付けられる板状部31bとから構成される。
操作軸15aは、軸部31a内を軸線方向に移動できる
が、軸部31aの内部では回転できない。軸部31a
は、絶縁プレート27に形成された貫通孔27aに回転
自在に嵌合されている。そして板状部31bには、ケー
ス本体23の底壁23aの内壁部に設けられた凸部23
bと係合して、ロータ31の回転範囲を予め定めた範囲
内に規制するストッパ部が設けられている。操作軸15
aは、ケース本体23の底壁23aを軸線方向に移動可
能に且つ回転可能に貫通している。上記部材23〜31
によってクリック発生ブロックCBが構成されている。
【0021】操作部材15の操作軸15aを通して第1
のケーシング17内に入った静電気は、操作軸15a、
ロータ31、摺動子29及びベース部材25の経路を通
って回路基板3のアース電極E1へと流れる。これによ
り第2のケーシング19及び第3のケーシング21に収
納されている電気部品機構に静電気が流れるのが防止さ
れる。
【0022】可変抵抗機構が収納される第2のケーシン
グ19は、回路基板33と、絶縁樹脂製の筒体35と、
金属製の金具部材37の板状部37aとから構成され
る。回路基板33の裏面(ケーシング19の内部に向か
う面)には、可変抵抗体パターンが印刷によって形成さ
れている。この回路基板33の裏面上には、入出力用の
複数の電極が形成され、この電極には3本の接続用端子
部材39の一端が半田付け接続されている。3本の接続
用端子部材39は、第1のケーシング17のケース本体
23の表面に沿って上に延びている。第1のハウンジン
グ部分9の外部に露出している3本の接続用端子部材3
9の部分が、それぞれ接触端子部39aを構成してい
る。接触端子部39aの先端は、絶縁プレート27に設
けられた凹部27bの内部で終端している。第2のケー
シング19の内部には、摺動子41が取付けられる絶縁
樹脂製のロータ43が配置されている。操作軸15a
は、ロータ43を軸線方向に移動可能に貫通している
が、ロータ43の内部では回転できない。したがってロ
ータ43は操作軸15aと一緒に回転する。また操作軸
15aは、回路基板33を軸線方向に移動可能に且つ回
転可能に貫通している。このロータ43は回路基板33
と板状部37aとの間に挟まれている。
【0023】金具部材37には、図1及び図4に示す4
本の係合部材37b…が一体に設けられている。金属部
材37の板状部37aは輪郭形状が矩形状を呈してお
り、前述の3本の接続用端子部材39と対応しない一対
の対向辺からそれぞれ2本の係合部材37b…が延び出
ている。係合部材37b…は、バネ性を持つように曲げ
加工される。係合部材37b…の形状は、第1のハウジ
ング部分9が回路基板3に設けた機構電気部品貫通孔H
に挿入されるときに、貫通孔Hを通過した後回路基板3
の裏面と係合してベース部材25のフランジ部25aと
回路基板3を比較的しっかりと挟むことができるように
定められている。具体的には、係合部材37bは、第1
のハウジング部分9の外面に沿って延びる第1の部分3
7cと、この第1の部分37cから外側方向(ハウジン
グ部分9の外面から離れる方向)に向かって曲がる第2
の部分37dと、第2の部分37dから内側方向(ハウ
ジング部分9の外面に近付く方向)に曲がる第3の部分
37eとを有している。この第3の部分37eの表面が
回路基板3の裏面と接触する。なお第2のケーシング1
9と可変抵抗器機構とにより、可変抵抗ブロックVBが
構成されている。
【0024】図3に示されるように、内部に回転型スイ
ッチ機構が収納される第3のケーシング21は、2本の
接続用端子部材45がインサート成形された絶縁樹脂製
の絶縁ベース47と、この絶縁ベース47によって一端
が塞がれる絶縁樹脂製の筒部49と、この筒部49の他
端を塞ぐ絶縁樹脂製の板状部材51とから構成される。
絶縁ベース47の上には、スイッチの固定接点が配置さ
れ、操作軸15aに取付けられ絶縁樹脂製のロータ53
にはスイッチの可動接点55が固定されている。2本の
接続用端子部材45の一端は、絶縁ベース47の上に配
置された固定接点にそれぞれ接続されている。2本の接
続用端子部材45の第1のハウジング部分9の外面に沿
って上方に延びる部分が、接触端子部45aを構成して
いる。接触端子部45aの先端は絶縁プレート27の凹
部27cの内部で終端している。操作軸15aはロータ
53を軸線方向に移動自在に貫通しているが、操作軸1
5aはロータ53の内部では回転しない。したがって操
作軸15aと一緒にロータ53は回転する。ロータ53
がある角度範囲を回転することにより、この回転型スイ
ッチ機構はオン状態またはオフ状態となる。ロータ53
の軸部53aは、絶縁ベース47に回転自在に嵌合され
ている。なお第3のケーシング21と内部の回転型スイ
ッチ機構とによって、スイッチブロックSBが構成され
ている。
【0025】第3のケーシング21の一部を構成する板
状部材51の下(即ち第1のハウジング部分9の下)に
は、第2のハウジング部分11が取付けられている。
【0026】第2のハウジング部分11は、一端が開口
する有底の円筒部11aとこの円筒部の開口部に一体に
設けられたフランジ部11bとを有している。そしてフ
ランジ部11bが、前述の板状部材51と接触してい
る。第1のハウジング部分9を構成する各部材と第2の
ハウジング部分11のフランジ11bとは、4本の連結
ピン57(図1及び図4)によって連結されている。4
本の連結ピン57のうち、2本の連結ピン57は頭部が
絶縁プレート27側に位置し、残りの2本の連結ピン5
7は頭部がフランジ部11b側に位置する。
【0027】第2のハウジング部分11の内部に収容さ
れる操作部材15に付勢力を付与する付勢力発生機構の
構造は、実公平6−33621号公報、特公平7−85
442号公報、特公平60−52563号公報等に示さ
れた公知の構造である。この付勢力発生機構は、操作部
材15の操作つまみ15bが図1の実線で示した第1の
位置から想像線で示した第2の位置に移動させる付勢力
を発生する。付勢力発生機構は、付勢力を発生するバネ
部材と、操作軸と係合するロックするロック機構とを含
んでいる。バネ部材は、操作つまみ15bが第2の位置
から第1の位置に押し下げられると蓄勢される。ロック
機構は、操作つまみ15bが第2の位置から第1の位置
に押し下げられると操作軸15aと係合して、操作つま
み15bを第1の位置に保持する。第1の位置にある操
作つまみ15bが第1の位置から更に下に押し下げられ
ると、ロック機構の係合が解除され、蓄勢されたバネ部
材の付勢力で操作部材15が押し上げられて、操作つま
み15bは第2の位置に移動する。操作部材15は、操
作つまみ15bが第1の位置及び第2の位置のいずれの
位置にあっても回転可能である。したがって操作つまみ
15bが第1の位置及び第2の位置のいずれの位置にあ
っても、可変抵抗の調整が可能であり、またスイッチの
オン・オフが可能である。そして操作つまみ15bを回
転させると、クリック感発生機構からは連続的にクリッ
ク感が発生する。なお第2のハウジング部分11とその
内部の機構とによって、付勢力発生ブロックBBが構成
されている。
【0028】この機構電気部品5の電気回路は、図5に
示す通りである。操作つまみ15bの回転に伴って、ス
イッチブロックSB内の接点が開閉し、同時に可変抵抗
ブロックVRB内で抵抗体Rの上を摺動子41が摺動し
て抵抗値が調整される。この例のの動きは、電気的動作
とは無関係である。図6に示すように、操作部材15を
軸線方向に動かすための機構は、操作つまみ15bを操
作パネル59の表面より下に収納する目的で使用され
る。図6に示すように、係合部材37bは、回路基板3
の裏面に接触している。
【0029】図1及び図7に示されるように、ソケット
7は、回路基板3上に載置される絶縁樹脂製のソケット
本体61と、ソケット本体61に取付けられた3つの固
定用端子部材63と2つの固定用端子部材65…とを有
している。固定用端子部材63…及び65…は、機構電
気部品5の接続用端子部材39…及び45…の接触端子
部39a…及び45a…と接触する接触端子部63a…
及び65a…と、回路基板3に設けられた複数の端子挿
入用の貫通孔TH1…に挿入されて回路基板3の裏面に
設けられた図示しない半田付けランドに半田付け接続さ
れる半田付け端子部63b…及び65b…を有してい
る。ソケット本体61は、機構電気部品5のハウジング
13が挿入される貫通孔からなる部品挿入孔67を有し
ており、その輪郭形状が矩形状を呈している。また部品
挿入孔67には、機構電気部品5のベース部材25の凸
部25b及び絶縁プレート27の凸部27dがそれぞれ
嵌合される凹部67aも形成されている。凸部25a及
び27d及び凹部67aは、中央からずれて形成されて
いるため、機構電気部品5が誤った向きでソケット7に
挿入されるのが防止される。部品挿入孔67は、機構電
気部品5のベース部材25が完全に嵌合される形状を有
している。したがって機構電気部品5がソケット7に挿
入された状態では、ベース部材25のフランジ部25a
が回路基板3の表面と接触する。
【0030】固定用端子部材63…及び65…には、接
触端子部63a…及び65a…に隣接した位置に貫通孔
63c…及び65c…が形成されている。絶縁樹脂製の
取付片69及び71の裏面に、長手方向に所定の間隔を
あけて一体に設けられた3つの突起69a…及び2つの
71a…に、固定用端子部材63…及び65…の貫通孔
63c…及び65c…嵌合する。そして固定用端子部材
63…及び65…を備えた取付片69及び71を、ソケ
ット本体61の一対の枠骨部に設けた端子取付用凹部6
1a及び61bに溶着する。このようにして固定用端子
部材63…及び65…は、ソケット本体61に固定され
ている。なおインサート成形によって、固定用端子部材
63…及び65…をソケット本体61に固定してもよい
のは勿論である。
【0031】固定用端子部材63…及び65…の接触端
子部63a及び65aは、部品挿入孔67に臨むように
配置されており、その少なくとも一部は部品挿入孔67
の内部に位置している。別の見方をすると、部品挿入孔
67の周囲を囲むソケット本体61の4つの内壁面のう
ち対向する2つの内壁面に沿って接触端子部63a及び
65aが配置されている。
【0032】またソケット本体61の裏面(回路基板3
の表面と接触する面)には、回路基板3に設けられた2
つの突起挿入用の貫通孔TH2…に嵌合される2つの円
柱状の突起73,73が設けられている。貫通孔TH2
と突起73の形状は、ソケット本体61が回路基板3の
面方向に動くのを阻止するように定められている。2つ
の突起73,73は、ソケット本体61の対角線上に位
置する一対の角部に一体に設けられている。これらの突
起73,73はソケット7を回路基板3に対して正確に
位置決めする目的で設けられている。なお突起73,7
3をソケット本体61の対角線上に位置する一対の角部
に配置すると、少ない数の突起で正確に位置決めができ
る。固定用端子部材63…及び65…を貫通孔TH1…
に挿入することによりソケット7をのラフに位置決めす
ることもできる。しかしながら突起73,73を設けな
い場合には、ソケット7に力が加わったときに、固定用
端子部材63…及び65…と回路基板3の半田付けラン
ドとの半田付け部に大きな力が加わることになって、半
田付け部で接続不良が発生する。
【0033】またソケット本体61の固定用端子部材6
3…及び65…が取付けられない一対の枠骨部の下面に
は、2つのフック75,75が対向するように配置され
ている。なお図1には、1つのフック75しか示されて
いない。2つのフック75,75は、回路基板3に設け
られた機構電気部品貫通孔Hと連続して設けられた2つ
の係合用孔部TH3の周縁部分と係合してソケット7の
抜け止めを図る係合部75aを有している。2つのフッ
ク75が、ソケット本体61の対向する一対の枠骨部の
中央から外れた位置に設けられているため、ソケット7
の向きを誤ってソケットが回路基板3に装着されること
を防止できる。これらのフック75,75は、半田付け
工程において、ソケット7が回路基板3から浮き上がる
のを阻止する。前述の突起73をフック構造にすること
も考えられるが、突起73を構造にすると、貫通孔TH
2の径寸法を大きくしなければならず、突起73と貫通
孔TH2との間のギャップが大きくなって、位置決め精
度が悪くなる。
【0034】ソケット7には、機構電気部品5が部品挿
入孔67に挿入されるまで、部品挿入孔を通って半田付
け用フラックスが固定用端子部材63…及び65…の接
触端子部63a…及び65a…の表面に沿って流れるの
を抑制し、機構電気部品5が挿入されたときに機構電気
部品5によって押し開かれる遮蔽部材を構成する2枚の
扉状部材77,79が設けられている。2枚の扉状部材
77,79は、ソケット本体61との連結基部におい
て、機構電気部品5によって押されて部品挿入孔67か
ら離れるように折り曲がる。2枚の扉状部材77,79
は、接触端子部63a…及び65a…に向かって半田付
け用フラックスが直接流れるのを阻止する必要から、接
触端子部63a…及び65a…よりも下の位置(回路基
板3側)に配置されている。具体的には、接触端子部6
3a…及び65a…が並ぶ部品挿入孔67を囲む2つの
内壁面の下部領域に2枚の扉状部材77,79の一端が
一体に固定されている。実際上は、ソケット本体61の
下面(回路基板3と接触する面)と面一になるように、
2枚の扉状部材77,79がソケット本体61と一体成
形されている。2枚の扉状部材77,79の非固定側端
部は、破断容易な連結部81により相互に連結されてい
る。この連結部81は、扉状部材77,79と一緒に一
体成形される。2枚の扉状部材77,79は、機構電気
部品5により部品挿入孔67から離れる方向に押し開か
れたときに、ソケット本体7から離脱しないようにソケ
ット本体に連結されているのが好ましい。このようにす
ると脱落した扉状部材77,79を回収する作業が不要
になる。脱落し難い扉状部材77,79を形成するに
は、ソケット本体61をポリアミド系樹脂などの屈折し
ても割れにくい樹脂で形成する。なお遮蔽部材を構成す
る2枚の扉状部材77,79は、機構電気部品5の係合
部材37b…が回路基板3の裏面と接触するのを阻害し
ない位置に固定する必要がある。
【0035】次にソケット7を回路基板3に実装する場
合について説明する。ソケット7の固定用端子部材63
…及び65…の半田付け端子部63b…及び65bを回
路基板3の貫通孔TH1…に挿入し、突起73を貫通孔
TH2に挿入し、フック75…を係合用孔部TH3に挿
入する。図8は、ソケット7を回路基板3に装着した状
態で、ウエーブソルダー(Wave Solderin
g)法により半田付けを行う際の状態を概略的に示して
いる。フック75…が係合用孔部TH3の周縁部(回路
基板3の裏面)と係合しているため、回路基板3の裏面
にフラックスまたは溶融半田Wの噴流を浴びせても、ソ
ケット7が浮き上がることはない。フラックスの噴流を
回路基板3の裏面に浴びせた後、溶融半田の噴流を回路
基板3の裏面に浴びせると、回路基板3の裏面に突出す
る半田付け端子部63b…及び65bと半田付けランド
とに溶融半田が付着する。回路基板3の裏面上には、半
田付けランドを除いて絶縁樹脂膜からなる半田レジスト
層が形成されている。
【0036】この例では、ソケット本体61の部品挿入
孔67の下側開口部が、2枚の扉状部材77及び79に
よって遮蔽または閉塞されている。特に2枚の扉状部材
77及び79は、固定用端子部材63…及び65…の接
触端子部63a…及び65a…の下側でソケット本体6
1に連続して連結されている。そのためフラックスまた
は溶融半田Wが、直接的に接触端子部63a…及び65
a…に付着するのが防止される。2枚の扉状部材77及
び79は、フラックスまたは溶融半田Wが、直接的に接
触端子部63a…及び65a…に付着するのを抑制でき
ればよく、部品挿入孔67の下側開口部を完全に塞ぐ必
要はない。
【0037】ソケット7を回路基板3に実装した後、機
構電気部品5のハウジング13をソケット7の部品挿入
孔67に挿入する。2枚の扉状部材77及び79を連結
する連結部81が、第1のハウジング部分11の挿入に
よって切断される。更に機構電気部品5が挿入される
と、2枚の扉状部材77及び79は、ハウジング13の
外面に沿って部品挿入孔67から離れる方向(回路基板
3に設けた機構電気部品貫通孔H内に入る方向)に開か
れる(または折り曲げられる)。機構電気部品5が部品
挿入孔67及び機構電気部品貫通孔H内に挿入されてい
る過程で、機構電気部品5の係合部材37b…は第1の
ハウジング部分9の表面に近付くように変形しながら部
品挿入孔68の内壁面及び機構電気部品貫通孔Hの内壁
面上を摺動する。係合部材37b…が回路基板3の裏面
側に出ると、係合部材37b…は第1のハウジング部分
9から離れる方向に広がり、係合部材37b…の第3の
部分37eは回路基板3の裏面と接触する。この状態
で、機構電気部品5のベース部材25のフランジ部25
aが回路基板3の表面と接触し、係合部材37b…とフ
ランジ部25aとにより回路基板3が挟持される。機構
電気部品5のベース部材25及び絶縁プレート27が、
部品挿入孔67に嵌合された状態で、接続用端子部材3
9及び45の接触端子部39a及び45aと固定用端子
部材63及び65の接触端子部63a及び65aどうし
が接触して、機構電気部品5とソケット7とが電気的に
接続される。
【0038】図6に示すように、本発明の機構電気部品
ユニット1を用いると、回路基板3の裏面側に機構電気
部品5の一部を突出させ、しかも回路基板3の表面と直
交する方向に操作部材15が延びる姿勢で、機構電気部
品5を回路基板3に対して取付けることができる。その
ため回路基板3を操作パネル59とほぼ平行に固定した
場合に、回路基板3と操作パネル59との間の寸法を短
くできる。特に、上記例のように操作部材15第1の位
置と第2の位置との間を変位する場合には、操作部材1
5の操作つまみ15bの変位寸法まで、回路基板3と操
作パネル59との間の寸法を短くできる。したがって、
電気機器の内部空間を有効に利用することができる。ま
た回路基板3に発光ダイオード等のディスプレイ素子8
3を機構電気部品5と並設することができる。機構電気
部品5を、操作パネル59と平行に固定された回路基板
3に立設すると、ゴム等から形成された光漏れ防止材8
5を、機構電気部品の絶縁プレート27と操作パネル5
9に一体に設けた筒部59aとの間に容易に介在させる
ことができる。
【0039】図9は、上記例の機構電気部品5を接続用
端子部材45側か見た図であるが、この機構電気部品
は、クリック機構発生ブロックCBと可変抵抗ブロック
VRBとスイッチブロックSBと付勢力発生ブロックB
Bとを連結ピン等の連結部材で連結して一体化してい
る。例えば、図10に示すように、図9に示す構造から
スイッチブロックSBを外し、操作部材15´の操作軸
を短くするこのことにより単なる可変抵抗器からなる機
構電気部品5´を構成することもできる。また図10に
示すように、機構電気部品5´の絶縁プレート27の上
に予め光漏れ防止材85を装着しておいてもよい。
【0040】上記の例では、ソケット本体61の対向す
る2つの枠骨部に固定用端子部材63…及び65…を配
置しているため、2枚の扉状部材77及び79を設け
て、固定用端子部材63…及び65…の接触端子部63
a…及び65a…にフラックスまたは半田が付着しない
ようにしている。しかしながら図11に示すように主要
な固定用用端子部材87…をソケット本体61´の1つ
の枠骨部に沿って配置する場合には、固定用端子部材8
7…の接触端子部87a…の下側に1枚の扉状部材91
を配置するだけでもよい。なお図11の例では、固定用
端子部材87…と対向する枠骨部に1個のアース端子を
構成する固定用端子部材89が設けられているが、この
端子部材の下には扉状部材を設けていない。このような
場合には、ソケット7´を回路基板に実装した後に、端
子部材89の表面からフラックスまたは半田を削り落と
す作業を行う。図11に示したソケット7´は、図10
に示すような可変抵抗器からなる機構電気部品5´を回
路基板に実装する場合に使用される。図10に示した機
構電気部品5´には端子部材89と接触する接続用端子
部材は積極的に設けられておらず、端子部材89はベー
ス部材25のフランジ部25aと接触する。
【0041】以上は、本発明の実施例を示したものであ
る。本発明は、例えばトグルスイッチ、プッシュスイッ
チ、ロータリースイッチ、バリアブルコンデンサ、可変
抵抗器等の各種の機構の1つまたはこれらを2以上組み
合わせた機構電気部品にも適用できる。
【0042】上記例では、ソケットに設けた固定用端子
部材の接触端子部63a…及び65a…を部品挿入孔6
7に臨ませて配置しているため、ソケット本体61に扉
状部材77,79を設けている。しかしながら、固定用
端子部材の接触端子部をソケット本体の外周側に位置さ
せる場合(固定用端子部材の接触端子部の少なくとも一
部を部品挿入孔の内部に位置させない場合)等には、ソ
ケット本体61に扉状部材を設けなくてもよい。
【0043】また上記例では、操作部材15,15´が
軸線方向に移動可能であるが、本発明は操作部材が軸線
方向に移動しないものにも適用できる。
【0044】更に上記例では、遮蔽部材を構成する扉状
部材をソケット本体から脱落しないように設けている
が、扉状部材を機構電気部品がソケットに装着されたと
きに、ソケットから脱落するように設けてもよいのは勿
論である。またケース本体と一体に設けられる扉状部材
を用いずに、部品挿入孔の下側開口部に圧入され、機構
電気部品によって押し出されるような遮蔽部材を用いる
こともできる。さらにソケット本体の裏面(回路基板側
の面)に厚みの薄い合成樹脂シート(遮蔽部材)を部分
的に溶着または接合しておき、部品挿入孔に挿入される
機構電気部品によってこの合成樹脂シートを外すように
してもよい。
【0045】また上記例では、係合部材37b…を備え
た金具部材37を別体で組み合わせているが、第1のケ
ーシング17のケース本体23や、第3のケーシング2
1の絶縁ベース47または板状部材51に係合部材27
bを備えた金具部材をインサート成形してもよい。
【0046】以下、本願明細書に記載した複数の発明の
構成を記載する。
【0047】(1) 操作部材15と、前記操作部材に
よって操作されて電気的特性または状態が変わる1以上
の電気部品機構と、前記1以上の電気部品機構に含まれ
る入出力用の複数の電極に電気的に接続されて外部に露
出する接触端子部を有する複数の接続用端子部材39,
45とを備えた機構電気部品5と、回路基板上に載置さ
れるソケット本体61と、前記接続用端子部材の前記接
触端子部と接触する接触端子部及び前記回路基板に設け
られた半田付けランドに半田付け接続される半田付け端
子部を有して前記ソケット本体に取付けられた複数の固
定用端子部材63,65と、前記ソケット本体61に形
成されて前記機構電気部品の少なくとも一部が挿入され
る部品挿入孔67とを備えたソケッ7トとを具備し、前
記ソケット7の前記部品挿入孔67は、前記機構電気部
品の一部が貫通する貫通孔によって形成されており、前
記ソケットの前記ソケット本体には、前記回路基板に設
けられた複数の貫通孔にそれぞれ嵌合されて、前記ソケ
ットを前記回路基板に対して位置決めする複数の突起7
3が設けられており、前記機構電気部品5の一部が前記
部品挿入孔67及び前記回路基板に設けられた機構電気
部品貫通孔Hに挿入された状態で、前記複数の接続用端
子部材の前記接触端子部と前記複数の固定用端子部材の
前記接触端子部どうしが接触するソケット装着型機構電
気部品ユニット。
【0048】本発明の目的は、回路基板の裏面側に機構
電気部品が突出する場合でも、ソケットを用いて機構電
気部品を回路基板に実装することができるソケット装着
型機構電気部品ユニットを提供することにある。
【0049】このような複数の突起73を設けると、回
路基板にソケット7を装着する場合の位置決めが容易に
なる。
【0050】(2) 前記ソケット本体の輪郭形状は矩
形状を呈しており、前記ソケット本体61の対角線上に
位置する一対の角部には一対の前記突起73が一体に設
けられている上記(1)に記載のソケット装着型機構電
気部品ユニット。
【0051】本発明の目的は、回路基板にソケットを正
確に位置決めすることができるソケット装着型機構電気
部品ユニットを提供することにある。このようにすると
少ない数の突起により、ソケットを正確に位置決めする
ことができる。
【0052】(3) 前記ソケット本体61には、前記
回路基板3に設けられた1以上の係合用孔部TH3の周
縁部分と係合して前記ソケット7の抜け止めを図る係合
部を有する1以上のフック75が一体に設けられている
上記(1)または(2)に記載のソケット装着型機構電
気部品ユニット。
【0053】位置決め用の前述の突起73に、抜け止め
を図る係合部を設けてもよいが、突起に係合部を設ける
と、位置決め精度が悪くなる。そこで位置決め用の突起
とは別に、1以上の抜け止め用のフック75を設けるの
が好ましい。
【0054】(4) 前記機構電気部品5は、前記操作
部材の回動に伴ってクリック感を発生するクリック感発
生機構を更に含んでおり、前記クリック感発生機構及び
前記1以上の電機部品機構はそれぞれ別のケーシング1
7,19,21収納されており、これらのケーシングは
連結手段57を用いて相互に固定されている上記(1)
に記載のソケット装着型機構電気部品ユニット。
【0055】本発明の目的は、機構電気部品の構成を簡
単に変更することができて、しかもソケットを用いて機
構電気部品を回路基板に実装することができるソケット
装着型機構電気部品ユニットを提供することにある。
【0056】本発明によれば、クリック感発生機構と適
宜の1以上の電気部品機構とを組み合わせて適宜の構成
の機構電気部品を得ることができる。その結果、同じク
リック発生機構を他の機構電気部品にも共用することが
できて、部品の共用化を図ることできる。
【0057】(5) ハウジング13と、前記ハウジン
グの外部に操作部15bが位置し軸部15aが前記ハウ
ジングの内部を延びる操作部材15と、前記ハウジング
の内部に収納され且つ前記操作部材によって操作されて
電気的特性または状態が変わる1以上の電気部品機構
と、前記1以上の電気部品機構に含まれる入出力用の複
数の電極に電気的に接続されて前記ハウジング13の外
部に露出する接触端子部を有する複数の接続用端子部材
39,45とを備えた機構電気部品5と、回路基板上に
載置されるソケット本体61と、前記接続用端子部材の
前記接触端子部と接触する接触端子部及び前記回路基板
に設けられた半田付けランドに半田付け接続される半田
付け端子部を有して前記ソケット本体に取付けられた複
数の固定用端子部材63,65と、前記ソケット本体6
1に形成されて前記機構電気部品の前記ハウジングの少
なくとも一部が挿入される部品挿入孔とを備えたソケッ
ト7とを具備し、前記ソケット7の前記部品挿入孔67
は、前記機構電気部品の前記ハウジングの一部が貫通す
る貫通孔によって形成され、前記ソケットの前記ソケッ
ト本体には、前記回路基板に設けられた一対の貫通孔T
H2にそれぞれ嵌合されて、前記ソケットを前記回路基
板に対して位置決めする一対の突起73が設けられてお
り、前記ソケット本体61には、前記回路基板に設けた
機構電気部品貫通孔Hと連続して設けられた1以上の係
合用孔部TH3の周縁部分と係合して前記ソケットの抜
け止めを図る係合部を有する1以上のフック75が一体
に設けられており、前記機構電気部品の前記ハウジング
13の一部が前記部品挿入孔及び前記回路基板の前記機
構電気部品貫通孔Hに挿入された状態で、前記複数の接
続用端子部材の前記接触端子部と前記複数の固定用端子
部材の前記接触端子部どうしが接触するソケット装着型
機構電気部品ユニット。
【0058】(6) 前記ハウジングは、前記1以上の
電気部品機構が収納される第1のハウジング部分)と、
前記第1のハウジング部分の下に配置されて前記操作部
材に付勢力を付与する付勢力発生機構が収納される第2
のハウジング部分11とからなり、前記第1のハウジン
グ部分9は、前記操作部材の回動に伴ってクリック感を
発生するクリック発生機構を収納するケーシング17と
前記1以上の電気部品機構がそれぞれ収納されるケーシ
ング19,23とが組み合わせれて構成され、これらの
ケーシング及び前記第2のハウジング部分は連結部材5
7を用いて相互に固定されている上記(5)に記載のソ
ケット装着型機構電気部品ユニット。
【0059】本発明の目的は、操作部材の位置を変位さ
せるための付勢力を発生する付勢力発生機構を備え且つ
ソケットを用いて機構電気部品を回路基板に実装するこ
とができるソケット装着型機構電気部品ユニットを提供
することにある。
【0060】(7) 前記1以上の電気部品機構は、前
記操作部材の前記操作軸に摺動子が固定された可変抵抗
器機構及び前記操作軸に可動接点が固定された回転型ス
イッチ機構である上記(6)に記載のソケット装着型機
構電気部品ユニット。
【0061】(8) 前記ハウジングは、前記操作部側
に前記回路基板の表面と接触するフランジ部を備えた金
属製のベース部材25を備えており、前記部品挿入孔6
7及び前記回路基板3に形成された前記機構電気部品貫
通孔Hを通過可能でしかも前記回路基板の裏面と係合し
て前記ベース部材の前記フランジ部25aと前記回路基
板を挟む複数の係合部材37bが前記ハウジング13に
設けられている上記(5)に記載のソケット装着型機構
電気部品ユニット。
【0062】(9) 前記操作部材の前記軸部15aは
導電性を有する材料により形成されており、前記操作部
材の軸部15aと前記ベース部材25とが電気的に接続
されている上記(8)に記載のソケット装着型機構電気
部品ユニット。
【0063】(10) 前記ベース部材25は前記クリ
ック感発生機構と該機構を収納する前記ケーシング17
の一部をそれぞれ構成し、前記ベース部材25には導電
性を有するクリック用摺動片29の接点部が摺動する凹
凸面が形成されており、前記クリック用摺動片29は前
記軸部15aに嵌合された導電性を有するロータ31に
電気的に接続された状態で取付けられていることを特徴
とする上記(9)に記載のソケット装着型機構電気部品
ユニット。
【0064】(11) ハウジングと、前記ハウジング
の外部に操作部が位置し軸部が前記ハウジングの内部を
延びる操作部材と、前記ハウジングの内部に収納され且
つ前記操作部材によって操作されて電気的特性が変わる
1以上の電気部品機構と、前記1以上の電気部品機構に
含まれる入出力用の複数の電極に電気的に接続されて前
記ハウジングの外部に露出する接触端子部を有する複数
の接続用端子部材とを備えた機構電気部品と、回路基板
上に載置される絶縁樹脂製のソケット本体と、前記接続
用端子部材の前記接触端子部と接触する接触端子部及び
前記回路基板に設けられた半田付けランドに半田付け接
続される半田付け端子部を有して前記ソケット本体に取
付けられた複数の固定用端子部材と、前記ソケット本体
に形成されて前記機構電気部品の前記ハウジングの少な
くとも一部が挿入される部品挿入孔とを備え、前記機構
電気部品の前記ハウジングが前記部品挿入孔に嵌合され
た状態で、前記複数の接続用端子部材の前記接触端子部
と前記複数の固定用端子部材の前記接触端子部どうしが
接触し、前記ソケットの前記部品挿入孔は、前記機構電
気部品の前記ハウジングの一部が貫通する貫通孔によっ
て形成され、前記ソケット7には、前記機構電気部品5
が前記部品挿入孔67に挿入されるまで、前記部品挿入
孔67を通って半田付け用フラックスが前記複数の固定
用端子部材の前記接触端子部63a,65aの表面に沿
って流れるのを抑制し、前記機構電気部品が挿入された
ときに前記機構電気部品5によって押し開かれる遮蔽部
材77,79が設けられていることを特徴とするソケッ
ト装着型機構電気部品ユニット。
【0065】本発明の目的は、ソケットを回路基板に半
田付けする場合に、半田付け用フラックスが固定用端子
部材の前記接触端子部の表面に沿って流れるのを抑制す
ることができるソケット装着型機構電気部品ユニット及
びこれに用いるソケットを提供することにある。
【0066】ソケットに形成する部品挿入孔を貫通孔に
より構成すると、自動半田でソケットを回路基板に半田
付けする場合には、貫通孔の内部に半田付け用フラック
スが流れこみ、ソケット本体に設けた複数の固定用端子
部材の接触端子部の表面にフラックスが大量に付着する
恐れがある。付着したフラックスは絶縁膜を形成するた
め、機構電気部品側の接続用端子部材の接触端子部との
間の接触抵抗が大きくなってしまう不具合が生じる。半
田付け後に、固定用端子部材の接触端子部の表面を研磨
処理してもよいが、このような処理を行うことは作業工
程を増加させることにある。
【0067】このような問題を解消するためには、本発
明のように、機構電気部品が部品挿入孔に挿入されるま
で、部品挿入孔を通って半田付け用フラックスが複数の
固定用端子部材の接触端子部の表面に沿って流れるのを
抑制し、機構電気部品が挿入されたときに機構電気部品
によって押し開かれる(または折り曲げられる)遮蔽部
材をソケットに設ければよい。このような遮蔽部材を用
いると、半田付け用フラックスが複数の固定用端子部材
の接触端子部の表面に付着する可能性が少なくなる。そ
してこの遮蔽部材は、機構電気部品を部品挿入孔に挿入
する過程で開かれる(または折り曲げられる)ため、遮
蔽部材の除去作業が不要になる。
【0068】(12) 前記ソケット本体61に設けら
れた前記複数の固定用端子部材の前記接触端子部63
a,65aの少なくとも一部は、前記部品挿入孔67の
内部に位置しており、前記遮蔽部材は前記複数の固定用
端子部材の前記接触端子部に向かって前記半田付け用フ
ラックスが直接流れるのを阻止するように前記接触端子
部よりも下の位置に配置されている上記(11)に記載
のソケット装着型機構電気部品ユニット。
【0069】本発明によれば、固定用端子部材の接触端
子部にフラックスが付着するのを確実に抑制できる。
【0070】(13) 前記遮蔽部材は、前記ソケット
本体と一体に成形された1以上の扉状部材77,79か
らなり、前記1以上の扉状部材は、前記機構電気部品に
より前記部品挿入孔から離れる方向に押し開かれたとき
に、前記ソケット本体から離脱しないように前記ソケッ
ト本体に連結されている上記(12)に記載のソケット
装着型機構電気部品ユニット。
【0071】本発明のように、遮蔽部材をソケット本体
と一体に成形された1以上の扉状部材から構成すると、
別部品を用意することなく簡単に遮蔽部材を設けること
ができる。そしてこの場合に、1以上の扉状部材は、機
構電気部品により部品挿入孔から離れる方向に押し開か
れたときに、ソケット本体から離脱しないようにソケッ
ト本体に連結されているのが好ましい。これは機構電気
部品装着後に、遮蔽部材を廃棄する必要性が無くなるか
らである。
【0072】(14) 前記遮蔽部材は、前記部品挿入
孔67を実質的に閉塞するように前記ソケット本体に対
して固定された2枚の扉状部材77,79からなり、前
記2枚の扉状部材は、前記機構電気部品により前記部品
挿入孔から離れる方向に押し開かれたときに、前記ソケ
ット本体から離脱しないように前記ソケット本体に連結
されている上記(13)に記載のソケット装着型機構電
気部品ユニット。
【0073】本発明の目的は、脱落することのない遮蔽
部材を備えたソケット及び該ソケットを有するソケット
装着型機構電気部品ユニットを提供することにある。
【0074】(15) 前記ソケット本体に設けられた
前記複数の固定用端子部材の前記接触端子部63a,6
5aは、前記部品挿入孔67の周囲を囲む複数の内壁面
のうち対向する2つの内壁面に沿って配置されており、
前記2枚の扉状部材77,79は前記2つの内壁面の下
部領域に固定されており、また前記2枚の扉状部材7
7,79は破断容易な連結部81で相互に連結されてい
る上記(14)に記載のソケット装着型機構電気部品ユ
ニット。
【0075】本発明のように、遮蔽部材を部品挿入孔を
実質的に閉塞するようにソケット本体に対して固定され
た2枚の扉状部材から構成すると、部品挿入孔を通って
上昇するフラックスを最小限にすることができる。この
場合に、2枚の扉状部材は相互に破断容易な連結部で連
結するのが好ましい。このような連結部で2枚の扉状部
材を連結しておくと、半田付け工程の前に2枚の扉状部
材が下に下がってしまうのを防止できる。
【0076】(16) ハウジングの外部に露出する接
触端子部を有する複数の接続用端子部材を備えた機構電
気部品が装着されるソケットであって、回路基板上に載
置される絶縁樹脂製のソケット本体と、前記接続用端子
部材の前記接触端子部と接触する接触端子部及び前記回
路基板に設けられた半田付けランドに半田付け接続され
る半田付け端子部を有して前記ソケット本体に取付けら
れた複数の固定用端子部材と、前記ソケット本体に形成
されて前記機構電気部品の前記ハウジングの少なくとも
一部が挿入される部品挿入孔とを備え、前記複数の固定
用端子部材は、前記機構電気部品の前記ハウジングが前
記部品挿入孔に嵌合された状態で、前記複数の接続用端
子部材の前記接触端子部と前記複数の固定用端子部材の
前記接触端子部どうしが接触するように設けられてお
り、前記ソケットの前記部品挿入孔は、前記機構電気部
品の前記ハウジングの一部が貫通する貫通孔によって形
成され、前記ソケット本体には、前記機構電気部品が前
記部品挿入孔に挿入されるまでは前記部品挿入孔を通っ
て半田付け用フラックスが前記複数の固定用端子部材の
前記接触端子部の表面に沿って流れるのを抑制し、前記
機構電気部品が挿入されるときに前記機構電気部品によ
って押されて前記部品挿入孔から離れるように折り曲げ
られる遮蔽部材が一体に設けられていることを特徴とす
るソケット。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、ソケットを先に回路基
板に半田付けするため、回路基板の裏面側に一部が突出
する機構電気部品が半田付け時のに晒されることがな
い。したがって、機構電気部品の熱の影響による不具合
の発生を回避できる。特に、ベース部材と係合部材とに
よって回路基板を挟む構造を採用すると、ソケットに機
構電気部品を装着する際や操作部材に操作力が加わった
ときに、ソケットに大きな力が加わらず、ソケット本体
にクラックが入ったり、半田付部に無理な力が加わるの
を防止できる。
【0078】また導電性のベース部材を回路基板のアー
ス電極に接触させ、導電性を有する操作部材をベース部
材と電気的に接続する構造を採用すると、操作部材を通
して静電気が内部の電気部品機構にまで入り込むのを防
止できる。
【0079】更にクリック感発生機構の一部を構成する
ベース部材を利用して、ソケットに機構電気部品を装着
する際や操作部材に操作力が加わったときにソケットに
大きな力が加わるのを防止することができ、また操作部
材を通して静電気が内部の電気部品機構にまで入り込む
のを阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のソケット装着型機構電気部品ユニッ
トの実施の形態の一例を回路基板に装着する場合の分解
斜視図を示している。
【図2】 図1のユニットを回路基板に実装した状態の
概略斜視図である。
【図3】 図1のユニットで用いる機構電気部品の内部
構造の要部を概略的に示す断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 図1のユニットで用いる機構電気部品の回路
図である。
【図6】 図1のユニットの取付態様の一例を示す断面
図である。
【図7】 図1のユニットで用いるソケットの断面図で
ある。
【図8】 図1のユニットで用いるソケットを回路基板
に半田付けする場合の状態を説明するために用いる図で
ある。
【図9】 図1のユニットで用いる機構電気部品の外観
を示す図である。
【図10】 本発明の機構電気部品の他の例の外観を示
す図である。
【図11】 本発明のソケットの他の例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 ソケット装着型機構電気部品ユニット 3 回路基板 5 機構電気部品 7 ソケット 13 ハウジング 15 操作部材 25 ベース部材 37b 係合部材 39,45 接続用端子部材 63,65 固定用端子部材 61 ソケット本体 67 部品挿入孔 73 突起 75 フック 77,79 扉状部材(遮蔽部材) H 機構電気部品貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、前記ハウジングの外部に
    操作部が位置し軸部が前記ハウジングの内部を延びる操
    作部材と、前記ハウジングの内部に収納され且つ前記操
    作部材によって操作されて電気的特性または状態が変わ
    る1以上の電気部品機構と、前記1以上の電気部品機構
    に含まれる入出力用の複数の電極に電気的に接続されて
    前記ハウジングの外部に露出する接触端子部を有する複
    数の接続用端子部材とを備えた機構電気部品と、 回路基板上に載置されるソケット本体と、前記接続用端
    子部材の前記接触端子部と接触する接触端子部及び前記
    回路基板に設けられた半田付けランドに半田付け接続さ
    れる半田付け端子部を有して前記ソケット本体に取付け
    られた複数の固定用端子部材と、前記ソケット本体に形
    成されて前記機構電気部品の前記ハウジングの少なくと
    も一部が挿入される部品挿入孔とを備えたソケットとを
    具備し、 前記ソケットの前記部品挿入孔は、前記機構電気部品の
    前記ハウジングの一部が貫通する貫通孔によって形成さ
    れ、 前記機構電気部品の前記ハウジングの一部が前記部品挿
    入孔及び前記回路基板の前記機構電気部品貫通孔に挿入
    された状態で、前記複数の接続用端子部材の前記接触端
    子部と前記複数の固定用端子部材の前記接触端子部どう
    しが接触するソケット装着型機構電気部品ユニットであ
    って、 前記ハウジングは、前記操作部側に前記回路基板の表面
    と接触するフランジ部を備えた金属製のベース部材を備
    えており、 前記部品挿入孔及び前記回路基板に形成された前記機構
    電気部品貫通孔を通過可能でしかも前記回路基板の裏面
    と係合して前記ベース部材の前記フランジ部と前記回路
    基板を挟む複数の係合部材が前記ハウジングに設けられ
    ているソケット装着型機構電気部品ユニット。
  2. 【請求項2】 前記操作部材の前記軸部は導電性を有す
    る材料により形成されており、 前記操作部材の軸部と前記ベース部材とが電気的に接続
    されている請求項1に記載のソケット装着型機構電気部
    品ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングは、前記操作部材の回動
    に伴ってクリック感を発生するクリック発生機構を収納
    するケーシングと前記1以上の電気部品機構がそれぞれ
    収納されるケーシングとが組み合わされて構成され、 前記ベース部材は前記クリック感発生機構と該機構を収
    納する前記ケーシングの一部をそれぞれ構成し、 前記ベース部材には導電性を有するクリック用摺動片の
    接点部が摺動する凹凸面が形成されており、 前記クリック用摺動片は前記操作軸に嵌合された導電性
    を有するロータに電気的に接続された状態で取付けられ
    ていることを特徴とする請求項2に記載のソケット装着
    型機構電気部品ユニット。
  4. 【請求項4】 ハウジングと、前記ハウジングの外部に
    操作部が位置し軸部が前記ハウジングの内部を延びる操
    作部材と、前記ハウジングの内部に収納され且つ前記操
    作部材によって操作されて電気的特性または状態が変わ
    る1以上の電気部品機構と、前記1以上の電気部品機構
    に含まれる入出力用の複数の電極に電気的に接続されて
    前記ハウジングの外部に露出する接触端子部を有する複
    数の接続用端子部材とを備え、回路基板に取付けられた
    ソケットの部品挿入孔に嵌合される機構電気部品であっ
    て、 前記ハウジングは、前記1以上の電気部品機構が収納さ
    れる第1のハウジング部分と、前記第1のハウジング部
    分の下に配置されて前記操作部材に付勢力を付与する付
    勢力発生機構が収納される第2のハウジング部分とから
    なり、 前記第1のハウジング部分は、前記操作部側に前記回路
    基板の表面と接触するフランジ部を備えた金属製のベー
    ス部材を備えており、 前記部品挿入孔及び前記回路基板に形成された機構電気
    部品貫通孔を通過可能でしかも前記回路基板の裏面と係
    合して前記ベース部材の前記フランジ部と前記回路基板
    を挟む複数の係合部材が前記第1のハウジング部分に設
    けられている機構電気部品。
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