JPH1040748A - 電線リングマーク - Google Patents

電線リングマーク

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Publication number
JPH1040748A
JPH1040748A JP19329896A JP19329896A JPH1040748A JP H1040748 A JPH1040748 A JP H1040748A JP 19329896 A JP19329896 A JP 19329896A JP 19329896 A JP19329896 A JP 19329896A JP H1040748 A JPH1040748 A JP H1040748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
ring mark
wire ring
main body
mark
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19329896A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kitamura
真佐雄 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON RIIDOMAAKU KK
Original Assignee
NIPPON RIIDOMAAKU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON RIIDOMAAKU KK filed Critical NIPPON RIIDOMAAKU KK
Priority to JP19329896A priority Critical patent/JPH1040748A/ja
Publication of JPH1040748A publication Critical patent/JPH1040748A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線リングマークに関し、太めの電線にも簡
単に外嵌できると共に、細めの電線にも確実に外嵌して
固定できるようにした電線リングマークの提供すること
を目的とする。 【解決手段】 本体1 を楕円チューブ状に形成すること
により、本体1 が短径方向の拡大すると共に長径方向に
縮小して円筒形に近付くように変形して、太めの電線を
電線の差し込みが容易になると共に、本体1 の自然状態
における短径以上の外径を有する細めの電線に確実に外
嵌できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線リングマークに関
し、特に太めの電線にも簡単に外嵌できると共に、細め
の電線にも確実に外嵌して固定できるようにした電線リ
ングマークに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道車両などの電装工事におい
て、誤配線を防止するため、配線の両端に外嵌固定さ
れ、その電線を識別する線番号、記号、マークなどが記
入されるチューブ状の電線リングマークが外嵌される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉄道車両の
電装に使用される電線の仕上がり外径公差はJIS規格
内であればよいとされており、電線メーカーによって、
また、同じ電線メーカーでも製造ロットによってかなり
のバラツキがある。
【0004】これに対して、電線リングマークは押出成
形品であるため称呼サイズに対する誤差が小さく、対応
する称呼サイズの電線が太めである時には電線リングマ
ークが差し込み難くなり、細めである時には電線と電線
リングマークとの間に隙間が開いて電線リングマークが
電線に固定できなくなるなどの問題が生じている。
【0005】この問題は、称呼サイズに対して内径公差
が異なる複数種類の電線リングマークを用意することに
よって解決できるが、この解決方法によれば多数の金型
が必要になり、製造コストが著しく高価になる。
【0006】特に、例えば新幹線用車両などの場合には
称呼サイズが種々異なる配線が1万本以上もあり、この
両端に使用される2万個以上の電線リングマークについ
て種々の称呼サイズに対して内径公差が異なる複数種類
の金型を用意することは不可能とさえ言える。
【0007】そこで、電線の径のバラツキが許容される
範囲を大きくするために、内周面から中心方向に突出す
る薄肉のリブを備える電線リングマークが提案されてい
るが(特願平6−290089号)、今日では、電線の
径のバラツキが許容される範囲を更に大きくすることが
要求されるようになている。
【0008】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、一層太めの電線にも簡単に差し込むことがで
き、また、一層細めの電線にも確実に外嵌して固定でき
るようにした電線リングマークを提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、電線リングマークの本体1を楕円チュー
ブ状に形成したことを特徴とする電線リングマークであ
る。
【0010】
【作 用】本発明によれば、プラス方向の外径誤差があ
る電線、すなわち、一層太めの電線に対しては本体1が
円筒状に近付くように変形することにより電線の差し込
みが容易になり、マイナス方向の外径誤差がある電線、
すなわち、一層細目の電線に対しては、その外径が本体
の自然状態での短径以上に太ければ電線リングマークと
電線との間の遊びがないように電線に本体を外嵌するこ
とができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例に係る電線リングマークを
図面に基づいて具体的に説明すれば、以下の通りであ
る。
【0012】図1の斜視図に示すように、この電線リン
グマークの本体1は例えば外周長径が7.5mm、外周
短径が5.6mm、肉厚0.5mmの楕円チューブ状に
形成されており、例えば長さ10〜30mm程度に裁断
して使用される。
【0013】この電線リングマークの本体1は合成樹脂
を押出成形した後、所定の寸法に裁断することより形成
され、この後、表面に電線を識別する線番号、記号、マ
ークなどを印刷され、該当する電線の端部に差し込んで
外嵌固定される。
【0014】押出成形には、例えば図2の断面図に示す
ように、長径7.5mm、短径5.6mmの楕円形に形
成された押出口5を有する外金型3と、この外金型3の
押出5内に同心状に配置される外周長径6.6mm、外
短径4.7mmの楕円柱状に形成された突起6を有する
内金型4とを組み合わせた金型が用いられる。
【0015】この電線リングマークを対応する称呼サイ
ズの電線に差し込む時に、電線の外径サイズが大きめの
場合には、本体1が短径方向に拡大されると共に長径方
向に縮小されて、円筒形に近付くように変形するので、
楕円の周長が円周長となる円形以内の太さの電線以下の
太めの電線を固さを感じずに簡単に電線に差し込むこと
ができ、作業性が高められる。
【0016】又、電線の外径サイズが小さめの場合に
は、電線リングマークの内周短径以上の太さであれば、
確実に電線リングマークを外嵌固定でき、電線リングマ
ークが電線の軸方向に移動することを防止できるように
なる。
【0017】したがって、電線の外径交叉のバラツキが
リブ2の変形によって吸収され、1つの称呼サイズに対
して多数の金型を用意する必要がなくなるので、製造コ
ストを増大させずに済む。
【0018】又、称呼サイズが異なる電線の間でも一定
の範囲内であれば共用することが可能になる。図3の斜
視図に示す本発明の他の実施例に係る電線リングマーク
では、更に、本体1の内周面に例えば60°置きに中心
方向に突出する薄肉のリブ2が設けられる。
【0019】図4の正面図に示すように、この電線リン
グマークの押出に使用する外金型3の押出口5は前例と
同様の楕円筒形に形成され、内金型4の突起6の外周面
には60°置きに、周面での幅が0.5mm程度、溝底
での幅が0.2mm程度、深さ0.5mm程度の台形溝
7が形成されている。
【0020】この電線リングマークを対応する称呼サイ
ズの電線に差し込む時に、電線の外径サイズが大きめの
場合にはリブ2が薄肉であるので簡単に変形し、固さを
感じずに簡単に電線に差し込むことができ、電線の外径
が更に大きめの場合には、本体1が短径方向に拡大され
ると共に長径方向に縮小されて、円筒形に近付くように
変形して、楕円の周長が円周長となる円形以内の太さの
電線以下の太めの電線を固さを感じずに簡単に電線に差
し込むことができ、作業性が高められる。
【0021】又、電線の外径サイズが小さめの場合に
は、各リブ2の先端部が電線に当接することにより電線
と電線リングマークとの間の遊びが無くなり、確実に電
線リングマークを電線に外嵌固定でき、電線リングマー
クが電線の軸方向に移動することを防止できる。
【0022】したがって、電線の外径公差のバラツキが
リブ2の変形によって吸収され、1つの称呼サイズに対
して多数の金型を用意する必要がなくなるので、製造コ
ストを増大させずに済む。
【0023】また、称呼サイズが異なる電線の間でも前
例よりも広い一定の範囲内であれば共用することが可能
になる。上記リブ2の形状及び寸法は、電線の差し込み
の際に容易に変形する程度に薄肉であれば特に限定され
ず、称呼サイズに対応して例えば高さは0.4〜2mm
程度、厚さは根元で0.4〜1mm程度にすることがで
きる。
【0024】上記の実施例では6条のリブ2を形成して
いるが、このリブ2の数は特に限定されず、1条以上の
リブ2が設けてあればよく、電線を中央に位置させるよ
うに3条以上のリブ2を設けることが好ましい。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電線リ
ングマークは、本体を楕円チューブ状に形成するので、
この本体の変形によって電線の外径サイズの誤差が吸収
され、、一層太めの電線にも簡単に差し込むことができ
る、又、一層細めの電線にも確実に固定できるようにな
る。
【0026】又、1つの称呼サイズに対して多数の金型
を用意する必要がなくなるので、製造コストを増大させ
ずに済む。しかも、ある程度の範囲内で称呼サイズが異
なる電線の間で共用することも可能になり、金型数を少
なくしてコストダウンを図ることができる。
【0027】本発明において、特に内周面から中心方向
に突出する薄肉のリブを備える場合には、このリブによ
って電線の外径サイズの誤差が吸収され、更に一層太め
の電線にも簡単に差し込むことができ、又、更に一層細
めの電線にも確実に固定できるようになる。
【0028】もちろん、この場合には、1つの称呼サイ
ズに対する金型の種類を更に少なくすることができ、一
層コストダウンを図れる上、共用可能な称呼サイズの異
なる電線の種類が更に多くなる結果、金型数を一層少な
くして更に一層コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明を製造する金型の断面図である。
【図3】本発明の斜視図である。
【図4】本発明を製造する金型の押出口の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 リブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】もちろん、この場合には、1つの称呼サイ
ズに対する金型の種類を更に少なくすることができ、一
層コストダウンを図れる上、共用可能な称呼サイズの異
なる電線の種類が更に多くなる結果、金型数を一層少な
くして更に一層コストダウンを図ることができる。又、
本発明の電線リングマークは合成樹脂からなり、リブを
薄肉に形成しているため容易に変形する。したがって印
刷の際には、各リブが他のリブと重ならないよう変形さ
せ、リングマーク本体の表面を偏平にすることによっ
て、きれいに印字することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線端部に外嵌固定されるチューブ状の
    本体を備える電線リングマークにおいて、前記本体を楕
    円チューブ状に形成したことを特徴とする電線リングマ
    ーク。
  2. 【請求項2】 前記本体の内周面から中心方向に突出す
    る薄肉のリブを備える請求項1に記載のマーク。
JP19329896A 1996-07-23 1996-07-23 電線リングマーク Pending JPH1040748A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19329896A JPH1040748A (ja) 1996-07-23 1996-07-23 電線リングマーク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19329896A JPH1040748A (ja) 1996-07-23 1996-07-23 電線リングマーク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1040748A true JPH1040748A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16305596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19329896A Pending JPH1040748A (ja) 1996-07-23 1996-07-23 電線リングマーク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1040748A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011078206A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Kansai Electric Power Co Inc:The 電線表示装置
JP2018097162A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 株式会社シーティーケイ マーキング用長尺チューブ

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JP2011078206A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Kansai Electric Power Co Inc:The 電線表示装置
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