JPH1040494A - 仮設信号システム - Google Patents
仮設信号システムInfo
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- JPH1040494A JPH1040494A JP19506596A JP19506596A JPH1040494A JP H1040494 A JPH1040494 A JP H1040494A JP 19506596 A JP19506596 A JP 19506596A JP 19506596 A JP19506596 A JP 19506596A JP H1040494 A JPH1040494 A JP H1040494A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号灯２，３と、時間情報を出力するタイマ
ー手段４と、点滅情報を入力して保存する設定手段５
と、計時手段４の出力する時間情報及び設定手段５に保
存された点滅情報に基づいて信号灯２，３の点滅を制御
する制御手段とを有する信号機１，１・・を複数機備
え、各信号機１，１・・の信号灯２，３の点滅を制御し
て交通を規制する仮設信号システムであって、各信号機
１，１・・の信号灯２，３の点灯の同期がくずれにくい
仮設信号システムを提供する。 【解決手段】 各信号機１，１・・に人工衛星から出力
されるＧＰＳ時刻情報を受信するＧＰＳ受信手段６をも
備え、そのＧＰＳ受信手段６が受信したＧＰＳ時刻情報
を用いてタイマー手段４が出力する時間情報を調整する
ように形成している。
ー手段４と、点滅情報を入力して保存する設定手段５
と、計時手段４の出力する時間情報及び設定手段５に保
存された点滅情報に基づいて信号灯２，３の点滅を制御
する制御手段とを有する信号機１，１・・を複数機備
え、各信号機１，１・・の信号灯２，３の点滅を制御し
て交通を規制する仮設信号システムであって、各信号機
１，１・・の信号灯２，３の点灯の同期がくずれにくい
仮設信号システムを提供する。 【解決手段】 各信号機１，１・・に人工衛星から出力
されるＧＰＳ時刻情報を受信するＧＰＳ受信手段６をも
備え、そのＧＰＳ受信手段６が受信したＧＰＳ時刻情報
を用いてタイマー手段４が出力する時間情報を調整する
ように形成している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路工事等に用い
て交通を規制する、仮設信号システムに関するものであ
る。
て交通を規制する、仮設信号システムに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】道路工事現場、事故現場等において、複
数の信号機を用いて交通を規制する、仮設信号システム
が用いられている。この仮設信号システムは、交通規制
区間の出入り口等に信号機をそれぞれ仮設して、赤色灯
や青色灯等の信号灯を切り替えて信号を表示することに
より交通を規制するようになっている。そして一般に
は、それぞれの信号機の間を信号ケーブルで接続するこ
とにより、親信号機から子信号機に対して、点灯する信
号灯には電気を送り、消灯する信号灯には電気を送らな
い方法で、親信号機が各信号機の点灯の同期をとりなが
ら信号を表示するようになっている。
数の信号機を用いて交通を規制する、仮設信号システム
が用いられている。この仮設信号システムは、交通規制
区間の出入り口等に信号機をそれぞれ仮設して、赤色灯
や青色灯等の信号灯を切り替えて信号を表示することに
より交通を規制するようになっている。そして一般に
は、それぞれの信号機の間を信号ケーブルで接続するこ
とにより、親信号機から子信号機に対して、点灯する信
号灯には電気を送り、消灯する信号灯には電気を送らな
い方法で、親信号機が各信号機の点灯の同期をとりなが
ら信号を表示するようになっている。
【０００３】しかしこのような信号ケーブルで接続する
ことにより同期をとりながら点灯する仮設信号システム
を用いた場合、交通規制区間の長さが長いと信号ケーブ
ルの長さも長くなり、取り扱いが不便となったり、信号
ケーブルの末端で電圧降下を起こして点灯する照度が低
下し、見にくくなるという問題があった。
ことにより同期をとりながら点灯する仮設信号システム
を用いた場合、交通規制区間の長さが長いと信号ケーブ
ルの長さも長くなり、取り扱いが不便となったり、信号
ケーブルの末端で電圧降下を起こして点灯する照度が低
下し、見にくくなるという問題があった。
【０００４】そのため、例えば、特開平４−５４５９８
号に示されるような、経過時間を計数して時間情報を出
力する計時手段と、点滅情報を設定する設定手段と、計
時手段の出力する時間情報及び設定手段に設定された点
滅情報に基づき点灯を制御する制御手段をそれぞれの信
号機に備えることによって、信号ケーブルを不要とした
仮設信号システムが検討されている。
号に示されるような、経過時間を計数して時間情報を出
力する計時手段と、点滅情報を設定する設定手段と、計
時手段の出力する時間情報及び設定手段に設定された点
滅情報に基づき点灯を制御する制御手段をそれぞれの信
号機に備えることによって、信号ケーブルを不要とした
仮設信号システムが検討されている。
【０００５】しかし、特開平４−５４５９８号に示され
るような仮設信号システムの場合、計時手段がそれぞれ
の信号機にあるため、それぞれの計時手段の遅れや進み
のばらつきにより点灯の同期がくずれ、交通の混乱が生
ずる場合があるという問題があった。特に三差路等、３
台以上の信号機を用いる場合、点灯の同期がくずれやす
いという問題があった。
るような仮設信号システムの場合、計時手段がそれぞれ
の信号機にあるため、それぞれの計時手段の遅れや進み
のばらつきにより点灯の同期がくずれ、交通の混乱が生
ずる場合があるという問題があった。特に三差路等、３
台以上の信号機を用いる場合、点灯の同期がくずれやす
いという問題があった。
【０００６】なおそのため、上記特開平４−５４５９８
号の実施例に示されるようなＡＭラジオ受信機を各信号
機に設け、その受信した時報に基づいて時間情報を調整
する方法も検討されているが、信号機を設置する場所は
建物の近くや山の近くの道路上等、ラジオ信号が届きに
くい場所で使用されることが多いため時報を受信しにく
い場合が多く、依然として点灯の同期がくずれやすい場
合があるという問題や、夜間等ラジオ放送が休止した時
間帯や時報が発信されない時間は調整できず、その間は
点灯の同期がくずれやすいという問題があった。
号の実施例に示されるようなＡＭラジオ受信機を各信号
機に設け、その受信した時報に基づいて時間情報を調整
する方法も検討されているが、信号機を設置する場所は
建物の近くや山の近くの道路上等、ラジオ信号が届きに
くい場所で使用されることが多いため時報を受信しにく
い場合が多く、依然として点灯の同期がくずれやすい場
合があるという問題や、夜間等ラジオ放送が休止した時
間帯や時報が発信されない時間は調整できず、その間は
点灯の同期がくずれやすいという問題があった。
【０００７】そのため、信号灯を有する信号機を複数機
備え、各信号機の信号灯の点滅を制御して交通を規制す
る信号ケーブルを不要とした仮設信号システムであっ
て、各信号機の信号灯の点灯の同期がくずれにくく、安
定した規制を可能とする仮設信号システムが求められて
いる。
備え、各信号機の信号灯の点滅を制御して交通を規制す
る信号ケーブルを不要とした仮設信号システムであっ
て、各信号機の信号灯の点灯の同期がくずれにくく、安
定した規制を可能とする仮設信号システムが求められて
いる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、信号灯を有する信号機を複数機備え、各信号機の
信号灯の点滅を制御して交通を規制する信号ケーブルを
不要とした仮設信号システムであって、各信号機の信号
灯の点灯の同期がくずれにくい仮設信号システムを提供
することにある。
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、信号灯を有する信号機を複数機備え、各信号機の
信号灯の点滅を制御して交通を規制する信号ケーブルを
不要とした仮設信号システムであって、各信号機の信号
灯の点灯の同期がくずれにくい仮設信号システムを提供
することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
仮設信号システムは、信号灯を有する信号機を複数機備
え、各信号機の信号灯の点滅を制御して交通を規制する
仮設信号システムであって、経過時間を計数して時間情
報を出力する計時手段と、点滅情報を入力して保存する
設定手段と、計時手段の出力する時間情報及び設定手段
に保存された点滅情報に基づいて信号灯の点滅を制御す
る制御手段とを各信号機に備える仮設信号システムにお
いて、各信号機に人工衛星から出力されるＧＰＳ時刻情
報を受信するＧＰＳ受信手段をも備え、そのＧＰＳ受信
手段が受信したＧＰＳ時刻情報を用いて計時手段が出力
する時間情報を調整するように形成していることを特徴
とする。
仮設信号システムは、信号灯を有する信号機を複数機備
え、各信号機の信号灯の点滅を制御して交通を規制する
仮設信号システムであって、経過時間を計数して時間情
報を出力する計時手段と、点滅情報を入力して保存する
設定手段と、計時手段の出力する時間情報及び設定手段
に保存された点滅情報に基づいて信号灯の点滅を制御す
る制御手段とを各信号機に備える仮設信号システムにお
いて、各信号機に人工衛星から出力されるＧＰＳ時刻情
報を受信するＧＰＳ受信手段をも備え、そのＧＰＳ受信
手段が受信したＧＰＳ時刻情報を用いて計時手段が出力
する時間情報を調整するように形成していることを特徴
とする。
【００１０】本発明の請求項２に係る仮設信号システム
は、請求項１記載の仮設信号システムにおいて、設定手
段に入力する点滅情報を、電気的又は磁気的記録媒体を
用いて入力するように形成していることを特徴とする。
は、請求項１記載の仮設信号システムにおいて、設定手
段に入力する点滅情報を、電気的又は磁気的記録媒体を
用いて入力するように形成していることを特徴とする。
【００１１】本発明の請求項３に係る仮設信号システム
は、請求項１記載の仮設信号システムにおいて、各信号
機に、設定手段と共に電気的に接続した電波送信手段及
び電波受信手段をも備え、所望の信号機の設定手段に保
存された点滅情報を、その所望の信号機の電波送信手段
から、仮設信号システムのうち上記所望の信号機を除く
信号機の電波受信手段に送信して、その所望の信号機を
除く信号機の設定手段に入力するように形成しているこ
とを特徴とする。
は、請求項１記載の仮設信号システムにおいて、各信号
機に、設定手段と共に電気的に接続した電波送信手段及
び電波受信手段をも備え、所望の信号機の設定手段に保
存された点滅情報を、その所望の信号機の電波送信手段
から、仮設信号システムのうち上記所望の信号機を除く
信号機の電波受信手段に送信して、その所望の信号機を
除く信号機の設定手段に入力するように形成しているこ
とを特徴とする。
【００１２】本発明の仮設信号システムは、正確で、か
つ、常時発信されるＧＰＳ時刻情報を用いて計時手段が
出力する時間情報を調整するようになっているため、各
信号機の計時手段の間で遅れや進みのばらつきが発生し
にくく、各信号機の信号灯の点灯の同期がくずれにくい
交通規制が可能となる。さらに、人工衛星は、天頂方向
にあって電波を発信しているため、信号機を設置する場
所が建物の近くや山の近くの道路上等、地上局からの電
波が届きにくいような場所であっても安定して受信する
ことができ、広い設置場所で各信号機の信号灯の点灯の
同期がくずれにくい交通規制が可能となる。
つ、常時発信されるＧＰＳ時刻情報を用いて計時手段が
出力する時間情報を調整するようになっているため、各
信号機の計時手段の間で遅れや進みのばらつきが発生し
にくく、各信号機の信号灯の点灯の同期がくずれにくい
交通規制が可能となる。さらに、人工衛星は、天頂方向
にあって電波を発信しているため、信号機を設置する場
所が建物の近くや山の近くの道路上等、地上局からの電
波が届きにくいような場所であっても安定して受信する
ことができ、広い設置場所で各信号機の信号灯の点灯の
同期がくずれにくい交通規制が可能となる。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明に係る仮設信号システムを
図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る仮設信号
システムの一実施の形態の要部を説明する図であり、図
２は本発明に係る仮設信号システムの一実施の形態の要
部ブロック図であり、図３は本発明に係る仮設信号シス
テムの一実施の形態の点灯動作を説明するタイムチャー
トであり、図４は本発明に係る仮設信号システムの他の
実施の形態の要部ブロック図である。
図面に基づいて説明する。図１は本発明に係る仮設信号
システムの一実施の形態の要部を説明する図であり、図
２は本発明に係る仮設信号システムの一実施の形態の要
部ブロック図であり、図３は本発明に係る仮設信号シス
テムの一実施の形態の点灯動作を説明するタイムチャー
トであり、図４は本発明に係る仮設信号システムの他の
実施の形態の要部ブロック図である。
【００１４】本発明に係る仮設信号システムの第一の実
施の形態は、図１に示すように、信号灯として赤色灯２
及び青色灯３を有する信号機１，１・・を複数機備え、
各信号機１，１・・に有する赤色灯２及び青色灯３の点
滅を制御して交通を規制する仮設信号システムである。
そして、各信号機１，１・・には、赤色灯２及び青色灯
３と共に、経過時間を計数して時間情報を出力する計時
手段４（タイマー）と、点滅情報を入力して保存する設
定手段５と、人工衛星から出力されるＧＰＳ時刻情報を
受信するＧＰＳ受信手段６と、信号灯の点滅を制御する
制御手段（図示せず）とを備える。
施の形態は、図１に示すように、信号灯として赤色灯２
及び青色灯３を有する信号機１，１・・を複数機備え、
各信号機１，１・・に有する赤色灯２及び青色灯３の点
滅を制御して交通を規制する仮設信号システムである。
そして、各信号機１，１・・には、赤色灯２及び青色灯
３と共に、経過時間を計数して時間情報を出力する計時
手段４（タイマー）と、点滅情報を入力して保存する設
定手段５と、人工衛星から出力されるＧＰＳ時刻情報を
受信するＧＰＳ受信手段６と、信号灯の点滅を制御する
制御手段（図示せず）とを備える。
【００１５】そして、図２に示すように、制御手段７
は、計時手段４の出力する時間情報及び設定手段５に保
存された点滅情報に基づいて、信号灯の点滅を制御する
ようになっており、点滅情報により設定された時刻又は
経過時間と、計時手段４の出力する時間情報が一致した
ときに、信号灯の点滅を切り替えて、交通を規制するよ
うになっている。
は、計時手段４の出力する時間情報及び設定手段５に保
存された点滅情報に基づいて、信号灯の点滅を制御する
ようになっており、点滅情報により設定された時刻又は
経過時間と、計時手段４の出力する時間情報が一致した
ときに、信号灯の点滅を切り替えて、交通を規制するよ
うになっている。
【００１６】なお、計時手段４が出力する時間情報は、
ＧＰＳ受信手段６が受信したＧＰＳ時刻情報を用いて調
整するようになっており、時間情報を常に正確に保って
いる。このＧＰＳ受信手段６が受信する情報は、自動車
や船舶等の移動体のナビゲーションシステム用として、
人工衛星の発信する電波を受信して、移動体の位置を測
定する用途等に用いられている情報であり、位置を測定
する場合には、３個以上の人工衛星からの電波を受信
し、その電波の到達遅れ時間から、人工衛星と移動体の
距離を演算することにより、移動体の位置を検出するも
のである。そのためこの人工衛星の発信する電波には、
電波を発信した時刻の情報や、人工衛星の位置の情報等
が含まれており、かつ、常時発信されることによって、
移動体で用いても位置が検出できるようになっている。
なお、この人工衛星の発信する時刻を求める時計は、一
般に使用されている時計と比較して高い精度の時計が使
用されており、正確なＧＰＳ時刻情報が発信されるよう
になっている。
ＧＰＳ受信手段６が受信したＧＰＳ時刻情報を用いて調
整するようになっており、時間情報を常に正確に保って
いる。このＧＰＳ受信手段６が受信する情報は、自動車
や船舶等の移動体のナビゲーションシステム用として、
人工衛星の発信する電波を受信して、移動体の位置を測
定する用途等に用いられている情報であり、位置を測定
する場合には、３個以上の人工衛星からの電波を受信
し、その電波の到達遅れ時間から、人工衛星と移動体の
距離を演算することにより、移動体の位置を検出するも
のである。そのためこの人工衛星の発信する電波には、
電波を発信した時刻の情報や、人工衛星の位置の情報等
が含まれており、かつ、常時発信されることによって、
移動体で用いても位置が検出できるようになっている。
なお、この人工衛星の発信する時刻を求める時計は、一
般に使用されている時計と比較して高い精度の時計が使
用されており、正確なＧＰＳ時刻情報が発信されるよう
になっている。
【００１７】本発明の仮設信号システムは、このような
正確で、かつ、常時発信されるＧＰＳ時刻情報を用いて
計時手段４が出力する時間情報を調整するようになって
いるため、各信号機１，１・・の計時手段４の間で遅れ
や進みのばらつきが発生しにくく、各信号機１，１・・
の信号灯の点灯の同期がくずれにくい交通規制が可能と
なる。さらに、人工衛星は、天頂方向にあって電波を発
信しているため、信号機１，１・・を設置する場所が建
物の近くや山の近くの道路上等、地上局からの電波が届
きにくいような場所であっても安定して受信することが
でき、広い設置場所で各信号機１，１・・の信号灯の点
灯の同期がくずれにくい交通規制が可能となる。
正確で、かつ、常時発信されるＧＰＳ時刻情報を用いて
計時手段４が出力する時間情報を調整するようになって
いるため、各信号機１，１・・の計時手段４の間で遅れ
や進みのばらつきが発生しにくく、各信号機１，１・・
の信号灯の点灯の同期がくずれにくい交通規制が可能と
なる。さらに、人工衛星は、天頂方向にあって電波を発
信しているため、信号機１，１・・を設置する場所が建
物の近くや山の近くの道路上等、地上局からの電波が届
きにくいような場所であっても安定して受信することが
でき、広い設置場所で各信号機１，１・・の信号灯の点
灯の同期がくずれにくい交通規制が可能となる。
【００１８】なお、計時手段４が出力する時間情報を、
ＧＰＳ受信手段６が受信したＧＰＳ時刻情報により調整
する時間間隔は特に限定するものではなく、交通規制す
る点滅情報の時間間隔や、用いた計時手段４の精度によ
り適宜選択可能である。また、ＧＰＳ受信手段６が受信
したＧＰＳ時刻情報を演算して実時刻を求めて調整する
ようにしてもよく、所望の人工衛星から発信されるＧＰ
Ｓ時刻情報をそのまま使用して調整するようにしてもよ
い。
ＧＰＳ受信手段６が受信したＧＰＳ時刻情報により調整
する時間間隔は特に限定するものではなく、交通規制す
る点滅情報の時間間隔や、用いた計時手段４の精度によ
り適宜選択可能である。また、ＧＰＳ受信手段６が受信
したＧＰＳ時刻情報を演算して実時刻を求めて調整する
ようにしてもよく、所望の人工衛星から発信されるＧＰ
Ｓ時刻情報をそのまま使用して調整するようにしてもよ
い。
【００１９】また図２は、ＧＰＳ受信手段６が受信した
ＧＰＳ時刻情報を計時手段４に入力し、計時手段４にお
いて出力する時間情報を調整するようになっているが、
この方法に限定するものではなく、ＧＰＳ受信手段６が
受信したＧＰＳ時刻情報を、制御手段７に入力し、制御
手段７と計時手段４の間で調整するようにしてもよい。
ＧＰＳ時刻情報を計時手段４に入力し、計時手段４にお
いて出力する時間情報を調整するようになっているが、
この方法に限定するものではなく、ＧＰＳ受信手段６が
受信したＧＰＳ時刻情報を、制御手段７に入力し、制御
手段７と計時手段４の間で調整するようにしてもよい。
【００２０】本発明の仮設信号システムはこのように、
各信号機の信号灯の点灯の同期がくずれにくい仮設信号
システムであるため、点滅情報が例えば図３（ａ）に示
すような三差路仕様の３台の信号機を用いる場合であっ
ても、点灯の同期がくずれにくい交通規制が可能とな
る。また、点滅情報が例えば図３（ｂ）に示すような昼
夜で仕様が変更される場合であっても、点灯の同期がく
ずれにくい交通規制が可能となる。
各信号機の信号灯の点灯の同期がくずれにくい仮設信号
システムであるため、点滅情報が例えば図３（ａ）に示
すような三差路仕様の３台の信号機を用いる場合であっ
ても、点灯の同期がくずれにくい交通規制が可能とな
る。また、点滅情報が例えば図３（ｂ）に示すような昼
夜で仕様が変更される場合であっても、点灯の同期がく
ずれにくい交通規制が可能となる。
【００２１】なお、このような各種の点滅情報を設定手
段に入力する方法としては、例えば、タッチパネル等に
より各信号機それぞれに入力する方法（以下入力方法Ａ
と記す）や、磁気カードやＩＣカード等に予め外部で入
力した後、各信号機それぞれに入力する方法（以下入力
方法Ｂと記す）や、所望の信号機にてタッチパネル等に
より入力した情報を、磁気カード等に複写した後、その
信号機を除く信号機にて磁気カード等から複写して入力
する方法（以下入力方法Ｃと記す）や、図４に示すよう
な、各信号機１ａ，１ｂに、設定手段５ａ，５ｂと電気
的に接続した電波送信手段８ａ，８ｂ、及び、設定手段
５ａ，５ｂと電気的に接続した電波受信手段９ａ，９ｂ
をも備え、所望の信号機１ａの設定手段５ａに保存され
た点滅情報を、その所望の信号機１ａの電波送信手段８
ａから送信し、その送信した点滅情報を仮設信号システ
ムのうち所望の信号機を除く信号機１ｂの電波受信手段
９ｂで受信して、その信号機１ｂの設定手段５ｂに入力
する方法（以下入力方法Ｄと記す）等が挙げられる。
段に入力する方法としては、例えば、タッチパネル等に
より各信号機それぞれに入力する方法（以下入力方法Ａ
と記す）や、磁気カードやＩＣカード等に予め外部で入
力した後、各信号機それぞれに入力する方法（以下入力
方法Ｂと記す）や、所望の信号機にてタッチパネル等に
より入力した情報を、磁気カード等に複写した後、その
信号機を除く信号機にて磁気カード等から複写して入力
する方法（以下入力方法Ｃと記す）や、図４に示すよう
な、各信号機１ａ，１ｂに、設定手段５ａ，５ｂと電気
的に接続した電波送信手段８ａ，８ｂ、及び、設定手段
５ａ，５ｂと電気的に接続した電波受信手段９ａ，９ｂ
をも備え、所望の信号機１ａの設定手段５ａに保存され
た点滅情報を、その所望の信号機１ａの電波送信手段８
ａから送信し、その送信した点滅情報を仮設信号システ
ムのうち所望の信号機を除く信号機１ｂの電波受信手段
９ｂで受信して、その信号機１ｂの設定手段５ｂに入力
する方法（以下入力方法Ｄと記す）等が挙げられる。
【００２２】なお、入力方法Ｂの場合及び入力方法Ｃの
場合、各信号機を交通規制区間に配置した後で、点滅情
報を変更する場合に、遠隔地の信号機で行う操作が簡単
な操作で済み、作業性が優れ好ましい。また、入力方法
Ｄの場合、各信号機を交通規制区間に配置した後で、点
滅情報を変更する場合に、遠隔地の信号機に出向かずに
入力することができ、特に作業性が優れ好ましい。
場合、各信号機を交通規制区間に配置した後で、点滅情
報を変更する場合に、遠隔地の信号機で行う操作が簡単
な操作で済み、作業性が優れ好ましい。また、入力方法
Ｄの場合、各信号機を交通規制区間に配置した後で、点
滅情報を変更する場合に、遠隔地の信号機に出向かずに
入力することができ、特に作業性が優れ好ましい。
【００２３】なお、入力方法Ｄの場合、更に設定手段５
ａ，５ｂと計時手段４ａ，４ｂをも電気的に接続し、所
望の信号機１ａの計時手段４ａの出力する時間情報を、
その所望の信号機１ａの電波送信手段８ａから発信し、
その発信した電波を所望の信号機を除く信号機１ｂの計
時手段４ｂに入力するようにしてもよい。この場合、工
事の進行等で一時的にＧＰＳ受信手段６ｂがＧＰＳ時刻
情報を受信できなくなった場合に、他の信号機からの時
間情報を用いて同期をとりながら交通を規制することが
でき、仮設信号システムの信頼性が高くなり好ましい。
なおこの場合、時間情報を発信する信号機の数は、１台
でも複数台でもよいが、複数台から発信する場合は、各
信号機特有の識別情報を同時に発信するようにすると、
時間情報が混信しにくくなり好ましい。
ａ，５ｂと計時手段４ａ，４ｂをも電気的に接続し、所
望の信号機１ａの計時手段４ａの出力する時間情報を、
その所望の信号機１ａの電波送信手段８ａから発信し、
その発信した電波を所望の信号機を除く信号機１ｂの計
時手段４ｂに入力するようにしてもよい。この場合、工
事の進行等で一時的にＧＰＳ受信手段６ｂがＧＰＳ時刻
情報を受信できなくなった場合に、他の信号機からの時
間情報を用いて同期をとりながら交通を規制することが
でき、仮設信号システムの信頼性が高くなり好ましい。
なおこの場合、時間情報を発信する信号機の数は、１台
でも複数台でもよいが、複数台から発信する場合は、各
信号機特有の識別情報を同時に発信するようにすると、
時間情報が混信しにくくなり好ましい。
【００２４】
【発明の効果】本発明の仮設信号システムは、人工衛星
から出力される正確で、かつ、常時発信されるＧＰＳ時
刻情報を用いて計時手段が出力する時間情報を調整する
ようになっているため、各信号機の計時手段の間で遅れ
や進みのばらつきが発生しにくく、本発明の仮設信号シ
ステムを用いると、各信号機の信号灯の点灯の同期がく
ずれにくい交通規制が可能となる。さらに、人工衛星
は、天頂方向にあって電波を発信しているため、信号機
を設置する場所が建物の近くや山の近くの道路上等、地
上局からの電波が届きにくいような場所であっても安定
して受信することができ、広い設置場所で各信号機の信
号灯の点灯の同期がくずれにくい交通規制が可能とな
る。
から出力される正確で、かつ、常時発信されるＧＰＳ時
刻情報を用いて計時手段が出力する時間情報を調整する
ようになっているため、各信号機の計時手段の間で遅れ
や進みのばらつきが発生しにくく、本発明の仮設信号シ
ステムを用いると、各信号機の信号灯の点灯の同期がく
ずれにくい交通規制が可能となる。さらに、人工衛星
は、天頂方向にあって電波を発信しているため、信号機
を設置する場所が建物の近くや山の近くの道路上等、地
上局からの電波が届きにくいような場所であっても安定
して受信することができ、広い設置場所で各信号機の信
号灯の点灯の同期がくずれにくい交通規制が可能とな
る。
【図１】本発明に係る仮設信号システムの一実施の形態
の要部を説明する図である。
の要部を説明する図である。
【図２】本発明に係る仮設信号システムの一実施の形態
の要部ブロック図である。
の要部ブロック図である。
【図３】本発明に係る仮設信号システムの一実施の形態
の点灯動作を説明するタイムチャートである。
の点灯動作を説明するタイムチャートである。
【図４】本発明に係る仮設信号システムの他の実施の形
態の要部ブロック図である。
態の要部ブロック図である。
１，１ａ，１ｂ 信号機 ２ 赤色灯 ３ 青色灯 ４，４ａ，４ｂ 計時手段 ５，５ａ，５ｂ 設定手段 ６，６ａ，６ｂ ＧＰＳ受信手段 ７，７ａ，７ｂ 制御手段 ８ａ，８ｂ 電波送信手段 ９ａ，９ｂ 電波受信手段
Claims (3)
- 【請求項１】 信号灯（２，３）を有する信号機（１，
１・・）を複数機備え、各信号機（１，１・・）の信号
灯（２，３）の点滅を制御して交通を規制する仮設信号
システムであって、経過時間を計数して時間情報を出力
する計時手段（４）と、点滅情報を入力して保存する設
定手段（５）と、計時手段（４）の出力する時間情報及
び設定手段（５）に保存された点滅情報に基づいて信号
灯（２，３）の点滅を制御する制御手段とを各信号機
（１，１・・）に備える仮設信号システムにおいて、各
信号機（１，１・・）に人工衛星から出力されるＧＰＳ
時刻情報を受信するＧＰＳ受信手段（６）をも備え、そ
のＧＰＳ受信手段（６）が受信したＧＰＳ時刻情報を用
いて計時手段（４）が出力する時間情報を調整するよう
に形成していることを特徴とする仮設信号システム。 - 【請求項２】 設定手段（５）に入力する点滅情報を、
電気的又は磁気的記録媒体を用いて入力するように形成
していることを特徴とする請求項１記載の仮設信号シス
テム。 - 【請求項３】 各信号機（１，１・・）に、設定手段
（５）と共に電気的に接続した電波送信手段及び電波受
信手段をも備え、所望の信号機（１）の設定手段（５）
に保存された点滅情報を、その所望の信号機（１）の電
波送信手段から、仮設信号システムのうち上記所望の信
号機を除く信号機（１・・）の電波受信手段に送信し
て、その所望の信号機を除く信号機（１・・）の設定手
段（５）に入力するように形成していることを特徴とす
る請求項１記載の仮設信号システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19506596A JPH1040494A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 仮設信号システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19506596A JPH1040494A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 仮設信号システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1040494A true JPH1040494A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16334980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19506596A Pending JPH1040494A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 仮設信号システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1040494A (ja) |
Cited By (5)
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1996
- 1996-07-24 JP JP19506596A patent/JPH1040494A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041028 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041130 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050405 |