JPH10153975A - 視線誘導標システム - Google Patents

視線誘導標システム

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Publication number
JPH10153975A
JPH10153975A JP9040319A JP4031997A JPH10153975A JP H10153975 A JPH10153975 A JP H10153975A JP 9040319 A JP9040319 A JP 9040319A JP 4031997 A JP4031997 A JP 4031997A JP H10153975 A JPH10153975 A JP H10153975A
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JP
Japan
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control device
guidance
time
pulse
gaze
Prior art date
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Pending
Application number
JP9040319A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Oka
英樹 岡
Hitoshi Ikeda
等 池田
Koji Yamamoto
宏司 山本
Suketaka Nishimoto
祐貴 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 場所や時間に関係なく、各視線誘導標識の誘
導標の点灯・消灯のタイミングを正確にとることができ
る視線誘導標システムを提供する。 【解決手段】 点灯・消灯される誘導標1a,1b,…
が設けられた視線誘導標識を複数配置し、配置した順番
に誘導標1a,1b,…が点灯・消灯されるようにした
視線誘導標システムに関する。このようなシステムにお
いて、GPS信号を受信すると共にGPS信号から検出
した1秒パルス信号を出力するGPS受信機3と、GP
S受信機3から出力される1秒パルス信号を基準にして
誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を制御する制御装置
4とを各視線誘導標識にそれぞれ設ける。また視線誘導
標識の配置の順に誘導標1a,1b,…が点灯・消灯さ
れるように制御装置4による制御のタイミングを設定す
るタイミング設定部5を各制御装置4に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路に沿って所定
間隔で複数本設置される視線誘導標システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】道路の急カーブの箇所などにおいて、自
動車の走行方向を誘導する視線誘導システムが設置され
ている。これは、視線誘導標識に矢印などの誘導標を設
け、この視線誘導標識を道路に沿って所定の一定間隔で
複数本設置し、そして誘導標に設けたランプやLED等
を視線誘導標識を設置した順番に点灯・消灯させること
によって、矢印などの誘導標が道路に沿って移動するよ
うな視覚認識を与え、自動車を道路のカーブに沿って誘
導するようにしたものである。
【0003】このように視線誘導標システムにあって、
各視線誘導標識の誘導標は視線誘導標識を設置した順番
にタイミングをとって点灯・消灯させる必要がある。従
って従来では、各視線誘導標識を信号線で接続し、信号
線を通じて各視線誘導標識の誘導標の点灯・消灯のタイ
ミングをとるようにしているが、山間部など、場所によ
っては各視線誘導標識を信号線で接続することができな
いことがある。
【0004】そこで、各視線誘導標識をそれぞれ独立し
て設置すると共に各視線誘導標識にAMラジオ放送等の
受信機を設け、AMラジオ放送の時報を基準にして各視
線誘導標識の誘導標の点灯・消灯のタイミングをとるよ
うにすることが検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、山間部等では
AMラジオ放送の受信が不良である場合が多く、また場
所や時間によっては妨害電波等があってAMラジオ放送
の受信が不良になることがあり、AMラジオ放送の時報
を利用するこの方式では、各視線誘導標識の誘導標の点
灯・消灯のタイミングを正確にとることが難しいもので
あった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、場所や時間に関係なく、各視線誘導標識の誘導標
の点灯・消灯のタイミングを正確にとることができる視
線誘導標システムを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、点灯・消灯さ
れる誘導標1a,1b,…が設けられた視線誘導標識2
a,2b,…を複数配置し、配置した順番に誘導標1
a,1b,…が点灯・消灯されるようにした視線誘導標
システムにおいて、GPS信号を受信すると共にGPS
信号から検出した1秒パルス信号を出力するGPS受信
機3と、GPS受信機3から出力される1秒パルス信号
を基準にして誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を制御
する制御装置4とを各視線誘導標識2a,2b,…にそ
れぞれ設け、視線誘導標識2a,2b,…の配置の順に
誘導標1a,1b,…が点灯・消灯されるように制御装
置4による制御のタイミングを設定するタイミング設定
部5を各制御装置4に設けて成ることを特徴とするもの
である。
【0008】また請求項2の発明は、受信したGPS信
号に基づいて検出される時刻情報を出力するように上記
GPS受信機3を設定し、GPS受信機3から出力され
る時刻情報に応じて誘導標1a,1b,…の作動のオン
・オフを制御するように制御装置4を設定して成ること
を特徴とするものである。また請求項3の発明は、誘導
標1a,1b,…の作動がオン・オフされる時間を設定
する時間設定部6を制御装置4に接続して設けて成るこ
とを特徴とするものである。
【0009】また請求項4の発明は、受信したGPS信
号に基づいて検出される位置情報を出力するように上記
GPS受信機3を設定し、GPS受信機3から出力され
る位置情報に基づいて日の出・日の入り時間を演算する
と共にこの日の出・日の入り時間を基準にして誘導標1
a,1b,…の作動のオン・オフを制御するように制御
装置4を設定して成ることを特徴とするものである。
【0010】また請求項5の発明は、GPS受信機3か
ら出力される時刻情報に基づいて、各視線誘導標識2の
制御装置4による誘導標1a,1b,…の点灯・消灯の
制御の同期開始時刻が同時刻に設定されるようにして成
ることを特徴とするものである。また請求項6の発明
は、1秒パルス信号の各パルスの時刻の秒数値を所定整
数値で割って整数に割り切れる数値のパルスに同期させ
て、誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を制御するよう
に制御装置4を設定して成ることを特徴とするものであ
る。
【0011】また請求項7の発明は、太陽電池7と、太
陽電池7で発電された電力を充電し誘導標1a,1b,
…に給電する電源用蓄電池8と、太陽電池7からの出力
電圧を検出する電圧検出器9とを具備し、電圧検出器9
で検出された出力電圧が所定値以下のときに電源用蓄電
池8からGPS受信機3に給電するよう制御装置4によ
る制御を設定して成ることを特徴とするものである。
【0012】また請求項8の発明は、太陽電池7と、太
陽電池7で発電された電力を充電し誘導標1a,1b,
…に給電する電源用蓄電池8と、太陽電池7からの出力
電圧を検出する電圧検出器9とを具備し、電圧検出器9
で検出された所定時刻の電圧に応じて、誘導標1a,1
b,…を点灯・消灯する際の点灯時間を制御するように
制御装置4を設定して成ることを特徴とするものであ
る。
【0013】また請求項9の発明は、太陽電池7と、太
陽電池7で発電された電力を充電し誘導標1a,1b,
…に給電する電源用蓄電池8と、太陽電池7からの出力
電圧を検出する電圧検出器9とを具備し、電圧検出器9
で検出された電圧の平均値に応じて、誘導標1a,1
b,…を点灯・消灯する際の点灯時間を制御するように
制御装置4を設定して成ることを特徴とするものであ
る。
【0014】また請求項10の発明は、各視線誘導標識
2a,2b,…に一対ずつ誘導標1a,1a′、1b,
1b′,…を設け、一対の誘導標1a,1a′、1b,
1b′,…のうち一方の誘導標1a,1b,…の組み合
わせで一組の誘導システムを、他方の誘導標1a′,1
b′,…の組み合わせで他の一組の誘導システムを形成
し、各視線誘導標識2a,2b,…に設けた制御装置4
で一対の誘導標1a,1a′、1b,1b′,…の点灯
・消灯をそれぞれ制御するようにして成ることを特徴と
するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。視線誘導標識2a,2b,…は支柱13に矢印な
どの誘導標1a,1b…を設けたプレート16を取り付
けて形成されるものであり、誘導標1a,1b…にはラ
ンプやLED等を埋め込んで点灯・消灯されるようにし
てある。誘導標1a,1b…の電源としては、商用電源
を利用することができるが、蓄電池等を電源とすること
もできる。この視線誘導標識2a,2b,…は図2に示
すように、急カーブの箇所などにおいて道路12に沿っ
て所定の一定間隔で複数本設置してある。
【0016】また各視線誘導標識2a,2b,…の支柱
13の上端部にはGPSアンテナ15が取り付けてあ
る。各視線誘導標識2a,2b,…の支柱13の下部に
はハウジング14が取り付けてあり、ハウジング14内
にはGPS受信機3や制御装置4等が内蔵してあって、
GPS受信機3には上記のGPSアンテナ15が接続し
てある。
【0017】ここで、GPS(Global Posi
tionig System)は地球を周回する衛星2
0から送信されるGPS信号に基づいて、受信した位置
の緯度・経度及び高度の位置情報や、時刻情報を検出で
きるようにしたシステムであり、GPS受信機3にはG
PSアンテナ15で受信したGPS信号に基づいて緯度
・経度や高さによる位置情報及び時刻時刻情報を演算し
て検出するためのCPU等が内蔵してある。またこのG
PS測位時にGPS信号から検出される協定世界時(U
TC)に同期する1秒パルス信号がGPS受信機3から
出力されるようにしてある。1秒パルス信号は、立ち上
がりがUTCの正1秒に同期するパルス信号である。
【0018】GPS受信機3は、CPU、制御プログラ
ムを格納したROM、データを一時記憶するためのRA
M等から構成される制御装置4に接続してあり、GPS
受信機3から出力される1秒パルス信号、位置情報、時
刻情報が制御装置4に入力されるようにしてある。また
図1に示すように、制御装置4にはタイマー回路などで
形成されるタイミング設定部5が接続してある。そして
各視線誘導標識2a,2b,…に設けた各制御装置4
は、それぞれ独立して、制御装置4が設けられた視線誘
導標識2a,2b,…の誘導標1a,1b,…に接続し
てあり、各制御装置4で誘導標1a,1b,…の点灯・
消灯を個別に制御するようにしてある。
【0019】各制御装置4にはGPS受信機3から入力
される1秒パルス信号に同期して駆動パルスを発生させ
る駆動パルス発生回路10が設けてあり、駆動パルス発
生回路10で発生された駆動パルスは各制御装置4に設
けた点灯駆動回路11に入力され、各制御装置4に接続
された誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を制御するよ
うになっている。また、各制御装置4において駆動パル
ス発生回路10で発生する駆動パルスは、1秒パルス信
号に対する同期のタイミングが各制御装置4でずれるよ
うに、タイミング設定部5によって設定できるようにし
てある。
【0020】図3は1秒パルス信号に対する駆動パルス
の同期のタイミングの一例を示すものであり、上から1
秒パルス信号、視線誘導標識2aに設けた制御装置4の
駆動パルス発生回路10で発生される駆動パルス、視線
誘導標識2bに設けた制御装置4の駆動パルス発生回路
10で発生される駆動パルス、視線誘導標識2bに設け
た制御装置4の駆動パルス発生回路10で発生される駆
動パルスである(図5、図6においても同じ)。そし
て、視線誘導標識2aに設けた制御装置4においては、
1秒パルス信号のパルスの立ち上がりと同時に駆動パル
スもオンデューティーとなって、視線誘導標識2aに設
けた誘導標1aを点灯させると共に、この駆動パルスは
1/3秒後にオフデューティーとなって、点灯してから
1/3秒後に誘導標1aを消灯させるように、タイミン
グ設定部5で1秒パルス信号に対する駆動パルスの同期
のタイミングを設定してある。従って、図3のように誘
導標1aは1秒パルス信号のパルスの立ち上がりと同時
に点灯すると共に点灯してから1/3秒後に消灯するこ
とを繰り返す。また視線誘導標識2bに設けた制御装置
4は、1秒パルス信号のパルスの立ち上がりから1/3
秒後に駆動パルスがオンデューティーとなって視線誘導
標識2bに設けた誘導標1bを点灯させると共に、点灯
してから1/3秒後に駆動パルスがオフデューティーと
なって誘導標1bを消灯させるように、タイミング設定
部5で1秒パルス信号に対する駆動パルスの同期のタイ
ミングを設定してある。従って、図3のように誘導標1
bは1秒パルス信号のパルスの立ち上がりから1/3秒
後に点灯すると共に点灯してから1/3秒後に消灯する
ことを繰り返す。さらに視線誘導標識2cに設けた制御
装置4は、1秒パルス信号のパルスの立ち上がりから2
/3秒後に駆動パルスがオンデューティーとなって視線
誘導標識2cに設けた誘導標1cを点灯させると共に、
点灯してから1/3秒後に駆動パルスがオフデューティ
ーとなって誘導標1cを消灯させるように、タイミング
設定部5で1秒パルス信号に対する駆動パルスの同期の
タイミングを設定してある。従って、図3のように誘導
標1cは1秒パルス信号のパルスの立ち上がりから2/
3秒後に点灯すると共に点灯してから1/3秒後に消灯
することを繰り返す。
【0021】このようにして、誘導標1a,1b,…の
点灯・消灯を1秒パルス信号に同期させると共に誘導標
1a,1b,…の点灯・消灯のタイミングを視線誘導標
識2a,2b,…の配置の順にずらすようにタイミング
設定部5で設定することによって、図3に丸付き数字で
示す順に誘導標1a,1b,…を点灯・消灯させること
ができるものであり、矢印などで形成される誘導標1
a,1b,…が道路に沿って移動するような視覚認識を
与えることができ、自動車を道路のカーブに沿って誘導
することができるものである。
【0022】次に、請求項2の発明について説明する。
上記のように受信したGPS信号に基づいて検出される
時刻情報がGPS受信機3から制御装置4に入力されて
いるが、本発明ではこの入力された時刻情報に応じて誘
導標1a,1b,…の作動のオン・オフを制御するよう
に制御装置4のプログラムを設定してある。すなわち、
例えば夜の6時から朝の5時までのように夜間の暗い間
は誘導標1a,1b,…を点灯する必要があるが、この
時間以外の明るい昼間は誘導標1a,1b,…を点灯さ
せる必要はない。そこで、GPS受信機3から制御装置
4に入力される時刻情報の時間が、制御装置4のRAM
等のメモリーに設定されている所定の時間内(例えば夜
の6時から朝の5時までの間)であれば、誘導標1a,
1b,…を点灯・消灯させる作動させるようにし、この
時刻情報の時間が所定の時間外であれば、誘導標1a,
1b,…の点灯・消灯の作動を停止させるように、制御
装置4による制御を行なわせることによって、誘導標1
a,1b,…の点灯に要する電力を少なくして省エネル
ギー化することができるものである。
【0023】次に、請求項3の発明について説明する。
請求項2の発明のようにGPS受信機3から制御装置4
に入力される時刻情報に応じて誘導標1a,1b,…の
作動のオン・オフを制御するにあたって、本発明では誘
導標1a,1b,…の作動がオン・オフされる時間を設
定する時間設定部6を図4に示すように制御装置4に接
続して設けるようにしてある。時間設定部6はテンキー
などキーボード等で形成されるものであり、時間設定部
6を操作することによって、制御装置4のRAM等のメ
モリーに設定する時間を変更することができるようにし
てある。すなわち、季節によって暗くなる時間が変化す
るので、季節に応じて誘導標1a,1b,…の作動のオ
ン・オフを制御する時間を時間設定部6からRAM等の
メモリーに入力し直し、暗くなる時間に合わせて効率良
く誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を作動させること
ができるものである。
【0024】次に、請求項4の発明について説明する。
誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を作動させる時間
は、日の出の時間と日の入りの時間を基準に設定するの
が最も合理的である。そこで本発明では、GPS信号に
基づいて検出される緯度・経度情報などの位置情報がG
PS受信機3から制御装置4に入力されると、この位置
情報で得られた地点の日の出時間及び日の入り時間を演
算するように制御装置4のプログラムを設定してあり、
さらにこのように演算された日の出・日の入り時間を基
準にして誘導標1a,1b,…の点灯・消灯の作動のオ
ン・オフを制御するように制御装置4のプログラムを設
定してある。例えば日の出時間が午前5時、日の入り時
間が午後6時と演算されると、午後6時半以降、午前4
時半まで誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を作動させ
るように制御し、その他は誘導標1a,1b,…は点灯
・消灯の作動をしないように停止させるものである。
【0025】次に、請求項5の発明について説明する。
GPS信号から検出した1秒パルス信号の各パルスの立
ち上がりに誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を同期さ
せる場合には、図3に示すように、パルスの立ち上がり
間の1秒の間に誘導標1a,1b,…の総てを点灯・消
灯させ終える必要があり、誘導標1a,1b,…の点灯
時間を1秒以上の長い時間に設定することができない。
そこで請求項5の本発明では、GPS受信機3から出力
される時刻情報に基づいて、各視線誘導標識2a,2
b,…の制御装置4による誘導標1a,1b,…の点灯
・消灯の制御の同期開始時刻を設定し、この同期開始時
刻を基準にして1秒パルス信号に同期させて駆動パルス
発生回路10で駆動パルスを発生させるようにしてあ
る。
【0026】すなわち、図5に示すように、例えば誘導
標1a,1b,…の点灯・消灯を午後6:00に開始さ
せる場合、GPS受信機3から出力される時刻情報が午
後6:00になったときの1秒パルスの立ち上がりを各
視線誘導標識2a,2b,…のそれぞれの制御装置4に
おける制御の同期開始時刻となるようにプログラムを設
定してある。そして視線誘導標識2aに設けた制御装置
4は、午後6:00での1秒パルス信号のパルスの立ち
上がりと同時に駆動パルスがオンデューティーとなっ
て、視線誘導標識2aに設けた誘導標1aを点灯させる
と共に、この駆動パルスは2秒後にオフデューティーと
なって、点灯してから2秒後に誘導標1aを消灯させる
ように、タイミング設定部5で駆動パルス発生回路10
を制御して1秒パルス信号に対する駆動パルスの同期の
タイミングを設定してあり、さらに1秒パルス信号の誘
導標1aを点灯させるパルスから6つ目(6秒後)のパ
ルスの立ち上がりに同期して駆動パルスがオンデューテ
ィーとなって誘導標1aを点灯させると共に点灯してか
ら2秒後に駆動パルスがオフデューティーとなって誘導
標1aを消灯させるように、タイミング設定部5で駆動
パルス発生回路10を制御して1秒パルス信号に対する
駆動パルスの同期のタイミングを設定してある。従っ
て、誘導標1aは以下同様に、6秒置きに点灯して2秒
間点灯を持続することを繰り返す。
【0027】また視線誘導標識2bに設けた制御装置4
は、午後6:00での1秒パルス信号のパルスの立ち上
がりを基準にし、このパルスから二つ目(2秒後)のパ
ルスの立ち上がりに同期して駆動パルスがオンデューテ
ィーとなって視線誘導標識2bに設けた誘導標1bを点
灯させると共に点灯してから2秒後に駆動パルスがオフ
デューティーとなって誘導標1bを消灯させるように、
タイミング設定部5で駆動パルス発生回路10を制御し
て1秒パルス信号に対する駆動パルスの同期のタイミン
グを設定してあり、さらに1秒パルス信号の誘導標1b
を点灯させるパルスから6つ目(6秒後)のパルスの立
ち上がりに同期して駆動パルスがオンデューティーとな
って誘導標1bを点灯させると共に点灯してから2秒後
に駆動パルスがオフデューティーとなってこの誘導標1
bを消灯させるように、タイミング設定部5で駆動パル
ス発生回路10を制御して1秒パルス信号に対する駆動
パルスの同期のタイミングを設定してある。従って、誘
導標1bは、上記の誘導標1aの点灯・消灯に引き続く
ように、6秒置きに点灯して2秒間点灯を持続すること
を繰り返す。
【0028】また視線誘導標識2cに設けた制御装置4
は、午後6:00での1秒パルス信号のパルスの立ち上
がりを基準にし、このパルスから4つ目(4秒後)のパ
ルスの立ち上がりに同期して駆動パルスがオンデューテ
ィーとなって視線誘導標識2cに設けた誘導標1cを点
灯させると共に点灯してから2秒後に駆動パルスがオフ
デューティーとなって誘導標1cを消灯させるように、
タイミング設定部5で駆動パルス発生回路10を制御し
て1秒パルス信号に対する駆動パルスの同期のタイミン
グを設定してあり、さらに1秒パルス信号の誘導標1c
を点灯させるパルスから6つ目(6秒後)のパルスの立
ち上がりに同期して駆動パルスがオンデューティーとな
って誘導標1cを点灯させると共に点灯してから2秒後
に駆動パルスがオフデューティーとなって誘導標1cを
消灯させるように、タイミング設定部5で駆動パルス発
生回路10を制御して1秒パルス信号に対する駆動パル
スの同期のタイミングを設定してある。従って、誘導標
1cは、上記の誘導標1bの点灯・消灯に引き続くよう
に、6秒置きに点灯して2秒間点灯を持続することを繰
り返す。
【0029】このようにGPS受信機3から出力される
時刻情報に基づいて、各視線誘導標識2a,2b,…の
制御装置4による誘導標1a,1b,…の点灯・消灯の
制御の同期開始時刻を同時刻に設定することによって、
各視線誘導標識2a,2b,…の誘導標1a,1b,…
の点灯・消灯の同期タイミングを1秒パルスの各パルス
を基準にして設定する必要がなくなり、点灯時間を1秒
パルス信号のパルスの立ち上がり間の1秒より長い時間
に設定することが可能になるものである。
【0030】次に、請求項6の発明について説明する。
請求項5の発明ではGPS受信機3から出力される時刻
情報に基づいて1秒パルス信号に対する同期開始時刻を
設定することによって、1秒パルス信号のパルスの立ち
上がりの間隔の1秒より長い間隔で周期をとることがで
きるようにしているが、予め設定された同期開始時刻に
なるまで同期をスタートさせることができない。そこで
請求項6の発明では、1秒パルス信号の各パルスの立ち
上がりの時刻の秒数値を所定整数値で割り、整数に割り
切れる数値のパルスの立ち上がりに同期させて、駆動パ
ルス発生回路10で駆動パルスを発生させるように、制
御装置4を設定してある。
【0031】すなわち、図6に示すように、1秒パルス
信号の各立ち上がりの時刻が、GPS受信機3から出力
される時刻情報に基づいて、秒単位でカウントされるよ
うにしてある。図6には1秒パルス信号の各立ち上がり
の時刻が12時20分18秒から12時20分27秒の
間でカウントされている状態が図示してある。そして1
秒パルス信号のこのパルスの各立ち上がりの時刻の秒数
値を設定された所定の整数値、例えば3で割る演算を行
なわせると、整数に割り切れるパルスの立ち上がりの時
刻は18秒と21秒と24秒と27秒である。
【0032】そして視線誘導標識2aに設けた制御装置
4は、この3で割り切れる秒数のパルスの立ち上がりと
同時に駆動パルスがオンデューティーとなって、視線誘
導標識2aに設けた誘導標1aを点灯させるように、タ
イミング設定部5で駆動パルス発生回路10を制御して
駆動パルスの同期のタイミングを設定してある。従っ
て、誘導標1aは3秒の周期で点灯することを繰り返
す。また視線誘導標識2bに設けた制御装置4は、この
3で割り切れる秒数のパルスの立ち上がりから1秒後に
駆動パルスがオンデューティーとなって、視線誘導標識
2bに設けた誘導標1bを点灯させるように、タイミン
グ設定部5で駆動パルス発生回路10を制御して駆動パ
ルスの同期のタイミングを設定してある。従って、誘導
標1bは誘導標1aに1秒遅れて、3秒の周期で点灯す
ることを繰り返す。さらに視線誘導標識2cに設けた制
御装置4は、この3で割り切れる秒数のパルスの立ち上
がりから2秒後に駆動パルスがオンデューティーとなっ
て、視線誘導標識2cに設けた誘導標1cを点灯させる
ように、タイミング設定部5で駆動パルス発生回路10
を制御して駆動パルスの同期のタイミングを設定してあ
る。従って、誘導標1cは誘導標1aに2秒遅れて、3
秒の周期で点灯することを繰り返す。
【0033】このように、1秒パルス信号の各パルスの
立ち上がりの時刻の秒数値を所定整数値で割って、整数
に割り切れる数値のパルスの立ち上がりに同期させて、
誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を制御するようにし
ているので、1秒パルスの立ち上がりの時刻の秒数値を
割る所定整数値の秒間隔の周期で誘導標1a,1b,…
の点灯・消灯を制御することができるものである。上記
のように1秒パルス信号の各パルスの立ち上がりの時刻
の秒数値を割る数値として3を設定すれば、3秒間隔で
誘導標1a,1b,…の点灯・消灯を制御することがで
きるものであり、数値として2を設定すれば2秒間隔
で、数値として4を設定すれば4秒間隔で、誘導標1
a,1b,…の点灯・消灯を制御することができるもの
である。またこのものでは電源を入れるとすぐに1秒パ
ルスの立ち上がりの時刻の秒数値を所定整数値で割る動
作を開始させることができるので、電源を入れると同時
に1秒パルス信号に対する同期をスタートさせて誘導標
1a,1b,…の点灯・消灯を制御することが可能にな
るものである。
【0034】次に、請求項7の発明について説明する。
この発明では、図7に示すように各視線誘導標識2の上
端部に太陽電池7が取り付けてあり、太陽電池7で発電
された電力はハウジング14の下側に設けた電源用蓄電
池8に充電して蓄電されるようにしてある。また図8の
ように太陽電池7と電源用蓄電池8を接続する電源線1
7には電圧検出器9が接続してあり、太陽電池7で発電
され電源用蓄電池8に出力される電力の電圧を電圧検出
器9で検出するようにしてある。また電源用蓄電池8は
電源供給スイッチ18を介して電源線17でGPS受信
機3に接続してあり、電源用蓄電池8からの給電によっ
てGPS受信機3は作動するようになっている。電圧検
出器9で検出された電圧のデータは制御装置4に入力さ
れるようにしてあり、この入力された電圧値に基づいて
電源供給スイッチ18をON・OFF制御するようにし
てある。図8において、矢印線は信号線である。
【0035】ここで、日中のように太陽電池7が強い太
陽光を受けて発電しているときには太陽電池7から出力
される電力の電圧は高いが、日の入り付近(図9の18
時頃)や日の出付近(図9の6時頃)のように太陽光が
弱くなると太陽電池7から出力される電力の電圧は低く
なり、夜間のように太陽が沈むと太陽電池7から出力さ
れる電力の電圧はほぼ零になる。一方、誘導標1a,1
b,…を点灯させる必要があるのは、太陽光が弱くなる
日の入り付近から日の出付近までの間である。そこで本
発明では、太陽電池7から出力される電力の電圧を電圧
検出器9で検出して制御装置4に入力し、太陽電池7の
出力電圧Vo と制御装置4のメモリーに設定されている
所定の設定電圧Ve とを比較演算して、図9に示すよう
に、Vo>Ve のときには電源供給スイッチ18をOF
Fに制御し、GPS受信機3への電力供給を遮断してG
PS受信機3の作動をOFF状態にすると共に、誘導標
1a,1b,…の点灯・消灯の作動をOFF状態に制御
するようにしてあり、またVo ≦Ve のときには電源供
給スイッチ18をONに制御し、GPS受信機3に電力
を供給してGPS受信機3の作動をON状態にすると共
に、誘導標1a,1b,…の点灯・消灯の作動をON状
態に制御するようにしてある。
【0036】このようにして、山間部など電源をとるの
が困難な場所でも太陽電池7を電力源としてシステムを
作動させることができるものであり、しかも、周囲が明
るくて誘導標1a,1b,…の点灯が不要なときにはG
PS受信機3や誘導標1a,1b,…の作動を自動的に
OFFにして電力が消費されないようにすることがで
き、省エネルギーでシステムを作動させることができる
ものである。
【0037】次に請求項8の発明について説明する。こ
のものでは図10に示すように、上記の電圧検出器9を
制御装置4に設けた電圧演算回路21に接続してあり、
太陽電池7で発電された電力の電圧が電圧検出器9で上
記のように検出されると、この検出された電圧のデータ
は電圧演算回路21に入力されるようになっている。そ
して予め設定された定時刻(例えば午後1時0分0秒)
に、電圧検出器9から電圧演算回路21に入力される太
陽電池7の発電電圧に応じて、電圧演算回路21で駆動
パルス発生回路10を制御し、図11(a)に示すよう
に、太陽電池7の発電電圧が低くなるにつれて、駆動パ
ルスのオンデューティーの時間が短くなるように、駆動
パルス発生回路10で発生される駆動パルスのパルスデ
ューティーを調整するようにしてある。
【0038】すなわち、駆動パルス発生回路10で発生
される駆動パルスのオンデューティーの時間T1 の間、
誘導標1a,1b,…を点灯させ、駆動パルスのオフデ
ューティーの時間T2 の間、誘導標1a,1b,…を消
灯させるように、各制御装置4の点灯駆動回路11は作
動しているが、太陽電池7の発電電圧が低く、電源用蓄
電池8の充電が不十分であるときにも、誘導標1a,1
b,…の点灯時間が一定であると、夜間のうちに電源用
蓄電池8からの給電が不足して誘導標1a,1b,…を
点灯させることができなくなるおそれがある。そこで、
設定時刻に電圧検出器9で検出される太陽電池7の発電
電圧が低いときには、図11(b)のイからロへのよう
にオンデューティー時間T1 が短く、オフデューティー
時間T2が長くなるように駆動パルス発生回路10を制
御して駆動パルスのパルスデューティーを調整し、誘導
標1a,1b,…の点灯時間が短くなるように制御して
単位時間当たりの消費電力を抑え、電源用蓄電池8から
の給電が不足して誘導標1a,1b,…を点灯させるこ
とができなくなるようなことを未然に防ぐようにしてあ
る。尚、電源用蓄電池8の電圧を電圧検出器9で検出
し、所定の設定された時刻での電源用蓄電池8の電圧に
応じて、上記と同様に電圧演算回路21で駆動パルス発
生回路10を制御するようにすることもできる。
【0039】請求項9の発明では、電圧検出器9から電
圧演算回路21に入力される太陽電池7の発電電圧を、
例えば午前7時から午後6時のように日中の平均値とし
て電圧演算回路21で演算し、太陽電池7の発電平均電
圧に応じて、上記と同様に電圧演算回路21で駆動パル
ス発生回路10を制御し、太陽電池7の発電平均電圧が
低くなるにつれて、駆動パルスのオンデューティーの時
間が短くなるように、駆動パルス発生回路10で発生さ
れる駆動パルスのパルスデューティーを調整するように
してある。
【0040】次に、請求項10の発明について説明す
る。各視線誘導標識2a,2b,…には図12に示すよ
うに一対ずつ誘導標1a,1a′、1b,1b′,…が
設けてある。一対ずつの誘導標1a,1a′、1b,1
b′,…のうち、一方の誘導標1a,1b,…は例えば
一方向(右方向)を向く矢印で形成し、他方の誘導標1
a′,1b′,…は例えば他方向(左方向)を向く矢印
で形成するというように、一方の誘導標1a,1b,…
の組み合わせで一組の誘導システムS1 を、他方の誘導
標1a′,1b′,…の組み合わせで一組の誘導システ
ムS2 を形成するようにしてある。
【0041】そして各視線誘導標識2a,2b,…に設
けた制御装置4で一対の誘導標1a,1a′、1b,1
b′,…の点灯・消灯をそれぞれ制御するようにしてあ
る。例えば、図13に示すように、視線誘導標識2aに
設けた制御装置4は、1秒パルス信号のパルスの立ち上
がりと同時に駆動パルスがオンデューティーとなって誘
導標1aを点灯させて点灯から1/3秒後に消灯させる
と共に、1秒パルス信号のパルスの立ち上がりから2/
3秒後に駆動パルスがオンデューティーとなって誘導標
1a′を点灯させて点灯から1/3秒後に消灯させるよ
うに、タイミング設定部5で制御して駆動パルス発生回
路10からこの二種類の駆動パルスを発生させ、1秒パ
ルス信号に対する誘導標1a,1a′の点灯・消灯の同
期のタイミングを調整するように設定してある。また視
線誘導標識2bに設けた制御装置4は、1秒パルス信号
のパルスの立ち上がりから1/3秒後に駆動パルスがオ
ンデューティーとなって誘導標1bを点灯させて点灯か
ら1/3秒後に消灯させると共に、1秒パルス信号のパ
ルスの立ち上がりから1/3秒後に駆動パルスがオンデ
ューティーとなって誘導標1b′を点灯させて点灯から
1/3秒後に消灯させるように、タイミング設定部5で
制御して駆動パルス発生回路10からこの二種類の駆動
パルスを発生させ、1秒パルス信号に対する誘導標1
b,1b′の点灯・消灯の同期のタイミングを調整する
ように設定してある。さらに視線誘導標識2cに設けた
制御装置4は、1秒パルス信号のパルスの立ち上がりか
ら2/3秒後に駆動パルスがオンデューティーとなって
誘導標1cを点灯させて点灯から1/3秒後に消灯させ
ると共に、1秒パルス信号のパルスの立ち上がりと同時
に駆動パルスがオンデューティーとなって誘導標1c′
を点灯させて点灯から1/3秒後に消灯させるように、
タイミング設定部5で制御して駆動パルス発生回路10
からこの二種類の駆動パルスを発生させ、1秒パルス信
号に対する誘導標1c,1c′の点灯・消灯の同期のタ
イミングを調整するように設定してある。
【0042】このように各視線誘導標識2a,2b,…
に設けた制御装置4で制御することによって、一組の誘
導システムS1 を構成する誘導標1a,1b,1cはこ
の順に(図12において左から右への順に)点灯・消灯
の動作を行ない、この順の方向(図12において左から
右への方向)に自動車を誘導することができるものであ
り、また他方の一組の誘導システムS2 を構成する誘導
標1a′,1b′,1c′はこの順と逆に(図12にお
いて右から左への順に)点灯・消灯の動作を行ない、こ
の順と逆の方向(図12において右から左への方向)に
自動車を誘導することができるものである。従って、1
セットの視線誘導標識2a,2b,…で自動車を道路の
上り線方向へも下り線方向へも誘導することができ、シ
ステムを安価に形成することができるものである。尚、
このシステムは図14に示すように、道路のセンターラ
イン19に埋め込んで設置することができる。
【0043】
【発明の効果】上記のように本発明は、GPS信号を受
信すると共にGPS信号から検出した1秒パルス信号を
出力するGPS受信機と、GPS受信機から出力される
1秒パルス信号を基準にして誘導標の点灯・消灯を制御
する制御装置とを各視線誘導標識にそれぞれ設け、視線
誘導標識の配置の順に誘導標が点灯・消灯されるように
制御装置による制御のタイミングを設定するタイミング
設定部を各制御装置に設けたので、誘導標の点灯・消灯
を1秒パルス信号に同期させると共に誘導標の点灯・消
灯のタイミングを視線誘導標識の配置の順にずらすよう
に設定することによって、誘導標が道路等に沿って移動
するような視覚認識を与えて自動車を誘導することがで
きるものであり、しかもこの誘導標の点灯・消灯のタイ
ミングは全世界のどの場所でも、どの時間帯でも受信で
きるGPS信号の1秒パルス信号に同期させて得ること
ができるものであって、場所や時間に関係なく視線誘導
標システムを正確に作動させることができるものであ
る。
【0044】また請求項2の発明は、受信したGPS信
号に基づいて検出される時刻情報を出力するように上記
GPS受信機を設定し、GPS受信機から出力される時
刻情報に応じて誘導標の作動のオン・オフを制御するよ
うに制御装置を設定したので、誘導標を点灯させる必要
のある暗い時間のみ誘導標を作動させて誘導標を点灯さ
せる必要のない明るい時間は誘導標を作動させないにす
ることができ、誘導標に消費される電力を少なくして省
エネルギー化することができるものである。
【0045】また請求項3の発明は、誘導標の作動がオ
ン・オフされる時間を設定する時間設定部を制御装置に
接続して設けたので、季節によって暗くなる時間が変化
しても誘導標の作動のオン・オフを制御する時間を時間
設定部から入力し直すことができるものであり、季節に
合わせて誘導標の点灯・消灯を効率良く作動させること
ができ、誘導標に消費される電力を極力少なくして省エ
ネルギー化することができるものである。
【0046】また請求項4の発明は、受信したGPS信
号に基づいて検出される位置情報を出力するように上記
GPS受信機を設定し、GPS受信機から出力される位
置情報に基づいて日の出・日の入り時間を演算すると共
にこの日の出・日の入り時間を基準にして誘導標の作動
のオン・オフを制御するように制御装置を設定したの
で、誘導標の点灯・消灯を作動させる時間を日の出の時
間と日の入りの時間を基準にして設定することができ、
誘導標の点灯・消灯を効率良く作動させて誘導標に消費
される電力を極力少なくし、省エネルギー化することが
できるものである。また請求項5の発明は、GPS受信
機から出力される時刻情報に基づいて、各視線誘導標識
の制御装置による誘導標の点灯・消灯の制御の同期開始
時刻が同時刻に設定されるようにしたので、各視線誘導
標識の誘導標の点灯・消灯の同期タイミングを1秒パル
スの各パルスの立ち上がりを基準にする必要がなくな
り、誘導標の点灯時間を1秒パルスのパルス間の1秒よ
り長い時間に設定することが可能になるものである。
【0047】また請求項6の発明は、1秒パルス信号の
各パルスの時刻の秒数値を所定整数値で割って整数に割
り切れる数値のパルスに同期させて、誘導標の点灯・消
灯を制御するように制御装置を設定したので、1秒パル
ス信号の各パルスの時刻の秒数値を割る所定整数値の秒
を周期として誘導標の点灯・消灯を制御することができ
るものであり、1秒以上の長い間隔の周期で点灯・消灯
を制御することが可能になるものである。
【0048】また請求項7の発明は、太陽電池と、太陽
電池で発電された電力を充電し誘導標に給電する電源用
蓄電池と、太陽電池からの出力電圧を検出する電圧検出
器とを具備し、電圧検出器で検出された出力電圧が所定
値以下のときに電源用蓄電池からGPS受信機に給電す
るよう制御装置による制御を設定したので、山間部など
電源をとるのが困難な場所でも太陽電池を電力源として
システムを作動させることができるものであり、しか
も、明るくて誘導標の点灯が不要なときにはGPS受信
機の作動を自動的にOFFにして電力が消費されないよ
うにすることができ、省エネルギーでシステムを作動さ
せることができるものである。
【0049】また請求項8の発明は、太陽電池と、太陽
電池で発電された電力を充電し誘導標に給電する電源用
蓄電池と、太陽電池からの出力電圧を検出する電圧検出
器とを具備し、電圧検出器で検出された所定時刻の電圧
に応じて、誘導標を点灯・消灯する際の点灯時間を制御
するように制御装置を設定したので、太陽電池の発電電
圧が低いときには誘導標の点灯時間が短くなるように制
御することによって、電源用蓄電池の単位時間当たりの
消費電力を抑えることができ、太陽電池の発電が不十分
で電源用蓄電池の充電が不十分であっても、給電不足が
発生して誘導標を点灯させることができなくなるような
ことを未然に防ぐことができるものである。
【0050】また請求項9の発明は、太陽電池と、太陽
電池で発電された電力を充電し誘導標に給電する電源用
蓄電池と、太陽電池からの出力電圧を検出する電圧検出
器とを具備し、電圧検出器で検出された電圧の平均値に
応じて、誘導標を点灯・消灯する際の点灯時間を制御す
るように制御装置を設定したので、太陽電池の発電平均
電圧が低いときには誘導標の点灯時間が短くなるように
制御することによって、電源用蓄電池の単位時間当たり
の消費電力を抑えることができ、太陽電池の発電が不十
分で電源用蓄電池の充電が不十分であっても、給電不足
が発生して誘導標を点灯させることができなくなるよう
なことを未然に防ぐことができるものである。
【0051】また請求項10の発明は、各視線誘導標識
に一対ずつ誘導標を設け、一対の誘導標のうち一方の誘
導標の組み合わせで一組の誘導システムを、他方の誘導
標の組み合わせで他の一組の誘導システムを形成し、各
視線誘導標識に設けた制御装置で一対の誘導標の点灯・
消灯をそれぞれ制御するようにしたので、一組の誘導シ
ステムを構成する誘導標が点灯・消灯する順と、他の一
組の誘導システムを構成する誘導標が点灯・消灯する順
が逆になるように制御することによって、一方から他方
へと、また他方から一方へと同時に二方向へ自動車を誘
導することができるものであり、二方向に誘導できるシ
ステムを安価に形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図2】同上の実施の形態の斜視図である。
【図3】同上の実施の形態における1秒パルス信号と誘
導標の点灯・消灯を制御する駆動パルス信号のタイムチ
ャートである。
【図4】本発明の実施の形態の他例の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の実施の形態の他例における1秒パルス
信号と誘導標の点灯・消灯を制御する駆動パルス信号の
タイムチャートである。
【図6】本発明の実施の形態の他例における1秒パルス
信号と誘導標の点灯・消灯を制御する駆動パルス信号の
タイムチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の他例の斜視図である。
【図8】同上の実施の形態の回路構成を示すブロック図
である。
【図9】同上の実施の形態における、太陽電池の出力電
圧と、GPS受信機のON・OFFと、誘導標の作動の
ON・OFFを示すタイムチャートである。
【図10】本発明の実施の形態の他例の回路構成を示す
ブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態の他例を説明する図であ
り、(a)は太陽電池の電圧と駆動パルスのオンデュー
ティーの関係を示すグラフ、(b)は誘導標の点灯・消
灯を制御する駆動パルス信号のタイムチャートである。
【図12】本発明の実施の形態の他例の斜視図である。
【図13】同上の実施の形態における1秒パルス信号と
誘導標の点灯・消灯を制御する駆動パルス信号のタイム
チャートである。
【図14】本発明の実施の形態の他例の斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c 誘導標 2a,2b,2c 視線誘導標識 3 GPS受信機 4 制御装置 5 タイミング設定部 6 時間設定部 7 太陽電池 8 電源用蓄電池 9 電圧検出器
フロントページの続き (72)発明者 西本 祐貴 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点灯・消灯される誘導標が設けられた視
    線誘導標識を複数配置し、配置した順番に誘導標が点灯
    ・消灯されるようにした視線誘導標システムにおいて、
    GPS信号を受信すると共にGPS信号から検出した1
    秒パルス信号を出力するGPS受信機と、GPS受信機
    から出力される1秒パルス信号を基準にして誘導標の点
    灯・消灯を制御する制御装置とを各視線誘導標識にそれ
    ぞれ設け、視線誘導標識の配置の順に誘導標が点灯・消
    灯されるように制御装置による制御のタイミングを設定
    するタイミング設定部を各制御装置に設けて成ることを
    特徴とする視線誘導標システム。
  2. 【請求項2】 受信したGPS信号に基づいて検出され
    る時刻情報を出力するように上記GPS受信機を設定
    し、GPS受信機から出力される時刻情報に応じて誘導
    標の作動のオン・オフを制御するように制御装置を設定
    して成ることを特徴とする請求項1に記載の視線誘導標
    システム。
  3. 【請求項3】 誘導標の作動がオン・オフされる時間を
    設定する時間設定部を制御装置に接続して設けて成るこ
    とを特徴とする請求項2に記載の視線誘導標システム。
  4. 【請求項4】 受信したGPS信号に基づいて検出され
    る位置情報を出力するように上記GPS受信機を設定
    し、GPS受信機から出力される位置情報に基づいて日
    の出・日の入り時間を演算すると共にこの日の出・日の
    入り時間を基準にして誘導標の作動のオン・オフを制御
    するように制御装置を設定して成ることを特徴とする請
    求項1に記載の視線誘導標システム。
  5. 【請求項5】 GPS受信機から出力される時刻情報に
    基づいて、各視線誘導標識の制御装置による誘導標の点
    灯・消灯の制御の同期開始時刻が同時刻に設定されるよ
    うにして成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の視線誘導標システム。
  6. 【請求項6】 1秒パルス信号の各パルスの時刻の秒数
    値を所定整数値で割って整数に割り切れる数値のパルス
    に同期させて、誘導標の点灯・消灯を制御するように制
    御装置を設定して成ることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載の視線誘導標システム。
  7. 【請求項7】 太陽電池と、太陽電池で発電された電力
    を充電し誘導標に給電する電源用蓄電池と、太陽電池か
    らの出力電圧を検出する電圧検出器とを具備し、電圧検
    出器で検出された出力電圧が所定値以下のときに電源用
    蓄電池からGPS受信機に給電するよう制御装置による
    制御を設定して成ることを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれかに記載の視線誘導標システム。
  8. 【請求項8】 太陽電池と、太陽電池で発電された電力
    を充電し誘導標に給電する電源用蓄電池と、太陽電池か
    らの出力電圧を検出する電圧検出器とを具備し、電圧検
    出器で検出された所定時刻の電圧に応じて、誘導標を点
    灯・消灯する際の点灯時間を制御するように制御装置を
    設定して成ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の視線誘導標システム。
  9. 【請求項9】 太陽電池と、太陽電池で発電された電力
    を充電し誘導標に給電する電源用蓄電池と、太陽電池か
    らの出力電圧を検出する電圧検出器とを具備し、電圧検
    出器で検出された電圧の平均値に応じて、誘導標を点灯
    ・消灯する際の点灯時間を制御するように制御装置を設
    定して成ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載の視線誘導標システム。
  10. 【請求項10】 各視線誘導標識に一対ずつ誘導標を設
    け、一対の誘導標のうち一方の誘導標の組み合わせで一
    組の誘導システムを、他方の誘導標の組み合わせで他の
    一組の誘導システムを形成し、各視線誘導標識に設けた
    制御装置で一対の誘導標の点灯・消灯をそれぞれ制御す
    るようにして成ることを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれかに記載の視線誘導標システム。
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