JP6733380B2 - 電子時計および電子時計の制御方法 - Google Patents

電子時計および電子時計の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、時刻情報を含む電波を受信する電子時計および電子時計の制御方法に関する。
GPS(Global Positioning System)衛星から送信される衛星信号など、時刻情報を含む電波を自動受信して、時刻修正を行う電子時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の電子時計は、ソーラーセルに当たる光の照度を検出して照度検出レベルを求め、当該照度検出レベルが照度閾値レベル以上となる高照度状態が、所定時間以上継続したか否かを判定する判定処理を行う。高照度状態が所定時間以上継続した場合は、電子時計に太陽光が照射されていると判断でき、電子時計が屋外に配置されている可能性が高いため、当該電子時計は、GPS衛星から送信される衛星信号を受信する受信処理を実行する。
前記判定処理は、毎日決められた時刻に開始され、受信処理が実行された場合に終了する。すなわち、受信処理が実行された場合は、その後、次の日の決められた時刻まで、前記判定処理は実行されないため、高照度状態が所定時間以上継続したとしても、再度の受信処理は実行されない。
特開2013−50343号公報
しかしながら、特許文献1の電子時計は、前記判定処理を実行中であるか否かは表示していない。このため、電子時計が、ソーラーセルに照度閾値レベル以上の光を所定時間当てれば受信処理が実行される状態にあるのか否か、すなわち、自動受信機能が有効か否かを、ユーザーが把握できず不便であった。
本発明の目的は、自動受信機能が有効か否かをユーザーが把握できる電子時計および電子時計の制御方法を提供することにある。
本発明の電子時計は、電波を受信する受信回路と、表示装置と、自動受信条件に該当したか否かを判定する条件判定部と、前記自動受信条件に該当したと判定された場合、前記受信回路を制御して前記電波を受信する受信処理を実行する自動受信制御部と、前記条件判定部を動作状態または非動作状態に切り替える動作制御部と、前記条件判定部が動作状態である場合、受信待機情報を前記表示装置に表示させる表示制御部と、を備えることを特徴とする。
電波は、例えば、GPS衛星などの位置情報衛星から送信される衛星信号や、JJYなどの標準電波である。
動作制御部は、例えば、毎日予め設定された時刻に条件判定部を動作状態とし、自動受信条件に該当して受信処理が実行された場合、条件判定部を非動作状態とする。
本発明によれば、ユーザーは、受信待機情報が表示されている場合は、条件判定部が動作状態にあり、電子時計が、自動受信条件に該当すれば受信処理が実行される状態にあること、すなわち、自動受信機能が有効であることが分かる。また、ユーザーは、受信待機情報が表示されていない場合は、条件判定部が非動作状態にあり、電子時計が、自動受信条件に該当しても受信処理が実行されない状態にあること、すなわち、自動受信機能が無効であることが分かる。ユーザーは、自動受信機能が有効であることが分かれば、自動受信処理により時刻が修正されることで、正確な時刻を維持できると判断できるため、安心して電子時計を使い続けることが可能となる。
本発明の電子時計において、太陽電池と、前記太陽電池に照射される光の照度を検出する照度検出回路と、を備え、前記条件判定部は、前記照度検出回路によって検出された照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定し、前記検出された照度が前記照度閾値以上の場合、前記自動受信条件に該当したと判定することが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、受信待機情報が表示されている場合、自動受信機能が有効であり、電子時計が、太陽電池に照射される光の照度が照度閾値以上になれば受信処理が実行される状態にあることが分かる。このため、例えば、屋外に出る予定がある場合は、受信処理が実行されることを予測できる。
また、ユーザーは、受信待機情報が表示されていない場合、電子時計が、太陽電池に照射される光の照度が照度閾値以上になっても受信処理が実行されない状態にあることが分かる。このため、例えば、受信処理を実行させる必要があると判断した場合は、電子時計を屋外に配置した状態で、電子時計が備える操作装置を操作して強制的に手動で受信処理を実行させるなどの対応をとることができる。
本発明の電子時計において、時刻を計時する計時装置を備え、前記条件判定部は、前記計時装置によって計時された時刻が、予め設定された所定時刻か否かを判定し、前記計時された時刻が前記所定時刻の場合、前記自動受信条件に該当したと判定することが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、受信待機情報が表示されている場合、時刻が進み所定時刻になれば受信処理が実行されることを予測できる。
また、ユーザーは、受信待機情報が表示されていない場合、例えば翌日になるまでは、時刻が進んでも受信処理が実行されないことが分かる。このため、例えば、受信処理を実行させる必要があると判断した場合は、電子時計を屋外に配置した状態で、操作装置を操作して強制的に手動で受信処理を実行させるなどの対応をとることができる。
本発明の電子時計において、太陽電池と、前記太陽電池に照射される光の照度を検出する照度検出回路と、時刻を計時する計時装置と、を備え、前記条件判定部は、前記照度検出回路によって検出された照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定し、前記検出された照度が前記照度閾値以上の場合、前記自動受信条件に該当したと判定する第1条件判定部と、前記計時装置によって計時された時刻が、予め設定された所定時刻か否かを判定し、前記計時された時刻が前記所定時刻の場合、前記自動受信条件に該当したと判定する第2条件判定部と、を備え、前記表示制御部は、前記第1条件判定部が動作状態である場合、第1受信待機情報を前記表示装置に表示させ、前記第2条件判定部が動作状態である場合、第2受信待機情報を前記表示装置に表示させることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、第1受信待機情報が表示されている場合は、第1条件判定部が動作状態にあり、電子時計が、太陽電池に照射される光の照度が照度閾値以上になれば受信処理が実行される状態にあることが分かる。また、ユーザーは、第2受信待機情報が表示されている場合は、第2条件判定部が動作状態にあり、電子時計が、時刻が進み所定時刻になれば受信処理が実行される状態にあることが分かる。
また、ユーザーは、第1受信待機情報および第2受信待機情報のいずれも表示されていない場合、第1条件判定部および第2条件判定部がいずれも非動作状態にあり、太陽電池に照射される光の照度が照度閾値以上になっても、時刻が進んでも受信処理が実行されないことが分かる。このため、例えば、受信処理を実行させる必要があると判断した場合は、電子時計を屋外に配置した状態で、操作装置を操作して強制的に手動で受信処理を実行させるなどの対応をとることができる。
本発明の電子時計において、前記動作制御部は、予め設定された前記条件判定部の動作条件に該当するか否かを判定し、前記動作条件に該当した場合、前記条件判定部を動作状態とし、予め設定された前記条件判定部の非動作条件に該当するか否かを判定し、前記非動作条件に該当した場合、前記条件判定部を非動作状態とすることが好ましい。
本発明によれば、例えば、ユーザーが操作装置を操作して条件判定部を動作状態または非動作状態に切り替える必要がないため、電子時計を使い易くできる。
本発明の電子時計において、時刻を計時する計時装置を備え、前記動作制御部は、前記計時装置によって計時された時刻が、予め設定された前記条件判定部の動作開始時刻になると、前記動作条件に該当したと判定することが好ましい。
本発明によれば、予め決められた時刻に条件判定部を動作状態とすることができる。
本発明の電子時計において、時刻を計時する計時装置を備え、前記動作制御部は、前記計時装置によって計時された時刻が、予め設定された前記条件判定部の動作終了時刻になると、前記非動作条件に該当したと判定することが好ましい。
本発明によれば、予め決められた時刻に条件判定部を非動作状態とすることができる。
本発明の電子時計において、前記動作制御部は、前記条件判定部が前記自動受信条件に該当したと判定した場合、前記非動作条件に該当したと判定することが好ましい。
本発明によれば、自動受信条件に該当して受信処理が実行された場合、条件判定部が非動作状態とされるため、例えば翌日になるまで再度の受信処理が実行されないようにできる。
本発明の電子時計において、操作装置と、前記操作装置の手動受信操作に応じて、前記受信回路を制御して前記電波を受信する手動受信処理を実行する手動受信判定制御部と、を備え、前記動作制御部は、前記手動受信処理が実行された場合、前記非動作条件に該当したと判定することが好ましい。
本発明によれば、手動受信処理が実行された場合、条件判定部が非動作状態とされるため、例えば翌日になるまで再度の受信処理が実行されないようにできる。
本発明の電子時計において、太陽電池と、前記太陽電池に照射される光の照度を検出する照度検出回路と、を備え、前記動作制御部は、前記照度検出回路によって検出された照度が予め設定された照度閾値以上となる高照度状態の場合、前記条件判定部を動作状態とし、前記条件判定部は、前記高照度状態の継続時間が、予め設定された時間閾値以上か否かを判定し、前記継続時間が前記時間閾値以上の場合、前記自動受信条件に該当したと判定することが好ましい。
時間閾値は、例えば1秒、2秒、10秒などに設定される。
本発明によれば、例えば、ユーザーが屋内において窓際を通過する際に、太陽電池に短時間の間太陽光が照射されるような場合、受信処理が実行されることを抑制できるため、受信処理に失敗することを抑制できる。
また、本発明によれば、検出された照度が照度閾値以上となる高照度状態の場合、条件判定部が動作状態となり、受信待機情報が表示される。
このため、ユーザーは、電子時計に受信処理を実行させようと考え、屋外などで太陽電池に光を当てた場合、受信待機情報が表示されている場合は、太陽電池に照射された光の照度が照度閾値以上であることが分かる。このため、電子時計の状態を維持することで、受信処理を実行させることができる。
また、ユーザーは、受信待機情報が表示されていない場合には、太陽電池に照射された光の照度が照度閾値未満であることが分かる。このため、電子時計の配置や姿勢を変えることで、太陽電池に照射される光の照度が照度閾値以上となるように調整できる。
本発明の電子時計において、前記表示制御部は、前記受信処理が、前記条件判定部によって前記自動受信条件に該当したと判定されて実行された場合、受信結果の表示を要求する結果表示要求信号に応じて、自動受信によって受信に成功したか否かを示す受信結果情報を前記表示装置に表示させることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、受信結果情報が表示されることで、自動受信処理に成功したか否かを判断できる。
本発明の電子時計において、前記表示制御部は、前記受信処理が、前記第1条件判定部によって前記自動受信条件に該当したと判定されて実行された場合、受信結果の表示を要求する結果表示要求信号に応じて、自動受信によって受信に成功したか否かを示す第1受信結果情報を前記表示装置に表示させ、前記受信処理が、前記第2条件判定部によって前記自動受信条件に該当したと判定されて実行された場合、前記結果表示要求信号に応じて、自動受信によって受信に成功したか否かを示す第2受信結果情報を前記表示装置に表示させることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、第1受信結果情報が表示されることで、太陽電池に照射された光の照度が照度閾値以上となって実行される受信処理(光自動受信処理)に成功したか否かを判断できる。また、ユーザーは、第2受信結果情報が表示されることで、時刻が所定時刻となって実行される受信処理(定時自動受信処理)に成功したか否かを判断できる。
これによれば、例えば、光自動受信処理に失敗した場合は、例えば、屋内においてスポットライトなどの強い照明の光が電子時計に当たり、受信処理が実行されたことなどが原因として考えられる。このため、ユーザーは、強い照明の光が電子時計に当たらないように注意して電子時計を使用することで、受信処理に失敗することを抑制でき、消費電力を低減できる。
また、定時自動受信処理に失敗した場合は、所定時刻における電子時計の受信環境が適切ではないと判断できるため、ユーザーは、例えば所定時刻の設定を変更することで、受信処理に失敗することを抑制でき、消費電力を低減できる。
本発明の電子時計において、結果表示操作が行われた場合に、前記結果表示要求信号を出力する操作装置を備えることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、受信結果情報を表示させたいと考えた場合、操作装置の結果表示操作を行うことで、直ちに受信結果情報を表示させることができる。
本発明の電子時計において、前記表示制御部は、前記受信処理が実行されている期間、受信モードを前記表示装置に表示させることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、実行されている受信処理の受信モードを把握できる。
本発明の電子時計において、前記表示装置は、指針を備え、前記表示制御部は、前記条件判定部が動作状態の場合、前記受信待機情報を前記指針に表示させ、前記条件判定部が非動作状態の場合、予め設定された所定情報を前記指針に表示させることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、指針が受信待機情報を表示している場合は、条件判定部が動作状態にあることが分かり、指針が受信待機情報を表示していない場合は、条件判定部が非動作状態にあることが分かる。
このため、指針が受信待機情報を表示しない場合は、指針に所定情報を表示させることで、条件判定部が非動作状態にあることと、所定情報とを同時に表示させることができる。
このため、受信待機情報と所定情報とを別々の指針で表示する場合と比べて、電子時計が備える指針の数を削減できる。
本発明の電子時計において、太陽電池と、前記太陽電池が発電した電力によって充電される二次電池と、前記二次電池の電池残量を検出する電池残量検出回路と、を備え、前記所定情報は、前記電池残量検出回路によって検出された前記電池残量であることが好ましい。
ユーザーは、受信待機情報が表示されていない場合、電子時計をそのまま使用したり放置したりしていても、例えば翌日になるまで受信処理が実行されないと判断できる。このため、ユーザーは、例えば、受信処理を実行させる必要があると判断した場合は、操作装置を操作して強制的に手動で受信処理を実行させようとする場合がある。
このような場合、本発明によれば、指針が電池残量を表示しているため、ユーザーは、受信処理を強制的に手動で実行させる前に、電池残量が低下していないかを判断できる。
本発明の電子時計において、前記所定情報は、曜日であることが好ましい。
動作制御部が例えば2日に1度の間隔で条件判定部を動作状態とする場合、ユーザーは、指針が曜日を表示しており、かつ、表示されている曜日が、条件判定部が動作状態とされない日に対応している場合、その日は条件判定部が1度も動作状態にならないことが分かる。
本発明の電子時計において、操作装置を備え、前記表示制御部は、前記受信待機情報を前記指針に表示させている場合、前記操作装置の表示切替操作に応じて、前記所定情報を前記指針に表示させることが好ましい。
本発明によれば、ユーザーは、指針が受信待機情報を表示している場合に、所定情報を知りたいと考えた場合、操作装置の表示切替操作を行えば、直ちに所定情報を表示させることができる。
本発明は、電子時計の制御方法であって、自動受信条件に該当したか否かを判定するステップと、前記自動受信条件に該当したと判定された場合、電波を受信する受信処理を実行するステップと、前記判定するステップを実行するか否かを切り替えるステップと、前記判定するステップを実行する場合、受信待機情報を表示するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーは、受信待機情報が表示されている場合は、前記判定するステップが実行されており、電子時計が、自動受信条件に該当すれば受信処理が実行される状態にあることが分かる。また、ユーザーは、受信待機情報が表示されていない場合は、前記判定するステップが実行されておらず、電子時計が、自動受信条件に該当しても受信処理が実行されない状態にあることが分かる。
本発明に係る第1実施形態の電子時計を示す概略図。 第1実施形態における電子時計の正面図。 第1実施形態における電子時計の断面図。 図2の部分拡大図。 第1実施形態における電子時計の回路ブロック図。 第1実施形態における記憶装置のデータ構造を示す図。 第1実施形態における受信制御処理を示すフローチャート。 第1実施形態における電子時計が実行する処理の動作タイミングを説明する図。 第1実施形態における照度と開放電圧との関係を示す図。 第1実施形態における検出レベルと開放電圧と照度との関係を示す図。 本発明に係る第2実施形態の表示構造を示す図。 第2実施形態における電子時計の回路ブロック図。 第2実施形態における受信制御処理を示すフローチャート。 第2実施形態における電子時計が実行する処理の動作タイミングを説明する図。 本発明に係る第3実施形態の表示構造を示す図。 第3実施形態における受信制御処理を示すフローチャート。 第3実施形態における表示遷移例を示す図。 本発明に係る第4実施形態の表示構造を示す図。 第4実施形態における受信制御処理を示すフローチャート。 第4実施形態における表示遷移例を示す図。 本発明に係る他の実施形態の電子時計の正面図。 図21の部分拡大図。 他の実施形態における表示構造を示す図。 他の実施形態における表示構造を示す図。 他の実施形態における受信制御処理を示すフローチャート。 他の実施形態における電子時計が実行する処理の動作タイミングを説明する図。 他の実施形態における電子時計が実行する処理の動作タイミングを説明する図。 他の実施形態における受信制御処理を示すフローチャート。 他の実施形態における電子時計が実行する処理の動作タイミングを説明する図。
以下、本発明の具体的な実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態の電子時計1を示す概略図である。
電子時計1は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星100のうち、少なくとも1つのGPS衛星100からの衛星信号を受信して時刻情報を取得し、少なくとも3つのGPS衛星100からの衛星信号を受信して位置情報を算出して取得するように構成されている。なお、GPS衛星100は、位置情報衛星の一例であり、地球の上空に複数存在している。現在は約30個のGPS衛星100が周回している。
[電子時計の概略構成]
図2は、電子時計1の正面図であり、図3は、電子時計1の概略を示す断面図である。
電子時計1は、図2および図3に示すように、外装ケース30と、カバーガラス33と、裏蓋34とを備えている。外装ケース30は、金属で形成された円筒状のケース本体31に、セラミックで形成されたベゼル32が嵌合されて構成されている。このベゼル32の内周側に、プラスチックで形成されたリング状のダイヤルリング35を介して、円盤状の文字板11が時刻表示部分として配置されている。
外装ケース30の側面には、文字板11の中心より、2時方向の位置にAボタン2と、4時方向の位置にBボタン3と、3時方向の位置にリューズ4とが設けられている。
電子時計1は、図3に示すように、金属製のケース本体31の二つの開口のうち、表面側の開口は、ベゼル32を介してカバーガラス33で塞がれており、裏面側の開口は金属で形成された裏蓋34で塞がれている。
外装ケース30の内側には、ベゼル32の内周に取り付けられているダイヤルリング35と、光透過性の文字板11と、指針21〜24と、カレンダー車20と、各指針21〜24およびカレンダー車20を駆動する駆動機構140などが備えられている。
ダイヤルリング35は、一面がカバーガラス33と並行している平板部分と、文字板11側へ傾斜した傾斜部分を備えている。ダイヤルリング35は、平面視においてはリング形状となっており、断面視においてはすり鉢形状となっている。ダイヤルリング35の平板部分と、傾斜部分と、ベゼル32の内周面とによりドーナツ形状の収納空間が形成されており、この収納空間内には、リング状のアンテナ体110が収納されている。
文字板11は、外装ケース30の内側で時刻を表示する円形の板材であり、プラスチックなどの光透過性の材料で形成され、カバーガラス33との間に指針21〜24などを備え、ダイヤルリング35の内側に配置されている。
文字板11と、駆動機構140が取り付けられている地板125との間には、光発電を行う太陽電池135が備えられている。太陽電池135は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の光発電素子を直列接続した円形の平板である。文字板11、太陽電池135、地板125には、指針21〜23の指針軸29と、指針24の図示しない指針軸とが貫通する穴が形成されている。また、文字板11および太陽電池135には、カレンダー小窓19の開口部が形成されている。
駆動機構140は、地板125に取り付けられ、回路基板120で裏面側から覆われている。駆動機構140は、ステップモーターと歯車などの輪列とを有し、当該ステップモーターが当該輪列を介して指針軸29等を回転させることにより各指針21〜24およびカレンダー車20などを駆動する。
駆動機構140は、具体的には、第1〜第4駆動機構を備える。第1駆動機構は指針22および指針23を駆動し、第2駆動機構は指針21を駆動し、第3駆動機構は指針24を駆動し、第4駆動機構はカレンダー車20を駆動する。ここで、駆動機構140および指針21〜24は、表示装置の一例である。
回路基板120は、GPS受信回路45、制御装置50を備えている。また、この回路基板120とアンテナ体110とは、アンテナ接続ピン115を用い接続されている。GPS受信回路45、制御装置50が設けられた回路基板120の裏蓋34側には、これらの回路部品を覆うための回路押さえ122が設けられている。また、リチウムイオン電池などの二次電池130が、地板125と裏蓋34との間に設けられている。二次電池130は、太陽電池135が発電した電力で充電される。
[電子時計の表示機構]
指針21〜23は、文字板11の平面中心に設けられた指針軸29に取り付けられている。文字板11の外周部を囲むダイヤルリング35の内周側には、図2に示すように、内周を60分割にする目盛が表記されている。この目盛を用いて、指針21は通常時に時刻の「秒」を表示し、指針22は時刻の「分」を表示し、指針23は時刻の「時」を表示する。
また、ダイヤルリング35には、12分位置にアルファベットの「Y」と、18分位置にアルファベットの「N」の英字が表記されている。この英字は、GPS衛星100から受信した衛星信号に基づく各種情報の受信(取得)結果(Y:受信(取得)成功、N:受信(取得)失敗)を示す。指針21は、「Y」および「N」のいずれか一方を指示し、衛星信号の受信結果を表示する。
指針24は、文字板11の平面中心から8時方向に設けられた指針軸に取り付けられている。以下、指針24の回転領域の外周の表記について説明するが、「n時方向」(nは任意の自然数)とあるのは、指針24の指針軸から回転領域の外周をみたときの方向である。
図4に示すように、指針24の回転領域の6時方向から7時方向の範囲の外周には、「DST」の英字と「○」の記号が表記されている。DST(daylight saving time)は夏時間を意味する。指針24は、これらの英字と記号を指示することで、夏時間(DST:夏時間ON、○:夏時間OFF)の設定を表示する。
指針24の回転領域の8時方向から9時方向までの範囲の外周には、円周に沿って、9時方向の基端が太く、8時方向の先端が細い三日月鎌状の記号である電池インジケーター12が表記されている。電池インジケーター12は二次電池130のパワーインジケーターであり、電池残量に応じた位置を指針24が指示することで電池残量が表示される。
電池インジケーター12は、電池残量を複数の段階で表示でき、電池残量が複数の段階のうち最も大きい第1の段階であることを示す第1の位置と電池残量が複数の段階のうち最も小さい第2の段階であることを示す第2の位置とを有している。
指針24の回転領域の10時方向の外周には、太陽の形状をした記号である光受信待機指標13が表記されている。指針24は、光受信待機指標13を指示することで、後述する光条件判定部582が動作状態であることを示す光受信待機情報(第1受信待機情報)を表示する。
ここで、光受信待機指標13は、指針24が周回する周回方向において、電池インジケーター12の第1の位置に対して第2の位置とは反対側であり、且つ、第2の位置との距離よりも第1の位置との距離が短くなる位置に配置されていることが好ましい。
指針24の回転領域の11時方向の外周には、「1」の数字が表記され、当該回転領域の12時方向の外周には、「4+」の記号が表記されている。これらの数字と記号は、衛星信号の受信モードを表す。「1」は時刻情報を受信し内部時刻が修正されること(測時モード)を、「4+」は時刻情報と軌道情報とを受信し、現在位置である位置情報を算出し、内部時刻と後述するタイムゾーンデータとが修正されること(測位モード)を意味する。
図2に示すように、カレンダー小窓19は、文字板11を矩形状に開口した開口部に設けられており、開口部からカレンダー車20に印刷された数字が視認可能となっている。この数字は、年月日の「日」を表す。
ダイヤルリング35には、内周側の目盛に沿って、協定世界時(UTC)との時差を表す時差情報37が、数字と数字以外の記号とで表記されている。数字の時差情報37は整数の時差であり、記号の時差情報37は整数以外の時差であることを表している。
また、ダイヤルリング35の周囲に設けられているベゼル32には、ダイヤルリング35に表記されている時差情報37の時差に対応した標準時を使用しているタイムゾーンの代表都市名を表す都市情報36が、時差情報37に併記されている。
[電子時計の操作方法]
電子時計1は、リューズ4が0段位置から1段引かれると、指針21によって現在設定されている時差情報を表示し、指針24によって現在設定されている夏時間の設定を表示する。また、リューズ4が1段引かれた状態で、リューズ4が回転操作されると、回転方向に応じて、指針21を進めたり戻したりして時差情報を選択する。そして、指針21が示した時差情報が設定される。また、リューズ4が1段引かれた状態で、Aボタン2が押されると、指針24が移動する事で、夏時間の設定のON,OFFを切り替える。そして、指針24が示したON、OFFのいずれかが設定される。
電子時計1は、リューズ4が0段位置から2段引かれた状態で、リューズ4が回転操作されると、時分または日を変更する。変更対象の切り替えは、Aボタン2が押されることで行われる。なお、このとき、指針24は電池残量を表示する。
[電子時計の手動受信操作方法]
電子時計1は、リューズ4が0段位置の状態で、Aボタン2が3秒以上6秒未満押されると、測時モードでの受信処理(測時モードの手動受信処理)を実行する。また、Aボタン2が6秒以上押されると、測位モードでの受信処理(測位モードの手動受信処理)を実行する。
測時モードの手動受信処理の実行中、指針24は、「1」の数字を指示する。また、測位モードの手動受信処理の実行中、指針24は、「4+」の記号を指示する。
[電子時計の受信結果表示操作方法]
電子時計1は、リューズ4が0段位置の状態で、Aボタン2が押されると、直前に実行された受信処理(最新の受信処理)が成功したか否かを示す受信結果情報を表示する。すなわち、受信に成功した場合、指針21は「Y」の英字を指示し、受信に失敗した場合、指針21は「N」の英字を指示する。
ここで、受信処理が手動受信処理である場合、指針24は受信モードを表示する。すなわち、受信モードが測時モードの場合、指針24は「1」の数字を指示し、受信モードが測位モードの場合、指針24は「4+」の記号を指示する。
また、受信処理が後述する自動受信処理である場合、指針24は光受信待機指標13を指示する。
[電子時計の回路構成]
図5は、電子時計1の回路構成を示すブロック図である。この図に示すように、電子時計1は、太陽電池135と、二次電池130と、GPS受信回路45と、計時装置46と、操作装置47と、制御装置50と、駆動機構140とを備えている。制御装置50は、ダイオード51と、充電制御用スイッチ52と、充電状態検出回路53と、電圧検出回路54と、駆動回路55と、電池残量検出回路56と、記憶装置60と、制御回路58とを備えている。なお、充電状態検出回路53、電圧検出回路54からなる構成は、照度検出回路の一例である。
受信回路としてのGPS受信回路45は、アンテナ体110に接続され、アンテナ体110を介して受信した衛星信号を処理して時刻情報や位置情報を取得する。
そして、GPS受信回路45は、図示を略すが、通常のGPS装置と同様に、GPS衛星100から送信される衛星信号を受信してデジタル信号に変換するRF(Radio Frequency)部と、受信信号の相関判定を実行して航法メッセージを復調するBB部(ベースバンド部)と、BB部で復調された航法メッセージ(衛星信号)から時刻情報や位置情報(測位情報)を取得して出力する情報取得手段とを備えている。
計時装置46は、二次電池130に蓄積された電力で駆動される水晶振動子等を備え、水晶振動子の発振信号に基づく基準信号を用いて時刻データを更新する。
操作装置47は、図2に示すAボタン2、Bボタン3、リューズ4を備えて構成され、各ボタン2,3の押し離しや、リューズ4の引き出し、押し込み、回転に基づいて、各種処理の実行を指示する操作を検出し、検出した操作に応じた操作信号を制御回路58に出力する。
ダイオード51は、太陽電池135と二次電池130とを電気的に接続する経路に設けられ、太陽電池135から二次電池130への電流(順方向電流)を遮断せずに、二次電池130から太陽電池135への電流(逆方向電流)を遮断する。なお、順方向電流が流れるのは、二次電池130の電圧よりも太陽電池135の電圧が高い場合、すなわち充電時に限られる。また、ダイオード51に代えて電界効果トランジスター(FET)を採用してもよい。
充電制御用スイッチ52は、太陽電池135から二次電池130への電流の経路を接続および切断するものであり、太陽電池135と二次電池130とを電気的に接続する経路に設けられたスイッチング素子521を備えている。スイッチング素子521がオフ状態からオン状態に遷移するとオン(接続)し、スイッチング素子521がオン状態からオフ状態へ遷移するとオフ(切断)する。
例えば、過充電により電池特性が劣化する状態にならないよう、二次電池130の電池電圧が所定値以上となる場合には、制御回路58から出力される2値の制御信号CTL3に基づいて、充電制御用スイッチ52をオフする。なお、この場合、後述する電圧検出回路54は、制御回路58から出力される制御信号CTL2に基づいて動作が停止されている。
スイッチング素子521は、pチャネル型のトランジスターであり、ゲート電圧Vg1がローレベルの場合にはオン状態となり、ハイレベルの場合にはオフ状態となる。ゲート電圧Vg1は、制御回路58により制御される。
充電状態検出回路53は、制御回路58から出力される充電状態の検出タイミングを指定する2値の制御信号CTL1に基づいて作動し、太陽電池135から二次電池130への充電の状態(充電状態)を検出し、検出結果RS1を制御回路58へ出力する。充電状態は「充電中」または「非充電中」であり、その検出は電池電圧VCCと充電制御用スイッチ52がオンのときの太陽電池135のPVINとに基づいて行われる。例えば、ダイオード51の降下電圧をVthとし、スイッチング素子521のオン抵抗を無視したとき、PVIN−Vth>VCCの場合には「充電中」と判定し、PVIN−Vth≦VCCの場合には「非充電中」と判定することができる。
本実施形態では、制御信号CTL1は、周期が1秒のパルス信号であり、充電状態検出回路53は、制御信号CTL1がハイレベルの期間において充電状態の検出を行う。つまり、充電状態検出回路53は、充電制御用スイッチ52を接続状態に維持したまま、充電状態の検出を1秒周期で繰り返し行う。
なお、充電状態の検出を間欠的に行うのは、充電状態検出回路53の消費電力量を低減するためである。この低減が不要であれば、充電状態が連続的に検出されるようにしてもよい。充電状態検出回路53は、例えば、コンパレーター、A/Dコンバーター等を用いて構成することができる。
電圧検出回路54は、制御回路58から出力される電圧の検出タイミングを指定する2値の制御信号CTL2に基づいて作動し、太陽電池135の端子電圧PVIN、すなわち太陽電池135の開放電圧を検出する。なお、電圧検出回路54が開放電圧を検出している期間、制御回路58から出力される制御信号CTL3に基づいて、充電制御用スイッチ52はオフとされている。また、電圧検出回路54は、開放電圧の検出結果RS2を制御回路58へ出力する。
電池残量検出回路56は、制御回路58から出力される電池残量の検出タイミングを指定する制御信号に基づいて作動し、二次電池130の電池電圧を検出し、検出値を制御回路58に出力する。
ここで、二次電池130の電池電圧は、二次電池130の電池残量と相関関係がある。このため、電池残量検出回路56は、二次電池130の電池電圧を検出することで、二次電池130の電池残量を検出できる。
駆動回路55は、制御回路58から出力される制御信号に基づいて駆動し、駆動機構140が備えるステップモーターの端子にパルスを出力して駆動機構140を駆動させ、各指針21〜24およびカレンダー車20を駆動させる。
記憶装置60は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などで構成され、図6に示すように、時刻データ記憶部610と、タイムゾーンデータ記憶部620とを備えている。
時刻データ記憶部610には、受信時刻データ611と、閏秒更新データ612と、内部時刻データ613と、表示用時刻データ614と、タイムゾーンデータ615とが記憶される。
受信時刻データ611には、衛星信号から取得した時刻情報(GPS時刻)が記憶される。この受信時刻データ611は、通常は計時装置46によって1秒毎に更新され、衛星信号を受信した際には、取得した時刻情報(GPS時刻)が記憶される。
閏秒更新データ612には、少なくとも現在の閏秒のデータが記憶される。すなわち、衛星信号のサブフレーム4、ページ18には、閏秒に関するデータとして、「現在の閏秒」、「閏秒の更新週」、「閏秒の更新日」、「更新後の閏秒」の各データが含まれる。このうち、本実施形態では、少なくとも「現在の閏秒」のデータを、閏秒更新データ612に記憶している。
内部時刻データ613には、内部時刻情報が記憶される。この内部時刻情報は、受信時刻データ611に記憶されたGPS時刻と、閏秒更新データ612に記憶している「現在の閏秒」とによって更新される。すなわち、内部時刻データ613には、UTC(協定世界時)が記憶されることになる。受信時刻データ611が計時装置46で更新される際に、この内部時刻情報も更新される。
表示用時刻データ614には、内部時刻データ613の内部時刻情報に、タイムゾーンデータ615のタイムゾーンデータ(時差情報)を加味した時刻情報が記憶される。タイムゾーンデータ615は、ユーザーが手動で選択した場合や測位モードで受信した場合に得られるタイムゾーンデータで設定される。ここで、表示用時刻データ614の時刻情報は、指針21〜23によって表示される時刻に相当する。
タイムゾーンデータ記憶部620は、位置情報(緯度、経度)とタイムゾーンデータ(時差情報)とを関連付けて記憶している。このため、測位モードで位置情報を取得した場合、制御回路58は、その位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを取得できるようにされている。
なお、タイムゾーンデータ記憶部620は、さらに、都市名とタイムゾーンデータとを関連付けて記憶している。したがって、ユーザーがリューズ4の操作によって、現地時刻を知りたい都市名を選択すると、制御回路58は、タイムゾーンデータ記憶部620に対してユーザーが設定した都市名を検索し、その都市名に対応するタイムゾーンデータを取得して、タイムゾーンデータ615に設定する。
制御回路58は、電子時計1を制御するCPU(中央処理装置:Central Processing Unit)で構成されている。制御回路58は、記憶装置60に格納された各種プログラムを実行することで、動作制御部581、光条件判定部582、自動受信制御部583、手動受信判定制御部584、タイムゾーン設定部585、時刻修正部586、表示制御部587として機能する。
動作制御部581は、光条件判定部582を動作状態または非動作状態に切り替える。すなわち、動作制御部581は、予め設定された光条件判定部582の動作条件に該当するか否かを判定し、動作条件に該当した場合、光条件判定部582を動作状態とする。また、動作制御部581は、予め設定された光条件判定部582の非動作条件に該当するか否かを判定し、非動作条件に該当した場合、光条件判定部582を非動作状態とする。
光条件判定部(第1条件判定部)582は、動作状態の場合、光自動受信条件に該当したか否かを判定する。具体的に、光条件判定部582は、充電状態検出回路53および電圧検出回路54を作動させ、電圧検出回路54から出力された太陽電池135の開放電圧の検出結果RS2に基づいて、太陽電池135に照射される光の照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定する。そして、照度が照度閾値以上の場合、自動受信条件に該当したと判定し、自動受信制御部583を作動させる。
自動受信制御部583は、作動すると、GPS受信回路45を作動して測時モードでの受信処理を実行する(光自動受信処理)。
手動受信判定制御部584は、操作装置47の出力信号に基づいて、Aボタン2が3秒以上6秒未満押されたことを検出すると、GPS受信回路45を作動して測時モードでの受信処理を実行する(測時モードでの手動受信処理)。また、Aボタン2が6秒以上押されたことを検出すると、GPS受信回路45を作動して測位モードでの受信処理を実行する(測位モードでの手動受信処理)。
測時モードでの受信処理が実行されると、GPS受信回路45は、少なくとも1つのGPS衛星100を捕捉し、そのGPS衛星100から送信される衛星信号を受信して時刻情報を取得する。
測位モードでの受信処理が実行されると、GPS受信回路45は、少なくとも3個、好ましくは4個以上のGPS衛星100を捕捉し、各GPS衛星100から送信される衛星信号を受信して現在地の位置情報を算出して取得する。また、GPS受信回路45は、衛星信号を受信した際に時刻情報も同時に取得できる。
タイムゾーン設定部585は、測位モードでの受信処理で位置情報の取得に成功した場合、取得された位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを設定する。具体的には、タイムゾーンデータ記憶部620から位置情報に対応するタイムゾーンデータ(タイムゾーン情報つまり時差情報)を選択して取得し、タイムゾーンデータ615に記憶させる。
例えば、日本標準時(JST)は、UTCに対して9時間進めた時刻(UTC+9)であるため、取得した位置情報が日本である場合には、タイムゾーン設定部585は、タイムゾーンデータ記憶部620から日本標準時の時差情報(+9時間)を読み出してタイムゾーンデータ615に記憶する。
また、タイムゾーン設定部585は、操作装置47の操作により、時差情報37または都市情報36のいずれかが選択された場合、選択された時差情報37または都市情報36に対応するタイムゾーンデータを、タイムゾーンデータ615に記憶させる。
時刻修正部586は、測時モードや測位モードでの受信処理で時刻情報の取得に成功した場合、取得された時刻情報を受信時刻データ611に記憶する。これにより、内部時刻データ613、表示用時刻データ614が修正される。
また、時刻修正部586は、表示用時刻データ614を、タイムゾーンデータ615を用いて修正する。このため、表示用時刻データ614は、UTCである内部時刻データ613に各タイムゾーンデータを加算した時刻となる。
表示制御部587は、駆動回路55を制御して、各指針21〜24およびカレンダー車20の移動を制御する。
[受信制御処理]
次に、電子時計1が実行する受信制御処理について、図7のフローチャートに基づき説明する。
動作制御部581は、毎日、光条件判定部582の動作開始時刻である6時00分00秒(表示用時刻データ614が示す時刻)に、光条件判定部582の動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582を作動させて動作状態とする。なお、動作開始時刻は、記憶装置60に予め記憶されている。
図8に示すように、光条件判定部582が作動して動作状態になると、表示制御部587は、指針24を制御して光受信待機指標13を指示させることで、光受信待機情報を表示させる(S11)。なお、光条件判定部582が非動作状態の場合、表示制御部587は、指針24を制御して電池インジケーター12を指示させることで、所定情報として電池残量を表示させる。
光条件判定部582は、作動して動作状態になると、一定周期で充電状態検出回路53を作動させる。本実施形態では、光条件判定部582は、1秒間隔の制御信号CTL1を制御回路58に出力させ、充電状態検出回路53を作動している。制御信号CTL1が入力されると、充電状態検出回路53は、充電状態であるか否かを示す検出結果RS1を制御回路58に出力する。このため、光条件判定部582は、充電中であるか否かを判定する。なお、充電制御用スイッチ52は、後述するように、電圧検出回路54が作動されるタイミングのみオフに切り替えられる。
[非充電状態での制御]
電子時計1に光が当たっておらず、太陽電池135で発電が行われていない場合、充電状態検出回路53は「非充電中」の検出結果RS1を制御回路58に出力する。この場合、光条件判定部582は、充電中ではないと判定し、制御回路58からはローレベルの制御信号CTL2を出力する。この場合は、電子時計1が屋外に配置されておらず、衛星信号の受信に適した場所に配置されていない可能性が高い。
[充電状態での制御]
一方、光条件判定部582は、電子時計1に光が当たり、充電状態であると判定した場合、電圧検出回路54を作動する。この際、充電制御用スイッチ52は、光条件判定部582によってオフ状態に切り替えられる。すなわち、光条件判定部582は、充電状態検出回路53で充電中であることを検出すると、1秒間隔の制御信号CTL2を制御回路58に出力させ、電圧検出回路54を作動する。この際、充電制御用スイッチ52は、制御回路58からの制御信号CTL3によってオフ状態に制御されるので、太陽電池135および電圧検出回路54は、二次電池130とは切り離される。このため、電圧検出回路54は、二次電池130の充電電圧の影響を受けることなく、太陽電池135に当たる光の照度に対応する開放電圧を検出できる。
なお、充電制御用スイッチ52がオフ状態では充電状態検出回路53によって充電状態を検出できない。このため、光条件判定部582は、充電状態検出回路53に対する制御信号CTL1の出力タイミングと、電圧検出回路54に対する制御信号CTL2の出力タイミングとが一致しないように、制御回路58を制御して制御信号CTL1と制御信号CTL2の出力タイミングをずらしている。
本実施形態では、電圧検出回路54で検出される開放電圧は、図9に示すように、太陽電池135における照度が高くなるほど高くなる。
すなわち、開放電圧は太陽電池135における照度と相関関係があるため、電圧検出回路54は、開放電圧を検出することで、太陽電池135に照射される光の照度を検出できる。つまり、充電状態検出回路53および電圧検出回路54は、太陽電池135に照射される光の照度を検出する照度検出回路の一例である。
そして、電圧検出回路54は、開放電圧の検出結果RS2を、制御回路58に出力する。
ここで、動作制御部581は、時刻が、光条件判定部582の動作終了時刻である20時00分00秒か否かを判定する(S12)。なお、動作終了時刻は、記憶装置60に予め記憶されている。
S12でNOと判定された場合、すなわち、時刻が20時00分00秒よりも前の場合、光条件判定部582は、電圧検出回路54から出力される検出結果RS2により、太陽電池135に照射された光の照度が照度閾値以上か否かを判定する。この判定は、検出結果RS2を受信する毎に1秒間隔で行われる。
本実施形態では、照度閾値は、太陽電池135に照射される光の照度に対して図10に示す関係にある検出レベルを用いて設定される。図10における照度は、各検出レベルにおける下限値を表したものである。例えば、検出レベルが「4」とは、照度が3000ルクス以上であることを意図する。本実施形態では、照度閾値は、検出レベル「4」(3000ルクス)に設定されている。
検出レベルと開放電圧とは、図10に示す関係にある。例えば、検出レベルが「4」とは、開放電圧が5.2V以上であることを意図する。
光条件判定部582は、図10に示す関係に基づき、検出結果RS2から検出レベルを取得し、取得した検出レベルと照度閾値として設定した検出レベルとを比較することで、太陽電池135に照射された光の照度が、照度閾値として設定した検出レベル以上か否かを判定する(S13)。なお、検出レベルと開放電圧と照度との関係は、図10に示す関係に限定されず、適宜設定することができる。また、検出レベルは、「0」〜「10」の11段階に分けられているが、より多い段階に分けたり、反対に、より少ない段階に分けたりしてもよい。
S13でNOと判定された場合、すなわち、太陽電池135に光が当たっていない、または、太陽電池135に光が当たって充電状態ではあるが、光が比較的暗く、照度が照度閾値未満の場合、光条件判定部582は、処理をS12に戻す。これにより、S12でYESと判定されるか、または、S13でYESと判定されるまで、S12,S13の処理が繰り返し実行される。すなわち、自動受信条件に該当したか否かの判定処理(判定ステップ)が継続して実行される。
S13でYESと判定された場合、すなわち、太陽電池135に当たる光が比較的明るく、照度が照度閾値以上の場合、電子時計1が屋外に配置され、受信に適した環境にある可能性が高いため、光条件判定部582は、自動受信条件に該当したと判定し、自動受信制御部583を作動させる。これにより、受信処理が実行される。
また、光条件判定部582が自動受信制御部583を作動させると、図8に示すように、動作制御部581は、光条件判定部582の非動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582を非動作状態とする。
自動受信制御部583は、作動すると、GPS受信回路45を作動してGPS衛星100から衛星信号を受信する受信処理を開始する(S14)。なお、GPS受信回路45は、自動受信制御部583によって作動されるまで、非動作状態とされている。すなわち、光条件判定部582が動作状態にあり、自動受信条件に該当したか否かの判定が行われている期間、GPS受信回路45は非動作状態とされている。
自動受信処理では、測時モードでの受信処理が行われる。すなわち、測位モードでは、位置を検出するために3個以上のGPS衛星100から信号を受信しなければならず、受信処理時間も長くなる。このため、信号受信が終了するまで電子時計1を屋外に配置しておくことが好ましいが、自動受信処理ではユーザーが受信中であることに気がつかず、受信中であっても屋内に移動してしまうおそれもある。このため、測位モードでの受信は、ユーザーが意図して受信操作を行った場合のみ、つまり手動受信処理時のみ行うことが好ましい。
一方、測時モードでは、1つのGPS衛星100からの信号受信でも時刻情報を取得でき、受信処理時間も短くできる。従って、ユーザーが意図しなくても、受信処理を実行することができ、自動受信処理に適している。ただし、自動受信処理を測位モードで実行するように構成してもよいし、自動受信処理を測時モードおよび測位モードのいずれかで実行するかを、操作装置47のモード選択操作に応じて選択できるようにしてもよい。
次に、時刻修正部586は、S14で開始される受信処理により受信に成功したか否かを判定する(S15)。
なお、GPS受信回路45では、まず、GPS衛星100の検索を行い、GPS受信回路45で衛星信号を検出する。そして、衛星信号を検出した場合(GPS衛星100を捕捉した場合)には、引き続き衛星信号の受信を継続し、時刻情報を受信する。このように時刻情報を受信できた場合には、受信に成功したと判定する。それ以外の場合、すなわち、GPS受信回路45で衛星信号が検出されない場合や、時刻情報を受信できなかった場合には、受信に失敗したと判定する。
S15でYESと判定された場合、時刻修正部586は、受信された時刻情報を受信時刻データ611に記憶する。これにより、内部時刻データ613、表示用時刻データ614が修正される(S16)。
そして、表示制御部587は、光受信待機情報を表示している指針24を制御して、電池インジケーター12を指示させ、電池残量を表示させる(S17)。
そして、制御回路58は、GPS受信回路45を非動作状態とし、受信処理を終了させ、受信制御処理を終了する。
一方、時刻が20時00分00秒となり、S12でYESと判定された場合、日没を迎え、太陽電池135に太陽光が照射されることがなく、自動受信条件に該当することが期待できないため、動作制御部581は、光条件判定部582の非動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582を非動作状態とし、処理をS17に進める。これにより、指針24によって電池残量が表示された後、受信制御処理が終了する。
また、受信に失敗し、S15でNOと判定された場合、制御回路58は、処理をS17に進める。これにより、指針24によって電池残量が表示された後、受信制御処理が終了する。
このように、受信制御処理では、図8に示すように、光条件判定部582が動作状態にある期間、および、受信処理が実行されている期間に、指針24は光受信待機情報を表示し、それ以外の期間に、指針24は電池残量を表示する。
なお、本実施形態では、図8に示すように、表示制御部587は、指針24に光受信待機情報を表示させている場合、Bボタン3が押され、表示切替操作が行われると、次の開放電圧の検出タイミングまで、指針24に電池インジケーター12を指示させて電池残量を表示させる。なお、次の開放電圧の検出タイミングではなく、1秒などの予め設定された時間や、操作装置47の操作が行われるまでの間、指針24に電池残量を表示させてもよい。これによれば、ユーザーは、指針24が光受信待機情報を表示している場合に、電池残量を知りたいと考えた場合、Bボタン3を押すことで、直ちに電池残量を表示させることができる。
次に、本実施形態における受信結果表示処理について説明する。
Aボタン2が押され、結果表示操作が行われると、操作装置47から結果表示要求信号が出力される。そして、表示制御部587は、結果表示要求信号に応じて、直前に実行された受信処理が成功したか否かを示す受信結果情報を表示する。
ここで、当該受信処理が自動受信処理である場合、表示制御部587は、指針21に「Y」または「N」を指示させ、指針24に光受信待機指標13を指示させることで、受信結果情報を表示させる。
なお、受信処理に成功または失敗した直後に、自動受信制御部583が結果表示要求信号を出力し、当該受信処理が自動受信処理である場合は、表示制御部587が前記受信結果情報を表示させる構成としてもよい。
[第1実施形態の作用効果]
ユーザーは、光受信待機情報が表示されている場合、電子時計1が、太陽電池135に照射される光の照度が照度閾値以上になれば受信処理が実行される状態にあること、すなわち、自動受信機能が有効であることが分かる。このため、例えば、屋外に出る予定がある場合は、受信処理が実行されることを予測できる。
また、ユーザーは、光受信待機情報が表示されていない場合、電子時計1が、太陽電池135に照射される光の照度が照度閾値以上になっても受信処理が実行されない状態にあること、すなわち、自動受信機能が無効であることが分かる。例えば、6時〜20時の間で、光受信待機情報が表示されていない場合は、既に受信処理が実行されたことが分かる。このため、例えば、受信処理を実行させる必要があると判断した場合は、電子時計1を屋外に配置した状態で、操作装置47を操作して強制的に手動で受信処理を実行させるなどの対応をとることができる。
ユーザーは、指針24が光受信待機情報を表示している場合は、光条件判定部582が動作状態にあることが分かり、指針24が光受信待機情報を表示していない場合は、光条件判定部582が非動作状態にあることが分かる。
このため、指針24が受信待機情報を表示しない場合は、指針24に電池残量を表示させることで、光条件判定部582が非動作状態にあることと、電池残量とを同時に表示させることができる。
このため、光受信待機情報と電池残量とを別々の指針で表示する場合と比べて、電子時計1が備える指針の数を削減できる。
また、ユーザーが、光受信待機情報が表示されていないために、操作装置47を操作して強制的に手動で受信処理を実行させようとする場合、指針24は電池残量を表示しているため、ユーザーは、受信処理を強制的に手動で実行させる前に、電池残量が低下していないかを判断できる。
動作制御部581は、光条件判定部582の動作条件に該当した場合、光条件判定部582を動作状態とし、光条件判定部582の非動作条件に該当した場合、光条件判定部582を非動作状態とする。これによれば、例えば、ユーザーが操作装置47を操作して光条件判定部582を動作状態または非動作状態に切り替える必要がないため、電子時計1を使い易くできる。
また、ユーザーは、受信結果情報が表示されることで、自動受信処理に成功したか否かを判断できる。また、ユーザーは、受信結果情報を表示させたいと考えた場合、操作装置47の結果表示操作を行うことで、直ちに受信結果情報を表示させることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態の電子時計1は、太陽電池135に照射される光の照度が照度閾値以上か否かを判定し、照度が照度閾値以上の場合、自動受信条件に該当したと判定し、受信処理を実行している。これに対して、第2実施形態の電子時計は、時刻が予め設定された所定時刻か否かを判定し、時刻が所定時刻の場合、自動受信条件に該当したと判定し、受信処理を実行する。
第2実施形態の電子時計では、図11に示すように、指針24の回転領域の外側に、夏時間の設定の表記、電池インジケーター12、受信モードの表記に加えて、当該回転領域の10時方向の外側に、時計の形状をした記号である定時受信待機指標14が表記されている。指針24は、定時受信待機指標14を指示することで、後述する時刻条件判定部588が動作状態であることを示す定時受信待機情報(第2受信待機情報)を表示する。
また、Aボタン2が押され、結果表示操作が行われた場合、直前に実行された受信処理が自動受信処理である場合は、指針24は定時受信待機指標14を指示する。
ここで、定時受信待機指標14は、指針24が周回する周回方向において、電池インジケーター12の上記第1の位置に対して上記第2の位置とは反対側であり、且つ、第2の位置との距離よりも第1の位置との距離が短くなる位置に配置されていることが好ましい。
図12は、第2実施形態における電子時計の回路構成を示すブロック図である。この図に示すように、制御装置50Aの制御回路58Aは、動作制御部581、時刻条件判定部588、自動受信制御部583、手動受信判定制御部584、タイムゾーン設定部585、時刻修正部586、表示制御部587として機能する。
時刻条件判定部(第2条件判定部)588は、動作状態の場合、時刻が予め設定された所定時刻か否かを判定する。そして、時刻が所定時刻の場合、自動受信条件に該当したと判定し、自動受信制御部583を作動させる。自動受信制御部583は、作動すると、GPS受信回路45を作動して測時モードでの受信処理を実行する(定時受信処理)。
本実施形態では、動作制御部581は、時刻条件判定部588を動作状態または非動作状態に切り替える。すなわち、動作制御部581は、予め設定された時刻条件判定部588の動作条件に該当するか否かを判定し、動作条件に該当した場合、時刻条件判定部588を動作状態とする。また、動作制御部581は、予め設定された時刻条件判定部588の非動作条件に該当するか否かを判定し、非動作条件に該当した場合、時刻条件判定部588を非動作状態とする。
第2実施形態における受信制御処理では、図13、図14に示すように、動作制御部581は、毎日、時刻条件判定部588の動作開始時刻である0時00分00秒に、時刻条件判定部588の動作条件に該当したと判定し、時刻条件判定部588を作動させて動作状態とする。
時刻条件判定部588が作動して動作状態になると、表示制御部587は、指針24を制御して定時受信待機指標14を指示させることで、定時受信待機情報を表示させる(S21)。なお、時刻条件判定部588が非動作状態の場合、表示制御部587は、指針24を制御して電池インジケーター12を指示させることで、電池残量を表示させる。
時刻条件判定部588は、作動して動作状態になると、時刻(表示用時刻データ614が示す時刻)が所定時刻か否かを判定する(S22)。本実施形態では、所定時刻は、7時00分00秒に設定されている。S22の処理は、時刻が所定時刻になるまで繰り返し実行される。すなわち、自動受信条件に該当したか否かの判定処理(判定ステップ)が継続して実行される。
S22でYESと判定された場合、時刻条件判定部588は、自動受信条件に該当したと判定し、自動受信制御部583を作動させる。これにより、S14で受信処理が実行される。
また、時刻条件判定部588が自動受信制御部583を作動させると、動作制御部581は、時刻条件判定部588の非動作条件に該当したと判定し、時刻条件判定部588を非動作状態とする。
その後、第1実施形態と同様に、S15で受信に成功したか否かの判定が行われ、S16で時刻の修正が行われ、S17で電池残量の表示が行われた後、受信制御処理は終了する。
なお、本実施形態における受信結果表示処理では、直前に実行された受信処理が自動受信処理である場合、表示制御部587は、結果表示要求信号に応じて、指針24に定時受信待機指標14を指示させることで、受信結果情報を表示させる。
第2実施形態におけるその他の構成は、第1実施形態と同様である。
[第2実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成により、同様の作用効果を得ることができる。
すなわち、ユーザーは、定時受信待機情報が表示されている場合、時刻が進み所定時刻になれば受信処理が実行されることを予測できる。
また、ユーザーは、定時受信待機情報が表示されていない場合、既に受信処理が実行され、翌日になるまでは、時刻が進んでも受信処理が実行されないことが分かる。このため、例えば、受信処理を実行させる必要があると判断した場合は、電子時計を屋外に配置した状態で、操作装置47を操作して強制的に手動で受信処理を実行させるなどの対応をとることができる。
[第3実施形態]
第3実施形態の電子時計は、光自動受信処理および定時自動受信処理の両方を実行する。
第3実施形態の電子時計では、図15に示すように、指針24の回転領域の外側に、夏時間の設定の表記、電池インジケーター12、受信モードの表記に加えて、当該回転領域の10時方向の外側に、定時受信待機指標14が表記され、電池インジケーター12と定時受信待機指標14との間に光受信待機指標13が表記されている。
また、Aボタン2が押され、結果表示操作が行われた場合、直前に実行された受信処理が光自動受信処理である場合は、指針24は光受信待機指標13を指示し、当該受信処理が定時自動受信処理である場合は、指針24は定時受信待機指標14を指示する。
第3実施形態における制御回路は、動作制御部581、光条件判定部582、時刻条件判定部588、自動受信制御部583、手動受信判定制御部584、タイムゾーン設定部585、時刻修正部586、表示制御部587として機能する。
第3実施形態における受信制御処理では、図16のフローチャートに示すように、制御回路は、毎日0時00分00秒に、変数Rが「1」であるか否かを判定する(S31)。変数Rは、所定時間である24時間以内に、衛星信号の受信処理が行われた場合には、受信が成功したか否かにかかわらず、「0」に設定される。一方で、24時間以内に1回も受信処理が行われなかった場合には、すなわち、電子時計の配置環境が屋内であると判断された屋内配置状態が24時間以上継続した場合には、「1」に設定される。なお、前記所定時間は、24時間に限らずいずれの時間としてもよいが、通常は、半日(12時間)、1日(24時間)、2日(48時間)など、半日以上の時間に設定することが好ましい。
S31でNOと判定された場合(R=0の場合)、動作制御部581は、光条件判定部582の動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582を作動させて動作状態とする。
光条件判定部582が作動して動作状態になると、S11で、表示制御部587が指針24に光受信待機指標13を指示させることで、光受信待機情報を表示させる。
光条件判定部582は、作動して動作状態になると、S13で、太陽電池135に照射された光の照度が照度閾値以上か否かを判定する(S13)。
S13でNOと判定された場合、動作制御部581は、時刻が23時59分59秒かを判定する(S33)。S33でYESと判定された場合、動作制御部581は、光条件判定部582の非動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582を非動作状態とする。そして、制御回路は、変数Rに「1」を設定する(S34)。そして、S17で、指針24によって電池残量が表示され、受信制御処理は終了する。S33でNOと判定された場合、制御回路は、処理をS31に戻す。
一方、S13でYESと判定された場合、光条件判定部582は、自動受信条件に該当したと判定し、自動受信制御部583を作動させる。これにより、S14で受信処理が実行される。また、動作制御部581は、光条件判定部582の非動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582を非動作状態とする。
すなわち、変数Rが「0」に設定されている場合は、S13でYESと判定されるか、S33でYESと判定されるまで、光条件判定部582が動作状態となり、照度が照度閾値以上か否かの判定が繰り返し行われ、光受信待機情報が継続して表示される。
一方、S31でYESと判定された場合(R=1の場合)、動作制御部581は、時刻条件判定部588の動作条件に該当したと判定し、時刻条件判定部588を作動させて動作状態とする。
時刻条件判定部588が作動して動作状態になると、表示制御部587が指針24に定時受信待機指標14を指示させることで、定時受信待機情報を表示させる(S21)。
時刻条件判定部588は、作動して動作状態になると、S22で、時刻が所定時刻か否かを判定する。
S22でNOと判定された場合、S33で、時刻が23時59分59秒かの判定が行われる。S33でYESと判定された場合、動作制御部581は、時刻条件判定部588の非動作条件に該当したと判定し、時刻条件判定部588を非動作状態とする。
一方、S22でYESと判定された場合、時刻条件判定部588は、自動受信条件に該当したと判定し、自動受信制御部583を作動させる。これにより、S14で受信処理が実行される。また、動作制御部581は、時刻条件判定部588の非動作条件に該当したと判定し、時刻条件判定部588を非動作状態とする。
すなわち、変数Rが「1」に設定されている場合は、S22でYESと判定されるか、S33でYESと判定されるまで、時刻条件判定部588が動作状態となり、時刻が所定時刻か否かの判定が繰り返し行われ、時刻受信待機情報が継続して表示される。
S14で受信処理が開始された後、S15で受信に成功したか否かの判定が行われ、S16で時刻の修正が行われる。
そして、S16の処理の後、制御回路は、光自動受信処理が成功したか否かを判定する(S35)。S35でYESと判定された場合、光自動受信処理に成功した時刻を、所定時刻に設定する(S36)。
S15でNOと判定された場合、S35でNOと判定された場合、または、S36の処理の後、制御回路は、変数Rに「0」を設定する(S37)。すなわち、受信処理が実行された場合は、受信が成功したか否かにかかわらず、変数Rに「0」を設定する。
そして、S17で、指針24によって電池残量が表示され、受信制御処理は終了する。
なお、本実施形態では、光自動受信処理に成功した時刻を、所定時刻に設定しているが、光自動受信処理に成功したか否かに関わらず、受信処理が実行された時刻を所定時刻に設定するようにしてもよい。また、システムリセットの後など、所定時刻が設定されていない場合は、定時自動受信が実行されないように構成してもよいし、所定時刻を予め決められた初期値に設定してもよい。
このような受信制御処理による表示の遷移例を図17に示す。
図17の例では、制御回路が制御を開始した1日目、変数Rに「0」が設定されている。このため、光条件判定部582が動作状態となり、太陽電池135に照射される光の照度の判定が行われ、光受信待機情報が表示される。この例では、1日目に、光自動受信処理が実行され、変数Rに「0」が再設定されている。
2日目は、変数Rに「0」が設定されているため、光条件判定部582が動作状態となり、照度の判定が行われ、光受信待機情報が表示される。この例では、2日目に、光自動受信処理が実行されず、変数Rに「1」が設定されている。
3日目は、変数Rに「1」が設定されているため、時刻条件判定部588が動作状態となり、時刻の判定が行われ、定時受信待機情報が表示される。この例では、3日目に、定時自動受信処理が実行され、変数Rに「0」が設定されている。
4日目は、変数Rに「0」が設定されているため、光条件判定部582が動作状態となり、照度の判定が行われ、光受信待機情報が表示される。
次に、本実施形態における受信結果表示処理について説明する。
Aボタン2が押され、結果表示操作が行われると、操作装置47から結果表示要求信号が出力される。そして、表示制御部587は、結果表示要求信号に応じて、直前に実行された受信処理が成功したか否かを示す受信結果情報を表示する。
ここで、当該受信処理が光自動受信処理である場合は、表示制御部587は、指針21に「Y」または「N」を指示させ、指針24に光受信待機指標13を指示させることで、第1受信結果情報を表示させる。
また、当該受信処理が定時自動受信処理である場合は、表示制御部587は、指針21に「Y」または「N」を指示させ、指針24に定時受信待機指標14を指示させることで、第2受信結果情報を表示させる。
なお、受信処理に成功または失敗した直後に、自動受信制御部583が結果表示要求信号を出力し、当該受信処理が自動受信処理である場合は、表示制御部587が第1受信結果情報または第2受信結果情報を表示させる構成としてもよい。
第3実施形態におけるその他の構成は、第1および第2実施形態と同様である。
[第3実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、第1、第2実施形態と同様の構成により、同様の作用効果を得ることができる。また、以下の作用効果を得ることができる。
すなわち、ユーザーは、光受信待機情報が表示されている場合は、光条件判定部582が動作状態にあり、電子時計が、太陽電池135に照射される光の照度が照度閾値以上になれば受信処理が実行される状態にあることが分かる。また、ユーザーは、定時受信待機情報が表示されている場合は、時刻条件判定部588が動作状態にあり、電子時計が、時刻が進み所定時刻になれば受信処理が実行される状態にあることが分かる。
また、ユーザーは、光受信待機情報および定時受信待機情報のいずれも表示されていない場合、光条件判定部582および時刻条件判定部588がいずれも非動作状態にあり、太陽電池135に照射される光の照度が照度閾値以上になっても、時刻が進んでも受信処理が実行されないことが分かる。このため、例えば、受信処理を実行させる必要があると判断した場合は、電子時計を屋外に配置した状態で、操作装置47を操作して強制的に手動で受信処理を実行させるなどの対応をとることができる。
ユーザーは、第1受信結果情報が表示されることで、光自動受信処理に成功したか否かを判断できる。また、ユーザーは、第2受信結果情報が表示されることで、定時自動受信処理に成功したか否かを判断できる。
これによれば、例えば、光自動受信処理に失敗した場合は、例えば、屋内においてスポットライトなどの強い照明の光が電子時計に当たり、受信処理が実行されたことなどが原因として考えられる。このため、ユーザーは、強い照明の光が電子時計に当たらないように注意して電子時計を使用することで、受信処理に失敗することを抑制でき、消費電力を低減できる。
また、定時自動受信処理に失敗した場合は、所定時刻における電子時計の受信環境が適切ではないと判断できるため、ユーザーは、例えば所定時刻の設定を変更することで、受信処理に失敗することを抑制でき、消費電力を低減できる。
また、ユーザーは、受信結果情報を表示させたいと考えた場合、操作装置47の結果表示操作を行うことで、直ちに受信結果情報を表示させることができる。
[第4実施形態]
第3実施形態の電子時計は、光条件判定部582が動作状態の場合、時刻条件判定部588は非動作状態となり、時刻条件判定部588が動作状態の場合、光条件判定部582は非動作状態となる。これに対して、第4実施形態では、光条件判定部582および時刻条件判定部588が同時に動作状態とされる場合がある。
第4実施形態の電子時計では、図18に示すように、指針24の回転領域の外側に、夏時間の設定の表記、電池インジケーター12、受信モードの表記に加えて、当該回転領域の10時方向の外側に、虫眼鏡の形状をした記号である組合せ受信待機指標15が表記されている。指針24は、組合せ受信待機指標15を指示することで、光条件判定部582および時刻条件判定部588が両方とも動作状態であることを示す組合せ受信待機情報を表示する。
また、Aボタン2が押され、結果表示操作が行われた場合、直前に実行された受信処理が光自動受信処理である場合は、指針24は光受信待機指標13を指示し、当該受信処理が定時自動受信処理である場合は、指針24は組合せ受信待機指標15を指示する。
本実施形態の電子時計の回路構成は、第3実施形態と同様である。
第4実施形態における受信制御処理では、図19のフローチャートに示すように、S11,S13−S17,S22,S31,S33,S34,S37,S41−S44の処理が実行される。ここで、S11,S13−S17,S22,S31,S33,S34,S37の処理は、第3実施形態と同じため、説明は省略する。
本実施形態における受信制御処理では、S31でYESと判定された場合、すなわち、変数Rが「1」に設定されている場合、動作制御部581は、光条件判定部582および時刻条件判定部588の動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582および時刻条件判定部588を作動させて動作状態とする。
光条件判定部582および時刻条件判定部588が動作状態になると、表示制御部587が指針24に組合せ受信待機指標15を指示させることで、組合せ受信待機情報を表示させる(S41)。
そして、S22で、時刻条件判定部588によって時刻が所定時刻か否かの判定が行われる。S22でYESと判定された場合、時刻条件判定部588は、自動受信制御部583を作動させる。これにより、S14で受信処理が実行される。また、動作制御部581は、光条件判定部582および時刻条件判定部588の非動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582および時刻条件判定部588を非動作状態とする。
一方、S22でNOと判定された場合、手動受信判定制御部584は、Aボタン2が3秒以上押されたか否かを判定することで、手動受信処理を開始させるか否かを判定する(S42)。S42でYESと判定された場合、手動受信判定制御部584は、S14で受信処理を実行する。Aボタン2が3秒以上6秒未満押されると、測時モードでの受信処理(測時モードの手動受信処理)を実行する。また、Aボタン2が6秒以上押されると、測位モードでの受信処理(測位モードの手動受信処理)を実行する。また、動作制御部581は、光条件判定部582および時刻条件判定部588の非動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582および時刻条件判定部588を非動作状態とする。
S42でNOと判定された場合、S13で、光条件判定部582によって太陽電池135に照射された光の照度が照度閾値以上か否かの判定が行われる。
そして、S13でYESと判定された場合、光条件判定部582は、自動受信制御部583を作動させる。これにより、S14で受信処理が実行される。また、動作制御部581は、光条件判定部582および時刻条件判定部588の非動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582および時刻条件判定部588を非動作状態とする。
一方、S13でNOと判定された場合、光条件判定部582は、処理をS33に進める。これにより、時刻が23時59分59秒か否かの判定が行われる。S33でNOと判定された場合、動作制御部581は、光条件判定部582および時刻条件判定部588の非動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582および時刻条件判定部588を非動作状態とする。
すなわち、このような受信制御処理では、変数Rが「0」に設定されている場合は、第3実施形態と同様に、S13でYESと判定されるか、S33でYESと判定されるまで、光条件判定部582が動作状態となり、照度が照度閾値以上か否かの判定が繰り返し行われ、光受信待機情報が継続して表示される。
一方、変数Rが1に設定されている場合は、S22,S42,S13,S33の処理のいずれかでYESと判定されるまで、光条件判定部582および時刻条件判定部588が動作状態となり、時刻が所定時刻か否かの判定と、照度が照度閾値以上か否かの判定とが繰り返し行われ、組合せ受信待機情報が継続して表示される。
また、S16で時刻が修正された後、制御回路は、手動受信処理が成功したか否かを判定する(S43)。S43でYESと判定された場合、手動受信処理に成功した時刻を、所定時刻に設定し(S44)、処理をS37に進める。また、S43でNOと判定された場合、制御回路は、所定時刻を更新せずに、処理をS37に進める。
このようにして、受信制御処理が実行される。
なお、本実施形態では、手動受信処理に成功した時刻を、所定時刻に設定しているが、光自動受信処理に成功した時刻を、所定時刻に設定してもよい。また、受信処理に成功したか否かに関わらず、受信処理が実行された時刻を所定時刻に設定するようにしてもよい。
このような受信制御処理による表示の遷移例を図20に示す。
図20の例では、制御回路が制御を開始した1日目、変数Rに「0」が設定されている。このため、光条件判定部582が動作状態となり、太陽電池135に照射される光の照度の判定が行われ、光受信待機情報が表示される。この例では、1日目に、光自動受信処理が実行され、変数Rに「0」が再設定されている。
2日目は、変数Rに「0」が設定されているため、光条件判定部582が動作状態となり、照度の判定が行われ、光受信待機情報が表示される。この例では、2日目に、光自動受信処理が実行されず、変数Rに「1」が設定されている。
3日目は、変数Rに「1」が設定されているため、光条件判定部582および時刻条件判定部588が動作状態となり、照度の判定および時刻の判定が行われ、組合せ受信待機情報が表示される。この例では、3日目に、定時自動受信処理が実行され、変数Rに「0」が設定されている。
4日目は、変数Rに「0」が設定されているため、光条件判定部582が動作状態となり、照度の判定が行われ、光受信待機情報が表示される。
第4実施形態におけるその他の構成は、第3実施形態と同様である。
[第4実施形態の作用効果]
本実施形態によれば、第3実施形態と同様の構成により、同様の作用効果を得ることができる。また、以下の作用効果を得ることができる。
1日受信処理が実行されなかった場合は、時刻がずれている可能性がある。この場合、本実施形態によれば、翌日は、光条件判定部582および時刻条件判定部588が両方動作状態となるため、どちらか一方のみが動作状態となる場合と比べて、受信に成功できる確率を高くでき、時刻修正をし易くできる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態の電子時計では、指針24は、文字板11の平面中心から8時方向に設けられた指針軸に取り付けられているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図21に示すように、指針24は、文字板11の平面中心から6時方向に設けられた指針軸に取り付けられていてもよい。
また、指針24は、図21、図22に示すように、曜日も表示できるように構成されていてもよい。図21、図22に示す例では、指針24の回転領域の1時方向から4時方向までの範囲の外側に、七曜を示す英単語の頭文字である「S(Sunday)」、「M(Monday)」、「T(Tuesday)」、「W(Wednesday)」、「T(Thursday)」、「F(Friday)」、「S(Saturday)」の文字が表記される。指針24は、これらの文字のいずれかを指示することで曜日を表示する。
この場合、指針24は、条件判定部が非動作状態の場合、電池残量または曜日を表示する。電池残量を表示させるか曜日を表示させるかは、例えばリューズ4が0段位置の状態で、Bボタン3を押すことで選択できる。すなわち、指針24は、所定情報として曜日を表示できる。
これによれば、例えば、動作制御部581が2日に1度の間隔で条件判定部を動作状態とする場合、ユーザーは、指針24が曜日を表示しており、かつ、表示されている曜日が、条件判定部が動作状態とされない日に対応している場合、その日は条件判定部が1度も動作状態にならないことが分かる。
また、図23に示すように、指針24とは別の指針25によって曜日を表示してもよい。
また、指針24は、条件判定部が非動作状態の場合、電池残量や曜日以外の情報を所定情報として表示してもよいし、何の情報も表示しなくてもよい。
上記第3および第4実施形態において、図24に示すように、指針24の回転領域の外側に、受信待機指標として、組合せ受信待機指標15のみを表記してもよい。この場合、光条件判定部582が動作状態の場合も、時刻条件判定部588が動作状態の場合も、指針24は組合せ受信待機指標15を指示する。
また、第4実施形態において、指針24の回転領域の外側に、受信待機指標として、光受信待機指標13と、定時受信待機指標14とを表記し、指針24と同じ位置に別の指針を取り付けた構成としてもよい。そして、光条件判定部582および時刻条件判定部588が両方とも動作状態にある場合、指針24と前記別の指針によって、光受信待機指標13と定時受信待機指標14とを同時に指示する構成としてもよい。
上記各実施形態では、条件判定部が非動作状態となる、受信処理が実行されている期間も、指針24により受信待機情報が表示されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、受信待機情報は、条件判定部が動作状態の期間のみ表示され、受信処理が実行されている期間は、受信モードが表示されるようにしてもよい。
図25は、この構成を第2実施形態に対して適用した場合の受信制御処理の一例を示すフローチャートである。
当該受信制御処理では、S22でNOと判定された場合、すなわち、時刻が所定時刻になって自動受信条件に該当した場合、表示制御部587は、定時受信待機情報を表示していた指針24を移動させて「1」を指示させ、受信モードを表示させる(S51)。その後、S14で受信処理が実行され、受信に成功または失敗すると、S17で、表示制御部587は、指針24に電池残量を表示させる。
これによれば、図26に示すように、定時受信待機情報は、時刻条件判定部588が動作状態の期間のみ表示され、受信処理が実行されている期間は、受信モードが表示される。
上記各実施形態では、常時、条件判定部が動作状態か非動作状態かの表示が行われるが、本発明はこれに限定されない。例えば、通常時は電池残量が表示され、ボタンが押された場合に、一定時間だけ、条件判定部が動作状態か非動作状態かの表示が行われるようにしてもよい。図27の例では、ボタンが押されたとき、光条件判定部582が動作状態のため、光受信待機情報が一定時間表示されている。
上記各実施形態では、動作制御部581は、毎日決められた時刻になると、条件判定部の動作条件に該当したと判定し、条件判定部を動作状態としているが、本発明はこれに限定されない。例えば、電子時計がその日にはじめて移動する場合、ユーザーが朝起きて電子時計を携帯し、自宅から外に出る場合を想定できる。このため、電子時計が加速度センサーを備え、当該加速度センサーによって電子時計が移動したと判定した場合に、動作条件に該当したと判定し、条件判定部を動作状態とする構成としてもよい。
また、上記第2〜第4実施形態においては、条件判定部を動作状態とする時刻は、定時受信処理が実行される所定時刻に合せて設定されてもよい。例えば、所定時刻の2時間前などに設定されてもよい。
上記各実施形態では、動作制御部581は、受信処理が実行されたり、予め設定された時刻になったりすると、条件判定部の非動作条件に該当したと判定し、条件判定部を非動作状態としているが、本発明はこれに限定されない。例えば、電子時計が一定時間移動しない場合は、ユーザーが外から自宅に帰って来て電子時計を外して放置している場合を想定できる。このため、加速度センサーによって電子時計が一定時間静止していると判定した場合に、非動作条件に該当したと判定し、条件判定部を非動作状態とする構成としてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態において、動作制御部581は、手動受信処理が実行された場合、条件判定部の非動作条件に該当したと判定し、条件判定部を非動作状態としてもよい。
図28は、この構成を第1実施形態に対して適用した場合の受信制御処理の一例を示すフローチャートである。
当該受信制御処理では、S12でNOと判定された場合、手動受信判定制御部584は、Aボタン2が3秒以上押されたか否かを判定することで、手動受信処理を開始させるか否かを判定する(S52)。S52でYESと判定された場合、手動受信判定制御部584は、S14で受信処理を実行する。Aボタン2が3秒以上6秒未満押されると、測時モードでの受信処理(測時モードの手動受信処理)を実行する。また、Aボタン2が6秒以上押されると、測位モードでの受信処理(測位モードの手動受信処理)を実行する。この場合、動作制御部581は、条件判定部の非動作条件に該当したと判定し、条件判定部を非動作状態とする。なお、S52でNOと判定された場合、手動受信判定制御部584は、処理をS13に進め、太陽電池135に照射された光の照度が照度閾値以上か否かの判定が行われる。
上記第1実施形態では、光条件判定部582は、太陽電池135に照射される光の照度が照度閾値以上か否かを判定し、照度が照度閾値以上の場合、自動受信条件に該当したと判定しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、光条件判定部582は、照度が照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、予め設定された時間閾値(例えば1秒)以上か否かを判定し、継続時間が時間閾値以上の場合、自動受信条件に該当したと判定してもよい。なお、前記継続時間は、高照度状態が検出された回数に基づいて判定できる。すなわち、高照度状態か否かの判定が1秒間隔で行われている場合、例えば、高照度状態が2回検出された場合は、高照度状態が1秒継続していると判定でき、高照度状態が11回検出された場合は、高照度状態が10秒継続していると判定できる。
これによれば、例えば、ユーザーが屋内において窓際を通過する際に、太陽電池135に短時間の間太陽光が照射されるような場合、受信処理が実行されることを抑制できるため、受信処理に失敗することを抑制できる。
上記第1実施形態では、動作制御部581は、毎日6時00分00秒に、光条件判定部582の動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582を動作状態とする。そして、光条件判定部582は、動作状態になると、太陽電池135に照射される光の照度が照度閾値以上か否かを判定し、照度が照度閾値以上の場合、自動受信条件に該当したと判定しているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、動作制御部581は、図29に示すように、太陽電池135に照射される光の照度が照度閾値以上となる高照度状態の場合、光条件判定部582の動作条件に該当したと判定し、光条件判定部582を動作状態とする。これにより、光受信待機情報が表示される。そして、光条件判定部582は、動作状態になると、高照度状態の継続時間が、予め設定された時間閾値(例えば1秒)以上か否かを判定し、継続時間が時間閾値以上の場合、自動受信条件に該当したと判定し、自動受信制御部583を作動させる構成としてもよい。
なお、図29の例では、受信処理中は、光受信待機情報ではなく、受信モードが表示されている。
これによれば、ユーザーは、電子時計に受信処理を実行させようと考え、屋外などで太陽電池135に光を当てた場合、光受信待機情報が表示されている場合は、太陽電池135に照射された光の照度が照度閾値以上であることが分かる。このため、電子時計の状態を維持することで、受信処理を実行させることができる。
また、ユーザーは、光受信待機情報が表示されていない場合には、太陽電池135に照射された光の照度が照度閾値未満であることが分かる。このため、電子時計の配置や姿勢を変えることで、太陽電池135に照射される光の照度が照度閾値以上となるように調整できる。
上記各実施形態において、電池残量が予め設定された残量閾値以下であり、電池残量が低下している場合、動作制御部581は、条件判定部を強制的に非動作状態としてもよい。この場合、指針24は電池残量が低下していることを表示するため、ユーザーは、電子時計が、電池残量が低下したことで、自動受信条件に該当しても受信処理が実行されない状態にあると推定できる。
また、電池残量が残量閾値以下の場合、消費電力を低減するため、動作制御部581は、例えば3日に1度の間隔で、条件判定部を動作状態にさせてもよい。この場合、ユーザーは、通常であれば条件判定部が動作状態となる時刻になっても、受信待機情報が表示されない場合、その日は条件判定部が動作状態とはならない日であることが分かる。
上記各実施形態では、指針24によって受信待機情報が表示されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、指針21〜23のいずれかによって受信待機情報が表示されるようにしてもよい。また、電子時計が表示装置として液晶表示装置や、LEDなどを備える場合は、これらの表示装置によって受信待機情報を表示するようにしてもよい。
本発明は、例えば、時刻が予め決められた時刻になると、自動受信条件に該当したと判定して、JJYなどの標準電波を受信する電子時計に適用することもできる。
また、本発明は、衛星信号と標準電波の両方を受信する電子時計に適用することもできる。この場合、例えば、電子時計が標準電波を受信できる環境にある場合は、標準電波を受信する標準電波受信モードを設定し、衛星信号を受信する衛星信号受信モードは設定しない。そして、電子時計が標準電波を受信できる環境にない場合は、衛星信号受信モードを設定し、当該衛星信号受信モードが設定されている場合にのみ、条件判定部が動作状態か非動作状態かを表示することが好ましい。
1…電子時計、2…Aボタン、3…Bボタン、4…リューズ、11…文字板、12…電池インジケーター、13…光受信待機指標、14…定時受信待機指標、15…組合せ受信待機指標、24…指針(表示装置)、45…GPS受信回路(受信回路)、46…計時装置、47…操作装置、50,50A…制御装置、51…ダイオード、52…充電制御用スイッチ、53…充電状態検出回路(照度検出回路)、54…電圧検出回路(照度検出回路)、55…駆動回路、56…電池残量検出回路、58,58A…制御回路、60…記憶装置、100…GPS衛星、110…アンテナ体、130…二次電池、135…太陽電池、140…駆動機構(表示装置)、521…スイッチング素子、581…動作制御部、582…光条件判定部(第1条件判定部)、583…自動受信制御部、584…手動受信判定制御部、585…タイムゾーン設定部、586…時刻修正部、587…表示制御部、588…時刻条件判定部(第2条件判定部)。

Claims (19)

  1. 電波を受信する受信回路と、
    表示装置と、
    自動受信条件に該当したか否かを判定する条件判定部と、
    前記自動受信条件に該当したと判定された場合、前記受信回路を制御して前記電波を受信する受信処理を実行する自動受信制御部と、
    前記条件判定部を動作状態または非動作状態に切り替える動作制御部と、
    前記条件判定部が動作状態である場合、受信待機情報を前記表示装置に表示させる表示制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 請求項1に記載の電子時計において、
    太陽電池と、
    前記太陽電池に照射される光の照度を検出する照度検出回路と、を備え、
    前記条件判定部は、前記照度検出回路によって検出された照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定し、前記検出された照度が前記照度閾値以上の場合、前記自動受信条件に該当したと判定する
    ことを特徴とする電子時計。
  3. 請求項1に記載の電子時計において、
    時刻を計時する計時装置を備え、
    前記条件判定部は、前記計時装置によって計時された時刻が、予め設定された所定時刻か否かを判定し、前記計時された時刻が前記所定時刻の場合、前記自動受信条件に該当したと判定する
    ことを特徴とする電子時計。
  4. 請求項1に記載の電子時計において、
    太陽電池と、
    前記太陽電池に照射される光の照度を検出する照度検出回路と、
    時刻を計時する計時装置と、を備え、
    前記条件判定部は、
    前記照度検出回路によって検出された照度が、予め設定された照度閾値以上か否かを判定し、前記検出された照度が前記照度閾値以上の場合、前記自動受信条件に該当したと判定する第1条件判定部と、
    前記計時装置によって計時された時刻が、予め設定された所定時刻か否かを判定し、前記計時された時刻が前記所定時刻の場合、前記自動受信条件に該当したと判定する第2条件判定部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記第1条件判定部が動作状態である場合、第1受信待機情報を前記表示装置に表示させ、
    前記第2条件判定部が動作状態である場合、第2受信待機情報を前記表示装置に表示させる
    ことを特徴とする電子時計。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子時計において、
    前記動作制御部は、予め設定された前記条件判定部の動作条件に該当するか否かを判定し、前記動作条件に該当した場合、前記条件判定部を動作状態とし、予め設定された前記条件判定部の非動作条件に該当するか否かを判定し、前記非動作条件に該当した場合、前記条件判定部を非動作状態とする
    ことを特徴とする電子時計。
  6. 請求項5に記載の電子時計において、
    時刻を計時する計時装置を備え、
    前記動作制御部は、前記計時装置によって計時された時刻が、予め設定された前記条件判定部の動作開始時刻になると、前記動作条件に該当したと判定する
    ことを特徴とする電子時計。
  7. 請求項5または請求項6に記載の電子時計において、
    時刻を計時する計時装置を備え、
    前記動作制御部は、前記計時装置によって計時された時刻が、予め設定された前記条件判定部の動作終了時刻になると、前記非動作条件に該当したと判定する
    ことを特徴とする電子時計。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の電子時計において、
    前記動作制御部は、前記条件判定部が前記自動受信条件に該当したと判定した場合、前記非動作条件に該当したと判定する
    ことを特徴とする電子時計。
  9. 請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の電子時計において、
    操作装置と、
    前記操作装置の手動受信操作に応じて、前記受信回路を制御して前記電波を受信する手動受信処理を実行する手動受信判定制御部と、を備え、
    前記動作制御部は、前記手動受信処理が実行された場合、前記非動作条件に該当したと判定する
    ことを特徴とする電子時計。
  10. 請求項1に記載の電子時計において、
    太陽電池と、
    前記太陽電池に照射される光の照度を検出する照度検出回路と、を備え、
    前記動作制御部は、前記照度検出回路によって検出された照度が予め設定された照度閾値以上となる高照度状態の場合、前記条件判定部を動作状態とし、
    前記条件判定部は、前記高照度状態の継続時間が、予め設定された時間閾値以上か否かを判定し、前記継続時間が前記時間閾値以上の場合、前記自動受信条件に該当したと判定する
    ことを特徴とする電子時計。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電子時計において、
    前記表示制御部は、前記受信処理が、前記条件判定部によって前記自動受信条件に該当したと判定されて実行された場合、受信結果の表示を要求する結果表示要求信号に応じて、自動受信によって受信に成功したか否かを示す受信結果情報を前記表示装置に表示させる
    ことを特徴とする電子時計。
  12. 請求項4に記載の電子時計において、
    前記表示制御部は、
    前記受信処理が、前記第1条件判定部によって前記自動受信条件に該当したと判定されて実行された場合、受信結果の表示を要求する結果表示要求信号に応じて、自動受信によって受信に成功したか否かを示す第1受信結果情報を前記表示装置に表示させ、
    前記受信処理が、前記第2条件判定部によって前記自動受信条件に該当したと判定されて実行された場合、前記結果表示要求信号に応じて、自動受信によって受信に成功したか否かを示す第2受信結果情報を前記表示装置に表示させる
    ことを特徴とする電子時計。
  13. 請求項11または請求項12に記載の電子時計において、
    結果表示操作が行われた場合に、前記結果表示要求信号を出力する操作装置を備える
    ことを特徴とする電子時計。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の電子時計において、
    前記表示制御部は、前記受信処理が実行されている期間、受信モードを前記表示装置に表示させる
    ことを特徴とする電子時計。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の電子時計において、
    前記表示装置は、指針を備え、
    前記表示制御部は、
    前記条件判定部が動作状態の場合、前記受信待機情報を前記指針に表示させ、
    前記条件判定部が非動作状態の場合、予め設定された所定情報を前記指針に表示させる
    ことを特徴とする電子時計。
  16. 請求項15に記載の電子時計において、
    太陽電池と、
    前記太陽電池が発電した電力によって充電される二次電池と、
    前記二次電池の電池残量を検出する電池残量検出回路と、を備え、
    前記所定情報は、前記電池残量検出回路によって検出された前記電池残量である
    ことを特徴とする電子時計。
  17. 請求項15に記載の電子時計において、
    前記所定情報は、曜日である
    ことを特徴とする電子時計。
  18. 請求項15から請求項17のいずれか1項に記載の電子時計において、
    操作装置を備え、
    前記表示制御部は、前記受信待機情報を前記指針に表示させている場合、前記操作装置の表示切替操作に応じて、前記所定情報を前記指針に表示させる
    ことを特徴とする電子時計。
  19. 電子時計の制御方法であって、
    自動受信条件に該当したか否かを判定するステップと、
    前記自動受信条件に該当したと判定された場合、電波を受信する受信処理を実行するステップと、
    前記判定するステップを実行するか否かを切り替えるステップと、
    前記判定するステップを実行する場合、受信待機情報を表示するステップと、を備える
    ことを特徴とする電子時計の制御方法。
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