JP2002362498A - 進入路指示灯制御システム - Google Patents

進入路指示灯制御システム

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JP2002362498A
JP2002362498A JP2001170124A JP2001170124A JP2002362498A JP 2002362498 A JP2002362498 A JP 2002362498A JP 2001170124 A JP2001170124 A JP 2001170124A JP 2001170124 A JP2001170124 A JP 2001170124A JP 2002362498 A JP2002362498 A JP 2002362498A
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timing
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approach indicator
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Atsushi Onozato
篤 小野里
Masakazu Kato
雅一 加藤
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 子局のリアルタイムクロックの時刻修正作業
が不要で、同期ずれやタイミングずれのない適正な閃光
制御を行うようにする。 【解決手段】 閃光制御の指定は、制御親局20から各
制御子局22(221〜22m)へ有線または無線を使
って制御信号を送り、通信部34を介して監視制御部3
2のタイミング制御タイマ32aへ送る。GPS衛星3
6からの電波38は、GPSアンテナ30aで受信し、
GPSレシーバ30bで1秒パルスと時刻情報とを取り
出して、タイミング制御タイマ32aに送る。タイミン
グ制御タイマ32aは、1秒パルスと時刻情報に基づい
て子局に共通のタイマを設定し、指定された閃光制御に
応じて閃光タイミングを生成する。灯器制御部32b
は、これを用いて進入路指示灯161の灯器の連鎖閃光
制御を行う。他の制御子局222〜22mも同様の閃光
制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、進入路指示灯制御
システムに関し、より詳しくは、航空機が空港へ着陸す
る際に、滑走路への進入を誘導する進入路指示灯の閃光
タイミングを制御する進入路指示灯制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、航空機が空港へ着陸する場合
は、滑走路の手前に配列された進入路指示灯が用いられ
ていた。この進入路指示灯は、航空灯火の一種であっ
て、航空機に滑走路への進入路を示すための灯火であ
る。このため、進入路指示灯は、航空機から見た場合に
特に目立たせる必要があることから、同期閃光や連鎖閃
光といった閃光制御が行われていた。従来の進入路指示
灯の閃光制御は、制御親局から閃光タイミングの基準と
なる同期信号と、どのような閃光制御を行うかを指示す
る制御信号とが有線伝送により複数の制御子局にそれぞ
れ送られ、各制御子局毎に閃光タイミングを生成して、
その閃光タイミングを用いて各制御子局が受け持つ進入
路指示灯の複数の灯器の閃光制御が行われていた。上記
した閃光制御の種類としては、例えば、進入路指示灯の
複数の灯器を同じタイミングで点灯と消灯を交互に繰り
返す同期閃光制御の他、一定の間隔で灯器を連続して一
定方向に流れるように点灯と消灯を順次行う連鎖閃光制
御などがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の進入路指示灯の閃光制御にあっては、複数の
灯器から成る進入路指示灯がいくつかのブロックに分け
られ、各ブロック毎に異なる制御子局が閃光制御を行っ
ているため、制御子局同士のタイミングがずれると、適
正な同期閃光や連鎖閃光ができなくなるという問題があ
った。特に、従来例の構成では、各制御子局がリアルタ
イムクロックを持っていて、その時刻を制御親局から送
られる同期信号に基づいて常に修正することにより、全
ての制御子局の時刻を一致させ、そのリアルタイムクロ
ックに基づいて閃光制御を行えばタイミングズレは無く
なると考えられていた。しかし、実際には親局と子局と
の位置関係によって、親局から子局へ有線伝送される同
期信号の伝送遅れが異なってくるため、親局から伝送遅
れ情報(どの程度の伝送遅れがあるかという情報)を含
む同期信号を送り、子局はこれに基づいて時刻を修正す
ることで初めて全てのリアルタイムクロックを一致させ
ることができる。ところが、このような伝送遅れを含め
た時刻の修正作業は、大変手間がかかる上、設置状況が
異なればその都度設定し直さなければならず、非常に面
倒であった。従来の時刻修正方法としては、例えば、特
開平8−136675号公報に記載の技術などを用いる
ことができる。本発明は、上記課題に鑑みてなされたも
のであり、子局のリアルタイムクロックの時刻修正作業
が不要であって、同期閃光時の同期ずれや連鎖閃光時の
タイミングずれのない適正な閃光制御を行うことが可能
な進入路指示灯制御システムを提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、航空機が空港へ着陸する際に、滑走路への進入を誘
導する複数の灯器から成る進入路指示灯の閃光タイミン
グを制御する進入路指示灯制御システムにおいて、前記
進入路指示灯の閃光パターンを指示する制御親局と、前
記制御親局から指示された閃光パターンに基づいて閃光
タイミングを生成し、前記各進入路指示灯に対して閃光
制御を行う複数の制御子局と、前記制御子局が複数の灯
器に対して閃光制御を行うことにより所定のタイミング
で閃光させる進入路指示灯とを有し、前記各制御子局
は、外部から送られてくるタイミング基準信号を受信す
る受信手段と、前記受信手段で受信したタイミング基準
信号と前記制御親局から指示される閃光パターンとに基
づいて閃光タイミングを生成するタイミング制御手段
と、前記タイミング制御手段で生成された閃光タイミン
グにより前記進入路指示灯の各灯器を閃光させる灯器制
御手段と、前記制御親局との間で閃光パターンを指示す
る信号などをやり取りする通信手段と、を備えているこ
とを特徴とする。これによれば、制御親局が指示した進
入路指示灯の閃光パターンに基づいて、制御子局で閃光
タイミングを生成し、各進入路指示灯の閃光制御を行っ
て、複数の灯器を所定のタイミングで閃光させる。そし
て、各制御子局では、受信手段により外部から送られて
くるタイミング基準信号を受信し、タイミング制御手段
でそのタイミング基準信号と制御親局から通信手段を介
して指示される閃光パターンとに基づいて閃光タイミン
グを生成して、その閃光タイミングで灯器制御手段によ
り進入路指示灯の各灯器を閃光させるようにする。この
ため、各制御子局で生成される進入路指示灯の閃光タイ
ミングは、外部から送られてくる共通のタイミング基準
信号に基づくことから、伝送遅れによるタイミングずれ
が無くなり、常に適正な閃光制御(同期閃光、連鎖閃
光)を行うことができる。その上、全ての制御子局間で
タイミングずれが無いため、時刻の修正作業が不要とな
り、親局と子局の位置関係に関わらず容易に設定するこ
とができる。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の進入路指示灯制御システムにおいて、前記各制御子局
の灯器制御手段は、さらに前記進入路指示灯の各灯器の
点灯状態を検出し、その点灯状態の検出信号を前記通信
手段を介して前記制御親局に送信することで、前記制御
親局で前記進入路指示灯の各灯器の点灯状態を監視する
ことを特徴とする。これによれば、各制御子局の灯器制
御手段は、進入路指示灯の各灯器の点灯状態を検出する
機能をさらに有し、点灯状態の検出信号を通信手段を介
して制御親局に送信するようにしたため、制御親局側で
進入路指示灯の各灯器の点灯状態を監視することができ
る。請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載
の進入路指示灯制御システムにおいて、前記受信手段
は、GPS衛星から送られてくるタイミング基準電波を
受信するGPS受信器であることを特徴とする。これに
よれば、受信手段をGPS衛星から送られてくるタイミ
ング基準電波が受信可能なGPS受信器としたため、閃
光タイミングの基準となる1秒パルスや時刻情報を地球
上のどの場所でも容易に得ることができる。請求項4に
記載の発明は、請求項1または2に記載の進入路指示灯
制御システムにおいて、前記受信手段は、電波時計から
送られてくる時刻情報を受信する電波時計受信器である
ことを特徴とする。これによれば、受信手段を電波時計
から送られてくる時刻情報が受信可能な電波時計受信器
としたため、閃光タイミングの基準となる時刻情報を電
波時計の電波が届く範囲内であれば容易に得ることがで
きる。請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記
載の進入路指示灯制御システムにおいて、前記受信手段
は、近くの基準局から発せられる共通のタイミング信号
を受信するタイミング信号受信器であることを特徴とす
る。これによれば、受信手段を近くに設けられた基準局
から発せられる共通のタイミング信号が受信可能なタイ
ミング信号受信器としたため、閃光タイミングの基準と
なる共通の時刻情報を容易に得ることができる。ここで
いう基準局とは、各制御子局に向けて共通のタイミング
信号を発するために設けられた専用局であって、タイミ
ング信号を電波を使って送信したり、あるいは、赤外線
などの光を使って送信することもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態は、航空機
が空港に着陸する場合に、滑走路への進入を誘導するた
めに、滑走路の手前に配列された進入路指示灯を閃光制
御する進入路指示灯制御システムに関する。図1は、航
空機が空港の滑走路へ向かって着陸しようとしている状
態を示す図であり、図2は、図1の進入路指示灯を制御
する進入路指示灯制御システムの概略構成図である。図
1の航空機10は、空港12の滑走路14手前に一列に
配置された進入路指示灯16によって誘導される。滑走
路14の横には、駐機スポットなどが用意されたターミ
ナルビル18がある。進入路指示灯16は、ここではn
個の灯器が地上に配置されていて、各進入路指示灯を幾
つかのブロック161〜16mに分け、各ブロックに対
応する制御子局22(子局1〜子局m)を割り当ててい
る。本実施の形態では、進入路指示灯を全て同じタイミ
ングで点灯と消灯とを交互に繰り返す同期閃光制御、あ
るいは、一定の間隔で灯器を連続して一定方向に流れる
ように点灯と消灯とを順次行ってゆく連鎖閃光制御など
が行われる。制御子局22(221〜22m)は、それ
ぞれに対応した進入路指示灯16の各ブロックの灯器の
閃光制御を行っている。一列に配置された複数の灯器
は、ブロック単位で複数の制御子局22によって閃光制
御が行われるため、相互にタイミングを一致させない
と、同期閃光や連鎖閃光制御を適正に行うことができな
い。従来は、後述する制御親局20から同期信号を各制
御子局22へ送ることによって同期させていたが、伝送
遅れを考慮しなければならないため、時刻の修正作業が
非常に面倒であった。この点、本実施の形態では、制御
子局22(221〜22m)とそれに関連する部分を図
3のように構成することにより、基準となる同期信号を
親局からではなく、各子局が基準局(GPS衛星や電波
時計など)から直接受信するようにする。
【0007】図3は、本実施の形態に係る進入路指示灯
制御システムの一構成例を示したブック図である。図3
に示すように、本実施の形態の制御子局(進入路指示灯
監視制御子局ともいう)221は、GPS(Global Pos
itioning System)衛星36から送られてくる電波38
を受信する受信手段としてのGPS受信器30を備えて
いる。このGPS受信器30は、GPSアンテナ30a
とGPSレシーバ30bなどで構成されており、GPS
レシーバ30bによって受信電波に含まれるタイミング
の基準となる1秒パルス(pps)と時刻情報が取り出
され、監視制御部32に送られる。監視制御部32は、
閃光タイミングを生成するタイミング制御手段としての
タイミング制御タイマ32aと、ブロック分けされた進
入路指示灯161の各灯器を制御する灯器制御手段とし
ての灯器制御部32bなどにより構成されている。この
タイミング制御タイマ32aは、GPSレシーバ30b
から供給される1秒パルスと時刻情報を取り込むことで
基準となるタイマが設定され、後述する通信部34を介
して制御親局(進入路指示灯監視制御親局ともいう)2
0から閃光パターン(同期閃光か連鎖閃光か)が指示さ
れると、正確な同期閃光制御や連鎖閃光制御をするのに
必要な閃光タイミングが生成される。灯器制御部32b
では、タイミング制御タイマ32aで生成された閃光タ
イミングに基づいて、制御子局221が受け持つ進入路
指示灯161の4つの灯器の閃光制御が行われる。ま
た、灯器制御部32bは、各灯器の点灯状態を検出する
センサを備えている。例えば、このセンサは、灯器の球
切れや照度等が検出可能なものである。灯器制御部32
bで検出された各灯器の点灯状態は、点灯情報として通
信部34を介して制御親局20へ送られる。
【0008】また、基準となるタイミング信号を得るた
めに、図3ではGPS衛星36からの電波(タイミング
基準電波)を受信するGPS受信器30を用いたが、こ
れ以外に図1に示すような電波時計24から発せられる
標準電波25を利用する場合は、電波時計用の受信器を
用いる必要があり、その受信器から得られる時刻情報に
基づいて、上記と同様な閃光タイミングを生成すること
ができる。さらに、基準となるタイミング信号を得るた
め、上記したGPS衛星36や電波時計24を用いる
他、空港内に基準となるタイミング信号27が送信可能
な独自の基準局26を設けるようにしても良い。その場
合は、採用する基準局26に対応した受信器を用いる必
要がある。例えば、基準局が電波を使ってタイミング信
号27を送信する場合は、その周波数帯の電波を受信す
ることができる受信器とする。また、基準局が赤外線な
どの光を使ってタイミング信号27を送信する場合は、
その光信号が受光可能な光センサを用いるようにする。
【0009】次に、動作について説明する。図4は、連
鎖閃光制御を行う場合の親局と各子局の出力状態を示す
タイミングチャートであり、図1〜図4を用いて動作を
説明する。まず、図1に示すように、航空機10が空港
12に着陸する場合は、滑走路14の手前に設けられた
進入路指示灯16によって滑走路14へ正しく誘導さ
れ、安全に着陸することができる。その際、進入路指示
灯16は、同期閃光制御または連鎖閃光制御が行われ
る。ここでは、連鎖閃光制御を行うものとする。同期閃
光制御を行うか連鎖閃光制御を行うかは、図3の制御親
局20から各制御子局22(221〜22m)へ有線ま
たは無線を使って送る制御信号の指示による。この制御
信号は、制御子局221の通信部34を介して監視制御
部32のタイミング制御タイマ32aに送られる。一
方、GPS衛星36からの電波38は、各制御子局22
1〜22mに設けられたGPS受信器30のGPSアン
テナ30aで受信し、GPSレシーバ30bがその受信
電波に含まれる1秒パルスと時刻情報を取り出して、監
視制御部32のタイミング制御タイマ32aに送られ
る。タイミング制御タイマ32aでは、この1秒パルス
と時刻情報に基づいて、閃光タイミングを生成する際の
基準となる共通のタイマが設定される。また、タイミン
グ制御タイマ32aは、先に制御親局20から通信部3
4を介して連鎖閃光制御を行う旨の指示を受けているの
で、前に設定された共通のタイマに基づいて連鎖閃光制
御を行うための閃光タイミングを生成し、灯器制御部3
2bによって進入路指示灯161の4つの灯器の連鎖閃
光制御が行われる。他の制御子局222〜22mについ
ても、これと同様な連鎖閃光制御を行うことより、図4
に示すようなタイミングで連鎖閃光が行われる。すなわ
ち、親局の出力がONになると、子局1〜子局mまでが
受け持つn個から成る進入路指示灯の灯器が0.5秒の
間に順番に連鎖閃光し、1つの灯器が点灯してから次の
灯器が点灯するまでの時間は(0.5/n)秒となる。
図4の場合は、各子局間の灯器の点灯間隔も常に(0.
5/n)秒に保たれていることから、全ての子局のタイ
マの基準時刻が一致していることがわかる。上記した連
鎖閃光は、親局出力がOFFになるまで繰り返される
が、ここでは親局出力がOFFになった時点で直ちに連
鎖閃光を停止するのではなく、図4に示すように、最後
の子局mが出力し終わるまで連鎖閃光が続けられる。こ
れにより、図1に示した進入路指示16の灯器が手前か
ら誘導方向(矢印A方向)に向かって流れるように連鎖
閃光が行われるため、航空機10はこれに誘導されて、
滑走路14の位置と進入方向とを空港12の上空から確
実に認識できる。さらに、図3に示すように、制御親局
20は、制御子局22(221〜22m)の各監視制御
部32が進入路指示灯16(161〜16m)の各灯器
の点灯状態を常に監視していて、その点灯情報が通信部
34を介して送られてくるため、灯器の球切れや照度低
下を正確に把握して、適切な時期にメンテナンスを施す
ことができる。
【0010】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、制御子局221〜22mがGPS衛星36からの電
波38を各自で受信して、これを共通のタイミング信号
として利用するため、各子局のタイマの時刻修正作業が
不要となり、同期閃光時の同期ずれや連鎖閃光時のタイ
ミングずれのない適正な閃光制御を行うことができる。
また、本実施の形態によれば、各子局のタイマの時刻修
正が不要となるため、親局と子局をどのように配置して
も容易に設定することができる。さらに、本実施の形態
によれば、制御親局側で進入路指示灯の各灯器の点灯状
態が監視できるため、灯器の球切れや照度低下があって
も迅速に対処することができる。なお、上記実施の形態
では、閃光タイミングを生成する際の基準となる時刻情
報をGPS衛星36からの電波38を用いて、各制御子
局毎に受信するようにしたが、必ずしもこれに限定され
る趣旨ではなく、電波時計24からの標準電波25を利
用したり、空港内などに独自の基準局26を設けて、こ
こから送信される基準となるタイミング信号27を利用
するようにしても勿論良い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、制御親局が指示した進入路指示灯の閃光
パターンに基づいて、制御子局で閃光タイミングを生成
し、各進入路指示灯の閃光制御を行って、複数の灯器を
所定のタイミングで閃光させる。そして、各制御子局で
は、受信手段により外部から送られてくるタイミング基
準信号を受信し、タイミング制御手段でそのタイミング
基準信号と制御親局から通信手段を介して指示される閃
光パターンとに基づいて閃光タイミングを生成して、そ
の閃光タイミングで灯器制御手段により進入路指示灯の
各灯器を閃光させるようにするので、各制御子局で生成
される進入路指示灯の閃光タイミングは、外部から送ら
れてくる共通のタイミング基準信号に基づくことから、
伝送遅れによるタイミングずれが無くなり、常に適正な
閃光制御を行うことができる。その上、全ての制御子局
間でタイミングずれが無くなるので、時刻の修正作業が
不要となり、親局と子局の位置関係に関わらず容易に設
定することができる。請求項2に記載の発明によれば、
各制御子局の灯器制御手段は、進入路指示灯の各灯器の
点灯状態を検出する機能をさらに有し、点灯状態の検出
信号を通信手段を介して制御親局に送信するようにした
ので、制御親局側で進入路指示灯の各灯器の点灯状態を
監視することができる。請求項3に記載の発明によれ
ば、受信手段をGPS衛星から送られてくるタイミング
基準電波が受信可能なGPS受信器としたので、閃光タ
イミングの基準となる1秒パルスや時刻情報を地球上の
どの場所でも容易に得ることができる。請求項4に記載
の発明によれば、受信手段を電波時計から送られてくる
時刻情報が受信可能な電波時計受信器としたので、閃光
タイミングの基準となる時刻情報を電波時計の電波が届
く範囲内であれば容易に得ることができる。請求項5に
記載の発明によれば、受信手段を近くに設けられた基準
局から発せられる共通のタイミング信号が受信可能なタ
イミング信号受信器としたので、閃光タイミングの基準
となる共通の時刻情報を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】航空機が空港の滑走路へ向かって着陸しようと
している状態を示す図である。
【図2】図1の進入路指示灯を制御する進入路指示灯制
御システムの概略構成図である。
【図3】本実施の形態に係る進入路指示灯制御システム
の一構成例を示したブロック図である。
【図4】連鎖閃光制御を行う場合の親局と各子局の出力
状態を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 航空機、 12 空港、 14 衛星電波、 16 進入路指示灯、 18 ターミナルビル、 20 制御親局(進入路指示灯監視制御親局)、 22,221〜22m 制御子局(進入路指示灯監視
制御子局)、 24 電波時計、 25 標準電波、 26 基準局、 27 タイミング信号、 30 GPS受信器、 30a GPSアンテナ、 30b GPSレシーバ、 32 監視制御部、 32a タイミング制御タイマ、 32b 灯器制御部、 34 通信部、 36 GPS衛星、 38 電波。
フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA04 AD06 AD07 AF01 BB04 DA00 FA16 GA06 5H180 AA26 BB03 BB04 BB16 BB17 CC02 CC12 HH11 HH23 HH24 JJ03 JJ25 5J062 AA13 BB03 CC07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機が空港へ着陸する際に、滑走路へ
    の進入を誘導する複数の灯器から成る進入路指示灯の閃
    光タイミングを制御する進入路指示灯制御システムにお
    いて、 前記進入路指示灯の閃光パターンを指示する制御親局
    と、 前記制御親局から指示された閃光パターンに基づいて閃
    光タイミングを生成し、前記各進入路指示灯に対して閃
    光制御を行う複数の制御子局と、 前記制御子局が複数の灯器に対して閃光制御を行うこと
    により所定のタイミングで閃光させる進入路指示灯とを
    有し、 前記各制御子局は、 外部から送られてくるタイミング基準信号を受信する受
    信手段と、 前記受信手段で受信したタイミング基準信号と前記制御
    親局から指示される閃光パターンとに基づいて閃光タイ
    ミングを生成するタイミング制御手段と、 前記タイミング制御手段で生成された閃光タイミングに
    より前記進入路指示灯の各灯器を閃光させる灯器制御手
    段と、 前記制御親局との間で閃光パターンを指示する信号など
    をやり取りする通信手段と、 を備えていることを特徴とする進入路指示灯制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記各制御子局の灯器制御手段は、さら
    に前記進入路指示灯の各灯器の点灯状態を検出し、その
    点灯状態の検出信号を前記通信手段を介して前記制御親
    局に送信することで、前記制御親局で前記進入路指示灯
    の各灯器の点灯状態を監視することを特徴とする請求項
    1に記載の進入路指示灯制御システム。
  3. 【請求項3】 前記受信手段は、GPS衛星から送られ
    てくるタイミング基準電波を受信するGPS受信器であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の進入路指
    示灯制御システム。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、電波時計から送られて
    くる時刻情報を受信する電波時計受信器であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の進入路指示灯制御シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記受信手段は、近くの基準局から発せ
    られる共通のタイミング信号を受信するタイミング信号
    受信器であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の進入路指示灯制御システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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