JPH1039670A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1039670A
JPH1039670A JP19014196A JP19014196A JPH1039670A JP H1039670 A JPH1039670 A JP H1039670A JP 19014196 A JP19014196 A JP 19014196A JP 19014196 A JP19014196 A JP 19014196A JP H1039670 A JPH1039670 A JP H1039670A
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JP
Japan
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temperature
fixing
sheet
heating
recording
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JP19014196A
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English (en)
Inventor
Masaru Kaneko
勝 金子
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画情報を用紙に記録し画像を形成
する画像形成装置に関し、用紙を加熱して記録媒体を定
着する定着手段の温度設定を必要に応じて変化させるこ
とにより、記録媒体の定着率の安定および定着手段の必
要な温度までの到達時間の短縮を実現して、信頼性およ
び迅速性の向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 記録手段27が電子写真記録方式により記
録紙に転写したトナーをその記録紙を加熱圧接すること
により定着させる定着ローラ20を、エンジンCPU30
は、電源投入時、エラー発生後、省エネモード解除時な
どのように加熱を停止した後には、予め設定された一定
時間が経過するまで、ターゲット温度としてノーマル温
度(170℃)よりも高いパワーオン温度(190℃)
を設定し加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画情報を用紙に記
録し画像を形成する画像形成装置に関し、例えば、プリ
ンタ、複写機、あるいはファクシミリ装置などに適用可
能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、受け取った画情報に基づき記
録媒体を用紙に記録して画像を形成する画像形成装置が
知られており、この装置では、画像を形成する記録媒体
を用紙に定着させるために、記録後に用紙を加熱するこ
とが行なわれている。この種の画像形成装置としては、
例えば、所謂、電子写真記録方式により用紙に画像を形
成するものがあり、画情報に基づき感光体上に形成した
静電潜像にトナー(記録媒体)を付着させ現像した後に
そのトナー像を用紙に転写(記録)し画像を形成するよ
うになっており、トナー像を転写した後には用紙をヒー
タを内蔵する定着ローラ(定着手段)が加熱圧接してト
ナーをその用紙に定着させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、ヒータをオフなど
してトナーを用紙に定着させるのに必要な定着温度より
定着ローラの温度を低くした場合には、ヒータをオンし
た後の定着ローラの検出温度が定着温度に達していたと
しても、定着ローラの特性によって、ヒータのオン時間
が一定時間以上経過したときの定常時よりもトナーの定
着率が低くなってしまうことがあるとともに、その定着
温度に達するまでに時間が掛かるという問題があった。
【0004】また、このような場合に特に、通過する用
紙を加熱するために定着ローラの温度が低下し、トナー
の定着率が低くなってしまうという問題もあった。これ
らの問題を解消するためには、定着ローラの温度を高め
に維持すればよいが、定着ローラの劣化が早くなるとと
もに無駄な電力消費であるという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、定着手段を加熱保持す
る設定温度を必要に応じて変化させることにより、記録
媒体の定着率の安定および定着手段の必要な温度までの
到達時間の短縮を実現して、信頼性および迅速性の向上
を図ることを目的とする。また、定着手段の保持温度を
無駄に高く設定する必要をなくして、コスト低減を図る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、受け取った画情報に基づき記録媒
体を用紙に記録して画像を形成する記録手段と、用紙を
加熱して該用紙に記録された記録媒体を定着させる定着
手段と、記録媒体を用紙に定着させるのに必要な定着温
度を目標温度として設定し定着手段を該目標温度に加熱
し保持する温度制御手段と、を備えた画像形成装置にお
いて、温度制御手段を、電源投入後から予め設定された
立上げ時間が経過するまで、定着手段の目標温度として
定着温度より高い復帰温度を設定するように構成したこ
とを特徴とするものである。
【0007】この請求項1記載の発明では、電源投入時
から一定時間の間には、目標温度として定着温度より高
い復帰温度が設定され定着手段が加熱される。したがっ
て、定着手段は、一時的に定着温度より高く加熱される
とともに、目標温度として定着温度を設定した場合より
も早く定着温度に達する。請求項2記載の発明は、受け
取った画情報に基づき記録媒体を用紙に記録して画像を
形成する記録手段と、用紙を加熱して該用紙に記録され
た記録媒体を定着させる定着手段と、記録媒体を用紙に
定着させるのに必要な定着温度を目標温度として設定し
定着手段を該目標温度に加熱し保持する温度制御手段
と、を備えた画像形成装置において、エラーが発生して
定着手段の加熱を停止する必要のあるときに、該定着手
段の加熱を停止させる安全機能を備え、温度制御手段
を、安全機能が動作した場合に、該エラー解消後から予
め設定された復旧時間が経過するまで、定着手段の目標
温度として定着温度より高い復帰温度を設定するように
構成したことを特徴とするものである。
【0008】この請求項2記載の発明では、例えば、エ
ラーを解消する作業を行なうために扉(カバー)を開け
たときや、エラーが発生して定着手段の加熱を保持する
必要がないために、安全機能が働き定着手段の加熱が停
止された場合に、そのエラーを解消した後の定着手段の
加熱が再開されたときから一定時間の間には、目標温度
として定着温度より高い復帰温度が設定され定着手段が
加熱される。したがって、定着手段は、一時的に定着温
度より高く加熱されるとともに、目標温度として定着温
度を設定した場合よりも早く定着温度に達する。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成に加え、前記温度制御手段を、定着手段の加熱
を停止する時間が予め設定された停止時間を超えた場合
に、定着手段の目標温度として復帰温度を設定するよう
に構成したことを特徴とするものである。この請求項3
記載の発明では、定着手段の加熱停止時間が一定時間を
超えた場合に、目標温度として復帰温度が設定され定着
手段が加熱される。したがって、定着手段の加熱を停止
した時間が短い場合には、目標温度として定着温度が設
定されたまま定着手段が加熱保持される。
【0010】請求項4記載の発明は、受け取った画情報
に基づき記録媒体を用紙に記録して画像を形成する記録
手段と、用紙を加熱して該用紙に記録された記録媒体を
定着させる定着手段と、記録媒体を用紙に定着させるの
に必要な定着温度を目標温度として設定し定着手段を該
目標温度に加熱し保持する温度制御手段と、を備えた画
像形成装置において、定着手段の温度を定着温度よりも
低くする省エネモードを備え、温度制御手段を、省エネ
モードを実行した場合に、該省エネモード解除後から予
め設定された復旧時間が経過するまで、定着手段の目標
温度として定着温度より高い復帰温度を設定するように
構成したことを特徴とするものである。
【0011】この請求項4記載の発明では、省エネモー
ドが実行され、例えば、定着手段の加熱が停止された
り、目標温度として定着手段を予熱する程度の温度が設
定された場合に、その省エネモードが解除された後の定
着手段の加熱が再開されたときから一定時間の間には、
目標温度として定着温度より高い復帰温度が設定され定
着手段が加熱される。したがって、定着手段は、一時的
に定着温度より高く加熱されるとともに、目標温度とし
て定着温度を設定した場合よりも早く定着温度に達す
る。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の構成に加え、前記温度制御手段を、省エネモードを
継続する時間が予め設定された継続時間を超えた場合
に、定着手段の目標温度として復帰温度を設定するよう
に構成したことを特徴とするものである。この請求項5
記載の発明では、省エネモードを継続した時間が一定時
間を超えた場合に、目標温度として復帰温度が設定され
定着手段が加熱される。したがって、省エネモードを継
続した時間が短い場合には、目標温度として定着温度が
設定されたまま定着手段が加熱保持される。
【0013】請求項6記載の発明は、受け取った画情報
に基づき記録媒体を用紙に記録して画像を形成する記録
手段と、用紙を加熱して該用紙に記録された記録媒体を
定着させる定着手段と、記録媒体を用紙に定着させるの
に必要な定着温度を目標温度として設定し定着手段を該
目標温度に加熱し保持する温度制御手段と、を備えた画
像形成装置において、定着手段を用紙が通過するか否か
を検知する通過検知手段を設け、温度制御手段を、用紙
が少なくとも定着手段を通過する間の定着手段の目標温
度として定着温度より高い実働温度を設定するように構
成したことを特徴とするものである。
【0014】この請求項6記載の発明では、用紙が少な
くとも通過する間には、目標温度として定着温度より高
い実働温度が設定され定着手段が加熱される。したがっ
て、定着手段は、用紙の加熱時には定着温度より高い目
標温度の設定で加熱される。請求項7記載の発明は、請
求項1から5の何れかに記載の発明の構成に加え、定着
手段を用紙が通過するか否かを検知する通過検知手段を
設け、温度制御手段を、用紙が少なくとも定着手段を通
過する間の目標温度として定着温度より高い実働温度を
設定する一方、目標温度として復帰温度を設定する場合
には該実働温度より高い復帰温度を設定し、実働温度を
設定するタイミングであっても復帰温度を設定するよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0015】この請求項7記載の発明では、少なくとも
用紙を加熱する間には目標温度として定着温度より高い
実働温度が設定され定着手段が加熱される一方、電源投
入時の一定時間の間や定着手段の加熱再開からの一定時
間の間には実働温度よりも復帰温度が優先して目標温度
として設定され定着手段が加熱される。したがって、定
着手段は、用紙の加熱時には定着温度より高い目標温度
の設定で加熱されるとともに、復帰温度に設定する必要
がある場合には定常時に設定される低い実働温度が設定
されることなくその復帰温度が目標温度として設定され
たまま加熱される。
【0016】ここで、前記記録媒体とは、所謂、電子写
真記録方式におけるトナーや噴射記録方式におけるイン
クなどが挙げられる。このため、ここでいう定着とは、
トナーを用紙に定着させることだけでなく、用紙に吹き
付けたインクを乾燥させることなども含めて定着とい
う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図13は本発明に係る画像形成装置の一実
施形態を示す図である。まず、構成を説明する。図1お
よび図2において、10はホスト装置100に接続されたプ
リンタ装置であり、プリンタ装置10はホスト装置100と
のインターフェイス制御および画像データ(画情報)の
編集・制御を行なうコントローラ部Cと、画像データの
記録(書込み)や記録紙の搬送等の機械系の制御および
装置状態の監視を行なうエンジン部Eと、から構成され
ており、コントローラ部Cがホスト装置100から送られ
てきた画像データを受け取って動作命令と共にエンジン
部Eに送り、所謂、電子写真記録方式により記録紙(用
紙)に画像を記録・形成するようになっているエンジン
部Eでは、帯電されつつ回転する感光体ドラム11上に光
走査装置12がレーザビーム(LB)を走査することによ
り照射部分と非照射部分とに電位差を生じさせて静電潜
像を形成した後に、現像器13がその静電潜像に現像ロー
ラ14によりトナー(記録媒体)を均一に付着させ現像す
るようになっており、このトナー像は感光体ドラム11の
回転に同期するように給送されてきた記録紙に転写チャ
ージャ15により転写(記録)するようになっている。こ
の記録紙は、給紙カセット16あるいは大量給紙ユニット
17内から給紙ローラ18が1枚づつ分離してレジストロー
ラ19が感光体ドラム11と転写チャージャ15の間に給送す
るようになっており、この後にはヒータを内蔵する定着
ローラ20が加熱圧接してトナーを定着させた後に搬送ロ
ーラ22が切換爪21により切り換えられた搬送路に通紙・
搬送して排紙テーブル23上に搬出するようになってい
る。すなわち、感光体ドラム11、光走査装置12、現像器
13、および転写チャージャ15が記録手段27を構成してお
り、定着ローラ20が定着手段を構成している。なお、図
1中、24は感光体ドラム11上で回転するトナー像に同期
させ転写チャージャ15との間に記録紙を給送するために
その先端を検出するレジストセンサ、25は転写後に感光
体ドラム11上に残留するトナーを除去するクリーニング
ユニット、26は排紙テーブル23上に搬出された記録紙の
オーバーフローを検出するセンサである。
【0018】このエンジン部Eは、統括制御するエンジ
ンCPU30に、コントローラ部Cに接続されるエンジン
I/F(Interface)31と、エンジン部Eにおける制御
プログラムを格納するプログラムROM(Read Only Me
mory)32と、バッファレジスタの機能を有するRAM
(Random Access Memory)33と、メンテナンスサイクル
を記録する書込み可能なEEPROM(Electrically E
rasable Programmable Read Only Memory)34と、各種
割り込みを制御する割り込み回路部35と、レジストセン
サ24などの他、定着ローラ20などの温度を検出するサー
ミスタ(センサ)や装置カバーオープンなどの状態検出
センサ等のセンサ群36からの信号を取り込む入力ポート
37と、感光体ドラム11や各種ローラなどのモータ38およ
びクラッチ39の他、光走査装置12や転写チャージャ15や
定着ローラ20のヒータなどを駆動する各種ドライバへの
駆動信号を送出する出力ポート40と、オプション機能41
を接続されるオプションI/F42とがバス43を介して接
続されている。CPU30はプログラムROM32内に格納
された制御プログラムに従って入力ポート37を介する各
種センサ群36からの検出情報を参照しつつコントローラ
部Cから送られきた画像データおよび動作命令に基づき
出力ポート40を介して各種ドライバへ駆動命令を送出し
電子写真記録方式により記録紙に転写したトナーを定着
させることにより画像を形成する。
【0019】また、エンジンCPU30は、定着ローラ20
のサーミスタからの検出信号に基づきその定着ローラ20
が設定されているターゲット温度(目標温度)となるよ
うにヒータへの通電を制御するようになっており、定常
時にはトナーを記録紙に定着するのに必要な例えば、1
70℃のノーマル温度(定着温度)を設定するとともに
記録動作(プリントモード)中には記録紙を加熱するこ
とによる定着率の変化を防止するために例えば、180
℃のプリント温度(実働温度)を設定し、また、立上げ
時など定着ローラ20を昇温する必要があるときには例え
ば、190℃のパワーオン温度(復帰温度)を設定する
一方、一定期間使用予定がないときなどに省エネモード
が選択されたときや、後述するエラー発生やカバーオー
プンなどの装置状態のチェック結果によっては定着ロー
ラ20のヒータへの通電を遮断して加熱を停止するように
なっている。すなわち、エンジンCPU30は、安全機能
を実行する温度制御手段を構成するとともに、通過検知
手段をも構成している。なお、省エネモード時には、定
着ローラ20の加熱を停止せずに、定着温度より低い予熱
程度の温度を目標温度として設定しヒータへの通電を制
御するようにしてもよいことはいうまでもない。
【0020】一方、コントローラ部Cは、統括制御する
コントローラCPU50に、ホスト装置100に接続される
ホストI/F51と、コントローラ部Cにおける制御プロ
グラムを格納するプログラムROM52と、動作時に必要
な情報を一時的に記憶するRAM53と、ユーザが入力操
作するとともに装置状態など表示するオペポートパネル
54に接続されたパネルI/F55と、エンジン部E側のコ
ントローラI/F41に接続されたエンジンI/F56と、
使用するフォントデータを格納するROM57と、大容量
の画像データなどを処理する際に使用されるオプション
RAM58と、フォントを追加などする際に接続されるフ
ォントカートリッジ59とがバス60を介して接続されてい
る。CPU50はプログラムROM52内に格納された制御
プログラムに従ってホスト装置100から送られきた画像
データを受け取って、例えば、その画像データが文字デ
ータである場合にはフォントデータに基づき画像データ
を作成・編集した後にその画像データを記録命令と共に
エンジン部Eに送出する。
【0021】このプリンタ装置10は、電源投入後には、
図3に示すメインルーチンのステップの実行を開始し
て、まず、動作時に使用するタイマ、カウンタ、フラグ
等の初期化を行ない(ステップP1)、この後に、ステ
ップP2〜P5を高速巡回し、コントローラ部Cからエ
ンジン部Eへの画像データの送出があったときには、そ
のエンジン部Eの状態をチェックした後に(ステップP
2)、エンジン部Eとコントローラ部Cとの間でデータ
や命令などの信号を伝送するのに続けて(ステップP
3)、オプション機能41が接続されている場合にはエン
ジン部Eとの間で信号を伝送した後に(ステップP
4)、プリント制御に従う記録動作を開始して(ステッ
プP5)、このステップP2〜P5を繰り返すことによ
り、画像データに基づくトナーの記録紙への記録および
定着を行なって画像を形成する。
【0022】このとき、ステップP2では、図4に示す
ように、電源投入時から、例えば、20msec間隔で
高速巡回する毎に、装置カバーが開けられているか、ま
た、何等かのエラーが発生しているかなどの装置状態を
チェックし(ステップP11、P12)、この後には後述す
るタイマおよびカウンタをインクリメントし(ステップ
P13)、これらが予め設定されている設定値に達したか
否かなどの装置状態のチェック結果に応じて(ステップ
P14)、定着ローラ20の温度など状態を制御する(ステ
ップP15)ようになっており、具体的には、図5に示す
ように、装置状態のチェック結果に応じて(ステップP
21)、ウォーミングアップステージ(ステップP22)、
ノーマルステージ(ステップP23)、異常発生ステージ
(ステップP24)、あるいは省エネモードステージ(ス
テップP25)の何れかに進み、各状態に応じて設定され
ている目標温度となるように定着ローラ20の温度を制御
するようになっている。
【0023】次に、装置状態に応じた定着ローラ20の温
度制御をステップP22〜P25のステージ毎に図6〜図13
を用いて作用とともに説明する。ここで、定着ローラ20
の温度制御を説明をするのに先だって、制御時に使用す
る設定値、フラグ、カウンタなどの一例を下記してお
く。 ・Therm_temp:サーミスタからの信号のA/D変換値(仮
に1byte構成) ・Target_temp:定着ローラ20の加熱・保持温度として
設定するターゲット温度(仮に1byte構成) ・T_PWON:昇温時のターゲット温度(パワーオン温
度):190℃(定数) ・T_NORMAL:定常時のターゲット温度(ノーマル温
度):170℃(定数) ・T_PRINT:記録動作時のターゲット温度(プリント温
度):180℃(定数) ・F$PWON:昇温制御時に立てる温度制御フラグ(仮に
1byte構成)例えば、F_PWON(仮にbit0)のときには昇
温制御中を示す。 ・CK$PWON:電源投入後など昇温制御時の循環回数(時
間)をカウントするカウンタ(仮に1byte構成) ・CK@PWON:その循環回数(時間)の閾値(定数):
3.0分 ・CK$COVER:カバーオープン検出をカウントするカウ
ンタ(仮に1byte構成) ・CK@COVER:カバーオープン検出のカウント値の閾値
(定数):1.5分 ・CK$POWER:省エネモード選択をカウントするカウン
タ(仮に1byte構成) ・CK@POWER:省エネモード選択をカウント値の閾値
(定数):1.5分 <ウォームアップステージに進んだ場合:図6、図11>
まず、エンジンCPU30は、電源が投入されると、ステ
ップP1の初期設定時に、昇温制御を行なうためのフラ
グF$PWONをオン(F_PWON)しておき、次いで、ステッ
プP2の装置状態のチェックおよび制御時に、1回目の
チェック(巡回)である場合にはカウンタCK$PWONをリ
セットし(ステップP31、P32)、また2回目以降のチ
ェックである場合にはカウンタCK$PWONをインクリメン
トして(ステップP31、P33)電源投入からの時間経過
をカウントした後に、フラグF$PWONはF_PWONとなって
いるので、Target_tempにT_PWONを設定して定着ローラ2
0がパワーオン温度(190℃)となるようにヒーター
への通電を開始・継続する(ステップP34、P36)。そ
して、この後にはその他の装置状態を立ち上げるウォー
ミングアップ制御を開始・継続し(ステップP37)、ウ
ォーミングアップ制御が終了した後にはノーマルステー
ジに進む。なお、ステップP34では、立上げ時にフラグ
F$PWONがオフされていることはないが、他の制御など
によりオフとなっている場合には、それに従って、Targ
et_tempにT_NORMALを設定して定着ローラ20をノーマル
温度(170℃)に加熱・保持する(ステップP34、P
35)。
【0024】<ノーマルステージに進んだ場合:図7、
図8、図11>ステップP2の装置状態のチェックおよび
制御を繰り返し、フラグF$PWONがF_PWONとなっている
とともにカウンタCK$PWONが予め設定されているカウン
ト値CK@PWONに達しておらず立上げ時間(3.0分)が
経過していないときには(ステップP41、P42)、カウ
ンタCK$PWONをインクリメントしてTarget_tempの設定
はT_PWONのままとする(ステップP43)一方、カウンタ
CK$PWONがカウント値CK@PWONに達して立上げ時間を経
過したときには(ステップP41、P42)、カウンタCK$
PWONのカウント値をCK@PWONに固定するととともに、Ta
rget_tempをT_NORMALに設定し、同時に、フラグF$PWON
をオフする(ステップP44)。そして、立上げ時間が経
過していないときにはTarget_tempのT_PWONの設定に従
って定着ローラ20をパワーオン温度(190℃)に加熱
するウォーミングアップ制御をノーマル制御中でも継続
し、また、立上げ時間を経過しているときにはTarget_t
empのT_NORMALの設定に従って定着ローラ20の温度をノ
ーマル温度(170℃)に保持するノーマル制御を継続
する(ステップP45)。
【0025】そして、このノーマル制御中に画像データ
の記録命令(プリントモード)があった場合には、フラ
グF$PWONがオンになっているとき、つまりウォーミン
グアップ制御の継続中であるときには(ステップP5
1)、そのままTarget_tempのT_PWONの設定に従って定着
ローラ20がパワーオン温度(190℃)となるように加
熱しつつ(ステップP52)定着ローラ20がプリント温度
以上のときにその記録動作を行なう。また、立上げ時間
が経過してフラグF$PWONがオフになっているときに
(ステップP51)、記録命令があった場合には(ステッ
プP53)、その記録動作中のみTarget_tempにT_PRINTを
設定して定着ローラ20がプリント温度(180℃)とな
るようにヒーターへ通電しつつ(ステップP54)記録動
作を行なう。なお、立上げ時間を経過してプリントモー
ドとなっていない場合には(ステップP51、P53)、Ta
rget_tempのT_NORMALの設定に従って定着ローラ20の温
度をノーマル温度(170℃)に保持するノーマル制御
を継続する(ステップP45、P56)。
【0026】したがって、電源投入時から立上げ時間
(一定時間)が経過するまで、定着ローラ20はターゲッ
ト温度にノーマル温度よりも高いパワーオン温度が設定
されて加熱されるので、ターゲット温度にノーマル温度
を設定した場合よりも迅速にそのノーマル温度以上にす
ることができる。また、記録命令があったときには、定
着ローラ20はターゲット温度にノーマル温度よりも高め
のプリント温度が設定されて加熱されるので、立上げ直
後であっても記録紙を加熱することによりノーマル温度
未満となってしまうことがない。また、記録命令がウォ
ーミングアップ制御中にあったときにはパワーオン温度
が優先してターゲット温度に設定されるので、立上げ中
にも拘らずパワーオン温度より低めのプリント温度が設
定されてしまうことが未然に防止される。なお、このプ
リント温度の設定は、立上げ直後だけでなく記録動作毎
に行なうようにしてもよく、また定着ローラ20を通過す
る記録紙を直接検出して行なうようにしてもよい。
【0027】<異常ステージに進んだ場合:図9、図1
2、図13>なお、ここでは装置カバーを開けられたこと
を異常発生として定着ローラ20の温度制御を行なう場合
を一例として説明するが、ステップP12でサーミスタエ
ラーなどの発生が検出された場合にも同様な制御を行な
うようにしてもよく、記録紙がジャムなどした場合には
装置カバーを開けられたときに行なうようにしてもよい
ことはいうまでもない。
【0028】ステップP2の装置状態のチェックおよび
制御を繰り返し、ステップP2(P12)で1回目のカバ
ーオープンが検出された場合には(ステップP61、6
2)、定着ローラ20への通電を遮断してその加熱を停止
するとともにカウンタCK$COVERをリセットして停止時
間のカウントの開始準備をする(ステップP63)一方、
カバーオープンが2回以上検出されカバーを開けたまま
の状態である場合には(ステップP61、62)、カウンタ
CK$COVERをインクリメントしてその加熱停止時間をカ
ウントし(ステップP64)、次いで、カウンタCK$COVE
Rが予め設定されているカウント値CK@COVERに達して予
め設定された停止時間(1.5分)を経過したときには
(ステップP65)カウンタCK$COVERのカウント値をCK
@COVERに固定するととともにフラグF$PWONをオンして
おき(ステップP66)、カバーが閉じられたことを検出
した後に定着ローラ20の加熱を再開するときに、図12に
示すように、上述したウォーミングアップ制御と同様
に、フラグF$PWONのF_PWONに従ってTarget_tempにT_PW
ONを設定し定着ローラ20がパワーオン温度(190℃)
となるようにヒーターへの通電を開始・継続する異常時
制御(復旧制御)を行なう(ステップP67)。なお、カ
バーオープンが検出されないときやカウンタCK$COVER
がカウント値CK@COVERに達することなく停止時間を経
過する前にカバーが閉じられたときには、図13に示すよ
うに、カウンタCK$COVERをリセットして、そのままTar
get_tempのT_NORMALの設定に従って定着ローラ20の温度
をノーマル温度(170℃)に保持する異常時制御中の
ノーマル制御を継続する(ステップP67)。
【0029】したがって、エラーを解消する作業などの
ためにカバーを開けたときには、安全機能が働き定着ロ
ーラ20の加熱が停止されるが、カバーが閉じられて定着
ローラ20の加熱が再開されたときには、ウォーミングア
ップ制御時と同様に、例えば、立上げ時間と同じ復旧時
間が経過するまで、ターゲット温度にノーマル温度より
も高いパワーオン温度が設定されて定着ローラ20は迅速
にノーマル温度以上に加熱される。このとき、定着ロー
ラ20の加熱停止時間が予め設定された停止時間に満たな
い場合には定着ローラ20の温度は大きく低下していない
ので不必要に加熱制御が行なわれることなくターゲット
温度にノーマル温度が設定されたまま加熱保持される。
【0030】<省エネステージに進んだ場合:図10>な
お、この省エネステージでは、カウンタCK$COVERをカ
ウンタCK$POWERに、カウント値CK@COVERをカウント値
CK@POWERに替え上述した異常ステージと同様な温度制
御を行なえばよいので、ここでは同一のステップ数を付
して簡単に説明する。ステップP2の装置状態のチェッ
クおよび制御を繰り返し、ステップP2で1回目の省エ
ネモードが検出された場合には(ステップP61、62)、
定着ローラ20の加熱を停止するとともに、その停止時間
(継続時間)のカウント開始準備およびカウントを行な
い(ステップP63、P64)、次いで、その停止時間が予
め設定された継続時間を経過したときには(ステップP
65)カウント値CK@POWERを固定するとともにフラグF$
PWONをオンしておき(ステップP66)、省エネモードが
解除されたことを検出した後に定着ローラ20の加熱を再
開するときに、上述したウォーミングアップ制御と同様
に、フラグF$PWONのF_PWONに従ってTarget_tempにT_PW
ONを設定し定着ローラ20がパワーオン温度(190℃)
となるようにヒーターへの通電を開始・継続する省エネ
モード制御(復旧制御)を行なう(ステップP67)。な
お、省エネモードが選択されないときや継続時間を経過
する前に解除されたときには、そのままTarget_tempのT
_NORMALの設定に従って定着ローラ20の温度をノーマル
温度(170℃)に保持する省エネモード制御中のノー
マル制御を継続する(ステップP67)。
【0031】したがって、省エネモードが選択され定着
ローラ20の加熱が停止された場合にも、加熱再開までの
経過時間に応じて、定着ローラ20はターゲット温度にパ
ワーオン温度またはノーマル温度が設定されて迅速にノ
ーマル温度に加熱・保持される。このように本実施形態
においては、電源投入時、エラー発生後、および省エネ
モード解除時などのように定着ローラ20の加熱を開始
(再開)する際には、ノーマル温度より高いパワーオン
温度をターゲット温度として設定してその定着ローラ20
を加熱するので、定着ローラ20をトナーを記録紙に定着
させるノーマル温度より一時的に高く加熱することがで
き、継続して使用している定常時と同等の安定した定着
率でトナーを記録紙に定着させることが可能な状態とす
ることができる。また、ターゲット温度としてノーマル
温度を設定して加熱する場合よりも定着ローラ20を早く
使用可能な状態にすることができ、迅速に画像形成を開
始することができる。また、エラー発生や省エネモード
の選択による定着ローラ20の加熱停止時間が一定時間を
超えない場合にはそのままノーマル温度をターゲット温
度として設定しその加熱ローラ20を加熱保持するので、
不必要に加熱ローラ20をパワーオン温度に加熱すること
をなくすことができ、過度の加熱による劣化をなくすと
ともに電力消費も抑えることができる。
【0032】また、記録動作時には、ノーマル温度より
高めのプリント温度をターゲット温度として設定してそ
の定着ローラ20を加熱しつつ通過する記録紙にトナーを
定着させるので、立上げ直後などの記録動作時に記録紙
に熱が奪われて定着ローラ20の温度がノーマル温度より
低くなることを防止することができ、安定したトナーの
定着率を得ることができる。さらに、ターゲット温度と
して高めのノーマル温度を設定する必要がなく、逆に、
記録動作時以外のノーマル温度を低めに設定することも
できる。また、このプリント温度よりもパワーオン温度
を優先して設定するので、立上げ中にも拘らずパワーオ
ン温度より低めのプリント温度が設定されてしまうこと
がない。
【0033】なお、本実施形態では、トナーを記録紙に
定着させ画像を形成する装置を一例として説明したが、
これに限るものではなく、例えば、インクなどを記録紙
に噴射して画像を形成しそのインクを定着(乾燥)させ
る装置でもその乾燥温度などの制御において適用可能で
あることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電源投入
時には定着温度より高い温度を目標にして定着手段を加
熱するので、定着手段を一時的に定着温度より高く加熱
することができ、立上げから一定期間経過した定常時と
同等の安定した定着率で記録媒体を定着可能な状態とす
ることができる。また、目標温度として定着温度を設定
した場合よりも早く定着手段を定着温度に到達させ画像
形成を開始することができる。したがって、信頼性およ
び迅速性を向上させることができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、エラー発生
により定着手段の加熱を停止した場合にも、定着温度よ
り高い温度を目標にして定着手段の加熱を再開するの
で、同様に、迅速に定常時と同等の安定した定着率で記
録媒体を定着可能な状態とすることができる。したがっ
て、同様に、信頼性および迅速性を向上させることがで
きる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、エラー発生
により定着手段の加熱を停止した時間が一定時間を超え
た場合に、定着温度より高い温度を目標にして定着手段
の加熱を再開するので、定着手段を必要もないのに定着
温度より高く加熱することを防止することができる。し
たがって、定着手段の劣化を遅くするとともに電力消費
も抑えることができ、ランニングコストを低減すること
ができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、省エネモー
ドの実行により定着手段の温度が低くなった場合にも、
定着温度より高い温度を目標にして定着手段の加熱を再
開するので、同様に、迅速に定常時と同等の安定した定
着率で記録媒体を定着可能な状態とすることができる。
したがって、同様に、信頼性および迅速性を向上させる
ことができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、省エネモー
ドの継続時間が一定時間を超えた場合に、定着温度より
高い温度を目標にして定着手段の加熱を再開するので、
定着手段を必要もないのに定着温度より高く加熱するこ
とを防止することができる。したがって、定着手段の劣
化を遅くするとともに電力消費も抑えることができ、ラ
ンニングコストを低減することができる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、用紙が通過
する際には、定着温度より高い温度を目標にして定着手
段を加熱するので、用紙に熱が奪われて定着手段の温度
が定着温度より低くなることを防止することができ、記
録媒体を定着させる温度として余裕を見た定着温度を目
標温度として設定する必要がなく、さらに定着温度とし
てその温度より低めの温度を設定するとともに用紙の通
過時に高めの温度を設定するようにしても問題ない。こ
のため、定着手段の劣化を遅くすることができるととも
に電力消費も抑えることができる。したがって、ランニ
ングコストを低減することができる。
【0040】請求項7記載の発明によれば、電源投入時
や定着手段の加熱再開時には、用紙の通過の有無に拘ら
ず、より高い温度を目標に定着手段を加熱するので、定
着手段を必要に応じた高い温度で加熱することができ、
用紙を加熱するために定着手段を加熱する温度が必要な
温度より低くなってしまうことを防止することができ
る。したがって、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す
図であり、その機構を示す透視図である。
【図2】その制御系を示すブロック図である。
【図3】その制御のメインルーチンを示すフローチャー
トである。
【図4】その装置状態をチェックする1ステップを説明
するフローチャートである。
【図5】その装置状態のチェック後に行なう定着手段の
温度制御を説明するフローチャートである。
【図6】その立上げ時に行なう定着手段の温度制御を説
明するフローチャートである。
【図7】その定常時に行なう定着手段の温度制御を説明
するフローチャートである。
【図8】その記録時に行なう定着手段の温度制御を説明
するフローチャートである。
【図9】そのエラー発生時に行なう定着手段の温度制御
を説明するフローチャートである。
【図10】その省エネモードの選択時に行なう定着手段の
温度制御を説明するフローチャートである。
【図11】その立上げ時の定着手段の温度設定を説明する
グラフである。
【図12】そのエラー発生時の定着手段の温度設定を説明
するグラフである。
【図13】そのエラー発生時の図12と異なる条件での定着
手段の温度設定を説明するグラフである。
【符号の説明】
10 プリンタ装置(画像形成装置) 11 感光体ドラム 12 光走査装置 13 現像器 15 転写チャージャ 20 定着ローラ(定着手段) 27 記録手段 30 エンジンCPU(温度制御手段、通過検知手段) 32 プログラムROM 33 RAM 36 センサ群

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受け取った画情報に基づき記録媒体を用紙
    に記録して画像を形成する記録手段と、用紙を加熱して
    該用紙に記録された記録媒体を定着させる定着手段と、
    記録媒体を用紙に定着させるのに必要な定着温度を目標
    温度として設定し定着手段を該目標温度に加熱し保持す
    る温度制御手段と、を備えた画像形成装置において、 温度制御手段を、電源投入後から予め設定された立上げ
    時間が経過するまで、定着手段の目標温度として定着温
    度より高い復帰温度を設定するように構成したことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】受け取った画情報に基づき記録媒体を用紙
    に記録して画像を形成する記録手段と、用紙を加熱して
    該用紙に記録された記録媒体を定着させる定着手段と、
    記録媒体を用紙に定着させるのに必要な定着温度を目標
    温度として設定し定着手段を該目標温度に加熱し保持す
    る温度制御手段と、を備えた画像形成装置において、 エラーが発生して定着手段の加熱を停止する必要のある
    ときに、該定着手段の加熱を停止させる安全機能を備
    え、 温度制御手段を、安全機能が動作した場合に、該エラー
    解消後から予め設定された復旧時間が経過するまで、定
    着手段の目標温度として定着温度より高い復帰温度を設
    定するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記温度制御手段を、定着手段の加熱を停
    止する時間が予め設定された停止時間を超えた場合に、
    定着手段の目標温度として復帰温度を設定するように構
    成したことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】受け取った画情報に基づき記録媒体を用紙
    に記録して画像を形成する記録手段と、用紙を加熱して
    該用紙に記録された記録媒体を定着させる定着手段と、
    記録媒体を用紙に定着させるのに必要な定着温度を目標
    温度として設定し定着手段を該目標温度に加熱し保持す
    る温度制御手段と、を備えた画像形成装置において、 定着手段の温度を定着温度よりも低くする省エネモード
    を備え、 温度制御手段を、省エネモードを実行した場合に、該省
    エネモード解除後から予め設定された復旧時間が経過す
    るまで、定着手段の目標温度として定着温度より高い復
    帰温度を設定するように構成したことを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】前記温度制御手段を、省エネモードを継続
    する時間が予め設定された継続時間を超えた場合に、定
    着手段の目標温度として復帰温度を設定するように構成
    したことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】受け取った画情報に基づき記録媒体を用紙
    に記録して画像を形成する記録手段と、用紙を加熱して
    該用紙に記録された記録媒体を定着させる定着手段と、
    記録媒体を用紙に定着させるのに必要な定着温度を目標
    温度として設定し定着手段を該目標温度に加熱し保持す
    る温度制御手段と、を備えた画像形成装置において、 定着手段を用紙が通過するか否かを検知する通過検知手
    段を設け、 温度制御手段を、用紙が少なくとも定着手段を通過する
    間の定着手段の目標温度として定着温度より高い実働温
    度を設定するように構成したことを特徴とする画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】定着手段を用紙が通過するか否かを検知す
    る通過検知手段を設け、 温度制御手段を、用紙が少なくとも定着手段を通過する
    間の目標温度として定着温度より高い実働温度を設定す
    る一方、目標温度として復帰温度を設定する場合には該
    実働温度より高い復帰温度を設定し、実働温度を設定す
    るタイミングであっても復帰温度を設定するように構成
    したことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の
    画像形成装置。
JP19014196A 1996-07-19 1996-07-19 画像形成装置 Pending JPH1039670A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6895309B2 (en) 2002-03-28 2005-05-17 Fuji Photo Film Co., Ltd. Calendar timer mechanism and processing apparatus
US7593291B2 (en) 2003-08-27 2009-09-22 Fujifilm Corporation Calendar timer mechanism, medical image processing system, and control program
JP2014174318A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Toshiba Corp 画像形成装置及び画像形成方法

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