JPH1038496A - 熱交換器用コネクタ装置 - Google Patents
熱交換器用コネクタ装置Info
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- JPH1038496A JPH1038496A JP8197724A JP19772496A JPH1038496A JP H1038496 A JPH1038496 A JP H1038496A JP 8197724 A JP8197724 A JP 8197724A JP 19772496 A JP19772496 A JP 19772496A JP H1038496 A JPH1038496 A JP H1038496A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0246—Arrangements for connecting header boxes with flow lines
- F28F9/0251—Massive connectors, e.g. blocks; Plate-like connectors
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
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- F28F9/0246—Arrangements for connecting header boxes with flow lines
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッダ３に対してコネクタ１７を点付け溶接
する際の作業性並びに得られる溶接部の品質向上を図
る。併せて、完成した熱交換器の漏洩検査の作業性の向
上を図る。 【解決手段】 コネクタ１７の１対の側面１２、１２
に、それぞれ凹部１９、１９を設け、ヘッダ３寄りに薄
肉部２０、２０を形成する。ヘッダ３とコネクタ１７と
を仮止めする為の点付け溶接は、何れかの薄肉部２０の
端縁で行なう。又、漏洩検査の為の治具２１に設けた係
止片２２、２２の先端部を、上記両凹部１９、１９の外
端縁部に係止する。
する際の作業性並びに得られる溶接部の品質向上を図
る。併せて、完成した熱交換器の漏洩検査の作業性の向
上を図る。 【解決手段】 コネクタ１７の１対の側面１２、１２
に、それぞれ凹部１９、１９を設け、ヘッダ３寄りに薄
肉部２０、２０を形成する。ヘッダ３とコネクタ１７と
を仮止めする為の点付け溶接は、何れかの薄肉部２０の
端縁で行なう。又、漏洩検査の為の治具２１に設けた係
止片２２、２２の先端部を、上記両凹部１９、１９の外
端縁部に係止する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明の熱交換器用コネクタ
装置は、自動車等の空気調和装置を構成する蒸気圧縮式
冷凍機に組み込まれる熱交換器を構成するアルミニウム
合金製のヘッダと、このヘッダとの間で冷媒の授受を行
なう為の配管の端部とを接合する為に利用する。
装置は、自動車等の空気調和装置を構成する蒸気圧縮式
冷凍機に組み込まれる熱交換器を構成するアルミニウム
合金製のヘッダと、このヘッダとの間で冷媒の授受を行
なう為の配管の端部とを接合する為に利用する。
【０００２】
【従来の技術】例えば自動車用空気調和装置を構成する
蒸気圧縮式冷凍機には、コンデンサとして、図５に示す
様な熱交換器１を組み込んでいる。又、この様な冷凍機
に組み込む熱交換器１のヘッダ２、３には、配管接続用
のコネクタ装置を設けている。この様な熱交換器用コネ
クタ装置を有する熱交換器１は、互いに離隔して配置さ
れた１対のアルミニウム合金製のヘッダ２、３を備え
る。そして、これらヘッダ２、３の内側面同士の間に、
それぞれがアルミニウム合金製で複数ずつ偏平な伝熱管
４、４とコルゲート型のフィン５、５とを交互に配置し
て成る、コア部６を設けている。上記各ヘッダ２、３
は、それぞれの両端を気密、液密に塞いだ中空管状であ
る。又、上記伝熱管４、４の両端部は、それぞれ１対の
ヘッダ２、３の内側面部分を液密に貫通し、それぞれの
内側通路をこれらヘッダ２、３の内部に連通させてい
る。熱交換器１は、上述した様な構成各部材を組み付け
た状態で、これら構成各部材同士の当接部をろう付け接
合する事により造る。
蒸気圧縮式冷凍機には、コンデンサとして、図５に示す
様な熱交換器１を組み込んでいる。又、この様な冷凍機
に組み込む熱交換器１のヘッダ２、３には、配管接続用
のコネクタ装置を設けている。この様な熱交換器用コネ
クタ装置を有する熱交換器１は、互いに離隔して配置さ
れた１対のアルミニウム合金製のヘッダ２、３を備え
る。そして、これらヘッダ２、３の内側面同士の間に、
それぞれがアルミニウム合金製で複数ずつ偏平な伝熱管
４、４とコルゲート型のフィン５、５とを交互に配置し
て成る、コア部６を設けている。上記各ヘッダ２、３
は、それぞれの両端を気密、液密に塞いだ中空管状であ
る。又、上記伝熱管４、４の両端部は、それぞれ１対の
ヘッダ２、３の内側面部分を液密に貫通し、それぞれの
内側通路をこれらヘッダ２、３の内部に連通させてい
る。熱交換器１は、上述した様な構成各部材を組み付け
た状態で、これら構成各部材同士の当接部をろう付け接
合する事により造る。
【０００３】この様な熱交換器１を構成するヘッダ２、
３には、配管接続用のコネクタ７、８、及びこの熱交換
器１を車体に取り付ける為の取付ブラケット９を結合固
定している。図示の例では、上記コネクタ７は、一方
（図５の左方）のヘッダ２の上端部に結合固定してい
る。又、上記コネクタ８は、他方（図５の右方）のヘッ
ダ３の下端部に、取付ブラケット９は、このヘッダ３の
上端部に、それぞれ結合固定している。上記熱交換器１
をコンデンサとして使用する場合には、上記一方のヘッ
ダ２の上端部に結合固定したコネクタ７から高温・高圧
の冷媒ガスを送り込み、上記他方のヘッダ３の下端部に
結合固定したコネクタ８から、液状若しくは気液混合状
態の冷媒を取り出す。尚、上記取付けブラケット９は、
必要に応じて、上記一方のヘッダ２にも設ける。
３には、配管接続用のコネクタ７、８、及びこの熱交換
器１を車体に取り付ける為の取付ブラケット９を結合固
定している。図示の例では、上記コネクタ７は、一方
（図５の左方）のヘッダ２の上端部に結合固定してい
る。又、上記コネクタ８は、他方（図５の右方）のヘッ
ダ３の下端部に、取付ブラケット９は、このヘッダ３の
上端部に、それぞれ結合固定している。上記熱交換器１
をコンデンサとして使用する場合には、上記一方のヘッ
ダ２の上端部に結合固定したコネクタ７から高温・高圧
の冷媒ガスを送り込み、上記他方のヘッダ３の下端部に
結合固定したコネクタ８から、液状若しくは気液混合状
態の冷媒を取り出す。尚、上記取付けブラケット９は、
必要に応じて、上記一方のヘッダ２にも設ける。
【０００４】上述の様に構成され作用する熱交換器１の
ヘッダ２、３にコネクタ７、８を結合固定して成る熱交
換器用コネクタ装置は、従来図６に示す様に構成してい
る。アルミニウム合金製のコネクタ７（８）は、突き合
わせ面１０と接合面１１と１対の側面１２、１２とでそ
の四周を囲まれている。このうちの突き合わせ面１０
は、上記ヘッダ２（３）の側面に突き合わせ自在とすべ
く、このヘッダ２（３）の側面に合致する、部分円筒面
状の凹面としている。又、上記接合面１１は平坦面状
で、上記突き合わせ面１０と反対側に形成している。上
記接合面１１には、ポート１４とねじ孔１５とが開口し
ている。このうちのポート１４には、上記ヘッダ２
（３）との間で冷媒の授受を行なわせる為の配管１３
（図５参照）の端部を連通させる。又、上記ねじ孔１５
には、上記配管１３の端部を上記コネクタ７（８）に接
合すべく、この配管１３の端部に固定した接合用フラン
ジを挿通したねじ（何れも図示省略）の先端部を螺合さ
せる。
ヘッダ２、３にコネクタ７、８を結合固定して成る熱交
換器用コネクタ装置は、従来図６に示す様に構成してい
る。アルミニウム合金製のコネクタ７（８）は、突き合
わせ面１０と接合面１１と１対の側面１２、１２とでそ
の四周を囲まれている。このうちの突き合わせ面１０
は、上記ヘッダ２（３）の側面に突き合わせ自在とすべ
く、このヘッダ２（３）の側面に合致する、部分円筒面
状の凹面としている。又、上記接合面１１は平坦面状
で、上記突き合わせ面１０と反対側に形成している。上
記接合面１１には、ポート１４とねじ孔１５とが開口し
ている。このうちのポート１４には、上記ヘッダ２
（３）との間で冷媒の授受を行なわせる為の配管１３
（図５参照）の端部を連通させる。又、上記ねじ孔１５
には、上記配管１３の端部を上記コネクタ７（８）に接
合すべく、この配管１３の端部に固定した接合用フラン
ジを挿通したねじ（何れも図示省略）の先端部を螺合さ
せる。
【０００５】これらポート１４及びねじ孔１５のうち、
ポート１４は、上記突き合わせ面１０から接合面１１に
まで貫通した状態で設けられている。そして、このポー
ト１４の突き合わせ面１０側開口と、上記ヘッダ２
（３）の一部に形成した通孔とを整合させて、これらポ
ート１４とヘッダ２（３）内とを互いに連通させてい
る。これに対して上記ねじ孔１５は、上記突き合わせ面
１０にまで貫通させないか、貫通させた場合でも上記ヘ
ッダ２（３）の一部でこのねじ孔１５に整合する部分に
通孔等を設けない事により、当該ヘッダ２（３）の内部
とは遮断している。この様なコネクタ７（８）は上記ヘ
ッダ２（３）の側面に、上記突き合わせ面１０とヘッダ
２（３）の外側面とを互いに当接させ、当接面を全面に
亙ってろう付けする事により接合固定する。又、この様
なコネクタ７（８）を装着した熱交換器１をコンデンサ
として使用すべく、蒸気圧縮式冷凍機に組み込む場合に
は、上記配管１３の端部に固定した接合用フランジに挿
通したねじの先端部を上記ねじ孔１５に螺合し、更に緊
締する。この状態で上記配管１３とコネクタ７（８）と
の接合部は、Ｏリング等の気密材により密封する。
ポート１４は、上記突き合わせ面１０から接合面１１に
まで貫通した状態で設けられている。そして、このポー
ト１４の突き合わせ面１０側開口と、上記ヘッダ２
（３）の一部に形成した通孔とを整合させて、これらポ
ート１４とヘッダ２（３）内とを互いに連通させてい
る。これに対して上記ねじ孔１５は、上記突き合わせ面
１０にまで貫通させないか、貫通させた場合でも上記ヘ
ッダ２（３）の一部でこのねじ孔１５に整合する部分に
通孔等を設けない事により、当該ヘッダ２（３）の内部
とは遮断している。この様なコネクタ７（８）は上記ヘ
ッダ２（３）の側面に、上記突き合わせ面１０とヘッダ
２（３）の外側面とを互いに当接させ、当接面を全面に
亙ってろう付けする事により接合固定する。又、この様
なコネクタ７（８）を装着した熱交換器１をコンデンサ
として使用すべく、蒸気圧縮式冷凍機に組み込む場合に
は、上記配管１３の端部に固定した接合用フランジに挿
通したねじの先端部を上記ねじ孔１５に螺合し、更に緊
締する。この状態で上記配管１３とコネクタ７（８）と
の接合部は、Ｏリング等の気密材により密封する。
【０００６】上述の様に構成され作用する熱交換器１を
造るには、前述の様に、構成各部材を組み付けた状態
で、隣り合う構成部材同士の接触部を加熱ろう付けす
る。ろう付けの為のろう材（Siを多く含むアルミニウム
合金）は、何れかの構成部材を構成するアルミニウム合
金製の板材の表面に積層（クラッド）したろう材層から
供給する。又、加熱ろう付けの際、図５に示す様に仮組
み付けした構成各部材は、図示しない治具により抑え付
けておく。又、上記コネクタ７（８）とヘッダ２（３）
とは、アルゴン溶接等により点付け溶接して、このコネ
クタ７（８）をヘッダ２（３）に対して仮止めしてい
る。
造るには、前述の様に、構成各部材を組み付けた状態
で、隣り合う構成部材同士の接触部を加熱ろう付けす
る。ろう付けの為のろう材（Siを多く含むアルミニウム
合金）は、何れかの構成部材を構成するアルミニウム合
金製の板材の表面に積層（クラッド）したろう材層から
供給する。又、加熱ろう付けの際、図５に示す様に仮組
み付けした構成各部材は、図示しない治具により抑え付
けておく。又、上記コネクタ７（８）とヘッダ２（３）
とは、アルゴン溶接等により点付け溶接して、このコネ
クタ７（８）をヘッダ２（３）に対して仮止めしてい
る。
【０００７】上述の様にして造られた熱交換器１は、構
成各部材同士のろう付け接合部の気密保持が確実に図ら
れている事が必要である。即ち、上記熱交換器１を、コ
ンデンサとして蒸気圧縮式冷凍機に組み込んだ場合に
は、この熱交換器１内に、高圧の冷媒ガスが流通する。
この冷媒ガスが上記ろう付け接合部等を通じて漏洩する
事は許されない。この為従来から、ろう付け後の熱交換
器１内に圧力気体（圧縮空気）を送り込む事により、上
記ろう付け接合部から気体が漏洩するか否かを、ろう付
け後の総ての熱交換器に就いて検査（全数検査）してい
る。
成各部材同士のろう付け接合部の気密保持が確実に図ら
れている事が必要である。即ち、上記熱交換器１を、コ
ンデンサとして蒸気圧縮式冷凍機に組み込んだ場合に
は、この熱交換器１内に、高圧の冷媒ガスが流通する。
この冷媒ガスが上記ろう付け接合部等を通じて漏洩する
事は許されない。この為従来から、ろう付け後の熱交換
器１内に圧力気体（圧縮空気）を送り込む事により、上
記ろう付け接合部から気体が漏洩するか否かを、ろう付
け後の総ての熱交換器に就いて検査（全数検査）してい
る。
【０００８】この様な漏洩検査は、上記熱交換器１に設
けられた１対のコネクタ７、８にそれぞれ設けられたポ
ート１４のうち、何れかのポート１４を塞ぎ、他方のポ
ートから圧力気体を送り込んだ後、所定時間経過する間
に圧力が低下するか否かを判定する事により行なってい
る。又、上記何れかのポート１４を塞いだり、或は他方
のポートから圧力気体を送り込む際には、上記何れかの
ポート１４を塞ぐ為のプラグ、或は上記他方のポート１
４に圧力気体を送り込む為の給気管の先端部に固定した
フランジを挿通したねじの先端部を、上記コネクタ７、
８のねじ孔１５に螺合し、更に緊締していた。
けられた１対のコネクタ７、８にそれぞれ設けられたポ
ート１４のうち、何れかのポート１４を塞ぎ、他方のポ
ートから圧力気体を送り込んだ後、所定時間経過する間
に圧力が低下するか否かを判定する事により行なってい
る。又、上記何れかのポート１４を塞いだり、或は他方
のポートから圧力気体を送り込む際には、上記何れかの
ポート１４を塞ぐ為のプラグ、或は上記他方のポート１
４に圧力気体を送り込む為の給気管の先端部に固定した
フランジを挿通したねじの先端部を、上記コネクタ７、
８のねじ孔１５に螺合し、更に緊締していた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な従来の熱交
換器１に組み込まれている熱交換器用コネクタ装置は、
次のの様な点を改良する事が望まれている。 コネクタ７、８をヘッダ２、３に仮止めする際に行
なう、点付け溶接の作業性並びに得られる溶接部の品質
向上を図る。 完成後の熱交換器１の漏洩検査の作業性向上を図
る。
換器１に組み込まれている熱交換器用コネクタ装置は、
次のの様な点を改良する事が望まれている。 コネクタ７、８をヘッダ２、３に仮止めする際に行
なう、点付け溶接の作業性並びに得られる溶接部の品質
向上を図る。 完成後の熱交換器１の漏洩検査の作業性向上を図
る。
【００１０】上記の要求が出る理由は、次の通りであ
る。コネクタ７、８とヘッダ２、３との点付け溶接は、
コネクタ７、８の突き合わせ面１０の端縁部とヘッダ
２、３の外周面との間で行なう。点付け溶接の作業性を
向上させ、溶接部の品質を確保する為には、溶接作業に
伴って互いに溶接されるコネクタ７、８とヘッダ２、３
とが、均等に温度上昇する必要がある。ところが、ヘッ
ダ２、３は、厚さが２mm前後の板材により造られている
のに対して、コネクタ７、８はブロック状の塊である
為、溶接部の熱容量は、ヘッダ２、３に比べてコネクタ
７、８の方が遥かに大きくなる。この為溶接作業時に、
コネクタ７、８の温度上昇がヘッダ２、３の温度上昇に
比べて遅くなり、上記点付け溶接の作業性が悪くなり、
得られる溶接部の品質も悪くなり易い。
る。コネクタ７、８とヘッダ２、３との点付け溶接は、
コネクタ７、８の突き合わせ面１０の端縁部とヘッダ
２、３の外周面との間で行なう。点付け溶接の作業性を
向上させ、溶接部の品質を確保する為には、溶接作業に
伴って互いに溶接されるコネクタ７、８とヘッダ２、３
とが、均等に温度上昇する必要がある。ところが、ヘッ
ダ２、３は、厚さが２mm前後の板材により造られている
のに対して、コネクタ７、８はブロック状の塊である
為、溶接部の熱容量は、ヘッダ２、３に比べてコネクタ
７、８の方が遥かに大きくなる。この為溶接作業時に、
コネクタ７、８の温度上昇がヘッダ２、３の温度上昇に
比べて遅くなり、上記点付け溶接の作業性が悪くなり、
得られる溶接部の品質も悪くなり易い。
【００１１】又、上記の要求は、何れかのポート１４
を塞ぐプラグ、或は他方のポート１４に圧力気体を送り
込む為の給気管の先端部に固定したフランジを、上記コ
ネクタ７、８に接合固定する作業が面倒な為に生じる。
即ち、ろう付け後の熱交換器１を全数検査するのに、多
数の熱交換器１毎に上記プラグ或はフランジに挿通した
ねじをねじ孔１５に螺合緊締し、検査終了後に再びこの
ねじを緩める作業を行なう事は、検査作業の能率化を阻
害する。本発明の熱交換器用コネクタ装置は、この様な
事情に鑑みて、上記の問題を何れも解消すべく発明
したものである。
を塞ぐプラグ、或は他方のポート１４に圧力気体を送り
込む為の給気管の先端部に固定したフランジを、上記コ
ネクタ７、８に接合固定する作業が面倒な為に生じる。
即ち、ろう付け後の熱交換器１を全数検査するのに、多
数の熱交換器１毎に上記プラグ或はフランジに挿通した
ねじをねじ孔１５に螺合緊締し、検査終了後に再びこの
ねじを緩める作業を行なう事は、検査作業の能率化を阻
害する。本発明の熱交換器用コネクタ装置は、この様な
事情に鑑みて、上記の問題を何れも解消すべく発明
したものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明の熱交換器用コネ
クタ装置は、前述した従来の熱交換器用コネクタ装置と
同様に、熱交換器を構成する金属製のヘッダの側面に、
このヘッダの内部との間で熱交換すべき流体の授受を行
なう配管の端部を結合する為の金属製のコネクタを固定
して成る。そして、上記コネクタは、上記ヘッダの側面
に突き合わせ自在な突き合わせ面と、この突き合わせ面
と反対側に存在し、上記配管の端部を連通させるべきポ
ートを開口させた接合面と、この接合面の両端縁と上記
突き合わせ面の両端縁とを互いに連続させる１対の側面
とを備えたものである。特に、本発明の熱交換器用コネ
クタ装置に於いては、上記コネクタの１対の側面の中間
部にそれぞれ凹部を形成している。そして、これら１対
の凹部により、上記コネクタの一部で上記突き合わせ面
寄り部分の両端縁部に薄肉部を形成すると共に、上記各
凹部に気密検査用の治具に設けた係止片の先端を係止自
在としている。尚、上記薄肉部の厚さは、好ましくはヘ
ッダの肉厚と同程度にする。
クタ装置は、前述した従来の熱交換器用コネクタ装置と
同様に、熱交換器を構成する金属製のヘッダの側面に、
このヘッダの内部との間で熱交換すべき流体の授受を行
なう配管の端部を結合する為の金属製のコネクタを固定
して成る。そして、上記コネクタは、上記ヘッダの側面
に突き合わせ自在な突き合わせ面と、この突き合わせ面
と反対側に存在し、上記配管の端部を連通させるべきポ
ートを開口させた接合面と、この接合面の両端縁と上記
突き合わせ面の両端縁とを互いに連続させる１対の側面
とを備えたものである。特に、本発明の熱交換器用コネ
クタ装置に於いては、上記コネクタの１対の側面の中間
部にそれぞれ凹部を形成している。そして、これら１対
の凹部により、上記コネクタの一部で上記突き合わせ面
寄り部分の両端縁部に薄肉部を形成すると共に、上記各
凹部に気密検査用の治具に設けた係止片の先端を係止自
在としている。尚、上記薄肉部の厚さは、好ましくはヘ
ッダの肉厚と同程度にする。
【００１３】
【作用】上述の様に構成される本発明の熱交換器用コネ
クタ装置の場合には、１対の凹部により、点付け溶接の
作業性並びに得られる溶接部の品質向上を図ると同時
に、完成後の熱交換器の漏洩検査の作業性向上を図れ
る。即ち、コネクタをヘッダに仮止めする際には、薄肉
部の端縁とヘッダの外周面とを点付け溶接する。薄肉部
の熱容量は小さく、溶接時にはヘッダとほぼ同じ様に温
度上昇する。従って、点付け溶接の作業性並びに得られ
る溶接部の品質向上を図れる。又、漏洩検査時には、上
記各凹部に気密検査用の治具に設けた係止片の先端を係
止する事で、上記コネクタに設けたポートを気密に塞い
だり、或はこのポートと、熱交換器内に圧力気体を送り
込む為の給気管の端部とを気密を保持した状態で接続で
きる。従って、検査の度にねじをねじ孔に螺合緊締した
り、更にはこのねじを緩めたりする必要がなくなり、完
成後の熱交換器の漏洩検査の作業性向上を図れる。
クタ装置の場合には、１対の凹部により、点付け溶接の
作業性並びに得られる溶接部の品質向上を図ると同時
に、完成後の熱交換器の漏洩検査の作業性向上を図れ
る。即ち、コネクタをヘッダに仮止めする際には、薄肉
部の端縁とヘッダの外周面とを点付け溶接する。薄肉部
の熱容量は小さく、溶接時にはヘッダとほぼ同じ様に温
度上昇する。従って、点付け溶接の作業性並びに得られ
る溶接部の品質向上を図れる。又、漏洩検査時には、上
記各凹部に気密検査用の治具に設けた係止片の先端を係
止する事で、上記コネクタに設けたポートを気密に塞い
だり、或はこのポートと、熱交換器内に圧力気体を送り
込む為の給気管の端部とを気密を保持した状態で接続で
きる。従って、検査の度にねじをねじ孔に螺合緊締した
り、更にはこのねじを緩めたりする必要がなくなり、完
成後の熱交換器の漏洩検査の作業性向上を図れる。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１〜４は、本発明の実施の形態
の１例を示している。本発明の熱交換器用コネクタ装置
は、熱交換器１ａを構成するアルミニウム合金製のヘッ
ダ２、３の上部側面に、それぞれアルミニウム合金製の
コネクタ１６、１７を固定して成る。これら両コネクタ
１６、１７は何れも、前述した従来構造に組み込まれた
コネクタ７、８と同様に、ポート１４とねじ孔１５とを
備える。上記両コネクタ１６、１７のうち、一方（図１
〜２の左方）のヘッダ２の上部に固定したコネクタ１６
に形成したポート１４は、直接上記一方のヘッダ２の上
部内側に通じている。これに対して、他方（図１〜２の
右方）のヘッダ３の上部内側に固定したコネクタ１７の
ポート１４は、冷媒移送管１８を介して、上記他方のヘ
ッダ３の下部内側に通じている。この様に両コネクタ１
６、１７を何れもヘッダ２、３の上部に設ける理由は、
狭いエンジンルーム内で、蒸気圧縮式冷凍機の配管作業
を容易に行なえる様にする為で、本発明とは直接関係は
ない。又、上記コネクタ１６、１７以外、熱交換器１ａ
を構成するコア部６の構造等は、前述した従来構造と同
様である。
の１例を示している。本発明の熱交換器用コネクタ装置
は、熱交換器１ａを構成するアルミニウム合金製のヘッ
ダ２、３の上部側面に、それぞれアルミニウム合金製の
コネクタ１６、１７を固定して成る。これら両コネクタ
１６、１７は何れも、前述した従来構造に組み込まれた
コネクタ７、８と同様に、ポート１４とねじ孔１５とを
備える。上記両コネクタ１６、１７のうち、一方（図１
〜２の左方）のヘッダ２の上部に固定したコネクタ１６
に形成したポート１４は、直接上記一方のヘッダ２の上
部内側に通じている。これに対して、他方（図１〜２の
右方）のヘッダ３の上部内側に固定したコネクタ１７の
ポート１４は、冷媒移送管１８を介して、上記他方のヘ
ッダ３の下部内側に通じている。この様に両コネクタ１
６、１７を何れもヘッダ２、３の上部に設ける理由は、
狭いエンジンルーム内で、蒸気圧縮式冷凍機の配管作業
を容易に行なえる様にする為で、本発明とは直接関係は
ない。又、上記コネクタ１６、１７以外、熱交換器１ａ
を構成するコア部６の構造等は、前述した従来構造と同
様である。
【００１５】本発明の熱交換器用コネクタ装置を構成す
る、上記各コネクタ１６、１７は、前述した従来構造を
構成するコネクタ７、８（図５〜６）と同様に、突き合
わせ面１０と接合面１１と１対の側面１２、１２とでそ
の四周を囲まれている。このうちの突き合わせ面１０
は、上記ヘッダ２（３）の側面に突き合わせ自在とすべ
く、このヘッダ２（３）の側面に合致する、部分円筒面
状の凹面としている。又、上記接合面１１は平坦面とし
て、上記突き合わせ面１０と反対側に形成している。こ
の突き合わせ面１０には、ポート１４とねじ孔１５とが
開口している。このうちのポート１４には、上記ヘッダ
２（３）との間で冷媒の授受を行なわせる為の配管１３
（図５参照）の端部を連通させる。又、上記ねじ孔１５
には、上記配管１３の端部を上記コネクタ１６（１７）
に接合すべく、この配管１３の端部に固定した接合用フ
ランジを挿通したねじ（何れも図示省略）の先端部を螺
合させる。
る、上記各コネクタ１６、１７は、前述した従来構造を
構成するコネクタ７、８（図５〜６）と同様に、突き合
わせ面１０と接合面１１と１対の側面１２、１２とでそ
の四周を囲まれている。このうちの突き合わせ面１０
は、上記ヘッダ２（３）の側面に突き合わせ自在とすべ
く、このヘッダ２（３）の側面に合致する、部分円筒面
状の凹面としている。又、上記接合面１１は平坦面とし
て、上記突き合わせ面１０と反対側に形成している。こ
の突き合わせ面１０には、ポート１４とねじ孔１５とが
開口している。このうちのポート１４には、上記ヘッダ
２（３）との間で冷媒の授受を行なわせる為の配管１３
（図５参照）の端部を連通させる。又、上記ねじ孔１５
には、上記配管１３の端部を上記コネクタ１６（１７）
に接合すべく、この配管１３の端部に固定した接合用フ
ランジを挿通したねじ（何れも図示省略）の先端部を螺
合させる。
【００１６】特に、本発明の熱交換器用コネクタ装置に
於いては、上記各コネクタ１６、１７に設けられた１対
の側面１２、１２の中間部に、それぞれ凹部１９、１９
を形成している。これら各凹部１９、１９は、上記各側
面１２、１２の中央部よりも、上記突き合わせ面１０に
偏った位置に形成している。そして、これら１対の凹部
１９、１９により、上記各コネクタ１６、１７の一部で
上記突き合わせ面１０寄り部分の両端縁部に、薄肉部２
０、２０を形成している。これら各薄肉部２０、２０の
厚さ寸法は、上記ヘッダ２（３）を構成する板材の厚さ
寸法と同程度としている。又、上記各凹部１９、１９の
外端縁部、即ち上記薄肉部２０、２０と反対側の端縁部
に、図４に示す様に、気密検査用の治具２１に設けた係
止片２２、２２の先端を係止自在としている。
於いては、上記各コネクタ１６、１７に設けられた１対
の側面１２、１２の中間部に、それぞれ凹部１９、１９
を形成している。これら各凹部１９、１９は、上記各側
面１２、１２の中央部よりも、上記突き合わせ面１０に
偏った位置に形成している。そして、これら１対の凹部
１９、１９により、上記各コネクタ１６、１７の一部で
上記突き合わせ面１０寄り部分の両端縁部に、薄肉部２
０、２０を形成している。これら各薄肉部２０、２０の
厚さ寸法は、上記ヘッダ２（３）を構成する板材の厚さ
寸法と同程度としている。又、上記各凹部１９、１９の
外端縁部、即ち上記薄肉部２０、２０と反対側の端縁部
に、図４に示す様に、気密検査用の治具２１に設けた係
止片２２、２２の先端を係止自在としている。
【００１７】尚、上述の様なコネクタ１６、１７は、ア
ルミニウム合金の一体押し出し成形と切削加工とを順次
行なう事により造る。即ち、図２、４に示す様な端面形
状を有する長尺材を、アルミニウム合金の一体押し出し
成形により造り、この長尺材を所望の寸法に切断してコ
ネクタ素材とした後、このコネクタ素材に、上記ポート
１４とねじ孔１５とを、切削加工により形成する。一体
押し出し型材にろう材をクラッドする事は難しい為、コ
ネクタ１６、１７とヘッダ２、３とをろう付けする為の
ろう材は、このヘッダ２、３の外周面側から供給する。
即ち、これら各ヘッダ２、３は、少なくとも外周面側に
ろう材を積層したクラッド材により造る。
ルミニウム合金の一体押し出し成形と切削加工とを順次
行なう事により造る。即ち、図２、４に示す様な端面形
状を有する長尺材を、アルミニウム合金の一体押し出し
成形により造り、この長尺材を所望の寸法に切断してコ
ネクタ素材とした後、このコネクタ素材に、上記ポート
１４とねじ孔１５とを、切削加工により形成する。一体
押し出し型材にろう材をクラッドする事は難しい為、コ
ネクタ１６、１７とヘッダ２、３とをろう付けする為の
ろう材は、このヘッダ２、３の外周面側から供給する。
即ち、これら各ヘッダ２、３は、少なくとも外周面側に
ろう材を積層したクラッド材により造る。
【００１８】又、上記治具２１は、検査用の圧縮空気を
送り込む為の給気管２３の先端部に設けている。この治
具２１の先端面（図４の左端面）から突出した係止片２
２、２２は、この治具２１に設けた、図示しないレバー
或は釦等の操作部を操作する事により、図４に矢印α、
αで示す様に開閉し、先端部に設けた鉤部２４、２４同
士の間隔を拡縮する。そして、この鉤部２４、２４同士
の間隔を縮めた状態では、これら両鉤部２４、２４が、
上記各凹部１９、１９の外端縁部（図４の右端縁部）に
係合して、上記治具２１がコネクタ１７（１６）から離
れる方向に変位する事を阻止する。又、この状態では、
図示しないＯリング等の気密材が、上記給気管２３とポ
ート１４とを連通させた状態で、上記治具２１の先端面
と上記コネクタ１７（１６）の接合面１１との間の気密
保持を図る。
送り込む為の給気管２３の先端部に設けている。この治
具２１の先端面（図４の左端面）から突出した係止片２
２、２２は、この治具２１に設けた、図示しないレバー
或は釦等の操作部を操作する事により、図４に矢印α、
αで示す様に開閉し、先端部に設けた鉤部２４、２４同
士の間隔を拡縮する。そして、この鉤部２４、２４同士
の間隔を縮めた状態では、これら両鉤部２４、２４が、
上記各凹部１９、１９の外端縁部（図４の右端縁部）に
係合して、上記治具２１がコネクタ１７（１６）から離
れる方向に変位する事を阻止する。又、この状態では、
図示しないＯリング等の気密材が、上記給気管２３とポ
ート１４とを連通させた状態で、上記治具２１の先端面
と上記コネクタ１７（１６）の接合面１１との間の気密
保持を図る。
【００１９】上述の様に構成される本発明の熱交換器用
コネクタ装置の場合には、上記各コネクタ１６、１７の
側面１２、１２に形成した凹部１９、１９により、点付
け溶接の作業性並びに得られる溶接部の品質向上を図る
と同時に、完成後の熱交換器１ａの漏洩検査の作業性向
上を図れる。
コネクタ装置の場合には、上記各コネクタ１６、１７の
側面１２、１２に形成した凹部１９、１９により、点付
け溶接の作業性並びに得られる溶接部の品質向上を図る
と同時に、完成後の熱交換器１ａの漏洩検査の作業性向
上を図れる。
【００２０】即ち、上記各コネクタ１６、１７を上記各
ヘッダ２、３に仮止めする際には、各コネクタ１６、１
７毎に１対ずつ形成された薄肉部２０、２０のうち、何
れか一方の薄肉部２０、２０の端縁とヘッダ２、３の外
周面との間に、図１〜２に示す様に点付け溶接２５、２
５を施す。上記各薄肉部２０、２０の熱容量は小さく、
溶接時には点付け溶接に供される薄肉部２０、２０の端
縁が、当該ヘッダ２、３の外周面部とほぼ同じ様に温度
上昇する。従って、点付け溶接の作業性並びに得られる
溶接部の品質向上を図れる。
ヘッダ２、３に仮止めする際には、各コネクタ１６、１
７毎に１対ずつ形成された薄肉部２０、２０のうち、何
れか一方の薄肉部２０、２０の端縁とヘッダ２、３の外
周面との間に、図１〜２に示す様に点付け溶接２５、２
５を施す。上記各薄肉部２０、２０の熱容量は小さく、
溶接時には点付け溶接に供される薄肉部２０、２０の端
縁が、当該ヘッダ２、３の外周面部とほぼ同じ様に温度
上昇する。従って、点付け溶接の作業性並びに得られる
溶接部の品質向上を図れる。
【００２１】又、漏洩検査時には、上記治具２１に設け
た操作部を操作して、上記各凹部１９、１９に、上記治
具２１に設けた係止片２２、２２の先端に設けた鉤部２
４、２４を係止する。そして、上記各コネクタ１６、１
７に設けたポート１４を気密に塞いだり、或はこのポー
ト１４と上記給気管２３の端部とを気密を保持した状態
で接続する。勿論、上記両コネクタ１６、１７の双方を
給気管２３に接続し、これら両コネクタ１６、１７を通
じて、同時に熱交換器１ａ内に圧縮空気を送り込む事も
できる。何れにしても、上記コネクタ１６、１７に対し
て治具２１を着脱する作業は、この治具２１に設けた操
作部を操作する事により容易に（ワンタッチ操作で）行
なえる。従って、従来構造の様に、検査の度にねじをね
じ孔に螺合緊締したり、更にはこのねじを緩めたりする
必要がなくなり、完成後の熱交換器１ａの漏洩検査の作
業性向上を図れる。
た操作部を操作して、上記各凹部１９、１９に、上記治
具２１に設けた係止片２２、２２の先端に設けた鉤部２
４、２４を係止する。そして、上記各コネクタ１６、１
７に設けたポート１４を気密に塞いだり、或はこのポー
ト１４と上記給気管２３の端部とを気密を保持した状態
で接続する。勿論、上記両コネクタ１６、１７の双方を
給気管２３に接続し、これら両コネクタ１６、１７を通
じて、同時に熱交換器１ａ内に圧縮空気を送り込む事も
できる。何れにしても、上記コネクタ１６、１７に対し
て治具２１を着脱する作業は、この治具２１に設けた操
作部を操作する事により容易に（ワンタッチ操作で）行
なえる。従って、従来構造の様に、検査の度にねじをね
じ孔に螺合緊締したり、更にはこのねじを緩めたりする
必要がなくなり、完成後の熱交換器１ａの漏洩検査の作
業性向上を図れる。
【００２２】
【発明の効果】本発明の熱交換器用コネクタ装置は、以
上に述べた通り構成され作用するが、点付け溶接の作業
性並びに得られる溶接部の品質向上を図ると同時に、完
成後の熱交換器の漏洩検査の作業性向上を図れる為、良
質の熱交換器を安価に得られる。
上に述べた通り構成され作用するが、点付け溶接の作業
性並びに得られる溶接部の品質向上を図ると同時に、完
成後の熱交換器の漏洩検査の作業性向上を図れる為、良
質の熱交換器を安価に得られる。
【図１】本発明のコネクタ装置を組み込んだ熱交換器の
略正面図。
略正面図。
【図２】同じく略平面図。
【図３】一部を省略して示す、図１のＡ部拡大斜視図。
【図４】漏洩検査用の治具を装着した状態で示す、図３
のＢ矢視図。
のＢ矢視図。
【図５】従来のコネクタ装置を組み込んだ熱交換器の１
例を示す略斜視図。
例を示す略斜視図。
【図６】同じく図３と同様の図。
１、１ａ 熱交換器 ２、３ ヘッダ ４ 伝熱管 ５ フィン ６ コア部 ７、８ コネクタ ９ 取付ブラケット １０ 突き合わせ面 １１ 接合面 １２ 側面 １３ 配管 １４ ポート １５ ねじ孔 １６、１７ コネクタ １８ 冷媒移送管 １９ 凹部 ２０ 薄肉部 ２１ 治具 ２２ 係止片 ２３ 給気管 ２４ 鉤部 ２５ 点付け溶接
Claims (1)
- 【請求項１】 熱交換器を構成する金属製のヘッダの側
面に、このヘッダの内部との間で熱交換すべき流体の授
受を行なう配管の端部を結合する為の金属製のコネクタ
を固定して成り、このコネクタは、上記ヘッダの側面に
突き合わせ自在な突き合わせ面と、この突き合わせ面と
反対側に存在し、上記配管の端部を連通させるべきポー
トを開口させた接合面と、この接合面の両端縁と上記突
き合わせ面の両端縁とを互いに連続させる１対の側面と
を備えたものである熱交換器用コネクタ装置に於いて、
上記コネクタの１対の側面の中間部にそれぞれ凹部を形
成する事により、上記コネクタの一部で上記突き合わせ
面寄り部分の両端縁部に薄肉部を形成すると共に、上記
各凹部に気密検査用の治具に設けた係止片の先端を係止
自在とした事を特徴とする熱交換器用コネクタ装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19772496A JP3420893B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 熱交換器用コネクタ装置 |
| DE69713218T DE69713218T2 (de) | 1996-07-26 | 1997-07-24 | Kupplung für Wärmetauscher |
| EP97112749A EP0821213B1 (en) | 1996-07-26 | 1997-07-24 | Connector for heat exchanger |
| TW086110544A TW343274B (en) | 1996-07-26 | 1997-07-24 | Connector device for heat exchanger |
| KR1019970034874A KR100240610B1 (ko) | 1996-07-26 | 1997-07-25 | 열교환기용 커넥터 |
| US08/901,673 US5941304A (en) | 1996-07-26 | 1997-07-28 | Connector for heat exchanger |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19772496A JP3420893B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 熱交換器用コネクタ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1038496A true JPH1038496A (ja) | 1998-02-13 |
| JP3420893B2 JP3420893B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=16379299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19772496A Expired - Fee Related JP3420893B2 (ja) | 1996-07-26 | 1996-07-26 | 熱交換器用コネクタ装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5941304A (ja) |
| EP (1) | EP0821213B1 (ja) |
| JP (1) | JP3420893B2 (ja) |
| KR (1) | KR100240610B1 (ja) |
| DE (1) | DE69713218T2 (ja) |
| TW (1) | TW343274B (ja) |
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| US12025355B2 (en) | 2020-01-23 | 2024-07-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Outdoor unit of refrigeration cycle apparatus |
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- 1997-07-24 TW TW086110544A patent/TW343274B/zh not_active IP Right Cessation
- 1997-07-25 KR KR1019970034874A patent/KR100240610B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1997-07-28 US US08/901,673 patent/US5941304A/en not_active Expired - Lifetime
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