JPH1038413A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH1038413A
JPH1038413A JP8212149A JP21214996A JPH1038413A JP H1038413 A JPH1038413 A JP H1038413A JP 8212149 A JP8212149 A JP 8212149A JP 21214996 A JP21214996 A JP 21214996A JP H1038413 A JPH1038413 A JP H1038413A
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air conditioner
supercooling
degree
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裕明 宮崎
Isato Mihira
勇人 三平
Naoteru Hayakawa
尚央 早川
Yasuhiro Kojima
康洋 小島
Takumasa Shinmachi
拓正 新町
Shuhei Yoshimoto
周平 吉本
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/023Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units
    • F25B2313/0231Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units with simultaneous cooling and heating

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液冷媒の過冷却度を制御することにより、効
率のよい最適な冷凍サイクルを維持する。 【構成】 複数の室内空調機50A、50B、50Cが
分岐ユニット40を介して外調機30に並列に接続され
る。外調機および分岐ユニットに過冷却機構(12、6
3、64)を備えて、外調機、室内空調機の少なくとも
1つにおいて、その熱交換器が蒸発器として作用すると
き、該熱交換器に向かう液冷媒の過冷却度を該過冷却機
構と各熱交換器に設けた流量調整弁14A、14B、1
4Cで制御させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外調機と複数の室
内空調機とからなり、ビル等の空気調和に用いられるマ
ルチタイプの空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビル等の空気調和には、冷温水を熱源と
してエアーハンドリングユニットやファンコイル等の空
気調和装置が一般に用いられている。しかし、近年水質
の悪化が激しく、これにより配管が腐食されるなどの問
題が多く発生するようになり、できるだけ水の使用を控
えたいという要望がでてきている。一方、近年の空気調
和は多様化し、夏は冷房運転、冬は暖房運転といった単
純なものではなくなっている。つまり、ビル等の内部で
は季節、部屋の方向や位置、OA機器等の負荷により空
気調和システム内で冷房運転と暖房運転を、同時に行い
たい場合がある。例えばビル内のインテリアゾーンでは
冷房運転を、ペリメータゾーンでは暖房運転を行いたい
場合がある。
【0003】また、春、秋の中間期には朝夕に暖房運
転、昼間には冷房運転が求められる場合もある。そして
この場合、冷房運転と暖房運転の切り換え時期が空調ゾ
ーンの方角により異なり、南側では冷房運転に切り換る
べき条件に至っているのに、北側では依然暖房運転が継
続される必要があることもある。さらに、OA機器等の
負荷の大きいところでは、冬でも一日中冷房運転しなけ
ればならない場合もある。
【0004】そこでこの対策として、例えば特開平8ー
61744、特開平8ー121902、特願平8ー60
228などがすでに開示されている。これは外調機と複
数の室内空調機をもつヒートポンプ式空気調和装置にお
いて各熱交換器に付設された膨張弁と直列に流量調整弁
を設置した。さらに流量調整弁と直列に液管と低圧ガス
管の間で熱交換を行う過冷却熱交換器を設置した。そこ
で上記過冷却熱交換器で液冷媒の過冷却度を増し、流量
調整弁にて膨張弁に入る液冷媒の過冷却度を制御し、給
気温度を一定または任意の温度になるよう制御させた。
室内空調機を出た給気はダクトにて各空調ゾーンへ導か
れ空調ゾーンの室温は給気温度一定方式ではVAVで風
量を変更したり給気温度を変更したりして設定温度とな
るよう制御させた。
【0005】また、特願平7ー352085に開示され
ているものは各熱交換器に付設された膨張弁とは反対側
のガス管に流量調整弁を設置した、さらに上記膨張弁と
直列に前記先願と同様に液管と低圧ガス管の間で熱交換
を行う過冷却熱交換器を設置した。そこで上記過冷却熱
交換器で液冷媒の過冷却度を増し、流量調整弁にて熱交
換器内の凝縮温度または蒸発温度を制御し、給気温度を
一定または任意の温度になるよう制御させた。空調ゾー
ンの室温は上記と同様にVAVで制御させたり給気温度
を変更したりさせた。
【0006】ところで、冷媒の過冷却度を調整する技術
として特開平5ー10618が開示されている。これは
ヒートポンプ式マルチエアコンにて液管に調整熱交換器
を設置し、同時に液管と低圧ガス管とを接続するバイパ
ス回路を設置し、このバイパス回路に調整用膨張弁と前
記調整用熱交換器を設置し、調整用膨張弁の開度は低圧
ガス管の温度により行われるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8ー61744、特開平8ー121902、特願平
8ー60228は配管長が長くてかつ雰囲気温度が低い
場合、配管を流れる液冷媒が過冷却されさらに過冷却熱
交換器により過冷却度を増大させてしまうことにより運
転状況によっては膨張弁に入る冷媒の過冷却度を小さく
したくても流量調整弁の開度が最小開度に達してしまっ
たり、開度が全閉近傍で制御されたりするため流量特性
が顕著に変化し、目標とする過冷却度に制御できない不
具合があった。
【0008】また、特願平7ー352085では過冷却
熱交換器により液冷媒の過冷却度を大きくした冷媒のエ
ンタルピーが減少し、減少した分だけ蒸発器側の冷却能
力が増大するため冷房負荷が小さい時、過大な能力が出
てしまい給気温度制御性を損ねる問題があった。
【0009】さらに、特開平5ー10618はフラッシ
ュガスが発生したり、過熱度が高くなるのを防止するた
めに、液冷媒の過冷却度を制御している。しかしなが
ら、各室内空調機毎に過冷却度を制御したり蒸発温度や
凝縮温度を制御したりするための流量調整弁を各室内空
調機毎に設置していないため、各々の送風温度を制御し
たり風量の変更をしたりすることができず、ビル用空気
調和装置として多様な負荷に対応し、快適な空気調和が
可能な機器としての機能は満たしてはいない。
【0010】したがって、本発明は上記問題点に鑑み、
外調機と複数の室内空調機を備える空気調和装置におい
て蒸発モードの熱交換器に入る冷媒の過冷却度が目標と
する値よりも大きくなりすぎることを防ぎ、流量調整弁
の開度が最小開度に達して制御できなくなったり、開度
が全閉近傍で制御され目標とする過冷却度に制御できな
い状況を防止する。さらに、過冷却度が大きくなったと
き蒸発側熱交換器の能力過大を防ぐことを目的とし、効
率の良い空気調和装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は熱交換器、該熱交換器に付設された膨張弁、お
よび該膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を備える外
調機と、それぞれ熱交換器、該熱交換器に付設された膨
張弁、および該膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を
備え、冷凍サイクルの液管と高圧ガス管と低圧ガス管を
形成する冷媒配管により前記外調機に並列に接続された
複数の室内空調機とからなる冷暖同時運転可能の空気調
和装置において、前記外調機または室内空調機の少なく
とも1つにおいてその熱交換器が蒸発器として作用する
とき、該熱交換器に向かう液管に気液熱交換器を設置
し、さらに液管より減圧機構を介して冷媒が該気液熱交
換器のガス熱交換側に入りその後低圧ガス管に至るバイ
パス回路を持つ過冷却機構を有して、該過冷却機構と流
量調整弁により過冷却度を制御するように構成されるも
のとした。
【0012】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の空気調和装置において、前記過冷却機構の制御手段
は蒸発器として作用する熱交換器の内、過冷却度を最も
大きく設定された熱交換器の過冷却度と流量調整弁の開
度により制御されるように構成されるものとした。
【0013】さらに、請求項3記載の発明は、熱交換
器、該熱交換器に付設された膨張弁、および該膨張弁と
直列に設けられた流量調整弁を備える外調機と、それぞ
れ熱交換器、該熱交換器に付設された膨張弁、および該
膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を備え、冷凍サイ
クルの液管と高圧ガス管と低圧ガス管を形成する冷媒配
管により前記外調機に並列に接続された複数の室内空調
機とからなる冷暖選択型の空気調和装置において、前記
外調機または室内空調機の少なくとも1つにおいてその
熱交換器が蒸発器として作用するとき、該熱交換器に向
かう液管に気液熱交換器を設置し、さらに液管より減圧
機構を介して冷媒が該気液熱交換器のガス熱交換側に入
りその後低圧ガス管に至るバイパス回路を持つ過冷却機
構を有して、該過冷却機構と流量調整弁により過冷却度
を制御するように構成されるものとした。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の空気調和装置において、前記過冷却機構の制御手段
は蒸発器として作用する熱交換器の内、過冷却度を最も
大きく設定された熱交換器の過冷却度と流量調整弁の開
度により制御されるように構成されるものとした。
【0015】さらに、請求項5記載の発明は、熱交換
器、該熱交換器に付設された膨張弁、および熱交換器の
膨張弁と反対側に設けられた流量調整弁を備える外調機
と、それぞれ熱交換器、該熱交換器に付設された膨張
弁、および熱交換器の膨張弁と反対側に設けられた流量
調整弁を備え、冷凍サイクルの液管と高圧ガス管と低圧
ガス管を形成する冷媒配管により前記外調機に並列に接
続された複数の室内空調機とからなる冷暖同時運転可能
の空気調和装置において、前記外調機または室内空調機
の少なくとも1つにおいてその熱交換器が蒸発器として
作用するとき、該熱交換器に向かう液管に気液熱交換器
を設置し、さらに液管より減圧機構を介して冷媒が該気
液熱交換器のガス熱交換側に入りその後低圧ガス管に至
るバイパス回路を持つ過冷却機構を有して、該過冷却機
構と流量調整弁により過冷却度を制御するように構成さ
れるものとした。
【0016】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の空気調和装置において、前記過冷却機構の制御手段
は蒸発器として作用する熱交換器の内、過冷却度を最も
大きく設定された熱交換器の過冷却度と流量調整弁の開
度により制御されるように構成されるものとした。
【0017】
【作用】請求項1、2、3および4において、気液熱交
換器に付設された過冷却機構を、蒸発器として作用する
熱交換器の膨張弁に入る液冷媒の過冷却度のなかで、最
大に設定されている熱交換器の流量調整弁の開度が全開
となるよう制御することにより、必要以上に冷媒の過冷
却度を増大させることがないから、過冷却度を小さく設
定されても流量調整弁の制御性を失うことがない。さら
に、少なくとも蒸発器として作用する熱交換器の流量調
整弁の開度をほぼ最大にできる分、流量調整弁の圧力損
失を小さくできるため、冷凍サイクルの高圧側を低くで
き安定した冷凍サイクルを維持できる。
【0018】また、請求項5および6においては、蒸発
器として作用する室内空調機の負荷が小さい時、過冷却
機構を閉じ、機能させなくすることによりその分熱交換
器の冷却能力が減少し、負荷に対応した能力となり流量
調整弁の制御性を向上させる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の請求項1の第1
の実施例のシステム構成を示したもので、特開平8ー1
21902の第1の実施例を改良したものである。この
実施例においては、1機の外調機30に対して、3機の
室内空調機50A、50B、50Cが分岐ユニット40
を介して並列に接続されている。各室内空調機からは熱
交換された給気がダクト47A、47B、47Cにより
空調ゾーンZA1、ZA2、ZB1、ZB2、ZCへ導
かれる。各ダクトは対応する空調ゾーンの数に応じて適
宜に分岐し、それぞれVAVユニット45A、45B、
45C等が設けられ、個別に空調ゾーンへの風量を変化
可能となっている。
【0020】図2は本実施例の冷媒回路を示す。3機の
室内空調機50A、50B、50Cは、分岐ユニット4
0を介して、液管、低圧ガス管および高圧ガス管を形成
する冷媒配管R1、R2、R3により、外調機30に対
して並列に接続されている。外調機30は、能力可変の
コンプレッサ1と熱交換器6を備える。コンプレッサ1
の吸い込み側にはアキュムレータ3が付設され、コンプ
レッサ1の吐出側と吸い込み側の配管には、それぞれ圧
力センサ11A、11Bが設けられている。
【0021】外調機30には、さらに気液熱交換器4が
備えられ、気液熱交換器4側から熱交換器6方向に順に
電子式の流量調整弁25、冷媒温度検出のための温度セ
ンサ9、圧力センサ8、電子式の膨張弁7が設置されて
いる。気液熱交換器4の他端は、液タンク27を介して
冷媒配管R1に接続されている。熱交換器6の両端の冷
媒配管には冷媒温度検出のための温度センサ10A、1
0Bが設置されている。さらに、気液熱交換器4のガス
熱交換側には液タンク27に入る冷媒配管から電磁弁6
1を介してキャピラリ62に入り、次に前記気液熱交換
器4に入り、冷媒配管R2に至る冷却用冷媒回路が付設
されている。熱交換器6の他端側の冷媒配管(ガス管)
は、電磁弁5Aを介して冷媒配管R2に接続されるとと
もに、電磁弁5Bを介して冷媒配管R3に接続されてい
る。冷媒配管R2はアキュムレータ3に接続され、冷媒
配管R3はコンプレッサ1に接続されている。
【0022】分岐ユニット40は気液熱交換器12を備
える。気液熱交換器12の液熱交換側の一方の端は冷媒
配管R1により外調機30の液タンク27と接続されて
いる。また、前記気液熱交換器12の他の端は室内空調
機50A、50B、50Cに分岐され接続されている。
さらに、気液熱交換器12のガス熱交換側には冷媒配管
R1から電磁弁64を介してキャピラリ63に入り、次
に気液熱交換器12のガス熱交換側に入り、冷媒配管R
2に至る冷却用冷媒回路が付設されている。さらに、分
岐ユニット40には、電磁弁13A、13B、13C、
23A、23B、23Cが備えられ、電磁弁13A、1
3B、13Cはそれぞれ室内空調機50A、50B、5
0Cを冷媒配管R2系統に連通可能とし、電磁弁23
A、23B、23Cはそれぞれ室内空調機 50A、5
0B、50Cを冷媒配管R3に連通可能とする。
【0023】室内空調機50Aは、熱交換器18Aと、
これに付設された送風機24Aを備える。熱交換器18
Aの一方の端は、分岐ユニット40の気液熱交換器12
のR1系統に接続され、他方の端は分岐ユニット40の
電磁弁13A、23Aに接続される。上記熱交換器18
Aの一端側のR1配管には、気液熱交換器12側から熱
交換器18A方向に順に電子式の流量調整弁14A、冷
媒温度検出の温度センサ17A、圧力センサ16A、電
子式の膨張弁15Aが設けられている。また、熱交換器
18Aには、それぞれ室内空調機の給気温度と還気温度
を検出する温度センサ22Aと26Aが付設されるとと
もに、両端には冷媒温度を検出する温度センサ19A、
20Aが設けられている。熱交換器18Aで熱交換さ
れ、送風機24Aにより送り出される給気は、図1に示
したようにダクト47Aにより空調ゾーンへ導かれる。
ダクトの各空調ゾーン側にはそれぞれVAVユニット4
5Aが設けられ、個別に風量を変化可能となっている。
室内空調機50B、50Cも室内空調機50Aと同じ構
成を有し、以降、それぞれ参照番号にB、Cを付して示
す。
【0024】図3は、上記室内空調機および外調機にお
ける制御装置を示す。制御装置は室内空調機および外調
機ともにマイクロコンピュータおよびその周辺機器から
なる。外調機制御部31には、コンプレッサ1用のイン
バータ32、外調機30の送風機21用のインバータ3
3が接続されている。また、周辺機器として、膨張弁7
の駆動制御部34、流量調整弁25の駆動制御部49、
電磁弁5A、5B、61、64の駆動制御部35、温度
センサ9、10A、10Bのための温度変換器36、圧
力センサ8、11A、11Bのための圧力変換器37が
外調機制御部31に接続されている。
【0025】一方、室内空調機50Aの制御装置は、室
内空調機制御部51Aと、送風機24A用のインバータ
38Aとを備える。インバータ38Aには、空調ゾーン
ごとに設置されたVAVユニット45Aの設定状況に対
応して風量を決定する風量設定部46Aが接続されてい
る。室内空調機制御部51Aには、周辺機器として、膨
張弁15Aの駆動制御部39A、流量調整弁14Aの駆
動制御部41A、各温度センサ17A、19A、20
A、22Aおよび26Aのための温度変換器42A、圧
力センサ16Aのための圧力変換器43A、電磁弁13
Aと23Aの駆動制御部48Aならびに温度設定部44
Aが接続されている。室内空調機50B、50Cにおけ
る制御装置についても同様に構成され、室内機制御部5
1B、51C、そのほか、それぞれ参照番号にBおよび
Cを付して示す。
【0026】外調機制御部31と各室内空調機制御部5
1A、51B、51Cは、通信手段によって結ばれ、外
調機制御部31は、各室内空調機制御部51A、51
B、51Cの状況を常時知ることができる。外調機制御
部31は、上記室内空調機制御部51A、51B、51
Cから送られてきた室内空調機の負荷量を運転モード別
に積算し、大きい方の運転モードの負荷量に相当する制
御信号をコンプレッサ1用のインバータ32に送出す
る。インバータ32は、この制御信号に従いコンプレッ
サ1を駆動する。すなわち、外調機制御部31は、外調
機30の熱交換器6が前記全室内空調機の負荷量の小さ
い方の運転モードと同じモードとなるよう、すなわち、
冷房運転の負荷の方が小さい時は外調機30の熱交換器
6が蒸発器として、また、暖房運転の負荷の方が小さい
時は凝縮器として働くように周辺機器を制御する。
【0027】室内空調機制御部51A、51B、51C
はVAVユニット45A、45B、45Cより給気温度
の情報を得て、それぞれの温度設定部44A、44B、
44Cに保持させる。そして、還気温度センサ26A、
26B、26Cの温度データと温度設定部44A、44
B、44Cの温度データとの差を演算し、それぞれの室
内空調機が冷房運転か暖房運転かの運転モードを決定す
る。すなわち、室内空調機の給気温度が室内空調機の還
気温度や湿度に影響されるため、それらを勘案した負荷
増減量を加え、コンプレッサ1の出力に相当する負荷量
を室内空調機の運転モードとともに外調機制御部31に
送る。また、風量設定部46A、46B、46CはVA
Vユニット45A、45B、45Cからの情報に基づい
て給気風量を決定する。室内空調機50A、50B、5
0Cの送風機用インバータ38A、38B、38Cは、
それぞれの風量設定部46A、46B、46Cからの風
量信号をうけて、室内空調機50A、50B、50Cの
送風機24A、24B、24Cを駆動し、送風量を制御
する。また、電磁弁5Aと5B、13Aと23A、13
Bと23B、13Cと23Cはそれぞれ一方が開状態の
時、他方は閉状態となるように制御される。
【0028】つぎに、上記構成における作動について説
明する。図4は、全ての室内空調機が冷房運転される全
冷房運転時の冷媒の流れを示す。全ての室内空調機が冷
房運転されるときには、外調機30において電磁弁5B
が全開状態、電磁弁5A、61が全閉状態となり、分岐
ユニット40において電磁弁13A、13B、13Cが
それぞれ全開状態、電磁弁23A、23B、23Cが全
閉状態となるよう制御される。このとき外調機30の熱
交換器6は凝縮器、各室内空調機の熱交換器18A、1
8B、18Cは蒸発器として作用する。すなわち、外調
機30において、コンプレッサ1からの高圧ガス冷媒
は、矢印のように電磁弁5Bを通り、熱交換器6で液化
する。それから液タンク27、冷媒配管R1、分岐ユニ
ット40を経て冷媒は分岐配管より分岐され、各流量調
整弁14A、14B、14Cに並列に入り、続いて膨張
弁15A、15B、15Cにより減圧され、低温の気液
混合状態となる。つぎに、冷媒は熱交換器18A、18
B、18Cにおいて還気と熱交換され、ガス状の冷媒と
なる。そして、電磁弁13A、13B、13Cを経て、
冷媒配管R2、アキュムレータ3を経てコンプレッサ1
に戻る。
【0029】また、冷媒配管R1より液冷媒の一部が電
磁弁64を介してキャピラリ63に入り減圧され、気液
熱交換器12のガス熱交換側を通り、冷媒配管R2に導
かれる。これにより気液熱交換器12の液熱交換側を通
る液冷媒が冷却され冷媒の過冷却度が増大する。この間
における外調機30の膨張弁7、流量調整弁25、各室
内空調機50A、50B、50Cの流量調整弁14A、
14B、14C、膨張弁15A、15B、15C、電磁
弁64の制御は以下のように行われる。まず、外調機制
御部31により膨張弁7は全開に保持される。流量調整
弁25は室内空調機50A、50B、50Cの負荷状態
と外調機30の熱交換器6の負荷状態により決定される
過冷却度を圧力センサ8と温度センサ9より求まる実過
冷却度により開度を制御される。さらに、分岐ユニット
40の電磁弁64は室内空調機50A、50B、50C
の負荷状態を情報として得て、その中で一番大きい過冷
却度に設定されている室内空調機の流量調整弁の開度を
取得する。取得した流量調整弁の開度が全開または実過
冷却度が設定過冷却度より小さいならば電磁弁64を開
とし、流量調整弁が全開でなく実過冷却度が設定過冷却
度より大きいならば電磁弁64を閉とする。この結果、
過冷却度を一番大きく設定された室内空調機の流量調整
弁は全開近傍で制御される。
【0030】以上の制御の流れを図5のフローチャート
に示す。すなわちステップ101にて冷房運転の室内空
調機の全ての過冷却度の情報を取得し、ステップ102
でこのなかで最も過冷却度を大きく設定されている室内
空調機の流量調整弁の開度を取得し、ステップ103で
それが全開ならばステップ104へ進み、全開でないな
らばステップ105へ進む。ステップ105では設定過
冷却度と実過冷却度を比較し、実過冷却度が設定過冷却
度以下ならばステップ104へ進み、そうでないならば
ステップ106へ進む。ステップ104では電磁弁64
を開操作を行い、ステップ106では電磁弁64を閉操
作を行う。
【0031】また、室内空調機制御部51A、51B、
51Cにより、流量調整弁14A、14B、14Cは室
内空調機50A、50B、50Cの給気温度が一定とな
るように決定される過冷却度を圧力センサ16A、16
B、16Cと温度センサ17A、17B、17Cにより
求まる実過冷却度により開度を制御される。また、膨張
弁15A、15B、15Cは温度センサ19A、19
B、19Cと20A、20B、20Cより求められる冷
媒の過熱度が一定となるよう開度を制御される。
【0032】つぎに全ての室内空調機が暖房運転される
全暖房運転時の冷媒の流れを図6を参照して説明する。
全ての室内空調機が暖房運転されるときには、外調機3
0においては電磁弁5Aが全開状態、電磁弁5Bが全閉
となり、分岐ユニット40においては電磁弁23A、2
3B、23Cが全開状態、電磁弁13A、13B、13
C、64が全閉状態となるよう制御される。このとき外
調機30の熱交換器6は蒸発器、各室内空調機の熱交換
器18A、18B、18Cが凝縮器として作用する。
【0033】すなわち、外調機30のコンプレッサ1か
らの高圧ガス冷媒は、冷媒配管R3を経て、分岐ユニッ
ト40に入る。冷媒はここで分岐され、電磁弁23A、
23B、23Cを通って各室内空調機50A、50B、
50Cの熱交換器18A、18B、18Cに入って液化
される。このあと、膨張弁15A、15B、15C、流
量調整弁14A、14B、14Cを経たあと分岐ユニッ
ト40、冷媒配管R1を通り外調機30の液タンク27
に入る。さらに、液タンク27を出た冷媒は流量調整弁
25を経て膨張弁7に入り減圧され、低温の気液混合状
態になり熱交換器6に入る。冷媒は熱交換器6で外気と
熱交換されてガス状となり流量調整弁5Aを経てアキュ
ムレータ3に入り、コンプレッサ1に戻る。また、液タ
ンク27を出た液冷媒の一部が電磁弁61を介してキャ
ピラリ62に入り減圧され、気液熱交換器4のガス熱交
換側を通り、冷媒配管R2に導かれる。これにより気液
熱交換器4の液熱交換側を通る液冷媒が冷却され冷媒の
過冷却度が増大する。
【0034】この間における外調機30の膨張弁7、流
量調整弁25、電磁弁61、室内空調機30の流量調整
弁14A、14B、14C、膨張弁15A、15B、1
5Cの制御は以下のように行われる。まず、外調機制御
部31により膨張弁7は温度センサ10A、10Bより
求められる冷媒の過熱度が一定となるよう制御される。
また、流量調整弁25は外調機の負荷により決定される
過冷却度を圧力センサ8と温度センサ9より求められる
実過冷却度により開度を制御される。電磁弁61は流量
調整弁25の開度が全開または実過冷却度が設定過冷却
度より小さいならば電磁弁61を開とし、流量調整弁2
5が全開でなく実過冷却度が設定過冷却度より大きいな
らば電磁弁61を閉とする。この結果、流量調整弁25
は全開近傍で制御される。
【0035】以上の制御の流れを図7のフローチャート
に示す。すなわちステップ110にて流量調整弁25の
開度が全開ならばステップ111に進み、そうでないな
らばステップ112に進む。ステップ112では設定過
冷却度と実過冷却度を比較し、実過冷却度が設定過冷却
度以下ならばステップステップ111へ進み、そうでな
いならばステップ113へ進む。ステップ111では電
磁弁61を開操作し、ステップ113では電磁弁61を
閉操作を行う。
【0036】また、室内空調機制御部51A、51B、
51Cにより、流量調整弁14A、14B、14Cは室
内空調機50A、50B、50Cの給気温度が一定とな
るよう決定される過冷却度を圧力センサ16A、16
B、16Cと温度センサ17A、17B、17Cにより
求められる実過熱度により開度を制御される。膨張弁1
5A、15B、15Cは全開に保持される。
【0037】つぎに、冷房運転と暖房運転が平行して行
われる冷暖同時運転の場合の制御は、冷房運転の室内空
調機の流量調整弁、膨張弁は全冷房の室内空調機の制御
と同様で、暖房運転の室内空調機の流量調整弁、膨張弁
は全暖房運転の室内空調機の制御と同様である。そし
て、外調機の流量調整弁、膨張弁の制御は、室内空調機
の冷房負荷が暖房負荷より大きい場合は、外調機の熱交
換器が凝縮器として作用するため全冷房運転のときの外
調機と同様になり、室内空調機の暖房負荷が冷房負荷よ
り大きい場合は、外調機の熱交換器が蒸発器として作用
するため全暖房運転のときの外調機と同様の制御とな
る。
【0038】また、電磁弁61の制御は熱交換器6が凝
縮器として作用するときは全閉、蒸発器として作用する
ときは全暖房運転時の制御と同様に制御される。さら
に、電磁弁64の制御は冷房運転の室内空調機がないと
きは全閉とし、冷房運転の室内空調機が少なくとも1台
あるときは全冷房運転時の制御と同様に冷房運転の室内
空調機の過冷却度と流量調整弁の開度により制御され
る。
【0039】本実施例は以上のように構成され、熱交換
器、該熱交換器に付設された膨張弁、および該膨張弁と
直列に設けられた流量調整弁を備える外調機と、それぞ
れ熱交換器、該熱交換器に付設された膨張弁、および該
膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を備え、冷媒サイ
クルの液管と高圧ガス管と低圧ガス管を形成する冷媒配
管により前記外調機により並列に接続された複数の室内
空調機とからなる空気調和装置において、前記外調機ま
たは室内空調機の少なくとも1つにおいてその熱交換器
が蒸発器として作用するとき、該熱交換器に向かう液管
に気液熱交換器を設置し、さらに液管より減圧機構を介
して冷媒が該気液熱交換器のガス熱交換側に入りその後
低圧ガス管に至るバイパス回路を持つ過冷却機構を有し
て、該過冷却機構を外調機または室内空調機の蒸発器と
して作用している熱交換器の中で過冷却度を最も大きく
設定されている熱交換器の流量調整弁が全開近傍となる
よう制御した。これにより、蒸発モードの他の熱交換器
に向かう液冷媒の過冷却度が必要以上に大きくなり、そ
の結果流量調整弁の開度が最小開度に達して目標とする
過冷却度に制御できなくなったり、また、全閉近傍で流
量特性が顕著に変化してしまう問題を防止できる効果を
有する。
【0040】図8は本発明の第2の実施例を示す。この
実施例は、上述の本発明の第1の実施例の冷媒回路に対
して、分岐ユニットを廃止し、分岐ユニットにあった気
液熱交換器と過冷却機構を各室内空調機毎に設けるよう
にしたものである。すなわち、外調機30から延びる冷
媒配管R1’、R2’、R3’が分岐されて、各室内空
調機50A’、50B’、50C’へ並列に接続されて
いる。そして、各室内空調機において、冷媒配管R1’
が各気液熱交換器12A、12B、12Cの液冷媒通路
側を通ったあと、流量調整弁14A、14B、14Cに
接続される。また、冷媒配管R2’は、電磁弁13
A’、13B’、13C’を介して熱交換器18A、1
8B、18Cのガス管に接続されている。さらに、冷媒
配管R3’は、電磁弁23A’、23B’、23C’を
介して熱交換器18A、18B、18Cのガス管に接続
されている。そして、電磁弁13A’と23A’、13
B’と23B’、13C’と23C’は、第1の実施例
と同様にそれぞれ一方が開状態の時、他方が閉状態とな
るよう制御される。
【0041】さらに、各室内空調機50A’、50
B’、50C’の液管より電磁弁64A、64B、64
Cを介してキャピラリ63A、63B、63Cに導き、
気液熱交換器12A、12B、12Cのガス側熱交換通
路を経て冷媒配管R2’に至る過冷却機構を備えてい
る。なお、各運転モードにおける冷媒の流れは第1の実
施例と同じである。また、外調機30の膨張弁7、流量
調整弁25、各室内空調機50A’、50B’、50
C’の各膨張弁15A、15B、15Cの制御は第1の
実施例と同じである。各室内空調機の過冷却機構の電磁
弁64A、64B、64Cの制御はそれぞれ各室内空調
機50A’、50B’、50C’の設定された過冷却度
に応じて各流量調整弁14A、14B、14Cと連動し
て制御される。この結果、各流量調整弁14A、14
B、14Cはみな全開近傍で制御される。
【0042】この実施例によれば、第1の実施例と同じ
効果を有するとともに、過冷却機構を各室内空調機毎に
設けているから、膨張弁に向かう全ての冷媒がいずれか
の過冷却機構を通過し、個々に過冷却度が制御されるこ
とができ、過冷却機構も取り扱いが簡単で安価なものが
使用できる。また、冷媒の過冷却度を各熱交換器ごとに
個別に流量調整弁と過冷却機構の両方で制御できるので
目標過冷却度に早急に制御できる利点がある。
【0043】図9は本発明の第3の実施例を示す。この
実施例は、特開平8ー61744の第1の実施例を改良
したもので、本発明の第1の実施例に対しては冷暖同時
機能を廃止し、ヒートポンプマルチ方式にしたものであ
る。すなわち、3機の室内空調機50A、50B、50
Cは、分岐ユニット40’を介して液管及びガス管を形
成する冷媒配管R11、R21により外調機30’に対
して並列に接続されている。そして、外調機30’にお
いて気液熱交換器4を液タンク27と流量調整弁25の
間に設置し、電磁弁61、キャピラリ62、逆止弁65
により流量調整弁25に入る冷媒の過冷却度を前記第1
の実施例と同様に制御する。さらに、外調機には冷房と
暖房を切り換えるための四方弁67が設置されている。
【0044】分岐ユニット40’においては気液熱交換
器12を液管に設置し、電磁弁64、キャピラリ63、
逆止弁66により各室内空調機の流量調整弁14A、1
4B、14Cに入る冷媒の過冷却度を前記第1の実施例
と同様に制御する。図10は本発明の第4の実施例を示
す。この実施例は特開平8ー61744の第2の実施例
を改良したもので、本発明の第3の実施例に対して、分
岐ユニットを廃止し、分岐ユニットにあった過冷却機構
を各室内空調機毎に設けるようにしたものである。すな
わち、外調機30’から延びる冷媒配管R11’,R2
1’が分岐されて、各室内空調機50A”、50B”、
50C”へ並列に接続されている。そして、各室内空調
機において、冷媒配管R11’が気液熱交換器12A、
12B、12Cの液熱交換側を通ったあと、流量調整弁
14A、14B、14Cに接続される。
【0045】また、冷媒配管R21’は、各室内空調機
50A”、50B”、50C”の熱交換器18A、18
B、18Cのガス管に接続されている。さらに、各室内
空調機50A”、50B”、50C”の液管より電磁弁
64A、64B、64Cを介してキャピラリ63A、6
3B、63Cに導き、気液熱交換器12A、12B、1
2Cのガス熱交換側を通り、逆止弁66A、66B、6
6Cを経て冷媒配管R21’に至る過冷却機構を備えて
いる。なお、各室内空調機50A”、50B”、50
C”において、各膨張弁、各流量調整弁の制御は第1の
実施例と同じである。各運転モードにおける冷媒の流れ
も第1の実施例と同じであるから、作動についての説明
は省略する。
【0046】本第3、第4の実施例は以上のように構成
され、これらも、第1、第2の実施例と同じ効果を有す
る。
【0047】図11は本発明の第5の実施例を示す。こ
の実施例は、特願平7ー352085記載の第1の実施
例を改良したもので、本発明の第1の実施例に対しては
外調機と各室内空調機の液管にある流量調整弁を廃止
し、それぞれの熱交換器6、18A、18B、18Cの
ガス管側に設置したものである。すなわち、3機の室内
空調機50A1、50B1、50C1は、分岐ユニット
40を介して液管、低圧ガス管、および高圧ガス管を形
成する冷媒配管R1、R2、R3により外調機301に
対して並列に接続されている。そして、外調機301に
おいて流量調整弁25’を熱交換器6のガス管側に設置
した。さらに、気液熱交換器4を液タンク27と膨張弁
7の間に設置し、本発明の第1の実施例と同様に接続す
る過冷却機構を構成する電磁弁61、キャピラリ62を
有する。
【0048】また、分岐ユニット40において気液熱交
換器12を冷媒配管R1と各室内空調機50A1、50
B1、50C1の液管の間に設置し、本発明の第1の実
施例と同様に過冷却機構を構成する電磁弁64、キャピ
ラリ63を有する。さらに、室内空調機50A1、50
B1、50C1において流量調整弁14A’、14
B’、14C’を各熱交換器18A、18B、18Cの
ガス管側に設置した。
【0049】以上の構成において外調機301の流量調
整弁25’は熱交換器6が凝縮器として作用するときは
凝縮圧力を制御し、蒸発器として作用するときは蒸発圧
力を制御し、各室内空調機に対して必要な熱量を排出ま
たは収集を行う。また、膨張弁7は熱交換器6が蒸発器
として作用するときは冷媒の過熱度が一定となるように
制御し、凝縮器として作用するときは冷媒の過冷却度が
一定となるように制御する。さらに、各室内空調機50
A1、50B1、50C1において、流量調整弁14
A’、14B’、14C’は各熱交換器18A、18
B、18Cが暖房運転時は凝縮圧力を制御し、冷房運転
時は蒸発圧力を制御し、各室内空調機50A1、50B
1、50C1の各給気温度を目標温度となる様制御す
る。さらに、膨張弁15A、15B、15Cは冷房運転
時は冷媒の過熱度が一定となるように制御し、暖房運転
時は冷媒の過冷却度が一定となるよう制御する。
【0050】また、電磁弁61は熱交換器6が蒸発器と
して作用し、かつ負荷が小さいときに電磁弁61を全閉
とする。すなわち、流量調整弁25’があらかじめ決め
られた開度以下になったならば電磁弁61を全閉とす
る。さらに、電磁弁64は各室内空調機50A1、50
B1、50C1の少なくとも1台が冷房運転時で、かつ
負荷が小さいとき電磁弁64を全閉とする。すなわち、
冷房運転の流量調整弁があらかじめ決められた開度以下
になったならば電磁弁64を全閉とする。
【0051】本実施例によれば、冷房運転の熱交換器の
負荷が小さいときに、膨張弁に入る冷媒の過冷却度を必
要以上に大きくなることがないので冷房能力が過大にな
ることがない。
【0052】図12は本発明の第6の実施例を示す。こ
の実施例は、特開平7ー352085の第2の実施例を
改良したもので、上述の本発明の第5の実施例に対し
て、分岐ユニットを廃止し、分岐ユニットにあった気液
熱交換器を各室内空調機毎に設けるようにしたものであ
る。すなわち、外調機301から延びる冷媒配管R
1’、R2’、R3’が分岐され各室内空調機50A
1’、50B1’、50C1’へ並列に接続されてい
る。そして、各室内空調機50A1’、50B1’、5
0C1’には、気液熱交換器12A、12B、12Cが
冷媒配管R1’と膨張弁15A、15B、15Cの間に
接続されている。
【0053】また、冷媒配管R2’は、電磁弁13
A’、13B’、13C’を介して熱交換器18A、1
8B、18Cのガス管に接続されている。さらに、冷媒
配管R3’は、電磁弁23A’、23B’、23C’を
介して熱交換器18A、18B、18Cのガス管に接続
されている。そして、電磁弁13A’と23B’、13
B’と23B’、13C’と23C’は、第1の実施例
と同様にそれぞれ一方が開状態の時、他方が閉状態とな
るよう制御される。さらに、各室内空調機50A1’、
50B1’、50C1’には、冷媒配管R1’より各電
磁弁64A、64B、64Cを介してそれぞれキャピラ
リ63A、63B、63Cに導き、それぞれ気液熱交換
器12A、12B、12Cのガス管側熱交換器を経て冷
媒配管R2’に至る過冷却機構を備えている。
【0054】なお、外調機301において膨張弁7、流
量調整弁25’、電磁弁61の制御は前記実施例5と同
じである。また、各室内室内空調機50A1’、50B
1’、50C1’において、各膨張弁、流量調整弁の制
御は先願と同じである。また、各電磁弁64A、64
B、64Cの制御はそれぞれの熱交換器18A、18
B、18Cが冷房運転のときで、かつ負荷が小さいとき
にそれぞれの電磁弁64A、64B、64Cを全閉とす
る。すなわち、各流量調整弁14A’、14B’、14
C’のがあらかじめ決められた開度以下になったならば
それぞれの電磁弁64A、64B、64Cを全閉とす
る。
【0055】本実施例によれば、前記第5の実施例と同
様の効果を有する。
【0056】なお、以上の第1から第6の実施例では、
室内空調機が3台接続されたものを示したが、室内空調
機の台数はこれに限定されることなく、2台でもあるい
は4台以上でも同様に実施可能である。また、分岐ユニ
ットを複数設けて、それぞれの分岐ユニットに複数の室
内空調機を接続することもでき、さらには第1と第2、
第3と第4、第5と第6の実施例を組み合わせても同様
の効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のとおり本発明は、外調機に複数の
室内空調機が並列に接続された空気調和装置において、
液配管の途中に気液熱交換器を設置し、蒸発器として作
用する熱交換器に向かう液冷媒を過冷却機構と流量調整
弁で過冷却度を制御することにより過冷却度が大きくな
って流量調整弁の開度が最小になり制御できなくなって
しまったり、流量特性が顕著に変化する全閉近傍で流量
調整弁を制御することがない。また、蒸発モードの流量
調整弁の開度を少なくとも1台を全開近傍に維持するこ
とができるため、流量調整弁による圧力損失を小さくで
きる。さらに、必要以上の過冷却度をとることがないの
で蒸発器側の必要負荷が小さい場合に冷房能力が過大と
なることを防ぐことができ、無駄がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のシステム構成を示す図
である。
【図2】第1の実施例における冷媒回路図である。
【図3】室内空調機および外調機における制御装置を示
す図である。
【図4】全冷房運転時の冷媒の流れを示す図である。
【図5】全冷房運転時の過冷却機構と流量調整弁の制御
の流れを示すフローチャートである。
【図6】全暖房運転時の冷媒の流れを示す図である。
【図7】全暖房運転時の過冷却機構と流量調整弁の制御
の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例における冷媒回路図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施例における冷媒回路図であ
る。
【図10】本発明の第4の実施例における冷媒回路図で
ある。
【図11】本発明の第5の実施例における冷媒回路図で
ある。
【図12】本発明の第6の実施例における冷媒回路図で
ある。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 3 アキュムレータ 4 気液熱交換器 5A、5B 電磁弁 6 熱交換器 7 膨張弁 8 圧力センサ 9、10A、10B 温度センサ 11A、11B 圧力センサ 12 気液熱交換器 12A、12B、12C 気液熱交換器 13A、13B、13C、23A、23B、23C
電磁弁 13A’、13B’、13C’、23A’、23B’、
23C’ 電磁弁 14A、14B、14C、14A’、14B’、14
C’ 流量調整弁 15A、15B、15C 膨張弁 16A、16B、16C 圧力センサ 17A、17B、17C 室内ユニット側ガス管 18A、18B、18C 熱交換器 19A、19B、19C 温度センサ 20A、20B、20C 温度センサ 21、24A、24B、24C 送風機 22A、22B、22C、26A、26B、26C
温度センサ 25、25’ 流量調整弁 27 液タンク 30、30’、301 外調機 31 空調機制御部 32 インバータ 33 インバータ 34 駆動制御部 35 駆動制御部 36 温度変換器 37 圧力変換器 38A インバータ 39A、39B、39C、41A、41B、41C
駆動制御部 40、40’ 分岐ユニット 42A、42B、42C 温度変換器 43A、43B、43C 圧力変換器 44A、44B、44C 温度設定部 45A、45B、45C VAV 46A、46B、46C 風量設定部 47A、47B、47C ダクト 48A、48B、48C 駆動制御部 49 駆動制御部 50A、50B、50C、50A’、50B’、50
C’、50A”、50B”、50C” 室内空調機 50A1、50B1、50C1、50A1’、50B
1’、50C1’室内空調機 51A、51B、51C 室内空調機制御部 61、64、64A、64B、64C 電磁弁 62、63、63A、63B、63C キャピラリ 65、66、66A、66B、66C 逆止弁 67 四方弁 R1、R2、R3、R1’、R2’、R3’ 冷媒
配管 R11、R21、R11’、R21’ 冷媒配管 ZA1、ZA2、ZB1、ZB2、ZC 空調ゾー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 康洋 神奈川県相模原市南橋本3丁目2番25号 東プレ株式会社相模原事業所内 (72)発明者 新町 拓正 神奈川県相模原市南橋本3丁目2番25号 東プレ株式会社相模原事業所内 (72)発明者 吉本 周平 神奈川県相模原市南橋本3丁目2番25号 東プレ株式会社相模原事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器、該熱交換器に付設された膨張
    弁、および該膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を備
    える外調機と、それぞれ熱交換器、該熱交換器に付設さ
    れた膨張弁、および該膨張弁と直列に設けられた流量調
    整弁を備え、冷凍サイクルの液管と高圧ガス管と低圧ガ
    ス管を形成する冷媒配管により前記外調機に並列に接続
    された複数の室内空調機とからなる冷暖同時運転可能の
    空気調和装置において、前記外調機または室内空調機の
    少なくとも1つにおいてその熱交換器が蒸発器として作
    用するとき、該熱交換器に向かう液管に気液熱交換器を
    設置し、さらに液管より減圧機構を介して冷媒が該気液
    熱交換器のガス熱交換側に入りその後低圧ガス管に至る
    バイパス回路を持つ過冷却機構を有して、該過冷却機構
    と流量調整弁により過冷却度を制御する制御手段を有す
    ることを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記過冷却機構の制御手段は蒸発器とし
    て作用する熱交換器の内、過冷却度を最も大きく設定さ
    れた熱交換器の過冷却度と流量調整弁の開度により制御
    されることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 熱交換器、該熱交換器に付設された膨張
    弁、および該膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を備
    える外調機と、それぞれ熱交換器、該熱交換器に付設さ
    れた膨張弁、および該膨張弁と直列に設けられた流量調
    整弁を備え、冷凍サイクルの液管とガス管を形成する冷
    媒配管により前記外調機に並列に接続された複数の室内
    空調機とからなる冷暖選択型の空気調和装置において、
    前記外調機または室内空調機の少なくとも1つにおいて
    その熱交換器が蒸発器として作用するとき、該熱交換器
    に向かう液管に気液熱交換器を設置し、さらに液管より
    減圧機構を介して冷媒が該気液熱交換器のガス熱交換側
    に入りその後低圧ガス管に至るバイパス回路を持つ過冷
    却機構を有して、該過冷却機構と流量調整弁により過冷
    却度を制御する制御手段を有することを特徴とする空気
    調和装置。
  4. 【請求項4】 前記過冷却機構の制御手段は蒸発器とし
    て作用する熱交換器の内、過冷却度を最も大きく設定さ
    れた熱交換器の過冷却度と流量調整弁の開度により制御
    されることを特徴とする請求項3記載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 熱交換器、該熱交換器に付設された膨張
    弁、および熱交換器の膨張弁と反対側に設けられた流量
    調整弁を備える外調機と、それぞれ熱交換器、該熱交換
    器に付設された膨張弁、および熱交換器の膨張弁と反対
    側に設けられた流量調整弁を備え、冷凍サイクルの液管
    と高圧ガス管と低圧ガス管を形成する冷媒配管により前
    記外調機に並列に接続された複数の室内空調機とからな
    る冷暖同時運転可能の空気調和装置において、前記外調
    機または室内空調機の少なくとも1つにおいてその熱交
    換器が蒸発器として作用するとき、該熱交換器に向かう
    液管に気液熱交換器を設置し、さらに液管より減圧機構
    を介して冷媒が該気液熱交換器のガス熱交換側に入りそ
    の後低圧ガス管に至るバイパス回路を持つ過冷却機構を
    有して、該過冷却機構と流量調整弁により過冷却度を制
    御する制御手段を有することを特徴とする空気調和装
    置。
  6. 【請求項6】 前記過冷却機構の制御手段は蒸発器とし
    て作用する熱交換器の内、過冷却度を最も大きく設定さ
    れた熱交換器の過冷却度と流量調整弁の開度により制御
    されることを特徴とする請求項5記載の空気調和装置。
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