JP3748620B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外調機と複数の室内空調機とからなり、ビル等の空気調和に用いられるマルチタイプの空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のビル等の空気調和は多様化し、夏は冷房、冬は暖房といった単純なものではなくなっている。つまりビル等の内部では季節、部屋の方位や位置、OA機器等の負荷により空気調和システム内で冷房運転と暖房運転とを同時に行いたい場合がある。例えばビル内のインテリアゾーンでは冷房運転を、ペリメータゾーンでは暖房運転を行いたい場合がある。
また、春、秋の中間期には朝夕に暖房運転、昼間には冷房運転が求められる場合もある。そしてこの場合、冷房運転と暖房運転の切り換え時期が空調ゾーンの方角により異なり、南側では冷房運転に切り換わるべき条件に至っているのに、北側では依然暖房運転が継続される必要があることもある。さらにOA機器等の負荷の大きい所では、冬でも一日中冷房運転しなければならない場合もある。 しかもこれらの運転モード切り換えについては、機器が停止することなく連続して行われる必要がある。
【0003】
これらの要望に応えるには4パイプ式エアーハンドリングユニットと呼ばれる空調機がある。これは冷房専用と暖房専用の2つの熱交換器を内蔵し、空調負荷に合わせて冷房から暖房まで自由に給気温度を変えることができる空気調和装置である。
また、デュアルダクト方式と呼ばれ、冷房専用と暖房専用の2台のエアーハンドリングユニットからの給気を混合して空気調和を行う方式もある。
しかしながら、どちらも冷暖両方の熱源を用意したうえ、それぞれの廃熱は捨てられていることから、省エネルギーに反することや配管の水漏れ事故の多発等の理由から採用を控える傾向にある。
【0004】
そこで、冷暖同時運転ができて、水を使わないヒートポンプマルチエアコンが採用される場合がある。これは1台の室外ユニットと複数の室内ユニットで構成され、室内ユニットを空調ゾーンごとに設置し、室外ユニットと室内ユニットを液管、高圧ガス管、低圧ガス管で構成される配管で接続し、個々の室内ユニットが冷房運転と暖房運転を自由に運転可能な空気調和装置であり、冷暖同時運転時は省エネルギーとなり、コストも安い点から採用されている。
ところが、このヒートポンプマルチエアコンをビル空調のため設置すると、空調負荷状況により運転中に室内ユニットを冷房運転から暖房運転、またはその反対に切り換えたり、室外ユニットの熱交換器を蒸発モードから凝縮モード、またはその反対に切り換えることが頻繁に起こる。そこで、電磁弁を切り換えねばならず、その都度機器を停止して時間をかけて操作するしかなく、あるいは停止させずに操作させると異音が発生する問題があった。
【0005】
この異音の対策として、例えば特開平5−203275号公報に開示されたものがある。
これは、冷暖同時型ヒートポンプマルチエアコンにおいて、室外ユニットから来た吐出管(高圧ガス管)と室内ユニットとの間に第1の室内側切換弁を設け、また室外ユニットから来た吸入管(低圧ガス管)と室内ユニットとの間に第2の室内側切換弁を設けたものである。第1の室内側切換弁には並列に第1のバイパス回路を、そして第2の室内側切換弁には第2のバイパス回路を接続している。
【0006】
暖房運転から冷房運転に切り換える際には、室内ユニットにおいて、膨張弁を全閉かつ第1の室内側切換弁を閉とした状態を所定の時間維持した後、第2のバイパス回路を閉、第2の室内側切換弁、第1のバイパス回路および膨張弁を開とするよう制御される。
また、冷房運転から暖房運転に切り換える際には、第2の室内側切換弁および第2のバイパス回路を閉、膨張弁を全閉とした状態を所定の時間維持した後、第1のバイパス回路を閉、第1の室内側切換弁、第2のバイパス回路および膨張弁を開とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このヒートポンプマルチエアコンは冷暖同時運転はできるものの、吹き出し温度については制御の対象となっておらず、冷房から暖房まで任意の吹き出し温度を得るということはできない。さらに、複数の室内ユニットの間で冷媒を任意に分配する制御もできず、またコンプレッサの容量制御も十分でないため、吹き出し温度もまちまちであることから、室内が設定温度に達すると室内ユニットの制御弁を閉じ機能を停止してしまい、室温制御性が良いとは言いがたい。
また、室内空気循環型の空気調和方式であるため、外気処理機能のためには新たに外気処理装置を室内ユニットごとに設置しなければならず、設備コストを要するという問題がある。
【0008】
さらに、上記ヒートポンプマルチエアコンでは、室内ユニットはコンプレッサを運転中にモード切り換えが可能な場合もあるが、室内ユニットのモード変更を伴なう場合はコンプレッサを停止し、配管内が均圧されるのを待たねばならず、その間機器を停止しなければならない。
また、第1および第2のバイパス回路をモード変更時に所定の時間だけ開くようになっているが、冷凍サイクルの運転状態によって前後の差圧はまちまちであり、均圧に要する時間もその都度変動する。これをカバーして異音を確実に防止するためには、バイパス回路を開いておく時間を長く設定するしかなく、早急に変更しなければならないビル空調には不適当である。
【0009】
したがって、本発明は、上記従来の問題点に鑑み、外調機と複数の室内空調機を備える空気調和装置において、給気温度を制御でき、コンプレッサを停止することなく早急にかつ自由に室内空調機を冷房運転から暖房運転、あるいは暖房運転から冷房運転に切り換えができ、同じく外調機の熱交換器も蒸発モードから凝縮モード、あるいは凝縮モードから蒸発モードに切り換えができる空気調和装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、熱交換器、該熱交換器に付設された膨張弁、該膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を備える外調機と、それぞれ熱交換器、該熱交換器に付設された膨張弁、該膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を備え、冷凍サイクルの液管と高圧ガス管と低圧ガス管を形成する冷媒配管により外調機に並列に接続された複数の室内空調機とからなり、それぞれの室内空調機が個別に冷房運転または暖房運転に選択的に制御される空気調和装置において、外調機の熱交換器に接続されたガス管と前記高圧ガス管または低圧ガス管との間を、それぞれのガス管に付設された圧力センサの圧力差により流量調整可能な第1の接続手段で接続し、室内空調機の熱交換器に接続されたガス管と前記高圧ガス管または低圧ガス管との間を、それぞれのガス管に付設された圧力センサの圧力差により流量調整可能な第2の接続手段で接続したものとした。
【0011】
とくに上記の第1の接続手段は、外調機の熱交換器が蒸発モードから凝縮モードに変更になるとき外調機の熱交換器内の圧力と前記高圧ガス管の圧力が所定の圧力差以上に保持されるよう制限しながら高圧ガス管から冷媒を導通させ、外調機の熱交換器が凝縮モードから蒸発モードに変更になるとき外調機の熱交換器内の圧力と前記低圧ガス管の圧力が所定の圧力差以上に保持されるよう制限しながら低圧ガス管に冷媒を導通させ、それぞれ圧力差が所定値より小さくなったとき全開連通するように構成され、また、第2の接続手段は、室内空調機の熱交換器が暖房運転から冷房運転に変更になるとき室内空調機の熱交換器内の圧力と前記低圧ガス管の圧力が所定の圧力差以上に保持されるよう制限しながら低圧ガス管に冷媒を導通させ、室内空調機の熱交換器が冷房運転から暖房運転に変更になるとき室内空調機の熱交換器内の圧力と前記高圧ガス管の圧力が所定の圧力差以上に保持されるよう制限しながら高圧ガス管から冷媒を導通させ、それぞれ圧力差が所定値より小さくなったとき全開連通するように構成されることができる。
【0012】
さらに、外調機の流量調整弁は、蒸発モードから凝縮モードへの変更または凝縮モードから蒸発モードへの変更に際して閉じられ、第1の接続手段による制限された導通のあと所定時間だけ所定開度まで開かれて外調機の膨張弁近傍のガス状冷媒を除去するように構成されるのが好ましい。
また、室内空調機の流量調整弁も、暖房運転から冷房運転への変更または冷房運転から暖房運転への変更に際して閉じられ、第2の接続手段による制限された導通のあと所定時間だけ所定開度まで開かれて室内空調機の膨張弁近傍のガス状冷媒を除去するように構成されるのが好ましい。
【0013】
上記第1の接続手段または第2の接続手段は、それぞれその開度を制御される電子式流量調整弁で構成することができる。
あるいはまた、第1の接続手段または第2の接続手段を、主電磁弁と、副電磁弁およびキャピラリを直列に接続し主電磁弁に並列に接続されたバイパス回路で構成し、主電磁弁を閉じバイパス回路を開くことにより制限された導通を行ない、その後主電磁弁による接続に移行するものとすることもできる。
【0014】
【作用】
外調機の熱交換器の蒸発モード・凝縮モード間変更、あるいは室内空調機の冷房運転・暖房運転間の変更にあたって、まず第1または第2の接続手段で冷媒流量を制限させながら導通させて熱交換器内の冷媒圧力を減圧または昇圧させる。これにより、変更時の異音の発生が防止される。
とくに、接続手段の前後の圧力差が予め定められた値以下になったとき全開連通させものとすることにより、切り換えに要する時間が必要最小限で新たなモードでの運転が開始される。
【0015】
さらに、外調機や室内空調機の流量調整弁を新たなモードの運転開始にあたって所定時間だけ所定開度まで開くことにより、膨張弁と流量調整弁の間など膨張弁近傍のフラッシュガス等が除去される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施例の冷媒回路を示す。この実施例においては、2機の室内空調機50A、50Bは分岐ユニット40を介して、液管、低圧ガス管および高圧ガス管を形成する冷媒配管R1、R2、R3により、外調機30に対して並列に接続されている。
外調機30は能力可変のコンプレッサ1と熱交換器6を備える。コンプレッサ1の吐出側と吸い込み側の配管には、それぞれ圧力センサ11A、11Bが付設されている。
【0017】
外調機30には、さらに分岐ユニット40からの冷媒配管R1から熱交換器6方向に順に液タンク27、電子式の流量調整弁25、同じく電子式の膨張弁7が付設されている。熱交換器6の他端側の冷媒配管(ガス管)には、圧力センサ8が付設されるとともに、電子式の流量調整弁5Aを介して冷媒配管R2に接続され、また流量調整弁5Bを介して冷媒配管R3に接続されている。冷媒配管R2はまたアキュムレータ3に接続され、冷媒配管R3はコンプレッサ1の吐出側に接続されている。さらに熱交換器6には送風機21を備えている。
【0018】
分岐ユニット40は電子式の流量調整弁13A、13B、23A、23Bが備えられ、流量調整弁13A、13Bはそれぞれ室内空調機50A、50Bを冷媒配管R2に連通可能とし、流量調整弁23A、23Bはそれぞれ室内空調機50A、50Bを冷媒配管R3に連通可能とする。
【0019】
室内空調機50Aは、熱交換器18Aと、これに付設された送風機24Aを備える。熱交換器18Aの一方の端は、分岐ユニット40を通り冷媒配管R1に接続され、他端方は分岐ユニット40の流量調整弁13Aと23Aに接続される。
上記熱交換器18Aの一端側の冷媒配管R1には、分岐ユニット40から熱交換器18A方向に順に電子式の流量調整弁14A、同じく電子式の膨張弁15Aが設けられている。
また、熱交換器18Aの反対側には圧力センサ16Aが付設されている。
熱交換器18Aで熱交換され、送風機24Aにより吹き出される給気は、ダクトにより空調ゾーンへ導かれる。
室内空調機50Bも室内空調機50Aと同様に構成され、それぞれ参照番号にBを付して示す。
【0020】
図2は、上記室内空調機および外調機における制御装置を示す。制御装置はマイクロコンピュータおよびその周辺機器からなる。すなわち、空調機制御部31には外調機のための周辺機器として、膨張弁7の駆動制御部34、流量調整弁25、5A、5Bの駆動制御部48、圧力センサ8、11A、11Bのための圧力変換器37、コンプレッサ1のためのインバータ回路32が接続されている。
【0021】
一方、室内空調機50Aのための制御機器として、膨張弁15Aの駆動制御部39A、流量調整弁14A、13A、23Aの駆動制御部41A、圧力センサ16Aのための圧力変換器43Aが空調機制御部31に接続されている。
室内空調機50Bのための制御機器についても室内空調機50Aのための制御機器と同様のものが接続され、それぞれ参照番号にBを付して示す。
空調機制御部31は、上記室内空調機50A、50Bの負荷量を演算し、コンプレッサ1を駆動する。
【0022】
つぎに、上記構成における作動について説明する。
図3は、全ての室内空調機が冷房運転される全冷房運転時の冷媒の流れを示す。
全ての室内空調機が冷房運転されるときには、外調機においては流量調整弁5Bが全開状態、流量調整弁5Aが全閉状態となり、分岐ユニットにおいては流量調整弁13A、13Bがそれぞれ全開状態、23A、23Bが全閉状態となるよう制御される。外調機の熱交換器6は凝縮器、各室内空調機の熱交換器18A、18Bは蒸発器として作用する。
【0023】
すなわち、外調機30において、コンプレッサ1からの高圧ガス冷媒は、矢示のように流量調整弁5Bを通り、熱交換器6で液化する。それから液タンク27、冷媒配管R1、分岐ユニット40を経て冷媒は分岐配管より分岐され、各流量調整弁14A、14Bに並列に入り、続いて膨張弁15A、15Bにより減圧されて、低温の気液混合状態になる。
つぎに、冷媒は熱交換器18A、18Bにおいて還気と熱交換され、ガス状の冷媒となる。そして、流量調整弁13A、13Bを経て、冷媒配管R2、アキュムレータ3を経てコンプレッサ1に戻る。
流量調整弁5A、5Bが発明の第1の接続手段を構成し、流量調整弁13A、13B、23A、23Bが第2の接続手段を構成している。
【0024】
この間における外調機30の膨張弁7、流量調整弁25、各室内空調機50A、50Bの流量調整弁14A、14B、膨張弁15A、15Bの制御は以下のように行われる。
まず、空調機制御部31により膨張弁7は全開状態に保持される。流量調整弁25は室内空調機50A、50Bの負荷状態により開度を制御される。また、流量調整弁14A、14Bは室内空調機50A、50Bの給気温度により開度を制御される。膨張弁15A、15Bは熱交換器18A、18Bの過熱度により制御される。つまり、流量調整弁14A、14Bが室内空調機50A、50Bの容量制御を行っている。
【0025】
つぎに、全ての室内空調機が暖房運転される全暖房運転時の冷媒の流れを図4を参照して説明する。
全ての室内空調機が暖房運転されるときには、外調機においては流量調整弁5Aが全開状態、流量調整弁5Bが全閉状態となり、分岐ユニット40においては流量調整弁23A、23Bが全開状態、流量調整弁13A、13Bが全閉状態となるよう制御される。外調機30の熱交換器6は蒸発器、各室内空調機の熱交換器18A、18Bが凝縮器として作用する。
【0026】
すなわち、外調機30のコンプレッサ1からの高圧ガス冷媒は、冷媒配管R3を経て、分岐ユニット40に入る。冷媒はここで分岐され、流量調整弁23A、23Bを通って、各室内空調機50A、50Bの熱交換器18A、18Bに入って液化される。
このあと、膨張弁15A、15B、流量調整弁14A、14Bを経たあと分岐ユニット40、冷媒配管R1を通り外調機30の液タンク27に入る。さらに、液タンク27を出た冷媒は流量調整弁25を経て膨張弁7に入り減圧され、低温の気液混合状態になり熱交換器6に入る。冷媒は熱交換器6で外気と熱交換されてガス状となり、流量調整弁5Aを経てアキュムレータ3に入り、コンプレッサ1に戻る。
【0027】
この間における流量調整弁14A、14B、膨張弁15A、15B、流量調整弁25、膨張弁7の制御は以下のように行われる。
まず、空調機制御部31により、流量調整弁14A、14Bは室内空調機50A、50Bの給気温により開度が制御される。膨張弁15A、15Bは全開に保持される。また、流量調整弁25は室内空調機50A、50Bの給気温により開度を制御される。そして、膨張弁7は熱交換器6の過熱度により制御される。
【0028】
つぎに、冷房運転と暖房運転が平行して行われる場合の制御は、冷房運転の室内空調機の流量調整弁、膨張弁は全冷房運転の室内空調機の制御と同様で、暖房運転の室内空調機の流量調整弁、膨張弁は全暖房運転の室内空調機の制御と同様である。そして、外調機の流量調整弁、膨張弁の制御は、室内空調機の冷房負荷が暖房負荷より大きい場合は、外調機の熱交換器が凝縮器として作用するため全冷房運転のときの外調機と同様になり、室内空調機の暖房負荷が冷房負荷より大きい場合は、外調機の熱交換器が蒸発器として作用するため全暖房運転のときの外調機と同様となる。
【0029】
つぎに室内空調機が冷房運転から暖房運転に変更される場合の作動について説明する。
まず室内空調機50Aが冷房運転されているときは、図3の室内空調機50Aに矢示で示すように冷媒が流れている。
ここで室内空調機50Aが暖房運転に切り換わるべき条件になると、空調機制御部31はまず流量調整弁14A、13Aを全閉にする。また、膨張弁15Aを全開にする。
つぎに流量調整弁23Aを中間開度だけ開いて熱交換器18Aや室内空調機50Aの配管内に冷媒配管R3から冷媒を導くと、熱交換器18Aの圧力が上昇する。ここで空調機制御部31は圧力センサ16Aと11Aより流量調整弁23A前後の圧力を検出し、差圧を演算する。そして予め定められた値以下になるまでこの状態を保持する。
換言すれば、流量調整弁23Aが中間開度に抑さえられる結果流れが制限され、熱交換器18A内の圧力と高圧ガス管である冷媒配管R3の圧力が所定の圧力差以上に保持され、徐々に均圧方向へ向かい自然に圧力差が小さくなるまでこの状態が続く。
【0030】
つぎに、差圧が定められた値以下になれば、流量調整弁23Aを全開にする。さらに、予め定められた時間だけ流量調整弁14Aをほぼ全開まで開く。このとき、熱交換器18A内や膨張弁15A前後に溜まったフラッシュガスを冷媒配管R1へ逃がすことができる。
つぎに、流量調整弁14Aを閉じ方向に駆動し、その後流量調整弁14Aは室内空調機50Aの給気温度により制御され、室内空調機50Aは暖房運転を始める。このときの冷媒の流れは図4の室内空調機50Aのように流れる。
【0031】
つぎに室内空調機が暖房運転から冷房運転に変更される場合の作動について説明する。
まず室内空調機50Aが暖房運転されているときは、図4の室内空調機50Aに矢示で示すように冷媒が流れている。
ここで室内空調機50Aが冷房運転に切り換わるべき条件になると、空調機制御部31はまず流量調整弁14A、23Aを全閉にする。つぎに流量調整弁13Aを中間開度だけ開いて熱交換器18Aや室内空調機50A内の配管の冷媒を冷媒配管R2へ逃がすと、熱交換器18A内の圧力が下降する。ここで空調機制御部31は圧力センサ16Aと11Bより流量調整弁13A前後の圧力を検出し、差圧を演算する。そして予め定められた値以下になるまでこの状態を保持する。
換言すれば、流量調整弁13Aが中間開度に抑さえられる結果流れが制限され、熱交換器18A内の圧力と低圧ガス管である冷媒配管R2の圧力が所定の圧力差以上に保持され、徐々に均圧方向へ向かい自然に圧力差が小さくなるまでこの状態が続く。
【0032】
つぎに、差圧が定められた値以下になれば、流量調整弁13Aを全開にする。さらに、予め定められた時間だけ流量調整弁14Aを全開、および膨張弁15Aをほぼ全開にする。この時、膨張弁15Aと流量調整弁14Aの間に溜まったフラッシュガスを熱交換器18Aへ逃がすことができる。
つぎに、膨張弁15Aと流量調整弁14Aを閉じ方向に駆動し、その後膨張弁15Aは熱交換器18Aの過熱度により制御され、流量調整弁14Aは室内空調機50Aの給気温度により制御されて、室内空調機は冷房運転を始める。このときの冷媒の流れは図3の室内空調機50Aのように流れる。
【0033】
つぎに外調機30の熱交換器6が蒸発モードから凝縮モードに変更される場合の作動について説明する。
まず外調機30の熱交換器6が蒸発モードで運転されているときは、図4の外調機30に矢示で示すように冷媒が流れている。ここで外調機30の熱交換器6が凝縮モードに切り換わるべき条件になると、空調機制御部31はまず流量調整弁25、5Aを全閉にする。また、膨張弁7を全開にする。
つぎに流量調整弁5Bを中間開度だけ開くと、熱交換器6内に冷媒配管R3から冷媒が導かれ熱交換器6内の圧力が上昇する。ここで空調機制御部31は圧力センサ8と11Aより流量調整弁5B前後の圧力を検出し、差圧を演算する。そして予め定められた値以下になるまでこの状態を保持する。
換言すれば、流量調整弁5Bが中間開度に抑さえられる結果流れが制限され、熱交換器6内の圧力と高圧ガス管である冷媒配管R3の圧力が所定の圧力差以上に保持され、徐々に均圧方向へ向かい自然に圧力差が小さくなるまでこの状態が続く。
【0034】
つぎに、差圧が定められた値以下になれば、流量調整弁5Bを全開にする。さらに、予め定められた時間だけ流量調整弁25をほぼ全開まで開く。このとき、熱交換器6内や膨張弁7前後に溜まったフラッシュガスを冷媒配管R1へ逃がすことができる。
つぎに、流量調整弁25が閉じ方向に駆動された後、室内空調機50A、50Bの負荷により制御され、外調機30の熱交換器6は凝縮モードで運転を始める。このときの冷媒の流れは図3の外調機30のように流れる。
【0035】
つぎに外調機30の熱交換器6が凝縮モードから蒸発モードに変更される場合の作動について説明する。
まず外調機30の熱交換器6が凝縮モードで運転されているときは、図3の外調機30に矢示で示すように冷媒が流れている。ここで外調機30の熱交換器6が蒸発モードに切り換わるべき条件になると、空調機制御部31はまず流量調整弁25、5Bを全閉にする。つぎに流量調整弁5Aを中間開度だけ開くと、熱交換器6内の冷媒が冷媒配管R2へ逃げ圧力が下降する。ここで、空調機制御部31は圧力センサ8と11Bより流量調整弁5A前後の圧力を検出し、差圧を演算する。そして予め定められた値以下になるまでこの状態を保持する。
換言すれば、流量調整弁5Aが中間開度に抑さえられる結果流れが制限され、熱交換器6内の圧力と低圧ガス管である冷媒配管R2の圧力が所定の圧力差以上に保持され、徐々に均圧方向へ向かい自然に圧力差が小さくなるまでこの状態が続く。
【0036】
つぎに、差圧が定められた値以下になれば流量調整弁5Aを全開にする。さらに、予め定められた時間だけ流量調整弁25を全開、および膨張弁7を全開にする。この時、膨張弁7と流量調整弁25の間に溜まったフラッシュガスを熱交換器6へ逃がすことができる。
つぎに、膨張弁7と流量調整弁25を閉じ方向に駆動し、その後膨張弁7は熱交換器6の過熱度により制御され、流量調整弁25は室内空調機50A、50Bの負荷により制御されて、外調機30の熱交換器6は蒸発モードで運転を始める。
【0037】
上述した空調機制御部31における室内空調機および外調機のモード変更時における制御の流れが図5、図6、および図7、図8に簡潔に示される。
図5は室内空調機における冷房運転から暖房運転への変更時の流れを示す。まずステップ100で通常の冷房運転が行なわれており、つぎのステップ101で室内空調機を暖房運転に変更すべきかどうかのモード判断が行なわれる。ここで冷房運転が継続されるべき場合にはステップ100に戻る。また、暖房運転に変更されるべき場合は、ステップ102へ進む。
【0038】
ステップ102ではまず流量調整弁14A、13Aを全閉にし、膨張弁15Aを全開にし、また流量調整弁23Aを中間開度だけ開いて熱交換器18A内の圧力を昇圧させる。
つぎのステップ103では、圧力センサ16A、11Aよりそれぞれの圧力を検出し、ステップ104でその差圧を予め設定された所定値と比較して、差圧が所定値より小さくなるのを待ってステップ105へ進む。
【0039】
ステップ105では、流量調整弁23Aを全開にし、流量調整弁14Aをほぼ全開にする。そして、ステップ106でステップ105の状態が所定時間保持されたことを確認した後、ステップ107へ進む。
ステップ107では流量調整弁14Aの開度を閉方向に制御駆動して、ステップ108の暖房運転の制御に移る。
【0040】
次に、図6は室内空調機における暖房運転から冷房運転への変更時の流れを示す。まずステップ110で通常の暖房運転が行なわれており、つぎのステップ111で室内空調機を冷房運転に変更すべきかどうかのモード判断が行なわれる。
ここで暖房運転が継続されるべき場合にはステップ110に戻る。また、冷房運転に変更されるべき場合には、ステップ112へ進む。
ステップ112ではまず流量調整弁14A、23Aを全閉にし、膨張弁15Aを全開にし、流量調整弁13Aを中間開度だけ開いて熱交換器18A内の圧力を減圧させる。
【0041】
つぎのステップ113では、圧力センサ16A、11Bよりそれぞれの圧力を検出し、ステップ114でその差圧を予め設定された所定値と比較して、差圧が所定値より小さくなるのを待ってステップ115へ進む。
ステップ115では、流量調整弁13Aを全開にし、流量調整弁14Aと膨張弁15Aをほぼ全開にする。そして、ステップ116でステップ115の状態が所定時間保持されたことを確認した後、ステップ117へ進む。
ステップ117では流量調整弁14Aと膨張弁15Aの開度を閉方向に制御駆動して、ステップ118の冷房運転の制御に移る。
【0042】
上記図5、図6に示された室内空調機における暖房運転と冷房運転の相互間の切り替え制御は空気調和装置の運転中継続的に実行され、図5におけるステップ108は図6におけるステップ110となり、図6におけるステップ118は図5におけるステップ100となる。
【0043】
図7は外調機における凝縮モードから蒸発モードへの変更時の流れを示す。まずステップ200で通常の凝縮モードの運転が行なわれており、つぎのステップ201で外調機を蒸発モードに変更すべきかどうかのモード判断が行なわれる。
ここで、凝縮モード運転が継続されるべき場合にはステップ200に戻る。また、蒸発モード運転に変更されるべき場合には、ステップ202へ進む。
ステップ202では、まず流量調整弁25、5Bを全閉にし、膨張弁7を全開にし、流量調整弁5Aを中間開度だけ開いて熱交換器6内の圧力を減圧させる。
【0044】
つぎのステップ203では、圧力センサ8、11Bよりそれぞれの圧力を検出し、ステップ204でその差圧を予め設定された所定値と比較して、差圧が所定値より小さくなるのを待ってステップ205へ進む。
ステップ205では流量調整弁5Bを全開にし、流量調整弁25と膨張弁7をほぼ全開にする。そして、ステップ206でステップ205の状態が所定時間保持されたことを確認した後、ステップ207へ進む。
ステップ207では流量調整弁25と膨張弁7の開度を閉方向に制御して、ステップ208の蒸発モード運転に移る。
【0045】
次に、図8は外調機における蒸発モードから凝縮モードへの変更時の流れを示す。まずステップ210で通常の蒸発モードの運転が行なわれており、つぎのステップ211で外調機を凝縮モードに変更すべきかどうかのモード判断が行なわれる。
ここで、蒸発モード運転が継続されるべき場合にはステップ210に戻る。また、凝縮モード運転に変更されるべき場合には、ステップ212へ進む。
ステップ212では、まず流量調整弁25、5Aを全閉にし、膨張弁7を全開にし、流量調整弁5Bを中間開度だけ開いて熱交換器6内の圧力を昇圧させる。
【0046】
つぎのステップ213では、圧力センサ8、11Aよりそれぞれの圧力を検出し、ステップ214でその差圧を予め設定された所定値と比較して、差圧が所定値より小さくなるのを待ってステップ215へ進む。
ステップ215では、流量調整弁5Bを全開にし、流量調整弁25をほぼ全開にする。そして、ステップ216でステップ215の状態が所定時間保持されたことを確認した後、ステップ217へ進む。
ステップ217では流量調整弁25を閉方向に制御駆動して、ステップ218の凝縮モード運転に移る。
【0047】
上記図7、図8に示された外調機における凝縮モードと蒸発モードの運転相互間の切り換え制御は空気調和装置の運転中継続的に実行され、図7におけるステップ208は図8におけるステップ210となり、図8におけるステップ218は図7におけるステップ200となる。
【0048】
本実施例は以上のように構成され、外調機と複数の室内空調機が並列に接続され、外調機と各室内空調機の熱交換器のガス管を高圧ガス管または低圧ガス管との間をそれぞれ流量調整弁で接続した空気調和装置において、外調機の凝縮モードと蒸発モードの運転相互間、室内空調機の冷房運転と暖房運転の相互間の切り替えに際して、まず流量調整弁を中間開度だけ開き熱交換器内の冷媒圧力を減圧または昇圧し、熱交換器内の冷媒圧力を高圧ガス管または低圧ガス管との圧力差を所定値以下にしたあと流量調整弁を全開するようにした。これにより、冷凍サイクルの運転状況に応じて最小時間で切り換えができる。
【0049】
また切り換え時の流量調整弁前後の圧力差が緩和され、冷媒が急激に流れることがないため、異音の発生もない。
さらに、膨張弁と冷媒流量制御用の流量調整弁を所定時間だけ開くことにより両弁間に溜まったフラッシュガスを除去するようにしているので、流量調整弁や膨張弁の制御性を損なうことがなく、切り替え後の立ち上がり特性が向上する。
【0050】
図9は本発明の第2の実施例を示す。この実施例は、上述の第1の実施例の冷媒回路に対して、外調機内の流量調整弁5A、5B、そして分岐ユニット内の流量調整弁13A、13B、23A、23Bのかわりに、それぞれ主電磁弁で切り換えができるようにするとともに、さらに開閉可能の副電磁弁と減圧用のキャピラリを直列に接続したバイパス回路を各主電磁弁に並列に接続したものである。
【0051】
すなわち、分岐ユニット40’内には主電磁弁63A、63B、66A、66Bが備えられ、主電磁弁63A、63Bはそれぞれ室内空調機50A、50Bを冷媒配管R2に連通可能とし、主電磁弁66A、66Bはそれぞれ室内空調機50A、50Bを冷媒配管R3に連通可能とする。
また、主電磁弁63A、63B、66A、66Bにはそれぞれ並列にバイパス回路が接続され、バイパス回路には減圧用のキャピラリ65A、65B、68A、68Bと副電磁弁64A、64B、67A、67Bがそれぞれ直列に設けられている。
【0052】
外調機30’でも、熱交換器6のガス管側の冷媒配管を主電磁弁60Aを介して冷媒配管R2と接続し、主電磁弁60Bを介して冷媒配管R3に接続している。
また、上記主電磁弁60A、60Bにはそれぞれバイパス回路が接続され、バイパス回路には減圧用のキャピラリ62A、62Bと副電磁弁61A、61Bがそれぞれ直列に設けられている。
その他の構成は第1の実施例と同じである。また各運転モードにおける冷媒の流れも第1の実施例と同じである。
【0053】
そして、運転モードの変更にあたっては、新たに接続すべき配管側について、まず主電磁弁が閉じられた状態で、バイパス回路の副電磁弁を開く。これにより、冷媒はキャピラリにより制限され減圧されて導通される。その前後の圧力差が所定値以下になると主電磁弁が開かれるとともに副電磁弁が閉じられる。
【0054】
この実施例では、主電磁弁60A、60Bおよびこれらにそれぞれ付設されたキャピラリ62A、62Bと副電磁弁61A、61Bを備えるバイパス回路が発明の第1の接続手段を構成し、主電磁弁63A、63B、66A、66Bおよびこれらにそれぞれ付設されたキャピラリ65A、65B、68A、68Bと副電磁弁64A、64B、67A、67Bを備えるバイパス回路が第2の接続手段を構成している。
【0055】
この実施例では、室内空調機あるいは外調機の熱交換器が運転モードの切り換えに際して、第1の実施例で流量調整弁を中間開度に開くべきとき、これに代えてバイパス回路を通じさせることにより、そのキャピラリの減圧効果により徐々に連通するので同様の機能を得ることができる。またその後のフラッシュガスの除去については第1の実施例と同じである。
この実施例によれば、第1の実施例と同じ効果を発揮するとともに、特殊な流量調整弁を使用しないでも安価に販売されている汎用部品により構成することができ、公知の冷媒回路であるので設計も容易であるという利点がある。
【0056】
なお、上記各実施例では室内空調機が2台接続されたものを示したが、室内空調機の台数はこれに限定されることなく、3台以上でも同様に実施可能であり、また第1の実施例と第2の実施例を組み合わせて実施してもよい。
さらに、分岐ユニットについても必ず設置する必要はなく、分岐ユニットを廃止して第2の接続手段としての流量調整弁、あるいは電磁弁とバイパス回路を各室内空調機に設置することもできる。
【0057】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明は、外調機と複数の室内空調機が並列に接続された空気調和装置において、外調機と各室内空調機の熱交換器のガス管と高圧ガス管または低圧ガス管との間をそれぞれ流量調整可能な第1、第2の接続手段で接続したので、外調機または室内空調機の熱交換器が運転モードを変更するに際して、接続切り換え時の冷媒の流量を制限することにより、熱交換器内の冷媒圧力が減圧または昇圧されて、異音の発生が防止される。
【0058】
またとくに、接続手段の前後の圧力差が予め定められた値以下になったとき全開連通させることにより、切り換えに要する時間が必要最小限で新たなモードでの運転が開始されるという効果が得られる。
したがってまた装置を一端停止することなく負荷の変化に迅速に対応して運転継続できて、冷房から暖房まで任意の温度で給気の可能な空気調和装置が提供でき、モード変更を要しない室内空調機に影響を及ぼすこともない。
【0059】
さらに、外調機や室内空調機の流量調整弁を新たなモードの運転開始にあたって所定時間だけ所定開度まで開くことにより、膨張弁と流量調整弁の間など膨張弁近傍に溜まったフラッシュガスを除去するので、膨張弁や流量調整弁の制御性を損なうことなく新しい運転モードの立ち上がり特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の冷媒回路を示す図である。
【図2】実施例における室内空調機および外調機の制御装置を示すブロック図である。
【図3】全冷房運転時の冷媒の流れを示す図である。
【図4】全暖房運転時の冷媒の流れを示す図である。
【図5】室内空調機における冷房運転から暖房運転への変更時の制御の流れを示すフローチャートである。
【図6】室内空調機における暖房運転から冷房運転への変更時の制御の流れを示すフローチャートである。
【図7】外調機における凝縮モードから蒸発モードへの変更時の制御の流れを示すフローチャートである。
【図8】外調機における蒸発モードから凝縮モードへの変更時の制御の流れを示すフローチャートである。
【図9】第2の実施例の冷媒回路を示す図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ
3 アキュムレータ
5A、5B 流量調整弁
6 熱交換器
7 膨張弁
8、11A、11B 圧力センサ
13A、13B、23A、23B 流量調整弁
14A、14B 流量調整弁
15A、15B 膨張弁
16A、16B 圧力センサ
18A、18B 熱交換器
21、24A、24B 送風機
25 流量調整弁
27 液タンク
30、30’ 外調機
31 空調機制御部
32 インバータ回路
34、48、39A、39B、41A、41B 駆動制御部
37 圧力変換器
40、40’ 分岐ユニット
43A、43B 圧力変換器
50A、50B 室内空調機
60A、60B、63A、63B、66A、66B 主電磁弁
62A、62B、65A、65B、68A、68B キャピラリ
61A、61B、64A、64B、67A、67B 副電磁弁
R1、R2、R3 冷媒配管

Claims (6)

  1. 熱交換器、該熱交換器に付設された膨張弁、該膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を備える外調機と、それぞれ熱交換器、該熱交換器に付設された膨張弁、該膨張弁と直列に設けられた流量調整弁を備え、冷凍サイクルの液管と高圧ガス管と低圧ガス管を形成する冷媒配管により前記外調機に並列に接続された複数の室内空調機とからなり、それぞれの室内空調機が個別に冷房運転または暖房運転に選択的に制御される空気調和装置において、
    前記外調機の熱交換器に接続されたガス管と前記高圧ガス管または低圧ガス管との間を、それぞれのガス管に付設された圧力センサの圧力差により流量調整可能な第1の接続手段で接続し、
    前記室内空調機の熱交換器に接続されたガス管と前記高圧ガス管または低圧ガス管との間を、それぞれのガス管に付設された圧力センサの圧力差により流量調整可能な第2の接続手段で接続したことを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記第1の接続手段は、外調機の熱交換器が蒸発モードから凝縮モードに変更になるとき該外調機の熱交換器内の圧力と前記高圧ガス管の圧力が所定の圧力差以上に保持されるよう制限しながら高圧ガス管から冷媒を導通させ、外調機の熱交換器が凝縮モードから蒸発モードに変更になるとき該外調機の熱交換器内の圧力と前記低圧ガス管の圧力が所定の圧力差以上に保持されるよう制限しながら低圧ガス管に冷媒を導通させ、それぞれ圧力差が所定値より小さくなったとき全開連通するように構成され、
    前記第2の接続手段は、室内空調機の熱交換器が暖房運転から冷房運転に変更になるとき該室内空調機の熱交換器内の圧力と前記低圧ガス管の圧力が所定の圧力差以上に保持されるよう制限しながら低圧ガス管に冷媒を導通させ、室内空調機の熱交換器が冷房運転から暖房運転に変更になるとき該室内空調機の熱交換器内の圧力と前記高圧ガス管の圧力が所定の圧力差以上に保持されるよう制限しながら高圧ガス管から冷媒を導通させ、それぞれ圧力差が所定値より小さくなったとき全開連通するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記外調機の流量調整弁は、前記蒸発モードから凝縮モードへの変更または凝縮モードから蒸発モードへの変更に際して閉じられ、前記第1の接続手段による制限された導通のあと所定時間だけ所定開度まで開かれて外調機の膨張弁近傍のガス状冷媒を除去することを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  4. 前記室内空調機の流量調整弁は、前記暖房運転から冷房運転への変更または冷房運転から暖房運転への変更に際して閉じられ、前記第2の接続手段による制限された導通のあと所定時間だけ所定開度まで開かれて室内空調機の膨張弁近傍のガス状冷媒を除去することを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  5. 前記第1の接続手段または第2の接続手段が、その開度を制御される電子式流量調整弁で構成されることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の空気調和装置。
  6. 前記第1の接続手段または第2の接続手段が、主電磁弁と、副電磁弁およびキャピラリを直列に接続し前記主電磁弁に並列に接続されたバイパス回路で構成され、前記主電磁弁を閉じバイパス回路を開くことにより前記制限された導通を行ない、その後主電磁弁による接続に移行するものであることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の空気調和装置。
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