JP2968392B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JP2968392B2
JP2968392B2 JP4139013A JP13901392A JP2968392B2 JP 2968392 B2 JP2968392 B2 JP 2968392B2 JP 4139013 A JP4139013 A JP 4139013A JP 13901392 A JP13901392 A JP 13901392A JP 2968392 B2 JP2968392 B2 JP 2968392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
liquid
refrigerant
pipe
indoor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4139013A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05332630A (ja
Inventor
進 中山
小国研作
戸草健治
北條俊幸
寛 竹中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4139013A priority Critical patent/JP2968392B2/ja
Publication of JPH05332630A publication Critical patent/JPH05332630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2968392B2 publication Critical patent/JP2968392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/31Low ambient temperatures

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の冷凍サイク
ルの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】室外ユニットに複数台の室内ユニットを
配管で接続した所謂マルチ空気調和機において、室外ユ
ニットが室内ユニットより上方(例えば屋上)に設置さ
れ、室内ユニット間に高低差がある場合には、これら室
内ユニットの暖房運転は、ユニット間の高低差分の液ヘ
ッドにより、下方に設置された室内ユニットの暖房能力
の低下を招く。これを防止するための従来技術として、
特開平03−294752号公報記載のように、各室内
ユニットの能力を比較し、能力が不足している室内ユニ
ットがあれば、他の上方の室内ユニットのうち能力が最
大の室内ユニットの液配管側に取り付けられている冷媒
流量制御弁を絞る様にしたものがある。
【0003】他方、冷房運転する空気調和機、または室
外熱交換器を凝縮器として冷暖房同時運転(複数の室内
ユニットのうち或るものを冷房運転しつつ同時に他のも
のを暖房運転する運転)をするマルチ空気調和機におい
て、外気温度が低いときに、凝縮器(室外熱交換器)の
凝縮能力が高まることに伴う圧縮機吐出圧力の低下を防
ぐために、特開平02−223776号または特開平0
3−140757号公報記載のように、室外熱交換器出
口の冷媒流量制御弁を絞って流路抵抗を大きくする方
式、又は、圧縮機の吐出ガスの一部をレシーバの入口に
導いてレシーバ内の液冷媒を室外熱交換器に移し、室外
熱交換器の伝熱面積を液冷媒で減少させ、凝縮能力を低
下させて圧縮機の吐出圧力を高める方式のものがあり、
これにより、外気低温時の冷房運転または冷暖房同時運
転が良好に行えるようにしている。
【0004】また、他方、空調機の冷凍サイクルの冷媒
封入量を節減することが近年望まれているが、それがで
きる空気調和機として、特開昭63−197853号公
報記載のように、凝縮器出口に設置した毛細管で冷媒を
減圧し、液配管内の冷媒を低圧の気液二相流にすること
によって封入冷媒量を節減しているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記第1の従来技術で
は、暖房運転で室内ユニット間に高低差がある場合、下
方の室内ユニットの暖房能力を確保するために、上方の
室内ユニットのうち能力が最大の室内ユニットの冷媒流
量制御弁を絞る様にしているが、それが能力に影響を及
ぼすまでに時間がかかるために、該冷媒流量制御弁が絞
りすぎになって能力低下を招くことがある。
【0006】よって、本発明の第1の目的は、室内ユニ
ット間に高低差があるマルチ空調機において、暖房運転
の場合に、各室内ユニットが常に暖房能力を確保し、安
定した運転ができる様にすることである。
【0007】他方、冷房運転又は冷暖房同時運転で外気
温度が低い場合に室外熱交換器出口の冷媒流量制御弁を
絞る前記第2の従来技術の方式では、該弁を絞り過ぎた
とき、液配管内の圧力が異常に低下し、これが冷房室内
ユニットでさらに減圧されるために、圧縮機吸入圧力が
低下し、それに伴って圧縮機吐出圧力も低下する。圧縮
機吐出圧力が低下すると、室外熱交換器出口の冷媒流量
制御弁をさらに絞り、圧縮機の吸入圧力及び吐出圧力と
もさらに低下するという具合になって圧縮機の吸入圧力
および吐出圧力の異常低下を招き、運転不可能となる恐
れがある。
【0008】よって、本発明に先行する実施態様例(以
下「先行例」という)の目的は、冷房運転中の空調機、
又は室外熱交換器を凝縮器として冷暖房同時運転中の空
調機において、外気温度が低いとき、室外熱交換器の凝
縮能力が高まることに伴う圧縮機吐出圧力の低下を防ぐ
ために室外熱交換器出口の冷媒流量制御弁を絞る場合に
も、該冷媒流量制御弁の絞りすぎによる圧縮機の吸入圧
力及び吐出圧力の異常低下を招くことなく安定した運転
ができる様にすることである。
【0009】冷暖房同時運転で外気温度が低い場合に圧
縮機吐出ガスの一部をレシーバ入口に導いてレシーバ内
の液冷媒を室外熱交換器に移す前記第3の従来技術の方
式は、室外熱交換器出口の冷媒流量制御弁と組み合わせ
て使われる。すなわち、外気温度が非常に低いときは該
冷媒流量制御弁を絞り、外気温度がさほど低くないとき
は該冷媒流量制御弁をあまり絞らないようにしている。
該冷媒流量制御弁を絞っても圧縮機吐出ガスの一部が液
配管側にバイパスされているので液配管内の圧力は大き
く低下することはない。しかし、この方式では、外気温
度がさほど低くないときは、冷媒流量制御弁をあまり絞
らないので、液配管内の圧力は比較的高く、暖房室内ユ
ニットが室外ユニットより下方にある場合には、暖房室
内ユニットに液ヘッドが作用し、暖房室内ユニットの冷
媒出口圧力が上昇して、暖房室内ユニットに冷媒が流れ
にくくなり、暖房能力不足を生じる恐れがある。
【0010】よって、本発明の第の目的は、室外熱交
換器を凝縮器として冷暖房同時運転中のマルチ空調機に
おいて、外気温が低いとき、室外熱交換器の凝縮能力が
高まることに伴う圧縮機吐出圧力の低下を防ぐために圧
縮機吐出ガスの一部をレシーバ入口に導いた場合にも、
暖房室内ユニットの能力を確保することである。
【0011】凝縮器出口に毛細管を設けて液配管内の冷
媒を低圧の気液二相流にして封入冷媒量を節減する前記
第4の従来技術による空気調和機は、液配管内が気液二
相流なので、液配管内での圧力損失が大きく、配管長に
よって蒸発圧力が大きく変動する。特に、配管長が長い
ときは圧力損失が大きく、蒸発圧力が大幅に低下し、蒸
発器が凍結して空気調和機が停止する恐れがある。だか
らといって、これを防止するために液配管を太くする
と、封入冷媒量節減の目的に反することになる。
【0012】よって、本発明の第の目的は、封入冷媒
量節減のための液配管内の冷媒を気液二相状態にする空
気調和機において、液配管内の圧力が所定値より低くな
らないようにして、蒸発器での蒸発圧力の低下を防止す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的は、特許
請求の範囲の請求項1記載の、また第の目的は請求項
記載の、また第の目的は請求項又は記載の構成
によって達成することができる。
【0014】
【作用】請求項の空調機においては、室内ユニット間
に高低差がある暖房運転の場合、液ヘッド分の圧力を解
消して下方の室内ユニットの能力を確保するために、上
方の室内ユニットで能力が最大の室内ユニットの冷媒流
量制御弁を絞る。このとき、液冷媒圧力検出手段で液配
管内の圧力を検出しているので、この圧力が所定圧力よ
り下がったときは、上方の室内ユニットの冷媒流量制御
弁を絞らないようにする。これによって、上方の室内ユ
ニットの冷媒流量制御弁の絞りすぎによる能力低下を防
止できる。この場合、液冷媒圧力調整手段は上方室内ユ
ニットの冷媒流量制御弁である。
【0015】先行例の空調機においては、冷房運転又は
室外熱交換器が凝縮器となる冷暖房同解き転で外気温度
が低い場合、室外熱交換器出口の冷媒流量制御弁を絞
り、圧縮機吐出圧力の低下を防止する。このとき、液冷
媒圧力検出手段で液配管内の圧力を検出しているので、
この圧力が所定圧力より下がったときは、室外熱交換器
出口の冷媒流量制御弁を絞らないようにする。これによ
って、室外熱交換器出口の冷媒流量制御弁の絞りすぎに
よる液配管内圧力の異常低下が防止できる。
【0016】請求項の空調機においては、外気温度が
低いときに、圧縮機吐出ガスの一部をレシーバ入口にバ
イパスする。このとき、液配管内の圧力が所定圧力又は
所定圧力範囲になるように、バイパス回路の流路抵抗を
バイパス流量調整手段によって調整して、バイパス流量
を制御する。これによって、暖房室内ユニットに作用す
る液ヘッドの圧力分だけ液配管内圧力を下げることがで
き、液ヘッドによって生じる暖房能力不足が解消され
る。
【0017】請求項の空調機においては、液配管内の
冷媒を気液二相流にして冷媒封入量を節減している。こ
の場合、凝縮器出口の冷媒温度が検出手段によって検出
され、その温度から凝縮器出口の飽和圧力が推定でき
る。また、液冷媒圧力検出手段によって液配管内の圧力
が検出され、液配管内の圧力が前記飽和圧力より低く、
かつ、液配管出口圧力が蒸発器の目標蒸発圧力以上とな
るように、液配管内の圧力を液冷媒圧力調整手段で制御
する。これによって、液配管内を気液二相状態にでき、
しかも、液配管出口の圧力が目標蒸発圧力より高くでき
るので、蒸発器での圧力が大幅に低下することはなくな
る。
【0018】本発明の前提をなしている実施態様例(以
下「前提例」という)を図1に示す。本前提例は暖房専
用のマルチ空気調和機であり、その室外ユニット1は建
物の屋上に設置され、圧縮機81、室外熱交換器11、
室外冷媒流量制御弁21、室外ファン31で構成されて
いる。また、圧縮機81の出口には圧力センサ17cが
取り付けられており、これにより圧縮機吐出圧力が検知
され、その信号が制御装置201に入力される。室内ユ
ニット2,3は、それぞれ、室内熱交換器12,13、
室内冷媒流量制御弁22,23、室内ファン32,33
で構成されている。室外冷媒流量制御弁21及び室内冷
媒流量制御弁22,23の開度は室外ユニット1内の制
御装置201によって制御される。室内ユニット2は建
物内の上方階に設置され、室内ユニット3は下方階に設
置されており、室内ユニット2,3間には高低差があ
る。室内ユニット2,3と室外ユニット1とはガス配管
121と液配管111で接続されている。下方の室内ユ
ニット3においては、液配管111に液冷媒圧力検出手
段として圧力センサ17aが取り付けられており、これ
により室内ユニット3の液冷媒圧力が検出できるように
なっている。圧力センサ17aで検出された液冷媒圧力
は室外ユニット1内の制御装置201に入力される。
【0019】なお、本前提例では、室内ユニットは2台
であるが、3台以上の室内ユニットが設けられている場
合も構成は上記と同様である。
【0020】次に、動作を説明する。圧縮機81から吐
出された高圧高温の冷媒ガスはガス配管121を通って
各室内ユニット2,3に送られ、室内熱交換器12,1
3で室内ファン22,23によって送風された室内空気
と熱交換され、冷媒は凝縮して液冷媒となり、室内空気
は温められ室内が暖房される。この液冷媒は室内ユニッ
ト2,3の室内冷媒流量制御弁22,23を通過し、液
配管111を通って室外ユニット2へ戻り、室外冷媒流
量制御弁21で減圧されて室外熱交換器11へ入り、室
外ファン31によって送風された室外空気と熱交換さ
れ、冷媒は蒸発して圧縮機81へ吸入され、再び圧縮さ
れ吐出される。このような動作によって暖房運転が行わ
れる。
【0021】ところで、液配管111中には液冷媒が流
れているため、下方の室内ユニット3には上方の室内ユ
ニット2との高低差分の液ヘッドが作用し、室内ユニッ
ト3の冷媒出口での液配管内の圧力は室内ユニット2の
冷媒出口での液配管内の圧力よりも高くなり、室内ユニ
ット2に比較して室内ユニット3には冷媒が流れにくく
なり、室内ユニット3の暖房能力が不足する。これを防
ぐため、本実施例では、例えば、各室内ユニット2,3
の吸い込み空気温度と吹き出し空気温度を不図示の温度
センサで検出して制御装置201に入力し、制御装置2
01でそれらの温度差から各室内ユニットの暖房能力を
求め、室内ユニット3の暖房能力が不足しているときに
は、制御装置201は上方の室内ユニット2の冷媒流量
制御弁22(三台以上の室内ユニットが設置されている
場合は、上方に位置する室内ユニットのうち能力が最大
の室内ユニットの冷媒流量制御弁)の開度を小さくする
ように操作信号を冷媒流量制御弁22へ送る。これによ
って、冷媒流量制御弁22は絞られ、該弁22での圧力
損失が増加し、液配管111内の圧力が下がり、これに
より室内ユニット3に冷媒が流れやすくなり、室内ユニ
ット3の暖房能力が確保される。この場合、室内ユニッ
ト3に設置した圧力センサ17aで室内ユニット3での
液配管111内の圧力が、また、圧力センサ17cで圧
縮機吐出圧力が検出され、それらの信号が制御装置20
1に入力されており、制御装置201は、圧力センサ1
7aで検出された液配管111内圧力が所定圧力、例え
ば、圧力センサ17cで検出された圧縮機吐出圧力より
所定圧力差ΔPだけ低い圧力、となるように、室内ユニ
ット2の冷媒流量制御弁22の開度を制御し、もし、上
記圧力センサ17aで検出された液配管111内の圧力
が上記所定圧力より下がったときは、制御装置201
は、室内ユニット2の冷媒流量制御弁22をそれ以上絞
らない様に制御する。この様な制御により、上方の室内
ユニットの冷媒流量制御弁の絞りすぎによる能力低下を
防止しつつ、各室内ユニットの暖房能力を常に充分確保
することが可能となる。
【0022】本発明の実施例を図2に示す。本実施例
は複数の室内ユニットの冷房運転または暖房運転のいず
れかに切換可能なマルチ空調機であり、室外ユニット1
には四方弁61が取り付けられており、冷房運転と暖房
運転が切り換えられるようになっている。圧縮機81の
吐出側配管には圧力センサ17cが取り付けられてい
る。また、室外ユニット1内には液配管111に圧力セ
ンサ17bが取り付けられ、室内ユニット3には液配管
111に圧力センサ17aが取り付けられている。他の
構成は図1と同様であり、室内ユニット2が室内ユニッ
ト3より高い所にあることも図1と同様である。
【0023】暖房運転時には、冷媒が実線矢印で示す流
れとなるように、四方弁61が切り換えられる。これに
より、冷媒の流れは図1に示す前提例の場合と同様にな
り、暖房運転が行われる。この暖房運転時における室内
ユニット間の高低差分の液ヘッドに因る問題、および、
それに対処するための制御は、図1の前提例で述べたの
と同様である。室内ユニット3での液配管111内の圧
力は、液配管111の高低差と圧力損失を考慮すれば、
室外ユニット1に取り付けた圧力センサ17bで検出し
た圧力から求めることができるので、これを用いれば、
圧力センサ17aは必ずしも必要でなく、コストダウン
のためにこれを省いてもよい。なお、図1に示した前提
例においても、これと同様の考えに基づき、圧力センサ
17aの代りに図2に示した様に室外ユニット内の液配
管圧力センサ17bを設け、この圧力センサ17bの検
出圧力を用いて前述と同様の制御を行うようにすること
によってもその目的を達し得る。
【0024】次に、冷房運転について説明する。四方弁
61は冷媒が破線矢印で示す流れとなるように切り換え
られる。圧縮機から吐出された冷媒ガスは、室外熱交換
器11で室外ファン31で送風された室外空気と熱交換
され、凝縮して液冷媒となり、室外冷媒流量制御弁2
1、液配管111を通って、各室内ユニット2,3へ入
る。各室内ユニット2,3では室内冷媒流量制御弁2
2,23で液冷媒が減圧され、室内熱交換器12,13
へ入る。室内交換器12,13へ入った冷媒は、室内フ
ァンによって送風された室内空気と熱交換され蒸発す
る。これにより、室内空気は冷却され、室内が冷房され
る。蒸発した冷媒はガス配管121を通って、室外ユニ
ット1へ戻り、圧縮機81に吸入され、再び圧縮され吐
出される。
【0025】この冷房運転時に、外気温度が低いとき
は、室外熱交換器11での凝縮能力が大きくなるため、
圧縮機の吐出圧力が下がり、それに伴なって、吸入圧力
も下がり、室内熱交換器12,13内の蒸発圧力も低下
し、これによって、例えば、室内熱交換器12,13が
冷えすぎてその空気側に霜が付着し通風抵抗が大きくな
って冷房ができなくなるといった事態が起こる恐れがあ
る。そこで、外気温度が低いとき、室外熱交換器の凝縮
能力が高くなることに伴う圧縮機吐出圧力の低下を防ぐ
ために、室外冷媒流量制御弁21の開度を制御装置20
1によって絞り、圧縮機吐出圧力が所定値または所定範
囲になるように制御する。この場合、液配管111内の
圧力も圧力センサ17bで検出し、該圧力センサ17b
で検出される液冷媒圧力が所定圧力、例えば、圧力セン
サ17cで検出された圧縮機吐出圧力より所定圧力差Δ
Pだけ低い圧力、より下ったときは、制御装置201は
室外冷媒流量制御弁21を絞らないか、または、所定開
度だけ開く制御を行う。これにより、室外冷媒流量制御
弁21の絞りすぎによる液配管111内の圧力の異常低
下が起こらない様にする。
【0026】本実施例においては、以上述べた制御によ
り、暖房運転の場合には、図1の前提例の場合と同様の
作用効果が奏せられ、また、冷媒運転の場合には、外気
温が低いときに、室外熱交換器の凝縮能力の増大に伴う
圧縮機吐出圧力の低下を防止すると共に、室外流量制御
弁21の絞りすぎによる液配管111内の圧力の異常低
下、ひいては、圧縮機の吸入圧力および吐出圧力の異常
低下を防止する作用効果が奏せられる。
【0027】本発明に先行する先行例を図3に示す。本
先行例は、複数の室内ユニットの冷房運転、暖房運転、
または、或る室内ユニットを冷房運転しつつ他の室内ユ
ニットを暖房運転する所謂冷暖房同時運転、のいずれに
も切換え可能なマルチ空気調和機に関するものである
が、図3は室内ユニット2が冷房、室内ユニット3,4
が暖房される冷暖房同時運転状態を示している。室外ユ
ニット1の圧縮機81の吐出側は2つの四方弁61a,
61bに接続されている。四方弁61aは、圧縮機81
の吐出側と室外熱交換器11aの一端を連通し、圧縮機
81の吸入側とガス配管121を逆止弁71を介して接
続するように切換えられている。四方弁61bは、圧縮
機81の吐出側とガス配管121の一端を連通し、圧縮
機81の吸入側と室外熱交換器11bの一端を連通する
ように切換えられている。圧縮機81の吸入側にはアキ
ュムレータ91が取り付けられている。室外熱交換器1
1a,11bの他端にはそれぞれ室外冷媒流量制御弁2
1a,21bの一端が接続され、室外冷媒制御弁21
a,21bの他端同志は結合され、さらに、レシーバ1
01に接続されている。レシーバ101には室内ユニッ
トにつながる液配管111の一端が接続されている。室
外冷媒流量制御弁21a,21bの他端同志の結合部か
らレシーバ101までの液配管と、圧縮機81の吸入側
とは、液冷媒流量制御弁141を介装した液バイパス回
路151で接続されている。また、前記液バイパス回路
141の液配管側の接続部からレシーバ101までの液
配管と、圧縮機81の吐出側とは、流路の開度が可変調
整できるバイパス流量調整手段(本実施例では流量調整
弁)16を介装したバイパス回路171で接続されてい
る。圧縮機81の吐出側配管には圧力センサ17cが、
また、液配管111には圧力センサ17cが取り付けら
れている。
【0028】液配管111の他端は室内ユニット2,
3,4の一端に接続されている。ガス配管121の他端
は、室内ユニット3,4の他端に接続されている。室内
ユニット2の他端は低圧ガス配管131の一端に接続さ
れており、低圧ガス配管131の他端は圧縮機81の吸
入側に接続されている。室内ユニット2,3,4は、夫
々、室内熱交換器12,13および14、液配管111
側に取り付けられた室内冷媒流量制御弁22,23およ
び24、ならびに室内ファン32,33および34で構
成されている。なお、室内ユニット2,3,4は室外ユ
ニット1よりも下方にあるとする。
【0029】次に、動作について説明する。圧縮機81
から吐出された吐出ガス冷媒の一部は四方弁61aを通
って室外熱交換器11aへ入り、室外ファン31で送ら
れてきた室外空気と熱交換され、凝縮して液冷媒とな
り、室外冷媒流量制御弁21aを通って、レシーバ10
1へ入る。このとき、一部の液冷媒は液バイパス回路1
51を通って圧縮機81の吸入側へ送られ、圧縮機81
の吐出ガス温度制御に利用される。この液冷媒の流量制
御は液冷媒流量制御弁141で行われる。レシーバ10
1へ入った液冷媒は液配管111を通って室内ユニット
2へ送られる。圧縮機81から吐出された吐出ガス冷媒
の他部は、四方弁61bを通ってガス配管121へ入
り、室内ユニット3,4へ送られる。室内ユニット3,
4へ入った吐出ガス冷媒は、室内熱交換器13,14で
室内ファン33,34によって送られてきた夫々の室内
空気と熱交換され、凝縮して液冷媒となる。これによ
り、室内ユニット3,4の存在する室内の空気は温めら
れ、当該それぞれの室内が暖房される。凝縮した液冷媒
は、室内冷媒流量制御弁23,24を通って液配管11
1へ入り、室外ユニット1から送られてきた液冷媒と合
流して、室内ユニット2へ入る。室内ユニット2へ入っ
た液冷媒は室内冷媒流量制御弁22で減圧されて室内熱
交換器12へ入り、室内ファン32によって送られてき
た室内空気と熱交換され、蒸発する。これにより、室内
ユニット2の存在する室内の空気は冷却され、当該室内
が冷房される。室内熱交換器12で蒸発した冷媒は低圧
ガス配管131、アキュムレータ91を通って圧縮機8
1に吸入される。
【0030】この冷暖房同時運転において、外気温度が
低いときには、凝縮器としての室外熱交換器11aの凝
縮能力が高まることに伴う圧縮機吐出圧力の低下を防ぐ
ために、バイパス流量制御弁16を開いて圧縮機吐出ガ
スの一部をバイパス回路171を通してレシーバ101
の入口に導くことによりレシーバ101内の液冷媒を室
外熱交換器11aに移動させ、室外熱交換器11aを部
分的に液冷媒で埋めて、その有効伝熱面積を減少させて
凝縮能力を減らし、これにより、圧縮機吐出圧力の低下
を防止する。この場合、圧縮機吐出圧力は圧力センサ1
7cで検出され、制御装置201に入力され、制御装置
201は圧縮機吐出圧力が所定値となるように室外冷媒
流量制御弁21aを制御する(つまり、圧縮機吐出圧力
が所定値より低いときは室外冷媒流量制御弁21aを閉
じる方向に、また高いときは開く方向に制御する)。ま
た、この場合、本実施例においては、液配管111内の
圧力も圧力センサ17bで検出され制御装置201に入
力され、制御装置201は、液配管111内の圧力が暖
房中の室内ユニット3,4に所要量の冷媒を流すのに必
要な所定圧力となるようにバイパス流量調整手段16を
制御する。すなわち、液配管111内の圧力が該所定圧
力より低いときはバイパス流量調整手段16の開度を開
く方向に、また、高いときは閉じる方向に制御する。こ
れによって、暖房室内ユニットに作用する液冷媒ヘッド
の圧力分だけ液配管111内の圧力を下げることがで
き、液ヘッドによって生じる暖房室内ユニットの暖房能
力の低下を解消できる。
【0031】以上の様な制御により、室外熱交換器を凝
縮器とする冷暖房同時運転において、外気温度が低いと
き、室外熱交換器の凝縮能力が大きくなることに伴う圧
縮機吐出圧力の低下を防止しつつ、暖房室内ユニットに
能力不足が生じることを防止できる。
【0032】本発明のさらに他の実施例を図4に示す。
この実施例の空調機は、液配管内の冷媒を気液二相流に
して冷凍サイクルの封入冷媒量の節減を図った空調機で
ある。図4は、図2に示す実施例から室内ユニット3を
取り除き、室内ユニットを一台としたものに相当する空
気調和機を示している。室外ユニット1と室内ユニット
2の構成は図2と同様である。なお、本実施例では、室
外ユニット1の室外熱交換器11と室外冷媒流量制御弁
21との間の配管には、温度センサ41が取り付けられ
ていて、そこを流れる冷媒温度が検出され、その温度が
制御装置201に入力されるようになっている。また、
室内ユニット2の室内熱交換器12と室内冷媒流量制御
弁22との間の配管には、温度センサ42が取り付けら
れており、そこを流れる冷媒温度が検出され、その温度
も制御装置201に入力されるようになっている。
【0033】次に、この実施例の動作について説明す
る。
【0034】冷房運転の場合、冷媒は破線矢印で示す流
れとなり、室外熱交換器11は凝縮器、室内熱交換器1
2は蒸発器として働く。なお、冷房運転での冷媒の状態
を図5のモリエル線図で示す。圧縮機81を出た圧力P
d、温度Tdの冷媒は四方弁61を通って室外熱交換器
11へ入り、室外空気と熱交換されて、室外熱交換器1
1の出口では圧力Pc、温度Tcの液冷媒となる。室外
熱交換器11出口の冷媒温度Tcは温度センサ41で検
知され、制御装置201へ入力される。室外熱交換器1
1を出た冷媒は室外冷媒流量制御弁21で減圧されて該
弁21の出口では圧力P2、温度T2の冷媒となり、液
配管111へ入る。該弁21の出口すなわち液配管11
1の入口の圧力P2は圧力センサ17bで検知され、制
御装置201へ入力される。制御装置201では、温度
センサ41で検知した室外熱交換器11出口の冷媒温度
Tcから、室外熱交換器11出口の飽和圧力P1を算出
し、液配管111入口の圧力P2が、前記飽和圧力P1
より低く、かつ、室内ユニットの蒸発器12の目標蒸発
圧力P40(後記の蒸発圧力P4の目標値)に液配管1
11での圧力損失分ΔPLを加えた圧力以上の設定圧力
となるように、室外冷媒流量制御弁21を制御する。こ
こで、目標蒸発圧力P40は蒸発器12の凍結温度の飽
和圧力より高い圧力に設定する。液配管111での圧力
損失分ΔPLは、配管長から推定できる。液配管111
を出た圧力P3(=P2−ΔPL)、温度T3の冷媒は
室内ユニット2へ入り、室内冷媒流量制御弁22で減圧
されて圧力P4、温度T4の冷媒となり、室内熱交換器
12に入る。室内熱交換器12に入った冷媒は室内空気
と熱交換されて蒸発し、空気は冷却される。室内熱交換
器12入口の冷媒の温度T4は温度センサ42で検知さ
れ、制御装置201へ入力されている。また、図には示
されていないが、室内熱交換器12出口の冷媒温度また
は圧縮機吐出ガス温度Tdも検知され制御装置201に
入力されている。制御装置201は、室内熱交換器12
出口の温度または圧縮機吐出ガス温度Tdが所定の温度
になるように、また、室内熱交換器12入口の冷媒の温
度T4が凍結温度以上となるように、室内冷媒流量制御
弁22を制御する。室内熱交換器12で蒸発した冷媒
は、ガス配管121を通って室外ユニット1へ入り、四
方弁61を通って、圧力Ps、温度Tsの冷媒となり、
圧縮機81に吸入される。
【0035】暖房運転の場合、冷媒は実線矢印で示す流
れとなり、室外熱交換器11は蒸発器、室内熱交換器1
2は凝縮器として働く。圧縮機81を出た冷媒は四方弁
61を通り、さらにガス配管121を通って、室内ユニ
ット2へ入る。室内ユニット2へ入った冷媒は、室内熱
交換器12で室内空気と熱交換されて液冷媒となり、室
内冷媒制御弁22で減圧されて液配管111に入り、さ
らに室外ユニット1へ入る。室内熱交換器12を出た液
冷媒の温度は温度センサ42で検知され、制御装置20
1に入力される。また、液配管111出口の圧力センサ
17bで検出され制御装置201に入力される。制御装
置201は、圧力センサ17bで検出された液配管11
1出口の圧力が所定圧力となるように室内冷媒制御弁2
2を制御する。ここで、所定圧力は、液配管111内の
冷媒が気液二相流となる圧力で、冷媒飽和温度が外気温
度程度となるような圧力とする。室外ユニット1に入っ
た冷媒は、室外冷媒流量制御弁21で減圧され、室外熱
交換器11へ入り、室外空気と熱交換されて蒸発し、四
方弁61を通って圧縮機81に吸入される。室外冷媒流
量制御弁21は、室外熱交換器出口温度または圧縮機吐
出温度が所定温度となるように、制御装置201で制御
される。
【0036】なお、本実施例において、圧力センサ17
bによる液配管内圧力の検出の代わりに温度センサを用
いて液配管内の冷媒の飽和温度を検出して、その温度か
ら上記圧力を算出してもよい。また、上記液配管内の冷
媒温度が凝縮器出口の冷媒温度より所定値だけ低くなる
ように室外冷媒流量制御弁21または室内冷媒流量制御
弁22を制御してもよい。
【0037】本実施例では、以上のような制御により、
冷媒封入量節減のため液配管内の冷媒を気液二相流とす
ることが可能であり、しかも、蒸発器での蒸発圧力およ
び圧縮機吸入圧力の下りすぎの防止、ひいては、蒸発器
の凍結防止、冷房運転時の室内ユニットの着霜防止、暖
房運転時の充分な暖房能力の確保が可能になる。
【0038】図6は、図3に示した先行例におけるバイ
パス流量調整手段16の他の実施例を示す。図6に示し
たバイパス流量調整手段16は、電磁弁161a,16
1bと、径の異なるキャピラリチューブ162a,16
2bとで構成され、電磁弁161aと径の細いキャピラ
リチューブ162aが直列に接続され、電磁弁161b
と径の太いキャピラリチューブ162bが直列に接続さ
れ、さらに、これらが並列に接続されている。それぞれ
の電磁弁161a,161bは図3に示した制御装置2
01によって開閉制御される。次に、動作について説明
する。外気温度が比較的高いとき、電磁弁161aを開
き、電磁弁161bを閉じる。これによって、図3にお
けるバイパス回路171を流れる圧縮機吐出ガス流量は
少流量となり、室外熱交換器11aに溜る液冷媒量も少
量となる。外気温度が上記より低いとき、電磁弁161
aを閉じ、電磁弁161bを開く。これによって、前記
バイパス回路171を流れる圧縮機吐出ガス流量が増
え、室外熱交換器11aに溜る液冷媒量も増加する。外
気温度が上記よりさらに低いとき、電磁弁161aおよ
び161bを開く。これによって、前記バイパス回路1
71を流れる圧縮機吐出ガス流量はさらに増え、室外熱
交換器11aに溜る液冷媒量もさらに増加する。このよ
うに、外気温度によって、バイパス回路171を流れる
圧縮機吐出ガス流量を変えることにより室外熱交換器1
1aの有効伝熱面積が制御でき、室外冷媒流量制御弁2
1aの開度をあまり変化させずに圧縮機吐出圧力を制御
できる。
【0039】また、図6に示したバイパス流量制御手段
16は、電磁弁の切り換えによって冷媒流量制御ができ
るので、バイパス流量の制御だけでなく、図1,図2,
図3,図4における室外冷媒流量制御弁21,21a,
21bや室内冷媒流量制御弁22,23,24としても
使用可能である。
【0040】図7は、図2,図3,図4において室外ユ
ニット1の液冷媒圧力検出手段として取り付けられる圧
力センサ17bに関する他の実施例を示す。圧力センサ
17bは電磁弁18aと電磁弁18bの夫々の一端に接
続され、電磁弁18aの他端は図2,図3,図4に示し
た液配管111に接続されており、電磁弁18bの他端
は圧縮機81の吸入側または吐出側に接続されている。
したがって、電磁弁18a,18bの切り換えによっ
て、圧力センサ17bは液配管111内の圧力を検出し
たり、圧縮機81の吐出圧力または吸入圧力を検出する
ことができる。これによって図2,図3,図4におい
て、液冷媒圧力検出手段である圧力センサ17bを、圧
縮機の吐出圧力を検出する圧力センサ17cまたは吸入
圧力を検出する圧力センサとして共用でき、コスト低減
になる。
【0041】
【発明の効果】
(1)1台の室外ユニットに室内ユニットが複数台接続
されている所謂マルチ空気調和機の暖房運転において、
室内ユニット間に高低差がある場合に、高低差分の液ヘ
ッドを解消し各室内ユニットの暖房能力を確保できる。
【0042】(2)1台の室外ユニットに1台の室内ユ
ニットが接続されている空調機もしくは1台の室外ユニ
ットに複数台の室内ユニットが接続されているマルチ空
調機の冷房運転、又は、マルチ空調機で室外交換器を凝
縮器とする冷暖房同時運転において、外気温度が低いと
き、室外熱交換器の凝縮能力が大きくなることに伴う圧
縮器吐出圧力の低下の防止を室外熱交換器出口の冷媒流
量調整手段を絞ることによって行う場合に、該冷媒流量
調整手段の絞りすぎによる液配管内の圧力、ひいては、
圧縮機の吸入圧力および吐出圧力の異常低下を防止でき
る。
【0043】(3)マルチ空気調和機で室外熱交換機を
凝縮器とする冷暖房同時運転において、外気温度が低い
とき、室外熱交換器の凝縮能力が大きくなることに伴う
圧縮機吐出圧力の低下を防止するために、圧縮機吐出ガ
スの1部をレシーバ入口にバイパスしてレシーバ内の液
冷媒を室外熱交換器に移すことによってその凝縮能力を
制御する場合にも、暖房室内ユニットの暖房能力を確保
できる。
【0044】(4)空気調和機の冷媒封入量を減らすた
めに液配管内の冷媒を気液二相流とする空気調和機にお
いて、蒸発圧力の低下が防止でき、安定した運転ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提をなしている前提例の冷凍サイク
ル構成図
【図2】本発明の実施例の冷凍サイクル構成図
【図3】本発明に先行する先行例の冷凍サイクル構成図
【図4】本発明のさらに別の実施例の冷凍サイクル構成
【図5】図4の実施例における冷凍サイクル内の冷媒状
態を示すモリエル線図
【図6】本発明に用いるバイパス流量調整手段の他の実
施例を示す構成図
【図7】本発明に用いる液冷媒圧力検出手段に関する他
の実施例を示す構成図
【符号の説明】 1…室外ユニット 2,3,4…室内ユニット 21,21a,21b…室外冷媒流量制御弁 22,23,24…室内冷媒流量制御弁 16…バイパス流量調整手段 17a,17b,17c…圧力センサ 11,11a,11b…室外熱交換器 12,13,14…室内熱交換器 41,42…温度センサ 61,61a,61b…四方弁 81…圧縮機 111…液配管 121…ガス配管 131…低圧ガス配管 161a,161b…電磁弁 162a,162b…キャピラリチューブ 201…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北條俊幸 静岡県清水市村松390番地 株式会社日 立製作所清水工場内 (72)発明者 竹中 寛 静岡県清水市村松390番地 株式会社日 立製作所清水工場内 (56)参考文献 特開 昭61−110859(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 11/02 F25B 6/02 F25B 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器及び室外ファンで
    構成された室外ユニットと、室内熱交換器及び室内ファ
    ンで構成された一台または複数台の室内ユニットとを、
    液冷媒が流れる液配管と、高圧ガス冷媒が流れるガス配
    管および/または低圧ガス冷媒が流れるガス配管とによ
    って接続すると共に、前記液配管内の圧力を検出する液
    配管圧力検出手段と、該液配管圧力検出手段の検出値に
    基づいて液配管内の圧力を調整する液冷媒圧力調整手段
    とを備えてなる空気調和機において、前記室内ユニットは、その設置位置間に高低差がある複
    数台であり、前記液冷媒圧力調整手段は、上方の室内ユ
    ニットの冷媒流量調整手段よりなる ことを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機、室外熱交換器及び室外ファンで
    構成された室外ユニットと、室内熱交換器及び室内ファ
    ンで構成された一台または複数台の室内ユニットとを、
    液冷媒が流れる液配管と、高圧ガス冷媒が流れるガス配
    管および/または低圧ガス冷媒が流れるガス配管とによ
    って接続すると共に、前記液配管内の圧力を検出する液
    配管圧力検出手段と、該液配管圧力検出手段の検出値に
    基づいて液配管内の圧力を調整する液冷媒圧力調整手段
    とを備えてなる空気調和機において、 前記液冷媒圧力調整手段は、圧縮機吐出ガス冷媒の一部
    を室外ユニット中の液配管に設けたレシーバに導くバイ
    パス回路と、該バイパス回路の流路抵抗を調整するバイ
    パス流量調整手段とからなることを特徴とする 空気調和
    機。
  3. 【請求項3】 圧縮機、室外熱交換器及び室外ファンで
    構成された室外ユニットと、室内熱交換器及び室内ファ
    ンで構成された一台または複数台の室内ユニットとを、
    液冷媒が流れる液配管と、高圧ガス冷媒が流れるガス配
    管および/または低圧ガス冷媒が流れるガス配管とによ
    って接続すると共に、前記液配管内の圧力を検出する液
    配管圧力検出手段と、該液配管圧力検出手段の検出値に
    基づいて液配管内の圧力を調整する液冷媒圧力調整手段
    とを備えてなる空気調和機において、 前記室内熱交換器を凝縮器として用いる場合における該
    凝縮器出口および/ま たは前記室外熱交換器を凝縮器と
    して用いる場合における該凝縮器出口の冷媒温度を検出
    する凝縮器出口冷媒温度検出手段を備え、前記液配管圧
    力検出手段で検出された液配管内の圧力が、凝縮器出口
    の冷媒温度の飽和圧力より低く、且つ、液配管出口圧力
    が蒸発器の目標蒸発圧力以上となるように、前記液冷媒
    圧力調整手段によって液配管内の圧力を制御する ことを
    特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 圧縮機、室外熱交換器及び室外ファンで
    構成された室外ユニットと、室内熱交換器及び室内ファ
    ンで構成された一台または複数台の室内ユニットとを、
    液冷媒が流れる液配管と、高圧ガス冷媒が流れるガス配
    管および/または低圧ガス冷媒が流れるガス配管とによ
    って接続すると共に、前記液配管内の圧力を検出する液
    配管圧力検出手段と、該液配管圧力検出手段の検出値に
    基づいて液配管内の圧力を調整する液冷媒圧力調整手段
    とを備えてなる空気調和機において、 前記液配管内の冷媒温度を検出する液配管内冷媒温度検
    出手段と、前記室内熱交換器を凝縮器として用いる場合
    における該凝縮器出口および/または前記室外熱交換器
    を凝縮器として用いる場合における該凝縮器出口の冷媒
    温度を検出する凝縮器出口冷媒温度検出手段とを備え、
    液配管内の冷媒温度が凝縮器出口の冷媒温度より所定値
    だけ低くなるように前記液冷媒圧力調整手段によって液
    配管内の圧力を制御する ことを特徴とする空気調和機。
JP4139013A 1992-05-29 1992-05-29 空気調和機 Expired - Fee Related JP2968392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4139013A JP2968392B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4139013A JP2968392B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05332630A JPH05332630A (ja) 1993-12-14
JP2968392B2 true JP2968392B2 (ja) 1999-10-25

Family

ID=15235444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4139013A Expired - Fee Related JP2968392B2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2968392B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105571059A (zh) * 2015-12-23 2016-05-11 广东美的暖通设备有限公司 多联空调室内机出风温度稳定性检测方法及多联空调系统

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4981411B2 (ja) * 2006-11-01 2012-07-18 三菱重工業株式会社 空気調和機
JP4389927B2 (ja) 2006-12-04 2009-12-24 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
JP5570739B2 (ja) * 2009-02-25 2014-08-13 三菱重工業株式会社 マルチ型空気調和装置およびその室外機、その制御方法
JP4969608B2 (ja) * 2009-05-25 2012-07-04 三菱電機株式会社 空気調和機
US20120216989A1 (en) 2009-10-28 2012-08-30 Mitsubishi Electric Corporation Refrigeration cycle apparatus
JP5171924B2 (ja) * 2010-10-29 2013-03-27 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP5445494B2 (ja) * 2011-03-17 2014-03-19 株式会社富士通ゼネラル 空気調和装置
GB2525791B (en) * 2013-01-31 2020-06-24 Mitsubishi Electric Corp Refrigeration cycle apparatus and refrigeration cycle apparatus control method
CN105705882A (zh) * 2013-10-28 2016-06-22 三菱电机株式会社 冷冻循环装置
WO2015063838A1 (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
JP6350338B2 (ja) * 2015-02-26 2018-07-04 株式会社富士通ゼネラル 空気調和装置
JP6594023B2 (ja) * 2015-04-28 2019-10-23 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機
JP6657613B2 (ja) 2015-06-18 2020-03-04 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
EP3933300A4 (en) * 2019-02-27 2022-03-09 Mitsubishi Electric Corporation AIR CONDITIONING DEVICE

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105571059A (zh) * 2015-12-23 2016-05-11 广东美的暖通设备有限公司 多联空调室内机出风温度稳定性检测方法及多联空调系统
CN105571059B (zh) * 2015-12-23 2018-11-09 广东美的暖通设备有限公司 多联空调室内机出风温度稳定性检测方法及多联空调系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05332630A (ja) 1993-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8302413B2 (en) Air conditioner
JP2968392B2 (ja) 空気調和機
US7578137B2 (en) Air-conditioning system with multiple indoor and outdoor units and control system therefor
KR930005666B1 (ko) 공기 조화장치 및 그 운전방법
CN111998565B (zh) 一种双温空调系统及其控制方法
KR101706865B1 (ko) 공기조화기
KR100640855B1 (ko) 멀티 공기조화기의 제어 방법
WO2022110761A1 (zh) 一种空调器
KR100640858B1 (ko) 공기조화기 및 그 제어방법
KR101186331B1 (ko) 냉난방 동시형 멀티 공기조화기
JP2557577B2 (ja) 空気調和機
CN212362480U (zh) 一种双温空调系统
KR100885566B1 (ko) 공기 조화기의 제어방법
JPH0428970A (ja) 多室型空気調和機
JP4391188B2 (ja) 空気調和装置
JPH10300254A (ja) 空気調和機
JP3748620B2 (ja) 空気調和装置
JP3059886B2 (ja) 冷凍装置
CN215638116U (zh) 一种空调器
CN214501455U (zh) 空调器
KR101404105B1 (ko) 공기조화기
KR100389555B1 (ko) 모세관을 이용한 멀티형 에어컨의 냉매회로
JPH05302765A (ja) 多室型空気調和機
KR100812780B1 (ko) 난방과부하 방지를 위한 인버터형 압축기를 갖는 히트펌프및 그 제어방법
JP4420393B2 (ja) 冷凍空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070820

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070820

Year of fee payment: 8

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070820

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees