JP5171924B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、冷媒を循環させる冷媒回路を有する空気調和装置に関する。
従来、停止、送風運転、サーモオフによる暖房運転などのように、通常の暖房運転を行っていない室内機側熱交換器の絞り装置は全閉にされていたが、室内機側熱交換器の接続基数の増加により、運転パターンが多様になっている。そのため、多基接続された室内機側熱交換器のうち、小容量の室内機側熱交換器1台のみを暖房運転させるとともにその他の室内機側熱交換器を暖房運転以外にした場合、絞り装置を全閉にした室内機側熱交換器に冷媒が滞留し、空気調和装置の冷媒回路において冷媒不足運転となる。そのため、暖房運転を行っていない室内機側熱交換器の絞り装置を微小開度開けることにより、その室内機側熱交換器への冷媒の滞留を防止するようにしている。しかしながら、絞り装置の開度を開けることで冷媒が流れるため、室内機から冷媒の流動音が聞こえて耳障りになることがあった。
従来の空気調和装置においては、例えば、「暖房運転時に非暖房運転の室内機からの冷媒音を消音し、更には室内機に滞留している冷媒を回収して、快適空調および暖房能力を維持できる空気調和装置を得る」ことを目的として、「前記運転設定手段によって暖房運転以外と設定された室内機について前記室内機毎に個別に、暖房運転以外と判断された時点を起点にして前記絞り装置のうちの一部を全閉にし、他を全閉よりも大きな開度とするように選択可能とした非暖房運転時絞り開度設定手段とを設けた」ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また例えば、「熱交換器に溜る冷媒を液冷媒又はガス冷媒の何れか一方が大半を占めるようにし、制御弁を流れる冷媒の2相流の割合を低減して、その通過音を低減するようにする」ことを目的として、「上記室内ユニット停止検出手段(55)により室内ユニット(B)の運転停止状態が検出されたとき、上記過冷却度検出手段(56),(Th2′)により検出された冷媒の過冷却度(SC)が設定値(α)になるように上記制御弁(13)の開度を制御する制御手段(53)とを備えた」ものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3856529号公報(請求項1) 特開平8−128747号公報(請求項2)
しかしながら、非暖房運転の室内機側熱交換器の絞り装置の開度を全閉とするか微開とするかを選択的に決定する際に、余剰冷媒が無いと判断した上で、絞り装置の開度を全閉より微開に開度変更した場合、絞り装置入口の冷媒が二相であったり、絞り装置の前後差圧が大きい場合、開度を開けることで気泡が混入した冷媒が高速で流れる。このため、室内機(負荷側ユニット)から冷媒の流動音が聞こえて耳障りになることがあった。
このように、上記特許文献1の技術では、室内機側(負荷側)熱交換器の絞り装置を全閉、あるいは微小開度だけ開ける場合、絞り装置前後の冷媒状態によっては室内機から冷媒音が発生する、という問題点があった。
また、上記特許文献2の技術のように、微小開度を開ける場合において、暖房室内機の過冷却度が設定値になるように開度を制御する場合、運転状態や環境条件によってはその設定値に到達しない場合がある。
この場合、微小開度を開ける判断が行われず、結果的に暖房室内機へ冷媒が滞留してしまう、という問題点があった。
また、外気温度が低い場合は、冷媒がアキュムレータ等の低圧側の機器や配管に寝込むため(滞留するため)、起動時に低圧の引き込みが発生する。このとき、冷媒循環量が低流量となり、暖房運転および非暖房運転の室内機(負荷側ユニット)に迅速に冷媒を供給することができない、という問題点があった。
また、絞り装置手前で冷媒が二相化することで生じる冷媒の流動音を早期に低減することができない、という問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、負荷側ユニットの絞り装置で発生する冷媒の流動音を低減することができる空気調和装置を得ることを目的とする。
また、非暖房運転の負荷側ユニットの負荷側熱交換器内への冷媒滞留を低減することができる空気調和装置を得ることを目的とする。
また、快適性および暖房能力を維持できる空気調和装置を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機および熱源側熱交換器を少なくとも有する熱源側ユニットと、該熱源側ユニットに対し並列に接続され、開度可変の絞り装置および負荷側熱交換器をそれぞれ有する複数の負荷側ユニットとが配管接続され、前記圧縮機、前記負荷側熱交換器、前記絞り装置、および前記熱源側熱交換器に冷媒を循環させる冷媒回路が形成された空気調和装置において、前記絞り装置から前記熱源側熱交換器に至る流路の間に設けられた開度可変の第2の絞り装置と、前記絞り装置および前記第2の絞り装置の開度を制御する制御手段と、前記圧縮機の吐出側と、前記冷媒回路の低圧側の機器および低圧側の配管の少なくとも1つとを接続するバイパス回路とを備え、前記制御手段は、前記複数の負荷側ユニットのうちの一部の負荷側ユニットが暖房運転し、他の一部の負荷側ユニットが運転停止または送風運転である非暖房運転の場合、前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置の開度を、暖房運転時より小さく全閉より大きい開度に設定し、前記熱源側熱交換器出口における冷媒の過熱度が、正の値の範囲で最小となるように、前記第2の絞り装置の開度を設定し、前記熱源側熱交換器が熱交換する空気の温度と、前記圧縮機の吸入側の圧力の飽和温度との温度差が所定値より大きい場合、前記熱源側熱交換器出口における冷媒の過熱度が所定値より小さい場合、および、前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置に流入する冷媒の過冷却度が負の値の場合、のうち少なくとも1つの場合に、前記圧縮機から吐出された冷媒の一部を前記バイパス回路に流通させるものである。
本発明は、負荷側ユニットの絞り装置で発生する冷媒の流動音を低減することができる。また、非暖房運転の負荷側ユニットの負荷側熱交換器内への冷媒滞留を低減することができる。また、快適性および暖房能力を維持できる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る制御ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る絞り装置に流通する冷媒循環量に対する冷媒流動音の騒音値を表す図である。 本発明の実施の形態1に係る絞り装置前後の圧力状態をp−h線図上に表した図である。 本発明の実施の形態2に係る熱源側ユニットおよび負荷側ユニットの配置を示す概略図である。 本発明の実施の形態3に係る起動後経過時間に対する負荷側ユニット保持冷媒量および冷媒滞留量判定指標の関係を表す図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態4に係る起動後経過時間に対するアキュムレータ内の冷媒量を表す図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の別の冷媒回路図である。
実施の形態1.
《機器構成》
本発明の実施の形態1の空気調和装置の構成を図1および図2に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路図である。
図1において、1は圧縮機、2は四方弁、3は熱源側熱交換器、4はアキュムレータ、50は開度可変の第2の絞り装置であり、これらを順に接続して熱源側ユニットAのメイン回路を構成する。
負荷側ユニットB1は、負荷側熱交換器5aと開度可変の絞り装置11aとを有している。負荷側ユニットB2は、負荷側熱交換器5bと開度可変の絞り装置11bとを有している。
熱源側ユニットAと負荷側ユニットB1、B2とは、第1の接続配管6および第2の接続配管7により、バルブ12a、12bを介して接続されている。
そして、圧縮機1、四方弁2、負荷側熱交換器5a、5b、絞り装置11a、11b、第2の絞り装置50、熱源側熱交換器3、およびアキュムレータ4に冷媒を循環させる冷媒回路が形成されている。
熱源側熱交換器3には空気を送風するファン8cが設けられている。また、負荷側熱交換器5a、5bにも同様に空気を送風するファン8a、8bが設けられている。
これらのファン8a〜8cは、DCモータ(図示せず)によって駆動される遠心ファンや多翼ファン等から構成されており、送風量を調整することが可能になっている。
圧縮機1は運転容量を可変することが可能な圧縮機である。圧縮機1は、例えば、インバータにより制御されるモータによって駆動される容積式圧縮機から構成されている。
バルブ12a、12bは、例えば、ボールバルブや、開閉弁、操作弁などの開閉動作が可能な弁により構成されている。
なお、本実施の形態における空気調和装置において、冷媒との熱交換対象となる流体は空気であるが、本発明はこれに限るものではない。例えば、水、冷媒、ブライン等でも良い。また、冷媒との熱交換対象となる流体の供給装置はポンプ等でも良い。
なお、本実施の形態では、負荷側ユニットB1、B2が2台の場合の構成を例に説明するが、本発明はこれに限るものではなく、3台以上の複数でも良い。また、複数の負荷側ユニットのそれぞれの容量が大から小まで異なっても、全てが同一容量でも良い。
なお、本実施の形態では、第2の絞り装置50および液管圧力センサ51(後述)を、熱源側ユニットAに内蔵する構成として説明するが、本発明はこれに限るものではない。第2の絞り装置50および液管圧力センサ51は、絞り装置11a、11bから熱源側熱交換器3に至る流路の間に設けられていれば良い。例えば、バルブ12bと負荷側ユニットB1、B2とを接続する第2の接続配管7の流路の間に設ける構成としてもよい。
なお、本実施の形態における空気調和装置の冷媒回路を循環する冷媒の種類は、特に限定は無く、任意の冷媒を用いることができる。例えば、二酸化炭素(CO2)や炭化水素、ヘリウム等のような自然冷媒や、R410Aはもちろん、R407C、R404A等の代替冷媒等の塩素を含まない冷媒を採用してもよい。
なお、本実施の形態では、四方弁2を設けて暖房運転と冷房運転とを切り換え可能な冷媒回路を構成する場合を説明するが、本発明はこれに限るものではない。例えば、四方弁2を設けずに、暖房運転(送風運転を含む)のみを行うようにしても良い。また、本実施の形態では、余剰冷媒を貯留するアキュムレータ4を設ける場合を説明するが、本発明はこれに限るものではなく、アキュムレータ4を設けない構成としても良い。
続いて、センサ類と制御部について説明する。
圧縮機1の吐出側には冷媒の温度を検出する吐出温度センサ41が設置されている。
アキュムレータ4の入口側にはアキュムレータ4に流入する冷媒の温度を検出する吸入温度センサ42が設置されている。
これらの温度センサは冷媒配管に接するかあるいは挿入するように設けられ冷媒温度を検出するようになっている。
熱源側熱交換器3が設置される室外の周囲空気温度、すなわち、熱源側熱交換器3が熱交換する空気の温度は、空気温度センサ40cによって検出される。
負荷側熱交換器5a、5bの出口側には、暖房運転時に絞り装置11a、11bに流入する冷媒の温度を検出する熱交温度センサ43a、43bが設けられている。
負荷側熱交換器が設置されている室内の周囲空気温度、すなわち、負荷側熱交換器5a、5bが熱交換する空気の温度は、空気温度センサ40a、40bによって検出される。
圧縮機1の吐出側には、圧縮機1から吐出された冷媒の圧力を検出する吐出圧センサ31が設置されている。また、アキュムレータ4と四方弁2との間の配管には、圧縮機1に吸入される冷媒の圧力を検出する吸入圧センサ32が設置されている。
さらに、第2の絞り装置50とバルブ12bとの間の配管には、第2の絞り装置50に流入する冷媒の圧力を検出する液管圧力センサ51が設置されている。
なお、本実施の形態では、図1に示すように、アキュムレータ4と四方弁2との間の配管に、吸入圧センサ32と吸入温度センサ42を設けることにより、アキュムレータ4入口の冷媒過熱度の検出が可能となる。
ここで、吸入温度センサ42の位置をアキュムレータ4の入口側としたのは、アキュムレータ4の入口の冷媒過熱度を制御し、液冷媒がアキュムレータ4に戻らない運転を実現するためである。
なお、吸入圧センサ32の位置については図示位置に限られたものではなく、四方弁2から圧縮機1の吸入側に至るまでの区間であれば、何処の場所に設けられていても良い。
また、吐出圧センサ31の圧力を飽和温度に換算することにより、冷凍サイクルの凝縮温度を求めることも可能である。
図2は本発明の実施の形態1に係る制御ブロック図である。
図2においては、本実施の形態1の空気調和装置の計測制御を行う制御部30およびこれに接続されるセンサ類、アクチュエータ類の接続構成を表している。
制御部30は、例えば、熱源側ユニットAに内蔵されており、温度、圧力などの各種センサ類の測定を行う測定部30aと、測定結果に基づき演算、比較、判定などの処理を行う演算部30bと、演算結果に基づき、圧縮機1、絞り装置11a、11b、ファン8a〜8cなどを駆動する駆動部30cから構成されている。
また、演算部30bによって得られた結果や予め定められた定数、冷媒の物性値(飽和圧力、飽和温度)を計算する近似式やテーブルなどを記憶する記憶部30dも内蔵しており、必要に応じてこれらの記憶内容を参照、書き換えることが可能である。
測定部30a、演算部30bおよび駆動部30cは例えばマイコンにより構成され、記憶部30dは半導体メモリなどによって構成される。
また、制御部30には、マイコンによる処理結果をLEDやモニタなどにより表示したり、電話回線、LAN回線、無線などの通信手段(図示せず)により遠隔地へ情報を出力する出力部30f、リモコンや基板上のスイッチ類からの操作入力、電話回線、LAN回線、無線などの通信手段(図示せず)からの通信データ情報を入力する入力部30eが接続されている。
なお、本実施の形態の構成例では、制御部30を熱源側ユニットAに内蔵する構成としたが、本発明はこれに限るものではない。熱源側ユニットAにメイン制御部を、負荷側ユニットB1、B2に制御部の機能の一部を持つサブ制御部を設けて、メイン制御部とサブ制御部との間でデータ通信を行うことにより連携処理を行う構成や、負荷側ユニットB1、B2に全ての機能を持つ制御部を設置する構成、あるいはこれらの外部に制御部を別置する形態などとしてもよい。
なお、「制御部30」は、本発明における「制御手段」に相当する。
《運転動作(暖房モード)》
続いて、実施の形態1の代表的な運転モードである暖房モードの運転動作について図1に基づき説明する。
圧縮機1から吐出した高温高圧のガス冷媒は、四方弁2を経て負荷側熱交換器5a、5bへ至り、ファン8a、8bの送風作用により冷媒は凝縮液化する。
このときの凝縮温度は吐出圧センサ31の圧力を飽和温度換算することにより求められる。また、凝縮器である負荷側熱交換器5a、5bの過冷却度は凝縮温度からそれぞれ熱交温度センサ43a、43bの値を引くことにより求められる。
負荷側熱交換器5a、5bで凝縮液化した冷媒は、絞り装置11a、11bにて減圧され、第2の接続配管7を経て第2の絞り装置50にて更に減圧される。
第2の絞り装置50にて減圧された二相冷媒は、蒸発器である熱源側熱交換器3にてファン8cの送風作用によりガス化する。
このときの蒸発温度は吸入圧センサ32の圧力を飽和温度換算することにより求められる。また、吸入温度センサ42の値から蒸発温度を引くことにより熱源側熱交換器3の出口における過熱度が求められる。
そして、熱源側熱交換器3にてガス化した冷媒は、四方弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1へ戻る。
ここで、暖房時における第1の接続配管6内での冷媒はガス冷媒であり、第2の接続配管7内の冷媒は二相冷媒である。
一方、冷房時には、圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒が熱源側熱交換器3へ至り、凝縮して液冷媒となり、この液冷媒が第2の接続配管7を経て絞り装置11a、11bで低温低圧の二相冷媒となり、負荷側熱交換器5a、5bに流入する。そして、負荷側熱交換器5a、5bでガス冷媒となり、このガス冷媒が第1の接続配管6を経て圧縮機1へ戻る。
このように、第2の接続配管7内での冷媒は、冷房時には液冷媒であり、暖房時には二相冷媒である。第1の接続配管6内での冷媒は、冷房時および暖房時ともにガス冷媒である。
つまり、負荷側ユニットB1、B2と熱源側ユニットAとを結ぶ配管は2回路あるが、第2の接続配管7内は、冷房と暖房によって相の異なる冷媒(液冷媒および二相冷媒)が流通するためその密度が大きく異なる。
第1の接続配管6内は、冷房、暖房ともにガス冷媒であるため密度の差はそれほど大きくない。
従って、暖房時には負荷側ユニットB1、B2と熱源側ユニットAとを結ぶ配管の一方で発生した冷媒の密度差により、冷房時よりも少ない冷媒量で運転が可能となる。
一般には冷房運転を基準にして冷媒封入量が決定されていることから、暖房時は冷房時と比べて余剰冷媒が発生しやすく、通常これは液の状態でアキュムレータ4内に存在させている。
この余剰冷媒は熱源側ユニットAと負荷側ユニットB1、B2とを結ぶ配管(第1の接続配管6および第2の接続配管7)が長いほど多量になる。
以上、暖房運転中の運転動作およびアキュムレータ4での冷媒量の状態について説明した。
次に、負荷側ユニットB1、B2のうち一方が暖房運転で、一方が運転停止もしくは送風運転である非暖房運転となっている場合の冷媒状態と、冷媒の流動音を低減させる制御動作について説明する。
ここでは、負荷側ユニットB1が暖房運転、負荷側ユニットB2が非暖房運転の場合を説明する。
負荷側ユニットB1が暖房運転、負荷側ユニットB2が非暖房運転の場合、絞り装置11bが閉止している場合でも、負荷側熱交換器5bの高圧側(圧縮機1の吐出側)は開いた回路となっている。
一般に負荷側ユニットB1、B2の負荷側熱交換器5a、5bは、ファン8a、8bにより風を送ることで空気との熱交換を行うが、運転停止中にファン8bの動作を停止し、風がない場合でも自然放熱や自然対流の影響でわずかに放熱作用を有している。
このため、圧縮機1の吐出側に開放された負荷側熱交換器5b内では、わずかずつ冷媒の凝縮作用が進み、液冷媒が滞留しやすくなる。
また、送風運転をしている場合は、凝縮作用が促進され、さらに液冷媒が滞留しやすくなる。
そこで、このような液冷媒の滞留を防ぐため、制御部30は、駆動部30cに信号を送り、停止中の負荷側ユニットB2に対しその絞り装置11bの開度を閉止より少し大きな開度(微開)にするように制御する。
なお、この開度はこれに限るものではなく、暖房運転時より小さく全閉より大きい開度であれば良い。
このように、非暖房運転(運転停止中)の負荷側ユニットB2の絞り装置11bの開度を微開にすることにより、運転停止中の負荷側熱交換器5b内に滞留しようとする冷媒を少しずつ熱源側熱交換器3に流すため、運転停止中の負荷側ユニットB2内への冷媒滞留を防ぎ、暖房運転中の負荷側ユニットB1に流れるべき冷媒が不足しないようにすることができる。
しかしながら、絞り装置11bの開度を微開にした場合、負荷側熱交換器5bでの凝縮が不十分で絞り装置11bに流入する冷媒が液冷媒となっておらず、気液二相冷媒となっている場合は、流動様式が気泡流やスラグ流となるため、絞り装置11bでの膨張過程において間欠流動音が発生する。
ここで、図3を用いて、絞り装置11a、11bの開度を固定した場合の、絞り装置11a、11bに流通する冷媒循環量と間欠流動音の騒音値の関係を説明する。
図3より、絞り装置11a、11bで発生する冷媒音は、一般的に流速が大きいほど大きくなるが、絞り装置11a、11bの入口が二相冷媒であり乾き度が大きい方が、流れに対して冷媒密度の変化が不続的であるため間欠流動音が増加される。
また、絞り装置11a、11bでの膨張過程における絞り装置11a、11b前後(入口と出口)の圧力差ΔPが大きいほど圧力変化が大きく流動音が増加する。
このようなことから、本実施の形態における制御部30は、非暖房運転の負荷側ユニットB2の絞り装置11bに流入する冷媒の過冷却度が負の値のとき、絞り装置11bを全閉(閉止)にし、過冷却度が正の値のとき、当該絞り装置11bの開度を閉止より少し大きな開度(微開)にする。
つまり、絞り装置11b入口の過冷却度が確保され、過冷却度が正の値となり液冷媒となるまで、絞り装置11bを閉止しておくことで、二相冷媒が流通する場合と比較して流動音を低減することができる。
また、このとき、第2の絞り装置50の開度を徐々に小さくしていくと、絞り装置11b出口の圧力が上昇するため、絞り装置11b前後(入口と出口)の圧力差ΔPが小さくなる。
このときの、運転状態をp−h線図上に示したものが図4である。
このように、第2の絞り装置50の開度を小さくして運転することで、圧力差ΔPが小さくなるため、冷媒流動音を低減することができる。
第2の絞り装置50の開度が小さいほど、圧力差ΔPが小さくなるため、流動音を低減することができるが、開度を過度に小さくすると、蒸発器である熱源側熱交換器3の出口の過熱度が大きくなるとともに蒸発温度が低下するため、運転効率が低下する。
このようなことから、本実施の形態における制御部30は、熱源側熱交換器3出口の冷媒の過熱度を、アキュムレータ4入口の吸入圧センサ32と吸入温度センサ42の値から演算部30bにて演算し、この過熱度が、正の値の範囲で最小となるように、駆動部30cにて第2の絞り装置50の開度を設定する。
このように運転することで、運転効率の低下や快適性を損なうことなく冷媒流動音の低減が可能となる。
また、このとき、第2の絞り装置50の開度が小さくなるにしたがって、第2の接続配管7を流通する冷媒の圧力が上昇し冷媒密度が増加するので、アキュムレータ4内の余剰冷媒が第2の接続配管7に移動することとなる。
余剰冷媒が少ない場合、もしくは、あらかじめ封入されている冷媒が少ない場合は、上述の動作によって、熱源側熱交換器3の出口の過熱度が確保された段階で、それ以上、第2の絞り装置50の開度を小さくすると低圧が低下するため、開度を小さくすることが出来なくなるが、冷媒を追加充填することによって、第2の接続配管7内の圧力が上昇し、絞り装置11b前後の圧力差ΔPを小さくできる。
このように余剰冷媒が少ない場合、もしくは、あらかじめ封入されている冷媒が少ない場合であっても、冷媒を追加充填することで、運転効率の低下や快適性を損なうことなく冷媒流動音の低減が可能となる。
以上のように本実施の形態においては、複数の負荷側ユニットBのうちの一部の負荷側ユニットBが暖房運転し、他の一部の負荷側ユニットBが運転停止または送風運転である非暖房運転の場合、非暖房運転の負荷側ユニットBの絞り装置11の開度を、暖房運転時より小さく全閉より大きい開度(微開)に設定する。
このため、非暖房運転の負荷側ユニットBの負荷側熱交換器5内への冷媒滞留を低減することができる。よって、暖房能力を維持することができる。
また、熱源側熱交換器3出口における冷媒の過熱度が、正の値の範囲で最小となるように、第2の絞り装置50の開度を設定する。
このため、過熱度を正の値で確保しつつ、負荷側ユニットB1、B2の絞り装置11a、11bの入口と出口との圧力差ΔPをともに低減することができる。よって、運転効率の低下を抑制しつつ、絞り装置11a、11bで発生する冷媒の流動音を低減することができる。したがって、運転効率の低下や快適性を損なうことなく冷媒流動音の低減が可能となる。
また、暖房運転および非暖房運転の負荷側ユニットBの絞り装置11に流入および流出する冷媒の状態を所望の状態に制御できる。これにより、暖房時に非暖房運転の負荷側ユニットBに余剰冷媒分が寝こむことによる冷媒回路への悪影響を解消し、負荷側ユニットBの絞り装置11で発生する冷媒音を消音できるため、空気調和装置の快適性と信頼性をともに確保することが可能となる。
また、本実施の形態においては、非暖房運転の負荷側ユニットBの絞り装置11に流入する冷媒の過冷却度が負の値のとき、当該絞り装置11を全閉にし、過冷却度が正の値のとき、当該絞り装置11の開度を暖房運転時より小さく全閉より大きい開度(微開)に設定する。
このため、非暖房運転の負荷側ユニットBの絞り装置11に液冷媒を流通させることができ、冷媒の流動音を低減することができる。
また、本実施の形態においては、第2の絞り装置50の開度を小さくして圧力差ΔPを小さくすることで、第2の接続配管7内の冷媒密度を液冷媒に近い高い密度となる運転状態にできるため、冷房と暖房での第2の接続配管7での冷媒密度差が小さくなる。したがって、冷房と暖房の必要冷媒量の差を貯留するアキュムレータ4の内容積を小さくすることができるので、アキュムレータ4のコストを抑制できるという効果がある。
実施の形態2.
本実施の形態2では、複数の負荷側ユニットB1、B2のうち少なくとも1つが、熱源側ユニットAと異なる高さに配置された形態について説明する。
図5は本発明の実施の形態2に係る熱源側ユニットおよび負荷側ユニットの配置を示す概略図である。
図5に示すように、本実施の形態における空気調和装置は、例えば、建物の屋上に熱源側ユニットAを配置し、下層の各階に負荷側ユニットB1、B2を配置している。
なお、その他の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一部分には同一の符号を付する。
このとき、負荷側ユニットB1、B2には熱源側ユニットAとの高低差H1、H2に相当する液ヘッドによる圧力差(液ヘッド差)が生じる。
したがって、負荷側ユニットB1、B2の絞り装置11a、11bでの入口と出口との差圧が、液ヘッド差以上確保されていない場合は、負荷側ユニットB1、B2に冷媒を流すことができないため、暖房能力不足となり快適性が損なわれる。
一方、上記実施の形態1の動作により、第2の絞り装置50の開度を小さくして圧力差ΔPを小さくすることによって、絞り装置11a、11bの入口と出口の圧力差が小さくなり、絞り装置11a、11bでの差圧が液ヘッド差以上確保されなくなる場合がある。
そこで、本実施の形態2における制御部30は、上記実施の形態1の動作に加え、暖房運転時における負荷側熱交換器5a、5bの凝縮圧力と第2の絞り装置50に流入する冷媒の圧力との圧力差が、熱源側ユニットAと負荷側ユニットB1、B2との間の高低差H1、H2に相当する液ヘッド差以上となるように、第2の絞り装置50の開度を設定する。
具体的には、凝縮圧力を吐出圧センサ31にて計測し、第2の絞り装置50に流入する冷媒の圧力を液管圧力センサ51にて計測し、第2の接続配管7および負荷側ユニットB1、B2の高低差H1、H2より、最低必要圧力差である液ヘッド差を演算する。そして、吐出圧センサ31と液管圧力センサ51の圧力差が所定の値以上となるように、第2の絞り装置50の開度を制御すれば良い。
なお、液ヘッド差は、施工時などに入力部30eから入力された負荷側ユニットB1、B2の高低差H1、H2の値から、演算部30bにて演算により求めても良いし、あらかじめ所定の値を記憶部30dに保持しておき、この値を用いても良い。
このような動作により、例えば、高低差が大きい高層マンションやビルなど、複数の負荷側ユニットB1、B2のうち少なくとも1つが、熱源側ユニットAと異なる高さに配置された環境においても、負荷側ユニットB1、B2に冷媒を流すことができ、暖房能力不足となり快適性が損なわれることを低減できる。よって、運転効率の低下や快適性を損なうことなく冷媒流動音の低減が可能となる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、負荷側ユニットBの冷媒保持量(滞留量)を指標に基づき絞り装置11の開度を設定する形態について説明する。
なお、本実施の形態における構成は上記実施の形態1と同様であり、同一部分には同一の符号を付する。
また、本実施の形態3における動作は、上記実施の形態1または2の何れかの冷媒の流動音を低減させる制御動作に加えて行っても良いし、単独で行っても良い。
図6は本発明の実施の形態3に係る起動後経過時間に対する負荷側ユニット冷媒量および冷媒滞留量判定指標の関係を表す図である。
以下、図6を用いて、運転モードである暖房運転、送風運転および停止での冷媒状態量と負荷側ユニットの冷媒保持量の関係について説明する。
図6の(A)は、運転停止と送風運転とにおいて絞り装置11の開度を同じ開度にした場合を示している。
(A−1)は、起動後の経過時間に対する、負荷側熱交換器5出口における冷媒の過冷却度を、負荷側熱交換器5の凝縮温度と負荷側熱交換器5の周囲空気温度(吸込空気温度)との温度差で除した値(以下「冷媒滞留量判定指標」という。)を示している。
(A−2)は、起動後の経過時間に対する負荷側ユニットBの冷媒量(滞留量)を示している。
図6の(B)は、運転停止時に対して送風運転時の絞り装置11の開度を大きい開度にした場合を示している。
(B−1)は、起動後の経過時間に対する、負荷側熱交換器5出口における冷媒の過冷却度を、負荷側熱交換器5の凝縮温度と負荷側熱交換器5の周囲空気温度(吸込空気温度)との温度差で除した値(以下「冷媒滞留量判定指標」という。)を示している。
(B−2)は、起動後の経過時間に対する負荷側ユニットBの冷媒量(滞留量)を示している。
先にも述べたように、非暖房運転の負荷側ユニットBの負荷側熱交換器5内に滞留する液冷媒の量は、運転停止時に対して送風運転の方が冷媒の凝縮作用が促進されるため、液冷媒が滞留し易くなる。つまり、過冷却度が大きく、冷媒の保持量が多くなる。
ここで、負荷側熱交換器5出口の過冷却度は、負荷側熱交換器5の凝縮温度と、負荷側熱交換器5が熱交換する空気温度(吸込空気温度)との温度差よりも小さいため、過冷却度を凝縮温度と吸込空気温度との温度差で除した値である冷媒滞留量判定指標は、常に1より小さくなり、0〜1の範囲の値の無次元の指標となる。
この冷媒滞留量判定指標は、負荷側熱交換器5内の冷媒の滞留が大きい場合は1に近くなり、負荷側熱交換器5内の冷媒の滞留が小さい場合は0に近くなる。
このようなことから、本実施の形態における制御部30は、複数の負荷側ユニットBのうちの一部の負荷側ユニットBが暖房運転し、他の一部の負荷側ユニットBが運転停止または送風運転である非暖房運転の場合、非暖房運転の負荷側ユニットBの冷媒滞留量判定指標を求め、この指標値が所定の範囲となるように、非暖房運転の負荷側ユニットBの絞り装置11の開度を設定する。
具体的には、制御部30は、負荷側ユニットB1が暖房運転、負荷側ユニットB2が非暖房運転の場合、演算部30bにより、負荷側ユニットB2の絞り装置11bに流入する冷媒の過冷却度を、吐出圧センサ31の圧力を飽和温度換算することにより求めた凝縮温度から、熱交温度センサ43bの値を引くことにより求める。そして、この過熱度を、凝縮温度と空気温度センサ40aの温度の温度差で除算して、冷媒滞留量判定指標を求める。
そして、制御部30は、冷媒滞留量判定指標がある設定値(例えば0.5)を上回った場合は、駆動部30cにて絞り装置11bの開度を大きくすることによって、負荷側熱交換器5b内への液冷媒の滞留を低減させ、運転効率の低下を抑制する。
また、冷媒滞留量判定指標がある設定値(例えば0.3)を下回った場合は、駆動部30cにて絞り装置11bの開度を小さくすることによって、負荷側熱交換器5b内への液冷媒の滞留を増加させ、冷媒の流動音を低減させる。
このように、非暖房運転の負荷側ユニットB内の冷媒不足による冷媒音発生を防止でき、負荷側ユニットB内の冷媒の過剰な滞留を防止できるため信頼性の高い空気調和装置を得ることができる。
さらに、制御部30は、非暖房運転の負荷側ユニットB2が送風運転時の場合には、絞り装置11bの開度の設定値を、運転停止時の開度の設定値よりも大きくなるようにする。
具体的には、例えば、予め記憶部30dに、冷媒滞留量判定指標が設定値を上回った場合と下回った場合における開度の設定値を、運転停止時および送風運転時のそれぞれについて記憶し、この設定値に応じて駆動部30cにて絞り装置11の開度を設定する。
なお、開度の設定はこれに限るものではなく、例えば指標値に応じた開度を演算やテーブル情報などにより求めても良いし、運転状態(送風または停止)に応じて開度を求める演算を変更するようにしても良い。
このように、送風運転時は絞り装置11bの開度を大きくすることによって、図6の(B)のような運転となり、非暖房運転の負荷側ユニットB2内への冷媒の滞留を、より低減できる。
以上のように本実施の形態においては、複数の負荷側ユニットBのうちの一部の負荷側ユニットBが暖房運転し、他の一部の負荷側ユニットBが運転停止または送風運転である非暖房運転の場合、非暖房運転の負荷側ユニットBの負荷側熱交換器5出口における冷媒の過冷却度を、負荷側熱交換器5の凝縮温度と負荷側熱交換器5が熱交換する空気の温度との温度差で除算した値である指標値(冷媒滞留量判定指標)を求め、この指標値が所定の範囲となるように、非暖房運転の負荷側ユニットBの絞り装置11の開度を設定する。
このため、非暖房運転の負荷側ユニットB内の冷媒不足による冷媒音発生を防止でき、負荷側ユニットB内の冷媒の過剰な滞留を防止できる。よって、運転効率の低下や快適性を損なうことなく冷媒流動音の低減が可能となり、信頼性の高い空気調和装置を得ることができる。
また、冷媒滞留量判定指標に基づき絞り装置11の開度を設定するので、運転状態や室内の温度湿度といった空気の環境条件によらず、負荷側ユニットB内への冷媒滞留の有無を精度よく判断することができる。
実施の形態4.
《機器構成》
実施の形態4の構成について図7を参照して説明する。
図7は本発明の実施の形態4に係る空気調和装置の冷媒回路図である。
図7に示すように、本実施の形態における空気調和装置は、上記実施の形態1(図1)の構成に加え、熱源側ユニットAの圧縮機1の吐出部とアキュムレータ4の入口とを接続するバイパス回路60と、このバイパス回路60の冷媒の流量(バイパス流量)を調整するバイパス量調整弁61とを有している。
なお、その他の構成は、上記実施の形態1と同様であり、同一部分には同一の符号を付する。また、冷媒の流動音を低減させる制御動作は、上記実施の形態1〜3の何れかと同様である。
なお、「バイパス量調整弁61」は、本発明における「開閉機構」、「第3の絞り装置」に相当する。
作用について図7および図8を用いて説明する。
図7の冷媒の流れに示す如く、圧縮機1の起動時にバイパス量調整弁61を開き、圧縮機1から吐出された冷媒ガスの一部をバイパス回路60に流通させ、アキュムレータ4へと導く。
アキュムレータ4には、熱容量関係から、冷媒液が寝込んでいる場合が多い。このため、起動時に圧縮機1からのホットガス(過熱ガス)である高エンタルピー冷媒をアキュムレータ4に送り込むことにより、アキュムレータ4に寝込んだ液冷媒のガス化を促進でき、負荷側ユニットB1、B2に冷媒を迅速に供給することが可能となる。
図8は本発明の実施の形態4に係る起動後経過時間に対するアキュムレータ内の冷媒量を表す図である。
図8においては、ホットガスによるバイパスの有無での、起動後のアキュムレータ4内の冷媒量の経時変化を示している。
図8に示すように、ホットガスを利用することによってアキュムレータ4の冷媒のガス化が促進できるため、短時間で、負荷側ユニットB1、B2へ冷媒が供給される。
これにより、負荷側ユニットB1、B2の負荷側熱交換器5a、5bでの冷媒の液化がより早くなり、絞り装置11a、11bの冷媒の乾き度がより早く小さくなるので、冷媒音を早期に低減することが可能となる。
バイパス量調整弁61は、圧縮機1の起動時に開とするが、例えば開放されている時間を検出し数分後に閉じれば良い。つまり、圧縮機1の起動から所定時間の間、バイパス量調整弁61を開放する。
所定時間のみ冷媒を流すことにより定常運転時は冷媒のバイパスによる能力ロスをなくすことができる。
なお、図7の説明では、圧縮機1の吐出部とアキュムレータ4の入口部とを連結する構成をとって、アキュムレータ4入口に吐出ガスを吹き込んだが、このガスの吹き込み先は低圧部の冷媒液が寝込む可能性のあるところであればどこでも同様な効果を奏する。
つまり、バイパス回路60は、圧縮機1の吐出側と、冷媒回路の低圧側の機器および低圧側の配管の少なくとも1つとを接続する構成であれば良い。
例えば、図9に示すように、バルブ13a、13b、13c、13dと、バイパス回路60と、バイパス量調整弁61とにて構成されたバイパスユニットCにて、第1の接続配管6と第2の接続配管7とを接続するように構成しても良い。
このようにすることで、既設の空気調和装置に対しても、バイパスユニットCを追加設置することで容易に冷媒音の低減および、暖房の立ち上げ時間の短縮が可能な空気調和装置を得ることができる。
なお、上記の説明では、圧縮機1の起動から所定時間の間にホットガスをバイパスする場合を説明したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、熱源側熱交換器3が熱交換する空気の温度(外気温度)と、圧縮機1の吸入側の圧力の飽和温度との温度差が所定値より大きい場合、熱源側熱交換器3での交換熱量が少ないと判断し、バイパス量調整弁61を開にしてバイパス回路60にホットガスを流通させるようにしてもよい。
また、圧縮機1吸入側(熱源側熱交換器3出口)の過熱度が増大した場合や、負荷側ユニットBの絞り装置11の入口の過冷却度が確保された段階を検知し、バイパス量調整弁61を閉じても良い。すなわち、液が寝込んでいなくなればこのバイパス機構を閉じて通常の運転回路に戻すことになる。
このように、熱源側熱交換器3が熱交換する空気の温度と、圧縮機1の吸入側の圧力の飽和温度との温度差が所定値より大きい場合、熱源側熱交換器3出口における冷媒の過熱度が所定値より小さい場合、および、非暖房運転の負荷側ユニットB1、B2の絞り装置11a、11bに流入する冷媒の過冷却度が負の値の場合、のうち少なくとも1つの場合に、圧縮機1から吐出された冷媒の一部をバイパス回路60に流通させるようにしても良い。
このように所定の物理量がある値に達したかどうかによって、バイパス回路60を開閉することにより、開閉するタイミングが適正となるので、効率のよい運転を行うことができる。
また例えば、バイパス量調整弁61を開度可変に構成し、熱源側熱交換器3が熱交換する空気の温度と、圧縮機1の吸入側の圧力の飽和温度との温度差、熱源側熱交換器3出口における冷媒の過熱度、および、非暖房運転の負荷側ユニットB1、B2の絞り装置11a、11bに流入する冷媒の過冷却度、のうち少なくとも1つに基づいて、バイパス量調整弁61の開度を制御するようにしても良い。
このように所定の物理量に応じて、バイパス回路60に流通する冷媒量を調整することが可能となり、負荷側ユニットB1、B2に供給される冷媒量をより適正とすることができ、より効率のよい運転を行うことができる。
以上のように本実施の形態においては、圧縮機1の吐出側と、冷媒回路の低圧側の機器および低圧側の配管の少なくとも1つとを接続するバイパス回路60を備え、少なくとも圧縮機1の起動時に、圧縮機1から吐出された冷媒の一部をバイパス回路60に流通させる。
このため、低外気時等にアキュムレータ4等の低圧側機器や配管内に冷媒が寝込んでいる場合でも、バイパス回路60から流入する過熱ガスによりアキュムレータ4等の低圧側機器や配管の液冷媒をガス化するとともに圧縮機1の吸入部の低圧の引き込みを抑制できる。また、暖房運転および非暖房運転の負荷側ユニットBへ迅速に冷媒を送出することができるため、負荷側ユニットBの絞り装置11で発生する冷媒音を低減でき、暖房能力も増加するため、空気調和装置の快適性と信頼性をともに確保することが可能となる。
1 圧縮機、2 四方弁、3 熱源側熱交換器、4 アキュムレータ、5a 負荷側熱交換器、5b 負荷側熱交換器、6 第1の接続配管、7 第2の接続配管、8a ファン、8b ファン、8c ファン、11a 絞り装置、11b 絞り装置、12a バルブ、12b バルブ、13a バルブ、13b バルブ、13c バルブ、13d バルブ、30 制御部、30a 測定部、30b 演算部、30c 駆動部、30d 記憶部、30e 入力部、30f 出力部、31 吐出圧センサ、32 吸入圧センサ、40a 空気温度センサ、40b 空気温度センサ、40c 空気温度センサ、41 吐出温度センサ、42 吸入温度センサ、43a 熱交温度センサ、43b 熱交温度センサ、50 第2の絞り装置、51 液管圧力センサ、60 バイパス回路、61 バイパス量調整弁、A 熱源側ユニット、B1 負荷側ユニット、B2 負荷側ユニット、C バイパスユニット。

Claims (10)

  1. 圧縮機および熱源側熱交換器を少なくとも有する熱源側ユニットと、該熱源側ユニットに対し並列に接続され、開度可変の絞り装置および負荷側熱交換器をそれぞれ有する複数の負荷側ユニットとが配管接続され、
    前記圧縮機、前記負荷側熱交換器、前記絞り装置、および前記熱源側熱交換器に冷媒を循環させる冷媒回路が形成された空気調和装置において、
    前記絞り装置から前記熱源側熱交換器に至る流路の間に設けられた開度可変の第2の絞り装置と、
    前記絞り装置および前記第2の絞り装置の開度を制御する制御手段と
    前記圧縮機の吐出側と、前記冷媒回路の低圧側の機器および低圧側の配管の少なくとも1つとを接続するバイパス回路と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記複数の負荷側ユニットのうちの一部の負荷側ユニットが暖房運転し、他の一部の負荷側ユニットが運転停止または送風運転である非暖房運転の場合、
    前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置の開度を、暖房運転時より小さく全閉より大きい開度に設定し、
    前記熱源側熱交換器出口における冷媒の過熱度が、正の値の範囲で最小となるように、前記第2の絞り装置の開度を設定し、
    前記熱源側熱交換器が熱交換する空気の温度と、前記圧縮機の吸入側の圧力の飽和温度との温度差が所定値より大きい場合、
    前記熱源側熱交換器出口における冷媒の過熱度が所定値より小さい場合、
    および、前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置に流入する冷媒の過冷却度が負の値の場合、のうち少なくとも1つの場合に、前記圧縮機から吐出された冷媒の一部を前記バイパス回路に流通させる
    ことを特徴とする空気調和装置。
  2. 圧縮機および熱源側熱交換器を少なくとも有する熱源側ユニットと、該熱源側ユニットに対し並列に接続され、開度可変の絞り装置および負荷側熱交換器をそれぞれ有する複数の負荷側ユニットとが配管接続され、
    前記圧縮機、前記負荷側熱交換器、前記絞り装置、および前記熱源側熱交換器に冷媒を循環させる冷媒回路が形成された空気調和装置において、
    前記絞り装置から前記熱源側熱交換器に至る流路の間に設けられた開度可変の第2の絞り装置と、
    前記絞り装置および前記第2の絞り装置の開度を制御する制御手段と
    前記圧縮機の吐出側と、前記冷媒回路の低圧側の機器および低圧側の配管の少なくとも1つとを接続するバイパス回路と、
    前記バイパス回路の冷媒の流量を調整する開度可変の第3の絞り装置と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記複数の負荷側ユニットのうちの一部の負荷側ユニットが暖房運転し、他の一部の負荷側ユニットが運転停止または送風運転である非暖房運転の場合、
    前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置の開度を、暖房運転時より小さく全閉より大きい開度に設定し、
    前記熱源側熱交換器出口における冷媒の過熱度が、正の値の範囲で最小となるように、前記第2の絞り装置の開度を設定し、
    前記熱源側熱交換器が熱交換する空気の温度と、前記圧縮機の吸入側の圧力の飽和温度との温度差、前記熱源側熱交換器出口における冷媒の過熱度、および、前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置に流入する冷媒の過冷却度、のうち少なくとも1つに基づいて、前記第3の絞り装置の開度を制御する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置に流入する冷媒の過冷却度が負の値のとき、当該絞り装置を全閉にし、
    前記過冷却度が正の値のとき、当該絞り装置の開度を暖房運転時より小さく全閉より大きい開度に設定する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の空気調和装置。
  4. 前記複数の負荷側ユニットのうち少なくとも1つは、熱源側ユニットと異なる高さに配置され、
    前記制御手段は、
    暖房運転時における前記負荷側熱交換器の凝縮圧力と前記第2の絞り装置に流入する冷媒の圧力との圧力差が、前記熱源側ユニットと前記負荷側ユニットとの間の高低差に相当する液ヘッド差以上となるように、前記第2の絞り装置の開度を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の空気調和装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置に流入する冷媒の過冷却度を、当該非暖房運転の負荷側ユニットの前記負荷側熱交換器の凝縮温度と前記負荷側熱交換器が熱交換する空気の温度との温度差で除算した値である指標値を求め、
    前記指標値が所定の範囲となるように、前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置の開度を設定する
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の空気調和装置。
  6. 圧縮機および熱源側熱交換器を少なくとも有する熱源側ユニットと、該熱源側ユニットに対し並列に接続され、開度可変の絞り装置および負荷側熱交換器をそれぞれ有する複数の負荷側ユニットとが配管接続され、
    前記圧縮機、前記負荷側熱交換器、前記絞り装置、および前記熱源側熱交換器に冷媒を循環させる冷媒回路が形成された空気調和装置において、
    前記絞り装置の開度を制御する制御手段と、
    前記圧縮機の吐出側と、前記冷媒回路の低圧側の機器および低圧側の配管の少なくとも1つとを接続するバイパス回路と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記複数の負荷側ユニットのうちの一部の負荷側ユニットが暖房運転し、他の一部の負荷側ユニットが運転停止または送風運転である非暖房運転の場合、
    前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記負荷側熱交換器出口における冷媒の過冷却度を、前記負荷側熱交換器の凝縮温度と前記負荷側熱交換器が熱交換する空気の温度との温度差で除算した値である指標値を求め、
    前記指標値が所定の範囲となるように、前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置の開度を設定し、
    前記熱源側熱交換器が熱交換する空気の温度と、前記圧縮機の吸入側の圧力の飽和温度との温度差が所定値より大きい場合、
    前記熱源側熱交換器出口における冷媒の過熱度が所定値より小さい場合、
    および、前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置に流入する冷媒の過冷却度が負の値の場合、のうち少なくとも1つの場合に、前記圧縮機から吐出された冷媒の一部を前記バイパス回路に流通させる
    ことを特徴とする空気調和装置。
  7. 圧縮機および熱源側熱交換器を少なくとも有する熱源側ユニットと、該熱源側ユニットに対し並列に接続され、開度可変の絞り装置および負荷側熱交換器をそれぞれ有する複数の負荷側ユニットとが配管接続され、
    前記圧縮機、前記負荷側熱交換器、前記絞り装置、および前記熱源側熱交換器に冷媒を循環させる冷媒回路が形成された空気調和装置において、
    前記絞り装置の開度を制御する制御手段と、
    前記圧縮機の吐出側と、前記冷媒回路の低圧側の機器および低圧側の配管の少なくとも1つとを接続するバイパス回路と、
    前記バイパス回路の冷媒の流量を調整する開度可変の第3の絞り装置と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記複数の負荷側ユニットのうちの一部の負荷側ユニットが暖房運転し、他の一部の負荷側ユニットが運転停止または送風運転である非暖房運転の場合、
    前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記負荷側熱交換器出口における冷媒の過冷却度を、前記負荷側熱交換器の凝縮温度と前記負荷側熱交換器が熱交換する空気の温度との温度差で除算した値である指標値を求め、
    前記指標値が所定の範囲となるように、前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置の開度を設定し、
    前記熱源側熱交換器が熱交換する空気の温度と、前記圧縮機の吸入側の圧力の飽和温度との温度差、前記熱源側熱交換器出口における冷媒の過熱度、および、前記非暖房運転の負荷側ユニットの前記絞り装置に流入する冷媒の過冷却度、のうち少なくとも1つに基づいて、前記第3の絞り装置の開度を制御する
    ことを特徴とする空気調和装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記非暖房運転の負荷側ユニットが送風運転時における前記絞り装置の開度の設定値が、運転停止時の開度の設定値よりも大きい
    ことを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載の空気調和装置。
  9. なくとも前記圧縮機の起動時に、前記圧縮機から吐出された冷媒の一部を前記バイパス回路に流通させる
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の空気調和装置。
  10. 前記バイパス回路の流路を開閉する開閉機構を備え、
    少なくとも前記圧縮機の起動から所定時間の間、前記開閉機構を開放する
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の空気調和装置。
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