JPH1036707A - 撥水性塗料、これを用いた塗膜および塗装製品 - Google Patents

撥水性塗料、これを用いた塗膜および塗装製品

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JPH1036707A
JPH1036707A JP9708997A JP9708997A JPH1036707A JP H1036707 A JPH1036707 A JP H1036707A JP 9708997 A JP9708997 A JP 9708997A JP 9708997 A JP9708997 A JP 9708997A JP H1036707 A JPH1036707 A JP H1036707A
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water
resin
powder
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repellent
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JP9708997A
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English (en)
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Susumu Fujimori
進 藤森
Masaya Takahashi
雅也 高橋
Mamoru Ishitani
守 石谷
Shinji Tsuru
信二 津留
Akira Iwazawa
晃 岩沢
Fumio Yamamoto
二三男 山本
Masaru Kurosawa
賢 黒沢
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撥水性、難着雪性、耐候性に優れた撥水性塗
料、これを用いた塗膜および塗装製品を提供すること。 【解決手段】 撥水性塗料は、含フッ素樹脂粉末とバイ
ンダ樹脂と溶剤とを主成分とし、含フツ素樹脂粉末の比
表面積が8〜50m2 /gであり、分子量が1万〜10
万の範囲である。含フッ素樹脂としては、ポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂、テトラフルオロエチレン・パーフ
ルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体樹脂、およ
びテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン
共重合体樹脂の少なくとも1種が使用できる。この撥水
性塗料を基体10に塗布して塗膜11を形成して塗装製
品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撥水性、難着雪
性、耐候性に優れた撥水性塗料およびそのような撥水性
塗料を用いた塗膜、ならびに塗装製品に関する。
【0002】本発明の撥水性塗料は高い撥水性と優れた
耐侯性を示す塗膜を形成するので、防汚、雪害・着氷防
止等の建築や土木用途に広く利用できる。
【0003】本発明は、衛星通信・衛星放送用アンテ
ナ、通信用のアンテナドーム、レドーム、航空管制用ア
ンテナ、八木アンテナ等の各種のアンテナの水濡れ防
止、着雪氷防止のための表面処理に適用できる。レーダ
ーの反射板や電波望遠鏡の反射板、さらに、鉄塔や送電
線、住宅、ビルの屋根や外壁等の建築物およびその外装
品、電車、自動車等のや船舶、航空機等の表面、土木機
械用治具、煙突やストーブなどの換気口や排気口に適用
できる。本発明の撥水性塗料は分散液の形あるいは缶ス
プレーの形で提供される。
【0004】
【従来の技術】撥水性、難着雪性、耐候性に優れた撥水
性塗料が開発されれば、該塗料を塗布することにより着
雪しにくいアンテナ、ケーブル、鉄塔、屋根等の実現、
さらには土木機械用治具等への広範な応用が可能とな
る。しかしながら、従来提案されている撥水性塗料ある
いは撥水性コーティング剤の多くは、その初期接触角は
140度以下であり、かつ使用中に接触角が著しく低下
し、撥水性が損なわれるという問題があった。従来から
フッ素樹脂粉末をメッキ処理することにより基材表面に
撥水性能を付与する技術が知られているが、この場合、
屋外にある建造物等にはメッキ処理ができないため、用
途対象物が限定されるという問題点がある。また、フッ
素樹脂粉末の粒径を特定することによって、撥水性能を
付与する技術も提案されているが、一般に粉末の性状は
粒径で規定されるものではなく、現実問題として高性能
のものを得るのが難しいという問題がある。最近、これ
らの課題を解決する撥水性塗料として、特開平6−12
2838号公報には、分子量500〜20000でかつ
末端までフッ素化した低分子量ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)の粉末をアクリルシリコーン樹脂等に
混合分散させた撥水性塗料が開示されている。この塗料
を用いた塗装面は初期接触角として140度以上が得ら
れ、優れた撥水性を示すといわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この撥水性塗
料では、分子末端までフッ素化された特殊な低分子量P
TFEを撥水粉として用いるため、これを製造するのに
特殊なプロセスを必要とし、大量生産が難しく、塗料が
高価になるという問題がある。さらに、この撥水性塗料
に用いられる撥水粉は比較的に低分子量であるため、そ
の融点は、幅はあるが代表値をとると230℃と低く、
この撥水性塗料は熱に弱い性質を持っている。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の有してい
た課題を解決して、撥水性、難着雪性、耐候性に優れた
撥水性塗料を経済的に提供することにある。
【0007】本発明の別の目的は、そのような撥水性塗
料を用いた塗膜を提供することにある。
【0008】本発明のさらに別の目的は、そのような撥
水性塗料を用いた塗装製品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態に従
えば、含フッ素樹脂粉末と、バインダ樹脂と、溶剤とを
主成分とする撥水性塗料において、含フッ素樹脂粉末の
比表面積が8〜50m2 /gであって、かつその分子量
が1万〜10万の範囲であることを特徴とする撥水性塗
料が提供される。
【0010】ここに、前記含フッ素樹脂粉末は、好まし
くは、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、テトラフルオ
ロエチレン・パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)
共重合体樹脂、およびテトラフルオロエチレン・へキサ
フルオロプロピレン共重合体樹脂よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の樹脂を含んでなる。
【0011】本発明の第2の形態に従えば、含フッ素樹
脂粉末と、バインダ樹脂とを主成分とし、含フッ素樹脂
粉末の比表面積が8〜50m2 /gであって、かつその
分子量が1万〜10万の範囲である組成を有することを
特徴とする撥水性塗膜が提供される。
【0012】ここに、前記含フッ素樹脂粉末は、好まし
くは、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、テトラフルオ
ロエチレン・パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)
共重合体樹脂、およびテトラフルオロエチレン・へキサ
フルオロプロピレン共重合体樹脂よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の樹脂を含んでなる。
【0013】本発明の第3の形態に従えば、基体と、塗
膜とを備え、前記塗膜が、含フッ素樹脂粉末と、バイン
ダ樹脂とを主成分とし、含フッ素樹脂粉末の比表面積が
8〜50m2 /gであって、かつその分子量が1万〜1
0万の範囲である組成を有することを特徴とする撥水性
塗装製品が提供される。
【0014】ここに、前記含フッ素樹脂粉末は、好まし
くは、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、テトラフルオ
ロエチレン・パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)
共重合体樹脂、およびテトラフルオロエチレン・へキサ
フルオロプロピレン共重合体樹脂よりなる群から選ばれ
た少なくとも1種の樹脂を含んでなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本実施例の塗膜の上に滴
下された水滴の模式図であり、塗膜1上に水滴2が接し
ている。図2は水の接触角の測定の模式図である。
【0016】フッ素樹脂粉末の性状において、複雑な凹
凸構造を有する粉末は比表面積が大きくなり、粉末の形
状が球状に近づくほど、比表面積は小さくなると考えら
れる。一方、フッ素樹脂粉末が低分子量化すると撥水性
に劣る極性基の数が相対的に多くなる。これは分子の両
末端に撥水性に劣る極性基が置換する確率が高いためで
ある。従って、分子量の低下とともに高い撥水性を示す
塗料が得にくくなる。さらに、分子量の小さく、極性基
の数の少ない粉末の製造は技術的に難しく、高価なもの
となる。他方、高分子量化するとフッ素分子から形成さ
れる樹脂粉末の粒子が大きくなりすぎ、均一な塗膜が得
らず、撥水効果も低下すると考えられる。
【0017】前記のような状況にかんがみ、本発明者ら
は撥水性を付与する粉末の性状は、粒径によって規定さ
れるものではなく粉末の比表面積および分子量との関係
によって付与されることに着目し、分子末端までフッ素
化されたPTFE樹脂粉末を用いなくても、特定の比表
面積かつ特定の分子量を有するフッ素樹脂粉末を用いる
ことによって、優れた撥水性塗料を実現できることを見
い出し、本発明を完成した。
【0018】すなわち、本発明の撥水性塗料は、含フッ
素樹脂粉末とバインダ樹脂と溶剤とを主成分とする撥水
性塗料において、含フッ素樹脂粉末の比表面積が8〜5
0m2 /gであって、かつその分子量が1万〜l0万の
範囲であって、かつ含フッ素樹脂粉末が、ポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂テトラフルオロエチレン・パーフル
オロ(アルキルエーテル)共重合体樹脂、またはテトラ
フルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体
樹脂であることを特徴とする。
【0019】また、本発明の撥水性塗料に用いる含フッ
素樹脂粉末の融点温度は、幅はあるが代表値をとると3
00℃以上と熱に強い性質を持っている。
【0020】以下、本発明を具体的に説明する。
【0021】本発明において、含フッ素樹脂粉末の比表
面積を8〜50m2 /gの範囲としたのは、この範囲の
比表面積の含フッ素樹脂粉末を用いなければ高性能の撥
水性塗料が得られないためである。この原因はまだ明ら
かではないが、推察するに、比表面積が50m2 /gよ
り大きな含フッ素樹脂粉末は、粉末の形状が複雑な凹凸
構造を有するため、粉末を構成する分子の中で表面に露
出するものの割合が多くなる。したがって、粉末中に含
まれる撥水性に劣るOH基等の極性基のうち、表面に露
出するものの割合が多くなるため、これを用いて作製し
た塗料は親水化しやすく、撥水効果に乏しくなると考え
られる。また、比表面積が8m2 /gより小さい含フッ
素樹脂粉末を用いたものは、一般に粉末の粒子径が大き
すぎるため塗膜化できない。
【0022】一方、含フッ素樹脂粉末の分子量は1万〜
l0万の範囲が好ましい。分子量が1万未満では撥水性
に劣る極性基の数が相対的に多くなり、高い撥水性を示
す塗料が得られないからである。さらに、分子量が小さ
く、極性基の数の少ない粉末の製造は技術的に難しく、
高価なものとなる。また、分子量がl0万を超え高分子
量化すると、フッ素分子から形成される樹脂粉末の粒子
が大きくなりすぎるため、均一な塗膜が得らず、撥水効
果も低下する。
【0023】(含フッ素樹脂粉末)本発明の撥水性塗料
に用いる含フッ素樹脂としては、分子内に少なくとも1
以上のフッ素原子を含んだ樹脂であり、例えばポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、ポリテトラフル
オロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(F
EP)樹脂やテトラフルオロエチレン・パーフルオロ
(アルキルビニルエール)共重合体(PFA:パーフル
オロアルキル基としてC1 〜C5 が好ましい)樹脂など
のパーフルオロ樹脂が好ましい。含フッ素樹脂の分子末
端を特にフツ素化する処理は必要でなく通常の製造方法
で得られた含フッ素樹脂粉末を用いればよい。
【0024】(含フッ素樹脂粉末の含有量)本発明の撥
水性塗料に用いる含フッ素樹脂粉末の含有量は、どのよ
うな用途に使用するかにも依存するが、溶媒等の揮発成
分を揮発した後の重量分率で1〜95%が好ましい。含
フッ素樹脂粉末の含有量が少なすぎると高い撥水性を示
さず、多すぎると塗膜の機械的強度が弱くなる。
【0025】(バインダ樹脂)本発明の撥水性塗料に用
いるバインダ樹脂としては、アクリルシリコーン樹脂、
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレ
タン樹脂、フッ素樹脂の中の1種類以上の樹脂若くは混
合樹脂が例示される。
【0026】(添加剤)本発明の撥水性塗料には、必要
に応じて、着色剤、酸化防止剤や紫外線劣化防止のため
の安定剤、含フッ素樹脂粉末の分散剤、潤滑剤等の添加
剤を混合することができる。
【0027】(溶剤)本発明の撥水性塗料に用いる溶剤
としては、酢酸ブチル等の有機溶剤が例示される。
【0028】(製造方法)本発明の撥水性塗料は、一般
の塗料と同様にして、製造することができる。すなわ
ち、ボールミルやサンドミル等の撹拌混合装置を用い
て、含フッ素樹脂粉末、バインダ樹脂、バインダ樹脂の
溶剤および添加剤等を撹拌混合することによって製造す
ることができる。
【0029】(塗装方法)本発明の撥水性塗料は、溶剤
に分散させた分散液の形で刷毛塗り等の直接塗装に使用
してもよく、あるいは、例えばアルミ製等の缶に挿入し
たスプレー缶として貯蔵し、スプレー塗装に使用するこ
ともできる。塗装方法は特に限定されず、従来の塗装方
法が適用できる。
【0030】本発明の塗料は被塗装体に直接塗装しても
よい。あるいは、あらかじめアクリルシリコーン樹脂、
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレ
タン樹脂、フタル酸樹脂、フッ素樹脂、ビニル樹脂の中
の少なくとも一種類以上の樹脂もしくは混合樹脂を被着
させた後、上述の撥水性塗料を塗装してもよい。
【0031】(塗装対象)被塗装体としては、屋外に設
置され、あるいは主として屋外で使用される物体であっ
て撥水性、難着雪性、あるいは難着氷性をもつことが望
まれる任意の物体、例えば建造物、船舶、乗り物等の表
面に適用することができる。大きな構造体の表面でもあ
るいはシート状の基体でも同様に適用できる。図3に本
発明の撥水性塗料を用いた塗装製品の塗膜を含む構造の
模式的断面図を示す。10は基体、11は本発明の撥水
性塗料を用いた塗膜である。基体はシート状でもよく、
あるいは大きな構造物の表面部分でもよい。
【0032】
【実施例】以下、本発明の撥水性塗料について実施例お
よび比較例によって具体的に説明する。
【0033】なお、実施例に用いた含フッ素樹脂粉末の
種類、塗膜の物性測定法等は以下の表1および説明に示
すとおりである。
【0034】なお、各実施例および比較例において、分
子量、比表面積、接触角は次の方法に従って測定した。
【0035】分子量測定方法: 溶融粘度または溶液粘
度から求めた。
【0036】比表面積測定方法: 日本ベル(株)製の
高精度全自動ガス吸着装置「BELSORP36」を用
いて、77Kで窒素ガスの吸着等温線を測定し、BET
多分子吸着理論を適用して比表面積を求めた。
【0037】水の接触角測定方法: 協和界面科学
(株)製の自動接触角計CA−Z型を用い、撥水性塗料
の乾燥塗膜面に4マイクロリットルの蒸留水を滴下し
て、接触角を測定した。測定は、室温(23℃)で行
い、測定数5点の平均値を用いた。
【0038】(実施例1)比表面積24m2 /gで分子
量2万のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率が7
0%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、F
RP基板上にスプレー塗装した。
【0039】この試料について水の接触角を測定したと
ころ153度の値を示した。次いで、この試料をサンシ
ャインウェザーメーターを用いて400時間紫外線照射
(2年間の屋外暴露に相当)後接触角を測定したところ
148度の値を示し、優れた耐候性を有していた。これ
らの数値をまとめて他の例と共に後記表1に示す。
【0040】(実施例2)比表面積12m2 /gで分子
量3万のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率が7
0%となるようにアクリルシリコーンン樹脂と混合し、
FRP基板上にスプレー塗装した。
【0041】この試料について水の接触角を測定したと
ころ146度の値を示した。次いで、この試料をサンシ
ャインウェザーメーターを用いて400時間紫外線照射
(2年間の屋外暴露に相当)後接触角を測定したところ
141度の値を示し、優れた耐候性を有していた。
【0042】(実施例3)比表面積11m2 /gで分子
量2万のPFA粉末の揮発成分揮発後の重量分率が70
%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、FR
P基板上にスプレー塗装した。
【0043】この試料について水の接触角を測定したと
ころ150度の値を示した。次いで、この試料をサンシ
ャインウェザーメーターを用いて400時間紫外線照射
(2年間の屋外暴露に相当)後接触角を測定したところ
144度値を示し、優れた耐侯性を有していた。
【0044】(実施例4)比表面積9m2 /gで分子量
4万のFEP粉末の揮発成分揮発後の重量分率が70%
となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、FRP
基板上にスプレー塗装した。
【0045】この試料について水の接触角を測定したと
ころ144度の値を示した。次いで、この試料をサンシ
ャインウェザーメーターを用いて400時間紫外線照射
(2年間の屋外暴露に相当)後接触角を測定したところ
140度の値を示し、優れた耐候性を有していた。
【0046】(実施例5)比表面積48m2 /gで分子
量4万のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率が7
0%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、F
RP基板上にスプレー塗装した。
【0047】この試料について水の接触角を測定したと
ころ147度の値を示した。次いで、この試料をサンシ
ャインウェザーメータを用いて400時間紫外線照射
(2年間の屋外暴露に相当)後接触角を測定したところ
143度の値を示し、優れた耐候性を有していた。
【0048】(実施例6)比表面積45m2 /gで分子
量1万のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率が7
0%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、F
RP基板上にスプレー塗装した。
【0049】この試料について水の接触角を測定したと
ころ149度の値を示した。次いで、この試料をサンシ
ャインウェザーメーターを用いて400時間紫外線照射
(2年間の屋外暴露に相当)後接触角を測定したところ
141度の値を示し、優れた耐候性を有していた。
【0050】(実施例7)比表面積14m2 /gで分子
量10万のPTFE粉末の挿発成分揮発後の重量分率が
70%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、
FRP基板上にスプレー塗装した。
【0051】この試料について水の接触角を測定したと
ころ145度の値を示した。次いで、この試料をサンシ
ャインウェザメータを用いて400時間紫外線照射(2
年間の屋外暴露に相当)後接触角を測定したところ14
1度の値を示し、優れた耐侯性を有していた。
【0052】(比較例1)比表面積130m2 /gで分
子量3000のフッ化ピッチ粉末の揮発成分揮発後の重
量分率が70%となるようにアクリルシリコーン樹脂と
混合し、FRP基板上にスプレー塗装した。この試料に
ついて水の接触角を測定したところ89度の値を示し、
撥水効果に乏しく、本発明の試料に及ばなかった。
【0053】(比較例2)比表面積120m2 /gで分
子量5万のフッ化ピツチ粉末の揮発成分揮発後の重量分
率が70%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合
し、FRP基板上にスプレー塗装した。この試料につい
て水の接触角を測定したところ92度の値を示し、撥水
効果に乏しく、本発明の試料に及ばなかった。
【0054】(比較例3)比表面積9m2 /gで分子量
3000のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率が
70%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、
FRP基板上にスプレー塗装した。この試料について水
の接触角を測定したところ94度の値を示し、撥水効果
に乏しく、本発明の試料に及ばなかった。
【0055】(比較例4)比表面積2m2 /gで分子量
7000のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率が
70%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、
FRP基板上にスプレー塗装した。この試料について水
の接触角を測定したところ87度の値を示し、撥水効果
に乏しく、本発明の試料に及ばなかった。
【0056】(比較例5)比表面積1.5m2 /gで分
子量2万のフッ化ピッチ粉末の揮発成分揮発後の重量分
率が70%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合
し、FRP基板上にスプレー塗装した。この試料につい
て水の接触角を測定したところ92度の値を示し、撥水
効果に乏しく、本発明の試料に及ばなかった。
【0057】(比較例6)比表面積0.3m2 /gで分
子量8万のPFA粉末の揮発成分揮発後の重量分率が7
0%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、F
RP基板上にスプレー塗装した。この試料について水の
接触角を測定したところ97度の値を示し、撥水効果に
乏しく、本発明の試料に及ばなかった。
【0058】(比較例7)比表面積60m2 /gで分子
量2万のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率が7
0%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、F
RP基板上にスプレー塗装した。この試料について水の
接触角を測定したところ91度の値を示し、撥水効果に
乏しく、本発明の試料に及ばなかった。
【0059】(比較例8)比表面積6m2 /gで分子量
8万のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率が70
%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合し、FR
P基板上にスプレー塗装した。この試料について水の挟
触角を測定したところ88度の値を示し、撥水効果に乏
しく、本発明の試料に及ばなかった。さらに、塗膜に亀
裂が生じ、品質の悪いものとなった。
【0060】(比較例9)比表面積40m2 /gで分子
量9000のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率
が70%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合
し、FRP基板上にスプレー塗装した。この試料につい
て水の接触角を測定したところ84度の値を示し、撥水
効果に乏しく、本発明の試料に及ばなかった。
【0061】(比較例10)比表面積15m2 /gで分
子量12万のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率
が70%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合
し、FRP基板上にスプレー塗装した。この試料につい
て水の接触角を測定したところ99度の値を示し、撥水
効果に乏しく、本発明の試料に及ばなかつた。さらに、
塗膜は凹凸のある不均一なもので、亀裂のある品質の悪
いものとなった。
【0062】(比較例11)比表面積20m2 /gで分
子量11万のPTFE粉末の揮発成分揮発後の重量分率
が70%となるようにアクリルシリコーン樹脂と混合
し、FRP基板上にスプレー塗装した。この試料につい
て水の接触角を測定したところ104度の値を示し、撥
水効果に乏しく、本発明の試料に及ばなかつた。さら
に、塗膜は凹凸のある不均一なもので、亀裂のある品質
の悪いものとなった。
【0063】
【表1】
【0064】分子量測定方法: 溶融粘度または溶液粘
度から求めた。
【0065】比表面積測定方法: 日本ベル(株)製の
高精度全自動ガス吸着装置「BELSORP36」を用
いて、77Kで窒素ガスの吸着等温線を測定し、BET
多分子吸着理論を適用して比表面積を求めた。
【0066】水の接触角測定方法: 協和界面科学
(株)製の自動接触角計CA−Z型を用い、撥水性塗料
の乾燥塗膜面に4マイクロリットルの蒸留水を滴下し
て、接触角を測定した。
【0067】さらに、図4にフッ素樹脂粉末の比表面積
および分子量と水の接触角との関係を示す。図4から明
らかなように、本発明の特定範囲のフッ素樹脂粉末の比
表面積と特定範囲の分子量が優れた撥水、難着雪、難着
氷効果に重要であることがわかる。(実施例8)実施例
1〜7の撥水性塗料をフタロシアニンブルー1重量%と
撹拌混合した後、24時間放置した後、FRP基板上に
塗布したところ、正常な青色の塗膜が得られた。これ
は、塗料が良好な分散状態を保っていたことを示してい
る。
【0068】これに対して、比較例1〜10の撥水性塗
料を同様に処理したところ、色が薄れ、正常な塗膜が得
られなかった。これは、一部沈殿が生じたためと思われ
る。 (実施例9)実施例1〜7の撥水性塗料を図5に斜視図
を示す衛星放送に用いるパラボラアンテナ21に塗装し
た。パラボラアンテナ22は未塗装である。図5に示す
ように、塗装したパラボラアンテナでは雪氷23はいわ
ゆる吹き溜まり部に少量付着したのに対して、未塗装の
パラボラアンテナ22では雪氷23の付着が多かった
(受信面積の約50%を越えた)。
【0069】(実施例10)実施例1〜7の撥水性塗料
を図6に斜視図を示す無線通信に用いるアンテナのレド
ーム31に塗装した。レドーム32は未塗装である。図
6に示すように、塗装したレドーム31では雪氷33は
縁辺部に少量付着したのに対して、未塗装のレドーム3
2では受信部を覆う部分にも雪氷33の付着が多かっ
た。
【0070】(実施例11)実施例1〜7の撥水性塗料
を図7に斜視図を示す航空管制等に用いる八木アンテナ
41に塗装した。八木アンテナ42は未塗装である。図
7に示すように、塗装した八木アンテナ41では雪氷4
3はアンテナの枝の結合部44に少量付着したのに対し
て、未塗装の八木アンテナ42では雪氷43の付着が全
体にわたって多かった。
【0071】(実施例12)実施例1〜7の撥水性塗料
を図8に斜視図を示す送電線51に塗装した。送電線5
2は未塗装である。図8に示すように、塗装した送電線
51では雪氷53は間欠的に送電線の上側に小量付着し
たのに対して、未塗装の送電線52では雪氷53の付着
は筒状に送電線52を包み込み多量に付着した。
【0072】(実施例13)実施例1〜7の撥水性塗料
を図9に斜視図を示す鉄塔61に塗装した。図9に示す
ように、鉄塔の塗装部62(図の左側)には雪氷63が
角部65に付着したのみであるのに対して、未塗装部6
4(図の右側)では雪氷63の付着は未塗装部64の大
半に厚く付着した。
【0073】(実施例14)実施例1〜7の撥水性塗料
を図10に斜視図を示すビルディング外壁71に塗装し
た。図10に示すように、塗装窓枠72では雪氷73は
隅部に小量付着したのに対し、未塗装窓枠74では雪氷
73はほぼ全面に付着した。
【0074】(実施例15)実施例1〜7の撥水性塗料
を図11に斜視図を示す住宅の屋根81に塗装した。図
11に示すように、左側の塗装部82では雪氷83が小
量付着したのに対して、右側の未塗装部84では雪氷8
3の付着は屋根全面にわたって50cm程度まで付着し
た。
【0075】(実施例16)実施例1〜7の撥水性塗料
を図12に斜視図を示す鉄道用車輌(電車)91の下部
92に塗装した。図12に示すように、左側の塗装部9
3では進行方向後方に小量の雪氷94の付着がみられた
のに対して、未塗装部95ではほぼ全面にわたって雪氷
94が付着した。
【0076】(実施例17)実施例1〜7の撥水性塗料
を図13に斜視図を示すトラック101の外面の進行方
向の中心線の片側に塗装した。図13に示すように、左
側の塗装部102では雪氷103は実質的に付着しなか
ったのに対して、未塗装部104では雪氷103は後方
部分に多量に付着した。
【0077】(実施例18)実施例1〜7の撥水性塗料
を図14に斜視図を示す船舶111の進行方向の中心線
の片側に塗装した。北洋航海時、図14に示すように、
塗装部112では雪氷113がほとんど付着しなかった
のに対して、未塗装部114では特に外面の喫水線近く
まで多量に付着した。
【0078】(実施例19)実施例1〜7の撥水性塗料
を図15に斜視図を示す信号機121に塗装した。信号
機122は未塗装である。図15に示すように、塗装し
た信号機121では雪氷123はフード124の一部に
小量付着したのに対して、未塗装の信号機122では雪
氷123の付着はフード125全体にわたって多量に付
着し、フード125から外側に成長した。
【0079】(実施例20)実施例1〜7の撥水性塗料
を図16に斜視図を示す道路標識131に塗装した。道
路標識132は未塗装である。図16に示すように、塗
装した道路標識131では雪氷133は上側に小量付着
したのに対して、未塗装の道路標識132では雪氷13
3の付着は標識表示面を覆って多量に付着した。
【0080】
【発明の効果】本発明の撥水性塗膜、塗装品は高い撥水
性と優れた耐侯性を示すので、防汚、雪害・着氷防止等
の建築や土木用途に広く利用できる。
【0081】本発明の用途をさらに詳述すれば、本発明
の撥水性塗料は、衛星通信・衛星放送用アンテナ、通信
用のアンテナドーム、航空管制用アンテナ、八木アンテ
ナ等の各種のアンテナの水濡れ防止、着雪氷防止のため
の表面処理に適用できる。これらのアンテナは、水濡
れ、着雪氷によりノイズが増加し、送受信の品質が劣化
するという問題があるが、本発明の適用により、この問
題を解決できるからである。レーダーの反射板や電波望
遠鏡の反射板に適用しても水濡れや着雪氷によるノイズ
増加がなくなり、高精度の観測が可能となる。さらに、
鉄塔や送電線に適用すれば、着雪氷およびその落下を未
然に防ぐことも可能であり、その下方にある人家や通行
人の危険防止に役立つ。住宅やビルの屋根や外壁に適用
しても同様に有効である。また、電車、自動車や船舶、
航空機等の表面に適用すれば、水濡れ、着雪氷を防ぐこ
とができ、危険防止だけでなく燃費の向上にも役立つ。
また、北国での煙突やストーブなどの換気口または排気
口に適用すれば、換気口や排気口などの結氷によるつま
りを防止するのにも有効である。
【0082】さらに、本発明の塗料は、一般民生用の缶
スプレーの形で提供することも可能で、あり、経済的で
かつ使いやすいものである。また、本発明の塗料は、そ
の構成成分が混合しやすく、分離しにくいため、最低限
の撹拌をするだけで使用することができ、また、塗料を
着色するために顔料を加える場合も、顔料が塗料中に一
様に分散しやすいため、容易にカラー化した塗膜が得ら
れ、そのカラー品質が優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の塗膜上の水滴の状態を示す
模式図である。
【図2】水の接触角の測定を説明する図である。
【図3】本発明の撥水性塗料を用いた塗装製品の一部を
模式的に示す断面図である。
【図4】フッ素樹脂粉末の比表面積および分子量と水の
接触角との関係を示すグラフである。
【図5】本発明の一実施例の塗装アンテナの例と比較例
の未塗装アンテナの例を示す模式的斜視図である。
【図6】本発明の一実施例の塗装レドームの例と比較例
の未塗装レドームの例を示す模式的斜視図である。
【図7】本発明の実施例の塗装八木アンテナの例と比較
例の未塗装八木アンテナの例を示す模式的斜視図であ
る。
【図8】本発明の実施例の塗装送電線の例と比較例の未
塗装送電線の例を示す模式的斜視図である。
【図9】本発明の実施例の塗装部と比較例の未塗装部を
有する鉄塔の例を示す模式的斜視図である。
【図10】本発明の実施例の塗装部と比較例の未塗装部
を有する建物外壁の例を示す模式的斜視図である。
【図11】本発明の実施例の塗装部と比較例の未塗装部
とを有する住宅の屋根の例を示す模式的斜視図である。
【図12】本発明の一実施例の塗装部と比較例の未塗装
部とを有する鉄道車輌の例を示す模式的斜視図である。
【図13】本発明の一実施例の塗装部と比較例の未塗装
部とを有するトラックの例を示す模式的斜視図である。
【図14】本発明の一実施例の塗装部と比較例の未塗装
部とを有する船舶の例を示す模式的斜視図である。
【図15】本発明の一実施例の塗装信号機の例と比較例
の未塗装信号機の例を示す模式的斜視図である。
【図16】本発明の一実施例の塗装道路標識の例と比較
例の未塗装道路標識を示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 基板 2 水滴 10 基体 11 塗膜 21 パラボラアンテナ(塗装) 22 パラボラアンテナ(未塗装) 23 雪氷 31 レドーム(塗装) 32 レドーム(未塗装) 33 雪氷 41 八木アンテナ(塗装) 42 八木アンテナ(未塗装) 43 雪氷 44 結合部 51 送電線(塗装) 52 送電線(未塗装) 53 雪氷 61 鉄塔 62 塗装部 63 雪氷 64 未塗装部 65 角部 71 ビルディング外壁 72 塗装窓枠部 73 雪氷 74 未塗装窓枠部 81 住宅の屋根 82 塗装部 83 雪氷 84 未塗装部 91 鉄道用車輌(電車) 92 鉄道用車輌(電車)の下部 93 塗装部 94 雪氷 95 未塗装部 101 トラック 102 塗装部 103 雪氷 104 未塗装部 111 船舶 112 塗装部 113 雪氷 114 未塗装部 121 信号機(塗装) 122 信号機(未塗装) 123 雪氷 124,125 フード 131 道路標識(塗装) 132 道路標識(未塗装) 133 雪氷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津留 信二 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 岩沢 晃 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 山本 二三男 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 黒沢 賢 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含フッ素樹脂粉末と、バインダ樹脂と、
    溶剤とを主成分とする撥水性塗料において、含フッ素樹
    脂粉末の比表面積が8〜50m2 /gであって、かつそ
    の分子量が1万〜10万の範囲であることを特徴とする
    撥水性塗料。
  2. 【請求項2】 前記含フッ素樹脂粉末が、ポリテトラフ
    ルオロエチレン樹脂、テトラフルオロエチレン・パーフ
    ルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体樹脂、およ
    びテトラフルオロエチレン・へキサフルオロプロピレン
    共重合体樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種の
    樹脂を含んでなることを特徴とする請求項1記載の撥水
    性塗料。
  3. 【請求項3】 含フッ素樹脂粉末と、バインダ樹脂とを
    主成分とし、含フッ素樹脂粉末の比表面積が8〜50m
    2 /gであって、かつその分子量が1万〜10万の範囲
    である組成を有することを特徴とする撥水性塗膜。
  4. 【請求項4】 前記含フッ素樹脂粉末が、ポリテトラフ
    ルオロエチレン樹脂、テトラフルオロエチレン・パーフ
    ルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体樹脂、およ
    びテトラフルオロエチレン・へキサフルオロプロピレン
    共重合体樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種の
    樹脂を含んでなることを特徴とする請求項3記載の撥水
    性塗膜。
  5. 【請求項5】 基体と、塗膜とを備え、前記塗膜が、含
    フッ素樹脂粉末と、バインダ樹脂とを主成分とし、含フ
    ッ素樹脂粉末の比表面積が8〜50m2 /gであって、
    かつその分子量が1万〜10万の範囲である組成を有す
    ることを特徴とする撥水性塗装製品。
  6. 【請求項6】 前記含フッ素樹脂粉末が、ポリテトラフ
    ルオロエチレン樹脂、テトラフルオロエチレン・パーフ
    ルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体樹脂、およ
    びテトラフルオロエチレン・へキサフルオロプロピレン
    共重合体樹脂よりなる群から選ばれた少なくとも1種の
    樹脂を含んでなることを特徴とする請求項5記載の撥水
    性塗装製品。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000026844A (ja) * 1998-07-15 2000-01-25 Ntt Advanced Technology Corp 撥水性コーティング用塗料及びその塗膜
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