JPH1036286A - 貯蔵に安定なフィブリノーゲン調製物 - Google Patents
貯蔵に安定なフィブリノーゲン調製物Info
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- JPH1036286A JPH1036286A JP9112137A JP11213797A JPH1036286A JP H1036286 A JPH1036286 A JP H1036286A JP 9112137 A JP9112137 A JP 9112137A JP 11213797 A JP11213797 A JP 11213797A JP H1036286 A JPH1036286 A JP H1036286A
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Abstract
ノーゲン溶液を調製するための、もしくは別の用途、例
えば、点滴物のためのフィブリノーゲン溶液を調製する
ための貯蔵に安定なフィブリノーゲン調製物を得るこ
と。 【解決手段】 凍結乾燥した形態の貯蔵に安定なフィブ
リノーゲン調製物であって、(i)凍結乾燥した上記調
製物が、室温で水に溶解された場合に少なくとも70mg
/ml のフィブリノーゲン濃度を有する溶液への再構成時
間が15分まで、好ましくは7分より短いようにフィブ
リノーゲンの溶解性を改善する物質を含み、(ii)上記
調製物から得られた即時使用可能な組織接着性溶液が、
トロンビン−CaCl2 溶液と混合した後に生理学的フ
ィブリン構造を有するフィブリン血餅を形成することを
特徴とする、フィブリノーゲン調製物。
Description
用いるための濃縮フィブリノーゲン溶液を調製するため
の、もしくは別の用途、例えば、点滴物のためのフィブ
リノーゲン溶液を調製するための貯蔵に安定なフィブリ
ノーゲン調製物に関する。
は、凍結乾燥した形態で、あるいは冷凍貯蔵された(特
に高度に濃縮された)フィブリノーゲン溶液として存在
することができ、そしてそれらが以前から知られていた
即時使用可能な(ready-to-use)フィブリノーゲン溶液お
よび/または組織接着性溶液と同様の調製物より、それ
ぞれより簡便にそしてより迅速に再構成および融解され
得るという利点を有している。
ら得ることができるフィブリノーゲン溶液および/また
は組織接着性溶液にも関する。
は、ヒトもしくは動物の組織もしくは器官部分の継ぎ目
のない(seamless)結合および/または継ぎ目を補強する
結合、創傷の封鎖、止血、および創傷の治癒の促進に用
いられる。
より、即時使用可能な液体組織接着剤に含まれている
(可溶性)フィブリノーゲンが(不溶性の)フィブリン
に変換され、そして同様にそれらに含まれている第XIII
因子も第XIIIa 因子へと活性化されるという事実に基づ
いている。これにより形成されたフィブリンは、組織接
着剤の有効性に必須の高分子に架橋されるのである。必
要とされるトロンビン活性は接着されるべき組織(創傷
表面)に由来するか、あるいはトロンビンとCa2+イオ
ンとを含む溶液の形態で封鎖過程で組織接着剤に添加す
ることもできる。
はAT−B−359 653、AT−B−359 65
2およびAT−B−369 990から既に公知であ
る。フィブリノーゲンおよび第XIII因子は別にして、そ
れらはまたフィブロネクチンおよびアルブミンのような
さらなるタンパク質、ならびに場合によっては抗生物質
をも含んでいる。組織接着剤は、冷凍貯蔵溶液の形態
で、もしくは凍結乾燥物としてのいずれかで市場に出さ
れているが、それは液体溶液の場合、それらは長時間に
わたって非常に安定というわけではないからである。こ
のような環境は、商品が、それらを適用する前に、それ
らの凍結乾燥物から解凍、すなわち融解あるいは再構成
されなければならないということに結びつく。どちらの
方法も多大な労力を伴うものである。
濃度が少なくとも70mg/ml の即時使用可能な組織接着
性溶液が必要であり、ある量の第XIII因子が必要とさ
れ、それにより、フィブリノーゲン1g当たりの第XIII
因子の単位数で表される、フィブリノーゲンに対する第
XIII因子の比が少なくとも80となる。
おいて、特に、安全な止血、シールの創傷および/また
は組織領域への良好な接着、接着および創傷の封鎖の高
度な強さ、接着剤の完全な再吸収が可能になり、そして
それらは創傷治癒促進特性を有する。
濃縮は、結果として凍結乾燥したおよび/または冷凍貯
蔵したフィブリノーゲン調製物は、徐々に既製品、液体
組織接着剤へ再構成されるか、および/または融解
(「溶解」)されるだけで、しかも温度は上昇している
−一般に25℃以上、ほとんどは30℃以上−という事
実を生じる。
織接着性溶液の迅速な利用可能性が望ましい。なぜな
ら、特に手術上の緊急事態においては、それが決定的に
重要であるためである。
だけ少なくするためにも、できるだけ操作が少ないこと
が即時使用可能な溶液の調製物には要求されるべきであ
り、そしてもしもそれにはこれ以上付加的手段が必要と
されないならば、有利であると考えられる。
用可能な組織接着性溶液は、それらのフィブリノーゲン
含有量が高いにも関わらず、室温、すなわち、20℃で
容易に加工されるのに十分なほど既に流動化しているこ
とが望ましい。
組織接着剤が細いカテーテルによって体腔に誘導されて
そこに適用される場合に、あるいは、スプレー技術によ
って適用され、それによりその組織接着剤が噴霧されて
薄い層として創傷表面に適用される場合に有利である。
組織接着剤の適切な適用器具は、既に利用可能である
(EP0315222、EP0455626)。
性は、ウイルス不活性化法を用いることによりさらに低
下させることができる。それらは、例えば、EP015
9311にしたがって、凍結乾燥した物質を熱処理する
という方法で好適に実施される。
ン調製物の可溶性を改良するために多くの努力が傾注さ
れたのである。
改良することができることは公知である。したがって、
EP−A−0345246は、フィブリノーゲンとは別
に、さらに少なくとも1つの生物学的に受容可能な界面
活性剤を含む凍結乾燥したフィブリノーゲン調製物を記
載している。界面活性剤を添加した結果、凍結乾燥物は
溶媒により改良された湿り気を有するようになり、それ
によりある温度での溶解率が改善するが、フィブリノー
ゲン自体の可溶性は改善しなかった。したがって、その
ような調製物もまた25℃より高い温度で、このましく
は37℃より高い温度で再構成されなければならない。
ゲンとは別に尿素もしくはグアニジン基を有する物質を
さらに含む凍結乾燥したフィブリノーゲン調製物を記載
している。しかし、それにしたがって作成した組織接着
性調製物は、細胞毒性に作用し、線維芽細胞の成長を阻
害して、変化した非生理学的フィブリン構造を生じ、そ
れによりフィブリンの所望の弾力性およびシールが失わ
れることが示された(Redl et al., Medizinische Welt
36, 769-76 (1985) 参照)。線維芽細胞、すなわち、創
傷治癒過程を開始する細胞の成長を阻害することによ
り、フィブリノーゲンを基にした組織接着剤の所望の創
傷治癒促進特性は失われる。さらに、in vivo 要求され
る高度な接着強度は得られたフィブリンの弾力性の欠除
により損なわれる。
乾燥した形態のもしくは冷凍貯蔵している液体調製物
(冷凍貯蔵)から得られた形態の貯蔵に安定なフィブリ
ノーゲン調製物を提供することである。この調製物は、
好ましくは装置の加熱および/または撹拌のような付加
的手段を用いずに、即時使用可能なフィブリノーゲンお
よび/または組織接着性溶液に迅速かつ簡単な方法で再
構成および融解され、ここで、上記即時使用可能な組織
接着性溶液(フィブリノーゲン濃度は少なくとも70mg
/ml)は、容易に加工されるのにすでに十分流動性であ
り、そして、これにも関わらず、上記で考察した公知の
調製物、特にEP−A−085923に対応するものの
不利な点を持たない。
解決される。ここで、上記調製物は、フィブリノーゲン
および場合によってはさらなるタンパク質ならびにアジ
ュバントおよび添加物とは別に、この調製物の可溶性を
改良し、および/またはそれらの融解温度を低下させ、
そして即時使用可能な組織接着性溶液の室温での粘度を
減少させる少なくとも1つの物質を含む。それにより、
その物質は、それらがフィブリノーゲンの可溶性に与え
る効果によるだけでなく、溶解した調製物がアクチベー
ターと反応してフィブリン血餅が形成される場合の生理
学的フィブリン構造のフォーメーションによっても選択
される。このことは、形成された血餅が生理学的なフィ
ブリン構造、すなわち、生理学的条件下(すなわち、イ
オン強度がおよそ0.15でpH値がおよそ7.4)でト
ロンビンがフィブリノーゲンに作用することにより形成
された典型的な空間的に分岐したフィブリル構造を有す
るなら、フィブリノーゲン溶液を等容量のトロンビン−
CaCl2 溶液(実質的に4IUのトロンビンおよび20
−40μmol CaCl2/mlを含有する)と混合すること
により証明することができる。この生理学的構造は、不
透明で粘性で可塑性の血餅により肉眼で特徴づけられ
る。代表的な生理学的もしくは非生理学的フィブリン血
餅の走査電子顕微鏡(SEM)写真が、例えば、Redl e
t al., Medizinische Welt 36, 769-76 (1985)の刊行物
に示されている。
られた場合に細胞毒性効果を持たないように構成されて
いる。すなわち、それは細胞によってよく寛容されてお
り、良好な細胞の成長を可能にし、それによる良好な創
傷治癒のための理想的な調製物を提供する。このこと
は、組織接着剤を等容量の半等張性のもしくは等張性の
塩化ナトリウム溶液で希釈することにより証明すること
ができ、線維芽細胞に損傷を与えるような効果は検出さ
れていない。
ーゲンもしくは組織接着性溶液は、それが細胞トッピン
グテストにおいて線維芽細胞に損傷を与えるような効果
をおよぼさなければ、一般に、非細胞毒性といわれる。
織接着剤に対する全てのさらなる要件を満たすように構
成され、それらは、 −ウイルス安全性 −高度な接着強度および/または手当可能な創傷の封鎖
ならびに安全で継続した止血 −プラスミノーゲンおよび/またはフィブリン溶解阻害
剤の含有量の変化による体内での接着の制御可能な耐久
性 −創傷治癒過程における接着剤の完全な再吸収性、およ
び −創傷治癒促進特性 すなわち、通常所望される組織接着剤の生化学的および
物理的性質は、調製物の可溶性を改善するか、および/
またはその融解温度を低下させ、そして室温での即時使
用可能な組織接着剤の粘性を減少させる本発明の組織接
着剤の物質の成分によって事実上、ネガティブな影響を
受けないということである。
により実証することができる: −トロンビン溶液との混合後の凝固反応(凝固時間) −フィブリン−γ鎖およびα鎖の架橋 −フィブリン溶解耐性 −引っ張り強さ −接着強度 融解温度は冷凍貯蔵濃縮フィブリノーゲン溶液が温度の
上昇によって融解する温度であると理解される。
蔵に安定なフィブリノーゲン調製物は、それが、0〜2
5℃の温度で、好ましくは20℃未満で、特に好ましく
は15℃未満で、フィブリノーゲン含有量が少なくとも
70mg/ml である溶液に融解するように可溶性を改善す
る物質を含む。融解温度が低くなったということは、冷
凍貯蔵した濃縮フィブリノーゲン溶液が、例えば、20
〜25℃の周囲の温度(室温)に曝された場合に、それ
がより迅速に融解するという意味である。このことは、
本発明の冷凍貯蔵調製物に特に当てはまり、この調製物
は、即時使用可能な滅菌した使い捨てシリンジに充填さ
れており、無菌性という理由によりプラスチックフィル
ムで2重に密封されている。必要な二重のコーティング
により熱交換はより困難であり、そのため、現在まで、
このようにパックされた冷凍貯蔵調製物は、水槽(37
℃)という手段によって妥当な時間内に融解する、すな
わち即時使用可能な状態にすることしかできなかった。
しかし、水槽の利用は面倒で、例えば、滅菌状態の維持
に関して、取り扱いの不利を伴うものである。
よび/または組織接着性調製物はまた、これらが室温
で、フィブリノーゲン含有量が少なくとも70mg/ml の
溶液に、特別な手段(例えば、AT−B−371 71
9による組み合わせた加熱および撹拌装置)を用いず
に、妥当な時間内に、すなわち、約1/2分〜15分ま
で、好ましくは7分未満で、特に好ましくは5分未満
で、再構成され得るという利点を有する。現在まで、E
P−A−085923による調製物が唯一の事例であっ
たが、これらの調製物は上記のように重大な不利な点を
有している。
的、例えば、点滴のためのフィブリノーゲン溶液の特に
迅速で容易な提供を可能にする。
件、すなわち、EP−A−085923による添加物の
さらなる上述の望ましくない副作用を引き起こすことな
く、フィブリノーゲンの溶解性を増加させ、濃縮冷凍貯
蔵フィブリノーゲンおよび/または組織接着性溶液の融
解温度ならびに室温でのそれらの粘性を低下させるこ
と、を満たしていることが見いだされた。
ジン化合物、ピペリジン化合物、ピリミジン化合物、モ
ルホリン化合物、ピロール化合物、イミダゾール化合
物、ピラゾール化合物、フラン化合物、チアゾール化合
物、プリン化合物、あるいはビタミン、核塩基、ヌクレ
オシドもしくはヌクレオチドの群から選択される一以上
の物質を、好ましくはフィブリノーゲン1g当たり、
0.03mmol〜3mmol、最も好ましくは0.07mmol〜
1.4mmolの量で含む。
の点滴溶液の調製には、フィブリノーゲンに関して比較
的高い比率の量の上記物質を選択することが有利であ
る。例えば、この物質は、点滴物中のフィブリノーゲン
1g当たり0.12〜12mmol、好ましくは0.28〜
5.6mmolの量で存在し得る。
アミノ安息香酸(ビタミンH)、p−アミノサリチル
酸、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシサリチル酸、フェ
ニルアラニン、プロカイン、ナイアシン、ナイアシンア
ミド、ピコリン酸、ビタミンB6 (ピリドキシン)、ヒ
ドロキシピリジン、ピリジンジカルボン酸、ピリジンス
ルホン酸、ピペリジンカルボン酸エステル、ピリミジ
ン、バルビツル酸、ウラシル、ウリジン、ウリジンリン
酸(ウリジル酸)、チミン、シトシン、シチジン、ヒド
ロキシピリミジン、チアミン(ビタミンB1)、モルホリ
ン、ピロリドン、イミダゾール、ヒスチジン、ヒダント
イン、ピラゾール、ジカルボン酸、フェナゾン、アデノ
シン、アデノシンリン酸、イノシン、グアノシンリン
酸、α−フロ酸(フラン−2−カルボン酸)、アスコル
ビン酸(ビタミンC)およびキサントシンを含む。
可能な組織接着性調製物が問題なく噴霧され得るために
室温で十分に流動性であり、それに対応する粘度が40
0cSt 未満、好ましくは300cSt 未満であり、そして
生理学的血餅が上記の即時使用可能な組織接着性溶液と
トロンビン−CaCl2 溶液とを1:1の比で混合した
後に形成されるように選択される。
組織接着性溶液のオスモル濃度が好ましくは500mOsm
未満、最も好ましくは400mOsm未満であるような比較
的低い塩含有量によって特徴づけられる。この制限は、
所望の良好な細胞寛容性(細胞毒性特性がない)を得る
ために必要である。本発明の物質により、今や、比較的
低い塩含有量の凍結乾燥フィブリノーゲン調製物を作製
することが可能である。塩含有量が比較的低いにも関わ
らず、この凍結乾燥フィブリノーゲン調製物は、上記の
ように、室温で即時使用可能な比較的流動性の組織接着
性溶液(フィブリノーゲン含有量は少なくとも70mg/m
l)に再構成され得、そして細胞によって良好に寛容され
る。
損傷を与えるか(Beriplast, Biocol, Bolheal HG)、細
胞によって良好に寛容されるが上昇した温度−好ましく
は37℃でしか再構成されない調製物が公知であった(T
issucol)。
よりウイルスに対して安全な調製物として提供され得
る。それらは、ウイルスを不活化または涸渇するための
前処理にもかかわらず良好に溶解する。多工程の熱処理
法、例えば、EP159311による60℃および80
℃での蒸気処理、あるいは、化学的処理法および/また
は物理的処理法の組合せが特に有効な処理方法である。
物に添加する前に行われ、そして場合によっては最終的
な容器に充填する前にナノ濾過を行う。
XIII因子を含み、場合によっては、創傷治癒の過程で利
点があるフィブロネクチンもしくは少量のプラスミノー
ゲンを含む。
質的にフィブリノーゲンのみからなり、すなわち、フィ
ブリノーゲンを単一の活性物質として含む。
ゲンおよびプラスミノーゲンアクチベーター阻害剤およ
びプラスミン阻害剤(例えば、アプロチニン、α2 −プ
ラスミン阻害剤、α2 −マクログロブリンなど)を基に
した組織接着剤に関する。即時使用可能な組織接着性溶
液は一般に1ml当たり、70〜120mgのフィブリノー
ゲン、場合によっては0.5〜50U の第XIII因子、場
合によっては0.5〜15mgフィブロネクチン、0〜1
50μg のプラスミノーゲン、および0〜20,000
KIU のアプロチニン、好ましくは1,000〜15,0
00KIU のアプロチニンを含む。好ましい調製物はさら
に、凍結乾燥調製物のより良好な湿り気のため、および
/または冷凍貯蔵調製物の改善のため低濃度の界面活性
剤を含む。
例示する。
融解温度 ウイルスを不活化した(蒸気処理した)組織接着性調製
物を公知の方法(AT−B−369653、EP034
5246を参照)にしたがって以下のように生成した:
漿低温沈降物を緩衝液(2℃で1L当たり6.6gのク
エン酸ナトリウム・2H2 O、3.4gのNaCl、1
0gグリシン、25,000KIU のアプロチニン、およ
び200IUのヘパリンを含む)で洗浄し、遠心分離し
た。この沈殿物をさらなる緩衝液(9.0gのグリシ
ン、1.0gのクエン酸ナトリウム・2H2 O、25,
000KIU のアプロチニン、および0.2gのTriton W
R1339 を含む)を用いてタンパク質濃度が42g/Lにな
るよう調整した。次いで、1L 当たり4.5gの純粋な
ヒトアルブミン、および15,000U の第XIII因子を
添加し、pH値を7.3に調整した。この溶液をバルクで
凍結乾燥し、水分含量を7.5%に調整し、そしてN2
雰囲気下で10時間60℃で加熱した。こうして得られ
たウイルスを不活化した材料を、蒸留水で溶解してタン
パク質濃度を47g/L とし、滅菌濾過して再び凍結乾燥
した。凍結乾燥した材料の一部を蒸留H2 Oで溶解し
て、表1に示した添加物(=即時使用可能な組織接着性
溶液)ありまたはなしでフィブリノーゲン濃度を85mg
/ml とし、それぞれ2mlを試験管に満たして冷凍貯蔵し
た。
液の融解温度は以下の融解テストで測定した:
一定温度30分間インキュベーションした。その後、こ
の温度を30分ごとに2.5℃ずつ上昇させた。各イン
キュベーション時間の後に試料の凝固状態を試験管をチ
ッピングすることにより評価した。固体状態から液体状
態への移行は急激に起きたわけではなく、いくつかの温
度工程の範囲にわたっておこり、ゼラチン状の状態と粘
性の移行状態とを経る。
ッピングしたときに水平な液体レベルが形成されて初め
て、すなわち、試料が出血後直ちに目に見える膨張を起
こさない場合に、「液体」と見なされる。
着性溶液が容易に用いられるために所定の温度で十分に
流動的であるかどうかを測定することができる。
量のトロンビン−CaCl2 溶液(1ml当たり4IUのト
ロンビン、および40μmol のCaCl2 、Thrombin 5
00,Immuno AG が生産)と混合した後で生理学的で不透
明、粘性塑性の血餅を所望通り形成したかどうかも調査
した。列挙した全ての組織接着性溶液も同様であった。
溶液の粘度に与える影響 実施例1と同様に、流動性冷凍貯蔵組織接着性溶液(凝
固し得るタンパク質含有量:81mg/ml)を異なるナイア
シンアミド含有量を用いて作製した。
ピラリー粘度計で測定した。
着性溶液の粘度におよぼす影響 実施例2と同様に行った;結果を表3に示す。
た組織接着性調製物の再構成時間におよぼす影響 凍結乾燥し、ウイルス不活化した組織接着性調製物を加
熱工程まで実施例1と同様に生成した。
たは異なる濃度の水性ナイアシンアミド溶液でタンパク
質濃度が30g/L となるよう溶解し、滅菌濾過し、それ
ぞれ4mlを最終滅菌容器(小さなガラス瓶)に満たして
凍結乾燥した。
ン溶液を用いて再構成した後、各変性物が1ml当たり8
5mgのフィブリノーゲン含有量を持つ即時使用可能な組
織接着性溶液を得た。室温での必要な再構成時間は手で
緩やかに振盪することにより測定した。数回の測定を数
個の小さな瓶について行った。結果を表4にまとめる。
ニンは再構成時間に有意な影響を及ぼさなかった。
性 実施例4の組織接着性調製物を、Redl et al., Med. We
lt 36, 769-776, 1985にしたがってそれらの細胞適合性
について試験した。EP−A−0085923に対応す
る公知の細胞毒性組織接着性調製物をコントロールとし
て供した。
ンアミド含有量は200mmol/Lまで)は、細胞によって
よく寛容されることを示した。対照的に、EP−A−0
085923に対応する組織接着性調製物は、予想通り
数分で深刻な細胞の損傷にいたり、それによってテスト
システムの感度が確認された。
物(バルク材料)を、実質的にL.A.Kazal et al., Pro
c. Soc. Exp. Biol. Med. 113, 989-994, 1963 にした
がって、フィブリノーゲン含有ヒト血漿画分からのグリ
シン沈殿により生成した。
調整し、さらに、N2 雰囲気下で10時間、60℃で、
その後3時間80℃でウイルスを不活化した。
0gのヒトアルブミンを含み、異なるナイアシンアミド
含量の溶液(pH7.4)をこの材料のアリコートから作
製し、そしてこれらの溶液のオスモル濃度をNaClの
添加により約300mOsmに調整した。
容の瓶にそれぞれ50ml入れて凍結乾燥した。
ノーゲン調製物を、それぞれ50mlのH2 Oで室温で、
手で緩やかに振盪しながら溶解し、再構成時間を測定し
た。それにより、非常に正確な終点が規定された:調製
物は、透過光中でそれ以上目に見える非溶解粒子がなく
なって初めて溶解したと見なされた。結果(三回の測定
の平均値)を次の表にまとめる。
るよう処方され、そして再構成後の最適な適合性のため
にほぼ等張である本発明の溶解性を改善する物質が、加
熱し凍結乾燥したフィブリノーゲン調製物の不溶性にお
よぼす好ましい影響を示す。
B−18306/92に記載してあるように、ヒト血漿
中に存在するかもしれないHIVのようなウイルスを不
活化するためにTween 80で処理した。
材料をさらに実施例6と同様にグリシン沈殿し、得られ
た沈殿物を25mMのNa−クエン酸溶液、pH7.3、0
−2℃で洗浄することにより精製した。
gのタンパク質および10mmolのNa−クエン酸、pH
7.3の溶液を生じ、凍結乾燥した。
水分が7〜8%となるよう調整し、N2 雰囲気下で10
時間、60℃で、その後1時間80℃でさらにウイルス
を不活化するために加熱した。
のヒスチジンHCl、40mmolのナイアシンアミド、8
0gのTween 80、および100,000KIU のアプロチ
ニンを含む溶液を用いてタンパク質濃度40g/L に溶解
し、NaOHでpH7.3に調整した。ウイルスを不活化
したヒトアルブミンを6g/L の濃度で添加し、オースト
ラリア国特許出願A1548/93にしたがってウイル
スを不活化したヒトの精製第XIII因子を1L 当たり1
5,000U の濃度で添加した。
を滅菌した最終容器(ガラス瓶)に入れ、凍結乾燥し
た。
用いて再構成した際には、1ml当たり90mgのフィブリ
ノーゲン、2.5mgのフィブロネクチン、15mgのアル
ブミン、100μmol のヒスチジンおよび100μmol
のナイアシンアミドを含む即時使用可能な組織接着性溶
液が得られた。
したようにわずか4分であった。
質の組合せが、高度に可溶性の凍結乾燥組織接着性調製
物の提供において特に効果的であることを示している。
この組織接着性調製物は同時に、操作の間の2回の異な
るそして独立したウイルス不活化工程故に非常に高度な
ウイルス安全性を有している。
Claims (17)
- 【請求項1】 即時使用可能な組織接着性溶液を迅速に
調製するための凍結乾燥した形態の貯蔵に安定なフィブ
リノーゲン調製物であって、 (i)該凍結乾燥した調製物が、室温で水に溶解した場
合に少なくとも70mg/ml のフィブリノーゲン濃度を有
する溶液への再構成時間が15分まで、好ましくは7分
より短いようにフィブリノーゲンの溶解性を改善する物
質を含み、そして(ii)該調製物から得られた該即時使
用可能な組織接着性溶液が、トロンビン−CaCl2 溶
液との混合後に生理学的フィブリン構造を有するフィブ
リン血餅を形成することを特徴とする、フィブリノーゲ
ン調製物。 - 【請求項2】 即時使用可能な組織接着性溶液を迅速に
調製するための冷凍貯蔵した形態の貯蔵に安定なフィブ
リノーゲン調製物であって、 (i)該冷凍貯蔵した調製物が、この調製物が0〜25
℃の温度で、好ましくは20℃未満の温度で、少なくと
も70mg/ml のフィブリノーゲン濃度を有する溶液に融
解し得るようにフィブリノーゲンの溶解性を改善する物
質を含み、そして(ii)該調製物から得られた該即時使
用可能な組織接着性溶液が、トロンビン−CaCl2 溶
液との混合後に生理学的フィブリン構造を有する血餅を
形成することを特徴とする、フィブリノーゲン調製物。 - 【請求項3】 前記フィブリノーゲンの溶解性を改善す
る物質が、ベンゼン、ピリジン、ピペリジン、ピリミジ
ン、モルホリン、ピロール、イミダゾール、ピラゾー
ル、フラン、チアゾールおよびプリンから誘導される化
合物の群から選択され、ここで、該物質は前記調製物中
の選択された濃度において細胞毒性を有さないことを特
徴とする、請求項1または2に記載の調製物。 - 【請求項4】 前記フィブリノーゲンの溶解性を改善す
る物質が、ビタミンの群から選択されることを特徴とす
る、請求項1または2に記載の調製物。 - 【請求項5】 前記フィブリノーゲンの溶解性を改善す
る物質が、核塩基、ヌクレオシド、もしくはヌクレオチ
ドの群から選択されることを特徴とする、請求項1また
は2に記載の調製物。 - 【請求項6】 前記フィブリノーゲンの溶解性を改善す
る物質が、安息香酸、p−アミノ安息香酸(ビタミン
H′)、p−アミノサリチル酸、ヒドロキシ安息香酸、
ヒドロキシサリチル酸、フェニルアラニン、プロカイ
ン、ナイアシン、ナイアシンアミド、ピコリン酸、ビタ
ミンB6 (ピリドキシン)、ヒドロキシピリジン、ピリ
ジンジカルボン酸、ピリジンスルホン酸、ピペリジンカ
ルボン酸エステル、ピリミジン、バルビツル酸、ウラシ
ル、ウリジン、ウリジンリン酸、チミン、シトシン、シ
チジン、ヒドロキシピリミジン、チアミン(ビタミンB
1)、モルホリン、ピロリドン、イミダゾール、ヒスチジ
ン、ヒダントイン、ピラゾールジカルボン酸、フェナゾ
ン、アデノシン、アデノシンリン酸、イノシン、グアノ
シンリン酸、α−フロ酸(フラン−2−カルボン酸)、
アスコルビン酸(ビタミンC)およびキサントシンであ
る、請求項3に記載の調製物。 - 【請求項7】 前記物質がフィブリノーゲン1g当たり
0.03〜3mmol、好ましくは0.7〜1.4mmolの量
で含まれていることを特徴とする、1以上の上記請求項
のいずれか1項に記載の調製物。 - 【請求項8】 前記組織接着性溶液が、1ml当たり4IU
のトロンビンと40μmol のCaCl2 を含む当容量の
トロンビン−CaCl2 溶液と混合した後に、不透明で
粘性弾性のフィブリン血餅を、37℃で最大10分以内
に形成することができることを特徴とする、1以上の上
記請求項のいずれか1項に記載の調製物。 - 【請求項9】 前記組織接着性溶液が細胞毒性効果を持
たないことを特徴とする、1以上の上記請求項のいずれ
か1項に記載の調製物。 - 【請求項10】 前記組織接着性溶液を等容量の等張塩
化ナトリウム溶液で希釈した後では線維芽細胞に損傷を
与える効果が検出されないことを特徴とする、1以上の
上記請求項のいずれか1項に記載の調製物。 - 【請求項11】 1以上の上記請求項のいずれか1項に
記載の調製物の再構成および/または融解により得られ
得る即時使用可能な組織接着性溶液。 - 【請求項12】 ベンゼン、ピリジン、ピペリジン、ピ
リミジン、モルホリン、ピロール、イミダゾール、ピラ
ゾール、フラン、チアゾールおよびプリンから選択され
るフィブリノーゲンの溶解性を改善する物質を含む凍結
乾燥したフィブリノーゲン調製物であって、該物質が存
在する濃度において細胞毒性を持たない、調製物。 - 【請求項13】 ビタミンの群から選択されるフィブリ
ノーゲンの溶解性を改善する物質を含む、凍結乾燥した
フィブリノーゲン調製物。 - 【請求項14】 核塩基、ヌクレオシドもしくはヌクレ
オチドの群から選択されるフィブリノーゲンの溶解性を
改善する物質を含む凍結乾燥したフィブリノーゲン調製
物。 - 【請求項15】 前記フィブリノーゲンの溶解性を改善
する物質が、例えば、安息香酸、p−アミノ安息香酸
(ビタミンH′)、p−アミノサリチル酸、ヒドロキシ
安息香酸、ヒドロキシサリチル酸、フェニルアラニン、
プロカイン、ナイアシン、ナイアシンアミド、ピコリン
酸、ビタミンB6 (ピリドキシン)、ヒドロキシピリジ
ン、ピリジンジカルボン酸、ピリジンスルホン酸、ピペ
リジンカルボン酸エステル、ピリミジン、バルビツル
酸、ウラシル、ウリジン、ウリジンリン酸、チミン、シ
トシン、シチジン、ヒドロキシピリミジン、チアミン
(ビタミンB1)、モルホリン、ピロリドン、イミダゾー
ル、ヒスチジン、ヒダントイン、ピラゾールジカルボン
酸、フェナゾン、アデノシン、アデノシンリン酸、イノ
シン、グアノシンリン酸、α−フロ酸(フラン−2−カ
ルボン酸)、アスコルビン酸(ビタミンC)およびキサ
ントシンであることを特徴とする、請求項12〜14の
いずれか1項に記載の凍結乾燥したフィブリノーゲン調
製物。 - 【請求項16】 前記物質が0.12〜12mmol/gフィ
ブリノーゲンの量で含まれていることを特徴とする、請
求項12に記載のフィブリノーゲン調製物。 - 【請求項17】 前記物質が0.28〜5.6mmol/gフ
ィブリノーゲンの量で含まれていることを特徴とする、
請求項12に記載のフィブリノーゲン調製物。
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