JPH10341382A - テレビジョン信号受信チュ−ナ - Google Patents

テレビジョン信号受信チュ−ナ

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JPH10341382A
JPH10341382A JP15221897A JP15221897A JPH10341382A JP H10341382 A JPH10341382 A JP H10341382A JP 15221897 A JP15221897 A JP 15221897A JP 15221897 A JP15221897 A JP 15221897A JP H10341382 A JPH10341382 A JP H10341382A
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inductor
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正喜 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビジョン受信チュ−ナの受信帯域をFM
放送帯域まで拡大し、さらに、テレビジョン信号あるい
はFM放送信号が他の妨害信号の影響を受けること無く
受信できるようにし、これによってカ−ナビゲ−ション
システムの小型化と低価格化を図る。 【解決手段】 入力端子と1、減衰手段と7、入力同調
回路6とを備え、前記入力端子1と前記入力同調回路6
との間に前記減衰手段7を設け、テレビジョン信号を受
信するときには、前記減衰手段7により前記テレビジョ
ン信号を通過するとともにテレビジョンの中間周波数帯
とFMの放送周波数帯とを減衰し、FM放送信号を受信
するときには、前記減衰手段7により前記FMの放送周
波数帯を通過するとともに前記テレビジョンの中間周波
数帯とFMの中間周波数帯とを減衰するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
受信チュ−ナに関し、詳しくは、車載用として使用さ
れ、FM放送信号も受信できるようにしたテレビジョン
信号受信チュ−ナの入力回路部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビジョン信号受信チュ−ナを
図5および図6に従って説明する。図5は従来のテレビ
ジョン信号受信チュ−ナの入力回路部を示し、図6は図
5に示す入力回路部の一部の選択度特性を示す。先ず、
図5において、入力端子51とVHF高周波増幅回路5
2との間には、誘導M型ハイパスフィルタ53、定K型
ハイパスフィルタ54、FMトラップ回路55、VHF
入力同調回路56が順次直列に接続されて入力回路部が
構成されている。
【0003】誘導M型ハイパスフィルタ53は、互いに
並列接続された第一のインダクタ57および第一のコン
デンサ58と、シャントインダクタ59とから構成さ
れ、第一のインダクタ57、第一のコンデンサ58の一
端が入力端子51に接続され、それらの他端がシャント
インダクタ59で接地されている。そして、この誘導M
型ハイパスフィルタ53のカットオフ周波数はほぼ90
MHzに、また、第一のインダクタ57と第一のコンデ
ンサ58とによる並列共振周波数である減衰極周波数は
ほぼ60MHzに設定されている。また、定K型ハイパ
スフィルタ54は、シャントインダクタ59と直列コン
デンサ60とから構成され、そのカットオフ周波数もほ
ぼ90MHzに設定されている。
【0004】FMトラップ回路55は、互いに並列接続
された第二のインダクタ61と第二のコンデンサ62と
で構成され、第二のインダクタ61と第二のコンデンサ
62とによる並列共振周波数であるトラップ周波数はほ
ぼ73MHzに設定されている。そして、誘導M型ハイ
パスフィルタ53、定K型ハイパスフィルタ54、FM
トラップ回路55とによって、図6に示すように、ほぼ
90MHz以上の周波数帯を通過するとともに90MH
z以下の周波数で急峻に減衰させ、特にFM放送信号の
周波数帯(76MHz〜90MHz)における減衰量と
テレビジョンの中間周波数帯(55MHz付近)におけ
る減衰量とが大きくなるような選択度特性を得ている。
【0005】また、VHF入力同調回路56は、四個の
同調インダクタ63、64、65、66とバラクタダイ
オ−ド67とで構成され、バラクタダイオ−ド67の容
量値を変えることによってその同調周波数が変えられる
ようになっている。このVHF入力同調回路56におい
ては、同調インダクタ63、64、65、バラクタダイ
オ−ド67がπ型に接続されており、同調インダクタ6
3の一端が直流阻止コンデンサ68で接地され、また、
バラクタダイオ−ド67の一端(アノ−ド)が接地され
ている。そして同調インダクタ63と同調インダクタ6
4との接続点が、結合インダクタ69を介してFMトラ
ップ回路55に接続され、同調インダクタ65とバラク
タダイオ−ド67の他端(カソ−ド)が結合コンデンサ
70を介してVHF高周波増幅回路52に接続されてい
る。また、同調インダクタ63には、各両端にそれぞれ
接続されたスイッチダイオ−ド71、72を介して同等
インダクタ66が並列接続されるようになっている。
【0006】さらに、スイッチダイオ−ド71、72の
それぞれのアノ−ドが抵抗73を介してハイバンド切り
替え端子74に接続されるとともに、それぞれのカソ−
ドが抵抗75を介してロ−バンド切り替え端子76に接
続され、また、バラクタダイオ−ド67の他端(カソ−
ド)が、同調インダクタ65、抵抗77を介して同調電
圧端子78に接続されている。
【0007】そして、ハイバンドのテレビジョン信号を
受信するときは、ハイバンド切り替え端子74にハイバ
ンド切り替え電圧を印加(この時はロ−バンド切り替え
端子76にはロ−バンド切り替え電圧を印加せず)して
スイッチダイオ−ド71、72を導通して同調インダク
タ63と同調インダクタ66とを高周波的に並列に接続
し、VHF入力同調回路56の同調周波数を高くする。
また、ロ−バンドのテレビジョン信号を受信するとき
は、ロ−バンド切り替え端子76にロ−バンド切り替え
電圧を印加(この時はハイバンド切り換え端子74には
ハイバンド切り替え電圧を印加せず)してスイッチダイ
オ−ド71、72を非導通として同調インダクタ63か
ら同調インダクタ66を高周波的に切り離して、VHF
入力同調回路56の同調周波数を低くする。そして、同
調電圧端子78からの同調電圧によってバラクタダイオ
−ド67の容量値が変えられ、90MH以上の周波数に
割り当てられたロ−バンドおよびハイバンドの各チャン
ネルのテレビジョン信号周波数に同調可能なようになっ
ている。
【0008】また、図示はしないが、VHF高周波増幅
器52の後段には混合回路、局部発振回路、等が接続さ
れている。そして、VHF高周波増幅回路52から出力
されるテレビジョン信号が混合回路で中間周波数に周波
数変換される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のテレ
ビジョン信号受信チュ−ナは、車載用として用いられる
場合は、例えばカ−ナビゲ−ションシステムに組み込ま
れるが、FM放送を受信することができなかった。従っ
て、FM放送を受信するには別途FM受信機またはFM
チュ−ナ等を組み込まなければならず、そのために、カ
−ナビゲ−ションシステムが複雑になり小型化と低価格
化が図れなかった。そこで、本発明の目的は、テレビジ
ョン受信チュ−ナの受信帯域をFM放送帯域まで拡大
し、さらに、テレビジョン信号あるいはFM放送信号が
他の妨害信号の影響を受けること無く受信できるように
し、これによってカ−ナビゲ−ションシステムの小型化
と低価格化を図るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のテレビジョン信号受信チュ−ナは、入力端
子と、減衰手段と、入力同調回路とを備え、前記入力端
子と前記入力同調回路との間に前記減衰手段を設け、テ
レビジョン信号を受信するときには、前記減衰手段によ
り前記テレビジョン信号を通過するとともにテレビジョ
ンの中間周波数帯とFMの放送周波数帯とを減衰し、F
M放送信号を受信するときには、前記減衰手段により前
記FMの放送周波数帯を通過するとともに前記テレビジ
ョンの中間周波数帯とFMの中間周波数帯とを減衰する
ようにした。
【0011】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、前記減衰手段は少なくとも第一のトラップ手段
と第二のトラップ手段とを有し、前記第一のトラップ手
段は周波数の高い第一のトラップ周波数と前記第一のト
ラップ周波数よりも周波数の低い第二のトラップ周波数
とに切り換えられるようにされ、前記第二のトラップ手
段は周波数の高い第三のトラップ周波数と前記第三のト
ラップ周波数よりも周波数の低い第四のトラップ周波数
とに切り換えられるようにされ、前記テレビジョン信号
を受信するときには、前記第一のトラップ手段のトラッ
プ周波数を前記第一のトラップ周波数に切り換えるとと
もに、前記第二のトラップ手段のトラップ周波数を前記
第三のトラップ周波数に切り換えて前記テレビジョンの
中間周波数帯と前記FMの放送周波数帯とを減衰し、前
記FM放送信号を受信するときには、前記第一のトラッ
プ手段のトラップ周波数を前記第二のトラップ周波数に
切り換えるとともに、前記第二のトラップ手段のトラッ
プ周波数を前記第四のトラップ周波数に切り換えて前記
テレビジョンの中間周波数帯と前記FMの中間周波数帯
とを減衰するようにした。
【0012】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、前記第一のトラップ手段は少なくとも第一のイ
ンダクタと、前記第一のインダクタとともに並列共振回
路を構成する第一の容量手段と、第一のスイッチダイオ
−ドとを有し、前記第一のスイッチダイオ−ドは、前記
テレビジョン信号を受信するときには非導通状態に切り
換えられ、前記FM放送信号を受信するときには導通状
態に切り換えられるようにし、前記第一のスイッチダイ
オ−ドが非導通状態に切り換えられたときは、前記第一
のスイッチダイオ−ドによって前記第一の容量手段の容
量値を小さな第一の容量値にするとともに前記第一のト
ラップ手段のトラップ周波数を前記第一のトラップ周波
数に切り換え、前記第一のスイッチダイオ−ドが導通状
態に切り換えられたときは、前記第一のスイッチダイオ
−ドによって前記第一の容量手段の容量値を前記第一の
容量値よりも大きな第二の容量値にするとともに前記第
一のトラップ手段のトラップ周波数を前記第二のトラッ
プ周波数に切り換えるようにし、一方、前記第二のトラ
ップ手段は第二のインダクタと、前記第二のインダクタ
とともに並列共振回路を構成する第二の容量手段と、第
二のスイッチダイオ−ドとを有し、前記第二のスイッチ
ダイオ−ドは、前記テレビジョン信号を受信するときは
非導通状態に切り換えられ、前記FM放送信号を受信す
るときは導通状態に切り換えられるようにし、前記第二
のスイッチダイオ−ドが非導通状態に切り換えられたと
きは、前記第二のスイッチダイオ−ドによって前記第二
の容量手段の容量値を小さな第三の容量値にするととも
に前記第二のトラップ手段のトラップ周波数を前記第三
のトラップ周波数に切り換え、前記第二のスイッチダイ
オ−ドが導通状態に切り換えられたときは、前記第二の
スイッチダイオ−ドによって前記第二の容量手段の容量
値を前記第三の容量値よりも大きな第四の容量値にする
とともに前記第二のトラップ手段のトラップ周波数を前
記第四のトラップ周波数に切り換えるようにした。
【0013】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、前記第一のトラップ手段の前記第一の容量手段
は第一のコンデンサと第二のコンデンサとを有し、前記
第一のコンデンサを前記第一のインダクタに並列接続
し、前記第二のコンデンサと前記第一のスイッチダイオ
−ドとを、直列接続するとともに前記第一のインダクタ
に並列接続し、一方、前記第二のトラップ手段の前記第
二の容量手段は第三のコンデンサと第四のコンデンサと
を有し、前記第三のコンデンサと前記第四のコンデンサ
とを直列接続するとともに前記第二のインダクタに並列
接続し、前記第二のスイッチダイオ−ドを前記第四のコ
ンデンサに並列接続した。
【0014】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、前記第一のトラップ手段はさらにシャントイン
ダクタを有し、前記シャントインダクタを前記第一のイ
ンダクタの一端とグラントとの間に接続し、前記第一の
トラップ手段と前記シャントインダクタとによって誘導
M型ハイパスフィルタを構成した。
【0015】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、前記誘導M型ハイパスフィルタは、第一のスイ
ッチダイオ−ドが非導通状態に切り換えられたときは前
記第一のインダクタと前記第一のコンデンサと前記シャ
ントインダクタとによって第一の誘導M型ハイパスフィ
ルタを構成し、前記第一のスイッチダイオ−ドが導通状
態に切り換えられたときは前記第一のインダクタと前記
第一のコンデンサと前記第二のコンデンサと前記シャン
トインダクタとによって第二の誘導M型ハイパスフィル
タを構成するようにした。
【0016】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、前記減衰手段はさらに定k型ハイパスフィルタ
を有し、前記第一のトラップ手段と前記第二のトラップ
手段との間に前記定K型のハイパスフィルタを設けた。
【0017】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、前記第一のトラップ手段の前記第一のトラップ
周波数を60MHz〜75MHzに設定し、前記第一の
トラップ手段の前記第二のトラップ周波数を40MHz
〜50MHzに設定し、前記第二のトラップ手段の前記
第三のトラップ周波数を70MHz〜75MHzに設定
し、前記第二のトラップ手段の前記第四のトラップ周波
数を15MHzから35MHzに設定した。
【0018】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、前記第二のスイッチダイオ−ドが非導通状態に
切り換えられたときは、前記第二のスイッチダイオ−ド
に逆バイアス電圧を印加した。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のテレビジョン信号受信チ
ュ−ナを図1乃至図4に従って説明する。図1は本発明
のテレビジョン信号受信チュ−ナの入力回路部を示し、
図2は図1に示す入力回路部の一部におけるテレビジョ
ン信号の受信時での選択度特性を示し、図3は、図1に
示す入力回路部の一部におけるFM放送の受信時での選
択度特性を示す。先ず、図1において、入力端子1とV
HF高周波増幅回路2との間には、誘導M型ハイパスフ
ィルタ3、定K型ハイパスフィルタ4、FMトラップ回
路5、VHF入力同調回路6が順次直列に接続されてテ
レビジョン信号受信チュ−ナの入力回路部が構成されて
いる。ここで、誘導M型ハイパスフィルタ3と定K型ハ
イパスフィルタ4とFMトラップ回路5とで、所定の周
波数帯を減衰する減衰手段7を構成している。
【0020】誘導M型ハイパスフィルタ3は、第一のイ
ンダクタ8と、この第一のインダクタ8とともに並列共
振回路9を構成する第一のコンデンサ10と第二のコン
デンサ11とを含む第一の容量手段12と、第一のスイ
ッチダイオ−ド13と、シャントインダクタ14とから
構成されている。そして、第一のコンデンサ10は第一
のインダクタ8に並列接続されており、また、第二のコ
ンデンサ11は第一のスイッチダイオ−ド13に直列接
続されるとともに、この第二のコンデンサ11と第一の
スイッチダイオ−ド13とが第一のインダクタ8に並列
接続されている。上記の構成のなかで、並列共振回路9
と第一のスイッチダイオ−ド13とによって第一のトラ
ップ手段15が構成される。
【0021】そして、第一のスイッチダイオ−ド13の
一端(カソ−ド)が、互いに並列接続された第一のイン
ダクタ8と第一のコンデンサ10とのそれぞれの一端側
に接続され、この接続点とグラントとの間にシャントイ
ンダクタ14が接続されている。また、並列接続された
第一のインダクタ8と第一のコンデンサ10とのそれぞ
れの他端側が入力端子1に接続されている。さらに、第
二のコンデンサ11と第一のスイッチダイオ−ド13と
の接続点が抵抗16を介してFM切り替え端子17に接
続されている。そして、この誘導M型ハイパスフィルタ
3においては、第二のコンデンサ11の容量値(およそ
200pF)は第一のコンデンサ10の容量値(およそ
90pF)のほぼ2倍以上に設定されている。
【0022】そして、この誘導M型ハイパスフィルタ3
は、第一のスイッチダイオ−ド13が非導通のときは、
第二のコンデンサ11が第一のコンデンサ10から高周
波的に切り離されて、第一のインダクタ8と第一のコン
デンサ10とによる並列共振周波数である第一のトラッ
プ周波数がほぼ60MHzになるとともに、そのカット
オフ周波数がほぼ90MHzになる第一の誘導M型ハイ
パスフィルタとなり、また、第一のスイッチダイオ−ド
13が導通したときは、第一のコンデンサ10に第二の
コンデンサ11が高周波的に並列接続されて第一のイン
ダクタ8と第一のコンデンサ10および第二のコンデン
サ11とによる並列共振周波数である第二のトラップ周
波数がほぼ40MHzまで低くなるとともに、そのカッ
トオフ周波数がほぼ70MHzまで低くなる第二の誘導
M型ハイパスフィルタとなる。
【0023】また、定K型ハイパスフィルタ4は、シャ
ントインダクタ14と直列コンデンサ18とから構成さ
れ、そのカットオフ周波数はほぼ70MHzに設定され
ている。このことから、シャントインダクタ14は誘導
M型ハイパスフィルタ3と定K型ハイパスフィルタ4と
に共用されていることになる。
【0024】さらに、FMトラップ回路5は、第二のイ
ンダクタ19と、この第二のインダクタ19とともに並
列共振回路20を構成する第三のコンデンサ21と第四
のコンデンサ22とを含む第二の容量手段23と、第二
のスイッチダイオ−ド24から構成されている。そし
て、第三のコンデンサ21と第四のコンデンサ22とが
直列接続されるとともに第二のインダクタ19に並列接
続され、第二のスイッチダイオ−ド24が第四のコンデ
ンサ22に並列接続されている。第二のインダクタ15
と第三のコンデンサ21の各一端は定K型ハイパスフィ
ルタ4を構成する直列コンデンサ18に接続されてい
る。また、第三のコンデンサ21と第四のコンデンサ2
2と第二のスイッチダイオ−ド24のアノ−ドとの接続
点は抵抗25を介してFM切り替え端子17に接続され
ている。そして、このFMトラップ回路5は第二のトラ
ップ手段となる。
【0025】ここで、第三のコンデンサ21の容量値
(およそ1000pF)は、第四のコンデンサ22の容
量値(およそ80pF)に対して充分大きく設定されて
いる。そして、第二のスイッチダイオ−ド24が非導通
のときは、第二のインダクタ19と第四のコンデンサ2
2とにる並列共振周波数である第三のトラップ周波数が
ほぼ73MHzになり(第三のコンデンサ21の容量値
は充分大きいので無視する)、また、第二のスイッチダ
イオ−ド24が導通したときは、第二のインダクタ19
と第三のコンデンサ21とによる並列共振周波数である
第四のトラップ周波数がほぼ20MHになるように設定
されている。
【0026】また、VHF入力同調回路6は、四個の同
調インダクタ26、27、28、29とバラクタダイオ
−ド30とで構成され、バラクタダイオ−ド30の容量
値を変えることによってその同調周波数が変えられるよ
うになっている。このVHF入力同調回路6において
は、同調インダクタ26、27、28、バラクタダイオ
−ド30がπ型に接続されており、同調インダクタ26
の一端が直流阻止コンデンサ31で接地され、また、バ
ラクタダイオ−ド30の一端(アノ−ド)がグランドに
接地されている。そして同調インダクタ26と同調イン
ダクタ27との接続点が、結合インダクタ32を介して
FMトラップ回路5を構成している第二のインダクタ1
9の他端と第四のコンデンサ22の一端と第二のスイッ
チダイオ−ド24の一端(カソ−ド)との接続点に接続
されている。
【0027】また、同調インダクタ28とバラクタダイ
オ−ド30の他端(カソ−ド)との接続点が結合コンデ
ンサ33を介してVHF高周波増幅回路2に接続されて
いる。さらに、同調インダクタ26には、各両端にそれ
ぞれ接続された第三のスイッチダイオ−ド34、第四の
スイッチダイオ−ド35を介して同調インダクタ29が
並列接続されるようになっている。これによって、FM
トラップ回路5に設けられた第二のスイッチダイオ−ド
24のカソ−ドと、VHF入力同調回路6に設けられた
第三のスイッチダイオ−ド34のカソ−ドおよび第四の
スイッチダイオ−ド35のカソ−ドとが結合インダクタ
32を介して接続されることになる。
【0028】さらに、第三のスイッチダイオ−ド34の
アノ−ドと第四のスイッチダイオ−ド35のアノ−ドが
抵抗36を介してハイバンド切り替え端子37に接続さ
れるとともに、それぞれのカソ−ドが抵抗38を介して
ロ−バンド切り替え端子39に接続され、また、バラク
タダイオ−ド30の他端(カソ−ド)が、同調インダク
タ28、抵抗40を介して同調電圧端子41に接続され
ている。なお、同調インダクタ26と直流阻止コンデン
サ31との接続点は抵抗42を介して接地されている。
【0029】また、図示はしないが、VHF高周波増幅
器2の後段には第一の混合回路、第一の局部発振回路等
が接続されている。そして、VHF高周波増幅回路2か
ら出力されるテレビジョン信号が第一の混合回路で50
MHz帯の中間周波数に周波数変換されてテレビジョン
の映像信号が得られる。なお、第一の混合回路の後段に
図示しない第二の混合回路等を設けて、この中間周波数
を、さらに一般のFM受信機で使用している10.7M
HzのFMの中間周波数に変換すれば、FM受信機で使
用されているFM検波が可能となり、周知の技術で簡単
にFM放送を聞くことができる。
【0030】そして、このテレビジョン信号受信チュ−
ナでは、ハイバンドまたはロ−バンドのテレビジョン信
号を受信するときは、FM切り換え端子17にはFM切
り換え電圧を印加せず、ハイバンド切り替え端子37ま
たはロ−バンド切り替え端子39にハイバンド切り換え
電圧またはロ−バンド切り換え電圧が印加される。これ
によって誘導M型ロ−パスフィルタ3に設けられた第一
のスイッチダイオ−ド13とFMトラップ回路5に設け
られた第二のスイッチダイオ−ド24とがともに非道通
状態となる。
【0031】この結果、誘導M型ハイパスフィルタ3、
定K型ハイパスフィルタ4、FMトラップ回路5とによ
って、図2に示すように、ほぼ90MHz以上の周波数
帯を通過するとともに90MHz以下の周波数で急峻に
減衰させ、特にFMトラップ回路5の第三のトラップ周
波数(ほぼ73MHz)と誘導M型ハイパスフィルタ3
にける第一のトラップ手段15の第一のトラップ周波数
(ほぼ60MHz)とによって、FM放送信号の周波数
帯(76MHz〜90MHz)における減衰量とテレビ
ジョンの中間周波数帯(55MHz付近)における減衰
量とが大きくなるような選択度特性を得ている。 な
お、この時、FMトラップ回路5に設けた第二のスイッ
チダイオ−ド24のカソ−ドには、第三のスイッチダイ
オ−ド34または第四のスイッチダイオ−ド35と結合
インダクタ32とを介して、ハイバンドまたはロ−バン
ドの切り換え電圧が印加されて逆バイアス状態になるの
でFMトラップ回路5の第三のトラップ周波数は安定し
たものとなる。
【0032】そして、テレビジョン信号のうち、ハイバ
ンドのテレビジョン信号を受信するときは、ハイバンド
切り替え端子37にハイバンド切り替え電圧を印加(こ
の時はロ−バンド切り替え端子39にはロ−バンド切り
替え電圧を印加せず)して第三のスイッチダイオ−ド3
4と第四のスイッチダイオ−ド35とをともに導通状態
として同調インダクタ26と同調インダクタ29とを高
周波的に並列に接続し、VHF入力同調回路6の同調周
波数を高くする。
【0033】また、ロ−バンドのテレビジョン信号を受
信するときは、ロ−バンド切り替え端子39にロ−バン
ド切り替え電圧を印加(この時はハイバンド切り替え端
子37にはハイバンド切り替え電圧を印加せず)して第
三のスイッチダイオ−ド34と第四のスイッチダイオ−
ド35とをともに非導通状態として同調インダクタ26
から同調インダクタ29を高周波的に切り離して、VH
F入力同調回路6の同調周波数を低くする。
【0034】そして、ハイバンドのテレビジョン信号、
あるいはロ−バンドのテレビジョン信号を受信するとき
に、同調電圧端子41からの同調電圧によってバラクタ
ダイオ−ド30の容量値が変えられ、90MH以上の周
波数に割り当てられたロ−バンドあるいはハイバンドの
各チャンネルのテレビジョン信号周波数に同調可能なよ
うになっている。
【0035】一方、FM放送を受信するときは、ハイバ
ンド切り換え端子37にはハイバンド切り換え電圧を印
加せず、ロ−バンド切り換え端子39とFM切り換え端
子17とにそれぞれロ−バンド切り換え電圧とFM切り
替え電圧を印加する。これによって誘導M型ハイパスフ
ィルタ3に設けられた第一のスイッチダイオ−ド13は
シャントインダクタ14を介して電流が流れて導通し、
また、FMトラップ回路5に設けられた第二のスイッチ
ダイオ−ド24は結合インダクタ32、VHF入力同調
回路6に設けられた同調インダクタ26、抵抗42を介
して電流が流れて導通する。この結果、誘導M型ハイパ
スフィルタ3、定K型ハイパスフィルタ4、FMトラッ
プ回路5とによる総合的な選択度特性は、図3に示すよ
うに、第一のインダクタ8と第一のコンデンサ10およ
び第二のコンデンサ11とによる第二のトラップ周波数
がほぼ40MHzまで低くなるとともに、そのカットオ
フ周波数がほぼ70MHzまで低くなり、また、第二の
スイッチダイオ−ド24が導通することで第二のインダ
クタ19と第三のコンデンサ21とによる第四のトラッ
プ周波数がほぼ20MHになる。
【0036】そして、第二のトラップ周波数と第四のト
ラップ周波数とによってテレビジョンの中間周波数帯と
FMの中間周波数帯とが大きく減衰するのでこれらの周
波数帯の妨害信号があってもFM放送信号の受信に妨害
を受けることがない。
【0037】そして、この場合、FM切り換え端子17
に印加されたFM切り換え電圧およびロ−バンド切り換
え端子39に印加されたロ−バンド切り換え電圧によっ
て、VHF入力同調回路6に設けられた第三のスイッチ
ダイオ−ド34および第四のスイッチダイオ−ド35が
逆バイアスされて非導通状態となるので、VHF入力同
調回路6はロ−バンドのテレビジョン信号を受信する場
合と同じ構成になる。そこで、同等電圧端子41に印加
する同調電圧をテレビジョン信号を受信するときに印加
する同調電圧よりも低くして印加することによってFM
の放送周波帯まで受信が可能となる。
【0038】なお、第一のトラップ手段15と第二のト
ラップ手段であるFMトラップ回路5としては、図4に
示すような構成を用いることも可能である。即ち、第一
のトラップ手段15は、第一のインダクタ8と、互いに
直列接続された第五のコンデンサ45および第六のコン
デンサ46を含む第一の容量手段47と、第六のコンデ
ンサ46に並列接続された第二のスイッチダイオ−ド1
3とで構成してもよい。 この場合は、第一のスイッチ
ダイオ−ド13が非導通状態のときは第五のコンデンサ
45と第六のコンデンサ46とが直列となって第一のイ
ンダクタ8に並列接続されるので並列共振周波数である
第一のトラップ周波数が高くなり、また、第一のスイッ
チダイオ−ド13が導通状態のときは第一のインダクタ
8と第五のコンデンサ45による並列共振周波数である
第二のトラップ周波数は低くなる。 なお、第五のコン
デンサ45と第六のコンデンサ46の容量値は第一のト
ラップ周波数及び第二のトラップ周波数に対して再設定
する必要がある。
【0039】また、第二のトラップ手段であるFMトラ
ップ回路5も、第二のインダクタ19と、この第二のイ
ンダクタ19に並列接続された第七のコンデンサ48
と、互いに直列接続されるとともに第二のインダクタ1
9に並列接続された第八のコンデンサ49と第二のスイ
ッチダイオ−ド24で構成し、第七のコンデンサ48と
第八のコンデンサ49とで第二の容量手段50としても
よい。この場合は、第二のスイッチダイオ−ド24が非
導通状態のときは第二のインダクタ19と第七のコンデ
ンサ48とによる並列共振周波数である第三のトラップ
周波数が高くなり、また、第二のスイッチダイオ−ド2
4が導通状態のときは第八のコンデンサ49が加わるの
での並列共振周波数である第四のトラップ周波数を低く
できる。この場合も、第三のトラップ周波数と第四のト
ラップ周波数に対して第七のコンデンサ48と第八のコ
ンデンサ49の容量値を再設定する必要がある。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明のテレビジョン信
号受信チュ−ナは、入力端子と入力同調回路との間に減
衰手段を設け、テレビジョン信号を受信するときには、
減衰手段によりテレビジョン信号を通過するとともにテ
レビジョンの中間周波数帯とFMの放送周波数帯とを減
衰し、FM放送信号を受信するときには、減衰手段によ
りFMの放送周波数帯を通過するとともにテレビジョン
の中間周波数帯とFMの中間周波数帯とを減衰するよう
にしたので、テレビジョン信号受信チュ−ナによってテ
レビジョン信号とFM放送信号とを受信妨害を受けるこ
と無く受信でき、車載用としてカ−ナビゲ−ションシス
テムに組み込む場合に小型化と低価格化を図れる。
【0041】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、減衰手段は少なくとも第一のトラップ手段と第
二のトラップ手段とを有し、第一のトラップ手段は周波
数の高い第一のトラップ周波数と周波数の低い第二のト
ラップ周波数とに切り換えられるようにされ、また、第
二のトラップ手段は周波数の高い第三のトラップ周波数
と周波数の低い第四のトラップ周波数とに切り換えられ
るようにされ、テレビジョン信号を受信するときは、第
一のトラップ手段のトラップ周波数を第一のトラップ周
波数に切り換えるとともに、第二のトラップ手段のトラ
ップ周波数を第三のトラップ周波数に切り換えてテレビ
ジョンの中間周波数帯とFMの放送周波数帯とを減衰
し、FM放送信号を受信するときは、第一のトラップ手
段のトラップ周波数を第二のトラップ周波数に切り換え
るとともに、第二のトラップ手段のトラップ周波数を第
四のトラップ周波数に切り換えてテレビジョンの中間周
波数帯とFMの中間周波数帯とを減衰するようにしたの
で、テレビジョン信号の受信時とFM放送信号の受信時
のいずれでも妨害信号を効果的に減衰できる。
【0042】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、第一のトラップ手段は少なくとも第一のインダ
クタと、第一のインダクタとともに並列共振回路を構成
する第一の容量手段と、第一のスイッチダイオ−ドとを
有し、第一のスイッチダイオ−ドによって第一の容量手
段の容量値を切り換えるようにし、一方、第二のトラッ
プ手段は第二のインダクタと、第二のインダクタととも
に並列共振回路を構成する第二の容量手段と、第二のス
イッチダイオ−ドとを有し、第二のスイッチダイオ−ド
によって第二の容量手段の容量値を切り換えるようにし
たので第一のトラップ手段の二つのトラップ周波数と第
二のトラップ手段の二つのトラップ周波数とを同時に簡
単に切り換えることができる。
【0043】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、第一の容量手段は第一のコンデンサと第二のコ
ンデンサとを有し、第二のコンデンサを第一のスイッチ
ダイオ−ドによって第一のコンデンサに並列に接続する
か接続しないでトラップ周波数を切り換えるようにし、
また、第二の容量手段は第三のコンデンサと第四のコン
デンサとを有し、第二のスイッチダイオ−ドによって第
四のコンデンサを第三のコンデンサに直列に接続するか
接続しないかでトラップ周波数を切り換えるようにした
ので第一のトラップ手段と第二のトラップ手段の回路を
簡単に構成できる。
【0044】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、第一のトラップ手段はさらにシャントインダク
タを有し、このシャントインダクタを第一のインダクタ
の一端とグラントとの間に接続し、第一のトラップ手段
とシャントインダクタとによって誘導M型ハイパスフィ
ルタを構成したので、トラップ周波数を減衰するのみな
らずカットオフ周波数に近傍までも大きな減衰を得るこ
とができる。
【0045】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、誘導M型ハイパスフィルタは、第一のスイッチ
ダイオ−ドが非導通状態に切り換えられたときは第一の
誘導M型ハイパスフィルタを構成し、第一のスイッチダ
イオ−ドが導通状態に切り換えられたときは第二の誘導
M型ハイパスフィルタを構成するようにしたので、トラ
ップ周波数の切り換えに対応してカットオフ周波数の切
り換えを連動させることができ、減衰すべき周波数帯を
効果的に減衰できる。
【0046】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、減衰手段はさらに定k型ハイパスフィルタを有
し、第一のトラップ手段と第二のトラップ手段との間に
この定K型のハイパスフィルタを設けたので、減衰量を
一層大きくすることができる。
【0047】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、第一のトラップ手段の第一のトラップ周波数を
60MHz〜75MHzに設定し、第二のトラップ周波
数を40MHz〜50MHzに設定し、また、第二のト
ラップ手段の第三のトラップ周波数を70MHz〜75
MHzに設定し、第四のトラップ周波数を15MHzか
ら35MHzに設定したので、日本仕様に基づくテレビ
ジョン信号とFM放送信号との受信に対して妨害となる
信号を効果的に減衰できる。
【0048】また、本発明のテレビジョン信号受信チュ
−ナは、第二のスイッチダイオ−ドが非導通状態に切り
換えられたときは、第二のスイッチダイオ−ドに逆バイ
アス電圧を印加したので、第二のスイッチダイオ−ドの
両端子間の残留容量値が固定され、第二のトラップ手段
の第一のトラップ周波数のバラツキ少なくなるのでテレ
ビジョン信号の受信時にFM放送信号から大きな妨害を
受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン信号受信チュ−ナの入力
回路部の構成を示す回路図である。
【図2】本発明のテレビジョン信号受信チュ−ナの入力
回路部におけるテレビジョン信号の受信時の選択度特性
図である。
【図3】本発明のテレビジョン信号受信チュ−ナの入力
回路部におけるFM放送信号の受信時の選択度特性図で
ある。
【図4】本発明のテレビジョン信号受信チュ−ナの入力
回路部における減衰手段の他の回路図である。
【図5】従来のテレビジョン信号受信チュ−ナの入力回
路部の構成を示す回路図である。
【図6】従来のテレビジョン信号受信チュ−ナの入力回
路部におけるテレビジョン信号の受信時の選択度特性図
である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 VHF高周波増幅回路 3 誘導M型ハイパスフィルタ 4 定K型ハイパスフィルタ 5 FMトラップ回路(第二のトラップ手段) 6 VHF入力同調回路 7 減衰手段 8 第一のインダクタ 9、20 並列共振回路 10 第一のコンデンサ 11 第二のコンデンサ 12、47 第一の容量手段 13 第一のスイッチダイオ−ド 14 シャントインダクタ 15 第一のトラップ手段 16、25、36、38、40、42 抵抗 17 FM切り換え端子 18 直列コンデンサ 19 第二のインダクタ 21 第三のコンデンサ 22 第四のコンデンサ 23、50 第二の容量手段 24 第二のスイッチダイオ−ド 26、27、28、29 同調インダクタ 30 バラクタダイオ−ド 31 直流阻止コンデンサ 32 結合インダクタ 33 結合容量 34 第三のスイッチダイオ−ド 35 第四のスイッチダイオ−ド 37 ハイバンド切り換え端子 39 ロ−バンド切り換え端子 41 同調電圧端子 45 第五のコンデンサ 46 第六のコンデンサ 48 第七のコンデンサ 49 第八のコンデンサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子と、減衰手段と、入力同調回路
    とを備え、前記入力端子と前記入力同調回路との間に前
    記減衰手段を設け、テレビジョン信号を受信するときに
    は、前記減衰手段により前記テレビジョン信号を通過す
    るとともにテレビジョンの中間周波数帯とFMの放送周
    波数帯とを減衰し、FM放送信号を受信するときには、
    前記減衰手段により前記FMの放送周波数帯を通過する
    とともに前記テレビジョンの中間周波数帯とFMの中間
    周波数帯とを減衰するようにしたことを特徴とするテレ
    ビジョン信号受信チュ−ナ。
  2. 【請求項2】 前記減衰手段は少なくとも第一のトラッ
    プ手段と第二のトラップ手段とを有し、前記第一のトラ
    ップ手段は周波数の高い第一のトラップ周波数と前記第
    一のトラップ周波数よりも周波数の低い第二のトラップ
    周波数とに切り換えられるようにされ、前記第二のトラ
    ップ手段は周波数の高い第三のトラップ周波数と前記第
    三のトラップ周波数よりも周波数の低い第四のトラップ
    周波数とに切り換えられるようにされ、前記テレビジョ
    ン信号を受信するときには、前記第一のトラップ手段の
    トラップ周波数を前記第一のトラップ周波数に切り換え
    るとともに、前記第二のトラップ手段のトラップ周波数
    を前記第三のトラップ周波数に切り換えて前記テレビジ
    ョンの中間周波数帯と前記FMの放送周波数帯とを減衰
    し、前記FM放送信号を受信するときには、前記第一の
    トラップ手段のトラップ周波数を前記第二のトラップ周
    波数に切り換えるとともに、前記第二のトラップ手段の
    トラップ周波数を前記第四のトラップ周波数に切り換え
    て前記テレビジョンの中間周波数帯と前記FMの中間周
    波数帯とを減衰するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のテレビジョン信号受信チュ−ナ。
  3. 【請求項3】 前記第一のトラップ手段は少なくとも第
    一のインダクタと、前記第一のインダクタとともに並列
    共振回路を構成する第一の容量手段と、第一のスイッチ
    ダイオ−ドとを有し、前記第一のスイッチダイオ−ド
    は、前記テレビジョン信号を受信するときには非導通状
    態に切り換えられ、前記FM放送信号を受信するときに
    は導通状態に切り換えられるようにし、前記第一のスイ
    ッチダイオ−ドが非導通状態に切り換えられたときは、
    前記第一のスイッチダイオ−ドによって前記第一の容量
    手段の容量値を小さな第一の容量値にするとともに前記
    第一のトラップ手段のトラップ周波数を前記第一のトラ
    ップ周波数に切り換え、前記第一のスイッチダイオ−ド
    が導通状態に切り換えられたときは、前記第一のスイッ
    チダイオ−ドによって前記第一の容量手段の容量値を前
    記第一の容量値よりも大きな第二の容量値にするととも
    に前記第一のトラップ手段のトラップ周波数を前記第二
    のトラップ周波数に切り換えるようにし、一方、前記第
    二のトラップ手段は第二のインダクタと、前記第二のイ
    ンダクタとともに並列共振回路を構成する第二の容量手
    段と、第二のスイッチダイオ−ドとを有し、前記第二の
    スイッチダイオ−ドは、前記テレビジョン信号を受信す
    るときは非導通状態に切り換えられ、前記FM放送信号
    を受信するときは導通状態に切り換えられるようにし、
    前記第二のスイッチダイオ−ドが非導通状態に切り換え
    られたときは、前記第二のスイッチダイオ−ドによって
    前記第二の容量手段の容量値を小さな第三の容量値にす
    るとともに前記第二のトラップ手段のトラップ周波数を
    前記第三のトラップ周波数に切り換え、前記第二のスイ
    ッチダイオ−ドが導通状態に切り換えられたときは、前
    記第二のスイッチダイオ−ドによって前記第二の容量手
    段の容量値を前記第三の容量値よりも大きな第四の容量
    値にするとともに前記第二のトラップ手段のトラップ周
    波数を前記第四のトラップ周波数に切り換えるようにし
    たことを特徴とする請求項2記載のテレビジョン信号受
    信チュ−ナ。
  4. 【請求項4】 前記第一のトラップ手段の前記第一の容
    量手段は第一のコンデンサと第二のコンデンサとを有
    し、前記第一のコンデンサを前記第一のインダクタに並
    列接続し、前記第二のコンデンサと前記第一のスイッチ
    ダイオ−ドとを、直列接続するとともに前記第一のイン
    ダクタに並列接続し、一方、前記第二のトラップ手段の
    前記第二の容量手段は第三のコンデンサと第四のコンデ
    ンサとを有し、前記第三のコンデンサと前記第四のコン
    デンサとを直列接続するとともに前記第二のインダクタ
    に並列接続し、前記第二のスイッチダイオ−ドを前記第
    四のコンデンサに並列接続したことを特徴とする請求項
    3記載のテレビジョン信号受信チュ−ナ。
  5. 【請求項5】 前記第一のトラップ手段はさらにシャン
    トインダクタを有し、前記シャントインダクタを前記第
    一のインダクタの一端とグラントとの間に接続し、前記
    第一のトラップ手段と前記シャントインダクタとによっ
    て誘導M型ハイパスフィルタを構成したことを特徴とす
    る請求項3または4記載のテレビジョン信号受信チュ−
    ナ。
  6. 【請求項6】 前記誘導M型ハイパスフィルタは、第一
    のスイッチダイオ−ドが非導通状態に切り換えられたと
    きは前記第一のインダクタと前記第一のコンデンサと前
    記シャントインダクタとによって第一の誘導M型ハイパ
    スフィルタを構成し、前記第一のスイッチダイオ−ドが
    導通状態に切り換えられたときは前記第一のインダクタ
    と前記第一のコンデンサと前記第二のコンデンサと前記
    シャントインダクタとによって第二の誘導M型ハイパス
    フィルタを構成することを特徴とする請求項5記載のテ
    レビジョン信号受信チュ−ナ。
  7. 【請求項7】 前記減衰手段はさらに定k型ハイパスフ
    ィルタを有し、前記第一のトラップ手段と前記第二のト
    ラップ手段との間に前記定K型のハイパスフィルタを設
    けたことを特徴とする請求項2から6までのいずれかに
    記載のテレビジョン信号受信チュ−ナ。
  8. 【請求項8】 前記第一のトラップ手段の前記第一のト
    ラップ周波数を60MHz〜75MHzに設定し、前記
    第一のトラップ手段の前記第二のトラップ周波数を40
    MHz〜50MHzに設定し、前記第二のトラップ手段
    の前記第三のトラップ周波数を70MHz〜75MHz
    に設定し、前記第二のトラップ手段の前記第四のトラッ
    プ周波数を15MHzから35MHzに設定したことを
    特徴とする請求項2から7までのいずれかに記載のテレ
    ビジョン信号受信チュ−ナ。
  9. 【請求項9】 前記第二のスイッチダイオ−ドが非導通
    状態に切り換えられたときは、前記第二のスイッチダイ
    オ−ドに逆バイアス電圧を印加したことを特徴とする請
    求項3から8までのいずれかに記載のテレビジョン信号
    受信チュ−ナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1158675A2 (en) * 2000-05-26 2001-11-28 Alps Electric Co., Ltd. Television tuner's intermediate frequency tuning circuit capable of receiving FM Broadcast signals
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