JPH0246096Y2 - - Google Patents

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JPH0246096Y2
JPH0246096Y2 JP3599785U JP3599785U JPH0246096Y2 JP H0246096 Y2 JPH0246096 Y2 JP H0246096Y2 JP 3599785 U JP3599785 U JP 3599785U JP 3599785 U JP3599785 U JP 3599785U JP H0246096 Y2 JPH0246096 Y2 JP H0246096Y2
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switching diode
frequency band
coil
capacitor
channel
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スイツチングダイオードを導通/非
導通に制御して通過周波数帯を切り換えるととも
に、トラツプ周波数が切り換えられるようにした
フイルタに関するものである。
(従来の技術) 従来より、テレビジヨン受像機等のチユーナ部
に、フイルタが設けられている。これは、アンテ
ナ入力に対するインピーダンス整合と、テレビジ
ヨン受像機等で使用されている中間周波数帯域や
シチズンバンド(CB)の周波数帯域等にある有
害な信号の入来を減衰させるようにしたものであ
る。
第2図は、かかる従来のフイルタをテレビジヨ
ン受像機のVHFチユーナ部に応用した一例を示
す回路図である。第2図において、フイルタ1
は、以下のように構成されている。入力端2は、
結合コンデンサ3を介してコイル4の一端に接続
され、このコイル4の他端に、コンデンサ5,6
と第1のスイツチングダイオード7のカソードお
よび抵抗8が接続されている。そして、コンデン
サ6の他端に、コイル9,10を直列に介して、
第1のスイツチングダイオード7のアノードおよ
びコンデンサ5の他端が接続されている。さら
に、コイル10の他端に、コイル11およびコン
デンサ12を並列に介して出力端13が接続され
ている。また、抵抗8の他端は、抵抗14を介し
て接地されるとともに、ローチヤンネル選択端子
15が接続されている。そして、コンデンサ6と
コイル9の接続点は、コイル16を介して第2の
スイツチングダイオード17のアノードに接続さ
れ、この第2のスイツチングダイオード17のカ
ソードは接地コンデンサ18を介して接地される
とともに、抵抗19を介してローチヤンネル選択
端子15に接続されている。さらに、コイル9と
10の接続点は、コイル20と接地コンデンサ2
1を直列に介して接地され、このコイル20と接
地コンデンサ21の接続点は、抵抗22を介して
ハイチヤンネル選択端子23に接続されるととも
に、抵抗24を介して接地されている。そしてさ
らに、出力端13はコンデンサ25と可変容量ダ
イオード26を直列に介して接地され、このコン
デンサ25と可変容量ダイオード26の接続点
は、抵抗27を介してチユーニング端子28に接
続されている。
かかる構成のフイルタ1において、コイル9,
10,20はローチヤンネルの信号に対する整合
用であり、ハイチヤンネルの信号に対してはイン
ピーダンスが極めて大きくハイチヤンネルの信号
を阻止するようなインダクタンス値に選定されて
いる。また、コイル4,11,16はハイチヤン
ネルの信号に対する整合用であり、ローチヤンネ
ルの信号に対してはインピーダンスが極めて小さ
く短絡状態と見なし得るようなインダクタンス値
に選定されている。そこで、ローチヤンネル受信
時は、ローチヤンネル選択端子15に高い正の電
圧が印加され、第1と第2のスイツチングダイオ
ード7,17が共に逆バイアスが与えられて非導
通となり、フイルタ1は、等価的にコンデンサ
5,6,21,25とコイル9,10,20およ
び可変容量ダイオード26で構成されたものと見
なせる。そして、チユーニング端子28に与えら
れるチユーニング電圧により、可変容量ダイオー
ド26の容量が調整されて、フイルタ1はローチ
ヤンネルの適宜な信号に同調されることとなる。
また、ハイチヤンネル受信時は、ハイチヤンネル
選択端子23に高い正の電圧が印加され、第1と
第2のスイツチングダイオード7,17は順バイ
アスが与えられて導通となり、フイルタ1は、等
価的にコイル4,16,11とコンデンサ6,1
2,18,25および可変容量ダイオード26で
構成されたものと見なせる。そして、チユーニン
グ端子28に与えられるチユーニング電圧によ
り、可変容量ダイオード26の容量が調整され
て、フイルタ1はハイチヤンネルの適宜な信号に
同調されることとなる。よつて、第1と第2のス
イツチングダイオード7,17を導通/非導通に
制御して通過周波数帯が切り換えられている。
(考案が解決しようとする問題点) 第2図に示す従来のフイルタ1は、ローチヤン
ネル選択端子15に高い正の電圧が印加されるロ
ーチヤンネル受信時は、第3図のごとき特性とな
る。即ち、ハイチヤンネルの信号が十分に減衰さ
れず、また、ローチヤンネルの信号に対するイメ
ージ周波数の信号が十分に減衰されない。これ
は、入力端2と出力端13を結ぶコイル4,9,
10,11等で形成する信号経路と接地との間
に、コイル20と接地コンデンサ21で形成され
る直列共振回路が介装されて、この直列共振回路
の共振周波数であるIF周波数は減衰されるが、
ローチヤンネルの信号に対するイメージ周波数の
信号およびハイチヤンネルの信号が十分に減衰さ
れないためである。そこで、ローチヤンネルの信
号に対するイメージ周波数の信号およびハイチヤ
ンネルの信号が大入力で入来すると、イメージ妨
害を生じ易く、また、ハイチヤンネルの信号がロ
ーチヤンネルの信号に混信し易いという問題点が
あつた。
さらに、UHF受信時に、大入力なUHF信号の
入来で、VHFチユーナ部のフイルタ1の入力端
2に、UHFチユーナ部からUFH信中が漏れ、こ
の漏れたUHF信号が第2のスイツチングダイオ
ード17に印加され易い。そこで、UHF受信時
に第2のスイツチングダイオード17は非導通で
あるが。UHF信号の印加により第2のスイツチ
ングダイオード17が導通/非導通を繰り返し、
ダイオードの非直線性歪により高次の高調波を生
じ易い。この高調波が出力端13から出力され
て、UHFチユーナ部の出力と混合されて、UHF
受信を妨害するという問題点があつた。
本考案の目的は、上記した従来のフイルタの問
題点を解消すべくなされたもので、スイツチング
ダイオードの導通/非導通で通過周波数帯を切り
換えるとともに、トラツプ周波数を切り換えるこ
とができるフイルタを提供することにある。
(問題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案のフイル
タは、入力端と出力端を結ぶ信号経路と接地との
間に、通過周波数帯を決定する共振回路の一部を
成すコイルとスイツチングダイオードおよび第1
のコンデンサが直列接続されて介装され、前記コ
イルと前記スイツチングダイオードとの接続点と
接地との間に第2のコンデンサが介装され、ハイ
チヤンネル受信時には、前記スイツチングダイオ
ードが導通状態に切り換えられて通過周波数帯が
ハイチヤンネルに切り換えられると共に、前記第
1および第2のコンデンサと前記コイルとによつ
て、通過周波数帯よりも低い周波数帯にある信号
を減衰するトラツプが形成され、ローチヤンネル
受信時には、前記スイツチングダイオードが非導
通状態に切り換えられて通過周波数帯がローチヤ
ンネルに切り換えられると共に、前記第1および
第2のコンデンサと前記スイツチングダイオード
の電極間容量と前記コイルとによつて、通過周波
数帯よりも高い周波数帯にある信号を減衰するト
ラツプが形成される。
(作用) スイツチングダイオードが導通状態に切り換え
られると、通過周波数帯がハイチヤンネルに切り
換えられると共に、トラツプ回路を形成する直列
共振回路の容量値が大きくなり、トラツプ周波数
が低くなる。また、スイツチングダイオードが非
導通状態に切り換えられると、通過周波数帯がロ
ーチヤンネルに切り換えられると共に、トラツプ
回路を形成する直列共振回路の容量値が小さくな
り、トラツプ周波数が高くなる。
(実施例の説明) 以下、本考案の実施例を第1図を参照して説明
する。第1図は、本考案のフイルタをテレビジヨ
ン受像機のVHFチユーナ部に応用した一実施例
を示す回路図である。第1図において、第2図と
同一な回路素子には、同一の符号を付して、重複
する説明を省略する。
第1図に示すフイルタ50において、第2図に
示すフイルタ1と相違するところは、コイル16
と第2のスイツチングダイオード17の接続点が
コンデンサ51を介して接地されていることにな
る。
ここで、コンデンサ51の容量を6pF、接地コ
ンデンサ18の容量を2200pF、コイル16のイ
ンダクタンス値をLHとする。
まず、第2のスイツチングダイオード17が導
通状態にされるハイチヤンネル受信時では、コン
デンサ51と接地コンデンサ18が並列接続さ
れ、その合成容量は2206pFとなる。そして、こ
の並列接続されたコンデンサ51と接地コンデン
サ18およびコイル16とで直列共振回路が形成
される。この直列共振回路の共振周波数fHは、 であり、信号経路を通過する信号のうちこの共振
周波数fHである信号が減衰される。
また、第2のスイツチングダイオード17が非
導通状態にされるローチヤンネル受信時では、第
2のスイツチングダイオード17は約2pFの容量
を持つ。そこで、スイツチングダイオード17と
コンデンサ51と接地コンデンサ18とによる合
成容量は約8pFとなり、この合成容量とコイル1
6とで形成する直列共振回路の共振周波数fLは、 であり、信号経路を通過する信号のうちこの共振
周波数fLである信号が減衰される。
したがつて、ハイチヤンネル受信時では、共振
周波数fHを低い周波数帯域にあるシチズンバン
ド(CB)の周波数帯域の信号に合せてシチズン
バンドの信号を減衰させ、ローチヤンネル受信時
では、共振周波数fLを高い周波数帯域にあるロ
ーチヤンネルのイメージ周波数の信号またはハイ
チヤンネルの周波数帯域にある特定の信号に合せ
てイメージ周波数の信号またはハイチヤンネルの
信号を減衰させることができる。
よつて、本考案のフイルタ50は、ハイチヤン
ネル受信時にシチズンバンドの信号による妨害を
防止することができ、また、ローチヤンネル受信
時のイメージ妨害およびハイチヤンネルの信号の
混信を防止することができる。さらに、UHF受
信時に、VHFチユーナ部の入力端2に漏れて、
第2のスイツチングダイオード17に印加される
UHF信号は、コンデンサ51を介して接地され
るので、第2のスイツチングダイオード17によ
る高次の高調波の発生を軽減させることができ
る。
なお、上記実施例では、テレビジヨン受像機の
VHFチユーナ部に応用したもので説明したが、
これら限られるものではない。また、上記実施例
では、コンデンサ51を第2のスイツチングダイ
オード17のアノードと接地との間に介装させた
が、コンデンサ51の両端を第2のスイツチング
ダイオード17のアノードとカソードに接続して
も良いことは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係わるフイルタ
は、周波数帯を切り換えるために導通/非導通に
制御されるスイツチングダイオードと並列にコン
デンサを接続したので、スイツチングダイオード
の導通状態で形成される直列共振回路と、非導通
状態で形成される直列共振回路の定数を変えるこ
とができ、スイツチングダイオードの導通/非導
通で通過周波数帯を切り換えるとともに、トラツ
プ周波数を切り換えることができ、有害な信号の
入来を除去することができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のフイルタをテレビジヨン受
像機のVHFチユーナ部に応用した一実施例を示
す回路図であり、第2図は、従来のフイルタをテ
レビジヨン受像機のVHFチユーナ部に応用した
一例を示す回路図であり、第3図は、第2図の従
来のフイルタの特性を示す図である。 1,50:フイルタ、16:コイル、17:第
2のスイツチングダイオード、18:接地コンデ
ンサ(第1のコンデンサ)、51:第2のコンデ
ンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力端と出力端を結ぶ信号経路と接地との間
    に、通過周波数帯を決定する共振回路の一部を成
    すコイルとスイツチングダイオードおよび第1の
    コンデンサが直列接続されて介装され、前記コイ
    ルと前記スイツチングダイオードとの接続点と接
    地との間に第2のコンデンサが介装され、 ハイチヤンネル受信時には、前記スイツチング
    ダイオードが導通状態に切り換えられて通過周波
    数帯がハイチヤンネルに切り換えられると共に、
    前記第1および第2のコンデンサと前記コイルと
    によつて、通過周波数帯よりも低い周波数帯にあ
    る信号を減衰するトラツプが形成され、 ローチヤンネル受信時には、前記スイツチング
    ダイオードが非導通状態に切り換えられて通過周
    波数帯がローチヤンネルに切り換えられると共
    に、前記第1および第2のコンデンサと前記スイ
    ツチングダイオードの電極間容量と前記コイルと
    によつて、通過周波数帯よりも高い周波数帯にあ
    る信号を減衰するトラツプが形成されることを特
    徴とするフイルタ。
JP3599785U 1985-03-12 1985-03-12 Expired JPH0246096Y2 (ja)

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