JPH10341191A - 送信元検出装置 - Google Patents

送信元検出装置

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JPH10341191A
JPH10341191A JP14816497A JP14816497A JPH10341191A JP H10341191 A JPH10341191 A JP H10341191A JP 14816497 A JP14816497 A JP 14816497A JP 14816497 A JP14816497 A JP 14816497A JP H10341191 A JPH10341191 A JP H10341191A
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JP
Japan
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phase
connection
transmission source
circuit
confirmation signal
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JP14816497A
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English (en)
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Shigeto Toita
滋人 戸板
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源端子がいずれの相に接続されていても配
電線搬送による通信ができるようにする。 【解決手段】 配電線の選択された相間との回路が構成
されるように回路の切り換えを行う切換手段48、49
と、交流電圧に重畳されるように配電線の各相毎に切換
手段48、49を介して接続確認信号を出力する確認信
号発生手段40bと、交流電圧に重畳されて発信装置か
ら搬送された接続確認信号に対応した応答信号を、切換
手段48、49を介して受信し発信装置がいずれの相に
接続されているかを認識する接続相認識手段40aと、
この接続相認識手段40aにより送信元が認識された相
間に対応した回路の構成を行うように切換手段48、4
9を制御する接続相制御手段40cとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電圧に高周
波信号を重畳して配電線で搬送し、電力量等の計量を行
う際に送信元を検出する送信元検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9は商用周波電圧に高周波信号を重畳
して配電線により搬送を行うときの構成図である。図9
において、1は端子1S、2S、3Sを有するトランス
で、商用周波電圧の100Vや200Vの低電圧に変換
する。2〜4はトランス1の各端子1S〜3Sに接続さ
れた配電線、5はトランス1の各端子1S、2S間に接
続された配電線、6は後述の送信元検出装置7が計量し
たデータを収集する発信装置で、配電線2、5間に接続
されている。7は発信装置6と同一相(1S−2S)に
接続された計量端末装置で、配電線搬送を利用して通信
を行う。
【0003】図10は例えば特開平4−352540号
公報に示された、従来の電力線搬送を利用した計量端末
装置の構成を示すブロック図である。図10において、
8a、8bは配電線2、3間に接続される接続端子、9
は商用周波電圧と高周波信号とを分離する結合コンデン
サ、10は商用周波電圧と絶縁する結合トランスであ
る。なお、結合コンデンサ9と結合トランス10とで分
離回路11を構成している。12は使用する高周波信号
だけを通過させるバンドパスフィルタ回路(以下、BP
F回路と称する)、13は高周波信号を”1”、”0”
のデジタル信号に復調する復調回路である。
【0004】14は受信した信号の処理及び送信制御を
行うCPU、15はプログラムを記憶しているROM、
16はデータの一時格納を行うRAM、17は時計であ
る。なお、CPU14、ROM15、RAM16及び時
計17で制御回路18を構成している。19は”
1”、”0”のデジタル信号を高周波信号に変調する変
調回路、20は高周波信号を商用周波電圧に重畳させる
ためのアンプ回路、21は接点21aにより高周波信号
の送信と受信とを切り換える切換回路である。
【0005】次に動作について説明する。図9及び図1
0において、発信装置6から配電線2、5を利用して、
商用周波電圧に重畳された高周波信号の要求電文を送信
する。送信元検出装置7は電源端子8a、8bを介して
商用周波電圧に重畳された高周波信号を受信する。信号
分離回路11では商用周波電圧と高周波信号とを分離す
る。そして、BPF回路12が必要な高周波信号のみを
通過させる。次に、復調回路13で高周波信号を”
1”、”0”のデジタル信号に復調する。復調されたデ
ジタル信号をCPU14が解読して、解読した内容に対
応した応答電文を出力する。
【0006】送信するときはCPU14が切換回路21
を制御して接点21aをアンプ回路20側に切り換え
る。そして、CPU14から出力されたデジタル信号の
応答電文を復調回路19において高周波信号に変調す
る。高周波信号に変調された応答電文は、アンプ回路2
0及び分離回路11を通して配電線2、3の商用周波電
圧に重畳される。その後、CPU14が切換回路21を
制御して接点21aをBPF回路12側に切り換える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の送信元検出装置
は以上のように構成されていたので、電源端子8a、8
bを配電線2〜4に接続する場合に3通りの接続があ
る。図9の例では配電線2、3間に電源端子8a、8b
が接続されている。このように、3本の配電線2〜4か
ら2本を選定して送信元検出装置の電源端子8a、8b
を接続するので、接続相の選定を誤ると配電線搬送によ
る通信を行うことができないという問題点があった。
【0008】また、発信装置6を図9に示すように接続
した後に、配電線2、3間に接続されていた送信元検出
装置7の電源端子8a、8bを配電線3、4間に接続相
を変更した場合には、配電線搬送による通信ができなく
なるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電源端子がいずれの相に接続さ
れていても配電線搬送による通信ができる送信元検出装
置を提供することを目的とする。
【0010】また、送信元がいずれの相に接続されてい
るかを認識するようにした送信元検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
送信元検出装置は、発信装置との間で交流電圧に重畳さ
れた高周波信号を三相3線の配電線を介して搬送し、通
信により電力量の計量を行う送信元検出装置において、
配電線の選択された相間との回路が構成されるように回
路の切り換えを行う切換手段と、交流電圧に重畳される
ように配電線の各相毎に切換手段を介して接続確認信号
を出力する確認信号発生手段と、交流電圧に重畳されて
発信装置から搬送された接続確認信号に対応した応答信
号を、切換手段を介して受信し発信装置がいずれの相に
接続されているかを認識する接続相認識手段と、この接
続相認識手段により送信元が認識された相間に対応した
回路の構成を行うように切換手段を制御する接続相制御
手段とを備えたものである。
【0012】請求項2の発明に係わる送信元検出装置
は、発信装置との間で交流電圧に重畳された高周波信号
を三相3線の配電線を介して搬送し、通信により電力量
の計量を行う送信元検出装置において、配電線の選択さ
れた相間との回路が構成されるように回路の切り換えを
行う切換手段と、交流電圧に重畳されるように配電線の
各相毎に切換手段を介して接続確認信号を出力する確認
信号発生手段と、交流電圧に重畳されて発信装置から搬
送された接続確認信号に対応した応答信号を、切換手段
を介して受信し発信装置がいずれの相に接続されている
かを認識する接続相認識手段と、この接続相認識手段に
より送信元が認識された相を出力する出力手段とを備え
たものである。
【0013】請求項3の発明に係わる送信元検出装置
は、接続相認識手段は所定時間経過しても応答信号がな
いとき、回路の切換を行い順次接続確認信号を送信する
ものである。
【0014】請求項4の発明に係わる送信元検出装置
は、受信した応答信号の受信レベルに基づいて接続相を
認識するものである。
【0015】請求項5の発明に係わる送信元検出装置
は、応答信号の受信レベルが最大となるのを接続相と認
識するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1の送信元
検出装置と発信装置との間で通信を行うときの構成図、
図2は図 の送信元検出装置を示す構成図である。図1
及び図2において、22は端子1S、2S、3Sを有す
るトランスで、商用周波電圧を200Vの低電圧に変換
する。26は配電線で、トランス22の各端子1S、2
S間に接続されている。27は後述の送信元検出装置2
8と通信を行う発信装置で、配電線23、26間に接続
されている。28は後述の29〜48で構成された送信
元検出装置で、配電線23〜25に接続されている。
【0017】29〜31は電源端子、32〜34は結合
コンデンサで、商用周波電圧と高周波信号とを分離す
る。35は結合トランスで、所定の電圧に変換する。結
合コンデンサ32〜34と結合トランス35とで信号分
離回路36を構成している。37はバンドパスフィルタ
回路で、使用する高周波信号だけを通過させる(以下、
BPF回路と称する)。38はA/D変換回路で、受信
した高周波信号の振幅レベルを測定する。39は復調回
路で、受信した高周波信号を”1”、”0”のデジタル
信号に変換する。40は受信した信号の処理及び送信制
御を行うCPUで、確認信号発生手段40a、接続相認
識手段40b及び接続相制御手段40cを備えている。
41はプログラムを記憶しているROM、42はデータ
の一時格納を行うRAM、43は時計である。CPU4
0、ROM41、RAM42及び時計43で制御回路4
4を構成している。
【0018】45は変調回路で、”1”、”0”のデジ
タル信号を高周波信号に変調する。46は高周波信号を
商用周波電圧に重畳させるためのアンプ回路、47は切
換手段で、CPU40の指令で信号分離回路36とBP
F回路37又はアンプ回路46との間を接点47aによ
り切り換える。48は切換手段で、CPU40の指令で
結合トランス35と結合コンデンサ32、33との間を
接点48aにより切り換える。49は切換手段で、CP
U40の指令で結合トランス35と結合コンデンサ3
3、34との間を接点49aで切り換える。50は外部
から信号を入力できる入力手段で、確認電文を送信する
ための起動をかける。51は表示装置、プリンタ等の出
力手段である。
【0019】次に動作について説明する。図3は図1及
び図2の動作を説明するフローチャートである。図1及
び図2において、送信元検出装置28は図3に示すよう
に発信装置27からの信号受信待ち、又は入力手段50
からの入力待ち状態である(ステップS1 )。入力手
段50による起動をCPU40が検出すると、電源端子
29、30に高周波信号を重畳できるように、切換手段
48、49を制御して接点48a、49aをトランス2
2の端子1S、2Sへ回路の切換を行う(ステップ
2 )。そして、CPU40の確認信号発生手段40a
から図4に示すフォーマットの確認電文を、接続確認信
号として変調回路45及びアンプ回路46を経由して発
信装置27に送信する(ステップS3 )。
【0020】なお、図4に示すフレームは、一般的に通
信に用いられるものである。フレームの先端及び後端に
チェックシーケンス等からなる制御コードと、指令、デ
ータ等が書き込まれているモードから構成されている。
発信装置27は送信元検出装置28から接続確認信号を
受信したとき、図4と同じフォーマットの電文を応答信
号として返信する。送信元検出装置28では受信した高
周波信号のレベルの応答信号を、A/D変換回路38で
デジタル値に変換してCPU40へ入力する。そして、
CPU40がデジタル値を積分演算して受信した信号レ
ベル(振幅レベル)を計測する(ステップS4 )。演算
結果をRAM42に時計43の時刻と共にデータ1とし
て格納する(ステップS5 )。
【0021】続いて、電源端子30、31に高周波信号
が重畳できるように、CPU40の接続相制御手段40
cが切換手段48、49を制御して接点48a、49a
をトランス22の端子2S、3Sへ回路の切換を行う
(ステップS6 )。そして、CPU40の確認信号発生
手段40aから図4に示すフォーマットの接続確認信号
を発信装置27へ送信する(ステップS7 )。送信元検
出装置28が受信した応答信号としての高周波信号を、
A/D変換回路38でデジタル値に変換してCPU40
へ入力する。CPU40はデジタル値を積分演算して受
信した信号レベル(振幅レベル)を計測する(ステップ
8 )。演算結果をRAM42時計43の時刻と共にデ
ータ2として格納する(ステップS9 )。
【0022】さらに、電源端子29、31に高周波信号
が重畳できるように、CPU40の接続相制御手段40
cが切換手段48、49を制御して接点48、a、49
aをトランス22の端子1S、3Sへ回路の切換を行う
(ステップS10)。そして、CPU40の確認信号発生
手段40aから図4に示すフォーマットの接続確認信号
を発信装置27へ送信する(ステップS11)。送信元検
出装置28が受信した応答信号としての高周波信号を、
A/D変換回路38でデジタル値に変換してCPU40
に入力する。CPU40はデジタル値を積分演算して受
信した信号レベル(振幅レベル)を計測する(ステップ
12)。演算結果をRAM42に時計43の時刻と共に
データ3として格納する(ステップS13)。
【0023】次に、CPU40の接続相認識手段40b
はRAM42に格納されたデータ1、データ2及びデー
タ3が予め設定した基準値以上の受信レベルであるか否
かを判定する(ステップS14)。この場合、受信レベル
は入力信号の振幅値により判断する。データ1からデー
タ3のいずれかの受信レベルが基準値以上の場合、最大
の受信レベルとなっている相に高周波信号が重畳される
ように、CPU40の接続相制御手段40cが切換手段
48、49を制御して、接点48a、49aにより回路
の切り換えを行う(ステップS15)。ここで、配電線搬
送による通信を利用して、計量手段(図示せず)によ
り、例えば電力量等の計量を定期的に行うことになる。
そして、発信装置27が計量手段(図示せず)から収集
した計量データは、公衆アナログ回線を介して計算機で
構成されたセンタ装置に送信される。なお、送信元検出
装置28と計量手段(図示せず)とを一体にした計量端
末装置として構成してもよい。
【0024】また、データ1からデータ3のすべての受
信レベルが基準値以下の場合には、CPU40は出力手
段51を介して異常メッセージを出力する(ステップS
16)。そして、高周波信号を重畳する電源端子はデフォ
ルトの電源端子29、30に接続されるように切換手段
47、48を制御する。データ1からデータ3の受信レ
ベルを判定する基準値は、ROM41にプログラムとし
て記憶しているか、又は発信装置27から設定してRA
M42に記憶させておく。
【0025】以上のように、発信元検出装置28から搬
送された接続確認信号に対応した発信装置27からの応
答信号を受信し、発信装置27がいずれの相に接続され
ているかを認識することにより、発信装置27が認識さ
れた相間に対応した回路を構成するようにしたので、発
信装置27と同一相を選択して配線をする必要がなく全
ての相と配線をし、信号を注入する電源端子29〜31
を自動選択するため、配線誤りによる通信不良を防止す
ることができる。
【0026】実施の形態1においては、発信装置27か
らの応答信号の受信レベルに基づいて、発信装置27が
いずれの相に接続されているかを認識するものについて
説明したが、応答信号の波形の基づいて認識するように
しても同様の効果を期待することができる。
【0027】また、接続確認信号及び応答信号は、正弦
波信号の他に”1”、”0”のデジタル信号やリプルを
使用しても同様の効果を期待することができる。
【0028】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2の送信元検出装置と発信装置との間で通信を行うと
きの構成図、図6は図5の送信元検出装置を示す構成図
である。図5及び図6において、22〜26、29〜3
9、41〜43、45〜51は実施の形態1のものと同
様のものである。52は配電線23、26間に接続され
た発信装置で、後述の送信元検出装置53との間で配電
線搬送により通信を行う。53は配電線23〜25に接
続された送信元検出装置で、29〜39、41〜43、
45〜51及び後述の54、55で構成されている。5
4は受信した信号の処理及び送信制御を行うCPUで、
確認信号発生手段54a、接続相認識手段54b及び接
続相制御手段54cを備えている。なお、ROM41、
RAM42、時計43及びCPU54で制御回路55が
構成されている。
【0029】次に動作について説明する。図7は図5及
び図6の動作を説明するフローチャートである。図5及
び図6において、送信元検出装置53は図7に示すよう
に発信装置52からの信号受信待ち、又は入力手段50
からの入力待ち状態である(ステップS1 )。入力手
段50による起動をCPU54が検出すると、電源端子
29、30に高周波信号を重畳できるように、切換手段
48、49を制御して接点48a、49aをトランス2
2の端子1S、2Sへ回路の切換を行う(ステップ
2 )。そして、CPU54の確認信号発生手段54a
から図4に示すフォーマットの接続確認信号を変調回路
45及びアンプ回路46を経由して発信装置52に送信
する(ステップS3 )。
【0030】発信装置52は送信元検出装置53から接
続確認信号を受信したとき、図4と同じフォーマットの
電文を応答信号として返信する。送信元検出装置53で
は受信した応答信号である高周波信号のレベルを、A/
D変換回路38でデジタル値に変換してCPU54へ入
力する。そして、CPU54でデジタル値を積分演算し
て受信した信号レベル(振幅レベル)を計測する(ステ
ップS4 )。演算結果をRAM42に時計43の時刻と
共にデータ1として格納する(ステップS5 )。
【0031】続いて、電源端子30、31に高周波信号
が重畳できるように、CPU54の接続相制御手段54
cが切換手段48、49を制御して接点48a、49a
をトランス22の端子2S、3Sへ回路の切換を行う
(ステップS6 )。そして、CPU54の確認信号発生
手段54aから図4に示すフォーマットの接続確認信号
を発信装置52へ送信する(ステップS7 )。送信元検
出装置53が受信した発信装置52からの応答信号であ
る高周波信号を、A/D変換回路38でデジタル値に変
換してCPU54へ入力する。CPU54はデジタル値
を積分演算して受信した信号レベル(振幅レベル)を計
測する(ステップS8 )。演算結果をRAM42時計4
3の時刻と共にデータ2として格納する(ステップS
9 )。
【0032】さらに、電源端子29、31に高周波信号
が重畳できるように、CPU54の接続相制御手段54
cが切換手段48、49を制御して接点48、a、49
aをトランス22の端子1S、3Sへ回路の切換を行う
(ステップS10)。そして、CPU54の確認信号発生
手段54aから図4に示すフォーマットの接続確認信号
を発信装置52へ送信する(ステップS11)。送信元検
出装置53が受信した発信装置52からの応答信号であ
る高周波信号を、A/D変換回路38でデジタル値に変
換してCPU54に入力する。CPU54はデジタル値
を積分演算して受信した信号レベル(振幅レベル)を計
測する(ステップS12)。演算結果をRAM42に時計
43の時刻と共にデータ3として格納する(ステップS
1 3 )。
【0033】次に、CPU54の接続相認識手段54b
はRAM42に格納されたデータ1、データ2及びデー
タ3が予め設定した基準値以上の受信レベルであるか否
かを判定する(ステップS14)。この場合、受信レベル
は入力信号の振幅値により判断する。データ1からデー
タ3のいずれかの受信レベルが基準値以上の場合、最大
の受信レベルとなっている相を出力手段51に表示させ
る。
【0034】ここで、配電線搬送による通信を利用し
て、計量手段(図示せず)により、例えば電力量等の計
量を定期的に行うことになる。そして、発信装置52が
計量手段(図示せず)から収集した計量データは、公衆
アナログ回線を介して計算機で構成されたセンタ装置に
送信される。なお、送信元検出装置53と計量手段(図
示せず)とを一体にした計量端末装置として構成しても
よい。
【0035】また、データ1からデータ3のすべての受
信レベルが基準値以下の場合には、CPU54は出力手
段51を介して異常メッセージを出力する(ステップS
16)。そして、高周波信号を重畳する電源端子はデフォ
ルトの電源端子29、30に接続されるように切換手段
47、48を制御する。データ1からデータ3の受信レ
ベルを判定する基準値は、ROM41にプログラムとし
て記憶しているか、又は発信装置52から設定してRA
M42に記憶させておく。
【0036】以上のように、発信元検出装置53から搬
送された接続確認信号に対応した発信装置52からの応
答信号を受信し、発信装置52がいずれの相に接続され
ているかを認識して表示させるようにしたので、発信装
置52と同一相を選択して配線をする必要がなく全ての
相と配線をし、信号を注入する電源端子29〜31を自
動選択するため、配線誤りによる通信不良を防止すると
共に、迅速に発信装置52が接続されている相を認識す
ることができる。
【0037】実施の形態3.図8は実施の形態3の動作
を説明するフローチャートである。構成は実施の形態1
の図1及び図2と同様のものである。図1、図2及び図
8において、RAM42に発信装置27から受信した時
刻が格納されている。CPU40は基準時間が例えば2
4時間とした場合、受信を受けていない時間が前回の受
信時刻から24時間以内であるか否かを監視している
(ステップS1 )。24時間を経過したとCPU40が
判断すると、電源端子29、30に高周波信号を重畳で
きるように、接続相制御手段54cが切換手段48、4
9を制御して接点48a、49aをトランス22の端子
1S、2Sへ回路の切換を行う(ステップS2 )。そし
て、CPU40の確認信号発生手段40aから図4に示
すフォーマットの接続確認信号を変調回路45及びアン
プ回路46を経由して発信装置27に送信する(ステッ
プS3 )。
【0038】発信装置27は送信元検出装置28から接
続確認信号を受信したとき、図4と同じフォーマットの
電文を応答信号として返信する。送信元検出装置28で
は受信した発信装置52からの応答信号である高周波信
号のレベルを、A/D変換回路38でデジタル値に変換
してCPU40へ入力する。そして、CPU40でデジ
タル値を積分演算して受信した信号レベル(振幅レベ
ル)を計測する(ステップS4 )。演算結果をRAM
42に時計43の時刻と共にデータ1として格納する
(ステップS5 )。
【0039】続いて、電源端子30、31に高周波信号
が重畳できるように、CPU40接続相制御手段54c
が切換手段48、49を制御して接点48a、49aを
トランス22の端子2S、3Sへ回路の切換を行う(ス
テップS6 )。そして、CPU40の確認信号発生手段
54aから図4に示すフォーマットの接続確認信号を発
信装置27へ送信する(ステップS7 )。送信元検出装
置28が受信した発信装置52からの応答信号である高
周波信号を、A/D変換回路38でデジタル値に変換し
てCPU40へ入力する。CPU40はデジタル値を積
分演算して受信した信号レベル(振幅レベル)を計測す
る(ステップS8 )。演算結果をRAM42時計43の
時刻と共にデータ2として格納する(ステップS9 )。
【0040】さらに、電源端子29、31に高周波信号
が重畳できるように、CPU40接続相制御手段54c
が切換手段48、49を制御して接点48、a、49a
をトランス22の端子1S、3Sへ回路の切換を行う
(ステップS10)。そして、CPU40の確認信号発生
手段54aから図4に示すフォーマットの接続確認信号
を発信装置27へ送信する(ステップS11)。送信元検
出装置28が受信した発信装置52からの応答信号であ
る高周波信号を、A/D変換回路38でデジタル値に変
換してCPU40に入力する。CPU40はデジタル値
を積分演算して受信した信号レベル(振幅レベル)を計
測する(ステップS12)。演算結果をRAM42に時計
43の時刻と共にデータ3として格納する(ステップS
1 3 )。
【0041】次に、CPU40の接続相認識手段40b
はRAM42に格納されたデータ1、データ2及びデー
タ3が予め設定した基準値以上の受信レベルであるか否
かを判定する(ステップS14)。この場合、受信レベル
は入力信号の振幅値により判断する。データ1からデー
タ3のいずれかの受信レベルが基準値以上の場合、最大
の受信レベルとなっている相に高周波信号が重畳される
ように、CPU40の接続相制御手段40cが切換手段
48、49を制御して、接点48a、49aにより回路
の切り換えを行う(ステップS15)。ここで、配電線搬
送による通信を利用して、計量手段(図示せず)によ
り、例えば電力量等の計量を定期的に行うことになる。
そして、発信装置27が計量手段(図示せず)から収集
した計量データは、公衆アナログ回線を介して計算機で
構成されたセンタ装置に送信される。なお、送信元検出
装置28と計量手段(図示せず)とを一体にした計量端
末装置として構成してもよい。
【0042】データ1からデータ3の全てが基準値以下
の場合には、信号を注入する相の接続の変更を行わない
が、CPU40から出力手段51を通して異常メッセー
ジを出力する(ステップS16)。この一連の処理が終了
した後、所定時間以内に発信装置27からの受信がなか
った場合は、同様の処理を繰り返し実行する。所定の時
間はROM41にプログラムとして記憶しているか、発
信装置27からRAM42に設定する。
【0043】実施の形態1から実施の形態3において、
発信元検出装置28、53の電源端子29〜31が配電
線23〜25に接続されたものについて説明したが、配
電線23〜25に接続しないポータブル形にしてもよ
い。この場合、発信元検出装置28、53の切換手段4
8、49を取り除いて、出力手段51により検出結果を
表示させるようにする。
【0044】
【発明の効果】請求項1発明によれば、発信装置から搬
送された接続確認信号に対応した応答信号を受信し、発
信装置がいずれの相に接続されているかを認識すること
により、発信装置が認識された相間に対応した回路を構
成するようにしたので、発信装置と同一相を選択して配
線をする必要がなく全ての相と配線をし、信号を注入す
る電源端子を自動選択するため、配線誤りによる通信不
良を防止することができる。
【0045】請求項2の発明によれば、発信装置から搬
送された接続確認信号に対応した応答信号を受信し、発
信装置がいずれの相に接続されているかを認識して出力
手段に出力するようにしたので、発信装置と同一相を選
択して配線する必要がなく全ての相と配線をし、信号を
注入する電源端子を自動選択するため、配線誤りによる
通信不良を防止することができる。
【0046】請求項3の発明によれば、所定時間経過し
ても応答信号がないとき、回路の切換を順次行い、接続
確認信号を送信して発信装置を認識して、電源端子を切
り換えることにより工事後の配線変更による通信不良を
防止することができる。
【0047】請求項4の発明によれば、受信した応答信
号の受信レベルに基づいて発信装置の接続相を認識する
ことにより、発信装置が接続されていない配電線から受
信レベルの低い信号が受信されても識別が容易にでき
る。
【0048】請求項5の発明によれば、応答信号の受信
レベルが最大となるのを接続相と認識することにより、
接続相の認識を精度よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の発信元検出装置と
発信装置との関係を示す構成図である。
【図2】 図1の発信元検出装置の構成図である。
【図3】 実施の形態1の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】 実施の形態1の通信電文のフォーマットを示
す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態2の発信元検出装置と
発信装置との関係を示す構成図である。
【図6】 図5の発信元検出装置の構成図である。
【図7】 実施の形態2の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】 実施の形態3の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】 従来の発信元検出装置と発信装置との関係を
示す構成図である。
【図10】 図9の発信元検出装置の構成図である。
【符号の説明】
23〜26 配電線、27,52 発信装置、28,5
3 発信元検出装置、40a,54a 確認信号発生手
段、40b,54b 接続相認識手段、40c接続相認
識手段、47〜49 切換手段、51 出力手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信装置との間で交流電圧に重畳された
    高周波信号を三相3線の配電線を介して搬送し、通信に
    より電力量の計量を行う送信元検出装置において、上記
    配電線の選択された相間との回路が構成されるように回
    路の切り換えを行う切換手段と、上記交流電圧に重畳さ
    れるように上記配電線の各相毎に上記切換手段を介して
    接続確認信号を出力する確認信号発生手段と、上記交流
    電圧に重畳されて上記発信装置から搬送された上記接続
    確認信号に対応した応答信号を、上記切換手段を介して
    受信し上記発信装置がいずれの相に接続されているかを
    認識する接続相認識手段と、この接続相認識手段により
    上記送信元が認識された相間に対応した回路の構成を行
    うように上記切換手段を制御する接続相制御手段とを備
    えたことを特徴とする送信元検出装置。
  2. 【請求項2】 発信装置との間で交流電圧に重畳された
    高周波信号を三相3線の配電線を介して搬送し、通信に
    より電力量の計量を行う送信元検出装置において、上記
    配電線の選択された相間との回路が構成されるように回
    路の切り換えを行う切換手段と、上記交流電圧に重畳さ
    れるように上記配電線の各相毎に上記切換手段を介して
    接続確認信号を出力する確認信号発生手段と、上記交流
    電圧に重畳されて上記発信装置から搬送された上記接続
    確認信号に対応した応答信号を、上記切換手段を介して
    受信し上記発信装置がいずれの相に接続されているかを
    認識する接続相認識手段と、この接続相認識手段により
    上記送信元が認識された相を出力する出力手段とを備え
    たことを特徴とする送信元検出装置。
  3. 【請求項3】 接続相認識手段は所定時間経過しても応
    答信号がないとき、回路の切換を行い順次接続確認信号
    を送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の送信元検出装置。
  4. 【請求項4】 受信した応答信号の受信レベルに基づい
    て接続相を認識することを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれか一項に記載の送信元検出装置。
  5. 【請求項5】 応答信号の受信レベルが最大となるのを
    接続相と認識することを特徴とする請求項4に記載の送
    信元検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329893A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Tohoku Electric Power Co Inc 断線検出システム
JP2013501482A (ja) * 2009-08-03 2013-01-10 テキサス インスツルメンツ インコーポレイテッド 3相モードのofdm伝送方法

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