JP2003075497A - ケーブル検査装置 - Google Patents

ケーブル検査装置

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JP2003075497A
JP2003075497A JP2001265791A JP2001265791A JP2003075497A JP 2003075497 A JP2003075497 A JP 2003075497A JP 2001265791 A JP2001265791 A JP 2001265791A JP 2001265791 A JP2001265791 A JP 2001265791A JP 2003075497 A JP2003075497 A JP 2003075497A
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Masanobu Machida
正信 町田
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Hioki EE Corp
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のケーブル各々の一端部と他端部との対
応関係を短時間で確実に検査でき、しかも装置コストを
低減する。 【解決手段】 周波数が互いに異なる識別信号S1〜S
Nを送信可能に構成されて複数のケーブルの各一端部に
接続可能に構成された複数の送信機と、任意の1のケー
ブルの他端部に接続可能に構成され1のケーブルを介し
て1の送信機によって送信された識別信号S1を受信し
て識別信号S1に基づいて1のケーブルの一端部を検出
する受信機2とを備えたケーブル検査装置であって、受
信機2は、識別信号S1の周波数とは異なる周波数のミ
キシング用信号SOSを発振する発振回路41と、送信さ
れた識別信号S1とミキシング用信号SOSとをミキシン
グして差分信号SL を生成するミキシング回路42とを
備え、差分信号SL の周波数に応じて生成されるパルス
信号SP の入力数に基づいて一端部を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のケーブル各
々における両端部の対応関係を検査するケーブル検査装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のケーブル検査装置は、例えば、
屋内に敷設した複数のLANケーブル各々における両端
部の対応関係を検査する際に使用される。具体的には、
このケーブル検査装置は、複数のLANケーブルの各一
端部が1または複数の場所に設けられ、かつその複数の
LANケーブルの各他端部が1または複数の場所に設け
られている場合において、その複数のLANケーブル各
々の一端部と他端部との対応関係を検査する際に好適に
使用される。
【0003】図5は、従来の検査システム(ケーブル検
査装置)SYS11の構成を示している。この検査シス
テムSYS11は、例えば、一対のケーブルで構成され
るN組のLANケーブルC1〜CN(以下、区別しない
ときには「LANケーブルC」ともいう)が結束された
ケーブル束CHにおける各LANケーブルCの両端部の
対応関係を検査可能に構成されている。具体的には、検
査システムSYS11は、各LANケーブルCの一端部
に識別信号を送信するN(Nは自然数)台の送信機1−
1〜1−N(以下、区別しないときには「送信機1」と
もいい、区別するときには、ハイフン符号の後に装置識
別番号を意味する数値を付するものとする)と、一対の
LANケーブルCの各他端部に送信された識別信号を受
信する受信機61とを備えている。
【0004】この場合、複数の送信機1−1〜1−N
は、送信周波数のみが異なるだけでその構成要素は同一
に構成されている。したがって、以下、送信機1−1の
構成について代表して説明し、各送信機1の各構成要素
を区別するときには、ハイフン符号の後に装置識別番号
を付するものとする。送信機1は、予め決められている
複数の送信周波数(f1 〜fN )のうちの一つ(この例
ではf1 )を発振周波数として正弦波信号を発振する発
振部11と、発振部11によって生成された正弦波信号
を緩衝増幅して識別信号S1(送信機1−2〜1−Nで
は、識別信号S2〜SN)として出力するバッファ12
とを備えて構成されている。一方、受信機61は、高域
周波数信号を通過させるハイパスフィルタ31と、アン
プ32と、中心周波数が各送信周波数(f1 〜fN )と
等しくそれぞれ規定されたバンドパスフィルタ62−1
〜62−N(以下、区別しないときには「バンドパスフ
ィルタ62」ともいう)と、各バンドパスフィルタ62
の出力信号が所定のしきい値を超えたときに検出信号を
出力するコンパレータ63−1〜63−N(以下、区別
しないときには「コンパレータ63」ともいう)と、各
コンパレータ63から出力された検出信号に基づいてL
ANケーブルCを介して接続されている送信機1を特定
するCPU64とを備えて構成されている。
【0005】この検査システムSYS11では、まず、
各LANケーブルCの各一端部に各送信機1をそれぞれ
接続する。また、いずれかのLANケーブルCの他端部
に受信機61を接続する。次いで、各送信機1から識別
信号S1〜SNをそれぞれ送信させる。一方、受信機6
1では、ハイパスフィルタ31が、接続されたLANケ
ーブルCを介して入力した入力信号から低域ノイズを除
去して識別信号Sをアンプ32に出力する。アンプ32
は、入力した識別信号Sを所定利得で増幅して各バンド
パスフィルタ62に出力する。この際に、各バンドパス
フィルタ62は、その中心周波数と等しい周波数の識別
信号Sのみを通過させる。したがって、送信機1−1に
よって送信された識別信号Sを入力したときには、バン
ドパスフィルタ62−1のみが対応するコンパレータ6
3に識別信号Sを出力する。次いで、識別信号Sを入力
したコンパレータ63は、識別信号Sがしきい値を超え
るため、検出信号をCPU64に出力する。
【0006】一方、CPU64は、各コンパレータ63
による各検出信号の出力有無を監視し、いずれのコンパ
レータ63によって検出信号が出力されたかを検出す
る。例えば、受信機61にLANケーブルC1が接続さ
れているこの例では、受信機61が送信機1−1によっ
て送信された送信周波数f1 の識別信号S1を受信する
ため、その中心周波数が送信周波数f1 と同一周波数に
規定されているバンドパスフィルタ62−1が識別信号
S1を出力する。したがって、コンパレータ63−1か
ら検出信号が出力される結果、CPU64は、受信機6
1に接続されているLANケーブルCの他端部と、送信
機1−1に接続されているLANケーブルCの一端部と
が対応関係を有していると検査する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の検査
システムSYS11には、以下の問題点がある。すなわ
ち、従来の検査システムSYS11では、N本のLAN
ケーブルC1〜CNのいずれが受信機61に接続されて
いるかを検査するためには、受信機61に対して、N台
の送信機1−1〜1−Nによって送信される識別信号S
1〜SNを識別させる必要がある。このため、その識別
信号S1〜SNの各送信周波数と中心周波数が等しく形
成されたN個のバンドパスフィルタ62−1〜62−N
が必ず必要となる。したがって、従来の検査システムS
YS11には、数多くの高価なバンドパスフィルタ62
を収納するために、装置の大型化およびコストの高騰を
招いているという問題点がある。この場合、受信機61
内のバンドパスフィルタ62を送信機1−1によって送
信される識別信号S1の送信周波数f1 と等しく規定
し、かつその1台の送信機1−1のみを使用して各LA
NケーブルC1〜CNの一端部に順次接続して送信する
ことにより、受信機61に接続されているLANケーブ
ルCの他端部と送信機1−1に接続されたLANケーブ
ルCの一端部とが対応しているものと判別することもで
きる。しかし、かかる方式を採用した場合、N組のLA
NケーブルCの各両端部の対応関係を検査するために
は、送信機1−1を各LANケーブルC1−1〜1−N
に順次接続し直す接続作業をN回行う必要があり、この
煩雑な作業に起因して、検査時間に長時間を要すると共
に検査コストが上昇するという問題点がある。
【0008】一方、複数のバンドパスフィルタ62に代
えて、各識別信号S1〜SNの送信周波数と等しい周波
数の同期検波用内部信号をそれぞれ発振するN個の局部
発振器と、識別信号Sと同期検波用内部信号とを乗算し
て同期検波するN個のアナログ乗算器と、各アナログ乗
算器の出力部に接続されるN個のローパスフィルタとを
備えた構成を採用することもできる。この構成によれ
ば、各乗算器が、入力された識別信号Sと同期検波用内
部信号とで同期検波することにより、バンドパスフィル
タ62を使用することなく、複数のLANケーブルC1
〜CN各々の一端部と他端部との対応関係を検査するこ
とができる。しかし、この構成には、局部発振器、アナ
ログ乗算器およびローパスフィルタをN組備えることに
起因して受信機が複雑な構成になると共にコストの低減
が困難であるという問題点が存在する。さらに、同期検
波の確実化を図るためには、同期検波用内部信号を識別
信号Sに対して正確に位相同期させる必要がある。この
ため、局部発振器として位相同期用PLL回路等が必要
となる結果、回路構成がさらに複雑となりコストも高騰
するという問題点もある。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、複数のケーブル各々の一端部と他端部との
対応関係を短時間で確実に検査でき、しかも装置コスト
を低減し得るケーブル検査装置を提供することを主目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のケーブル検査装置は、周波数が互いに異な
る識別信号を送信可能に構成されて検査対象の複数のケ
ーブルの各一端部に接続可能にそれぞれ構成された複数
の送信機と、前記複数のケーブルのうちの任意の1のケ
ーブルの他端部に接続可能に構成され当該1のケーブル
を介して1の前記送信機によって送信された前記識別信
号を受信して当該識別信号に基づいて当該1のケーブル
の一端部を検出する受信機とを備えたケーブル検査装置
であって、前記受信機は、前記識別信号の周波数とは異
なる周波数のミキシング用信号を発振する発振回路と、
前記1のケーブルを介して送信された前記識別信号と前
記ミキシング用信号とをミキシングして上側波信号また
は下側波信号で形成される差分信号を生成するミキシン
グ回路とを備え、当該差分信号の周波数に応じた電気的
パラメータに基づいて前記一端部を検出する。
【0011】また、請求項2記載のケーブル検査装置
は、請求項1記載のケーブル検査装置において、前記差
分信号をパルス信号に波形整形する波形整形回路と、単
位時間当りの前記パルス信号の入力数を前記電気的パラ
メータとして計測する計測回路と、前記複数の送信機に
それぞれ割り当てられた基準値を記憶すると共に前記計
測値に対応する前記基準値に割り当てられた前記送信機
を特定することによって前記一端部を検出する検出回路
とを備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係るケーブル検査装置の好適な実施の形態について
説明する。なお、図5に示す構成と同一の構成要素につ
いては、同一の符号を付して、重複する説明を省略す
る。
【0013】図1に示すように、検査システム(ケーブ
ル検査装置)SYS1は、N台の送信機1−1〜1−N
と、受信機2とを備えて構成されている。受信機2は、
図2に示すように、受信部21、復調部22、計測部2
3、CPU24、操作部25および表示部26を備えて
構成されている。
【0014】受信部21は、ハイパスフィルタ31およ
びアンプ32を備えて構成されている。復調部22は、
識別信号Sの周波数とは異なる所定周波数のミキシング
用信号SOSを発振する発振回路41と、1のLANケー
ブルCを介して送信機1によって送信された識別信号S
とミキシング用信号SOSとをミキシングするミキシング
回路42と、ミキシング回路42に接続されると共にミ
キシング回路42のミキシングによって生成されたミキ
シング信号SMXを入力して識別信号Sとミキシング用信
号SOSとの差分信号SL を出力するローパスフィルタ4
3とを備えている。この場合、ミキシング回路42とロ
ーパスフィルタ43とで本発明におけるミキシング回路
が構成される。また、ミキシング用信号SOSの周波数
は、各送信機1によって送信される各識別信号Sのうち
の最高周波数および最低周波数をそれぞれfH およびf
L とした場合、最高周波数fH よりもα(αは正数)H
z高い周波数に規定するのが好ましい。なお、最低周波
数fL よりもα(αは正数)Hz低い周波数に規定する
こともできるし、最低周波数fL と最高周波数fH との
間の周波数に規定することもできる。以下、一例とし
て、ミキシング用信号SOSの周波数を最高周波数fH よ
りもαHz高い周波数に規定した例について説明する。
この構成を採用したことにより、この復調部22では、
LANケーブルCを介して受信機2に入力される識別信
号Sの周波数をfA とすれば、ミキシング回路42が、
主として、(fH +α−fA )の周波数成分を有する下
側波信号と、(fH +α+fA )の周波数成分を有する
上側波信号とを生成する。このため、ローパスフィルタ
43は、より低い周波数成分の下側波信号を差分信号S
L として出力する。
【0015】計測部23は、ローパスフィルタ43から
出力された差分信号SL を波形整形してパルス信号SP
を生成するコンパレータ51と、単位時間当りのパルス
信号SP の入力数を計測するカウンタ52と、基準電圧
を生成する基準電源53とを備えている。この場合、コ
ンパレータ51は、本発明における波形整形回路に相当
し、差分信号SL の電圧値が基準電源53から出力され
る基準電圧を超えるときに波形整形したパルス信号SP
を出力する。また、カウンタ52は、本発明における計
測回路に相当し、例えば、0.1秒当りのパルス信号S
P の入力数を計測してそのカウント値をカウントデータ
DC としてCPU24に出力する。
【0016】CPU24は、本発明における検出回路に
相当し、差分信号SL の周波数に応じた電気的パラメー
タ、つまり入力したカウントデータDC に基づいて、L
ANケーブルCを介して受信機2に接続されている送信
機1を特定する。この場合、CPU24は、特定した送
信機1に一端部が接続されているLANケーブルCと、
受信機2に他端部が接続されているLANケーブルCと
が同一のLANケーブルCである(つまり対応関係を有
する)と判別する。また、CPU24は内部メモリを備
え、この内部メモリには、ミキシング用信号SOSの周波
数および各識別信号S1〜SNの各周波数差に等価的に
等しいカウントデータDC のカウント値と、各識別信号
S1〜SNに対応する各送信機1の装置識別番号(1〜
N)との対応関係を示す基準値が装置特定用データとし
て予め記憶されている。操作部25は、検査開始および
検査終了等の各種操作スイッチが配設され、操作された
スイッチに応じたスイッチ信号をCPU24に出力す
る。表示部26は、例えば、カラーLCDで構成され、
CPU24の制御下で検査結果を表示する。
【0017】次に、検査システムSYS1の全体的な動
作について、図1〜4を参照して説明する。
【0018】最初に、図1に示すように、各LANケー
ブルC1〜CNの各々の一端部に送信機1−1〜1−N
を接続する。また、その一端部がいずれの場所に敷設さ
れているかを検査する検査対象としてのLANケーブル
Cの他端部に受信機2を接続する。この場合、LANケ
ーブルC1に受信機2を接続したものとする。次いで、
操作部25の検査開始スイッチを操作することによって
検査が開始される。この状態で、まず、各送信機1−1
〜1−Nから識別信号S1〜SNを送信させる。一方、
受信機2では、CPU24が、発振回路41に対して、
発振を開始させる。この際に、LANケーブルC1を介
して受信部21に識別信号S1が入力される。この場
合、ハイパスフィルタ31が、不要な低域周波数成分を
除去して図3(a)に示す識別信号S1をアンプ32に
出力する。次いで、アンプ32が、識別信号S1を所定
の利得で増幅して復調部22に出力する。
【0019】復調部22では、ミキシング回路42が、
入力した識別信号S1と、図3(b)に示す発振回路4
1から出力されたミキシング用信号SOSとをミキシング
してミキシング信号SMXをローパスフィルタ43に出力
する。この際に、ローパスフィルタ43は、ミキシング
によって生成された上側波を除去して下側波としての同
図(c)に示す差分信号SL を計測部23に出力する。
次いで、計測部23では、コンパレータ51が、差分信
号SL を波形整形して同図(d)に示すパルス信号SP
を生成する。続いて、カウンタ52が、単位時間当りの
パルス信号SPの入力数を計測し、その計測値をカウン
トデータDC としてCPU24に出力する。
【0020】一方、CPU24は、入力したカウントデ
ータDC に基づき、受信した識別信号Sがいずれの送信
機1によって送信されたかを特定する。具体的には、C
PU24は、内部メモリに記憶されている装置特定用デ
ータに基づき、カウントデータDC のカウント値に対応
して記憶されている装置識別番号を内部メモリから読み
出す。この場合、受信機2にLANケーブルC2を接続
した場合には、図4に示すように、識別信号S1の周波
数と同図(a)に示す識別信号S2との周波数差に応じ
て、同図(c)に示すように、差分信号SL の周波数が
必ず変化する。したがって、同図(d)に示すように、
単位時間当りのパルス信号SP の生成数も必ず変化す
る。この結果、カウントデータDC のカウント値(単位
時間当りのパルス信号SP の入力数)が必ず増減変化す
る。したがって、CPU24は、入力したカウントデー
タDC に基づいて受信した識別信号Sがいずれの送信機
1によって送信されたかを確実に特定することができ
る。次いで、CPU24は、その装置識別番号を表示さ
せるための表示データを表示部26に表示させる。これ
により、オペレータは、その他端部が受信機2に接続さ
れているLANケーブルC1の一端部に接続されている
送信機1の装置識別番号を認識することができる。この
結果、その他端部が受信機2に接続されているLANケ
ーブルC1の一端部を特定することができる。また、他
のLANケーブルC2〜CNについて検査する際には、
受信機2に接続されているLANケーブルC1の他端部
に代えて検査対象のLANケーブルCの他端部を接続す
ることにより、LANケーブルC1についての検査と同
様にして、そのLANケーブルCの一端部を確実かつ容
易に特定することができる。
【0021】このように、この検査システムSYS1に
よれば、受信機2が、1のLANケーブルCを介して送
信された識別信号S1に基づいて生成したパルス信号S
P の単位時間当りの入力数に基づいて、そのLANケー
ブルCに接続されている1の送信機を特定してそのLA
NケーブルCの一端部を検出することにより、数多くの
バンドパスフィルタを収納せずに、しかも各LANケー
ブルC1−1〜1−Nに対する送信機1の煩雑な接続作
業を行うことなく、各LANケーブルCの一端部および
他端部の対応関係を特定することができるため、装置の
小型化およびコストの低減を達成することができる。ま
た、差分信号SL の周波数を計測することで各LANケ
ーブルCの一端部および他端部の対応関係を特定するこ
とができるが、この検査システムSYS1では、その周
波数自体を計測することなく検査対象のLANケーブル
Cの一端部を検出することができるため、受信機2をよ
り一層小型簡易化することができる。
【0022】なお、本発明は、上述した本発明の実施の
形態に示した構成に限定されない。例えば、受信機2と
して、各LANケーブルC1〜CNのすべてを接続可能
に構成すると共に、LANケーブルC1〜CNの各他端
部と受信部21との接続を切り替える切替部(例えば切
替スイッチなど)を備え、CPU24が、切替部によっ
て切り替えられた際に受信部21に接続されているLA
NケーブルCの一端部を特定する構成も採用することが
できる。この構成によれば、より短時間で各LANケー
ブルCの一端部および他端部の対応関係を特定すること
ができる。また、発振回路41として、単一周波数のミ
キシング用信号SOSの生成に限らず、その周波数がスイ
ープされるミキシング用信号SOSを生成する構成を採用
することもできる。さらに、本発明に係るケーブル検査
装置は、LANケーブルCの検査に限らず、家庭内や工
場内等に引き回された複数の商用電源ラインの各両端部
の対応関係を検査することもできる。この場合、配電盤
に引き回れた各一対の電源ラインの各一端部をそれぞれ
各送信機1に接続し、この配電盤に接続される各コンセ
ントに受信機2を接続することにより、配電盤から分岐
された各部屋の電源コンセントや電灯用コンセントとの
対応関係を素早く特定することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のケーブル
検査装置によれば、受信機が、識別信号の周波数とは異
なる周波数のミキシング用信号を発振する発振回路と、
1のケーブルを介して送信された識別信号とミキシング
用信号とをミキシングして上側波信号または下側波信号
で形成される差分信号を生成するミキシング回路とを備
え、差分信号の周波数に応じた電気的パラメータに基づ
いて一端部を検出することにより、数多くのバンドパス
フィルタを収納せずに、しかも各ケーブルに対する送信
機の煩雑な接続作業を行うことなく、検査対象のケーブ
ルの一端部を検出することができるため、受信機を小型
化できると共にそのコストを低減することができる。
【0024】また、請求項2記載のケーブル検査装置に
よれば、差分信号をパルス信号に波形整形する波形整形
回路と、単位時間当りのパルス信号の入力数を電気的パ
ラメータとして計測する計測回路と、複数の送信機にそ
れぞれ割り当てられた基準値を記憶すると共に計測値に
対応する基準値に割り当てられた送信機を特定すること
によって一端部を検出する検出回路とを備えたことによ
り、差分信号の周波数自体を計測することなく検査対象
のケーブルの一端部を検出することができるため、受信
機のさらなる小型簡易化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る検査システムSYS
1の構成図である。
【図2】検査システムSYS1における受信機2の構成
を示すブロック図である。
【図3】LANケーブルC1と受信機2とを接続したと
きにおける受信機2内部での各信号の波形を示す信号波
形図である。
【図4】LANケーブルC2と受信機2とを接続したと
きにおける受信機2内部での各信号の波形を示す信号波
形図である。
【図5】従来の検査システムSYS11の構成図であ
る。
【符号の説明】
1−1〜1−N 送信機 2 受信機 21 受信部 22 復調部 23 計測部 24 CPU 41 発振回路 42 ミキシング回路 51 コンパレータ 52 カウンタ DC カウントデータ S1〜SN 識別信号 SL 差分信号 SOS ミキシング用信号 SP パルス信号 SYS1 検査システム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数が互いに異なる識別信号を送信可
    能に構成されて検査対象の複数のケーブルの各一端部に
    接続可能にそれぞれ構成された複数の送信機と、前記複
    数のケーブルのうちの任意の1のケーブルの他端部に接
    続可能に構成され当該1のケーブルを介して1の前記送
    信機によって送信された前記識別信号を受信して当該識
    別信号に基づいて当該1のケーブルの一端部を検出する
    受信機とを備えたケーブル検査装置であって、 前記受信機は、前記識別信号の周波数とは異なる周波数
    のミキシング用信号を発振する発振回路と、前記1のケ
    ーブルを介して送信された前記識別信号と前記ミキシン
    グ用信号とをミキシングして上側波信号または下側波信
    号で形成される差分信号を生成するミキシング回路とを
    備え、当該差分信号の周波数に応じた電気的パラメータ
    に基づいて前記一端部を検出するケーブル検査装置。
  2. 【請求項2】 前記差分信号をパルス信号に波形整形す
    る波形整形回路と、単位時間当りの前記パルス信号の入
    力数を前記電気的パラメータとして計測する計測回路
    と、前記複数の送信機にそれぞれ割り当てられた基準値
    を記憶すると共に前記計測値に対応する前記基準値に割
    り当てられた前記送信機を特定することによって前記一
    端部を検出する検出回路とを備えている請求項1記載の
    ケーブル検査装置。
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