JPH10340754A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH10340754A
JPH10340754A JP16543097A JP16543097A JPH10340754A JP H10340754 A JPH10340754 A JP H10340754A JP 16543097 A JP16543097 A JP 16543097A JP 16543097 A JP16543097 A JP 16543097A JP H10340754 A JPH10340754 A JP H10340754A
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side connector
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Yu Takebe
祐 建部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンコンタクトに付着するごみ等に起因する
接触不良を防ぐことができるコネクタを提供する。 【解決手段】 プラグ側コネクタ1のインシュレータ3
の前面部3aとソケットコンタクト4との間にクリーナ
9を配置し、インシュレータ3の内部に、洗浄液Lを収
容するための弾性変形可能なタンク10を収納する。更
に、パイプ11を介して洗浄液Lをクリーナ9に供給す
る可動ボタン12を、インシュレータ3の内部に組み込
む。プラグ側コネクタ1のインシュレータ3をレセプタ
クル側コネクタ2のインシュレータ4の受容部23に挿
入すると、可動ボタン12がソケットコンタクト4側へ
移動してタンク10を圧縮し、タンク10内の洗浄液L
がパイプ11を介してクリーナ9に供給され、洗浄液L
がクリーナ9に含浸する。プラグ側コネクタ1とレセプ
タクル側コネクタ2とを互いに嵌合する度に、レセプタ
クル側コネクタ2のピンコンタクト20の接触部20a
に付着されているごみやオイル等がクリーナ9によって
擦り落とされるとともに、クリーナ9に含浸している洗
浄液Lによって洗い落とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコネクタに関し、
特にピンコンタクトに付着するごみに起因する接触不良
を防ぐことができるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブル同士を電気的に接続するための
コネクタとしては、プラグ側コネクタとレセプタクル側
コネクタとで構成されるものがある。
【0003】プラグ側コネクタは、ソケットコンタクト
と、このソケットコンタクトが固定される雄型のインシ
ュレータとを備えている。
【0004】レセプタクル側コネクタは、ピンコンタク
トと、このピンコンタクトが固定される雌型のインシュ
レータとを備えている。
【0005】プラグ側コネクタのインシュレータの前面
部にはガイド孔が形成されている。
【0006】プラグ側コネクタのインシュレータをレセ
プタクル側コネクタのインシュレータの受容部に挿入す
ると、レセプタクル側コネクタのピンコンタクトが、プ
ラグ側コネクタのインシュレータのガイド孔からインシ
ュレータ内部に入り込み、プラグ側コネクタのソケット
コンタクトに接触する。
【0007】レセプタクル側コネクタのインシュレータ
の前面部は、プラグ側コネクタのインシュレータを受け
入れるため、外部へ大きく開放されている。そのため、
未嵌合時、ピンコンタクトの接触部にごみやオイル等が
付着し易い。
【0008】そこで、従来、レセプタクル側コネクタの
インシュレータの前面部にいわゆるダストキャップを装
着し、ピンコンタクトにごみやオイル等が付着するのを
防いでいる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ダストキャ
ップの装着を失念したり、ダストキャップを紛失したり
することが多く、ピンコンタクトにごみやオイル等が付
着するのを確実に防ぐことは実際上難しかった。
【0010】したがって、プラグ側コネクタとレセプタ
クル側コネクタとを互いに嵌合したとき、ピンコンタク
トとソケットコンタクトとの接触不良が生じることがあ
った。
【0011】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題はピンコンタクトに付着するごみ等
に起因する接触不良を防ぐことができるコネクタを提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明のコネクタは、ソケットコンタク
トと、このソケットコンタクトが固定される第1のイン
シュレータとを有するプラグ側コネクタと、ピンコンタ
クトと、このピンコンタクトが固定される第2のインシ
ュレータとを有するレセプタクル側コネクタと備え、前
記第1のインシュレータを前記第2のインシュレータの
受容部に挿入するときに前記ピンコンタクトを前記ソケ
ットコンタクトに導くガイド孔が、前記第1のインシュ
レータの前面部に形成されているコネクタにおいて、前
記第1のインシュレータの前面部と前記ソケットコンタ
クトとの間にクリーナが配置され、前記ガイド孔と挿入
方向に対向する孔が前記クリーナに形成され、前記クリ
ーナの孔の内径が前記ピンコンタクトの接触部の外径よ
りも少し小さいことを特徴とする。
【0013】プラグ側コネクタのインシュレータをレセ
プタクル側コネクタのインシュレータに挿入したとき、
レセプタクル側コネクタのピンコンタクトはクリーナの
孔の周縁に接触しながらプラグ側コネクタのインシュレ
ータ内に入り込む。したがって、ピンコンタクトの接触
部がソケットコンタクトの接触部に接触するまでに、ピ
ンコンタクトの接触部に付着しているごみ等が、クリー
ナによって擦り落とされる。
【0014】請求項2記載の発明のコネクタは、請求項
1記載の発明のコネクタにおいて、前記クリーナに洗浄
液が含浸していることを特徴とする。
【0015】ピンコンタクトの接触部がソケットコンタ
クトの接触部に接触するまでに、ピンコンタクトの接触
部に付着しているごみ等が、クリーナによって擦り落と
されると同時に、クリーナに含浸されている洗浄液によ
って洗い落とされる。
【0016】請求項3記載の発明のコネクタは、請求項
1記載の発明のコネクタにおいて、前記第1のインシュ
レータの内部に収納され、前記洗浄液を収容するための
弾性変形可能なタンクと、前記タンク内に収容された洗
浄液を前記クリーナに導くための洗浄液導入路と、前記
第1のインシュレータを前記第2のインシュレータの受
容部に挿入したときに前記タンクを圧縮し、前記洗浄液
導入路を介して前記タンク内の洗浄液を前記クリーナに
供給する可動体とを備えていることを特徴とする。
【0017】プラグ側コネクタのインシュレータをレセ
プタクル側コネクタのインシュレータの受容部に挿入す
ると、可動体がタンクを圧縮し、タンク内の洗浄液が洗
浄液導入路を介してクリーナに供給され、洗浄液がクリ
ーナに含浸する。したがって、プラグ側コネクタをレセ
プタクル側コネクタと嵌合する度にクリーナに洗浄液が
供給(補充)されるので、クリーナの高い洗浄力が保た
れる。
【0018】請求項4記載の発明のコネクタは、請求項
3記載の発明のコネクタにおいて、前記クリーナと前記
ソケットコンタクトとの間に配置された洗浄液吸収マッ
トと、前記洗浄液吸収マットと前記クリーナとの間に配
置され、前記クリーナから前記洗浄液吸収マットへの前
記洗浄液の流通を阻止するスペーサとを備え、前記クリ
ーナの孔と挿入方向に対向する孔が、前記洗浄液吸収マ
ット及び前記スペーサにそれぞれ形成され、前記洗浄液
吸収マット及び前記スペーサのそれぞれの孔の内径が前
記クリーナの孔の内径とほぼ等しいことを特徴とする。
【0019】プラグ側コネクタのインシュレータをレセ
プタクル側コネクタのインシュレータの受容部に挿入し
たとき、可動体がタンクを圧縮し、タンク内の洗浄液が
洗浄液導入路を通じてクリーナに供給され、洗浄液がク
リーナに含浸する。クリーナとソケットコンタクトとの
間に洗浄液吸収マットが配置され、洗浄液吸収マットと
クリーナとの間にスペーサが配置されているので、洗浄
液吸収マットにはタンクからの洗浄液は供給されず、洗
浄液吸収マットは乾燥状態に保たれる。また、プラグ側
コネクタのインシュレータをレセプタクル側コネクタの
インシュレータの受容部に挿入したとき、レセプタクル
側コネクタのピンコンタクトの接触部は、プラグ側コネ
クタのインシュレータのガイド孔、クリーナの孔、スペ
ーサの孔及び洗浄液吸収マットの孔を順次通過して、プ
ラグ側コネクタのソケットコンタクトの接触部に接触す
る。ピンコンタクトの接触部がクリーナの孔を通過する
とき、ピンコンタクトの接触部に付着しているごみ等
は、クリーナによって擦り落とされると同時に、クリー
ナに含浸されている洗浄液によって洗い落とされる。そ
の後、ピンコンタクトの接触部が洗浄液吸収マットの孔
を通過するとき、ピンコンタクトの接触部に付着してい
る洗浄液が洗浄液吸収マットによって吸収される。その
結果、ピンコンタクトの接触部はソケットコンタクトに
乾燥した状態で接触する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0021】図1はこの発明の第1の実施形態に係るコ
ネクタを示す断面図、図2は可動ボタンの斜視図であ
る。
【0022】このコネクタは、プラグ側コネクタ1と、
レセプタクル側コネクタ2とで構成されている。
【0023】プラグ側コネクタ1は、インシュレータ
(第1のインシュレータ)3とソケットコンタクト4と
を備えている。
【0024】インシュレータ3には2つのソケットコン
タクト4が固定されている。インシュレータ3は筒状の
ホルダ6に保持され、ホルダ6内にはケーブル7が挿入
されている。ケーブル7の先端部7aはソケットコンタ
クト4の接続部4cに接続されている。
【0025】インシュレータ3の前面部3aには2つの
ガイド孔8が形成されている。ガイド孔8の内径は後述
のピンコンタクト20の接触部20aの外径よりも少し
大きい。インシュレータ3の前面部3aとソケットコン
タクト4との間にはクリーナ(例えばフェルト等)9が
配置されている。クリーナ9は前面部3aと隔壁部3b
とで保持されている。クリーナの材質としてはフェルト
に限られず、液体の吸収性の良い材質であればよい。
【0026】クリーナ9には、2つのガイド孔8と挿入
方向Aに対向する2つの孔9aが、形成されている。孔
9aの内径は後述のピンコンタクト20の接触部20a
の外径よりも少し小さい。
【0027】インシュレータ3の内部には、洗浄液Lを
収容するための弾性変形可能な2つのタンク10が収納
されている。タンク10とクリーナ9との間には、タン
ク10内に収容された洗浄液Lをクリーナ9に導くパイ
プ(洗浄液導入路)11が設けられている。
【0028】また、インシュレータ3の内部には、タン
ク10を圧縮し、洗浄液Lをパイプ11を介してクリー
ナ9に送り込むためのL字形の可動ボタン(可動体)1
2が、挿入方向Aと直交する方向に移動可能に、組み込
まれている。可動ボタン12はタンク10の弾性力によ
りソケットコンタクト4から離れる方向へ常時付勢さ
れ、可動ボタン12の一端部12aは孔13からインシ
ュレータ3の外部へ突き出ている。可動ボタン12の他
端部12bはタンク10に常に接触している。
【0029】レセプタクル側コネクタ2は、インシュレ
ータ(第2のインシュレータ)21とピンコンタクト2
0とを備えている。
【0030】インシュレータ21は電子機器の筐体23
に固定されている。インシュレータ21には、プラグ側
コネクタ1のインシュレータ3を受け入れる受容部23
が形成されている。受容部23の内径はプラグ側コネク
タ1のインシュレータ3の外径より少し大きい。
【0031】インシュレータ21の底面部21aには、
ピンコンタクト20の固定部20bが固定されている。
ピンコンタクト20の接続部20cはケーブルの先端部
22aに接続されている。
【0032】次に、この実施形態のコネクタの作用(但
しプラグ側コネクタ1をレセプタクル側コネクタ2に嵌
合した場合)を図3〜図5に基づいて説明する。図3は
プラグ側コネクタのインシュレータをレセプタクル側コ
ネクタのインシュレータの受容部に挿入開始した直後の
状態を示す断面図、図4はプラグ側コネクタのインシュ
レータをレセプタクル側コネクタのインシュレータの受
容部に挿入している途中の状態を示す断面図、図5はプ
ラグ側コネクタのインシュレータをレセプタクル側コネ
クタのインシュレータの受容部に挿入し終った状態を示
す断面図である。
【0033】プラグ側コネクタ1のインシュレータ3を
レセプタクル側コネクタ2のインシュレータ21の受容
部23に挿入すると、挿入開始後まもなく可動ボタン1
2の一端部12aが受容部23の開口縁に接触し、可動
ボタン12の一端部12aがインシュレータ3の孔13
内に押し込まれ、可動ボタン12がソケットコンタクト
4側へ移動する(図3参照)。このとき、レセプタクル
側コネクタ2のピンコンタクト20の接触部20aはプ
ラグ側コネクタ1のインシュレータ3のガイド孔8に達
していない。
【0034】可動ボタン12がソケットコンタクト4側
へ移動すると、タンク10が圧縮され、タンク10内の
洗浄液Lがパイプ11を通じてクリーナ9に送り込まれ
る。その結果、洗浄液Lがクリーナ9に含浸する。
【0035】図3の状態からプラグ側コネクタ1のイン
シュレータ3を更に挿入すると、そのインシュレータ3
の前面部3aがレセプタクル側コネクタ2のインシュレ
ータ21の受容部23の中間部を通過した時点で、レセ
プタクル側コネクタ2のピンコンタクト20の接触部2
0aはガイド孔8を経てクリーナ9の孔9aに達する
(図4参照)。
【0036】図4の状態からプラグ側コネクタ1のイン
シュレータ3を更に挿入すると、そのインシュレータ3
の前面部3aがレセプタクル側コネクタ2のインシュレ
ータ21の底面部21aに突き当たる。このとき、ピン
コンタクト20はプラグ側コネクタ1のインシュレータ
3内に深く入り込み、ソケットコンタクト4の接触部4
aに接触する(図5参照)。クリーナ9の孔9aの内径
はピンコンタクト20の接触部20aの外径よりも少し
小さいので、ピンコンタクト20の接触部20aはクリ
ーナ9の孔9aの周縁に接触しながらインシュレータ3
内に入り込む。したがって、ピンコンタクト20の接触
部20aがソケットコンタクト4にの接触部4aに接触
するまでに、ピンコンタクト20の接触部20aに付着
しているごみやオイル等が、クリーナ9によって擦り落
とされると同時に、クリーナ9に含浸されている洗浄液
Lによって洗い落とされる。
【0037】なお、プラグ側コネクタ1をレセプタクル
側コネクタ2から離脱した場合、タンク10の復元力に
より、可動ボタン12がソケットコンタクト4から離れ
る方向へ移動し、可動ボタン12の一端部12aがイン
シュレータ3の孔13から外部へ突き出す(図1参
照)。
【0038】この第1の実施形態のコネクタによれば、
プラグ側コネクタ1のインシュレータ3をレセプタクル
側コネクタ2のインシュレータ21の受容部23に挿入
したとき、ピンコンタクト20がソケットコンタクト4
に接触するまでにピンコンタクト20の接触部20aに
付着しているごみやオイル等がクリーナ9及びその洗浄
液Lによって除去されるので、ピンコンタクト20とソ
ケットコンタクト4との接触不良を確実に防ぐことがで
き、接触の信頼性が向上する。
【0039】また、ダストキャップを使用しないので、
ダストキャップの装着を失念したり、ダストキャップを
紛失したりすることもなくなり、煩雑なダストキャップ
の管理から解放される。
【0040】図6はこの発明の第2の実施形態に係るコ
ネクタのプラグ側コネクタを示す断面図である。前述の
実施形態と共通する部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
【0041】この実施形態では、クリーナ9の後側にス
ペーサ30を介して洗浄液吸収マット31を接合した。
洗浄液吸収マット31はクリーナ9と同じ材質で形成さ
れている。
【0042】クリーナ9と吸水マット31との間にスペ
ーサ30が配置されているので、クリーナ9から洗浄液
吸収マット31への洗浄液Lの流通が阻止される。
【0043】スペーサ30及び洗浄液吸収マット31に
は、クリーナ9の孔9aと挿入方向Aに対向する孔30
a,31aが形成されている。スペーサ30及び吸水マ
ット31の孔30a,31aの内径はクリーナ9の孔9
aの内径とほぼ等しい。
【0044】プラグ側コネクタ1のインシュレータ3が
レセプタクル側コネクタ2のインシュレータ20の受容
部23に挿入されると、可動ボタン12の一端部12a
がインシュレータ3の孔13内に押し込まれ、タンク1
0が収縮する。タンク10が圧縮収縮され、タンク10
内の洗浄液Lがパイプ11を通じてクリーナ9に送り込
まれ、洗浄液Lがクリーナ9に含浸する。クリーナ9と
洗浄液吸収マット31との間にスペーサ30が配置さ
れ、洗浄液吸収マット31にタンク10からの洗浄液L
は供給されないので、洗浄液吸収マット31は乾燥状態
に保たれる。
【0045】一方、ピンコンタクト20の接触部20a
は、インシュレータ3のガイド孔8、クリーナ9の孔9
a、スペーサ30の孔30a及び洗浄液吸収マット31
の孔31aを順次通過して、ソケットコンタクト4の接
触部4aに接触する。
【0046】ピンコンタクト20の接触部20aがクリ
ーナ9の孔9aを通過するとき、ピンコンタクト20の
接触部20aに付着しているごみやオイル等は、クリー
ナ9によって擦り落とされると同時に、クリーナ9に含
浸されている洗浄液Lによって洗い落とされる。
【0047】その後、ピンコンタクト20の接触部20
aが洗浄液吸収マット31の孔31aを通過するとき、
ピンコンタクト20の接触部20aに付着している洗浄
液Lが洗浄液吸収マット31によって吸収される。その
結果、ピンコンタクト20の接触部20aはソケットコ
ンタクト4に乾燥した状態で接触する。
【0048】この第2の実施形態のコネクタによれば、
ピンコンタクト20の表面に付着している洗浄液Lが洗
浄液吸収マット31によって吸収され、ピンコンタクト
20の接触部20aはソケットコンタクト4の接触部4
aに常に乾燥した状態で接触するので、ピンコンタクト
20とソケットコンタクト4との接触の信頼性が一層向
上する。
【0049】なお、上述の各実施形態では、クリーナ9
にタンク10から洗浄液Lを供給し、クリーナ9に洗浄
液Lを含浸させる構成のコネクタについて述べたが、変
形例として、タンク10を設けずに予め洗浄液Lを含浸
させたクリーナ9をプラグ側コネクタ1のインシュレー
タ3内に組み込むようにしてもよい。また、他の変形例
として、洗浄液Lが含浸していないクリーナ9だけをプ
ラグ側コネクタ1のインシュレータ3内に組み込むよう
にしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
のコネクタによれば、プラグ側コネクタとレセプタクル
側コネクタとを互いに嵌合する度に、レセプタクル側コ
ネクタのピンコンタクトの接触部がクリーナで洗浄され
るので、プラグ側コネクタのソケットコンタクトとレセ
プタクル側コネクタのピンコンタクトとの接触の信頼性
が向上する。
【0051】請求項2記載の発明のコネクタによれば、
プラグ側コネクタとレセプタクル側コネクタとを互いに
嵌合する度に、ピンコンタクトの接触部に付着している
ごみやオイル等が、クリーナによって擦り落とされると
同時に、クリーナに含浸されている洗浄液によって洗い
落とされるので、レセプタクル側コネクタのピンコンタ
クトのごみやオイル等を確実に除去することができる。
【0052】請求項3記載の発明のコネクタによれば、
プラグ側コネクタとレセプタクル側コネクタとを互いに
嵌合する度に、洗浄液がクリーナに補充されるので、洗
浄液の不足によるクリーナの洗浄力の低下を防ぐことが
でき、レセプタクル側コネクタのピンコンタクトのごみ
やオイル等を一層確実に除去することができる。
【0053】請求項4記載の発明のコネクタによれば、
ピンコンタクトの接触部がクリーナで洗浄された後、ピ
ンコンタクトの接触部に付着している洗浄液が洗浄液吸
収マットによって吸収され、ピンコンタクトの接触部は
常にソケットコンタクトに乾燥した状態で接触するの
で、プラグ側コネクタのソケットコンタクトとレセプタ
クル側コネクタのピンコンタクトとの接触の信頼性がよ
り向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態に係るコネク
タを示す断面図である。
【図2】図2は可動ボタンの斜視図である。
【図3】図3はプラグ側コネクタのインシュレータをレ
セプタクル側コネクタのインシュレータの受容部に挿入
開始した直後の状態を示す断面図である。
【図4】図4はプラグ側コネクタのインシュレータをレ
セプタクル側コネクタのインシュレータの受容部に挿入
している途中の状態を示す断面図である。
【図5】図5はプラグ側コネクタのインシュレータをレ
セプタクル側コネクタのインシュレータの受容部に挿入
し終わった状態を示す断面図である。
【図6】図6はこの発明の第2の実施形態に係るコネク
タのプラグ側コネクタを示す断面図である。
【符号の説明】
1 プラグ側コネクタ 2 レセプタクル側コネクタ 3 インシュレータ 3a インシュレータの前面部 4 ソケットコンタクト 8 ガイド孔 9 クリーナ 9a クリーナの孔 10 タンク 11 パイプ 12 可動ボタン 20 ピンコンタクト 20a ピンコンタクトの接触部 21 インシュレータ 23 インシュレータの受容部 30 スペーサ 30a スペーサの孔 31 洗浄液吸収マット 31a 洗浄液吸収マットの孔 A 挿入方向 L 洗浄液

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケットコンタクトと、このソケットコ
    ンタクトが固定される第1のインシュレータとを有する
    プラグ側コネクタと、 ピンコンタクトと、このピンコンタクトが固定される第
    2のインシュレータとを有するレセプタクル側コネクタ
    と備え、 前記第1のインシュレータを前記第2のインシュレータ
    の受容部に挿入するときに前記ピンコンタクトを前記ソ
    ケットコンタクトに導くガイド孔が、前記第1のインシ
    ュレータの前面部に形成されているコネクタにおいて、 前記第1のインシュレータの前面部と前記ソケットコン
    タクトとの間にクリーナが配置され、 前記ガイド孔と挿入方向に対向する孔が前記クリーナに
    形成され、 前記クリーナの孔の内径が前記ピンコンタクトの接触部
    の外径よりも少し小さいことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記クリーナに洗浄液が含浸しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第1のインシュレータの内部に収納
    され、前記洗浄液を収容するための弾性変形可能なタン
    クと、 前記タンク内に収容された洗浄液を前記クリーナに導く
    ための洗浄液導入路と、 前記第1のインシュレータを前記第2のインシュレータ
    の受容部に挿入したときに前記タンクを圧縮し、前記洗
    浄液導入路を介して前記タンク内の洗浄液を前記クリー
    ナに供給する可動体とを備えていることを特徴とする請
    求項1記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記クリーナと前記ソケットコンタクト
    との間に配置された洗浄液吸収マットと、 前記洗浄液吸収マットと前記クリーナとの間に配置さ
    れ、前記クリーナから前記洗浄液吸収マットへの前記洗
    浄液の流通を阻止するスペーサとを備え、 前記クリーナの孔と挿入方向に対向する孔が、前記洗浄
    液吸収マット及び前記スペーサにそれぞれ形成され、 前記洗浄液吸収マット及び前記スペーサのそれぞれの孔
    の内径が前記クリーナの孔の内径とほぼ等しいことを特
    徴とする請求項3記載のコネクタ。
JP16543097A 1997-06-06 1997-06-06 コネクタ Expired - Fee Related JP3170223B2 (ja)

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