JPH10340666A - 電界電子放出素子 - Google Patents

電界電子放出素子

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JPH10340666A
JPH10340666A JP15086697A JP15086697A JPH10340666A JP H10340666 A JPH10340666 A JP H10340666A JP 15086697 A JP15086697 A JP 15086697A JP 15086697 A JP15086697 A JP 15086697A JP H10340666 A JPH10340666 A JP H10340666A
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resistance layer
island
electrode
cathode
layer
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JP15086697A
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Takehiro Niiyama
剛宏 新山
Shigeo Ito
茂生 伊藤
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Futaba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/30Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
    • H01J1/304Field-emissive cathodes
    • H01J1/3042Field-emissive cathodes microengineered, e.g. Spindt-type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2201/00Electrodes common to discharge tubes
    • H01J2201/30Cold cathodes
    • H01J2201/319Circuit elements associated with the emitters by direct integration

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  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エミッタ電極とゲート電極との短絡等により
カソード電極ラインの1ライン全てが制御不能になるこ
とを防止する電界電子放出素子を提供する。 【解決手段】 1つのカソード電極ラインが、ストライ
プ状のカソード配線2とその片側に整列して設けられた
複数の島状電極3により構成され、ゲート電極8は、各
島状電極3の領域の上部の絶縁層6上に設けられてい
る。電流制御用抵抗層に抵抗値の異なる第1,第2の抵
抗層4,5を積層した部分を設け、エミッタコーン7に
過電流が流れたときに、積層膜厚部が破壊され、このエ
ミッタコーン7に接続された島状電極3のみをカソード
配線2から電気的に切り離す。第2の抵抗層5は、複数
の島状電極3に対し個別に各1つが第1の抵抗層4の上
に局部的に積層されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷陰極として知ら
れている電界放出カソードを備えた電界電子放出素子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属または半導体表面の印加電界を10
9 [V/m]程度にすると、トンネル効果により電子が
障壁を通過し、常温でも真空中に電子放出が行われるよ
うになる。これを電界放出(Field Emissi
on)と呼び、このような原理で電子を放出するカソー
ドを電界放出カソード(Field Emission
Cathode、以下、単にFECという)と呼んでい
る。
【0003】近年、半導体加工技術を駆使して、ミクロ
ンサイズのFECのアレーからなる平面状の面放出型F
ECを作製することが可能となっており、このFECを
基板上に多数個形成した素子は、その各エミッタから放
出された電子を蛍光面等に照射することによって電界放
出型表示装置(Field Emissin Disp
lay、以下、単にFEDと表記する)、リソグラフィ
ー用電子ビーム装置等の電子放出源として用いられよう
としている。
【0004】図5は、従来の電界電子放出素子の一部分
を模式的に示す平面図である。また、図6は、図5に示
した矢示A,A’の切断線における断面構造図である。
図中、31はカソード配線、32は島状電極、33は抵
抗層、1はカソード基板、6は絶縁層、7はエミッタコ
ーン、8はゲート電極である。
【0005】この従来技術は、特開平7−153369
号公報(特願平5−320923号)等で知られている
ように、ガラス等のカソード基板1上に、カソード配線
31および島状電極32が、Nb,Mo,Al等の導電
性薄膜でパターン形成されている。島状電極32は、ス
トライプ状のカソード配線がくり抜かれた部分内に形成
され、その結果、カソード配線31は井桁状になり、島
状電極32とカソード配線31とは、所定間隔ののギャ
ップを隔てて分離形成され、同一平面上に完全に絶縁さ
れた状態に形成される。カソード配線31および複数の
島状電極32で1列のカソード電極ラインが形成される
が、FEDの場合、例えば、カソード電極ラインは複数
列ストライプ上に形成され、ゲート電極8のラインと直
交する。
【0006】図6に示すように、カソード配線31およ
び島状電極32の上には、これらを覆うようにアモルフ
ァスシリコン(a−Si)等からなる抵抗層33が形成
されている。さらに、抵抗層33の上にこれを覆うよう
に二酸化シリコン(SiO2)からなる絶縁層6が形成
され、この絶縁層6の上に、Nb,Mo,Al,WSi
2 等のゲート電極8が形成されている。ゲート電極8お
よび絶縁層6には複数の開口部が形成され、この開口部
内に、Mo等からなり、エミッタ電極(エミッタチッ
プ)となるエミッタコーン7が抵抗層33の上に形成さ
れる。エミッタコーン7の先端部分は、開口部から図示
を省略したアノード電極側を臨む構成とされている。
【0007】上述した構造により、エミッタコーン7は
抵抗層33の膜厚部分を介して島状電極32と電気的に
接続され、この島状電極32は抵抗層33の結合部分を
介してカソード配線31に電気的に接続されることにな
る。ゲート電極8とエミッタコーン7の先端との距離を
サブミクロン程度とすることができるため、ゲート電極
8とエミッタコーン7との間にわずか数10ボルトの電
圧を印加するだけで、電子をエミッタコーン5から電界
放出させることができる。また、エミッタコーン7間の
ピッチは5〜10μm程度とすることができるため、1
枚のカソード基板1上に数万〜数十万個のエミッタコー
ン7を形成することができる。
【0008】そして、カソード基板1に対し、所定間隔
で透明ガラス等からなるアノード基板を対向配置し、こ
の間を真空状態とする。アノード基板上にアノード電極
を形成し、エミッタコーンから電界放出された電子をア
ノード電極に捕集する。電子がアノード電極に塗布され
た蛍光体に射突することにより蛍光体が発光する。1ま
たは複数の島状電極32の上に形成された複数のエミッ
タコーン7が、1つの表示セグメントに対応するものと
なる。なお、カラー表示の場合には、1つの表示セグメ
ントを構成するR,G,B各色の1つに対応するものと
なる。
【0009】ここで、カソード電極ラインをカソード配
線31および島状電極32に分離し抵抗層33を形成し
ているのは、次の理由による。第1に、エミッタコーン
7とゲート電極8との距離が非常に短くされているため
に、製造過程において付着した塵埃などによりエミッタ
コーン7とゲート電極8とが短絡してしまうことがあ
る。カソード基板1の上には、複数のカソード電極ライ
ンと複数のゲート電極8のラインが形成され、X−Y方
向でマトリクスを組む構成となっている。カソード電極
ラインの1ラインに数百ドットのエミッタコーン7が形
成されており、このカソード電極ラインへ入力する入力
信号と、これに直交するゲート電極8のラインへの正電
圧印加によりコーン状エミッタ7を選択して電子放出を
させる。この場合、カソード電極ライン上の1つのエミ
ッタコーン7でもショートすると、このカソード電極の
1ライン全てが制御不能になり、ライン欠陥となってし
まう。
【0010】第2に、FECの初期動作時に局部的な脱
ガスが発生し、このガスによりエミッタコーン7とゲー
ト電極8あるいはアノード電極との間で放電を起こすこ
とがあり、このため大電流がカソード電極に流れてカソ
ード電極が破壊されるということがあった。さらに、多
数のエミッタコーン7のうちに電子が放出されやすいも
のがあるため、画面上に異常に明るいスポットが発生す
ることがあった。
【0011】そこで、エミッタコーン7とカソード配線
31との間に抵抗層33を設けることにより、特定のエ
ミッタコーン7からの放出電子が多くなると、電流の増
加に応じて抵抗層33によりエミッタコーン7の電子放
出を抑制する方向に電圧降下が生じ、特定のエミッタコ
ーン7からの電子放出の暴走をくい止めることができ
る。このように、抵抗層33を設けることにより特定の
エミッタコーン7への電流の集中を防止することがで
き、製造上の歩留まりの向上や動作の安定化をはかるこ
とができる。
【0012】第3に、島状電極32を設けないで抵抗層
33の上に直接エミッタコーンを形成した場合には、カ
ソード配線31と各エミッタコーン7との間の距離に応
じて、カソード配線31と各エミッタコーン7との間の
抵抗値が異なることになる。すなわち、カソード配線3
1に近い位置に形成されたエミッタコーンについては抵
抗値が低くなり、エミッタコーン7の群の中央部に形成
されカソード配線31から遠いエミッタコーン7につい
ては高い抵抗値となる。したがって、カソード配線31
の近傍に位置するエミッタコーン7からの電子放出量は
多くなるが、中央部に位置するエミッタコーン7からの
電子放出量は少なくなり、電子放出量が不均一となって
しまう。
【0013】そこで、カソード配線31の領域にくり抜
き部を形成し、その内側にカソード配線31から分離さ
れた島状電極32を形成し、島状電極32の領域上に複
数のエミッタコーン7を形成している。これにより、カ
ソード配線31と各エミッタコーン7との間の抵抗値を
均一にすることができ、電子放出特性の均一化をはかる
ことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
構成をさらに改良するもので、エミッタ電極とゲート電
極との短絡や放電等によりカソード電極ラインの1ライ
ン全てが制御不能になるなどの問題を、従来技術よりも
より完全に防止することができる電界電子放出素子を提
供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
おいては、電界電子放出素子において、カソード配線、
複数の島状電極、高抵抗層、前記複数の島状電極に対し
個別に設けられた複数の低抵抗層、および、前記各島状
電極の上に直接または前記高抵抗層を介して配置された
複数のエミッタ電極を有し、前記各島状電極は、前記高
抵抗層および前記低抵抗層を直列に介して個別に前記カ
ソード配線に接続されているものである。したがって、
エミッタ電極とゲート電極との短絡や放電等により1つ
の島状電極に過電流が流れたときには、高抵抗層および
低抵抗層が直列に介在する部分が過熱されて破壊される
ことにより、この島状電極上のエミッタ電極の電子放出
のみを不可能化させて、カソード電極ラインの1ライン
全てが制御不能になることをより完全に防止することが
できる。
【0016】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の電界電子放出素子において、カソード基板、
絶縁層およびゲート電極を有し、前記カソード配線およ
び複数の島状電極は、前記カソード基板上に形成され、
前記高抵抗層の第1の部分は、前記島状電極の上に形成
され、前記高抵抗層の第2の部分は、前記カソード配線
および前記島状電極の間を電気的に接続するように形成
され、前記低抵抗層は、前記高抵抗層の前記第2の部分
の上に形成され、前記絶縁層は、前記高抵抗層および前
記低抵抗層の上に形成され、前記ゲート電極は、前記絶
縁層上に形成され、第1の開口部が前記島状電極の上の
前記ゲート電極および前記絶縁層に形成され、前記複数
のエミッタ電極は、前記第1の開口部内に前記高抵抗層
の前記第1の部分を介して前記島状電極の上に形成され
ているものである。したがって、各島状電極を高抵抗層
および低抵抗層を直列に介在させて個別に前記カソード
配線に接続させる構造を容易に実現することができる。
また、高抵抗層を容易に薄くすることができる層構造で
あり、生産性が向上するとともに、体積抵抗率ρの大き
な材料により高抵抗層を形成することが可能となるた
め、高抵抗層の第2の部分の抵抗値を大きくすることが
可能となる。
【0017】請求項3に記載の発明においては、請求項
2に記載の電界電子放出素子において、第2の開口部が
前記低抵抗層の上の前記絶縁層に形成されているもので
ある。したがって、低抵抗層が絶縁層から露出するの
で、製造過程において、ゲート電極の開口部、エミッタ
コーン、または、島状電極等に不良あるいは不良となる
おそれが大きいものを発見した時には、この部分の低抵
抗層をレーザ光等により溶断することができ、あらかじ
めカソード配線から切り離しておくことが可能となる。
【0018】請求項4に記載の発明においては、請求項
1に記載の電界電子放出素子において、カソード基板、
絶縁層およびゲート電極を有し、前記カソード配線およ
び複数の島状電極は、前記高抵抗層の一方の面上に形成
され、前記絶縁層は、前記島状電極および前記カソード
配線が形成された前記高抵抗層上に形成され、前記ゲー
ト電極は、前記絶縁層の上に形成され、第1の開口部が
前記島状電極の上の前記ゲート電極および前記絶縁層に
形成され、前記複数のエミッタ電極は、前記第1の開口
部内に前記島状電極の上に形成され、前記低抵抗層は、
前記カソード配線および前記島状電極の間を電気的に接
続する部分の前記高抵抗層の他方の面上に形成され、前
記カソード基板は、前記低抵抗層が形成された前記高抵
抗層の他方の面に配置されているものである。したがっ
て、請求項2と同様な作用を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態の一部分を模式的に示す平面図である。また、図2
は、図1に示した矢示A,A’の切断線における断面構
造図である。図中、図5,図6と同様な部分には同じ符
号を付して説明を省略する。2はカソード配線、3は島
状電極、4は第1の抵抗層、5は第2の抵抗層である。
図1においてはゲート電極8を図示しているが、絶縁層
6は取り除き、その下部の構造を示している。
【0020】この実施の形態は、電流制御用抵抗層に抵
抗値の異なる第1,第2の抵抗層4,5を積層した部分
を設け、エミッタコーン7に過電流が流れたり過電圧が
印加されたときに、積層膜厚部が破壊されるようにし、
島状電極3とカソード配線2との間を絶縁状態とするも
のである。例えば、ゲート電極8とエミッタコーン7と
の間が短絡した場合、短絡したエミッタコーン7に電気
的に接続された島状電極3のみをカソード配線2から電
気的に切り離すことができる。
【0021】1つのカソード電極ラインが、直線状のカ
ソード配線2とその片側に整列して設けられた複数の島
状電極3により構成されたものを前提に説明する。ゲー
ト電極8は、各島状電極3の領域の絶縁層6上に設けら
れているが、カソード電極ラインに直交するゲート電極
ラインを構成するために、幅の狭い接続線部が左右に延
びている。第2の抵抗層5は、複数の島状電極3に対し
個別に各1つが第1の抵抗層4の上に局部的に積層され
ている。その位置は、島状電極3とカソードライン2と
のギャップ領域をまたがる領域であり、ゲート電極8の
接続線部と並行している。
【0022】図2に示すように、断面構造は、第2の抵
抗層5を除いて、図6に示した従来技術のものと同様な
構造であり、カソード配線2および島状電極3は、図6
のカソード配線31および島状電極32と同様な金属材
料で同様に形成される。第1の抵抗層4は、図6の抵抗
層33と同様にアモルファスシリコン(a−Si)等で
ある。カソード基板1上に、カソード配線2および島状
電極3が形成され、これらを覆うように第1の抵抗層4
が形成されている。すなわち、この第1の抵抗層4は、
島状電極3の上に形成されているとともに、カソード配
線2および島状電極3との間を電気的に接続するように
形成されている。
【0023】カソード配線2および島状電極3との間を
電気的に接続するギャップ領域上に、第2の抵抗層5が
形成され第1の抵抗層4に積層されて形成されている。
この第1の抵抗層6および第2の抵抗層の上に、これら
を覆うように絶縁層6が形成され、この絶縁層6の上に
ゲート電極8が形成されている。ゲート電極8および絶
縁層6には複数の開口部が形成され、この開口部内にエ
ミッタコーン7が第1の抵抗層4の上に形成される。エ
ミッタコーン7の先端部分は、開口部から図示を省略し
たアノード電極側を臨む構成とされている。第1の抵抗
層4は、1つのカソード電極ライン毎に設けられ、隣接
するカソード電極ラインの同様な第1の抵抗層とは絶縁
層6により分離されている。ここで、第1の抵抗層4に
は抵抗値が比較的高いものを用いるのに対し、第2の抵
抗層5には抵抗値が比較的低いものを用いる。
【0024】第1の抵抗層4は、1つの島状電極3の領
域内にある複数のエミッタコーン7の電流を制御する。
その抵抗値は、エミッタコーン7からの放出電流量およ
びフィードバック制御をする発生起電力により設定す
る。一般に、体積抵抗率ρ(Ω・cm)の抵抗膜は、電
極対抗面積をA(cm2 )、抵抗膜の膜厚をL(cm)
としたとき、R=ρL/Aと表される。したがって、複
数のエミッタコーン7と島状電極3の間に介在する第1
の抵抗層4の抵抗値については、第1の抵抗層4の膜厚
および体積抵抗率に比例する。抵抗層は膜厚が薄いほど
生産性が向上する。したがって、所定値に設定された第
1の抵抗層4の抵抗値に対し、膜厚を薄くし体積抵抗率
を大きく設計する。これに伴い、カソード配線2と島状
電極3の間の抵抗値は高くなり、両者の間は絶縁状態に
近づく。このような層構造により、抵抗値が大きく異な
る第1および第2の抵抗層4,5を形成することが可能
となる。
【0025】その結果、複数のエミッタコーン7は、ま
ず、第1の抵抗層4を介して島状電極3と電気的に接続
される。そして、この島状電極3は、第1の抵抗層4の
みを介してカソード配線2に接続されるだけでなく、第
1の抵抗層4と複数の島状電極3に対して個別に設けら
れた第2の抵抗層5とを直列に介してカソード配線2に
接続されている。このような構成により、各エミッタコ
ーン7からの電子放出により流れる個々のエミッタ電流
は、直下の第1の抵抗層4の膜厚方向に流れ、島状電極
3により合成される。合成されたエミッタ電流は、島状
電極3から第1の抵抗層4の膜厚方向に流れ、第2の抵
抗層5を通って第1の抵抗層4の膜厚方向に流れ、カソ
ード配線2に入る。
【0026】第2の抵抗層5の抵抗値により、島状電極
3上に形成された複数のエミッタコーン7の総エミッタ
電流を制御することができる。これは、1つの表示セグ
メントに対応する電子放出量を規定する。したがって、
この第2の抵抗層5の抵抗値を制御することにより表示
セグメント間の特性の均一化を行うことができる。この
抵抗値は、第2の抵抗層6の面積により最適な値にする
ことが可能である。
【0027】ゲート電極8とエミッタコーン7とが短絡
したり、エミッタコーン7に過電圧が加わるなどして、
通常値を超える過電流が島状電極3に流れた場合は、島
状電極3と第2の抵抗層5との間に介在する積層部分の
第1の抵抗層4、または、第2の抵抗層5とカソード配
線2との間に介在する積層部分の第1の抵抗層4が第2
の抵抗層5よりも高抵抗であるので発熱して破壊され
る。破壊状態によりカソード配線2と島状電極3とが第
2の抵抗層5に接触した場合においても、次にカソード
配線2とゲート電極8とが走査されて電圧が印加された
ときの過電流により、第2の抵抗層5が発熱破壊されて
完全に切り離すことができる。なお、図1に示したよう
に、第1の抵抗層4および第2の抵抗層5の積層部の破
壊がゲート電極8の接続線部に影響しないように、ゲー
ト電極8の接続線部と第2の抵抗層5はクロスオーバし
ない構造としている。
【0028】過電流が流れた島状電極3はカソード配線
2から切り離され、電子放出動作が不可能となり、他の
島状電極3の電子放出動作を阻害しなくなるため、1つ
の島状電極3上の複数のエミッタコーン7に対応する1
表示セグメントの欠陥となるが、1表示ラインの欠陥と
なることが防止される。
【0029】第1,第2の抵抗層4,5を抵抗値を異な
らせて形成するための一具体例を説明する。第1の抵抗
層4は、アモルファスシリコン(a−Si)を用いる
が、第2の抵抗層5は、インジューム・ティン・オキサ
イド(ITO)を用いた。a−Siは、環境温度に対し
大幅に抵抗が変化する。これに対して、ITOは、環境
温度に対して抵抗値が安定している。なお、第2の抵抗
層は金属薄膜の抵抗層でもよい。第2の抵抗層5を形成
しない場合に、島状電極3およびカソード配線2の間の
抵抗値を約1000MΩとし、第2の抵抗層5の抵抗値
は、数百〜数Ωとした。第2の抵抗層5を積層形成した
場合に、島状電極3および第2の抵抗層5の間に介在す
る第1の抵抗層6,第2の抵抗層5およびカソード配線
2の間に介在する第1の抵抗層6の抵抗値は、それぞれ
約1MΩとした。
【0030】図3は、本発明の第2の実施の形態の断面
構造図である。図中、図5,図6,図1,図2と同様な
部分には、同じ符号を付して説明を省略する。11は島
状電極、12はカソード配線、13は第2の抵抗層、1
4はシール、15はアノード基板、16はレーザ光であ
る。この実施の形態は、図5,図6を参照して説明した
従来技術と同様に、カソード配線12が井桁状であり、
くり抜き部分に島状電極11が形成され、島状電極11
は、カソード配線12に全周を取り囲まれ、かつ、離隔
されて配置されたものを前提に説明する。
【0031】図示の断面は、図6,図2とは異なり、カ
ソード配線12の長手方向に沿う断面であって、FED
の真空気密容器のシール部とこれに隣接する島状電極1
1の部分を示している。絶縁層6とアノード基板15と
がシール14により溶着されて真空気密容器が構成され
る。アノード電極12は、カソード基板1と第1の抵抗
層4との間から容器外に引き出されてカソード端子とな
る。
【0032】この実施の形態の断面構造は、図2を参照
して説明した第1の実施の形態のものとほぼ同様である
が、第2の抵抗層13の上の絶縁層6をエッチングを用
いて抜き取り、開口部を形成し第2の抵抗層13の一部
分を露出させたものである。製造過程においてカソード
側を検査し、ゲート電極8の開口部、エミッタコーン
7、または、島状電極11等に不良部分を発見した時に
は、第2の抵抗層13をレーザ光16で溶断することに
より、この島状電極11をカソード配線12から切り離
すことができ、あらかじめ製造過程で欠陥セグメントを
動作不能化して、カソード側の歩留まりの向上を図るこ
とができる。
【0033】図4は、本発明の第3の実施の形態の断面
構造図である。図中、図5,図6,図1,図2と同様な
部分には、同じ符号を付して説明を省略する。21は第
2の抵抗層、22は島状電極、23はカソード配線であ
る。この断面図も、図3と同様に、カソード配線23が
井桁状であって、くり抜き部分に島状電極22が形成さ
れたものを前提とし、カソード配線23の長手方向に沿
う断面であって、FEDの真空気密容器のシール部とこ
れに隣接する島状電極22の部分を示している。この実
施の形態の断面構造は、図2を参照して説明した第1の
実施の形態のものとは異なり、エミッタ電極7が、島状
電極22に直接に接続されたものである。
【0034】カソード基板1上に第2の抵抗層21が局
部的に形成され、カソード基板1および第2の抵抗層2
1の上に第1の抵抗層4が形成されている。カソード配
線23および島状電極22は、この第2の抵抗層4の面
上に形成される。島状電極22およびカソード配線23
が形成された第1の抵抗層4上に絶縁層6が形成され、
絶縁層6上にゲート電極8が形成される。島状電極22
の上のゲート電極8および絶縁層6に開口部が形成さ
れ、複数のエミッタ電極7が、この開口部内の島状電極
22の上に形成される。第2の抵抗層21は、カソード
配線23および島状電極22の間のギャップ部分の領域
における第1の抵抗層4の下面に位置する。
【0035】この実施の形態においては、複数のエミッ
タコーン7は、まず、島状電極22と電気的に接続され
る。島状電極22は、高抵抗の第1の抵抗層4のみを介
してカソード配線23と接続されるだけでなく、第1の
抵抗層4と複数の島状電極22に対して個別に設けられ
た低抵抗の第2の抵抗層21とを直列に介して個別にカ
ソード配線23に接続されている。このような構成によ
り、各エミッタコーン7からの電子放出により流れる個
々のエミッタ電流は、島状電極22により合成され、島
状電極22から第1の抵抗層4を通って主に第2の抵抗
層21に流れ、さらに第1の抵抗層4を通ってカソード
配線23に入る。島状電極22および第2の抵抗層21
の間に介在する積層部分の第1の抵抗層4、第2の抵抗
層21およびカソード配線23の間に介在する第1の抵
抗層4の抵抗値により、電子放出の安定化、均一化をは
かることができる。
【0036】過電流が島状電極22に流れた場合は、上
述した積層部分の第1の抵抗層4が第2の抵抗層21よ
りも高抵抗であるので発熱して破壊され、この島状電極
22とカソード配線23との間を電気的に切り離すこと
ができる。なお、この実施の形態では、島状電極22の
下面部分の第1の抵抗層4の寄与は比較的少ないため、
この部分の第1の抵抗層4は必須のものではない。
【0037】上述した各実施の形態では、ある1つの島
状電極とカソード配線との間の第2の抵抗層について説
明した。特開平9−92131号公報(特願平7−27
0737号)に記載されているように、FEDの2次元
平面上の位置によって表示画像の輝度ムラが発生する場
合がある。第2の抵抗層を、2次元平面に配置された全
ての島状電極に対応して設けた場合に、個々の第2の抵
抗層の抵抗値は、第2の抵抗層の形成時に幅および長さ
を調整することにより2次元平面上の位置によって任意
に調整が可能である。したがって、この抵抗値の調整に
より、FEDにおける電子放出特性の2次元平面上の位
置によるばらつきを相殺し均一なものとすることができ
る。
【0038】また、上述した特開平9−92131号公
報(特願平7−270737号)に記載されているよう
に、カラー表示のFEDの場合には、各発光色の色バラ
ンス(ホワイトバランス)をとることが必要である。あ
る島状電極から放出された電子が、3原色のどの色の蛍
光体ドットに射突するものであるかに応じて、この島状
電極に設けられた低抵抗層の抵抗値を異ならせて各色の
発光輝度を適切な値に設定することができる。すなわ
ち、島状電極に対し個別に設けられた低抵抗層の抵抗値
を、この島状電極から放出される電子で発光させる蛍光
体の発光色に応じて異ならせるようにする。
【0039】上述した各実施の形態では、1つの島状電
極を1つの表示セグメントに対応させたが、複数の島状
電極を1つの表示セグメントに対応させることもでき
る。この場合、1つの島状電極に過電流が流れた場合、
この1つの島状電極をカソード配線から切り離したとし
ても、当該表示セグメントに対応する残りの島状電極に
よって、電子放出量は低減するものの電子放出が行われ
るため、完全な1表示セグメントの欠陥には至らない。
なお、上述したカラー表示の場合には、1つの表示セグ
メントの内の1発光色に対応させて、複数の島状電極を
対応させることを意味する。
【0040】上述した各実施の形態の説明では、島状電
極とカソード配線との間に第1の抵抗層が形成され、こ
の第1の抵抗層の上に第2の抵抗層が積層されていた。
この積層構成は製造が容易であるが、必ずしもこのよう
な積層構成に限られない。高抵抗の第1の抵抗層および
低抵抗の第2の抵抗層を直列に介して、各島状電極が個
別にカソード配線に接続されていれば、1つの島状電極
に過電流が流れた場合、高抵抗の第1の抵抗層4が発熱
して破壊され、この島状電極はカソード配線から電気的
に切り離される。なお、第2の抵抗層を比較的高抵抗に
設定すれば、第1の抵抗層を介在させることなく、この
第2の抵抗層で直接に各島状電極を個別にカソード配線
に接続することも可能である。
【0041】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、本発
明の電界電子放出素子によれば、ゲート電極とカソード
配線間に短絡が発生したような場合、ライン欠陥となる
ことを回避できるという効果がある。その結果、出荷時
の検査段階における製品の歩留まりを大幅に向上させる
ことができるとともに、製品使用中に発生した短絡等に
対しても、同様にライン欠陥を回避できるため、製品寿
命を大幅に延ばすことができるという効果がある。ま
た、製造過程における検査により不良の島状電極、ある
いは不良となるおそれが大きい島状電極を検出してあら
かじめカソード配線から切り離しておくことも可能とな
る。第1の抵抗層の膜厚を薄くすることができるため、
生産性が向上するとともに、生産コストが低減するとい
う効果がある。第1の抵抗層材料である、a−Siは、
環境温度に対し大幅な抵抗変化が発生するが、第2の抵
抗層材料として、ITO等の環境温度に対して安定な材
料を用いれば、抵抗層全体として環境温度に対して安定
した傾向を有するようになるという効果があり、この点
でも性能向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の一部分を模式的に
示す平面図である。
【図2】図1に示した矢示A,A’の切断線における断
面構造図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の断面構造図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施の形態の断面構造図であ
る。
【図5】従来の電界電子放出素子の一部分を模式的に示
す平面図である。
【図6】図5に示した矢示A,A’の切断線における断
面構造図である。
【符号の説明】
1 カソード基板、2,12,23,31 カソード配
線、3,11,22,32 島状電極、4 第1の抵抗
層、5,13,21 第2の抵抗層、6 絶縁層、7
エミッタコーン、8 ゲート電極、14 シール、15
アノード基板、16 レーザ光、33 抵抗層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソード配線、複数の島状電極、高抵抗
    層、前記複数の島状電極に対し個別に設けられた複数の
    低抵抗層、および、前記各島状電極の上に直接または前
    記高抵抗層を介して配置された複数のエミッタ電極を有
    し、前記各島状電極は、前記高抵抗層および前記低抵抗
    層を直列に介して個別に前記カソード配線に接続されて
    いることを特徴とする電界電子放出素子。
  2. 【請求項2】 カソード基板、絶縁層およびゲート電極
    を有し、前記カソード配線および複数の島状電極は、前
    記カソード基板上に形成され、前記高抵抗層の第1の部
    分は、前記島状電極の上に形成され、前記高抵抗層の第
    2の部分は、前記カソード配線および前記島状電極の間
    を電気的に接続するように形成され、前記低抵抗層は、
    前記高抵抗層の前記第2の部分の上に形成され、前記絶
    縁層は、前記高抵抗層および前記低抵抗層の上に形成さ
    れ、前記ゲート電極は、前記絶縁層上に形成され、第1
    の開口部が前記島状電極の上の前記ゲート電極および前
    記絶縁層に形成され、前記複数のエミッタ電極は、前記
    第1の開口部内に前記高抵抗層の前記第1の部分を介し
    て前記島状電極の上に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の電界電子放出素子。
  3. 【請求項3】 第2の開口部が前記低抵抗層の上の前記
    絶縁層に形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の電界電子放出素子。
  4. 【請求項4】 カソード基板、絶縁層およびゲート電極
    を有し、前記カソード配線および複数の島状電極は、前
    記高抵抗層の一方の面上に形成され、前記絶縁層は、前
    記島状電極および前記カソード配線が形成された前記高
    抵抗層上に形成され、前記ゲート電極は、前記絶縁層の
    上に形成され、第1の開口部が前記島状電極の上の前記
    ゲート電極および前記絶縁層に形成され、前記複数のエ
    ミッタ電極は、前記第1の開口部内に前記島状電極の上
    に形成され、前記低抵抗層は、前記カソード配線および
    前記島状電極の間を電気的に接続する部分の前記高抵抗
    層の他方の面上に形成され、前記カソード基板は、前記
    低抵抗層が形成された前記高抵抗層の他方の面に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の電界電子放
    出素子。
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