JPH10339956A - ウエハのレジスト現像方法 - Google Patents

ウエハのレジスト現像方法

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JPH10339956A
JPH10339956A JP14923997A JP14923997A JPH10339956A JP H10339956 A JPH10339956 A JP H10339956A JP 14923997 A JP14923997 A JP 14923997A JP 14923997 A JP14923997 A JP 14923997A JP H10339956 A JPH10339956 A JP H10339956A
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JP
Japan
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wafer
developer
speed
rpm
nozzle
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JP14923997A
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English (en)
Inventor
Masatake Mine
正剛 峯
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NEC Kyushu Ltd
Original Assignee
NEC Kyushu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウエハ上に滴下される現像液中のマイクロバブ
ルをなくすことによって、ウエハ上の回路パターンの欠
陥を低減させ、良品の半導体チップを得る。 【解決手段】現像液に含まれている、もしくは現像液が
ウエハに接触するときに発生するマイクロバブルが、ウ
エハ中央部に溜まると、回転半径が小さく遠心力が小さ
いため、ウエハ外に振り切ることができない。そこで、
ウエハ中央部と外周部とでは遠心力が異なるため、現像
液を滴下する位置によって、ウエハの回転数を複数段階
に設定することで、ウエハ上のマイクロバブルを振り切
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップの製
造工程において、ウエハ面に形成されたマスクパターン
露光済みの感光性樹脂(以下レジストという)の現像方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体チップの製造工程において、ウエ
ハ面に形成された露光済みレジストの現像処理を行うた
めに、現像液をレジスト面に滴下しウエハを回転させて
拡散塗布する工程がある。この現像工程において、滴下
された現像液中に気泡が入り込み、この気泡がウエハの
回転によっても飛散せずに現像液中に残存し、特にマイ
クロバブルと呼ばれる微小な気泡がウエハ上に残存して
しまう。
【0003】気泡が入り込む原因としては、最初から現
像液に含まれているもの、あるいは、滴下した現像液が
ウエハに接触する際に入り込むもの等がある。その結
果、レジストの現像が不十分となり、微細化が進む回路
パターンに欠陥が発生し、歩留まり低下を引き起こす原
因となっていた。
【0004】このマイクロバブルが残存する原因として
は、現像液滴下時のウエハ回転数が120rpmと低速
回転であるため、ウエハの中心部と周辺部とでは回転半
径の違いによって遠心力に差が生じ、特に遠心力の小さ
い中心部では、マイクロバブルが振り切られずに残って
しまうことに原因している。
【0005】この遠心力の差によるマイクロバブルの残
存を解決するために、ウエハの回転中心位置を変えるこ
とによって、ウエハ面に働く遠心力をできるだけ均等に
しようとする提案がなされている。この提案(特開平7
−211611号公報)は、図5の構成図に示すよう
に、ウエハ3の中心を保持するスピンチャック4と、こ
のスピンチャック4から一定の距離を開けて別のスピン
チャック4aを設けている。
【0006】その動作は、ノズル1からウエハ3上に現
像液2を滴下後、スピンチャック4を回転させ、現像液
2をウエハ3全体に拡散させたところでスピンチャック
4aを上昇させ、ウエハ3を偏心位置で保持すると同時
に、スピンチャック4を降下させてウエハ3から切り離
す。この状態でスピンチャック4aを回転させるとウエ
ハ3は偏心回転し、ウエハ3の中心部に残っていた気泡
溜まりや液溜まりを周辺方向に拡散させることができる
ようになっている。
【0007】また、別の提案(特開平8−138990
号公報)として、現像液の供給手段と、ウエハの回転速
度を可変にする手段とを組み合わせた塗布方法がある。
この方法は、まず、ウエハを高速で回転させながら中心
部に現像液をスプレー塗布し、その後、低速回転に切り
替えて別のノズルから同じく中心部に現像液を滴下して
液盛りし、回転を停止させて現像液の均一性を向上させ
る方法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
技術では、たとえウエハを偏心回転させても、ウエハ中
心部のマイクロバブルが外周部に拡散されるだけで、現
像欠陥の総数はほとんど減少していないという問題があ
る。また、回転数を変化させても、現像の面内均一性は
改善されるものの、マイクロバブルを完全に振り切るこ
とは難しいという問題がある。本発明は、現像液中のマ
イクロバブルをなくすことによって、ウエハ上の回路パ
ターンの欠陥を低減させ、良品の半導体チップを得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、マスクパター
ンを露光したレジストが形成されたウエハを回転させ、
移動するノズルから現像液をウエハ面に滴下するウエハ
のレジスト現像方法において、ウエハ面に現像液を滴下
するときに、ウエハの回転数を低速回転から高速回転へ
と段階的に引き上げて行くことを特徴とするウエハのレ
ジスト現像方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態を示す現像シーケンスのタイムチャートであ
る。図1において、Aはウエハに対するノズル位置を示
し、はノズルの移動シーケンスを示している。例え
ば、8インチウエハにおいて、−3mmはウエハ外、+
3mmはウエハ最外周、+110mmはウエハ中央部を
示す。
【0011】最初に、中心をスピンチャックしたウエハ
を120rpmで回転させる。ノズルは最初−3の位置
にあり、現像液のダミー滴下を1秒間行ったところで中
央部へ向かって最初20mm/s、次いで150mm/
sの速度で移動を開始し、それと同時に、Bの状態にお
いて急速にスピンモータの回転数を3000rpm/s
の加速度で、ついで10000rpm/sの加速度で上
昇させる。
【0012】0.3秒後にノズルがウエハ外周にきたと
ころで、ウエハは1000rpmに達し、この状態でウ
エハ外周部に現像液が接液され、マイクロバブルを振り
切っている。さらに、ノズルがウエハ中央部に到達する
時点では、ウエハの回転数は3000rpmまで上昇し
ており、0.7秒間維持する。これがCの状態である。
【0013】この状態でウエハ中央部の接液と、マイク
ロバブルの振り切りを行う。このウエハ中央部に現像液
を滴下するときの回転数は、1000rpmから300
0rpmが望ましい。これは、ウエハ上のマイクロバブ
ルの付着を減少させるとともに、高速回転で現像液が飛
散することによって発生するミストが、増加しない範囲
だからである。
【0014】その後、段階的に回転数を落として液盛り
を行い、正味の現像液滴下時間4.2秒で滴下を終了す
る。その後、パドル現像法を用いて、ウエハは10rp
m程度の低速回転と静止とを繰り返し、現像を進行させ
る。これがDの状態である。パドル現像は60秒間行
い、1秒間の低速回転と19秒の静止とを3回繰り返
す。
【0015】最後に、再びウエハを1000rpmで高
速回転させ、約15秒間のリンス処理を行い、現像液を
除去する。これがEの状態である。引き続いて4000
rpmで高速回転させ、約10秒間のスピンドライを行
う。このD、Eの状態は、通常用いられている方法であ
る。
【0016】図2は、本発明の実施の形態における現像
液の滴下方法を説明する斜視図である。レジストを塗布
し、マスクパターンが露光済みのウエハ3をスピンチャ
ック4に保持し、現像時には、ノズル1をウエハ3の外
周方向から中央部に向けて移動させながら、現像液2を
吐出する。ウエハ中央部では、ウエハ外周部に比べて回
転半径が小さいため、ウエハを高速回転させることによ
って、マイクロバブルをウエハ外に振り切ることができ
る。
【0017】図3は、従来の現像方法と本発明との、ウ
エハ中央部における現像欠陥数を比較した図である。す
なわち、従来の現像液滴下時における回転数が120r
pmの場合と、高速回転を加えた本発明の場合との比較
である。レジスト現像の3工程であるフィールド形成工
程A、ゲート形成工程B、配線形成工程Cにおける合計
のパターン欠陥数は、本発明では解消している。
【0018】図4は、従来の現像方法と本発明との、半
導体チップの良品収率を比較した図である。従来の収率
を1とすると、ウエハ中央部において約6%、ウエハ外
周部において約3%の収率向上が得られている。
【0019】
【発明の効果】本発明は、現像液をウエハ面に滴下する
ときに、最初にウエハを120rpmの低速で回転さ
せ、ノズルがウエハ外から中央方向へ移動しながらウエ
ハ外周部に現像液を滴下すると同時に、スピンモータの
回転数を急速に1000rpmに上げ、これで、ウエハ
外周部に滴下された現像液のマイクロバブルを振り切っ
ている。次いで、ノズルがウエハ中央部に到達する時点
では、スピンモータの回転数を3000rpmまで上
げ、これで、中央部に滴下された現像液のマイクロバブ
ルを振り切っている。その結果、ウエハ上の回路パター
ンの欠陥数を低減でき、良品の半導体チップを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す現像シーケンスのタ
イムチャートである。
【図2】本発明の実施の形態における現像液の滴下方法
を説明する斜視図である。
【図3】従来と本発明との、ウエハ中央部における現像
欠陥数を比較した図である。
【図4】従来と本発明との、半導体チップの良品収率を
比較した図である。
【図5】従来の現像方法を説明する装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ノズル 2 現像液 3 ウエハ 4、4a スピンチャック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクパターンを露光したレジストが形
    成されているウエハを回転させ、移動するノズルから現
    像液をウエハ面に滴下するウエハのレジスト現像方法に
    おいて、ウエハ面に現像液を滴下するときに、ウエハの
    回転数を低速回転から高速回転へと段階的に引き上げて
    行くことを特徴とするウエハのレジスト現像方法。
  2. 【請求項2】 前記ノズルをウエハ外周部から中央部に
    向けて移動させることを特徴とする請求項1記載のウエ
    ハのレジスト現像方法。
  3. 【請求項3】 低速回転しているウエハの外周部に現像
    液の滴下が開始されると同時に高速回転を開始すること
    を特徴とする請求項1記載のウエハのレジスト現像方
    法。
  4. 【請求項4】 前記高速回転は1000rpmから30
    00rpmであることを特徴とする請求項3記載のウエ
    ハのレジスト現像方法。
  5. 【請求項5】 前記ノズルがウエハ中央部に到達する時
    点までに、回転数を3000rpmに上昇させることを
    特徴とする請求項3記載のウエハのレジスト現像方法。
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991221