JPH10339226A - 自動二輪車のパワーユニット構造 - Google Patents

自動二輪車のパワーユニット構造

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JPH10339226A
JPH10339226A JP9146154A JP14615497A JPH10339226A JP H10339226 A JPH10339226 A JP H10339226A JP 9146154 A JP9146154 A JP 9146154A JP 14615497 A JP14615497 A JP 14615497A JP H10339226 A JPH10339226 A JP H10339226A
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unit
combustion engine
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正宏 黒木
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットケースがエアクリーナケースを兼用
し、部品点数が少なく組付作業が簡単でレイアウトの自
由度が大きい自動二輪車のパワーユニット構造を供す
る。 【解決手段】 内燃機関および動力伝達機構を備え駆動
輪を軸支するユニットケース20が車体に対して揺動自在
に支持される自動二輪車において、ユニットケース20の
駆動輪側に内燃機関31を配置するとともに、該ユニット
ケース20を箱状に形成し内部にエアクリーナ室42を一体
に形成した自動二輪車のパワーユニット構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関および動
力伝達機構を備え駆動輪を軸支するユニットケースが車
体に対して揺動自在に支持される自動二輪車のパワーユ
ニット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる自動二輪車において、ユニットケ
ースに搭載される内燃機関の吸気系におけるエアクリー
ナは、大型の機器であり、その配置が問題となる。従来
は上下に揺動するユニットケースの揺動空間を考慮し
て、ユニットケースの上に取り付けられるのが一般的で
ある(特開平9−53547号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって専用のエア
クリーナケースを製造し、ユニットケースに取り付けな
ければならず、部品点数が多く、組付作業が面倒であ
る。またユニットケースとは別に大型のエアクリーナを
備えなければならず、レイアウトの自由度が制限され
る。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、ユニットケースがエアクリー
ナケースを兼用し、部品点数が少なく組付作業が簡単で
レイアウトの自由度が大きい自動二輪車のパワーユニッ
ト構造を供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用効果】上記目的
を達成するために、本発明は、内燃機関および動力伝達
機構を備え駆動輪を軸支するユニットケースが車体に対
して揺動自在に支持される自動二輪車において、前記ユ
ニットケースの駆動輪側に内燃機関を配置するととも
に、該ユニットケースを箱状に形成し内部にエアクリー
ナ室を一体に形成した自動二輪車のパワーユニット構造
とした。
【0006】ユニットケースにエアクリーナ室を設け、
ユニットケースをエアクリーナケースとしても使用する
ようにしたので、ユニットケースとは別に専用のエアク
リーナを製造し配置する必要がなく、部品点数が少なく
組付作業が簡単である。大型のエアクリーナをユニット
ケースとは別に設ける必要がないので、レイアウトの自
由度が大きい。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動二輪車のパワーユニット構造において、前記ユニット
ケースの車体に対する支持部の近傍に前記エアクリーナ
室の吸入口を設けたものである。ユニットケースの支持
部近傍の吸入口と駆動輪側に配置される内燃機関との間
に十分な距離があり、エアクリーナ室を十分確保するこ
とができる。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の自動二輪車のパワーユニット構造におい
て、前記ユニットケースの駆動輪側に隔壁を設けてエア
クリーナ室を画成し、同隔壁に接続管を嵌着して気化器
に直接接続したことを特徴とする。
【0009】吸気系をエアクリーナ、気化器、内燃機関
の順に効率良く配列することができ、パワーユニットを
コンパクトに構成して小型化することができる。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかの項記載の自動二輪車のパワーユニット
構造において、前記ユニットケースの下面に前記エアク
リーナ室の開口を有し、同開口をケースカバーが覆うこ
とを特徴とする。ユニットケースの下面開口をケースカ
バーが覆ってエアクリーナ室を構成するので、ユニット
ケースの加工を容易にし製造コストを低減することがで
きる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかの項記載の自動二輪車のパワーユニット
構造において、前記ユニットケースの側面に前記エアク
リーナ室の開口を有し、同開口をケースカバーが覆うこ
とを特徴とする。ユニットケースの加工を容易にし製造
コストを低減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図4に図示し説明する。本実施の形態
に係る自動二輪車1の全体側面図を図1に示す。車体フ
レーム1は、1本のパイプからなりヘッドパイプ2から
下向き斜め後方へダウンパイプ3が延出し、下端で後方
へ屈曲してステップ部4をなした後、斜め後方へ立ち上
がってシートポスト5を形成している。
【0013】ヘッドパイプ2に回動自在に支持されたス
テアリングシャフト6から上方に左右対をなすハンドル
7が延び左右に展開しており、ステアリングシャフト6
から下方には左右対をなしてフロントフォーク8が延
び、その下端に前輪9が軸支されている。シートポスト
5にはシート10を支持するシートシャフト11が高さ調節
自在に嵌入されている。
【0014】シートポスト5の下端の立上がり部に支持
ブラケット12が嵌着され、同支持ブラケット15にピボッ
ト軸15を介してユニットケース20の前端のブラケット21
が軸支されて後方へ延びるユニットケース20は上下に揺
動自在に取り付けられている。
【0015】ユニットケース20の後部に後輪16が軸支さ
れてユニットケース20とともに上下に揺動自在とし、ユ
ニットケース20の上面に突出されたブラケット22と前記
シートポスト5の上端に嵌着されたブラケット13との間
にリヤクッション19が介装されている。
【0016】ユニットケース20の後部下方に内燃機関30
と変速機60が設けられ、ユニットケース20の後部上面に
はマフラー46が取り付けられ、以上内燃機関30,変速機
60,マフラー46は、後輪16のタイヤ18を支持するリヤホ
イール17のリム17a内に納まっている。
【0017】内燃機関30は、1気筒のOHC(オーバー
ヘッドカム)4サイクル内燃機関であり、吸気系はユニ
ットケース20の一部がエアクリーナケース42を構成して
おり、気化器41を介してシリンダヘッド34から延出する
吸気管40に接続され、一方排気系はシリンダヘッド34か
ら下方へ延出した排気管45がクランクケース,変速機60
の下方を回り込んで上方のマフラー46に接続されてい
る。
【0018】したがって排気管45を長く確保することが
できるため、内燃機関30の低回転域において十分なトル
クを得ることができる。
【0019】図2および図3を参照してユニットケース
20は、前後に長尺であり、車体を左右に分かつ車体中央
面に対して前部20a以外は左側に位置して後方へ延びた
形状をしており、前部20aは下方を開口した断面コ字状
をなして車体中央面より右側に延出して略左右対称に形
成され右側面を閉塞している。かかる前部20aの前壁か
らは左右一対の前記ブラケット21が突出している。
【0020】ユニットケース20は、この前部20aの左側
から後方へ若干湾曲しながらやはり下方は開口して延
び、内燃機関30のシリンダヘッドカバー35の上方位置に
隔壁42bが形成され、前部20aからこの隔壁42bに至る
までの下方に向いた開口をエアクリーナケースカバー43
が下方から覆ってエアクリーナケース42を構成する。エ
アクリーナケースカバー43は、エアクリーナケース42の
開口端面に複数のネジによって固定される。
【0021】前部20aの上壁右寄りに吸気口42aが形成
され、前部20aの車体中央面位置に左右の室を仕切って
エアクリーナエレメント44が配設され、その右室をダー
ティサイド,左室から後方の隔壁42bまでをクリーンサ
イドとしている。隔壁42bには接続管42cが嵌着されて
気化器41に直接接続される。
【0022】気化器41はユニットケース20の隔壁42bの
後方の中央部20bに収容され、同中央部20bの右側は下
側とともに開口しており、下方のシリンダヘッド34の右
側面から延出した吸気管40は、上方へ屈曲して気化器41
に接続される。
【0023】ユニットケース20は、この中央部20bから
後部が下方にも延出して左クランクケース31を形成して
いる。左クランクケース31は、車体中央面で半割りにさ
れた右クランクケース32とともにクランクケースおよび
ミッションケースを構成する。
【0024】図4を参照して内燃機関30は、左右クラン
クケース31,32が前方へ向いたシリンダスリーブ33を嵌
合しており、シリンダスリーブ33内を往復動するピスト
ン37とクランク軸36との間をコネクティングロッド38が
連接している。
【0025】その前方にシリンダヘッド34が接合され、
シリンダヘッド34の吸気バルブ34a,排気バルブ34bを
カムシャフト39が駆動し、カムシャフト39はシリンダヘ
ッドカバー35によって覆われている。カムシャフト39に
嵌着されたドリブンスプロケット39aとクランク軸36に
嵌着されたドライブスプロケット36aとの間にチェーン
55が架渡されている。
【0026】クランク軸36の左クランクケース31から突
出した部分にはACジェネレータ51が設けられ、キック
スタータ機構52とともにケースカバー53が左側から覆っ
ている。クランク軸36の右端にはオイルポンプ54が設け
られている。
【0027】左クランクケース31と右クランクケース32
は、ミッションケースを兼ね、両者間にメイン軸61およ
び後輪車軸であるカウンタ軸62が架設されている。カウ
ンタ軸62は、右クランクケース32から右側方へ突出し、
その突出部に後輪16のリヤホイール17が固着される。
【0028】クランク軸36に嵌着されたプライマリドラ
イブギア63がメイン軸61に軸支されるプライマリドリブ
ンギア64に噛合し、プライマリドリブンギア64は発進用
クラッチ65のクラッチドライブプレート65aと一体に回
転し、その際プライマリドリブンギア64には1次バラン
サウエイト64aが添設されて、クランク軸62と位相を合
わせて1次バランスがとれるようにしている。したがっ
て車体に伝わる振動を防止している。
【0029】発進用クラッチ65のクラッチアウター65b
に係合する1速ドライブギア66とカウンタ軸62側の1速
ドリブンギア67が噛合し、1速ドリブンギア67はワンウ
ェイクラッチ68を介してリダクションドライブギア69に
係合し、同リダクションドライブギア69はメイン軸61側
のリダクションドリブンギア70に噛合し、同リダクショ
ンドリブンギア70と一体のファイナルリダクションドラ
イブギア71がカウンタ軸62に嵌合するファイナルリダク
ションドリブンギア72に噛合している。
【0030】また発進用クラッチ65の左側に2速クラッ
チ75が配設され、そのクラッチアウター75bは発進用ク
ラッチ65のクラッチアウター65bと一体で、クラッチド
ライブプレート75aは2速ドライブギア76に係合し、同
2速ドライブギア76はカウンタ軸62側の2速ドリブンギ
ア77に噛合し、同2速ドリブンギア77は前記ワンウェイ
クラッチ68を介して前記リダクションドライブギア69に
係合している。
【0031】したがって発進して所定車速までは、発進
クラッチ65,1速ギア66,67,ワンウェイクラッチ68,
リダクションギア69,70,ファイナルリダクションギア
71,72の動力伝達経路をたどりカウンタ軸62が後輪16と
ともに回転する。所定車速を越えると、2速クラッチ75
が係合して2速ギア76,77からワンウェイクラッチ68,
リダクションギア69,70,ファイナルリダクションギア
71,72の動力伝達経路をたどりカウンタ軸62が後輪16と
ともに回転する。以上のように発進クラッチ65および変
速機60をメイン軸61とカウンタ軸62との間で構成してい
るので、パワーユニットの全幅を薄くできる。
【0032】リヤホイール17は、中心部がカウンタ軸62
の右端に固着され、同中心部から遠心方向にいくに従い
徐々に左方向に湾曲する皿形状をなして外周縁のリム17
aは車体中央面に位置してタイヤ18を支持している。円
環状をしたリム17aの内側に内燃機関30,変速機60,マ
フラー46等がコンパクトに納められる。
【0033】リヤホイール17の中央部と右クランクケー
ス32との間にドラムブレーキ80が設けられており、リヤ
ホイール17の中央部に内側に向けブレーキドラム81が突
出し、図4を参照して同ブレーキドラム81内にブレーキ
シュー82が作動カム83の作動により径を拡大・縮小自在
に配設され、作動カム83に基端を嵌着された作動レバー
84は、ハンドル7に設けられた図示されないブレーキレ
バーとワイヤーで連結される。
【0034】左クランクケース31と右クランクケース32
の上に取り付けられるマフラー46は、側面視で略三日月
状をしており、前記シリンダヘッド34から延出しクラン
クケースの下方を回り込んだ排気管40が、該マフラー46
の後部に嵌入しており、上壁の後部から排出管46aが突
出している。
【0035】かかるマフラー46の水平下壁の中央が側面
視で円弧状に凹んでおり、同凹部に円筒状カラー47が嵌
合し固着されているとともに、マフラー46の後部下端に
も円筒状カラー49が固着されている。円筒状カラー47,
49には、ラバーブッシュ48,50が嵌着されている。
【0036】一方左クランクケース31と右クランクケー
ス32の上部合わせ面に沿って互いに対向するブラケット
85,86が突出形成され、図4に示すように同一対のブラ
ケット85,86から突出した突出ボス85a,86aがラバー
ブッシュ48の円孔に左右から挿入され、図4に示すよう
にラバーブッシュ48を介して円筒状カラー47を係止する
(後部の円筒状カラー49も同様に係止される)。左クラ
ンクケース31と右クランクケース32とを組み合わせる時
に同時にマフラー46が取り付けられるので、取付作業が
簡単である。
【0037】本パワーユニットは以上のような構造をし
ており、ユニットケース20が前部20aから中央部20bに
かけてエアクリーナケース42としてエアクリーナケース
カバー43が下方開口を覆ってエアクリーナを構成してい
る。
【0038】ユニットケース20の前部20aの右寄り位置
に設けられた吸気口42aから外気がダーティサイドに吸
入され、エアクリーナエレメント44を通過して浄化され
た空気がクリーンサイドに入り、隔壁42bに嵌着された
接続管42cより気化器41に供給され、気化器41より吸気
管40を通って吸気ポートに吸気がなされる。
【0039】吸気系をエアクリーナケース42、気化器4
1、内燃機関30の順に効率良く配列することができ、パ
ワーユニットをコンパクトに構成して小型化することが
できる。ユニットケース20の吸気口42aが設けられた前
部20aから中央部20b前の隔壁42bまでの内部空間をエ
アクリーナとして使用しているので、十分な容積のエア
クリーナ室を確保することができる。
【0040】ユニットケース20をエアクリーナケース42
として使用しているので、ユニットケース20とは別に専
用のエアクリーナを製造し配置する必要がなく、部品点
数が少なく組付作業が簡単である。
【0041】大型のエアクリーナをユニットケース20と
は別に設ける必要がないので、レイアウトの自由度が大
きい。ユニットケース20の下面開口をエアクリーナケー
スカバー43が覆ってエアクリーナ室を構成するので、ユ
ニットケース20の加工を容易にし製造コストを低減する
ことができる。
【0042】以上の実施の形態では、ユニットケース20
が下面を開口してエアクリーナケースカバー43が下方か
ら覆っていたが、ユニットケースの側面を開口し側方か
らカバーが覆う別の実施の形態を図5および図6に図示
し説明する。なおユニットケース90およびエアクリーナ
ケースカバー93以外は前記実施の形態と部材を同じくし
ているので、同じ部材は同じ符号を用いる。
【0043】ユニットケース90は、前部90aが左右に長
尺の角筒状をなし、右側面を閉塞し、左側面は開口して
おり、かかる左側から後方へ長く延びた形状をしてお
り、内燃機関30のシリンダヘッドカバー35の上方位置に
隔壁92bが形成されて、前部90aからこの隔壁92bに至
るまで左方が開口された断面コ字状をなすエアクリーナ
ケース92を形成している。ユニットケース90の前部90a
から前方に左右一対のブラケット91が突出しており、同
ブラケット91が車体側に軸支されてユニットケース90は
揺動自在に枢支される。
【0044】この左方の開口端面は車体を左右に分かつ
車体中央面に平行な平面をなしており、同開口をエアク
リーナケースカバー93が左方から覆うようになってお
り、エアクリーナケース92とエアクリーナケースカバー
93とにより内部にエアクリーナ室を構成している。エア
クリーナケースカバー93は、エアクリーナケース92の開
口端面に複数のネジによって固定される。
【0045】ユニットケース90の前部90aの上壁の右寄
りに吸気口92aが形成され、前部90aの左側開口に沿っ
て配設されたエアクリーナエレメント94がエアクリーナ
室をダーティサイドとクリーンサイドに仕切っている。
クリーンサイド下流側の隔壁92bに嵌着された接続管92
cに気化器41が接続される。
【0046】ユニットケース90は、右側面が開口されて
平面で形成されているので、加工が容易で製造コストを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の全体
側面図である。
【図2】ユニットケースおよび駆動系の側面図である。
【図3】同ユニットケースの前半部およびその近傍の平
面である。
【図4】図2においてIV−O1 −O2 −O3 −IV線
に沿って切断した断面図である。
【図5】別の実施の形態のユニットケースおよび駆動系
の側面図である。
【図6】同ユニットケースの前半部およびその近傍の平
面である。
【符号の説明】
1…車体フレーム、2…ヘッドパイプ、3…ダウンパイ
プ、4…ステップ部、5…シートポスト、6…ステアリ
ングシャフト、7…ハンドル、8…フロントフォーク、
9…前輪、10…シート、11…シートシャフト、12,13…
ブラケット、15…ピボット軸、16…後輪、17…リヤホイ
ール、18…タイヤ、19…リヤクッション、20…ユニット
ケース、21,22…ブラケット、30…内燃機関、31…左ク
ランクケース、32…右クランクケース、33…シリンダス
リーブ、34…シリンダヘッド、35…シリンダヘッドカバ
ー、36…クランク軸、37…ピストン、38…コネクティン
グロッド、39…カムシャフト、40…吸気管、41…気化
器、42…エアクリーナケース、43…エアクリーナケース
カバー、44…エアクリーナエレメント、45…排気管、46
…マフラー、47…円筒状カラー、48…ラバーブッシュ、
49…円筒状カラー、50…ラバーブッシュ、51…ACジェ
ネレータ、52…キックスタータ機構、53…ケースカバ
ー、54…オイルポンプ、55…チェーン、60…変速機、61
…メイン軸、62…カウンタ軸、63…プライマリドライブ
ギア、64…プライマリドリブンギア、64a…1次バラン
サウエイト、65…発進用クラッチ、66…1速ドライブギ
ア、67…1速ドリブンギア、68…ワンウェイクラッチ、
69…リダクションドライブギア、70…リダクションドリ
ブンギア、71…ファイナルリダクションドライブギア、
72…ファイナルリダクションドリブンギア、75…2速ク
ラッチ、76…2速ドライブギア、77…2速ドリブンギ
ア、80…ドラムブレーキ、81…ブレーキドラム、82…ブ
レーキシュー、83…作動カム、84…作動レバー、85,86
…ブラケット、90…ユニットケース、91…ブラケット、
92…エアクリーナケース、93…エアクリーナケースカバ
ー、94…エアクリーナエレメント。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関および動力伝達機構を備え駆動
    輪を軸支するユニットケースが車体に対して揺動自在に
    支持される自動二輪車において、 前記ユニットケースの駆動輪側に内燃機関を配置すると
    ともに、該ユニットケースを箱状に形成し内部にエアク
    リーナ室を一体に形成したことを特徴とする自動二輪車
    のパワーユニット構造。
  2. 【請求項2】 前記ユニットケースの車体に対する支持
    部の近傍に前記エアクリーナ室の吸入口を設けたことを
    特徴とする請求項1記載の自動二輪車のパワーユニット
    構造。
  3. 【請求項3】 前記ユニットケースの駆動輪側に隔壁を
    設けてエアクリーナ室を画成し、同隔壁に接続管を嵌着
    して気化器に直接接続したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の自動二輪車のパワーユニット構造。
  4. 【請求項4】 前記ユニットケースの下面に前記エアク
    リーナ室の開口を有し、同開口をケースカバーが覆うこ
    とを特徴とする請求項1からは請求項3のいずれかの項
    記載の自動二輪車のパワーユニット構造。
  5. 【請求項5】 前記ユニットケースの側面に前記エアク
    リーナ室の開口を有し、同開口をケースカバーが覆うこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項記
    載の自動二輪車のパワーユニット構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005240752A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Honda Motor Co Ltd Acgステータの取付構造
EP1429018A3 (en) * 2002-12-10 2009-06-17 HONDA MOTOR CO., Ltd. Arrangement structure of an air cleaner for a scooter type vehicle

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JP2005240752A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Honda Motor Co Ltd Acgステータの取付構造

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