JPH10338747A - 変性ポリアミドイミド樹脂の製造法、変性ポリアミドイミド樹脂及び感光性樹脂組成物 - Google Patents

変性ポリアミドイミド樹脂の製造法、変性ポリアミドイミド樹脂及び感光性樹脂組成物

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JPH10338747A
JPH10338747A JP15077897A JP15077897A JPH10338747A JP H10338747 A JPH10338747 A JP H10338747A JP 15077897 A JP15077897 A JP 15077897A JP 15077897 A JP15077897 A JP 15077897A JP H10338747 A JPH10338747 A JP H10338747A
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JP
Japan
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modified polyamideimide
polyamideimide resin
resin
acid
modified
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Application number
JP15077897A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kawakami
広幸 川上
Kenji Suzuki
健司 鈴木
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Showa Denko Materials Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低弾性率で反りが小さく、機械特性、耐熱
性、密着性、低温硬化性、経済性等に優れる変性ポリア
ミドイミド樹脂の製造法、この製造法により得られた変
性ポリアミドイミド樹脂及びこの変性ポリアミドイミド
樹脂を用いた感光性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (a)芳香族ポリイソシアネート (b)酸無水物基を有する3価のカルボン酸の誘導体及
び(c)一般式(I) 【化1】 (式中、aは0〜20、bは0〜70、cは1〜90の
整数であり、R1及びR2は水素又は炭素数1〜3のアル
キル基である。)で表されるジカルボン酸の混合物を非
含窒素系極性溶媒中で反応させる変性ポリアミドイミド
樹脂の製造法、この製造法により得られた変性ポリアミ
ドイミド樹脂及びこの変性ポリアミドイミド樹脂を用い
た感光性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変性ポリアミドイ
ミド樹脂の製造法、変性ポリアミドイミド樹脂及び感光
性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】出発原料として、芳香族ポリイソシアネ
ートと酸無水物基を有する3価のカルボン酸の誘導体を
用いて得られるポリアミドイミド樹脂は、耐熱性、耐薬
品性、耐摩耗性等に優れるため、各種基材のコート材と
して、例えば、エナメル線用ワニス、耐熱塗料等に広く
利用されている。
【0003】しかし、上記した用途に用いられる従来の
ポリアミドイミド樹脂は、N−メチル−2−ピロリドン
などの高沸点の含窒素系極性溶媒にしか溶解しないた
め、200℃以下の低温での硬化条件下で成膜させるこ
とが必要な用途には適用できない問題があった。また、
特公平4−645627号公報にはエーテル化合物など
の低沸点の非含窒素系極性溶媒に溶解する低温硬化性に
優れたポリエーテルイミド樹脂が開示されているが、出
発原料が高価であることと製造プロセスが煩雑であるた
め、経済性に劣る問題がある。
【0004】一方、近年の電子部品においては、基板の
反りを小さくし、密着性を向上させるために、低温硬化
性であって、かつ低弾性率の耐熱樹脂が強く求められて
いる。上記したポリアミドイミド樹脂を低弾性率化する
ための変性剤としては、通常、ジメチルシロキサン結合
を有するジアミンが用いられているが、この材料は非常
に高価であること及び得られるポリアミドイミド樹脂の
保存安定性を著しく低下させることなどの問題がある。
【0005】一方、像形成できる感光性耐熱材料として
は、半導体用に、耐熱性に優れる感光性ポリイミド樹脂
が、配線板用に、経済性に優れる感光性エポキシ樹脂が
多用されている。しかし、感光性ポリイミド樹脂は、像
形成時にはポリイミド前駆体のポリアミド酸の形態で用
いること、また、溶媒として高沸点の含窒素系極性溶媒
を用いるため、目的とする硬化膜を得るには、通常30
0℃以上の高温硬化を必要とする問題がある。また、樹
脂が高価であり経済性に劣る。これに対して感光性エポ
キシ樹脂は、200℃以下での低温硬化が可能であり、
配線板用に多用されているが、近年のBGA基板用ソル
ダーレジスト、CSP基板用ソルダーレジストなどの高
度な耐熱性や耐湿熱性が要求される用途には適用できな
い問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題を解決するものであり、低弾性率で反りが小さ
く、機械特性、耐熱性、密着性、低温硬化性、経済性等
に優れる変性ポリアミドイミド樹脂の製造法、この製造
法により得られた変性ポリアミドイミド樹脂及びこの変
性ポリアミドイミド樹脂を用いた感光性樹脂組成物を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(a)芳香族ポリイソシアネート (b)酸無水物基を有する3価のカルボン酸の誘導体及
び(c)一般式(I)
【0008】
【化2】 (式中、aは0〜20、bは0〜70、cは1〜90の
整数であり、R1及びR2は水素又は炭素数1〜3のアル
キル基である。)で表されるジカルボン酸の混合物を非
含窒素系極性溶媒中で反応させることを特徴とする変性
ポリアミドイミド樹脂の製造法を提供するものである。
【0009】また、本発明は上記製造法により得られた
変性ポリアミドイミド樹脂及びこの変性ポリアミドイミ
ド樹脂、光重合性不飽和化合物及び光開始剤からなるこ
とを特徴とする感光性樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる(a)成分の
芳香族ポリイソシアネートとしては、例えば、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリシレンジイ
ソシアネート、キシリレンジイソシアネート、4,4′
−ジフェニルエーテルジイソシアネート、4,4′−
[2,2−ビス(4−フェノキシフェニル)プロパン]
ジイソシアネート、ビフェニル−4,4′−ジイソシア
ネート、ビフェニル−3,3′−ジイソシアネート、ビ
フェニル−3,4′−ジイソシアネート、3,3′−ジ
メチルビフェニル−4,4′−ジイソシアネート、2,
2′−ジメチルビフェニル−4,4′−ジイソシアネー
ト、3,3′−ジエチルビフェニル−4,4′−ジイソ
シアネート、2,2′−ジエチルビフェニル−4,4′
−ジイソシアネート、3,3′−ジメトキシビフェニル
−4,4′−ジイソシアネート、2,2′−ジメトキシ
ビフェニル−4,4′−ジイソシアネート、ナフタレン
−1,5−ジイソシアネート、ナフタレン−2,6−ジ
イソシアネート等が挙げられる。これらは単独で、ある
いは組み合わせて使用することができる。必要に応じて
この一部をヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,
4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート、トランスシクロヘキサン−
1,4−ジイソシアネート、水添m−キシレンジイソシ
アネート、リジンジイソシアネート等の脂肪族、脂環式
イソシアネート及び3官能以上のポリイソシアネートに
置き換えて使用してもよく、経日変化を避けるために適
当なブロック剤で安定化したものを使用してもよい。
【0011】本発明で用いられる(b)成分の酸無水物
基を有する3価のカルボン酸の誘導体としては、例え
ば、下記一般式(II)及び(III)で示される化合
物が好ましく用いられる。酸無水物基を有する3価のカ
ルボン酸の誘導体であれば特に制限はないが、耐熱性、
コスト面等を考慮すれば、トリメリット酸無水物が特に
好ましい。
【0012】
【化3】 (ただし、両式中Rは水素、炭素数1〜10のアルキル
基又はフェニル基を示し、Yは−CH2−、−CO−、
−SO2−又は−O−を示す。) また、これらの他に必要に応じて、テトラカルボン酸二
無水物(ピロメリット酸二無水物、3,3′,4,4′
−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,
3′,4,4′−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無
水物、2,3,5,6−ピリジンテトラカルボン酸二無
水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸
二無水物、4,4′−スルホニルジフタル酸二無水物、
m−ターフェニル−3,3′,4,4′−テトラカルボ
ン酸二無水物、4,4−オキシジフタル酸二無水物、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビ
ス(2,3−、又は3,4−ジカルボキシフェニル)プ
ロパン二無水物、2,2−ビス(2,3−又は3,4−
ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,2−ビ
ス[4−(2,3−又は3,4−ジカルボキシフェノキ
シ)フェニル]プロパン二無水物、1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス[4−(2,3
−又は3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プ
ロパン二無水物、1,3−ビス(3,4−ジカルボキシ
フェニル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、ビシク
ロ−[2,2,2]−オクト−7−エン−2:3:5:
6−テトラカルボン酸二無水物、脂肪族ジカルボン酸
(コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、
スベリン酸、セバシン酸、デカン二酸、ドデカン二酸、
ダイマー酸)、芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸、テ
レフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、オキ
シジ安息香酸)などを使用することができる。これらの
使用量は、(b)成分及び(c)成分の総量に対して5
0モル%未満とすることが好ましい。
【0013】本発明で用いられる(c)成分の上記一般
式(I)で表されるジカルボン酸は、下記一般式(I
V)
【0014】
【化4】 (式中、a、b、c、R1及びR2は一般式(I)と同意
義である。)で表されるジアミンとトリメリット酸無水
物を無溶媒あるいは有機溶媒中で反応させて、下記一般
式(V)
【0015】
【化5】 (式中、a、b、c、R1及びR2は一般式(I)と同意
義である。)で表される化合物を得た後、加熱脱水閉環
することにより得ることができる。
【0016】上記一般式式(IV)で表されるジアミン
としては、例えば、サン テクノケミカル(株)製 ジ
ェファーミン D−230、D−400、D−200
0、D−4000、ED−600、ED−900、ED
−2001、EDR−148等が挙げられる。これらは
単独で又は2種類以上を組み合わせて使用される。
【0017】上記一般式式(IV)で表されるジアミン
とトリメリット酸無水物の使用割合は、2:1(モル
比)とすることが好ましい。
【0018】上記一般式(V)で表される化合物を得る
ための反応は、0〜150℃とすることが好ましく、反
応時間は、バッチの規模、採用される反応条件等により
適宜選択することができる。
【0019】上記一般式(V)で表される化合物を加熱
脱水閉環して一般式(I)で表されるジカルボン酸とす
る反応は、50〜250℃とすることが好ましく、脱水
閉環し易くするために、減圧反応とすることもできる。
【0020】上記一般式(V)で表される化合物を得る
ための反応と一般式(I)で表されるジカルボン酸を得
るための反応は、段階的に行うことも連続的に行うこと
もできるが、コスト面を考慮すれば、連続で行うことが
好ましい。
【0021】使用できる有機溶媒としては、例えば、ケ
トン系溶媒(メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン等)、エステル系溶媒(酢酸エ
チル、酢酸ブチル、γ−ブチロラクトン等)、エーテル
系溶媒(ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリ
エチレングリコールジメチルエーテル等)、セロソルブ
系溶媒(ブチルセロソルブアセテート、エチルセロソル
ブアセテート、メチルセロソルブアセテート等)、芳香
族炭化水素系溶媒(トルエン、キシレン、p−シメン
等)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、N−メチル−
2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,
N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ス
ルホランなどが挙げられるが、溶解性、沸点、コスト面
を考慮すれば、その後の変性ポリアミドイミド樹脂の製
造で使用する非含窒素系極性溶媒を使用するのが好まし
く、無溶媒で反応を行うのがさらに好ましい。
【0022】本発明において(b)成分の酸無水物基を
有する3価のカルボン酸の誘導体と(c)成分の一般式
(I)で表されるジカルボン酸の反応割合は、(b)成
分/(c)成分(モル比)を0.1/0.9〜0.9/
0.1とすることが好ましく、0.2/0.8〜0.8
/0.2とすることがより好ましく、0.3/0.7〜
0.7/0.3とすることが特に好ましい。0.1/
0.9未満では耐熱性等の膜特性が低下する傾向があ
り、0.9/0.1を超えると、密着性が低下する傾向
がある。
【0023】本発明における(a)成分と(b)成分及
び(c)成分の使用量は、カルボキシル基のモル数及び
酸無水物基のモル数の合計に対するイソシアネート基の
モル数の比率を0.7〜1.5とすることが好ましく、
1.0付近とすることがより好ましい。0.7未満又は
1.5を超えると、樹脂の分子量を高くすることが困難
となる傾向がある。
【0024】本発明の変性ポリアミドイミド樹脂の製造
法における反応は、非含窒素系極性溶媒中で、遊離発生
してくる炭酸ガスを反応系より除去しながら加熱縮合す
ることにより行われる。
【0025】反応温度は、80〜200℃とすることが
好ましく、100〜180℃とすることがより好まし
い。反応時間は、バッチの規模、採用される反応条件に
より適宜選択することができる。
【0026】反応に使用される非含窒素系極性溶媒とし
ては、例えば、シクロヘキサノン、ジメチルスルホキシ
ド、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチ
レングリコールジメチルエーテル、γ−ブチロラクト
ン、スルホラン等が好ましく用いられるが、高揮発性で
あって低温硬化性を付与できるγ−ブチロラクトンが最
も好ましい。
【0027】非含窒素系極性溶媒の使用量は、生成する
変性ポリアミドイミド樹脂の1.0〜5.0倍(重量
比)とすることが好ましい。1.0倍未満では、合成時
の粘度が高すぎて、撹拌不能により合成が困難となる傾
向があり、5.0倍を超えると、反応速度が低下する傾
向がある。
【0028】本発明の製造法により得られた本発明の変
性ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量(GPC法で測
定し、標準ポリスチレンによる検量線を用いて算出)
は、4,000〜30,000とすることが好ましく、
5,000〜28,000とすることがより好ましい。
数平均分子量が、4,000未満では、耐熱性等の膜特
性が低下する傾向があり、30,000を超えると、非
含窒素系溶媒に溶解しにくくなり、合成中に不溶化しや
すい。また、作業性に劣る傾向がある。
【0029】また、本発明の変性ポリアミドイミド樹脂
の酸価(KOHmg/g)は、1〜60であることが好
ましく、3〜50であることがより好ましく、5〜50
であることが特に好ましい。酸価が1未満では、硬化性
が低下する傾向があり、60を超えると、粘度安定性が
劣る傾向がある。
【0030】また、合成終了後に、樹脂末端のイソシア
ネート基を、アルコール類、ラクタム類、オキシム類等
のブロック剤でブロックすることもできる。
【0031】本発明の変性ポリアミドイミド樹脂には、
その硬化性を向上させるために、ポリブロックイソシア
ネート化合物を添加することもできる。
【0032】ポリブロックイソシアネート化合物として
は、例えば、住友バイエルウレタン(株)製デスモジュ
ール BL3175、ΑPステーブル、ΑP−12ステ
ーブル、CTステーブル、BL1100、BL119
0、BL1265、ΑP−2170ステーブル、BL4
165、TPLS−2759、デスモカップ11、1
2、クレラン UT、UI、U12、TPKL5−26
68、TPLS−2727、デスモサーム 2170、
2265、日立化成工業(株)製 WD 2502など
を使用することができ、これらの1種又は2種以上を使
用することもできる。
【0033】ポリブロックイソシアネート化合物の添加
方法としては、添加するポリブロックイソシアネート化
合物を予め変性ポリアミドイミド樹脂に含まれる溶媒と
同一の溶媒に溶解してから添加してもよく、また、直接
変性ポリアミドイミド樹脂に添加してもよい。
【0034】本発明の変性ポリアミドイミド樹脂には、
その硬化性を向上させるためにエポキシ樹脂を添加する
こともできる。エポキシ樹脂としては、例えば、油化シ
ェルエポキシ(株)製 エピコート815、825、8
27、828、834、1001、1004、100
7、1009等のビスフェノールΑ型エポキシ樹脂、エ
ピコート152、154、日本化薬(株)製 EPPN
−201、ダウケミカル社製 DEN−438等のフェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、日本化薬(株)製
EOCN−102S、103S、104S等のo−クレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂、油化シェルエポキシ
(株)製Epon 1031S,チバガイギー社製アラ
ルダイト0163、ナガセ化成(株)製デナコールEX
−611、EX−614,EX−614B,EX−62
2,EX−512,EX−521、EX−421,EX
−411,EX−321等の多官能エポキシ樹脂、油化
シェルエポキシ(株)製 エピコート604、東都化成
(株)製 YH−434、三菱ガス化学(株)製 TE
TRAD−X、TETRAD−C、日本化薬(株)製G
AN、住友化学(株)製 ELM−120等のアミン型
エポキシ樹脂、チバガイギー社製 アラルダイトPT8
10等の複素環含有エポキシ樹脂、UCC社製 ERL
4234、4299、4221、4206等の脂環式エ
ポキシ樹脂などを使用することができ、これらの1種又
は2種以上を使用することもできる。
【0035】エポキシ樹脂の添加方法としては、添加す
るエポキシ樹脂を予め変性ポリアミドイミド樹脂に含ま
れる溶媒と同一の溶媒に溶解してから添加してもよく、
また、直接変性ポリアミドイミド樹脂に添加してもよ
い。
【0036】本発明になる変性ポリアミドイミド樹脂に
は、その硬化性を向上させるためにアミン系化合物を添
加することもできる。アミン系化合物としては、例え
ば、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−
ジアミノジフェニルエーテル、p−フェニレンジアミン
等の第一級アミン、ピペリジン、ピロリジン等の第二級
アミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチ
レンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロ
ピレンジアミン、N,N,N′,N′′,N′′−ペン
タメチルジエチレントリアミン、トリメチルアミノエチ
ルピペラジン、N,N′−ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,
N′,N′′−トリス(3−ジメチルアミノプロピル)
ヘキサヒドロ−s−トリアジン、N,N−ジメチルベン
ジルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホ
リン、N−トリオキシエチレン−N,N−ジメチルアミ
ン、トリエチレンジアミン、1,8−ジアザビシクロ
(5.4.0)ウンデセン−7、N,N,N−トリス
(3−ジメチルアミノプロピル)アミン、N−メチルジ
シクロキシルアミン、N−メチル−N,N−ビス(3−
ジメチルアミノプロピル)アミン、2−(ジメチルアミ
ノメチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジメチル
アミノメチル)フェノール、N,N′−ジメチルピペラ
ジン、ピリジン、ピコリン、1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジノール、トリエチルアミン等の
第三級アミン、ジシアンジアミド等を使用することがで
きる。
【0037】本発明になる変性ポリアミドイミド樹脂に
は、その密着性を向上させるために必要に応じて有機ア
ルミニウム化合物、有機シラン化合物、有機チタン化合
物、有機ジルコニア化合物等を添加することもできる。
【0038】有機アルミニウム化合物としては、特に制
限はなく、例えば、エチルアセトアセテートアルミニウ
ムジプロピレート、アルミニウムトリス(エチルアセト
アセテート)、アルキルアセトアセテートアルミニウム
ジプロピレート、アルミニウムモノアセチルアセトネー
トビス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムトリ
ス(アセチルアセトネート)、アルミニウム=モノイソ
プロポキシモノオレオキシエチルアセトアセテート、ア
ルミニウム−ジ−n−ブトキシド−モノ−エチルアセト
アセテート、アルミニウム−ジ−イソ−プロポキシド−
モノ−エチルアセトアセテート等のアルミニウムキレー
ト化合物、アルミニウムイソプロピレート、モノ−se
c−ブトキシアルミニウムジイソプロピレート、アルミ
ニウム−sec−ブチレート、アルミニウムエチレート
等のアルミニウムアルコレートなどを使用することがで
き、これらの1種又は2種以上を使用することもでき
る。
【0039】有機シラン化合物としては、特に制限はな
く、例えば、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス
(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリエトキシ
シラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、N−β(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、n−
β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルメト
キシジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−
アミノプロピル−メチル−ジエトキシシラン、3−ウレ
イドプロピルトリエトキシシラン、3−ウレイドプロピ
ルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、3−アミノプロピル−トリス(2−メトキシ
−エトキシ−エトキシ)シラン、N−メチル−3−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、トリアミノプロピル−
トリメトキシシラン、3−4,5−ジヒドロイミダゾー
ル−1−イル−プロピルトリエトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピル−トリメトキシシラン、3−メルカ
プトプロピル−メチルジメトキシシラン、3−クロロプ
ロピル−メチル−ジメトキシシラン、3−シアノプロピ
ル−トリエトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、
N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド、メチ
ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エ
チルトリクロロシラン、n−プロピルトリメトキシシラ
ン、イソブチルトリメトキシシラン、アミルトリクロロ
シラン、オクチルトリエトキシシラン、フェニルトリメ
トキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、メチルト
リ(メタクリロイルオキシエトキシ)シラン、メチルト
リ(グリシジルオキシ)シラン、n−β−(N−ビニル
ベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、オクタデシルジメチル[3−(トリメトキ
シシリル)プロピル]アンモニウムクロライド、γ−ク
ロロプロピルメチルジクロロシラン、γ−クロロプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチル
ジエトキシシラン、トリメチルシリルイソシアネート、
ジメチルシリルイソシアネート、メチルシリルトリイソ
シアネート、ビニルシリルトリイソシアネート、フェニ
ルシリルトリイソシアネート、テトライソシアネートシ
ラン、エトキシシランイソシアネートなどを使用するこ
とができ、これらの1種又は2種以上を使用することも
できる。
【0040】有機チタン化合物としては、特に制限がな
く、例えば、イソプロピルトリオクタノイルチタネー
ト、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネ
ート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチ
タネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチ
タネート、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェー
ト)チタネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタ
ネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフ
ェート)チタネート、イソプロピルトリ(n−アミノエ
チル−アミノエチル)チタネート、テトライソプロピル
ビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオ
クチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、
テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)
ビス(ジトリデシル)ホスファイトチタネート、ジクミ
ルフェニルオキシアセテートチタネート、ビス(ジオク
チルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネー
ト、テトライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチ
ルチタネート、ブチルチタネートダイマー、テトラ(2
−エチルへキシル)チタネート、チタンアセチルアセト
ネート、ポリチタンアセチルアセトネート、チタンオク
チレングリコレート、チタンラクテートアンモニウム
塩、チタンラクテート、チタンラクテートエチルエステ
ル、チタントリエタノールアミネート、ポリヒドロキシ
チタンステアレート、テトラメチルオルソチタネート、
テトラエチルオルソチタネート、テトラプロピルオルソ
チタネート、テトライソブチルオルソチタネート、ステ
アリルチタネート、クレシルチタネートモノマー、クレ
シルチタネートポリマー、ジ−イソプロポキシ−ビス−
(2,4−ペンタジオネート)−チタニウム(IV)、
ジ−イソプロピル−ビス−トリエタノールアミノ−チタ
ネート、オクチレングリコールチタネートHV、テトラ
−n−ブトキシチタンポリマー、トリ−n−ブトキシチ
タンモノステアレートポリマー、トリ−n−ブトキシチ
タンモノステアレートなどを使用することができ、これ
らの1種又は2種以上を使用することもできる。
【0041】有機ジルコニア化合物としては、特に制限
がなく、例えば、テトラプロピルジルコアルミネート、
テトラブチルジルコネート、テトラ(トリエタノールア
ミン)ジルコネート、テトライソプロピルジルコネー
ト、ジルコニウムアセチルアセトネート、アセチルアセ
トンジルコニウムブチレート、ジルコニウムタクテー
ト、ステアリン酸ジルコニウムブチレート、ΑPG−X
(CAVEDON CHEMICAL CO., IN
C. 製商品名)などを使用することができ、これらの
1種又は2種以上使用することもできる。
【0042】本発明の感光性樹脂組成物に用いられる光
重合性不飽和化合物としては、特に制限はなく、例え
ば、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレ
ングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコー
ルジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレ
ート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テト
ラエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパンジアクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、トリメチロールプロパンジメタクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオール
ジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリ
トールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラメタクリレート、スチレン、ジビニルベンゼン、4−
ビニルトルエン、4−ビニルピリジン、N−ビニルピロ
リドン、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート、1,3−アクリロイルオ
キシ−2−ヒドロキシプロパン、1,3−メタクリロイ
ルオキシ−2−ヒドロキシプロパン、メチレンビスアク
リルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミド、トリス(β−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレートのトリアクリレート、トリス(β
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートのトリメタクリ
レート、ビスフェノールA、エピクロルヒドリン系のエ
ポキシ樹脂のアクリル酸又はメタクリル酸付加物等のエ
ポキシアクリレート、無水フタル酸−ネオペンチルグリ
コール−(メタ)アクリル酸の1:1:2モル比の縮合
物等の低分子量不飽和ポリエステルジ(メタ)アクリレ
ート、ジイソシアネートと2価アルコールのアクリル酸
モノエステル又はメタクリル酸モノエステルとの反応で
得られるウレタンアクリレート化合物又はウレタンメタ
クリレート化合物、下記一般式(VI)で表される化合
物等が挙げられる。
【0043】
【化6】 (式中、R12は水素又はメチル基を示し、o及びpは1
以上の数である。)これらは単独で又は2種類以上を組
み合わせて使用することができる。
【0044】光重合性不飽和化合物の使用量は、本発明
の変性ポリアミドイミド樹脂に対して、1〜200重量
%とすることが好ましい。この使用量が、1重量%未満
では、現像液への溶解性及び感光特性が劣る傾向があ
り、200重量%を超えると、硬化膜の機械特性、耐熱
性等が劣る傾向がある。
【0045】また、本発明の感光性樹脂組成物に用いら
れる光開始剤としては、特に制限はなく、例えばミヒラ
ーズケトン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、2−
t−ブチルアントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、4,4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノ
ン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、チオキサント
ン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,2−ジメト
キシ−2−フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−[4−(メ
チルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパ
ノン、ベンジル、ジフェニルジスルフィド、フェナンス
レンキノン、2−イソプロピルチオキサントン、リボフ
ラビンテトラブチレート、2,6−ビス(p−ジエチル
アミノベンザル)−4−メチル−4−アザシクロヘキサ
ノン、N−エチル−N−(p−クロロフェニル)グリシ
ン、N−フェニルジエタノールアミン、2−(o−エト
キシカルボニル)オキシイミノ−1,3−ジフェニルプ
ロパンジオン、1−フェニル−2−(o−エトキシカル
ボニル)オキシイミノプロパン−1−オン、3,3′,
4,4′−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)
ベンゾフェノン、3,3−カルボニルビス(7−ジエチ
ルアミノクマリン)、ビス(シクロペンタジエニル)−
ビス−[2,6−ジフルオロ−3−(ピル−1−イル)
フェニル]チタニウム、3,3′−ジメトキシ−4,
4′−ジアジドビフェニル、3,5−ビス(4−ジエチ
ルアミノベンジリデン)−1−メチル−4−アザシクロ
ヘキサノン、4−メチル−7−ジエチルアミノクマリ
ン、4,6−ジメチル−7−エチルアミノクマリン、7
−ジエチルアミノ−3−テノニルクマリン、ベンジルメ
チルケタール、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1
−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、
4−ジエチルアミノ安息香酸エチル、1,3−ジフェニ
ルプロパントリオン−2−(o−エトキシカルボニル)
オキシム、N−(4−シアノフェニル)グリシン、1,
7−ビス(9−アクリジニル)ヘプタン等が挙げられ
る。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用
することもできる。
【0046】光開始剤の使用量は、本発明の変性ポリア
ミドイミド樹脂に対して、0.01〜30重量%とする
ことが好ましく、0.05〜10重量%とすることがよ
り好ましい。この使用量が0.01重量%未満では、光
感度が劣る傾向があり、30重量部%を超えると、フィ
ルムの機械特性等が劣る傾向がある。
【0047】また、本発明の感光性樹脂組成物には、必
要に応じて、アジド化合物を含有させることができる。
アジド化合物としては、例えば、
【0048】
【化7】 等が挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み
合わせて使用することもできる。
【0049】また、本発明の感光性樹脂組成物には、必
要に応じてアミノ基を有するアクリル化合物を添加する
こともできる。
【0050】アミノ基を有するアクリル化合物として
は、例えば、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、
N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,
N−ジエチルアミノプロピルメタクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジエチル
アミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノプ
ロピルアクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル
アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル
アミド、N,N−ジエチルアミノエチルアクリルアミド
等が挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み
合わせて使用することもできる。
【0051】また、本発明の感光性樹脂組成物には、保
存時の安定性を高めるために、ラジカル重合禁止剤又は
ラジカル重合抑制剤を含有させることができる。
【0052】ラジカル重合禁止剤又はラジカル重合抑制
剤としては、例えば、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノ
メチルエーテル、ベンゾキノン、ジフェニル−p−ベン
ゾキノン、ピロガロール、フェノチアジン、レゾルシノ
ール、オルトジニトロベンゼン、パラジニトロベンゼ
ン、メタジニトロベンゼン、フェナントラキノン、N−
フェニル−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナ
フチルアミン、クペロン、フェノチアジン、2,5−ト
ルキノン、タンニン酸、パラベンジルアミノフェノー
ル、ニトロソアミン類等が挙げられる。これらは単独で
又は2種類以上を組み合わせて使用することもできる。
【0053】また、本発明の感光性樹脂組成物には、難
燃性を向上させるために、難燃剤及び難燃助剤を添加す
ることもできる。難燃剤としては、例えば、テトラブロ
モビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールAオ
キシエチレンジ(メタ)アクリレート、テトラブロモビ
スフェノールAビスアリルエチルエーテル、ポリテトラ
ブロモビスフェノールA末端ブロモエトキシ化物等が挙
げられ、難燃助剤としては、例えば、三酸化アンチモ
ン、五酸化アンチモン、ホウ酸バリウム、水酸化アルミ
ニウム等が挙げられる。これらは単独又は2種類以上を
組み合わせて使用することもできる。
【0054】本発明の変性ポリアミドイミド樹脂、感光
性樹脂組成物は、塗布法、浸漬法、スプレー法、スクリ
ーン印刷法、回転塗布法によってシリコンウエハ、樹脂
基板、金属基板、セラミック基板等の回路基材上に塗布
され、溶剤の大部分を加熱乾燥することによって粘着性
のない塗膜とすることができる。
【0055】この感光性樹脂組成物の塗膜上に、所望の
パターンが描かれたマスクを通して紫外線、可視光線、
X線、電子線などの活性光線又は化学線を照射後、未照
射部を適当な現像液で溶解除去することによって、所望
のレリーフパターンを得ることができる。
【0056】活性光で画像的に露光した感光性樹脂組成
物の塗膜は、アルカリ水溶液、水系現像液、有機溶剤等
の公知の現像液を用いて、例えばスプレー、揺動浸漬、
ブラッシング、スクレイピング等の公知方法により未露
光部を除去して現像する。アルカリ水溶液の塩基として
は、リチウム、ナトリウムあるいはカリウムの水酸化物
等の水酸化アルカリ、リチウム、ナトリウムあるいはカ
リウムの炭酸塩又は重炭酸塩等の炭酸アルカリ、リン酸
カリウム、リン酸ナトリウム等のアルカリ金属リン酸
塩、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム等のア
ルカリ金属ピロリン酸塩などが用いられ、特に、炭酸ナ
トリウムの水溶液が好ましい。現像に用いるアルカリ水
溶液のpHは、好ましくは9〜11の範囲であり、ま
た、その温度は感光層の現像性に合わせて調整される。
該アルカリ水溶液中には、表面活性剤、消泡剤、現像を
促進させるための少量の有機溶剤などを混入させてもよ
い。
【0057】水系現像液は、水あるいはアルカリ水溶液
と1種以上の有機溶剤とからなる。ここでアルカリ物質
としては前記物質以外に、ホウ砂やメタケイ酸ナトリウ
ム、エタノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレン
ジアミン、2−アミノ−2−ヒドロキシ−メチル−1,
3−プロパンジオール、1,3−ジアミノプロパノール
−2−モルホリンなどが挙げられる。現像液のpHは、
レジストの現像が十分にできる範囲でできるだけ小さく
することが好ましく、pH8〜12の範囲がより好まし
く、pH9〜10の範囲が特に好ましい。
【0058】有機溶剤としては、例えば、三アセトンア
ルコール、アセトン、酢酸エチル、炭素数1〜4のアル
コキシ基を有するアルコキシエタノール、エチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテルなどが挙げられる。これら
は、単独又は2種以上組み合わせて用いることができ
る。有機溶剤の濃度は、通常、2〜90容量%の範囲と
される。また、その温度は、現像性に合わせて調整する
ことができる。さらに、現像液中に界面活性剤、消泡剤
を少量混入させることもできる。
【0059】単独で用いる有機溶剤現像液としては、
1,1,1−トリクロルエタン、N−メチル−2−ピロ
リドン、N,N−ジメチルホルムアミド、シクロヘキサ
ノン、メチルイソブチルケトン、γ−ブチロラクトンな
どが挙げられる。
【0060】さらに、現像液、塗膜のはんだ耐熱性、耐
薬品性などを向上させる目的で、高圧水銀ランプ等によ
る活性光の照射を行ってもよい。活性光の照射量は、一
般的に、0.01〜10J/cm2程度であり、照射の
際に60〜180℃の加熱を行ってもよい。
【0061】現像後は、必要に応じて、水又は貧溶媒で
リンスを行い、室温〜100℃前後で乾燥し、パターン
を安定なものとすることが好ましい。
【0062】また、レリーフパターンを、加熱すること
によっってパターン化された高耐熱性ポリアミドイミド
を形成することができる。
【0063】この時の加熱温度は、100〜250℃と
することが好ましく、120〜220℃とすることがよ
り好ましい。この加熱温度が、100℃未満であると、
硬化膜の機械特性及び熱特性が低下する傾向があり、2
50℃を超えると、硬化膜の機械特性及び熱特性が低下
する傾向がある。
【0064】また、この時の加熱時間は、0.05〜1
0時間とすることが好ましい。この加熱時間が、0.0
5時間未満であると、硬化膜の機械特性及び熱特性が低
下する傾向があり、10時間を超えると、硬化膜の機械
特性及び熱特性が低下する傾向がある。
【0065】このようして本発明の感光性樹脂組成物
は、各種保護膜、絶縁膜等に使用することができる。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が本発明はこれらに限定されるものではない。
【0067】合成例1 撹拌機、温度計、窒素導入管及び油水分離器付冷却管を
備えた100mlフラスコに、ジェファーミン D−4
00(サン テクノケミカル(株)製商品名、脂肪族ジ
アミン、アミン価 4.4(meq/g)、D−40
0:R1=CH3、R2=CH3、a=0、b=0、c=5
〜6)31.82g(0.07モル)及びトリメリット
酸無水物 26.88g(0.14モル)を仕込み、8
0℃まで昇温して30分間撹拌する。その後、160℃
まで昇温し、減圧条件下(フラスコ内の圧力:約8.8
×104Pa)2時間撹拌し、酸価 140KOHmg
/gのジカルボン酸を得た。
【0068】合成例2 合成例1と全く同様のフラスコに、ジェファーミン D
−2000(サン テクノケミカル(株)製商品名、脂
肪族ジアミン、アミン価 1.0(meq/g)、D−
2000:R1=CH3、R2=CH3、a=0、b=0、
c=平均33)60g(0.03モル)及びトリメリッ
ト酸無水物 11.52g(0.06モル)を仕込み、
合成例1と全く同様の操作を行い、酸価 47KOHm
g/gのジカルボン酸を得た。
【0069】合成例1及び合成例2で得られたジカルボ
ン酸を、KBr法により、赤外吸収スペクトル(日本電
子(株)製、JIR−100型)を測定したところ、そ
れぞれ、1780cm-1付近にイミド基の特性吸収が確
認された。
【0070】実施例1 攪拌機、温度計、窒素導入管及び冷却管を備えた500
mlフラスコに(a)成分としての4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート32.5g(0.13モ
ル)、(b)成分としての無水トリメリット酸12.4
8g(0.065モル)、(c)成分としての合成例1
で得られたジカルボン酸52.16g(0.065モ
ル)及びγ−ブチロラクトン204.0gを仕込み、1
60℃まで昇温した後、2.5時間反応させて、数平均
分子量が13,100の樹脂を得た。得られた樹脂をγ
−ブチロラクトンで希釈し、不揮発分25重量%、酸価
16.7KOHmg/gの変性ポリアミドイミド樹脂
(PAI−1)を得た。
【0071】実施例2 実施例1と同様のフラスコに、(a)成分としての4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート15.75
g、(0.063モル)、(b)成分としての無水トリ
メリット酸6.048g、(0.0315モル)、
(c)成分としての合成例2で得られたジカルボン酸7
3.962g(0.0315モル)及びγ−ブチロラク
トン203.48gを仕込み、160℃まで昇温した
後、3.5時間反応させて、数平均分子量が22,00
0の樹脂を得た。得られた樹脂をN,N−ジメチルアセ
トアミドで希釈し、不揮発分25重量%、酸価 14.
1KOHmg/gの変性ポリアミドイミド樹脂(PAI
−2)を得た。
【0072】実施例3 実施例1と同様のフラスコに、(a)成分としての4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート22.5g
(0.09モル)、(b)成分としての無水トリメリッ
ト酸12.096g(0.063モル)、(c)成分と
しての合成例2で得られたジカルボン酸63.396g
(0.027モル)及びγ−ブチロラクトン205.7
8gを仕込み、160℃まで昇温した後、3時間反応さ
せて、数平均分子量19,000の樹脂を得た。得られ
た樹脂をN,N−ジメチルアセトアミドで希釈し、不揮
発分25重量%、酸価 14.8KOHmg/gの変性
ポリアミドイミド樹脂(PAI−3)を得た。
【0073】実施例4 実施例1と同様のフラスコに、(a)成分としての4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート12.5g
(0.05モル)、(b)成分としての無水トリメリッ
ト酸2.88g(0.015モル)、(c)成分として
の合成例2で得られたジカルボン酸82.18g(0.
035モル)及びγ−ブチロラクトン204.876g
を仕込み、160℃まで昇温した後、4時間反応させ
て、数平均分子量18,800の樹脂を得た。得られた
樹脂をN,N−ジメチルアセトアミドで希釈し、不揮発
分25重量%、酸価 15.0KOHmg/gの変性ポ
リアミドイミド樹脂(PAI−4)を得た。
【0074】比較例1 実施例1と同様のフラスコに4,4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート51.0g(0.204モル)、無
水トリメリット酸38.4g(0.2モル)及びN−メ
チル−2−ピロリドン187.74gを仕込み、130
℃まで昇温した後、4時間反応させて、数平均分子量1
7,000の樹脂を得た。得られた樹脂をN,N−ジメ
チルホルムアミドで希釈し、不揮発分25重量%、酸価
32.0KOHmg/gの変性ポリアミドイミド樹脂
(PAI−5)を得た。
【0075】比較例2 比較例1において、N−メチル−2−ピロリドンをγ−
ブチロラクトンに変更し、反応条件を160℃、2時間
にした以外は全く同様な操作を行い、数平均分子量2
0,000、不揮発分25重量%、酸価 14.5KO
Hmg/gの変性ポリアミドイミド樹脂(PAI−6)
を得た。
【0076】比較例3 実施例1と同様のフラスコに、4,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート7.25g(0.029モル)、
合成例2で得られたジカルボン酸68.092g(0.
029モル)及びγ−ブチロラクトン226.026g
を仕込み、160℃まで昇温した後、4.5時間反応さ
せて、数平均分子量18,500の樹脂を得た。得られ
た樹脂をγ−ブチロラクトンで希釈し、不揮発分25重
量%、酸価 15.2KOHmg/gの変性ポリアミド
イミド樹脂(PAI−7)を得た。
【0077】上記の実施例1〜4及び比較例1〜3で得
られた変性ポリアミドイミド樹脂及びポリアミドイミド
樹脂の特性を下記の方法で測定し、結果を表1に示し
た。
【0078】(1)現像性 得られた変性ポリアミドイミド樹脂及びポリアミドイミ
ド樹脂をガラス板上に塗布し、90℃で480秒間乾燥
した塗膜(膜厚:30μm)を、1%炭酸ナトリウム水
溶液に5分間浸漬した際の溶解性で評価した。
【0079】(2)ガラス転移温度 得られた変性ポリアミドイミド樹脂及びポリアミドイミ
ド樹脂をガラス板上に塗布し、90℃で480秒間乾燥
した後、空気雰囲気下160℃で60分間加熱して得た
塗膜(膜厚:30μm)について、セイコー電子(株)
製TMA−120で測定した。
【0080】(3)弾性率 得られた変性ポリアミドイミド樹脂及びポリアミドイミ
ド樹脂をガラス板上に塗布し、90℃で480秒間乾燥
した後、空気雰囲気下160℃で60分間加熱して得た
塗膜(膜厚:30μm)について、万能試験機(オリエ
ンテック社製テンシロンUCT−5T型)を使用して下
記条件で引張試験し、引張弾性率を測定した。
【0081】測定温度:23℃ 引張速度:5mm/min
【0082】
【表1】 実施例5 撹拌機、冷却管、及び温度計を備えた100mlフラス
コに、実施例1で得られた変性ポリアミドイミド樹脂
(PAI−1)24.0g、2,4−ジエチルチオキサ
ントン(DETX)0.18g及び2−ベンジル−2−
ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−
ブタン−1−オン(I−369)0.6gを仕込み、撹
拌溶解した後、テトラエチレングリコールジアクリレー
ト(A−4G)6.0gを加え、撹拌混合して得られた
溶液をフィルター濾過し、均一な感光性樹脂組成物溶液
(PPAI−1)を得た。
【0083】実施例6 実施例5においてPAI−1をPAI−2に変更した以
外は実施例5と全く同様の操作を行い、均一な感光性樹
脂組成物溶液(PPAI−2)を得た。
【0084】実施例7 実施例5においてPAI−1をPAI−3に変更した以
外は実施例5と全く同様の操作を行い、均一な感光性樹
脂組成物溶液(PPAI−3)を得た。
【0085】実施例8 実施例5においてPAI−1をPAI−4に変更した以
外は実施例5と全く同様の操作を行い、均一な感光性樹
脂組成物溶液(PPAI−4)を得た。
【0086】比較例4 実施例5においてPAI−1をPAI−5に変更した以
外は実施例5と全く同様の操作を行い、均一な感光性樹
脂組成物溶液(PPAI−5)を得た。
【0087】比較例5 実施例5においてPAI−1をPAI−7に変更した以
外は実施例5と全く同様の操作を行い、均一な感光性樹
脂組成物溶液(PPAI−7)を得た。
【0088】得られた感光性樹脂組成物溶液を、それぞ
れ銅張積層板(日立化成工業(株)製、MCL E−6
7)上に塗布した。
【0089】次いで、ホットプレートを用いて、90℃
で480秒間加熱し、30μmの塗膜を形成した後、パ
ターンマスクし、超高圧水銀灯100mJ/cm2で露
光した。
【0090】これを、1%炭酸ナトリウム水溶液を用い
て、ディップ現像し、これを窒素雰囲気下350℃で6
0分加熱して、ポリアミドイミドのレリーフパターンを
得た。
【0091】解像度はライン/スペーステストパターン
を用いて、現像可能なライン/スペースの最小の大きさ
として評価した。
【0092】ガラス転移温度は、感光性樹脂組成物溶液
(PPAI−1〜PPAI−5及びPPAI−7)をガ
ラス板上に塗布し、90℃で480秒間乾燥した後、窒
素雰囲気下160℃で60分間加熱して得た塗膜(膜
厚:30μm)について、セイコー電子(株)製 TM
A−120で測定した。(雰囲気:空気、昇温速度:5
℃/分、荷重:10g) 密着性は、感光性樹脂組成物溶液(PPAI−1〜PP
AI−5及びPPAI−7)を銅張積層板(日立化成工
業(株)製、MCL E−67)上に塗布し、90℃で
480秒間乾燥した後、窒素雰囲気化60℃で60分間
加熱して得た塗膜(膜厚:30μm)について、碁盤目
試験で評価した。
【0093】なお、碁盤目試験は、カッターナイフで1
mmで100個のます目ができるように碁盤目状に傷を
つけ、これをJIS規格(JIS K5400)に準じ
てセロテープで剥離し、100個のます目に対して、残
存したます目の個数で表す方法である。評価結果を表2
に示す。
【0094】
【表2】
【0095】
【発明の効果】本発明により密着性及び現像性に優れた
変性ポリアミドイミド樹脂が得られる。本発明によりさ
らに、耐熱性あるいは低温硬化性にも優れた変性ポリア
ミドイミド樹脂が得られる。
【0096】本発明により低弾性率で反りが小さく、密
着性に優れ、さらに耐熱性及び耐熱性に優れた変性ポリ
アミドイミド樹脂が得られる。
【0097】本発明により現像性、密着性に優れた感光
性樹脂組成物が得られる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)芳香族ポリイソシアネート(b)
    酸無水物基を有する3価のカルボン酸の誘導体及び
    (c)一般式(I) 【化1】 (式中、aは0〜20、bは0〜70、cは1〜90の
    整数であり、R1及びR2は水素又は炭素数1〜3のアル
    キル基である。)で表されるジカルボン酸の混合物を非
    含窒素系極性溶媒中で反応させることを特徴とする変性
    ポリアミドイミド樹脂の製造法。
  2. 【請求項2】 (b)酸無水物基を有する3価のカルボ
    ン酸の誘導体と(c)一般式(I)で表されるジカルボ
    ン酸の(b)成分/(c)成分(モル比)が、0.1/
    0.9〜0.9/0.1である請求項1記載の変性ポリ
    アミドイミド樹脂の製造法。
  3. 【請求項3】 非含窒素系極性溶媒がγ−ブチロラクト
    ンである請求項1又は2記載の変性ポリアミドイミド樹
    脂の製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の変性ポリアミ
    ドイミド樹脂の製造法により得られた変性ポリアミドイ
    ミド樹脂。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の変性ポリアミドイミド樹
    脂、光重合性不飽和化合物及び光開始剤からなることを
    特徴とする感光性樹脂組成物。
JP15077897A 1997-06-09 1997-06-09 変性ポリアミドイミド樹脂の製造法、変性ポリアミドイミド樹脂及び感光性樹脂組成物 Pending JPH10338747A (ja)

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