JPH10338361A - エアー分離給紙装置 - Google Patents

エアー分離給紙装置

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JPH10338361A
JPH10338361A JP14697897A JP14697897A JPH10338361A JP H10338361 A JPH10338361 A JP H10338361A JP 14697897 A JP14697897 A JP 14697897A JP 14697897 A JP14697897 A JP 14697897A JP H10338361 A JPH10338361 A JP H10338361A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、用紙束の先端部の両側からエアー
が漏れるのを防止して用紙束の分離性能を向上させるこ
とができるエアー分離給紙装置を提供するものである。 【解決手段】 対のサイドフェンス3、4の先端部に、
原稿トレイ2に載置される原稿束Pの先端位置よりも原
稿束Pの給紙方向前方に延長する延長部3a、4aを形
成する。また、延長部3a、4aの内側の面に、原稿束
Pの先端部に向かって傾斜する複数の溝37を設け、この
溝37に衝突したエアーを原稿束Pの先端部に向かって還
流させる。さらに、溝37をサイドフェンス3、4の下端
から所定高さHまで延在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿トレイに載置
した原稿または転写紙等の用紙を、エアーによって分離
して最下位から給紙するようにした自動原稿搬送装置お
よび両面複写機の中間トレイ等に用いられるエアー分離
給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】給紙装置には、原稿自動給紙装置の原稿
トレイや両面複写機等の中間トレイ上に載置された束状
の原稿や転写紙等の用紙の先端部にエアーを吹き付け
て、最下位に位置する用紙からその上の用紙を浮揚させ
ると共に、その最下位の用紙を吸引力によって給紙ベル
トに押し付けて、最下位の用紙から順次給紙するように
したエアー分離給紙装置がある(例えば、特開平3ー1
33851号公報参照)。
【0003】また、このエアー分離給紙装置にあって
は、図8に示すように例えば、原稿トレイに載置された
原稿束P1の幅方向を揃えるために一対のサイドフェン
ス41、42を備えており、このサイドフェンス41、42を原
稿束P1の幅方向長さに応じて移動させることにより、
原稿束P1の幅方向を揃えている。そして、この状態で
原稿束P1の先端部にエアーを吹き付けて、矢印で示す
ように最下位に位置する原稿とその上の原稿の間に空気
層を形成することにより、原稿を分離している。なお、
原稿トレイ上に原稿束P1を載置したときに、原稿束P1
の先端位置はこの先端位置に噴射されるエアーの量が最
大となる位置に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなエアー分離給紙装置にあっては、原稿束P1の先端
部に向かって噴射されるエアーの全てが最下位の原稿と
その原稿の上の原稿の間に噴射されるような構成になっ
ていなかったため、図8のAで示すように原稿束P1の
先端部の両側に漏れたり、上側に漏れてしまい、最下位
の原稿とその原稿の上の原稿の間にエアーを効率良く噴
射することができなかった。
【0005】このため、漏れ分を補うためにエアーを供
給するブロアモータの回転数を上げたり、ブロアモータ
の羽根を大きくする等しなければならず、エアー分離給
紙装置が大型化するとともにコストが上昇してしまう上
に、騒音が発生してしまうという問題が発生してしまっ
た。そこで本発明は、用紙束の先端部の両側からエアー
が漏れるのを防止して用紙束の分離性能を向上させるこ
とができるエアー分離給紙装置を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、複数の用紙からなる用紙束
を載置する用紙載置台と、該用紙載置台上に設けられる
とともに用紙束の給紙方向に沿って延在し、用紙束の幅
方向両端部の位置決めをする一対のサイドフェンスと、
前記用紙載置台上に設けられ、用紙束の後端の位置決め
を行なうバックフェンスと、用紙束の給紙方向前端部に
エアーを吹き付けて用紙束の最下位に位置する用紙とそ
の上の用紙の間に空気層を形成することにより、最下位
の用紙を分離させるエアー噴射手段と、前記分離された
最下位の用紙を吸引力によって給紙ベルトに吸着させな
がら給紙する吸引手段と、を有し、前記用紙載置台上に
載置される用紙束の先端位置が、少なくとも前記エアー
噴射手段から噴射されるエアーの量が略最大となる位置
に設定されるようにしたエアー分離給紙装置において、
前記一対のサイドフェンスの先端部を、前記用紙載置台
に載置される用紙束の先端位置よりも用紙束の給紙方向
前方に延長させたことを特徴としている。
【0007】その場合、エアー噴射手段から噴射された
エアーをサイドフェンスの先端部によって遮ることがで
き、用紙束の先端部の両側から漏れるのを防止すること
ができる。このため、最下位の用紙とその用紙の上の用
紙の間にエアーを効率良く噴射して用紙束の分離性能を
向上させることができる。請求項2記載の発明は、上記
課題を解決するために、請求項1記載の発明において、
前記延長した部分の内側の面に、用紙束の先端部に向か
って傾斜する溝を少なくとも1つ以上設け、該溝に衝突
したエアーを用紙束の先端部に向かって還流させること
を特徴としている。
【0008】その場合、エアー噴射手段から噴射された
エアーを用紙束の先端部の両側からサイドフェンスの先
端部に衝突させた後、溝に沿って用紙束の先端部に還流
させることができる。この結果、最下位の用紙とその用
紙の上の用紙の間にエアーをより一層効率良く噴射して
用紙束の分離性能をより一層向上させることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記延長した
部分の内側の面に、サイドフェンスの下端から所定高さ
まで延在する少なくとも1つ以上の溝を形成したことを
特徴としている。その場合、エアー噴射手段から噴射さ
れたエアーを用紙束の先端部の両側からサイドフェンス
の先端部に衝突させた後、溝から上方に漏れるのを防止
することができる。
【0010】この結果、最下位の用紙とその用紙の上の
用紙の間にエアーをより一層効率良く噴射して用紙束の
分離性能をより一層向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜7は本発明に係るエアー分離
給紙装置の一実施形態を示す図である。なお、本実施形
態はエアー分離給紙装置を自動原稿搬送装置(以下、単
にADFという)に適用した例を示している。なお、本
実施形態のADFは片面原稿および両面原稿の搬送を行
なうことができるが、本実施形態では、片面原稿の搬送
について説明する。
【0012】まず、構成を説明する。図1〜3におい
て、1はエアー分離給紙装置としてのADFであり、こ
のADF1は図示しない複写機本体100の上部に設けら
れている。また、このADF1は、複数の原稿(用紙)
からなる原稿束(用紙束)Pがその原稿面が下面になる
ようにして載置可能な原稿トレイ(用紙載置台)2と、
原稿トレイ2上に設けられるとともに原稿束Pの給紙方
向に沿って延在し、原稿束Pの幅方向両端部の位置決め
をする一対のサイドフェンス3、4と、原稿トレイ2に
設けられ、原稿束Pの後端の位置決めを行なうバックフ
ェンス5と、原稿束Pの給紙方向前端部にエアーを吹き
付けて原稿束Pの最下位に位置する原稿とその上の原稿
の間に空気層を形成することにより、最下位の用紙を分
離させるエアー噴射手段6と、分離された最下位の用紙
を吸引力によって給紙ベルト7に吸着させながら給紙す
る吸引手段8と、を有している。
【0013】サイドフェンス3、4は原稿束Pの幅方向
長さに応じて少なくとも一方を原稿束Pの幅方向に移動
させることにより、原稿束Pの幅方向を揃えるようにな
っており、バックフェンス5は原稿束Pの給紙方向長さ
に応じて給紙方向に移動させることにより、原稿束Pの
後端を揃えるようになっている。エアー噴射手段6はエ
アーナイフ9に設けられたノズル孔9aからエアーを原
稿束Pの給紙方向先端部に噴射するようになっており、
このエアーは図4に示すように図示しないブロアモータ
によって回転される羽根10によってエアーが発生するよ
うになっている。そして、このエアーがノズル孔9aか
ら原稿束Pの先端部にエアーが吹き付けられると、原稿
束Pの最下位に位置する原稿とその上の原稿の間に空気
層が形成されることにより、最下位の用紙が分離され
る。
【0014】また、吸引手段8は原稿トレイ2の下方に
配設されたバキュームタンク11を有しており、このバキ
ュームタンク11は羽根10を挟んでエアーナイフ9に接続
されており、羽根10によって吸引力が作用されることに
より、給紙ベルト7に形成された穴を通して最下位に位
置する原稿を給紙ベルト7に吸着させるようになってい
る。
【0015】そして、図示しない給紙クラッチがONし
てこの給紙クラッチに図示しない給紙モータの駆動力が
伝達されると、給紙ベルト7が巻回された給紙ベルト駆
動ローラ12が反時計方向に駆動され、給紙ベルト7が反
時計方向に周回移動して最下位に位置する原稿のみを分
離給紙するようになっている。また、吸引手段8はバキ
ュームタンク11内に弁を有しており、この弁は給紙スタ
ートスイッチが押下されるとONされて最下位に位置す
る原稿を吸引するようになっている。
【0016】この給紙ベルト7によって給紙された原稿
はプルアウトローラ13によって反転経路15に案内される
ようになっており、プルアウトローラ13の下流側に設け
られたセンサー14によって原稿の先端が検出されると、
給紙クラッチがOFFしてバキュームタンク内の弁をO
FFして原稿の吸引を中断して後続する原稿が分離され
ないようにしている。
【0017】また、プルアウトローラ13によって反転経
路15上を案内される原稿は搬送ローラ17、18によって直
線状の搬送路16を搬送され、次いで、反転ローラ19によ
って反転された後、搬送ベルト20によってコンタクトガ
ラス21上に搬送される。この原稿は、搬送ベルト20によ
ってコンタクトガラス21の露光位置上に停止された後、
この露光位置上で複写機本体100内に設けられた図示し
ない露光手段によって露光されるようになっている。
【0018】原稿の露光が終了すると、搬送ベルト20に
よって原稿がコンタクトガラス21上から搬出されるよう
になっており、この原稿は反転入口ローラ22の下側を通
って切換爪23に向かって搬送される。この切換爪23は図
示しないソレノイドによって切換位置が可変されるよう
になっており、この切換爪23は複写機本体100から再ス
タート信号が入力されると、コンタクトガラス21とスイ
ッチバック通路25を連通する位置に切り換えられるよう
になっている。
【0019】このため、反転入口ローラ22によって搬送
される原稿は反転ローラ26および反転ローラ26に摺接す
る反転従動ローラ27に挟持されてスイッチバック通路25
に向かって搬送される。また、切換爪23の下流側には切
換爪24が設けられており、この切換爪24は原稿の先端が
当接すると、コンタクトガラス21とスイッチバック通路
25を連通する位置に切り換えられるようになっている。
【0020】スイッチバック通路25に搬送された原稿は
反転ローラ29および反転ローラ29に摺接する反転従動ロ
ーラ30に挟持されて搬送されるようになっており、反転
ローラ26および反転ローラ29は図示しない搬送・排紙モ
ータによって正逆回転するようになっている。また、反
転ローラ29の下流側には排紙手前ローラ31およびこのロ
ーラ31に摺接する従動ローラ32が設けられており、従動
ローラ32は図示しないソレノイドに駆動されて排紙手前
ローラ31に当接離隔するようになっている。
【0021】スイッチバック通路25に搬送された原稿の
先端が反転排紙センサー33によって検出されると、ソレ
ノイドがONして従動ローラ32が排紙手前ローラ31から
離隔するようになっており、排紙手前ローラ31と従動ロ
ーラ32の間に原稿がスムーズに進入する。そして、この
原稿の後端が反転検知センサ34によって検知されると、
搬送・排紙モータが逆転駆動されることにより、反転ロ
ーラ26および反転ローラ29が逆転して原稿をスイッチバ
ックする。また、反転検知センサ33によってスイッチバ
ックされる原稿の後端が検知されなくなると、ソレノイ
ドがOFFして従動ローラ32が排紙手前ローラ31に当接
する。
【0022】また、スイッチバックされた原稿は反転入
口ローラ22とこの排紙入口ローラ22の上側に摺接する従
動ローラ22aに挟持されて排紙通路35に案内されるよう
になっており、この原稿は排紙手前ローラ31と従動ロー
ラ32およびこの排紙手前ローラ31の下流に設けられた排
紙ローラ36によって露光面が下側になった状態(原稿ト
レイ2上に最初に載置されたときの状態)となって原稿
トレイ2上に排紙される。
【0023】一方、原稿トレイ2上に載置される原稿束
Pの先端位置は、ノズル孔9aから噴射されるエアーの
量が最大となるセット位置に設定されるようになってお
り、本実施形態のサイドフェンスの先端部は、図5に示
すように原稿トレイ2に載置される原稿束Pの先端位置
よりも原稿束Pの給紙方向前方に長さHだけ延長されて
いる(以下、この延長する部分を延長部3a、4aとい
う)。
【0024】また、この延長部3a、4aの内側の面に
は、図6、7に示すように原稿束Pの先端部に向かって
傾斜する複数の溝37が形成されており(本実施形態では
4つ)、溝37に衝突したエアーは原稿束Pの先端部に向
かって還流されるようになっている。さらに、溝37はサ
イドフェンス3、4の下端から高さHだけ延在してお
り、この溝37の上端部は閉塞されている。
【0025】次に、作用を説明する。原稿トレイ2上に
先端部がセット位置に位置するように原稿束Pを載置し
た後、サイドフェンス3、4およびバックフェンス5を
最適な位置に移動させて原稿束Pの幅方向と後端部を揃
える。次いで、スタートスイッチを押下すると、ブロア
モータによって羽根10が回転されることにより、ノズル
孔9aから原稿束Pの先端部にエアーが供給される。こ
のため、原稿束Pの最下位に位置する原稿とその上の原
稿の間に空気層が形成されることにより、最下位の原稿
が分離される。
【0026】このとき、サイドフェンス3、4が延長部
3a、4aを有しているため、ノズル孔9aから噴射さ
れたエアーは原稿束Pの先端部の両側から漏れずに延長
部3a、4aに衝突する(このエアーを図5に符号bで
示す)。そして、このエアーは原稿束Pの先端部に向か
って傾斜する溝37によって図7の矢印で示すように原稿
束Pの先端部に向かって還流させるとともに、溝37の上
端部は閉塞されていることから上端部から上側に漏れず
に矢印方向に効率良く還流される。
【0027】また、原稿トレイ2に載置された原稿束P
の枚数が増大するに連れて分離力を高めるためにブロア
モータの回転数を増大させるようにするが、延長部3
a、4aに形成された溝37の面積(H×L)は、載置さ
れる原稿束Pの枚数に比例するため、ノズル孔9aから
噴射された後に溝37に衝突して原稿束Pの先端に還流さ
れるエアーの量も原稿束Pの大きさに比例して増大す
る。
【0028】一方、エアーの供給時にバキュームタンク
11内に設けられた弁が開放されることにより、最下位に
位置する原稿を吸引されるとともに、給紙クラッチがO
Nされることにより給紙ベルト7が反時計方向に駆動さ
れ、最下位に位置する原稿がプルアウトローラ13に向か
って給紙され、上述した搬送動作を経て原稿トレイ2上
に排紙される。
【0029】このように本実施形態では、一対のサイド
フェンス3、4の先端部に、原稿トレイ2に載置される
原稿束Pの先端位置よりも原稿束Pの給紙方向前方に延
長する延長部3a、4aを形成したため、延長部3a、
4aによってノズル孔9aから噴射されたエアーが原稿
束Pの先端部の両側から漏れるのを防止することができ
る。
【0030】また、延長部3a、4aの内側の面に、原
稿束Pの先端部に向かって傾斜する複数の溝37を設け、
この溝37に衝突したエアーを原稿束Pの先端部に向かっ
て還流させるようにしたため、ノズル孔9aから噴射さ
れたエアーを原稿束Pの先端部の両側から延長部3a、
4aに衝突させた後、溝37に沿って原稿束Pの先端部に
還流させることができる。
【0031】さらに、溝37をサイドフェンス3、4の下
端から所定高さHまで延在させたため、ノズル孔9aか
ら噴射されたエアーを原稿束Pの先端部の両側から延長
部3a、4aに衝突させた後、溝37から上方に漏れるの
を防止することができる。以上の結果、最下位の原稿と
その原稿の上の原稿の間にエアーを効率良く噴射して原
稿束Pの分離性能を向上させることができる。
【0032】なお、本実施形態では、ADFに適用して
いるが、これに限らず、両面複写機等の中間トレイ上に
載置された用紙束を分離するものに適用しても良い。要
は、原稿や転写紙をエアーで分離する装置に適用できれ
ば如何なる態様の装置でも良いのである。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、サイドフ
ェンスの先端部によってエアー噴射手段から噴射された
エアーが用紙束の先端部の両側から漏れるのを防止する
ことができる。このため、最下位の用紙とその用紙の上
の用紙の間にエアーを効率良く噴射して用紙束の分離性
能を向上させることができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、エアー噴射
手段から噴射されたエアーを用紙束の先端部の両側から
サイドフェンスの先端部に衝突させた後、溝に沿って用
紙束の先端部に還流させることができる。この結果、最
下位の用紙とその用紙の上の用紙の間にエアーをより一
層効率良く噴射して用紙束の分離性能をより一層向上さ
せることができる。
【0035】請求項3記載の発明によれば、エアー噴射
手段から噴射されたエアーを用紙束の先端部の両側から
サイドフェンスの先端部に衝突させた後、溝から上方に
漏れるのを防止することができる。この結果、最下位の
用紙とその用紙の上の用紙の間にエアーをより一層効率
良く噴射して用紙束の分離性能をより一層向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアー分離給紙装置の一実施形態
を示す図であり、そのエアー分離給紙装置としてのAD
Fの概略構成図である。
【図2】一実施形態のADFの上面図である。
【図3】一実施形態のエアー噴射手段と吸引手段の概略
側面図である。
【図4】一実施形態のエアー噴射手段と吸引手段の斜視
図である。
【図5】一実施形態のサイドフェンスと原稿トレイ上に
載置された原稿束の位置関係を示す図ずある。
【図6】一実施形態のサイドフェンスの延長部の構成図
である。
【図7】一実施形態のサイドフェンスの延長部の断面図
である。
【図8】従来のサイドフェンスと原稿トレイ上に載置さ
れた原稿束の位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ADF(エアー分離給紙装置) 2 原稿トレイ(用紙載置台) 3、4 サイドフェンス 5 バックフェンス 6 エアー噴射手段 7 給紙ベルト 8 吸引手段 37 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の用紙からなる用紙束を載置する用紙
    載置台と、 該用紙載置台上に設けられるとともに用紙束の給紙方向
    に沿って延在し、用紙束の幅方向両端部の位置決めをす
    る一対のサイドフェンスと、 前記用紙載置台上に設けられ、用紙束の後端の位置決め
    を行なうバックフェンスと、 用紙束の給紙方向前端部にエアーを吹き付けて用紙束の
    最下位に位置する用紙とその上の用紙の間に空気層を形
    成することにより、最下位の用紙を分離させるエアー噴
    射手段と、 前記分離された最下位の用紙を吸引力によって給紙ベル
    トに吸着させながら給紙する吸引手段と、を有し、 前記用紙載置台上に載置される用紙束の先端位置が、少
    なくとも前記エアー噴射手段から噴射されるエアーの量
    が略最大となる位置に設定されるようにしたエアー分離
    給紙装置において、 前記一対のサイドフェンスの先端部を、前記用紙載置台
    に載置される用紙束の先端位置よりも用紙束の給紙方向
    前方に延長させたことを特徴とするエアー分離給紙装
    置。
  2. 【請求項2】前記延長した部分の内側の面に、用紙束の
    先端部に向かって傾斜する溝を少なくとも1つ以上設
    け、該溝に衝突したエアーを用紙束の先端部に向かって
    還流させることを特徴とする請求項1記載のエアー分離
    給紙装置。
  3. 【請求項3】前記延長した部分の内側の面に、サイドフ
    ェンスの下端から所定高さまで延在する少なくとも1つ
    以上の溝を形成したことを特徴とする請求項1記載のエ
    アー分離給紙装置。
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