JPH03216431A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機，ファクシミリ装置，プリンタなどに
使用され、積載された最下位の用紙から順次吸引して給
紙を行う給紙装置に関する。

〔従来の技術〕

第９図は従来のバキューム吸引型の給紙装置を示す正面
図、第１０図は第９図の平面図、第１１図は第９図の側
面図、第１２図は第１０図のイーイ線断面図であって、
１は多数の吸引孔１ａが形成されたエンドレスベルト、
２ａと２ｂは複数のエンドレスベルト１を並列に支持し
ている駆動ローラと従動ロ一ラ、３は駆動ローラ２ａと
従動ローラ２ｂとの間に設置されたバキュームタンク、
３ａはバキュームタンク３０表面に形成された吸引孔、
４はバキュームタンク３の内部に設けられた吸引用ファ
ン、５はエンドレスベルト１の上に積載された用紙、６
は用紙５を用紙積載範囲に保持するバックフェンス、７
はエンドレスベルト１の給紙方向の下流に設置されたフ
イードローラ対である。

第９図ないし第１２図において、積載された用祇５の中
で最下位の用祇５ａは、吸引用ファン４の回転により生
じる吸引力、すなわち、吸引孔１ａ．３ａを含むエンド
レスヘルト１と、エンドレスベルト１間のバキュームタ
ンク３の表面と、用祇５とで構成されるダクト部Ａでの
吸引作用によってエンドレスベルト１方向へ吸引され、
さらに駆動ローラ２ａの回転によりエンドレスベルト１
にてフイードローラ対７の方向へ給紙される。そして、
以下同様に積載された用祇５の最下位の用祇５ａから順
次給紙されることになる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来装置では、第１３図の重送状態の説明図のよう
に、積載された用祇５の積載状態が悪い場合、特に最下
位の用祇５ａにおいて給紙方向の先端が、その上位にあ
る用紙５ｂの先端より引っ込んでいる場合に用紙５ａ，
５ｂの重送が生じる。

すなわち用紙の重送は、上に乗っている用祇５の重量が
最下位の用Ｑ５ａに加わり、最下位の用紙５ａとその上
位の用紙５ｂとが分離されないことにより生じたり、ま
た用祇５に静電気が蓄積され、用紙の分離が良好に行わ
れない際に生じる。

また第１４図に示す吸引用ファン４による空気流の説明
図のように、用祇５の積載部分の前後方向からエンドレ
スベルト１間の隙間の空気通路Ｅを通り、矢印Ｂ．Ｃに
示すように空気が吸引用ファン４で吸引されて、ハキュ
ームタンク３内へ流れ込んでくる。しかし空気流の中で
用祇５の給紙方向（矢印Ｄ方向）側からの空気流Ｂは、
用紙５の給紙方向の先端部分を所定の用紙積載枚数範囲
Ｓからずらせてしまう作用を生じさせることがあり、こ
の用紙５の先端部分の位置ずれが重送の原因になってい
た。

上述した用祇５の重送は、コピー不良，コピーベージ狂
い，ページ不足などの原因となり問題である。

本発明の目的は、積載された用紙の重送を防止できる給
紙装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、複数のエンドレスベルトと、エンドレスベ
ルト間の隙間にバキューム用吸引孔を設けたバキューム
タンクとを備え、エンドレスベルト上に積載された最下
位の用紙から順次吸引して給紙を行う給紙装置において
、用紙積載範囲の給紙方向の先端部分における前記エン
ドレスベルト間の隙間の空気通路を遮断するように構成
することにより達成される。

〔作用〕

積載された用紙の給紙方向の先端部分が空気流により用
紙積載範囲からずれることがなくなり、また用紙が充分
に吸引されることになり、バキュームタンクとエンドレ
スベルトによる用紙の分離給紙が良好になされる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第３図は本発明の一実施例を適用した複写機の概略構成
を示す構成図であって、２０は自動原稿給紙装置（ＡＤ
Ｆ）　、２　１は複写機本体、２２はベルト状の感光体
、２３は露光部、２４は帯電部、２５はイレーサ、２６
は現像部、２７は転写・分離部、２８はクリーニング部
、２９は定着部、３０は複数の給祇トレイ、３１は両面
排紙ユニットであり、公知の複写動作を行うものである
。

第４図はＡＤＦ２０の詳細構成を示す構成図であって、
■はエンドレスベルト、３２はコンタクトガラス、３３
は搬送ベルト、３４は中間搬送ローラ、３５は給紙ロー
ラ、３６は原稿テーブル、３６ａはサイドガイド、３６
ｂはエンドプレート、３７は反転部、３８は両面分岐爪
、３９は手差し原稿搬送（ＳＡＤＦ）用の分岐爪、４０
は反転・入排紙ローラ、４１はＳＡＤＦ用の排祇ローラ
、４２は右ターンローラ、４３はレジストゲート爪であ
る。

第５図（ａ）〜（ｆ）は原稿搬送動作の説明図であって
、第５図（ａ）はＳＡＤＦモード時の搬送状態を示して
おり、原稿は、コピーする面を下にしてコンタクトガラ
ス３２の右側にセットされ、矢印方向に搬送ベルト３３
で搬送されて、コンタクトガラス３２上で公知の露光動
作を受け、排祇ローラ４１によって排出される。

第５図Ｔｂ）〜（Ｃ）はＡＤＦの片面原稿モード時の搬
送状態を示し、原稿は、コピーする面を下にして原稿テ
ーブル３６にセットされ、後に詳述するエンドレスベル
ト１の作用を受けながら給紙ローラ３５に達し、さらに
中間搬送ローラ３４．右ターンローラ４２によってコン
タクトガラス３２へ搬送され、コンタクトガラス３２の
上で停止して全面露光される〔第５図山》）〕。露光後
の原稿は、反転部３７へ送られ、スイッチバックがなさ
れて、コピーした面を下にした状態で原稿テーブル３６
へ戻る〔第５図《Ｃ》〕。

第５図（ｄ）〜（ｆ）はＡＤＦの両面原稿モード時の搬
送状態を示し、第５図（ｂ）と同様に原稿はセットされ
、露光を受けた後に反転部３７に搬送されるが〔第５図
（ｄ））、スイッチバック後、両面分岐爪３８により再
度コンタクトガラス３２の上へ搬送されて停止し、裏面
の露光を受けて反転部３７へ送られる〔第゛５図（ｅ）
〕。反転部３７へ送られた原稿は反転部３７を通り、そ
のまま原稿テーブル３６へ戻される〔第５図（ｆ）〕。

第６図は原稿テーブル３６部分の構成を示す斜視図、第
７図はブロワー機構を示す斜視図であって、３６ａはサ
イドガイド、３６ｂはエンドプレート、５０はＡＤＦ用
ブロワーモータ、５１は空気流通路、５２は仕切弁、５
３は仕切弁用ソレノイド、５４は原稿仕切板センサ、５
５は原稿有無センサ、５６はエアーナイフケーシングで
ある。

第６図，第７図において、この原稿給紙方法は、原稿先
端をエアーナイフによって分離し、エアー吸引によって
ベルト給紙するものであり、そのため、サイドガイド３
６ａによって原稿を中央に寄せ、エンドプレー｝３６ｂ
によって原稿先端を所定の位置にセットする必要がある
。サイドガイド３６ａのサイズ表示に従ってエンドプレ
ート３６ｂを合わせると、原稿先端は、原稿仕切板セン
サ５４の上に位置し、原稿有無センサ５５の原稿の検知
によってＡＤＦモードとなる。

第８図（ａ）は原稿先端の分離動作の説明図であり、エ
アーナイフケーシング５６には、６個の穴が穿設されて
おり、ＡＤＦ用ブロワーモータ５０によって原稿の中央
に向けて送風している。ＡＤＦモードが開始してから終
了するまで、ＡＤＦ用ブロワーモータ５０は、送風を続
け、原稿のさばき給紙時の重送を防止している。

第８図（ｂ）は給紙動作の説明図であり、前記ＡＤＦ用
プロワーモータ５０による原稿のさばきが完了すると、
仕切弁用ソレノイド５３が作動して仕切弁５２で空気流
通路５１の切換えが行われ、エンドレスベルト１の表面
に最下位原稿が吸着される。次にエンドレスベルトエが
回転して給紙ローラ３５まで原稿を搬送する。

前記ＡＤＦ用ブロワーモータ５０は、第７図に示すよう
に、上述したエアーナイフの分離・エアー吸引による給
紙を１個のプロヮーモー夕に２枚の薄型シロツコファン
を設けることで行っており、プロワーモータには、摩耗
・騒音および電気ノイズの少ないブラシレスのＤＣサー
ボモータを使用し、高寿命・高信顛性を確保している。

また仕切弁用ソレノイド５３は、上述したように原稿吸
引時に作動し、仕切弁用ソレノイド５３がＯＦＦの時は
、第７図の破線で示す位置に仕切弁５２があり、仕切弁
５２がら空気を吸引するため原稿は吸引されない。なお
、リピート枚数が９枚以上になると、自動的に仕切弁用
ソレノイド５３はＯＦＦＬ、リピート中の最後６枚目以
降から再びＯＮすることで、給紙待機中の原稿しわ発生
を防止している。

第１図は本発明の一実施例の要部平面図、第２図は第１
図の実施例の正面断面図であり、第９図〜第１３図で説
明した部材と対応する部材には同一符号を付した。

第１図．第２図において、用祇５の積載範囲Ｓの給紙方
向（矢印Ｄ方向）の先端部分では、バキュームタンク３
の表面（用紙５の積載側）のエンドレスベルト１間の隙
間１０に、エンドレスヘルト１の上面から突出せずに空
気通路Ｅを閉鎖できる程度の高さの突出部１ｌを形成し
、給紙方向Ｄ側から空気が吸引されてバキュームタンク
３へ導入されないように、空気通路Ｅの遮断を図ってい
る。

従って、複数のエンドレスベルト１上の積載範囲Ｓに積
載された用紙５は、最下位の用祇５ａが突出部１１上方
に位置し、吸引用ファン４の回転が始まると空気流は給
紙方向Ｄとは逆方向からの流れＣのみになる。このため
積載された用紙５は、用紙積載範囲Ｓにおいて先端が整
った状態で吸引用ファン４による吸引作用が充分に加わ
ることになり、駆動ローラ２ａの回転によりエンドレス
ベルト１で給紙方向Ｄへ最下位の用紙５ａから順次給紙
されることになる。

上述のように用紙吸引用の空気通路Ｅが用祇５の積載範
囲Ｓ内のみ支持するようにするために突出部１１をエン
ドレスベルト１間の隙間１０に障害壁として形成したが
、前記突出部１１はバキュームタンク３の一部を絞り加
工により形成したり、あるいはエンドレスベルト１の間
にブロック体を接着させることで形成できる。

前記突出部１１はエンドレスベルトｌによる給紙動作の
障害にならず、しかもエンドレスベルト１間の空気通路
（エアーダクト）Ｅを遮断できる高さにする。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、用紙積載範囲の
給紙方向の先端部分において空気通路を遮断することに
より、空気流により用紙の先端部分がずれることがなく
なり、また用紙が充分に吸引されて給紙されることにな
り、積載された用紙の給紙に際して重送を防止できる給
紙装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による給紙装置の一実施例の要部平面図
、第２図は第１図の実施例の正面断面図、第３図は複写
機の概略構成を示す構成図、第４図はＡＤＦの詳細構成
を示す構成図、第５図は原稿搬送動作の説明図、第６図
は原稿テーブル部分の構成を示す斜視図、第７図はブロ
ワー機構を示す斜視図、第８図は分離・給紙動作の説明
図、第９図は従来の給紙装置の正面図、第１０図は第９
図の平面図、第１１図は第９図の側面図、第１２図は第
１０図のイーイ線断面図、第１３図は重送状態を示す説
明図、第１４図は従来の吸引用ファンによる空気流を示
す説明図である。 １・・・エンドレスベルト、ｌａ，３ａ・・・吸引孔、
３・・・バキュームタンク、４・・・吸引用ファン、５
・・・用紙、１０・・・エンドレスベルト間の間隙、１
１・゜・突出部、Ｄ・・・給紙方向、Ｅ・・・空気通路
、Ｓ・・・積載範囲。 第 ！ 図 第２図 第３図 第４図 ２ク ４／　　４Ｃ）　　ｊ９　　３８　　ｊ：）　　ｊ４　
　ｊＺｊｊ ＋５４ 今一 第６図 第７図 第８図 ｌσノ ｒｂノ 第１／図 第９図 第１０図 ノ 第ｌ２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のエンドレスベルトと、エンドレスベルト間の隙間
   にバキューム用吸引孔を設けたバキュームタンクとを備
   え、エンドレスベルト上に積載された最下位の用紙から
   順次吸引して給紙を行う給紙装置において、用紙積載範
   囲の給紙方向の先端部分における前記エンドレスベルト
   間の隙間の空気通路を遮断する手段を設けたことを特徴
   とする給紙装置。