JP2634634B2 - 循環原稿送り装置 - Google Patents
循環原稿送り装置Info
- Publication number
- JP2634634B2 JP2634634B2 JP63146872A JP14687288A JP2634634B2 JP 2634634 B2 JP2634634 B2 JP 2634634B2 JP 63146872 A JP63146872 A JP 63146872A JP 14687288 A JP14687288 A JP 14687288A JP 2634634 B2 JP2634634 B2 JP 2634634B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、原稿載置部に載置された原稿を、該原稿の
下側から順番に、吸着力を作用させた給送部材により吸
着しつつ給送し、原稿処理部で処理された後再び前記原
稿載置部へ排出させる循環原稿送り装置に関する。
下側から順番に、吸着力を作用させた給送部材により吸
着しつつ給送し、原稿処理部で処理された後再び前記原
稿載置部へ排出させる循環原稿送り装置に関する。
従来の技術 例えば、複写機等に使用する循環原稿送り装置には、
原稿トレイ下部室の空気を吸引し負圧にして、上部に載
置された原稿を給紙ベルトで吸着し給送する形式のもの
がある。この場合、原稿トレイ下部室には原稿を給送す
る前から所定のタイミングで負圧がかけられている。一
方、原稿枚数が少ない場合には、原稿が全て載置内へ給
送され、原稿トレイ上に原稿がない状態において、複写
等の処理済の原稿が原稿トレイ上に排出されてくること
になる。このような場合には、排出された原稿が第５図
に示す如く、排出の途中で原稿トレイ下部室の負圧によ
り給紙ベルト上に吸着され、原稿のスタック性が悪くな
ったり、又、原稿の排紙ジャムが発生する。
原稿トレイ下部室の空気を吸引し負圧にして、上部に載
置された原稿を給紙ベルトで吸着し給送する形式のもの
がある。この場合、原稿トレイ下部室には原稿を給送す
る前から所定のタイミングで負圧がかけられている。一
方、原稿枚数が少ない場合には、原稿が全て載置内へ給
送され、原稿トレイ上に原稿がない状態において、複写
等の処理済の原稿が原稿トレイ上に排出されてくること
になる。このような場合には、排出された原稿が第５図
に示す如く、排出の途中で原稿トレイ下部室の負圧によ
り給紙ベルト上に吸着され、原稿のスタック性が悪くな
ったり、又、原稿の排紙ジャムが発生する。
発明が解決しようとする課題 本発明は従来技術に於ける上記問題を解決し、原稿排
紙時の原稿のスタック性が改善され排紙ジャムの発生し
ない良好な循環原稿送り装置を提供することを目的とす
る。
紙時の原稿のスタック性が改善され排紙ジャムの発生し
ない良好な循環原稿送り装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するために、原稿載置部に
載置された原稿を、該原稿の下側から順番に、吸着力を
作用させた給送部材により吸着しつつ給送し、原稿処理
部で処理された後再び前記原稿載置部へ排出させる循環
原稿送り装置において、前記原稿を排出させる時には前
記給送部材に吸着力を作用させないことを特徴とする。
載置された原稿を、該原稿の下側から順番に、吸着力を
作用させた給送部材により吸着しつつ給送し、原稿処理
部で処理された後再び前記原稿載置部へ排出させる循環
原稿送り装置において、前記原稿を排出させる時には前
記給送部材に吸着力を作用させないことを特徴とする。
作 用 原稿が処理された後に元の原稿載置部に排出される時
に、給送部材に吸着力を作用させないことにすれば、原
稿載置台上に原稿がない場合であっても、排出された原
稿が元のスタック位置に行くまでに給送部材に吸着され
ることがない。この結果、スタック性が悪くなったり、
原稿の排紙ジャムが発生することがなくなる。
に、給送部材に吸着力を作用させないことにすれば、原
稿載置台上に原稿がない場合であっても、排出された原
稿が元のスタック位置に行くまでに給送部材に吸着され
ることがない。この結果、スタック性が悪くなったり、
原稿の排紙ジャムが発生することがなくなる。
実 施 例 第１図は本発明を適用することが出来る循環原稿送り
装置の一例を示す縦断面図であり、第２図は同装置にお
いて原稿が載置され分離、吸着される状態を示す図であ
る。
装置の一例を示す縦断面図であり、第２図は同装置にお
いて原稿が載置され分離、吸着される状態を示す図であ
る。
原稿トレイ１上に積み重ねられた原稿２は、給紙ベル
ト３により下側から給紙され、中間搬送路４を通り、複
写機のコンタクトガラス101面上の所定位置まで送り込
まれ、複写機100の図示しない光学系により所定回数露
光される。
ト３により下側から給紙され、中間搬送路４を通り、複
写機のコンタクトガラス101面上の所定位置まで送り込
まれ、複写機100の図示しない光学系により所定回数露
光される。
露光後の原稿は分岐爪５によってコンタクトガラス10
1面上から分離され、搬送路６に送り込まれ、更にガイ
ド空間７内に送り込まれる。そして、この原稿の後端が
センサー８部を通過すると、これまでの搬送駆動源が逆
転を開始し、原稿はこれまで後端であった方が先端とな
り搬送路９内に送り込まれ、排紙口10から排出され給紙
トレイ１上に再び積み重ねられる。このような搬送経路
を通ることにより、露光後の原稿は露光前と同一の方向
に給紙トレイ１上に再セットされる。
1面上から分離され、搬送路６に送り込まれ、更にガイ
ド空間７内に送り込まれる。そして、この原稿の後端が
センサー８部を通過すると、これまでの搬送駆動源が逆
転を開始し、原稿はこれまで後端であった方が先端とな
り搬送路９内に送り込まれ、排紙口10から排出され給紙
トレイ１上に再び積み重ねられる。このような搬送経路
を通ることにより、露光後の原稿は露光前と同一の方向
に給紙トレイ１上に再セットされる。
尚、露光前の原稿と露光後の原稿とは、選択的に進退
自在に設けられた仕切片12によって仕切られる。これに
より全原稿の一回の露光が完了したことを知ることが出
来る。
自在に設けられた仕切片12によって仕切られる。これに
より全原稿の一回の露光が完了したことを知ることが出
来る。
このような動作を所定回数繰り返すことにより、一部
づつ仕分けられたコピーを所定枚数作成することが出来
る。
づつ仕分けられたコピーを所定枚数作成することが出来
る。
原稿の表と裏の両面に情報が記載されているいわゆる
両面原稿の場合の動作は次のようになる。
両面原稿の場合の動作は次のようになる。
給紙トレイ１にセットされた原稿は、給紙された中間
搬送路４を通りコンタクトガラス101上にセットされ、
所定の露光終了後搬送路６を経てガイド空間７に送り込
まれる。この後原稿後端がセンサー８部を通過すると搬
送駆動源が逆転し、原稿はこれまでの後端を先として逆
送される。ここまでは片面原稿の場合と同じであるが、
両面複写の場合には、これから原稿は原稿分離爪11の作
用により再び中間搬送路４に送られ、続いてコンタクト
ガラス101上にセットされ裏面側が露光される。そして
所定の露光を完了すると、原稿は分離爪５により分離さ
れ搬送路６からガイド空間７を経て原稿トレイ１上へ排
出される。このような動作を全ての原稿に対して行うこ
とにより、所定の両面コピーが完了する。
搬送路４を通りコンタクトガラス101上にセットされ、
所定の露光終了後搬送路６を経てガイド空間７に送り込
まれる。この後原稿後端がセンサー８部を通過すると搬
送駆動源が逆転し、原稿はこれまでの後端を先として逆
送される。ここまでは片面原稿の場合と同じであるが、
両面複写の場合には、これから原稿は原稿分離爪11の作
用により再び中間搬送路４に送られ、続いてコンタクト
ガラス101上にセットされ裏面側が露光される。そして
所定の露光を完了すると、原稿は分離爪５により分離さ
れ搬送路６からガイド空間７を経て原稿トレイ１上へ排
出される。このような動作を全ての原稿に対して行うこ
とにより、所定の両面コピーが完了する。
次に、載置された原稿を下側から一枚づつ分離して給
紙する方法としては、本実施例では第２図に示す如く、
矢印Ａ方向から積載原稿にエアーを吹きつけて原稿を分
離し、最下部の原稿を矢印Ｂ方向に吸引し、給紙ベルト
３に原稿を吸着させて給送する方法としている。
紙する方法としては、本実施例では第２図に示す如く、
矢印Ａ方向から積載原稿にエアーを吹きつけて原稿を分
離し、最下部の原稿を矢印Ｂ方向に吸引し、給紙ベルト
３に原稿を吸着させて給送する方法としている。
第３図はこのような作用を与えるファンモータ50の平
面図であり、第４図はその側面図である。
面図であり、第４図はその側面図である。
ファンモータ50が複写機からの信号によりオンになる
とファンの吹き出し用羽根51、吸引用羽根52が回転し、
吹出口53からエアーが吹き出され、吸引口54はエアーを
好い込む。
とファンの吹き出し用羽根51、吸引用羽根52が回転し、
吹出口53からエアーが吹き出され、吸引口54はエアーを
好い込む。
吹出口53は第２図に示す吹き出しダクト13の奥側に取
り付けられていて、ファンモータ50が回転すると吹き出
しダクト13内にエアーが吹き込まれて、ダクト13内の図
示しないエアー偏向部材により原稿２の方向（矢印Ａ方
向）にエアーが吹き出される。このエアーにより、前述
の如く載置された原稿２が捌かれることになる。
り付けられていて、ファンモータ50が回転すると吹き出
しダクト13内にエアーが吹き込まれて、ダクト13内の図
示しないエアー偏向部材により原稿２の方向（矢印Ａ方
向）にエアーが吹き出される。このエアーにより、前述
の如く載置された原稿２が捌かれることになる。
一方、吸引口54は第２図の吸引ダクト14の奥側に取り
付けられていて、ファンモータ50が回転すると吸引ダク
ト14を介して矢印Ｂ方向にエアーを吸い込み、吹き出し
エアーにより捌かれた原稿のうち最下部の原稿が給紙ベ
ルト３に吸着される。
付けられていて、ファンモータ50が回転すると吸引ダク
ト14を介して矢印Ｂ方向にエアーを吸い込み、吹き出し
エアーにより捌かれた原稿のうち最下部の原稿が給紙ベ
ルト３に吸着される。
吸引口54には仕切り羽根55が設けられていて、吸引ソ
レノイド56のオン／オフにより第３図に示す破線位置と
二点鎖線の位置に切り換えられ、エアーの吸引が制御さ
れる。つまり、ソレノイド56がオンになると仕切り羽根
55は二点鎖線の位置になり、ダクト14内のエアーは吸引
されず、ソレノイド56がオフになると仕切り羽根55が破
線位置になり、ダクト14内のエアーが吸引される。
レノイド56のオン／オフにより第３図に示す破線位置と
二点鎖線の位置に切り換えられ、エアーの吸引が制御さ
れる。つまり、ソレノイド56がオンになると仕切り羽根
55は二点鎖線の位置になり、ダクト14内のエアーは吸引
されず、ソレノイド56がオフになると仕切り羽根55が破
線位置になり、ダクト14内のエアーが吸引される。
エアーの吸引は複写機のコピー動作シーケンスにより
定められる原稿の給送タイミングに合わせて所定のタイ
ミングで行われるが、原稿枚数が少ない場合において、
原稿が排紙されたときにエアーの吸引が行われると、第
５図に示すように排紙ジャムを起こすことになる。そこ
で、原稿の排出時に、例えば第１図に示すセンサー15が
排出原稿を検知した後排出完了まではソレノイド56をオ
ンにし、エアーを吸引させないようにすることにより、
これを防止することができる。
定められる原稿の給送タイミングに合わせて所定のタイ
ミングで行われるが、原稿枚数が少ない場合において、
原稿が排紙されたときにエアーの吸引が行われると、第
５図に示すように排紙ジャムを起こすことになる。そこ
で、原稿の排出時に、例えば第１図に示すセンサー15が
排出原稿を検知した後排出完了まではソレノイド56をオ
ンにし、エアーを吸引させないようにすることにより、
これを防止することができる。
又、載置された原稿の給送が完了し、第１図に示す仕
切り片12と図示しないセンサーで原稿の区切りを検出す
ると、通常次のコピー作業が出来るように、第２図に示
す矢印Ａ方向にエアーを吹き出し矢印Ｂ方向にエアーを
吸引させ待機状態に入るが、原稿枚数が少なくてこの時
トレイ１上に原稿がない場合には、前述の如く、排出さ
れた原稿を吸引し第５図に示すようにスタック性が悪化
し原稿の排紙ジャムを起こすことになる。そこで本実施
例では、原稿排出時に原稿トレ１上に原稿がない時に
は、矢印Ａ方向にはエアーを吹き出し原稿を捌くが、矢
印Ｂ方向へのエアーの吸引を停止させている。
切り片12と図示しないセンサーで原稿の区切りを検出す
ると、通常次のコピー作業が出来るように、第２図に示
す矢印Ａ方向にエアーを吹き出し矢印Ｂ方向にエアーを
吸引させ待機状態に入るが、原稿枚数が少なくてこの時
トレイ１上に原稿がない場合には、前述の如く、排出さ
れた原稿を吸引し第５図に示すようにスタック性が悪化
し原稿の排紙ジャムを起こすことになる。そこで本実施
例では、原稿排出時に原稿トレ１上に原稿がない時に
は、矢印Ａ方向にはエアーを吹き出し原稿を捌くが、矢
印Ｂ方向へのエアーの吸引を停止させている。
効 果 以上の如く本発明によれば、原稿排出時に吸着動作を
させないことにより、原稿のスタック性が良くなるた
め、次の原稿給紙を良好に行うことができ、又、原稿の
排紙ジャムを防止することが出来る。
させないことにより、原稿のスタック性が良くなるた
め、次の原稿給紙を良好に行うことができ、又、原稿の
排紙ジャムを防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】 第１図及び第２図は実施例の循環原稿送り装置の縦断面
図、第３図はそのファンモータの平面図、第４図はその
側面図、第５図は従来の装置において排出された原稿が
途中で吸引された状態を示す図である。 １……原稿トレイ（原稿載置部） ２……原稿 ３……給紙ベルト（給送部材） 14……ダクト 50……ファンモータ 100……コンタクトガラス（原稿処理部）
図、第３図はそのファンモータの平面図、第４図はその
側面図、第５図は従来の装置において排出された原稿が
途中で吸引された状態を示す図である。 １……原稿トレイ（原稿載置部） ２……原稿 ３……給紙ベルト（給送部材） 14……ダクト 50……ファンモータ 100……コンタクトガラス（原稿処理部）
Claims (1)
- 【請求項１】原稿載置部に載置された原稿を、該原稿の
下側から順番に、吸着力を作用させた給送部材により吸
着しつつ給送し、原稿処理部で処理された後再び前記原
稿載置部へ排出させる循環原稿送り装置において、 前記原稿を排出させる時には前記給送部材に吸着力を作
用させないことを特徴とする循環原稿送り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63146872A JP2634634B2 (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | 循環原稿送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63146872A JP2634634B2 (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | 循環原稿送り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH028159A JPH028159A (ja) | 1990-01-11 |
| JP2634634B2 true JP2634634B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=15417475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63146872A Expired - Fee Related JP2634634B2 (ja) | 1988-06-16 | 1988-06-16 | 循環原稿送り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2634634B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2899170B2 (ja) * | 1992-06-19 | 1999-06-02 | シャープ株式会社 | 循環式シート体送給装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5751633A (en) * | 1980-08-04 | 1982-03-26 | Xerox Corp | Feeder for sheet |
-
1988
- 1988-06-16 JP JP63146872A patent/JP2634634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5751633A (en) * | 1980-08-04 | 1982-03-26 | Xerox Corp | Feeder for sheet |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH028159A (ja) | 1990-01-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |