JP2899170B2 - 循環式シート体送給装置 - Google Patents

循環式シート体送給装置

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JP2899170B2
JP2899170B2 JP4161079A JP16107992A JP2899170B2 JP 2899170 B2 JP2899170 B2 JP 2899170B2 JP 4161079 A JP4161079 A JP 4161079A JP 16107992 A JP16107992 A JP 16107992A JP 2899170 B2 JP2899170 B2 JP 2899170B2
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敏朗 栗下
俊也 御喜田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば複写機の循環
式原稿供給装置などに好適に実施され、積み重ねられた
原稿などのシート体をその最上位のものから順に読取位
置などの処理位置に供給した後、戻し搬送して再びシー
ト体収納部に収納するために用いられる循環式シート体
送給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシート体送給装置としては、特
開平3−205273号(特願平1−342502号)
公報によって公知の装置であり、静電式複写機において
は、1組複数枚の積み重ねられた原稿などのシート体に
対応する複数部の複写を取るためには、原稿収納部から
処理位置としての読取位置を経由して再び原稿収納部に
帰る循環経路を形成し、原稿の供給は原稿収納部に積み
重ねられた原稿の最上部に位置するものから行って、原
稿収納部への再収納は積み重ねられた原稿の最下部側へ
順次行われる。
【0003】原稿の供給動作を実現する構成としては、
エアー圧利用による吸着が可能な搬送ベルトによって最
上位の1枚の原稿を吸付けながら給送する装置が一般的
であり、原稿の複数枚を同時に給送する重送事故を防止
するために積み重ねられた原稿の上層前端部にエアーを
吹付けて原稿を浮上させると同時に端部のさばきを行わ
せるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような原稿送給装
置では、エアー圧を利用する給紙部においてジョブ効率
を高く維持すること、複写枚数の増大に対応し得ること
などの観点から、給紙を行っている間は、常時エアー吸
引を続けておかなければならなかった。すなわち、原稿
の1枚毎にエアー吸引のための給紙弁をオン−オフさせ
たとすると、給紙速度が遅くなることや、十分な給紙力
が得られなくて搬送ベルトとの間でスリップが生じるな
どの不都合があるからに他ならない。
【0005】したがって、給紙弁を給送期間中、常時開
弁させてエアー吸引を行っているために、少数枚数原稿
時では原稿収納部内に原稿がなくなって1枚の戻し原稿
だけが存在する状態となると、この戻し原稿がヱアー吸
引によって浮上がり、原稿の踊りなどが発生しやすく、
その結果、再給紙時にスリップや、紙詰まり生じる原因
となることが多く、円滑な複写運転が行われ難い問題が
ある。
【0006】本発明の目的は、シート体収納部に収納さ
れているシート体が少数枚であるときに、エアー圧によ
るシート体の浮上、踊りの各現象が起生しないようにし
て、再給送の際にシート体を安定させることができて円
滑なシート体給送が実現される循環式シート体送給装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エアー吸引作
用によってシート体を吸着しながら搬送する搬送ベルト
が、シート体収納部の前部上方に設けられ、前記シート
体収納部に積み重ねられたシート体の最上位のものから
順に1枚ずつ供給端から前記搬送ベルトによって搬送し
処理位置に供給した後、下戻し部を経て、前記供給端側
から、前記シート体収納部に収納されるシート体の最下
部に、返送する循環式シート搬送装置において、前記
シート体収納部に設けられ、該シート体収納部のシート
体の有無及び、シート体全体の一循環の供給が終了した
ことを検出する第1シート体検出手段と、前記下戻し部
に設けられ、該下戻し部を通って返送されるシート体を
検出する第2シート体検出手段と、前記第1および第2
シート検出手段の出力に応答する第1タイマであっ
て、前記第2シート体検出手段によって返送されるシー
ト体が検出され、かつ前記第1シート体検出手段によっ
て前記シート体収納部におけるシート体が無いことを検
出した時点から、第1の時間T1を計時動作し、前記第
1の時間T1は、シート体の先端が、前記第2シート体
検出手段から前記搬送ベルトの直下位置に搬送されるま
でに要する時間に設定される第1タイマと、前記第1の
時間T1が経過してから第2の時間T2を計時動作し、
前記第2の時間T2は、返送されるシート体の先端が前
記搬送ベルトの直下から前記シート体収納部のセット位
置に戻されるまでの時間に設定される第2タイマと、前
記第1シート体検出手段が前記シート体収納部にシート
体が無いこと及び、シート体全体の一循環の供給が終了
したことを検出した後、前記第2シート体検出手段がシ
ート体を検出すると、前記第1および第2タイマの出力
に応答し、前記第1の時間T1が経過した後から前記第
2の時間T2が経過するまでの間、前記搬送ベルトのエ
アー吸引作用を停止させ、前記第2の時間2経過後に
エアー吸引を再開させる吸着制御手段とを含むことを特
徴とする。
【0008】
【作用】本発明に従えば、シート体収納部に収納される
シート体が少数枚である場合に、循環給送装置において
シート体収納部内には戻されたシート体のみが存在する
状態が生じると、したがってシート体収納部に、循環す
べきシート体が無くなりシート体全体の一循環の供給が
終了した状態が生じると、第1シート体検出手段48
が、搬送すべきシート体の無いこと及びシート体全体の
一循環の供給が終了したことを検出して信号を出力す
る。第2シート体検出手段9は、処理位置を経て下戻し
部を通って返送されるシート体を検出する。第1タイマ
は、この下戻し部を通るシート体を、第2シート体検出
手段9によって検出したという条件と、第1シート体検
出手段48によってシート体収納部における循環すべき
シート体が無くなったという条件との合計2つの条件が
成立して論理積の出力が得られることによって、第1の
時間T1を計時動作する。こうして返送されるシート体
が搬送ベルトの直下位置に搬送されると、吸着制御手段
によって搬送ベルトのエアー吸引作用が停止される。こ
の第1の時間T1が経過した後から、第2タイマの計時
動作が開始される。返送されるシート体の先端が、搬送
ベルトの直下からシート体収納部のセット位置に戻され
るまでの第2の時間T2が第2タイマによって計時動作
されて経過すると、吸着制御手段は、再び搬送ベルトの
エアー吸引作用を行わせる。これによって次の1循環の
ためのシート体の供給の準備状態になる。
【0009】これによって、シート体収納部に戻されて
いるシート体はエアー吸引作用を受けることがなくて、
シート体収納部内に安定して置かれることになり、浮上
や踊り現象がなくなって、次の再給送が安定して行われ
る。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例である複写機用循環
式送給装置の簡略化した側断面図であり、図2は図1に
おける給紙部周辺の拡大図である。図1に示される原稿
送給装置は、複写機の本体上部に設けられる。上記原稿
送給装置は、上取りエアー給紙部1、搬送部2、第1読
取位置である第1露光部3、スイッチバック部4、第2
読取位置である第2露光部5、下戻し部6、シート体収
納部を構成する給紙ホッパー部7、ホッパー内に設けら
れるサイクルカウント部8を備える。
【0011】図1を参照して、同一寸法、複数枚のたと
えば頁数順に揃えられた原稿Dは、給紙ホッパー部7内
の載置部材14上に、たとえばその第1頁目の原稿面が
下方側を向くようにフェイスダウンで載置される。載置
部材14に積載された原稿Dは、その供給端側に配設さ
れる排気用ダクト15からの送風によって端部面がさば
かれた状態で、上方側に配設されると上取りエアー給紙
部1によって、最上部に位置する原稿から順に1枚ずつ
取り出され、給紙ローラ16によって搬送部2に給紙さ
れる。
【0012】上取りエアー給紙部1は、ローラ18,1
9に巻き掛けられる無端状の搬送ベルト11と、このベ
ルト11の送り側となる下側に展延する部分と戻り側と
なる上側に展延する部分との間に介在させ、原稿Dに向
けて開口するエアー吸収ダクト10とを含んで構成され
る。搬送ベルト11には複数の吸収孔が分散して形成さ
れ、エアー吸収ダクト10には図示しない真空吸引装置
が接続される。これによって、1枚の原稿Diを搬送ベ
ルト11の外周面に吸着した状態で、ローラ18,19
による回転駆動に伴って搬送経路17に給紙する。
【0013】エアー吸収ダクト10内には、空気を流通
させ、遮断させるために開閉動作し得るバルブシャッタ
12が介設され、ソレノイド13によって開閉駆動され
る。
【0014】排気用ダクト15は、たとえば誘引ファン
などに接続され、給紙時に送風を原稿Dの給紙方向下流
側端部面に吹付けてさばかせ、重送を防止する機能を有
する。
【0015】搬送部2は、一対の案内部材17と搬送方
向に沿って設けられる各一対のローラ20,21によっ
て形成され、給紙された原稿Diを第1露光部3におけ
る露光用搬送ローラ22と第1透明板23との間へ搬送
する。ここで、第1透明板23に対して上流側の搬送経
路には、一対の第1レジストローラ24が設けられる。
この第1レジストローラ24に関して、搬送方向前後に
は、搬送経路に臨んでそれぞれ一対の発光素子および受
光素子からなる光学的検出器25,26が配置される。
【0016】ローラ21には、図示しないモータからの
回転動力が、図示しない歯車列によって、ローラ21の
回転軸に接続されるクラッチを介して伝達される。前記
モータの回転動力はまた、図示しない別の歯車列によっ
て、第1レジストローラ24の回転軸に接続されるクラ
ッチを介して前記ローラ24に伝達される。
【0017】ローラ21によって搬送される原稿Diの
搬送方向先端部が前記検出器25によって検出される
と、ローラ21に設けられるクラッチが遮断されて原稿
Diの搬送が一時的に停止する。図示しない複写機本体
側において、複写紙が感光ドラムの転写域に搬送可能な
状態が達成されると、前述した2つのクラッチは連結状
態とされ、これによって原稿Diは露光用搬送ローラ2
2と第1透明板23との間へ搬送される。このとき、原
稿Diの搬送方向先端部が前記検出器26によって検出
され、このタイミングに従って複写紙の前記転写域への
搬送動作が制御される。
【0018】原稿Diは露光用搬送ローラ22によって
第1透明板23に押し付けられ、搬送されることによっ
て、その一方表面の原稿像が第1露光部3に提示され
る。次に原稿Diは、スイッチバック部4によってその
搬送方向が反転された後、第2レジストローラ27によ
って第2露光部5における露光用搬送ローラ28と第2
透明板29との間へ搬送される。
【0019】スイッチバック部4において、第1露光部
3からの原稿Diは、一対の案内部材と搬送方向に沿っ
て設けられる各一対のローラ31,32によって形成さ
れる搬送経路30から、切換爪33を介して搬送経路3
4に導入される。
【0020】搬送経路34には、正逆回転可能な一対の
反転用ローラ35が設けられる。搬送経路34に搬送さ
れた原稿Diは、この反転用ローラ35の回転方向の反
転および切換爪33にの切換え揺動によって搬送経路3
6に導入され、ローラ37によって第2レジストローラ
27へ搬送される。
【0021】ローラ37および第2レジストローラ27
には、図示しないがクラッチがそれぞれ設けられ、ま
た、第2レジストローラ27に関して、搬送方向前後に
は、搬送経路36に臨んで一対の光学的検出器38,3
9が配置される。それ等検出器38,39の出力に基づ
いてローラ37,27の前記クラッチの動作が制御され
る。
【0022】ここで露光用搬送ローラ22には、前記モ
ータの回転動力が、図示しない歯車列を介して与えら
れ、また、無端状ベルトによって連結されるローラ3
1,32へも別の歯車列を介して前記モータの回転動力
が与えられる。ローラ31へ与えられる回転動力はま
た、無端状のベルトなどによって連結される第2レジス
トローラ27および露光用搬送ローラ28へ伝達され
る。さらに、このモータは図示しないアイドル歯車など
を介してローラ37へ回転動力を伝達する。
【0023】以上述べた構成によって回転駆動されるロ
ーラ31,32,37および第2レジストローラ27に
よって、原稿Diは第2露光部5へ搬送され、露光用搬
送ローラ28によって第2透明板29に押付けられ搬送
される。第2露光部5を搬送される原稿Diは、予めス
イッチバック部4においてその搬送方向が反転されてい
るので、その他方表面の原稿像を第2露光部5に提示す
る。
【0024】このように両表面の原稿像の提示が終了し
た原稿Diは、下戻し部6における一対の案内部材と搬
送方向に沿って設けられる各一対のローラ40,41と
によって、下戻し部6を案内させて載置部材14へ搬送
される。載置部材14の下方側には、搬送方向に沿って
半月ローラ42,43が設けられ、これら半月ローラ4
2,43はたとえばステッピングモータからの回転動力
が与えられる。
【0025】搬送される原稿Diは半月ローラ42,4
3が図1に示される動作状態のときに、載置部材14上
に収納された原稿Dの最下部に収納されて戻される。
【0026】下戻し部6のローラ41に対し上流側の位
置には、光学的検出器で実現される第2シート体検出手
段である検出器9が設けられる。この検出器9は、原稿
Diが到来することによって信号を出力し、この出力に
従って半月ローラ42,43の駆動が制御される。一
方、載置部材14における原稿の収納方向下流側には、
積載された原稿Dの供給動作の1循環を検出するための
1循環検出装置44を備えたサイクルカウント部8が設
けられる。1循環検出装置44は、一対の押え部材4
5,46と、下押え部材46を回転駆動するためのモー
タ47と、下押え部材46の回転角変位を検出する検出
器48で実現される第1シート体検出手段とを備える。
下押え部材46は、載置部材14上に原稿Dが収納され
た状態で、モータ47からの回動動力によって、原稿D
の下方側から図1,2上で反時計回転方向に回転して当
接し、さらにばね力によって原稿Dを僅かに上方へ付勢
する。上押え部材45は、下押え部材46によって上方
へ付勢される原稿Dの給紙方向上流側端部に上方側から
当接する。
【0027】このようにして、載置部材14上の原稿D
は、一対の押え部材45,46によって上下から挟持さ
れ、かつその給紙方向上流側端部は積層方向上方へ付勢
される。検出器48は、下押え部材46の角変位を検出
し、これによって原稿Dの供給および再収納に関する1
循環を検出する。すなわち、未給紙の原稿と再収納され
た原稿とを区分して原稿供給の1循環を検出し、また、
原稿Dの積載の有無をも検出する。この原稿Dの有無
は、挟んでいる下押え部材46が、原稿がなくなること
によって反時計回転方向に大きく回転する動作をするの
で、そのときの回転角の大きさから、1循環のためにさ
らに供給すべき原稿Dが1枚も存在しておらず、載置部
材14上に次に供給すべき原稿が残っていないことを検
出することが可能である。
【0028】原稿Dが給紙ホッパー部7にフェイスダウ
ンで複数枚積載されてセットされると、複写機本体側の
信号によって給紙動作を始め、まず、排気用ダクト15
によってエアー吹付けが、エアー吸引ダクト10によっ
てエアー吸引が行われ、原稿D最上位のシートを浮か
せ、搬送ベルト11により搬送部2に送り出させる。搬
送部2では、本体側の信号に同期して第1レジストロー
ラ24等により原稿Di先端位置を本体側の複写用紙と
合わせ第1露光部3で複写動作に入る。複写モードによ
って第1露光部3、第2露光部5を使い別ける。
【0029】露光後、原稿Diは下戻し部6によって給
紙ホッパー部7内の原稿Dの最下部に戻す。また、サイ
クルカウント部8では、セットされた原稿を上押え部材
45と下押え部材46とで前述のように挟み込む。
【0030】図3は、図1に示される原稿送給装置の電
気制御回路の動作を説明するためのフローチャートであ
る。図3において、ステップa1で給紙開始指令が出力
されることによって、ソレノイド13の消磁に伴いバル
ブシャッタ12を開かせてエアー吸引ダクト10でのエ
アー吸引作用が開始される。このエアー吸引によって給
紙ホッパー部7に収容された原稿Dが順次搬送されてい
く。サイクルカウント部8で、検出器48によって1循
環(すなわち1サイクルカウント)すべき原稿Dの全て
の供給が終了したことを認識した時点で、下戻し部6の
検出器9が原稿Diの到来を検出していなくオン作動し
ていなければ、給紙ホッパー部7内に給送すべき原稿D
が全く存在しないと判断して、ステップa2に移行して
検出器9が原稿Diの到来によってオン作動してから、
その検出器9がオン動作している条件と、次のステップ
a3の1サイクルカウントすべき原稿Dの全ての供給が
終了している条件との2つの条件が成立して論理積の出
力が得られることによって、ステップa4に移行し、第
1タイマTを計時作動させる。この第1タイマT
は、後述する第2タイマTと併せて前記電気制御回
路中に設けられるものであって、第1タイマTに関し
ては、原稿Diの先端が光学的検出器9によって検出さ
れ、該検出器9がオン作動した時点から、原稿Diが搬
送ベルト11の直下位置に搬送されるまでに要する時間
に相当する所定時間が設定されている。第1タイマT
の計時が始まってから前記所定時間が経過してステップ
a5でタイムアップすると、次のステップa6に移行
し、ソレノイド13が励磁しバルブシャッタ12が閉じ
ることによって、エアー吸引ダクト10でのエアーの吸
引作用が停止される。このようにエアー吸引作用が停止
することによって、給紙ホッパー部7での原稿Dの浮き
上がり、踊りは解消される。
【0031】ステップa6で第1タイマT1の前記所定
時間が経過してエアー吸引作用が停止されると、ステッ
プa7において第2タイマTの計時が開始される。こ
の第2タイマTについては、原稿Diの先端が搬送ベ
ルト11の直下から給紙ホッパー部7での原稿セット位
置に戻されるまでに相当する所定時間が設定されてい
る。第2タイマTの計時が始まってから時間が経過
し、ステップa8に移行してタイムアップすると、最初
のステップa1に戻って再び給紙開始の状態に復元す
る。すなわち、第2タイマTがタイムアップした時点
以後は、次の給紙指令が出されない限り給紙されること
がなくてエアー吸引停止の必要がないからである。サイ
クルカウント部8で、1循環すべき原稿Dの全ての供給
が終了したことを認識しているときに、既に光学的検出
器9が1回でも原稿Diの到来を検出していれば給紙ホ
ッパー部7内に給送すべき原稿があると判断して、エア
ー吸引は常に行われ、高速給紙に対応できるようになっ
ている。
【0032】このように給紙ホッパー部7内に給送すべ
き原稿がなくて、原稿が下戻りされる場合には、上取り
エアー給紙部1でのエアー吸引作用を停止して原稿の浮
上がりを防止することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、循環式シ
ート体送給装置において、下戻し部を通って返送される
シート体が第2シート体検出手段9によって検出され、
しかもシート体収納部における1循環分のシートのう
ち、さらに供給すべきシート体がなくなった状態が第1
シート体検出手段48によって検出されれば、そのシー
ト体が搬送ベルトの直下位置に搬送されるまでの第1の
時間T1の経過によって、搬送ベルトのエアー吸引作用
を停止させる。その後、さらに第2の時間T2が経過し
て、返送されるシート体の先端がセット位置に戻される
と、再びエアー吸引作用が開始される。こうして次の1
循環のためのシート体の供給の準備状態になる。したが
って自由状態に置かれている返送シート体がエアー吸引
によって浮き上がったり、踊ったりする現象が生じるこ
とは全くなくなり、したがって次に行われる再給紙時に
シートの詰まりが起生するなどの不都合は解消されて安
定したシート保持状態を保つことが可能である。こうし
て複数枚の各シート体が返送されるたび毎に搬送ベルト
のエアー吸引作用がオン−オフされることはないので、
複数枚のシート体の供給速度を高くすることができ、ま
たそのエアー吸引作用のためのエアーをオン−オフさせ
る前述の先行技術における給紙弁のオン−オフによる騒
音を低減することができる。さらに本発明によれば、第
1および第2タイマを用い,、第1の時間T1が経過し
た後から第2の時間T2が経過するまでの間、すなわち
第2の時間T2中のみ、搬送ベルトのエアー吸引作用を
停止させるので、その停止時間を、できるだけ短くし、
さらに停止時間後に再度エアー吸引作用を再開させるの
で、次のシート体の循環の開始と停止、及び再開を迅速
切り換えることができるという効果も達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である複写機用循環式送給装
置の簡略化した側断面図である。
【図2】図1に示される給紙部周辺の拡大図である。
【図3】図1に示される原稿送給装置における電気制御
回路の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 上取りエアー給紙部 2 搬送部 6 下戻し部 7 シート体収納部 8 サイクルカウント部 9 第2シート体検出手段 10 エアー吸引ダクト 11 搬送ベルト 12 バルブシャッタ 13 ソレノイド 48 第1シート体検出手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 107 G03G 21/00 370 - 502 B65H 83/00 - 85/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアー吸引作用によってシート体を吸着
    しながら搬送する搬送ベルトが、シート体収納部の前部
    上方に設けられ、前記シート体収納部に積み重ねられた
    シート体の最上位のものから順に1枚ずつ供給端から
    搬送ベルトによって搬送し処理位置に供給した後、下
    戻し部を経て、前記供給端側から、前記シート体収納部
    に収納されるシート体の最下部に、返送する循環式シー
    搬送装置において、 前記シート体収納部に設けられ、該シート体収納部のシ
    ート体の有無及び、シート体全体の一循環の供給が終了
    したことを検出する第1シート体検出手段と、前記下戻
    し部に設けられ、該下戻し部を通って返送されるシート
    体を検出する第2シート体検出手段と、 前記第1および第2シート検出手段の出力に応答する
    第1タイマであって、前記第2シート体検出手段によっ
    て返送されるシート体が検出され、かつ前記第1シート
    体検出手段によって前記シート体収納部におけるシート
    体が無いことを検出した時点から、第1の時間T1を計
    時動作し、前記第1の時間T1は、シート体の先端が、
    前記第2シート体検出手段から前記搬送ベルトの直下位
    置に搬送されるまでに要する時間に設定される第1タイ
    マと、 前記第1の時間T1が経過してから第2の時間T2を計
    時動作し、前記第2の時間T2は、返送されるシート体
    の先端が前記搬送ベルトの直下から前記シート体収納部
    のセット位置に戻されるまでの時間に設定される第2タ
    イマと、 前記第1シート体検出手段が前記シート体収納部にシー
    ト体が無いこと及び、シート体全体の一循環の供給が終
    了したことを検出した後、前記第2シート体検出手段が
    シート体を検出すると、前記第1および第2タイマの出
    力に応答し、前記第1の時間T1が経過した後から前記
    第2の時間T2が経過するまでの間、前記搬送ベルトの
    エアー吸引作用を停止させ、前記第2の時間2経過後
    にエアー吸引を再開させる吸着制御手段とを含むことを
    特徴とする循環式シート体給送装置。
JP4161079A 1992-06-19 1992-06-19 循環式シート体送給装置 Expired - Lifetime JP2899170B2 (ja)

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