JP3710255B2 - エアー分離給紙装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿トレイに載置した原稿または転写紙等の用紙を、エアーによって分離して最下位から給紙するようにした自動原稿搬送装置および両面複写機の中間トレイ等に用いられるエアー分離給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
給紙装置には、原稿自動給紙装置の原稿トレイや両面複写機等の中間トレイ上に載置された束状の原稿や転写紙等の用紙の先端部にエアーを吹き付けて、最下位に位置する用紙からその上の用紙を浮揚させると共に、その最下位の用紙を吸引力によって給紙ベルトに押し付けて、最下位の用紙から順次給紙するようにしたエアー分離給紙装置がある(例えば、特開平3ー133851号公報参照)。
【0003】
また、このエアー分離給紙装置にあっては、図8に示すように例えば、原稿トレイに載置された原稿束P1の幅方向を揃えるために一対のサイドフェンス41、42を備えており、このサイドフェンス41、42を原稿束P1の幅方向長さに応じて移動させることにより、原稿束P1の幅方向を揃えている。
そして、この状態で原稿束P1の先端部にエアーを吹き付けて、矢印で示すように最下位に位置する原稿とその上の原稿の間に空気層を形成することにより、原稿を分離している。なお、原稿トレイ上に原稿束P1を載置したときに、原稿束P1の先端位置はこの先端位置に噴射されるエアーの量が最大となる位置に設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなエアー分離給紙装置にあっては、原稿束P1の先端部に向かって噴射されるエアーの全てが最下位の原稿とその原稿の上の原稿の間に噴射されるような構成になっていなかったため、図8のAで示すように原稿束P1の先端部の両側に漏れたり、上側に漏れてしまい、最下位の原稿とその原稿の上の原稿の間にエアーを効率良く噴射することができなかった。
【0005】
このため、漏れ分を補うためにエアーを供給するブロアモータの回転数を上げたり、ブロアモータの羽根を大きくする等しなければならず、エアー分離給紙装置が大型化するとともにコストが上昇してしまう上に、騒音が発生してしまうという問題が発生してしまった。
そこで本発明は、用紙束の先端部の両側からエアーが漏れるのを防止して用紙束の分離性能を向上させることができるエアー分離給紙装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、複数の用紙からなる用紙束を載置する用紙載置台と、該用紙載置台上に設けられるとともに用紙束の給紙方向に沿って延在し、用紙束の幅方向両端部の位置決めをする一対のサイドフェンスと、前記用紙載置台上に設けられ、用紙束の後端の位置決めを行なうバックフェンスと、用紙束の給紙方向前端部にエアーを吹き付けて用紙束の最下位に位置する用紙とその上の用紙の間に空気層を形成することにより、最下位の用紙を分離させるエアー噴射手段と、前記分離された最下位の用紙を吸引力によって給紙ベルトに吸着させながら給紙する吸引手段と、を有し、前記用紙載置台上に載置される用紙束の先端位置が、少なくとも前記エアー噴射手段から噴射されるエアーの量が略最大となる位置に設定されるようにしたエアー分離給紙装置において、前記一対のサイドフェンスの先端部を、前記用紙載置台に載置される用紙束の先端位置よりも用紙束の給紙方向前方に延長させ、前記延長した部分の内側の面に、用紙束の先端部に向かって傾斜する溝を少なくとも1つ以上設け、該溝に衝突したエアーを用紙束の先端部に向かって還流させることを特徴としている。
【0008】
その場合、エアー噴射手段から噴射されたエアーを用紙束の先端部の両側からサイドフェンスの先端部に衝突させた後、溝に沿って用紙束の先端部に還流させることができる。
この結果、最下位の用紙とその用紙の上の用紙の間にエアーをより一層効率良く噴射して用紙束の分離性能をより一層向上させることができる。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するために、複数の用紙からなる用紙束を載置する用紙載置台と、該用紙載置台上に設けられるとともに用紙束の給紙方向に沿って延在し、用紙束の幅方向両端部の位置決めをする一対のサイドフェンスと、前記用紙載置台上に設けられ、用紙束の後端の位置決めを行なうバックフェンスと、用紙束の給紙方向前端部にエアーを吹き付けて用紙束の最下位に位置する用紙とその上の用紙の間に空気層を形成することにより、最下位の用紙を分離させるエアー噴射手段と、前記分離された最下位の用紙を吸引力によって給紙ベルトに吸着させながら給紙する吸引手段と、を有し、前記用紙載置台上に載置される用紙束の先端位置が、少なくとも前記エアー噴射手段から噴射されるエアーの量が略最大となる位置に設定されるようにしたエアー分離給紙装置において、前記一対のサイドフェンスの先端部を、前記用紙載置台に載置される用紙束の先端位置よりも用紙束の給紙方向前方に延長させ、前記延長した部分の内側の面に、サイドフェンスの下端から所定高さまで延在する少なくとも1つ以上の溝を形成したことを特徴としている。
その場合、エアー噴射手段から噴射されたエアーを用紙束の先端部の両側からサイドフェンスの先端部に衝突させた後、溝から上方に漏れるのを防止することができる。
【0010】
この結果、最下位の用紙とその用紙の上の用紙の間にエアーをより一層効率良く噴射して用紙束の分離性能をより一層向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜7は本発明に係るエアー分離給紙装置の一実施形態を示す図である。なお、本実施形態はエアー分離給紙装置を自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)に適用した例を示している。なお、本実施形態のADFは片面原稿および両面原稿の搬送を行なうことができるが、本実施形態では、片面原稿の搬送について説明する。
【0012】
まず、構成を説明する。図1〜3において、1はエアー分離給紙装置としてのADFであり、このADF1は図示しない複写機本体100の上部に設けられている。
また、このADF1は、複数の原稿(用紙)からなる原稿束(用紙束)Pがその原稿面が下面になるようにして載置可能な原稿トレイ(用紙載置台)2と、原稿トレイ2上に設けられるとともに原稿束Pの給紙方向に沿って延在し、原稿束Pの幅方向両端部の位置決めをする一対のサイドフェンス3、4と、原稿トレイ2に設けられ、原稿束Pの後端の位置決めを行なうバックフェンス5と、原稿束Pの給紙方向前端部にエアーを吹き付けて原稿束Pの最下位に位置する原稿とその上の原稿の間に空気層を形成することにより、最下位の用紙を分離させるエアー噴射手段6と、分離された最下位の用紙を吸引力によって給紙ベルト7に吸着させながら給紙する吸引手段8と、を有している。
【0013】
サイドフェンス3、4は原稿束Pの幅方向長さに応じて少なくとも一方を原稿束Pの幅方向に移動させることにより、原稿束Pの幅方向を揃えるようになっており、バックフェンス5は原稿束Pの給紙方向長さに応じて給紙方向に移動させることにより、原稿束Pの後端を揃えるようになっている。
エアー噴射手段6はエアーナイフ9に設けられたノズル孔9aからエアーを原稿束Pの給紙方向先端部に噴射するようになっており、このエアーは図4に示すように図示しないブロアモータによって回転される羽根10によってエアーが発生するようになっている。そして、このエアーがノズル孔9aから原稿束Pの先端部にエアーが吹き付けられると、原稿束Pの最下位に位置する原稿とその上の原稿の間に空気層が形成されることにより、最下位の用紙が分離される。
【0014】
また、吸引手段8は原稿トレイ2の下方に配設されたバキュームタンク11を有しており、このバキュームタンク11は羽根10を挟んでエアーナイフ9に接続されており、羽根10によって吸引力が作用されることにより、給紙ベルト7に形成された穴を通して最下位に位置する原稿を給紙ベルト7に吸着させるようになっている。
【0015】
そして、図示しない給紙クラッチがONしてこの給紙クラッチに図示しない給紙モータの駆動力が伝達されると、給紙ベルト7が巻回された給紙ベルト駆動ローラ12が反時計方向に駆動され、給紙ベルト7が反時計方向に周回移動して最下位に位置する原稿のみを分離給紙するようになっている。
また、吸引手段8はバキュームタンク11内に弁を有しており、この弁は給紙スタートスイッチが押下されるとONされて最下位に位置する原稿を吸引するようになっている。
【0016】
この給紙ベルト7によって給紙された原稿はプルアウトローラ13によって反転経路15に案内されるようになっており、プルアウトローラ13の下流側に設けられたセンサー14によって原稿の先端が検出されると、給紙クラッチがOFFしてバキュームタンク内の弁をOFFして原稿の吸引を中断して後続する原稿が分離されないようにしている。
【0017】
また、プルアウトローラ13によって反転経路15上を案内される原稿は搬送ローラ17、18によって直線状の搬送路16を搬送され、次いで、反転ローラ19によって反転された後、搬送ベルト20によってコンタクトガラス21上に搬送される。この原稿は、搬送ベルト20によってコンタクトガラス21の露光位置上に停止された後、この露光位置上で複写機本体100内に設けられた図示しない露光手段によって露光されるようになっている。
【0018】
原稿の露光が終了すると、搬送ベルト20によって原稿がコンタクトガラス21上から搬出されるようになっており、この原稿は反転入口ローラ22の下側を通って切換爪23に向かって搬送される。
この切換爪23は図示しないソレノイドによって切換位置が可変されるようになっており、この切換爪23は複写機本体100から再スタート信号が入力されると、コンタクトガラス21とスイッチバック通路25を連通する位置に切り換えられるようになっている。
【0019】
このため、反転入口ローラ22によって搬送される原稿は反転ローラ26および反転ローラ26に摺接する反転従動ローラ27に挟持されてスイッチバック通路25に向かって搬送される。また、切換爪23の下流側には切換爪24が設けられており、この切換爪24は原稿の先端が当接すると、コンタクトガラス21とスイッチバック通路25を連通する位置に切り換えられるようになっている。
【0020】
スイッチバック通路25に搬送された原稿は反転ローラ29および反転ローラ29に摺接する反転従動ローラ30に挟持されて搬送されるようになっており、反転ローラ26および反転ローラ29は図示しない搬送・排紙モータによって正逆回転するようになっている。
また、反転ローラ29の下流側には排紙手前ローラ31およびこのローラ31に摺接する従動ローラ32が設けられており、従動ローラ32は図示しないソレノイドに駆動されて排紙手前ローラ31に当接離隔するようになっている。
【0021】
スイッチバック通路25に搬送された原稿の先端が反転排紙センサー33によって検出されると、ソレノイドがONして従動ローラ32が排紙手前ローラ31から離隔するようになっており、排紙手前ローラ31と従動ローラ32の間に原稿がスムーズに進入する。
そして、この原稿の後端が反転検知センサ34によって検知されると、搬送・排紙モータが逆転駆動されることにより、反転ローラ26および反転ローラ29が逆転して原稿をスイッチバックする。また、反転検知センサ33によってスイッチバックされる原稿の後端が検知されなくなると、ソレノイドがOFFして従動ローラ32が排紙手前ローラ31に当接する。
【0022】
また、スイッチバックされた原稿は反転入口ローラ22とこの排紙入口ローラ22の上側に摺接する従動ローラ22aに挟持されて排紙通路35に案内されるようになっており、この原稿は排紙手前ローラ31と従動ローラ32およびこの排紙手前ローラ31の下流に設けられた排紙ローラ36によって露光面が下側になった状態(原稿トレイ2上に最初に載置されたときの状態)となって原稿トレイ2上に排紙される。
【0023】
一方、原稿トレイ2上に載置される原稿束Pの先端位置は、ノズル孔9aから噴射されるエアーの量が最大となるセット位置に設定されるようになっており、本実施形態のサイドフェンスの先端部は、図5に示すように原稿トレイ2に載置される原稿束Pの先端位置よりも原稿束Pの給紙方向前方に長さHだけ延長されている(以下、この延長する部分を延長部3a、4aという)。
【0024】
また、この延長部3a、4aの内側の面には、図6、7に示すように原稿束Pの先端部に向かって傾斜する複数の溝37が形成されており(本実施形態では4つ)、溝37に衝突したエアーは原稿束Pの先端部に向かって還流されるようになっている。さらに、溝37はサイドフェンス3、4の下端から高さHだけ延在しており、この溝37の上端部は閉塞されている。
【0025】
次に、作用を説明する。
原稿トレイ2上に先端部がセット位置に位置するように原稿束Pを載置した後、サイドフェンス3、4およびバックフェンス5を最適な位置に移動させて原稿束Pの幅方向と後端部を揃える。次いで、スタートスイッチを押下すると、ブロアモータによって羽根10が回転されることにより、ノズル孔9aから原稿束Pの先端部にエアーが供給される。このため、原稿束Pの最下位に位置する原稿とその上の原稿の間に空気層が形成されることにより、最下位の原稿が分離される。
【0026】
このとき、サイドフェンス3、4が延長部3a、4aを有しているため、ノズル孔9aから噴射されたエアーは原稿束Pの先端部の両側から漏れずに延長部3a、4aに衝突する(このエアーを図5に符号bで示す)。
そして、このエアーは原稿束Pの先端部に向かって傾斜する溝37によって図7の矢印で示すように原稿束Pの先端部に向かって還流させるとともに、溝37の上端部は閉塞されていることから上端部から上側に漏れずに矢印方向に効率良く還流される。
【0027】
また、原稿トレイ2に載置された原稿束Pの枚数が増大するに連れて分離力を高めるためにブロアモータの回転数を増大させるようにするが、延長部3a、4aに形成された溝37の面積(H×L)は、載置される原稿束Pの枚数に比例するため、ノズル孔9aから噴射された後に溝37に衝突して原稿束Pの先端に還流されるエアーの量も原稿束Pの大きさに比例して増大する。
【0028】
一方、エアーの供給時にバキュームタンク11内に設けられた弁が開放されることにより、最下位に位置する原稿を吸引されるとともに、給紙クラッチがONされることにより給紙ベルト7が反時計方向に駆動され、最下位に位置する原稿がプルアウトローラ13に向かって給紙され、上述した搬送動作を経て原稿トレイ2上に排紙される。
【0029】
このように本実施形態では、一対のサイドフェンス3、4の先端部に、原稿トレイ2に載置される原稿束Pの先端位置よりも原稿束Pの給紙方向前方に延長する延長部3a、4aを形成したため、延長部3a、4aによってノズル孔9aから噴射されたエアーが原稿束Pの先端部の両側から漏れるのを防止することができる。
【0030】
また、延長部3a、4aの内側の面に、原稿束Pの先端部に向かって傾斜する複数の溝37を設け、この溝37に衝突したエアーを原稿束Pの先端部に向かって還流させるようにしたため、ノズル孔9aから噴射されたエアーを原稿束Pの先端部の両側から延長部3a、4aに衝突させた後、溝37に沿って原稿束Pの先端部に還流させることができる。
【0031】
さらに、溝37をサイドフェンス3、4の下端から所定高さHまで延在させたため、ノズル孔9aから噴射されたエアーを原稿束Pの先端部の両側から延長部3a、4aに衝突させた後、溝37から上方に漏れるのを防止することができる。
以上の結果、最下位の原稿とその原稿の上の原稿の間にエアーを効率良く噴射して原稿束Pの分離性能を向上させることができる。
【0032】
なお、本実施形態では、ADFに適用しているが、これに限らず、両面複写機等の中間トレイ上に載置された用紙束を分離するものに適用しても良い。要は、原稿や転写紙をエアーで分離する装置に適用できれば如何なる態様の装置でも良いのである。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、エアー噴射手段から噴射されたエアーを用紙束の先端部の両側からサイドフェンスの先端部に衝突させた後、溝に沿って用紙束の先端部に還流させることができる。この結果、最下位の用紙とその用紙の上の用紙の間にエアーをより一層効率良く噴射して用紙束の分離性能をより一層向上させることができる。
【0035】
本発明によれば、エアー噴射手段から噴射されたエアーを用紙束の先端部の両側からサイドフェンスの先端部に衝突させた後、溝から上方に漏れるのを防止することができる。この結果、最下位の用紙とその用紙の上の用紙の間にエアーをより一層効率良く噴射して用紙束の分離性能をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアー分離給紙装置の一実施形態を示す図であり、そのエアー分離給紙装置としてのADFの概略構成図である。
【図2】一実施形態のADFの上面図である。
【図3】一実施形態のエアー噴射手段と吸引手段の概略側面図である。
【図4】一実施形態のエアー噴射手段と吸引手段の斜視図である。
【図5】一実施形態のサイドフェンスと原稿トレイ上に載置された原稿束の位置関係を示す図ずある。
【図6】一実施形態のサイドフェンスの延長部の構成図である。
【図7】一実施形態のサイドフェンスの延長部の断面図である。
【図8】従来のサイドフェンスと原稿トレイ上に載置された原稿束の位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ADF(エアー分離給紙装置)
2 原稿トレイ(用紙載置台)
3、4 サイドフェンス
5 バックフェンス
6 エアー噴射手段
7 給紙ベルト
8 吸引手段
37 溝
Claims (2)
- 複数の用紙からなる用紙束を載置する用紙載置台と、
該用紙載置台上に設けられるとともに用紙束の給紙方向に沿って延在し、用紙束の幅方向両端部の位置決めをする一対のサイドフェンスと、
前記用紙載置台上に設けられ、用紙束端の位置決めを行なうバックフェンスと、
用紙束の給紙方向前端部にエアーを吹き付けて用紙束の最下位に位置する用紙とその上の用紙の間に空気層を形成することにより、最下位の用紙を分離させるエアー噴射手段と、
前記分離された最下位の用紙を吸引力によって給紙ベルトに吸着させながら給紙する吸引手段と、を有し、
前記用紙載置台上に載置される用紙束の先端位置が、少なくとも前記エアー噴射手段から噴射されるエアーの量が略最大となる位置に設定されるようにしたエアー分離給紙装置において、
前記一対のサイドフェンスの先端部を、前記用紙載置台に載置される用紙束の先端位置よりも用紙束の給紙方向前方に延長させ、前記延長した部分の内側の面に、用紙束の先端部に向かって傾斜する溝を少なくとも1つ以上設け、該溝に衝突したエアーを用紙束の先端部に向かって還流させることを特徴とするエアー分離給紙装置。 - 複数の用紙からなる用紙束を載置する用紙載置台と、
該用紙載置台上に設けられるとともに用紙束の給紙方向に沿って延在し、用紙束の幅方向両端部の位置決めをする一対のサイドフェンスと、
前記用紙載置台上に設けられ、用紙束の後端の位置決めを行なうバックフェンスと、
用紙束の給紙方向前端部にエアーを吹き付けて用紙束の最下位に位置する用紙とその上の用紙の間に空気層を形成することにより、最下位の用紙を分離させるエアー噴射手段と、
前記分離された最下位の用紙を吸引力によって給紙ベルトに吸着させながら給紙する吸引手段と、を有し、
前記用紙載置台上に載置される用紙束の先端位置が、少なくとも前記エアー噴射手段から噴射されるエアーの量が略最大となる位置に設定されるようにしたエアー分離給紙装置において、
前記一対のサイドフェンスの先端部を、前記用紙載置台に載置される用紙束の先端位置よりも用紙束の給紙方向前方に延長させ、前記延長した部分の内側の面に、サイドフェンスの下端から所定高さまで延在する少なくとも1つ以上の溝を形成したことを特徴とするエアー分離給紙装置。
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JP14697897A Expired - Fee Related JP3710255B2 (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | エアー分離給紙装置 |
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Cited By (1)
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1997
- 1997-06-05 JP JP14697897A patent/JP3710255B2/ja not_active Expired - Fee Related
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