JPH10337914A - 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH10337914A
JPH10337914A JP9148776A JP14877697A JPH10337914A JP H10337914 A JPH10337914 A JP H10337914A JP 9148776 A JP9148776 A JP 9148776A JP 14877697 A JP14877697 A JP 14877697A JP H10337914 A JPH10337914 A JP H10337914A
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band
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JP9148776A
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Shuji Ozawa
修司 小澤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙タイミングに同期した各バンド毎の印刷
データによる転送処理では印刷不良となってしまう印刷
を確実に防止することである。 【解決手段】 CPU1は、生成されるバンド単位の印
刷データのサイズがプリンタ220に転送可能なデータ
サイズを越えていると判定した場合に、前記バンド単位
の印刷データを圧縮し、該圧縮印刷データがプリンタ2
20に転送可能なデータサイズを越えていると判定した
場合に、再圧縮し、該再圧縮された再圧縮印刷データの
サイズとプリンタ220のメモリ資源に確保される展開
エリアのサイズとに基づいて前記転送手段が転送すべき
各バンド毎の印刷データの編成状態を変更する構成を特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して印刷装置と通信可能な印刷制御装置および印刷制
御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラム
を格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、 データ処理システムとして、ホス
トコンピュータにインタフェース(例えば、セントロニ
クスインタフェース等)を介して接続されるプリンタと
から構成され、ホストから入力される出力情報をプリン
タ側で解析して、プリンタエンジン、例えばレーザビー
ムプリンタの出力データとしてビットマップデータを展
開し、この展開データに基づいて変調されたレーザビー
ムを感光ドラムに走査露光して画像記録を行うものが知
られている。
【0003】また、プリンタがエミュレーション機能を
備える場合には、複数のプリンタ制御言語系を処理可能
に構成されており、使用者が実行するアプリケーション
にしたがってエミュレーションモードとネイティブモー
ドを切り換えながらプリント処理を実行できるように構
成されており、プリンタにはプリンタの制御言語を切り
換えるためのスイッチ切り換え指示を行うカードスロッ
トがあらかじめ設けられている。
【0004】また、近年におけるホストコンピュータと
プリンタの高機能化等によりホストコンピュータとプリ
ンタ間の転送速度の大幅な向上がなされている。これに
より、従来の全ての印刷データがプリンタに入ってか
ら、プリンタコントローラが印刷処理を開始する方法の
他に、印刷データがプリンタに全て入りきるのを待たず
に、プリンタエンジンが紙を搬送する速度に同期してホ
ストコンピュータからデータを転送して印刷する(以
降、同期転送方式も同意)ことにより、印刷時間を短縮
する印刷方法が可能になっている。この印刷方法におい
ては、印刷データが転送可能なデータサイズを越えてし
まうとデータ抜けあるいは印刷不能になってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、印刷デー
タがプリンタに全て入りきるのを待たずに、プリンタエ
ンジンが搬送する紙の速度に同期してホストコンピュー
タからデータを転送して印刷する印刷方法においては、
印刷データが転送可能なデータサイズを越えてしまうと
データ抜け、あるいは印刷不能になってしまうという問
題点があった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、各バンドの印刷デー
タのサイズを解析して、転送処理で間に合わないバンド
のデータを印刷装置に先行転送するように印刷データの
編成状態を制御することにより、給紙タイミングに同期
した各バンド毎の印刷データによる転送処理では印刷不
良となってしまう印刷を確実に防止して、印刷装置側の
メモリ資源の拡張を強いることなく正常に印刷処理でき
る印刷処理環境を自在に構築できる印刷制御装置および
印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを格納した記憶媒体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介して印刷装置と通信可能な印刷
制御装置であって、生成されるページ単位の印刷データ
を給紙タイミングに同期して前記印刷装置に確保される
バンドメモリ単位に転送する転送手段と、前記生成され
るバンド単位の印刷データのサイズが前記印刷装置に転
送可能なデータサイズを越えているかどうかを判定する
第1の判定手段と、前記バンド単位の印刷データが前記
転送可能なデータサイズを越えていると判定した場合
に、前記バンド単位の印刷データを圧縮して圧縮印刷デ
ータを生成する第1の圧縮手段と、前記第1の圧縮手段
により生成された前記圧縮印刷データが前記印刷装置に
転送可能なデータサイズを越えているかどうかを判定す
る第2の判定手段と、前記圧縮印刷データが前記転送可
能なデータサイズを越えていると判定した場合に、前記
圧縮印刷データを前記第1の圧縮手段による圧縮形式と
は異なる圧縮形式で再圧縮する第2の圧縮手段と、前記
第2の圧縮手段により再圧縮された再圧縮印刷データの
サイズと前記印刷装置のメモリ資源に確保される展開エ
リアのサイズとに基づいて前記転送手段が転送すべき各
バンド毎の印刷データの編成状態を変更する制御手段と
を有するものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、前記制御手段
は、前記再圧縮印刷データを先頭バンドとして転送デー
タを編成するものである。
【0009】本発明に係る第3の発明は、前記制御手段
は、前記展開エリアのサイズから溢れる余剰再圧縮印刷
データを先頭バンドとして転送データを編成するもので
ある。
【0010】本発明に係る第4の発明は、前記第2の圧
縮手段は、不可逆圧縮形式で前記圧縮データを圧縮する
ものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、所定の通信媒
体を介して印刷装置と通信可能な印刷制御方法であっ
て、生成されるページ単位の印刷データを給紙タイミン
グに同期して前記印刷装置に確保されるバンドメモリ単
位に転送する転送工程と、前記生成されるバンド単位の
印刷データのサイズが前記印刷装置に転送可能なデータ
サイズを越えているかどうかを判定する第1の判定工程
と、前記バンド単位の印刷データが前記転送可能なデー
タサイズを越えていると判定した場合に、前記バンド単
位の印刷データを圧縮して圧縮印刷データを生成する第
1の圧縮工程と、前記第1の圧縮工程により生成された
前記圧縮印刷データが前記印刷装置に転送可能なデータ
サイズを越えているかどうかを判定する第2の判定工程
と、前記圧縮印刷データが前記転送可能なデータサイズ
を越えていると判定した場合に、前記圧縮印刷データを
前記第1の圧縮工程による圧縮形式とは異なる圧縮形式
で再圧縮する第2の圧縮工程と、前記第2の圧縮工程に
より再圧縮された再圧縮印刷データのサイズと前記印刷
装置のメモリ資源に確保される展開エリアのサイズとに
基づいて前記転送工程が転送すべき各バンド毎の印刷デ
ータの編成状態を変更する変更工程とを有するものであ
る。
【0012】本発明に係る第6の発明は、前記変更工程
は、前記再圧縮印刷データを先頭バンドとして転送デー
タを編成するものである。
【0013】本発明に係る第7の発明は、前記変更工程
は、前記展開エリアのサイズから溢れる余剰再圧縮印刷
データを先頭バンドとして転送データを編成するもので
ある。
【0014】本発明に係る第8の発明は、前記第2の圧
縮工程は、不可逆圧縮形式で前記圧縮データを圧縮する
ものである。
【0015】本発明に係る第9の発明は、所定の通信媒
体を介して印刷装置と通信可能な印刷制御方法における
コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
憶媒体であって、生成されるページ単位の印刷データを
給紙タイミングに同期して前記印刷装置に確保されるバ
ンドメモリ単位に転送する転送工程と、前記生成される
バンド単位の印刷データのサイズが前記印刷装置に転送
可能なデータサイズを越えているかどうかを判定する第
1の判定工程と、前記バンド単位の印刷データが前記転
送可能なデータサイズを越えていると判定した場合に、
前記バンド単位の印刷データを圧縮して圧縮印刷データ
を生成する第1の圧縮工程と、前記第1の圧縮工程によ
り生成された前記圧縮印刷データが前記印刷装置に転送
可能なデータサイズを越えているかどうかを判定する第
2の判定工程と、前記圧縮印刷データが前記転送可能な
データサイズを越えていると判定した場合に、前記圧縮
印刷データを前記第1の圧縮工程による圧縮形式とは異
なる圧縮形式で再圧縮する第2の圧縮工程と、前記第2
の圧縮工程により再圧縮された再圧縮印刷データのサイ
ズと前記印刷装置のメモリ資源に確保される展開エリア
のサイズとに基づいて前記転送工程が転送すべき各バン
ド毎の印刷データの編成状態を変更する変更工程とを含
むコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体
に格納したものである。
【0016】本発明に係る第10の発明は、前記変更工
程は、前記再圧縮印刷データを先頭バンドとして転送デ
ータを編成するものである。
【0017】本発明に係る第11の発明は、前記変更工
程は、前記展開エリアのサイズから溢れる余剰再圧縮印
刷データを先頭バンドとして転送データを編成するもの
である。
【0018】本発明に係る第12の発明は、前記第2の
圧縮工程は、不可逆圧縮形式で前記圧縮データを圧縮す
るものである。
【0019】
【発明の実施の形態】ホストコンピュータ上で同期転送
する印刷データは最適なデータサイズに変更されるか、
同期する部分と非同期する部分に分けられてプリンタに
転送され印刷される。
【0020】本実施形態を適用するに好適なレーザビー
ムプリンタの構成について説明する。なお、本実施形態
を適用するプリンタは、レーザビームプリンタおよびイ
ンクジェットプリンタに限られるものでなく、他のプリ
ント方式のプリンタでもよいことは言うまでもない。
【0021】図1は、本発明を適用可能な出力装置の構
成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリンタ
(LBP)の場合を示す。
【0022】図において、100はLBP本体であり、
外部に接続されているホストコンピュータから供給され
る印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるいはマ
クロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの情報
にしたがって対応する文字パターンやフォームパターン
等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
【0023】112は操作パネルで、操作のためのスイ
ッチおよびLED表示器等が配されている。101はプ
リンタ制御ユニットで、LBP本体100全体の制御お
よびホストコンピュータから供給される文字情報等を解
析する。このプリンタ制御ユニット101は、主に文字
情報を対応する文字パターンのビデオ信号に変換してレ
ーザドライバ102に出力する。
【0024】レーザドライバ102は半導体レーザ10
3を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ103から発射されるレーザ光1
04をオン・オフ切り換えする。レーザ光104は回転
多面鏡105で左右方向に振らされて静電ドラム106
上を走査露光する。これにより、静電ドラム106上に
は文字パターンの静電潜像が形成されることになる。こ
の潜像は、静電ドラム106周囲に配設された現像ユニ
ット107により現像された後、記録紙に転写される。
この記録紙にはカットシートを用いカットシート記録紙
はLBP本体100に装着した用紙カセット108に収
納され、給紙ローラ109, 110により装置内に取り
込まれ、静電ドラム106に供給される。
【0025】また、LBP本体100には、図示しない
カードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォン
トに加えてオプションフォントカード,言語系の異なる
制御カード(エミュレーションカード)を接続できるよ
うに構成されている。
【0026】図2は、本発明の一実施形態を示す印刷制
御装置を適用可能なプリンタ制御システムの構成を説明
するブロック図である。ここでは、レーザビームプリン
タ(図1)を例に説明する。なお、本発明の機能が実行
されるのであれば、単体の機器であっても複数の機器か
らなるシステムであっても、LAN等のネットワークを
介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用
できることは言うまでもない。
【0027】図において、200はホストコンピュータ
で、ROM204のプログラム用ROMに記憶された文
書処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,
表(表計算等を含む)等が混在して文書を実行するCP
U202を備え、システムバス205に接続される各デ
バイスをCPU202が総括的に制御する。
【0028】また、このROM204のプログラム用R
OMには、図6に示すフローチャートで示されるような
CPU202の制御プログラム等を記憶し、ROM20
4のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用する
フォントデータ等を記憶し、ROM204のデータ用R
OMは上記文書処理等を行う際に使用する各種データを
記憶する。
【0029】203はRAMで、CPU202の主メモ
リ,ワークエリア等として機能する。206はキーボー
ドコントローラ(KBC)で、キーボード210や不図
示のポインティングデバイスからのキー入力を制御す
る。207はCRTコントローラ(CRTC)で、CR
Tディスプレイ(CRT)211の表示を制御する。2
08はメモリコントローラ(MC)で、ブートプログラ
ム,種々のアプリケーション,フォントデータ,ユーザ
ファイル,編集ファイル用を記憶するハードディスク
(HD),フロッピーディスク(FD)等の外部メモリ
212とのアクセスを制御する。
【0030】209はプリンタコントローラ(PRT
C)で、所定の双方向インタフェース(インタフェー
ス)240を介してプリンタ220に接続されて、プリ
ンタ220との通信制御処理を実行する。
【0031】プリンタ220において、222はプリン
タCPU(CPU)で、ROM224のプログラム用R
OMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ
231に記憶された制御プログラム等に基づいてシステ
ムバス225に接続される各種のデバイスとのアクセン
トを総括的に制御し、印刷部インタフェース(印刷部I
/O)227を介して接続される印刷部(プリンタエン
ジン)229に出力情報としての画像信号を出力する。
【0032】また、このROM224のプログラム用R
OMには、図6,図8のフローチャートで示されるよう
なCPU222の制御プログラム等を記憶する。なお、
ROM224のデータ用ROMにはハードディスク等の
外部メモリ231がないプリンタの場合には、ホストコ
ンピュータ上で利用される情報等を記憶している。
【0033】CPU222は入力部226を介してホス
トコンピュータ200との通信処理が可能となってお
り、プリンタ220内の情報等をホストコンピュータ2
00に通知可能に構成されている。226は入力部で、
データ圧縮を伸長する回路を内蔵しており、受信しなが
ら圧縮データの伸長を行うことができる。
【0034】223はRAMで、CPU222の主メモ
リ,ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポー
トに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡
張できるように構成されている。なお、RAM223
は、出力情報展開,環境データ格納領域,NVRAM等
に用いられる。前述したハードディスク(HD),IC
カード等の外部メモリ231は、メモリコントローラ
(MC)228によりアクセスを制御される。外部メモ
リ231はオプションとして接続され、フォントデー
タ,エミュレーションプログラム,フォームデータ等を
記憶する。また、230は前述した操作パネルで、操作
のためのスイッチおよびLED表示機器等が配されてい
る。
【0035】また、前述した外部メモリ231は1個に
限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加え
てオプションフォントカード,言語系の異なるプリンタ
制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを
複数接続できるように構成されていてもよい。さらに、
図示しないNVRAMを有し、操作パネル230からの
プリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0036】図3は、図2に示したホストコンピュータ
200からプリンタ220に転送される印刷データのデ
ータ構造を説明する図である。
【0037】図において、300は印刷データ本体(印
刷データ)で、本実施形態では印刷データが1ページを
複数のバンドに分けて転送するため複数のバンドデータ
から構成されている。301は印刷データ全体の情報を
含むヘッダデータで、全データの先頭に置かれる。30
2は実際の印字データである1ページ目のバンド1のヘ
ッダである。
【0038】303は実際の印字データである1ページ
目のバンド1のデータで、本実施形態においては、すで
にラスタライズされた形のイメージ形式のデータを用い
る。304は実際の印字データである1ページ目のバン
ド2のヘッダである。305は実際の印字データである
1ページ目のバンド2のデータで、本実施形態において
は、すでにラスタライズされた形のイメージ形式のデー
タを用いる。
【0039】306はヘッダファイルで、前記印刷デー
タ全体の情報を含むヘッダ301の詳細データに対応
し、印刷方式,用紙サイズ,トナー節約等の印刷データ
全体に影響する情報を含む。307は前記ヘッダ302
の詳細ヘッダデータに対応する。
【0040】詳細ヘッダデータ307において、308
はバンドのデータサイズを示すバンドサイズで、転送可
能データサイズとの比較等に用いる。309は転送方式
を示すフラグデータで、エンジンの紙搬送に同期して転
送するデータであるのか、非同期に保存しておくデータ
なのかを判断するために用いられる。
【0041】310はバンドデータがどの圧縮方法かを
示す圧縮方法識別データで、プリンタ220では、圧縮
方法識別データ310に基づいて受信した印刷データの
伸長処理を行う。311はページ内でのバンドの順番を
示すバンド番号で、プリンタ220はこのバンド番号3
11を見て次に描画するバンドを受信するのか、空きメ
モリから持ってくるかを判断する。
【0042】図4, 図5は、本発明に係る印刷制御装置
における転送印刷データの編成状態を説明する図であ
り、図4は、転送する各バンドのサイズが転送可能なデ
ータサイズより大きい場合に、後述する圧縮処理を施し
ても、該バンドのサイズが転送可能なデータサイズより
大きい場合に、再圧縮したバンドデータをプリンタ22
0に転送するバンドの先頭に配置編成し、それ以外のバ
ンドデータを順次バンド毎に転送する場合に対応し、図
5は、転送する各バンドのサイズが転送可能なデータサ
イズより大きい場合に、後述する圧縮処理を施しても、
該バンドのサイズが転送可能なデータサイズより大きい
場合に、再圧縮したバンドデータ中で当該バンドサイズ
からあふれるデータをプリンタ220に転送するバンド
の先頭に配置編成し、残りのバンドデータにつていは通
常のバンド順に転送する場合に対応する。
【0043】図4において、500は転送すべき1ペー
ジ分の印刷データで、バンド2のデータが再圧縮しても
転送可能なデータサイズより大きいバンドに対応する。
501は転送する1ページ分の印刷データで、転送すべ
き印刷データ500とは、バンド転送順序が変更されて
編成され、すなわち、バンド2のデータがバンドデータ
の先頭に配置されている場合に相当する。
【0044】図5において、600は転送すべき1ペー
ジ分の印刷データで、バンド2のデータが再圧縮しても
転送可能なデータサイズより大きいバンドに対応する。
601は転送する1ページ分の印刷データで、転送すべ
き印刷データ600とは、バンド転送状態が変更されて
編成され、再圧縮したバンドデータ中で当該バンドサイ
ズからあふれるデータをプリンタ220に転送するバン
ドの先頭に配置編成し、残りのバンドデータについては
通常のバンド順に転送する場合に相当する。
【0045】以下、本実施形態の特徴的構成について図
2等を参照して説明する。
【0046】上記のように構成された所定の通信媒体
(インタフェース240, ネットワークを含む)を介し
て印刷装置と通信可能な印刷制御装置であって、生成さ
れるページ単位の印刷データを給紙タイミングに同期し
て前記印刷装置(プリンタ220)に確保されるバンド
メモリ単位に転送する転送手段と、前記生成されるバン
ド単位の印刷データのサイズが前記印刷装置に転送可能
なデータサイズを越えているかどうかを判定する第1の
判定手段(CPU202がROM204, 外部メモリ2
12等に記憶された制御プログラムを実行して判定処理
する)と、前記バンド単位の印刷データが前記転送可能
なデータサイズを越えていると判定した場合に、前記バ
ンド単位の印刷データを圧縮して圧縮印刷データを生成
する第1の圧縮手段(CPU202がROM204, 外
部メモリ212等に記憶された制御プログラムを実行し
て圧縮処理する)と、前記第1の圧縮手段により生成さ
れた前記圧縮印刷データが前記印刷装置に転送可能なデ
ータサイズを越えているかどうかを判定する第2の判定
手段(CPU202がROM204, 外部メモリ212
等に記憶された制御プログラムを実行して判定処理す
る)と、前記圧縮印刷データが前記転送可能なデータサ
イズを越えていると判定した場合に、前記圧縮印刷デー
タを前記第1の圧縮手段による圧縮形式とは異なる圧縮
形式で再圧縮する第2の圧縮手段(CPU202がRO
M204, 外部メモリ212等に記憶された制御プログ
ラムを実行して圧縮処理する)と、前記第2の圧縮手段
により再圧縮された再圧縮印刷データのサイズと前記印
刷装置のメモリ資源に確保される展開エリアのサイズと
に基づいて前記転送手段が転送すべき各バンド毎の印刷
データの編成状態を変更する制御手段(CPU202が
ROM204, 外部メモリ212等に記憶された制御プ
ログラムを実行して変更処理する)とを有するので、通
常ならば対応バンドの印刷データが間に合わないような
サイズのバンドであっても、先行して処理することが可
能となり、給紙タイミングに同期しては展開が間に合わ
ないようなバンドを含む印刷データであっても、印刷不
良とすることなく正常に印刷することができる。
【0047】また、CPU202は、前記再圧縮印刷デ
ータを先頭バンドとして転送データを編成するので、展
開が間に合わないバンドを事前に転送して、後続して順
次転送される各バンドを正順に復元して印刷処理させる
ことができる。
【0048】さらに、CPU202は、前記展開エリア
のサイズから溢れる余剰再圧縮印刷データを先頭バンド
として転送データを編成するので、印刷装置側のメモリ
資源を圧迫することなく、展開が間に合わないバンドか
ら溢れてしまう部分の印刷データを事前に転送して、後
続して順次転送される各バンドを正順に復元して印刷処
理させることができる。
【0049】また、CPU202は、不可逆圧縮形式で
前記圧縮データを圧縮するので、展開が間に合わないバ
ンドの印刷データサイズを可能な限り最小化して短時間
に転送処理することができる。
【0050】以下、図6に示すフローチャートを参照し
て、本発明に係る出力制御装置における第1のデータ転
送処理動作について説明する。
【0051】図6は、本発明に係る出力制御装置におけ
る第1のデータ転送処理手順の一例を示すフローチャー
トであり、ホストコンピュータ200のCPU202で
処理される同期転送方式に最適なデータ形式への変更処
理に対応する。なお、(1)〜(13)は各ステップを
示す。
【0052】まず、図示しないアプリケーションを実行
して印刷データ300を生成する(1)。次に、転送可
能なデータサイズとプリンタの空きメモリサイズをプリ
ンタ220より取得する(2)。転送可能なデータサイ
ズは以下第〔1〕式に基づいて求められる。
【0053】 転送可能データサイズ=転送能力(byte/sec)×紙転送時間(sec )÷バンド 数……〔1〕 次に、ステップ(2)において取得した転送可能なデー
タサイズと先頭のバンドのバンドサイズ308とを比較
し(3)、バンドサイズが転送可能なデータサイズより
小さいと判断された場合は、ステップ(11)に進み、
当該バンドデータをRAM223上にそのまま保存す
る。
【0054】一方、ステップ(3)で、先頭のバンドの
バンドサイズ308が転送可能データサイズより大きい
と判断した場合は、データ圧縮を行い(4)、該データ
圧縮したものと転送可能データサイズとを比較し
(5)、バンドサイズが転送可能なデータサイズより小
さいと判断された場合は、ステップ(11)に進み、当
該バンドデータをRAM223上にそのまま保存する。
【0055】一方、ステップ(5)で、先頭のバンドの
バンドサイズ308が転送可能データサイズより大きい
と判断した場合は、再度データ圧縮を行う(6)。ここ
では、ステップ(4)で行った圧縮より高圧縮率な圧縮
方法、例えばステップ(4)においてバンド単位の可逆
圧縮を行っていれば、ライン単位の可逆圧縮やバイト単
位の不可逆圧縮を試みる。
【0056】次に、再圧縮したバンドデータと転送可能
なデータサイズを比較し(7)、バンドサイズが転送可
能なデータサイズより小さいと判断された場合は、ステ
ップ(11)において保存する。
【0057】一方、ステップ(7)で、バンドサイズが
転送可能なデータサイズより大きいと判断された場合
は、さらに、再圧縮されたバンドデータとプリンタ22
0のRAM223上に確保される空きメモリサイズとを
比較し(8)、該再圧縮されたバンドデータが該空きメ
モリサイズよりも大きいと判定した場合には、図5に示
したように、プリンタ220の空きメモリサイズより大
きい部分を非同期バンドとして新たに生成し、印刷デー
タ601の先頭に保存し(9)、残りを元の場所に保存
する(11)。
【0058】一方、ステップ(8)で、プリンタ220
の空きメモリサイズより小さいと判断された場合は、す
べてを非同期バンドとして、図4に示したように、印刷
データ501の先頭に置いて(9)、バンドデータを保
存する(10)。
【0059】次に、1ページ分のバンドが終了したかど
うかを判断し(12)、全てのバンドが終了するまで、
ステップ(2)からステップ(11)までの処理を繰り
返す。
【0060】そして、ステップ(12)で、すべてのバ
ンドに対して処理が1ページ分終了したと判断された場
合に、プリンタ220に対して編成された印刷データを
転送して(13)、処理を終了する。
【0061】なお、本実施形態においては、ホストコン
ピュータは同期,非同期部分を転送時に意識する必要は
なく、プリンタ220において制御する。
【0062】以下、本実施形態の特徴的構成について図
6に示したフローチャートを参照して説明する。
【0063】上記のように構成された所定の通信媒体
(インタフェース240, ネットワークを含む)を介し
て印刷装置(プリンタ220)と通信可能な印刷制御方
法であって、あるいは所定の通信媒体を介して印刷装置
と通信可能な印刷制御方法におけるコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、生
成されるページ単位の印刷データを給紙タイミングに同
期して前記印刷装置に確保されるバンドメモリ単位に転
送する転送工程(図6のステップ(13))と、前記生
成されるバンド単位の印刷データのサイズが前記印刷装
置に転送可能なデータサイズを越えているかどうかを判
定する第1の判定工程(図6のステップ(3))と、前
記バンド単位の印刷データが前記転送可能なデータサイ
ズを越えていると判定した場合に、前記バンド単位の印
刷データを圧縮して圧縮印刷データを生成する第1の圧
縮工程(図6のステップ(4))と、前記第1の圧縮工
程により生成された前記圧縮印刷データが前記印刷装置
に転送可能なデータサイズを越えているかどうかを判定
する第2の判定工程(図6のステップ(5))と、前記
圧縮印刷データが前記転送可能なデータサイズを越えて
いると判定した場合に、前記圧縮印刷データを前記第1
の圧縮工程による圧縮形式とは異なる圧縮形式で再圧縮
する第2の圧縮工程(図6のステップ(6))と、前記
第2の圧縮工程により再圧縮された再圧縮印刷データの
サイズと前記印刷装置のメモリ資源に確保される展開エ
リアのサイズとに基づいて前記転送工程が転送すべき各
バンド毎の印刷データの編成状態を変更する変更工程
(図6のステップ(9), (10))とを有するので、
通常ならば対応バンドの印刷データが間に合わないよう
なサイズのバンドであっても、先行して処理することが
可能となり、給紙タイミングに同期しては展開が間に合
わないようなバンドを含む印刷データであっても、印刷
不良とすることなく正常に印刷することができる。
【0064】また、前記変更工程(図6のステップ(1
0))は、前記再圧縮印刷データを先頭バンドとして転
送データを編成するので、展開が間に合わないバンドを
事前に転送して、後続して順次転送される各バンドを正
順に復元して印刷処理させることができる。
【0065】さらに、前記変更工程(図6のステップ
(9))は、前記展開エリアのサイズから溢れる余剰再
圧縮印刷データを先頭バンドとして転送データを編成す
るので、印刷装置側のメモリ資源を圧迫することなく、
展開が間に合わないバンドから溢れてしまう部分の印刷
データを事前に転送して、後続して順次転送される各バ
ンドを正順に復元して印刷処理させることができる。
【0066】また、前記第2の圧縮工程(図6のステッ
プ(6))は、不可逆圧縮形式で前記圧縮データを圧縮
するので、展開が間に合わないバンドの印刷データサイ
ズを可能な限り最小化して短時間に転送処理することが
できる。
【0067】以下、ホストコンピュータから編成されて
出力される各バンドデータの印刷処理動作について説明
する。
【0068】図7は、図2に示したプリンタ220のメ
モリ資源のメモリマップを説明する図であり、図2に示
したプリンタ220内のRAM223のメモリマップに
対応する。
【0069】図において、800は使用可能なメモリ空
間、801はジョブ情報エリアで、ホストコンピュータ
200から転送される、例えば図3に示した印刷データ
300の印刷データ全体の情報を含むヘッダデータ30
1を保存する。
【0070】802はバンドメモリエリア(バンドメモ
リ1)で、バンドデータ303を一時保存する。803
はバンドメモリエリア(バンドメモリ2)で、バンドデ
ータ303を一時保存する。本実施形態では、バンドメ
モリ1およびバンドメモリ2を交互に利用することで本
発明における同期転送方式を実現する。804は空きメ
モリで、非同期のバンドデータを保存するための領域で
ある。
【0071】図8は、図2に示したプリンタ220の印
刷処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に
示したプリンタ220のCPU222の同期転送方式に
おけるデータ処理手順に対応する。なお、(1)〜(1
6)は各ステップを示す。
【0072】まず、ホストコンピュータ200からのデ
ータが送信されてくるのを待ち(1)、印刷データが送
信されてきたら、ヘッダ部分をRAM223に確保され
る図8に示した領域801に保存し、それに従ってプリ
ンタの設定を変更する(2)。次に、受信したデータが
同期転送するバンドか非同期転送するバンドかどうかを
判断し(3)、非同期転送のバンドであると判断した場
合、受信したデータを図8に示した空きメモリ804に
保存して(4)、ステップ(3)へ戻る。
【0073】一方、ステップ(3)で同期転送のバンド
であると判断した場合には、バンドメモリ1のデータが
エンジンに対するビデオ転送が終了するまで待ち
(5)、該転送が終了したら、バンドメモリ1を空状態
にして(6)、該空状態になったバンドメモリ1に最初
のバンドのデータを1バンド終了まで保存する(7),
(8)。
【0074】なお、ステップ(5)以降において、最初
のバンドが非同期のバンドの場合、空きメモリからバン
ドメモリ1に移す処理を行う。
【0075】また、転送可能なデータサイズより大きい
部分だけを非同期に転送している場合、空きメモリから
移す処理を終えた後、残りを受信する。
【0076】一方、ステップ(8)で、バンドデータの
受信をし終えたら、エンジン(印刷部229)を起動し
て(9)、バンドメモリ1のデータをエンジンへビデオ
転送する(10)。なお、これ以降の処理の合間をみて
転送処理を継続しているものとする。
【0077】そして、当該転送を開始した後は、すなわ
ち、バンドメモリ1のデータのビデオ転送を始めたら、
バンドメモリ2がエンジンへのビデオ転送が終了してい
るか確認し(11)、バンドメモリ2がエンジンへのビ
デオ転送が終了していると確認した場合には、バンドメ
モリ2を空にして(12)、次のバンドデータを終りま
で受信してバンドメモリ2に保存する(13)。このと
き、バンドが非同期のバンドの場合、空きメモリからバ
ンドメモリ2に移す処理を行う。
【0078】また、転送可能なデータサイズより大きい
部分だけを非同期に転送している場合、空きメモリから
移す処理を終えた後残りを受信する。
【0079】次に、1バンド分のデータ保存が終了した
かどうかを判断し(14)、1バンド分のデータ保存が
終了していないと判断した場合は、ステップ(13)へ
戻り、1バンド分のデータ保存がすべて終了していると
判断した場合は、バンドメモリ2に保存されたデータの
エンジンに対するビデオ転送を開始する(15)。ここ
で、ステップ(11)からステップ(13)の処理は、
バンドメモリ1のエンジンへのビデオ転送が終了するま
でに行われる。
【0080】以降、ステップ(16)で、1ページが終
了したと判断されるまで、バンドメモリ1のビデオ転送
が終了するまでに、次のバンドデータをバンドメモリ2
にデータをビデオ転送にし、バンド2のビデオ転送が終
了するまでに、次のバンドデータをバンドメモリ1にビ
デオ転送できるようにする処理を繰り返す。
【0081】以下、図9に示すメモリマップを参照して
本発明に係る出力制御装置を適用可能な印刷システムで
読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説
明する。
【0082】図9は、本発明に係る出力制御装置を適用
可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プ
ログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する
図である。
【0083】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0084】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0085】本実施形態における図6,図8に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0086】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0087】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0088】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0089】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0090】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の通信媒体を介して印刷装置と通
信可能な印刷制御装置であって、生成されるページ単位
の印刷データを給紙タイミングに同期して前記印刷装置
に確保されるバンドメモリ単位に転送する転送手段と、
前記生成されるバンド単位の印刷データのサイズが前記
印刷装置に転送可能なデータサイズを越えているかどう
かを判定する第1の判定手段と、前記バンド単位の印刷
データが前記転送可能なデータサイズを越えていると判
定した場合に、前記バンド単位の印刷データを圧縮して
圧縮印刷データを生成する第1の圧縮手段と、前記第1
の圧縮手段により生成された前記圧縮印刷データが前記
印刷装置に転送可能なデータサイズを越えているかどう
かを判定する第2の判定手段と、前記圧縮印刷データが
前記転送可能なデータサイズを越えていると判定した場
合に、前記圧縮印刷データを前記第1の圧縮手段による
圧縮形式とは異なる圧縮形式で再圧縮する第2の圧縮手
段と、前記第2の圧縮手段により再圧縮された再圧縮印
刷データのサイズと前記印刷装置のメモリ資源に確保さ
れる展開エリアのサイズとに基づいて前記転送手段が転
送すべき各バンド毎の印刷データの編成状態を変更する
制御手段とを有するので、通常ならば対応バンドの印刷
データが間に合わないようなサイズのバンドであって
も、先行して処理することが可能となり、給紙タイミン
グに同期しては展開が間に合わないようなバンドを含む
印刷データであっても、印刷不良とすることなく正常に
印刷することができる。
【0092】第2の発明によれば、前記制御手段は、前
記再圧縮印刷データを先頭バンドとして転送データを編
成するので、展開が間に合わないバンドを事前に転送し
て、後続して順次転送される各バンドを正順に復元して
印刷処理させることができる。
【0093】第3の発明によれば、前記制御手段は、前
記展開エリアのサイズから溢れる余剰再圧縮印刷データ
を先頭バンドとして転送データを編成するので、印刷装
置側のメモリ資源を圧迫することなく、展開が間に合わ
ないバンドから溢れてしまう部分の印刷データを事前に
転送して、後続して順次転送される各バンドを正順に復
元して印刷処理させることができる。
【0094】第4の発明によれば、前記第2の圧縮手段
は、不可逆圧縮形式で前記圧縮データを圧縮するので、
展開が間に合わないバンドの印刷データサイズを可能な
限り最小化して短時間に転送処理することができる。
【0095】第5, 第9の発明によれば、所定の通信媒
体を介して印刷装置と通信可能な印刷制御方法であっ
て、あるいは所定の通信媒体を介して印刷装置と通信可
能な印刷制御方法におけるコンピュータが読み出し可能
なプログラムを格納した記憶媒体であって、生成される
ページ単位の印刷データを給紙タイミングに同期して前
記印刷装置に確保されるバンドメモリ単位に転送する転
送工程と、前記生成されるバンド単位の印刷データのサ
イズが前記印刷装置に転送可能なデータサイズを越えて
いるかどうかを判定する第1の判定工程と、前記バンド
単位の印刷データが前記転送可能なデータサイズを越え
ていると判定した場合に、前記バンド単位の印刷データ
を圧縮して圧縮印刷データを生成する第1の圧縮工程
と、前記第1の圧縮工程により生成された前記圧縮印刷
データが前記印刷装置に転送可能なデータサイズを越え
ているかどうかを判定する第2の判定工程と、前記圧縮
印刷データが前記転送可能なデータサイズを越えている
と判定した場合に、前記圧縮印刷データを前記第1の圧
縮工程による圧縮形式とは異なる圧縮形式で再圧縮する
第2の圧縮工程と、前記第2の圧縮工程により再圧縮さ
れた再圧縮印刷データのサイズと前記印刷装置のメモリ
資源に確保される展開エリアのサイズとに基づいて前記
転送工程が転送すべき各バンド毎の印刷データの編成状
態を変更する変更工程とを有するので、通常ならば対応
バンドの印刷データが間に合わないようなサイズのバン
ドであっても、先行して処理することが可能となり、給
紙タイミングに同期しては展開が間に合わないようなバ
ンドを含む印刷データであっても、印刷不良とすること
なく正常に印刷することができる。
【0096】第6, 第10の発明によれば、前記変更工
程は、前記再圧縮印刷データを先頭バンドとして転送デ
ータを編成するので、展開が間に合わないバンドを事前
に転送して、後続して順次転送される各バンドを正順に
復元して印刷処理させることができる。
【0097】第7, 第11の発明によれば、前記変更工
程は、前記展開エリアのサイズから溢れる余剰再圧縮印
刷データを先頭バンドとして転送データを編成するの
で、印刷装置側のメモリ資源を圧迫することなく、展開
が間に合わないバンドから溢れてしまう部分の印刷デー
タを事前に転送して、後続して順次転送される各バンド
を正順に復元して印刷処理させることができる。
【0098】第8, 第12の発明によれば、前記第2の
圧縮工程は、不可逆圧縮形式で前記圧縮データを圧縮す
るので、展開が間に合わないバンドの印刷データサイズ
を可能な限り最小化して短時間に転送処理することがで
きる。
【0099】従って、給紙タイミングに同期した各バン
ド毎の印刷データによる転送処理では印刷不良となって
しまう印刷を確実に防止して、印刷装置側のメモリ資源
の拡張を強いることなく正常に印刷処理できる印刷処理
環境を自在に構築できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な出力装置の構成を示す断面
図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す印刷制御装置を適用
可能なプリンタ制御システムの構成を説明するブロック
図である。
【図3】図2に示したホストコンピュータからプリンタ
に転送される印刷データのデータ構造を説明する図であ
る。
【図4】本発明に係る印刷制御装置における転送印刷デ
ータの編成状態を説明する図である。
【図5】本発明に係る印刷制御装置における転送印刷デ
ータの編成状態を説明する図である。
【図6】本発明に係る出力制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図2に示したプリンタのメモリ資源のメモリマ
ップを説明する図である。
【図8】図2に示したプリンタの印刷処理手順の一例を
示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る出力制御装置を適用可能な印刷シ
ステムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格
納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
200 ホストコンピュータ 202 CPU 203 RAM 204 ROM 220 プリンタ 222 CPU 223 RAM 224 ROM

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通信
    可能な印刷制御装置であって、 生成されるページ単位の印刷データを給紙タイミングに
    同期して前記印刷装置に確保されるバンドメモリ単位に
    転送する転送手段と、 前記生成されるバンド単位の印刷データのサイズが前記
    印刷装置に転送可能なデータサイズを越えているかどう
    かを判定する第1の判定手段と、 前記バンド単位の印刷データが前記転送可能なデータサ
    イズを越えていると判定した場合に、前記バンド単位の
    印刷データを圧縮して圧縮印刷データを生成する第1の
    圧縮手段と、 前記第1の圧縮手段により生成された前記圧縮印刷デー
    タが前記印刷装置に転送可能なデータサイズを越えてい
    るかどうかを判定する第2の判定手段と、 前記圧縮印刷データが前記転送可能なデータサイズを越
    えていると判定した場合に、前記圧縮印刷データを前記
    第1の圧縮手段による圧縮形式とは異なる圧縮形式で再
    圧縮する第2の圧縮手段と、 前記第2の圧縮手段により再圧縮された再圧縮印刷デー
    タのサイズと前記印刷装置のメモリ資源に確保される展
    開エリアのサイズとに基づいて前記転送手段が転送すべ
    き各バンド毎の印刷データの編成状態を変更する制御手
    段と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記再圧縮印刷データ
    を先頭バンドとして転送データを編成することを特徴と
    する請求項1 記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記展開エリアのサイ
    ズから溢れる余剰再圧縮印刷データを先頭バンドとして
    転送データを編成することを特徴とする請求項1 記載の
    印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の圧縮手段は、不可逆圧縮形式
    で前記圧縮データを圧縮することを特徴とする請求項1
    記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通信
    可能な印刷制御方法であって、 生成されるページ単位の印刷データを給紙タイミングに
    同期して前記印刷装置に確保されるバンドメモリ単位に
    転送する転送工程と、 前記生成されるバンド単位の印刷データのサイズが前記
    印刷装置に転送可能なデータサイズを越えているかどう
    かを判定する第1の判定工程と、 前記バンド単位の印刷データが前記転送可能なデータサ
    イズを越えていると判定した場合に、前記バンド単位の
    印刷データを圧縮して圧縮印刷データを生成する第1の
    圧縮工程と、 前記第1の圧縮工程により生成された前記圧縮印刷デー
    タが前記印刷装置に転送可能なデータサイズを越えてい
    るかどうかを判定する第2の判定工程と、 前記圧縮印刷データが前記転送可能なデータサイズを越
    えていると判定した場合に、前記圧縮印刷データを前記
    第1の圧縮工程による圧縮形式とは異なる圧縮形式で再
    圧縮する第2の圧縮工程と、 前記第2の圧縮工程により再圧縮された再圧縮印刷デー
    タのサイズと前記印刷装置のメモリ資源に確保される展
    開エリアのサイズとに基づいて前記転送工程が転送すべ
    き各バンド毎の印刷データの編成状態を変更する変更工
    程と、を有することを特徴とする印刷制御方法。
  6. 【請求項6】 前記変更工程は、前記再圧縮印刷データ
    を先頭バンドとして転送データを編成することを特徴と
    する請求項5記載の印刷制御方法。
  7. 【請求項7】 前記変更工程は、前記展開エリアのサイ
    ズから溢れる余剰再圧縮印刷データを先頭バンドとして
    転送データを編成することを特徴とする請求項5記載の
    印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の圧縮工程は、不可逆圧縮形式
    で前記圧縮データを圧縮することを特徴とする請求項5
    記載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 所定の通信媒体を介して印刷装置と通信
    可能な印刷制御方法におけるコンピュータが読み出し可
    能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 生成されるページ単位の印刷データを給紙タイミングに
    同期して前記印刷装置に確保されるバンドメモリ単位に
    転送する転送工程と、 前記生成されるバンド単位の印刷データのサイズが前記
    印刷装置に転送可能なデータサイズを越えているかどう
    かを判定する第1の判定工程と、 前記バンド単位の印刷データが前記転送可能なデータサ
    イズを越えていると判定した場合に、前記バンド単位の
    印刷データを圧縮して圧縮印刷データを生成する第1の
    圧縮工程と、 前記第1の圧縮工程により生成された前記圧縮印刷デー
    タが前記印刷装置に転送可能なデータサイズを越えてい
    るかどうかを判定する第2の判定工程と、 前記圧縮印刷データが前記転送可能なデータサイズを越
    えていると判定した場合に、前記圧縮印刷データを前記
    第1の圧縮工程による圧縮形式とは異なる圧縮形式で再
    圧縮する第2の圧縮工程と、 前記第2の圧縮工程により再圧縮された再圧縮印刷デー
    タのサイズと前記印刷装置のメモリ資源に確保される展
    開エリアのサイズとに基づいて前記転送工程が転送すべ
    き各バンド毎の印刷データの編成状態を変更する変更工
    程とを含むことを特徴とするコンピュータが読み出し可
    能なプログラムを格納した記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記変更工程は、前記再圧縮印刷デー
    タを先頭バンドとして転送データを編成することを特徴
    とする請求項9記載のコンピュータが読み出し可能なプ
    ログラムを格納した記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記変更工程は、前記展開エリアのサ
    イズから溢れる余剰再圧縮印刷データを先頭バンドとし
    て転送データを編成することを特徴とする請求項9記載
    のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
    記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記第2の圧縮工程は、不可逆圧縮形
    式で前記圧縮データを圧縮することを特徴とする請求項
    9記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
    納した記憶媒体。
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JP2009153049A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Canon Inc 画像出力装置及び画像出力方法
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