JPH10337073A - 3相srモータの起動方法 - Google Patents
3相srモータの起動方法Info
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- JPH10337073A JPH10337073A JP9152918A JP15291897A JPH10337073A JP H10337073 A JPH10337073 A JP H10337073A JP 9152918 A JP9152918 A JP 9152918A JP 15291897 A JP15291897 A JP 15291897A JP H10337073 A JPH10337073 A JP H10337073A
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/64—Electric machine technologies in electromobility
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Abstract
(57)【要約】
【課題】 3相SRモータの起動特性の改善。
【解決手段】 3相SRモータ2のロータに設けてある
位置センサ3の検出信号,,をデコード・ロジッ
ク回路4に入力させ、複数の位置センサ信号を演算処理
した信号によって、パワー・スイッチング回路1におけ
るスイッチ素子のオン・オフ信号のタイミングを制御し
てロータを駆動させる3相SRモータの起動方法におい
て、起動指令を与えても起動しないときは、デコード・
ロジック回路4に入力する位置センサ信号の極性を切り
替えてSRモータ2を逆励磁することによって回転方向
を反転させ、ロータの回転を確認したうえで、正方向回
転となるようにデコード・ロジック回路4に入力する位
置センサ信号の極性を元に戻す。
位置センサ3の検出信号,,をデコード・ロジッ
ク回路4に入力させ、複数の位置センサ信号を演算処理
した信号によって、パワー・スイッチング回路1におけ
るスイッチ素子のオン・オフ信号のタイミングを制御し
てロータを駆動させる3相SRモータの起動方法におい
て、起動指令を与えても起動しないときは、デコード・
ロジック回路4に入力する位置センサ信号の極性を切り
替えてSRモータ2を逆励磁することによって回転方向
を反転させ、ロータの回転を確認したうえで、正方向回
転となるようにデコード・ロジック回路4に入力する位
置センサ信号の極性を元に戻す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、航空宇宙用、産
業用、輸送用、家電用等において使用される可変速モー
タ、特にスイッチド・リラクタンスモータ(以下SRモ
ータという)の起動特性の改善に関する。
業用、輸送用、家電用等において使用される可変速モー
タ、特にスイッチド・リラクタンスモータ(以下SRモ
ータという)の起動特性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】SRモータは突極構造のステータと同じ
く突極構造のロータを備え、ステータとロータの突極間
のギャップの変化に伴うリラクタンス(磁気抵抗)の変
化をトルクに変換させながらロータを回転させるモータ
であって、ロータの軸端に設けてある複数の位置センサ
を用いてロータの突極位置を検出し、この検出信号に基
づいて、ステータを構成する突極に巻回してあるコイル
に順次電流を供給するようにパワー・スイッチング回路
を構成するスイッチ素子をオン・オフ制御してロータを
回転駆動させる。
く突極構造のロータを備え、ステータとロータの突極間
のギャップの変化に伴うリラクタンス(磁気抵抗)の変
化をトルクに変換させながらロータを回転させるモータ
であって、ロータの軸端に設けてある複数の位置センサ
を用いてロータの突極位置を検出し、この検出信号に基
づいて、ステータを構成する突極に巻回してあるコイル
に順次電流を供給するようにパワー・スイッチング回路
を構成するスイッチ素子をオン・オフ制御してロータを
回転駆動させる。
【0003】図4は、SRモータの構成とその動作原理
を説明するためのブロック図である。このSRモータ
は、3相6/4(ステータの突極6,ロータの突極4)
形モータであって、図4(a)はA相が励磁完了した状
態を示している。スイッチ素子25がオンとなると、直
流電源23からの励磁電流がステータ巻線(図4のφ11
とφ12)に供給され、このステータ巻線に磁力が発生
し、ロータ22の突極を引き付ける。この結果、ステー
タ21の突極とロータ22の突極とが一致するようにロ
ータ22が回転する。図4(b)は、A相からB相への
励磁の切り替えを示しており、スイッチ素子25はオ
フ、スイッチ素子24はオンとなる。図4(c)は、B
相の励磁が完了した状態を示しており、スイッチ素子2
4がオンとなるのでステータ巻線φ21とφ22が励磁さ
れ、ロータ22は反時計方向に回転し、ステータ21の
突極とロータ22の突極とが一致する。以下、同様にし
てB相からC相への励磁の切り替えとC相からA相への
切り替えが行われ、ステータ巻線φ31とφ32の励磁とス
テータ巻線φ11とφ12の励磁に伴ってロータは回転を継
続する。
を説明するためのブロック図である。このSRモータ
は、3相6/4(ステータの突極6,ロータの突極4)
形モータであって、図4(a)はA相が励磁完了した状
態を示している。スイッチ素子25がオンとなると、直
流電源23からの励磁電流がステータ巻線(図4のφ11
とφ12)に供給され、このステータ巻線に磁力が発生
し、ロータ22の突極を引き付ける。この結果、ステー
タ21の突極とロータ22の突極とが一致するようにロ
ータ22が回転する。図4(b)は、A相からB相への
励磁の切り替えを示しており、スイッチ素子25はオ
フ、スイッチ素子24はオンとなる。図4(c)は、B
相の励磁が完了した状態を示しており、スイッチ素子2
4がオンとなるのでステータ巻線φ21とφ22が励磁さ
れ、ロータ22は反時計方向に回転し、ステータ21の
突極とロータ22の突極とが一致する。以下、同様にし
てB相からC相への励磁の切り替えとC相からA相への
切り替えが行われ、ステータ巻線φ31とφ32の励磁とス
テータ巻線φ11とφ12の励磁に伴ってロータは回転を継
続する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】3相SRモータは、励
磁されたステータ突極に対し、そのリラクタンス(磁気
抵抗)が最小となるようにロータ突極が移動する形でト
ルクを発生するので、その運転特性はリラクタンスのロ
ータ位置に対する特性と密接に関係している。3相SR
モータの出力トルク波形をSine波形で近似させると、図
1に示すように、トルクリップルが大きいばかりでな
く、起動トルクが小さいロータ位置があることが判る。
図1におけるa点はA相からB相に切り替わる点であ
り、この点におけるトルクはピークトルクの1/2とな
っている。実際の出力トルク波形は、Sine波形のように
整然とした波形ではなく、変歪された波形であるので、
1つの相から他の相へ切り替わる点におけるトルクの落
ち込みは、より大きくなっている。従って、トルクの落
ち込みが大きいロータ位置にあるロータを起動させよう
としても、起動トルクが不足してSRモータが起動でき
ない事態を発生させていた。
磁されたステータ突極に対し、そのリラクタンス(磁気
抵抗)が最小となるようにロータ突極が移動する形でト
ルクを発生するので、その運転特性はリラクタンスのロ
ータ位置に対する特性と密接に関係している。3相SR
モータの出力トルク波形をSine波形で近似させると、図
1に示すように、トルクリップルが大きいばかりでな
く、起動トルクが小さいロータ位置があることが判る。
図1におけるa点はA相からB相に切り替わる点であ
り、この点におけるトルクはピークトルクの1/2とな
っている。実際の出力トルク波形は、Sine波形のように
整然とした波形ではなく、変歪された波形であるので、
1つの相から他の相へ切り替わる点におけるトルクの落
ち込みは、より大きくなっている。従って、トルクの落
ち込みが大きいロータ位置にあるロータを起動させよう
としても、起動トルクが不足してSRモータが起動でき
ない事態を発生させていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1(a)から明らかな
ように、a点のロータ位置でC相を励磁すると、b点の
トルク(逆方向ではあるがピークトルク)を得ることが
できるので、ロータは逆方向に回転する。A相,B相の
トルクの落ち込みを脱出したA相トルクのピーク付近
で、C相からA相に切り替える(c点→d点)。即ち、
図1(b)における位置センサの立上り信号を利用し
て正常回転に戻すとA相が励磁され、A相→B相→C相
→A相…と回転を継続するようになる。この発明は、上
述したSRモータに固有な起動特性の不具合を解消する
ためになされたものであって、デコード・ロジック回路
に入力する複数の位置センサ信号の演算処理方法を変更
して生成した出力信号に基づいて逆励磁を行い、ロータ
を逆方向に回転させたうえで、正常回転となるようにデ
コード・ロジック回路における位置センサ信号の演算処
理を正常時に戻すようにする。
ように、a点のロータ位置でC相を励磁すると、b点の
トルク(逆方向ではあるがピークトルク)を得ることが
できるので、ロータは逆方向に回転する。A相,B相の
トルクの落ち込みを脱出したA相トルクのピーク付近
で、C相からA相に切り替える(c点→d点)。即ち、
図1(b)における位置センサの立上り信号を利用し
て正常回転に戻すとA相が励磁され、A相→B相→C相
→A相…と回転を継続するようになる。この発明は、上
述したSRモータに固有な起動特性の不具合を解消する
ためになされたものであって、デコード・ロジック回路
に入力する複数の位置センサ信号の演算処理方法を変更
して生成した出力信号に基づいて逆励磁を行い、ロータ
を逆方向に回転させたうえで、正常回転となるようにデ
コード・ロジック回路における位置センサ信号の演算処
理を正常時に戻すようにする。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の実施例を図面を参照し
ながら説明する。図3は、3相SRモータの制御回路の
構成を示すブロック図である。3相SRモータ2のロー
タには位置センサ3が設けてあり、3つの位置センサ
,,の検出信号はデコード・ロジック回路4に入
力して演算処理され、パワー・スイッチング回路1を構
成するスイッチ素子をオン・オフ制御するタイミング信
号を生成する。また、回転センサの検出信号はF/V
コンバータ10を介して速度アンプ11に入力し、速度
指令信号12と演算された速度アンプ11からの検出信
号が電流アンプ9に入力する。直流電源6とパワー・ス
イッチング回路1との間には電流検出器5が設けてあ
り、この電流検出器5の検出信号は電流検出回路7を介
して電流アンプ9に入力し、速度アンプ11からの検出
信号と演算処理され、PWM発生回路8に入力する。P
WM発生回路8からのPWM信号とデコード・ロジック
回路4からのタイミング信号はパワー・スイッチング回
路1に入力し、パワー・スイッチング回路1を構成する
複数のスイッチ素子を交互にオン・オフ制御する。パワ
ー・スイッチング回路1から出力される駆動電流は、3
相SRモータ2におけるステータコイルを順次励磁し、
ロータを回転駆動させる。
ながら説明する。図3は、3相SRモータの制御回路の
構成を示すブロック図である。3相SRモータ2のロー
タには位置センサ3が設けてあり、3つの位置センサ
,,の検出信号はデコード・ロジック回路4に入
力して演算処理され、パワー・スイッチング回路1を構
成するスイッチ素子をオン・オフ制御するタイミング信
号を生成する。また、回転センサの検出信号はF/V
コンバータ10を介して速度アンプ11に入力し、速度
指令信号12と演算された速度アンプ11からの検出信
号が電流アンプ9に入力する。直流電源6とパワー・ス
イッチング回路1との間には電流検出器5が設けてあ
り、この電流検出器5の検出信号は電流検出回路7を介
して電流アンプ9に入力し、速度アンプ11からの検出
信号と演算処理され、PWM発生回路8に入力する。P
WM発生回路8からのPWM信号とデコード・ロジック
回路4からのタイミング信号はパワー・スイッチング回
路1に入力し、パワー・スイッチング回路1を構成する
複数のスイッチ素子を交互にオン・オフ制御する。パワ
ー・スイッチング回路1から出力される駆動電流は、3
相SRモータ2におけるステータコイルを順次励磁し、
ロータを回転駆動させる。
【0007】図1(a)は3相SRモータの出力トルク
特性曲線を示し、図1(b)はロータ回転に伴う位置セ
ンサ,,の出力信号の変化を示す。また、図1
(c)は3相SRモータ正転時におけるステータコイル
へ励磁電流を供給するスイッチ素子のオン信号を示し、
図1(d)は逆転時におけるスイッチ素子のオン信号を
示す。正転時におけるA相コイルへ励磁電流を供給する
スイッチ素子のオン信号は、位置センサのH信号と位
置センサのL信号との論理積によって生成される。B
相コイルにおいては位置センサのH信号と位置センサ
のL信号との論理積により、C相コイルにおいては位
置センサのH信号と位置センサのL信号との論理積
によって生成される。また、逆転時におけるA相,B
相,C相へ励磁電流を供給するスイッチ素子のオン信号
は、位置センサのL信号と位置センサのH信号、位
置センサのL信号と位置センサのH信号、および位
置センサのL信号と位置センサのH信号より成る論
理積によって生成される。
特性曲線を示し、図1(b)はロータ回転に伴う位置セ
ンサ,,の出力信号の変化を示す。また、図1
(c)は3相SRモータ正転時におけるステータコイル
へ励磁電流を供給するスイッチ素子のオン信号を示し、
図1(d)は逆転時におけるスイッチ素子のオン信号を
示す。正転時におけるA相コイルへ励磁電流を供給する
スイッチ素子のオン信号は、位置センサのH信号と位
置センサのL信号との論理積によって生成される。B
相コイルにおいては位置センサのH信号と位置センサ
のL信号との論理積により、C相コイルにおいては位
置センサのH信号と位置センサのL信号との論理積
によって生成される。また、逆転時におけるA相,B
相,C相へ励磁電流を供給するスイッチ素子のオン信号
は、位置センサのL信号と位置センサのH信号、位
置センサのL信号と位置センサのH信号、および位
置センサのL信号と位置センサのH信号より成る論
理積によって生成される。
【0008】次に、3相SRモータのロータが起動トル
クの小さいロータ位置に停止しているときの起動方法を
図2に示すフローチャートによって説明する。起動指令
をデコード・ロジック回路4に入力させ(S101)、
一定時間以上位置センサ出力が変化しないかどうかを確
認し(S102)、NOであれば逆方向トルクを発生す
る相を励磁するようにデコード・ロジック回路4におけ
る位置センサ信号の極性を同時に切り替え、モータ回転
方向を逆転させる(S103)。トルクの落ち込み脱出
を位置センサ出力が変化することによって検出(S10
4)し、正方向トルクを発生する相を励磁するように位
置センサ信号の極性を元に戻して、モータ回転を正方向
に戻す(S105)。
クの小さいロータ位置に停止しているときの起動方法を
図2に示すフローチャートによって説明する。起動指令
をデコード・ロジック回路4に入力させ(S101)、
一定時間以上位置センサ出力が変化しないかどうかを確
認し(S102)、NOであれば逆方向トルクを発生す
る相を励磁するようにデコード・ロジック回路4におけ
る位置センサ信号の極性を同時に切り替え、モータ回転
方向を逆転させる(S103)。トルクの落ち込み脱出
を位置センサ出力が変化することによって検出(S10
4)し、正方向トルクを発生する相を励磁するように位
置センサ信号の極性を元に戻して、モータ回転を正方向
に戻す(S105)。
【0009】図1(a)におけるa点のロータ位置にお
いては、図1(c)に示すようにA相またはB相が励磁
されており、起動指令を与えても起動トルク不足のため
ロータは起動しない。このとき、C相を励磁すると図1
(d)に示すようにb点のトルク(逆方向ではあるがピ
ークトルク)を得ることができる。これにより、ロータ
は逆回転するので、A相とB相のトルクの落ち込みを脱
出したA相のピークトルク付近で図1(c)に示すよう
にC相からA相に切り替える(c点→d点)。A相の励
磁によりロータは正方向に回転するので、尓後は通常回
転のようにA相→B相→C相→A相→…と回転を継続さ
せる。
いては、図1(c)に示すようにA相またはB相が励磁
されており、起動指令を与えても起動トルク不足のため
ロータは起動しない。このとき、C相を励磁すると図1
(d)に示すようにb点のトルク(逆方向ではあるがピ
ークトルク)を得ることができる。これにより、ロータ
は逆回転するので、A相とB相のトルクの落ち込みを脱
出したA相のピークトルク付近で図1(c)に示すよう
にC相からA相に切り替える(c点→d点)。A相の励
磁によりロータは正方向に回転するので、尓後は通常回
転のようにA相→B相→C相→A相→…と回転を継続さ
せる。
【0010】図1(a)から明らかなように、起動トル
クが小さいロータ位置はa点の他にも存在するので、ど
のロータ位置において起動トルク不足となっているのか
は簡単には確認できない。しかし乍ら、起動していない
ことは位置センサ信号によって容易に確認できるので、
デコード・ロジック回路に入力する凡ての位置センサ信
号の極性を同時に切り替えることによって逆励磁を実現
できる。従って、極めて簡単な信号切り替え操作によっ
て、起動トルク不足に基づく不具合を解決させることが
可能である。
クが小さいロータ位置はa点の他にも存在するので、ど
のロータ位置において起動トルク不足となっているのか
は簡単には確認できない。しかし乍ら、起動していない
ことは位置センサ信号によって容易に確認できるので、
デコード・ロジック回路に入力する凡ての位置センサ信
号の極性を同時に切り替えることによって逆励磁を実現
できる。従って、極めて簡単な信号切り替え操作によっ
て、起動トルク不足に基づく不具合を解決させることが
可能である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、3相SRモータに
固有な起動特性の不具合を、簡単な信号切り替え操作に
よって改善することができる。
固有な起動特性の不具合を、簡単な信号切り替え操作に
よって改善することができる。
【図1】3相SRモータの出力トルク特性、位置センサ
信号、正転時と逆転時におけるコイルオン信号との関係
を示す波形図。
信号、正転時と逆転時におけるコイルオン信号との関係
を示す波形図。
【図2】起動方法を示すフローチャート。
【図3】3相SRモータの制御回路の構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図4】3相SRモータの構成とその動作原理を示す説
明図。
明図。
1 パワー・スイッチング回路 2 3相SRモータ 3 位置センサ 4 デコード・ロジック回路 5 電流検出器 6 直流電源 7 電流検出回路 8 PWM発生回路 9 電流アンプ 10 F/Vコンバータ 11 速度アンプ 12 速度指令信号
Claims (1)
- 【請求項1】 ロータの突極位置を検出する複数の位置
センサ信号を演算処理するデコード・ロジック回路から
の出力信号と、PWM発生回路からのPWM信号とに基
づいて、パワー・スイッチング回路を構成するスイッチ
素子のオン・オフ信号を制御してロータを回転駆動させ
る3相SRモータの起動方法において、 前記デコード・ロジック回路に入力する位置センサから
の出力信号が一定時間以上変化しないことによって、3
相SRモータが起動トルク不足のロータ位置にあること
を確認したときは、デコード・ロジック回路における位
置センサ信号の演算処理方法を変更して、3相SRモー
タを逆励磁するように前記パワー・スイッチング回路を
構成するスイッチ素子のオン・オフ信号のタイミングを
調整し、 3相SRモータの逆方向回転が位置センサからの出力信
号によって検出されたときは、デコード・ロジック回路
における位置センサ信号の演算処理を正常に戻し、ロー
タの回転方向が正方向になるように、パワー・スイッチ
ング回路を構成するスイッチ素子のオン・オフ信号のタ
イミングを制御するようにしたことを特徴とする3相S
Rモータの起動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9152918A JPH10337073A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 3相srモータの起動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9152918A JPH10337073A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 3相srモータの起動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10337073A true JPH10337073A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15551003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9152918A Withdrawn JPH10337073A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 3相srモータの起動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10337073A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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