JPH10336834A - 電力ケーブル用接続部の組立装置 - Google Patents

電力ケーブル用接続部の組立装置

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JPH10336834A
JPH10336834A JP9144147A JP14414797A JPH10336834A JP H10336834 A JPH10336834 A JP H10336834A JP 9144147 A JP9144147 A JP 9144147A JP 14414797 A JP14414797 A JP 14414797A JP H10336834 A JPH10336834 A JP H10336834A
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重人 中村
Iwao Otaka
巖 大高
Tamami Shimomura
珠三 霜村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面倒な同期作業を必要とせず、しかも各部に
無理な力が加わる事を防止して、1対の電力ケーブル1
同士の接続作業を行なえる様にする。 【解決手段】 ケーブル支持テーブル22bの上面に支
持した電力ケーブル1の導体2の先端部に固定した導体
接続部材8及びカップリング部材6bを絶縁ブロック9
の内側に挿入する。挿入後、上記ケーブル支持テーブル
22b及び絶縁ブロック支持テーブル21aを同期して
移動させ、上記絶縁ブロック9を、別の電力ケーブルの
導体の先端部に固定した導体接続部材及びカップリング
部材に外嵌する。上記絶縁ブロック支持テーブル21a
は、ガイドレール23a、23aに沿って移動自在と
し、上記ケーブル支持テーブル21aに支持固定された
電力ケーブル1に押されて、上記別の電力ケーブルに向
け移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る電力ケーブル
用接続部の組立装置は、送電用の高圧ケーブルの端部同
士を接続する為に利用し、接続作業をより一層容易に行
なえる様にするものである。
【0002】
【従来の技術】数10万Vの高圧送電線を地下トンネル
内に設けるには、送電用の電力ケーブルを上記地下トン
ネル内に配設する。そして、互いに直列に配設した電力
ケーブルの端部同士を、地下トンネル内で接続する。こ
の様に地下トンネル内で電力ケーブルの端部同士を接続
する為の接続部の構造、並びにこの接続部の構造を組み
立てる為の組立装置として従来から、特開平9−117
029号公報に記載されたものが知られている。図3
は、この公報に記載された電力ケーブル用接続部を示し
ている。
【0003】互いに接続すべき1対の電力ケーブル1、
1の端部には導体2、2の端部を、それぞれコルゲート
外層3、3、半導電層4、4、絶縁体5、5を所定長さ
除去する事により露出させ、上記各導体2、2の端部
に、それぞれ導体接続部材8、8とカップリング部材6
a、6bとを固定している。このうちの導体接続部材
8、8は、銅又は銅合金の様な導電性の良好な金属によ
り構成し、上記各導体2、2同士の電気的接続に供す
る。又、上記各カップリング部材6a、6bは、例えば
特開平6−307421号公報等に記載されて従来から
一般的に知られているもので、ステンレス鋼等の機械的
剛性の高い金属を主体に構成しており、近づけ合って先
端部同士を互いに嵌合させる事により互いに連結され、
連結後は分離不能になって、上記各導体接続部材8、8
同士の機械的結合強度を確保する。この様なカップリン
グ部材6a、6bを上記各導体接続部材8、8を介し
て、上記各導体2、2の端部に固定する作業は、図4
(A)〜(C)に示す様にして行なう。
【0004】先ず、図4(A)に示す様に、上記1対の
電力ケーブル1、1の端部に於いて上記コルゲート外層
3、3及び半導電層4、4を除去し、絶縁体5、5を所
望長さ分だけ露出させる。次いで、同図(B)に示す様
に、上記絶縁体5、5の先端部を削り取って導体2、2
を所望長さ分だけ露出させると共に、残った絶縁体5、
5の先端部外周面に、先細テーパ状の円錐面7、7を形
成する。次いで、同図(C)に示す様に、上記各カップ
リング部材6a、6bを、上記各導体2、2の先端部
に、上記各導体接続部材8、8を介して固定する。
【0005】上述の様にして、上記各導体2、2の先端
部に、上記各導体接続部材8、8及びカップリング部材
6a、6bを固定したならば、図4(D)に示す様に、
これら導体接続部材8、8及びカップリング部材6a、
6bを絶縁ブロック9の内側に挿入する。そして、これ
らカップリング部材6a、6b同士を、同図(E)に示
す様に、上記絶縁ブロック9の内側中間部で互いに係合
させる。尚、上記絶縁ブロック9の内側中間部には、上
記1対の導体接続部材8、8同士を電気的に接続すべ
く、銅等の導電性の良好な金属により造られた導体接触
部材10と高圧シールド電極41とを設けている。又、
上記絶縁ブロック9の中心孔13は、中央部に上記導体
接触部材10及び高圧シールド電極41を支持固定する
と共に、両端寄り部分の内径寸法は、上記1対の電力ケ
ーブル1、1の端部に露出した絶縁体5、5を挿入し易
くすべく、これら各絶縁体5、5の外径寸法よりも若干
大きくしている。そこで、上記各絶縁体5、5を上記絶
縁ブロック9内に挿入したならば、この絶縁ブロック9
の補強絶縁層11の外周面に半導電層12を被覆すると
共に、この絶縁ブロック9を加熱して、上記補強絶縁層
11の内周面と上記各絶縁体5、5の外周面とを密着さ
せる。
【0006】上述の様にして1対の電力ケーブル1、1
の導体2、2同士を、上記各導体接続部材8、8及びカ
ップリング部材6a、6bを介して、上記絶縁ブロック
9の内側で接続し、上記補強絶縁層11の外周面に半導
電層12を被覆すると共に、この補強絶縁層11の内周
面と上記各絶縁体5、5の外周面とを密着させたなら
ば、この絶縁ブロック9の周囲を防水混和物14で覆
い、更にこの防水混和物14の周囲を保護筒15により
覆う。又、この保護筒15の軸方向中間部は絶縁筒16
に接続しており、同じく、この保護筒15の両端部と上
記各電力ケーブル1、1の最外層を構成する前記コルゲ
ート外層3、3との間には、それぞれ防水層17、17
を設けている。
【0007】ところで、図3に示す様な電力ケーブル用
接続部を構成する為、図4(D)(E)に示す様に絶縁
ブロック9内に、導体接続部材8、8及びカップリング
部材6a、6bを挿入する作業は、やはり特開平9−1
17029号公報に記載された、図5〜6に示す様な電
力ケーブル用接続部の組立装置18を使用して行なう。
この様な組立装置を使用する理由に就いて、図7により
説明する。
【0008】1対の電力ケーブル1、1の端部同士を接
続する場合、これら両電力ケーブル1、1の端部近傍部
分を、それぞれクリートと呼ばれる固定治具19、19
により、上記電力ケーブル1、1を配設した地下トンネ
ルの一部に固定する。これら両固定治具19、19同士
の間隔D19は、例えば9m程度である。一方、上記各電
力ケーブル1、1の先端部でこれら固定治具19、19
よりも突出した部分の長さの合計は、上記間隔D19より
も大きい。そして、大きい分だけ、上記各電力ケーブル
1、1の先端部1a、1aを、これら各電力ケーブル
1、1の中央寄り部分から側方にずらせ(オフセットさ
せ)ている。この様なオフセットは、上記各導体接続部
材8、8及びカップリング部材6a、6bを上記絶縁ブ
ロック9内に挿入し、更に、これら各カップリング部材
6a、6b同士を係合させる為、或は温度変化に伴う上
記各電力ケーブル1、1の膨張・伸縮を吸収する為に必
要である。
【0009】一方、数10万Vの高圧送電線を構成する
為の電力ケーブル1、1は、可撓性を有するとは言え、
相当に剛性が高い。又、これら各電力ケーブル1、1の
先端部1a、1a同士を互いに遠ざかる方向に変位させ
ようとした場合に、これに対抗して上記先端部1a、1
a同士を互いに近づける方向に力が加わる。反抗力と呼
ばれるこの力は相当に大きく、例えば275KVの送電用
の電力ケーブルの場合で、1t程度にも達する場合があ
る。従って、上記絶縁ブロック9と1対の導体接続部材
8、8及びカップリング部材6a、6bとを互いに芯合
わせし、上記絶縁ブロック9内にこれら導体接続部材
8、8及びカップリング部材6a、6bを挿入する作業
を人手により行なう事は不可能である。この様な事情に
鑑みて、図5〜6に示す様な組立装置18を使用し、図
8に示す様な工程で絶縁ブロック9内に、上記導体接続
部材8、8及びカップリング部材6a、6bを挿入する
事が、特開平9−296106号公報に記載されている
様に、従来から知られている。
【0010】上記組立装置18は、長矩形の固定フレー
ム20を、この固定フレーム20の長さ方向(図5〜6
の左右方向)と互いに接続すべき1対の電力ケーブル
1、1(図3、4、7)の軸方向とを一致させた状態で
設けている。尚、上記固定フレーム20は、電力ケーブ
ル1、1同士の接続作業を行なう地下トンネル内に搬入
自在とする為、更には接続作業の進行に伴って不要とな
る部分を取り外し可能とすべく、分解組立自在に構成し
ている。この様な固定フレーム20の上面中央部には絶
縁ブロック支持テーブル21を、長さ方向(図5〜6の
左右方向)両端寄り部分には1対のケーブル支持テーブ
ル22a、22bを、それぞれ水平方向移動自在に設け
ている。このうちの絶縁ブロック支持テーブル21は、
上記固定フレーム20の中央部に、上記長さ方向に亙る
移動のみ自在に設けている。
【0011】即ち、上記絶縁ブロック支持テーブル21
の下面片側(図5の上側)寄り部分を、上記固定フレー
ム20の長さ方向に配設したガイドレール23に係合さ
せている。又、上記絶縁ブロック支持テーブル21の下
面他側(図5の下側)寄り部分に固設したナット片2
4、24を、上記固定フレーム20の長さ方向に配設し
たねじ杆25に螺合させている。このねじ杆25は上記
固定フレーム20に、回転のみ自在に支持している。そ
して、上記ねじ杆25の端部に固定した従動側傘歯車
と、このねじ杆25と直交する方向に設けた駆動軸26
の一端部(図5の上端部)に固定した駆動側傘歯車とを
噛合させると共に、上記駆動軸26の他端部(図5の下
端部)に固定した第一の軸方向送りハンドル27で上記
駆動軸26を回転駆動自在とする事により、上記絶縁ブ
ロック支持テーブル21を上記固定フレーム20の長さ
方向に変位させる為の、第一の送りねじ機構を構成して
いる。この第一の送りねじ機構が、請求項に記載した軸
方向移動手段の一部を構成する。
【0012】一方、上記1対のケーブル支持テーブル2
2a、22bは、上記固定フレーム20の両端部上面
に、この固定フレーム20の長さ方向及び幅方向(図5
の上下方向)に亙る移動自在に支持している。上記各ケ
ーブル支持テーブル22a、22bを固定フレーム20
の長さ方向に亙る移動自在にすべく、この固定フレーム
20の長さ方向両端部上面には、それぞれ軸方向移動台
28a、28bを、この固定フレーム20の長さ方向に
亙って設けたガイドレール29a、29bに沿った移動
自在に設けている。そして、それぞれが上述した第一の
送りねじ機構と同様に、ねじ杆30a、30bと、駆動
軸31a、31bと、第二、第三の軸方向送りハンドル
32、33とにより構成する第二、第三の送りねじ機構
により、上記各軸方向移動台28a、28bを、上記固
定フレーム20の長さ方向に移動自在としている。これ
ら第二、第三の送りねじ機構が、上記第一の送りねじ機
構と共に、請求項に記載した軸方向移動手段を構成す
る。
【0013】そして、上記各軸方向移動台28a、28
bの上面にそれぞれ上記各ケーブル支持テーブル22
a、22bを、上記固定フレーム20の幅方向に亙る移
動自在に支持している。即ち、上記各軸方向移動台28
a、28bの上面にガイドレール34a、34bを、そ
れぞれ固定フレーム20の幅方向に亙って設け、上記各
ケーブル支持テーブル22a、22bを、これら各ガイ
ドレール34a、34bに沿った移動自在に設けてい
る。そして、上記各軸方向移動台28a、28bに、上
記各ガイドレール34a、34bと平行に配置して回転
のみ自在としたねじ杆35a、35bと、上記各ケーブ
ル支持テーブル22a、22bの下面に固定したナット
片36a、36bとを螺合させている。上記各ねじ杆3
5a、35bは、それぞれの端部に固定した第一、第二
の幅方向送りハンドル37、38により回転駆動自在と
して、第四、第五の送りねじ機構を構成している。これ
ら第四、第五の送りねじ機構が、請求項に記載した中心
軸一致手段を構成する。
【0014】上述の様に構成する組立装置18により、
前述の図4(D)(E)に示す様に絶縁ブロック9内
に、導体接続部材8、8及びカップリング部材6a、6
bを固定した、導体2、2の先端部を挿入する作業は、
第一、第二、第三の軸方向送りハンドル27、32、3
3並びに第一、第二の幅方向送りハンドル37、38を
所定の順番で操作する事により、図8(A)〜(H)に
示す様にして行なう。尚、上記作業を行なう際には、各
部に余分な動きをさせない(上記各ハンドル27、3
2、33、37、38の操作量を必要最小限に留める)
為に、各部の移動量を規制するが、この点に就いては前
述の特開平7−117029号公報に記載されており、
又、本発明の要旨とも関係しないので、以下、上記作業
の要点に就いて説明する。
【0015】先ず、図8(A)に示す様に、1対のケー
ブル支持テーブル22a、22bを固定フレーム20の
幅方向反対側で、且つ長さ方向中央側に移動させた状態
で、これら両ケーブル支持テーブル22a、22bの上
面に、それぞれ電力ケーブル1、1の端部を固定する。
この固定作業は、上記各ケーブル支持テーブル22a、
22bの上面に設けたケーブル抑え治具39により、上
記電力ケーブル1、1の最外層を構成するコルゲート外
層3の外周面を抑え付ける事により行なう。尚、上記各
電力ケーブル1、1の端部は、予め前述の図4(C)に
示す様に導体2、2の端部を露出させ、これら各導体
2、2の先端部に、導体接続部材8、8及びカップリン
グ部材6a、6bを固定しておく。
【0016】次いで、図8(B)に示す様に、上記1対
のケーブル支持テーブル22a、22bをそれぞれ固定
フレーム20の長さ方向端部に向けて、互いに遠ざかる
方向に退避させる。そして、この状態で、同図(C)に
示す様に、絶縁ブロック支持テーブル21の上面に絶縁
ブロック9を固定する。この固定作業は、上記絶縁ブロ
ック支持テーブル21の上面に設けたブロック抑え治具
40により、上記絶縁ブロック9の中間部外周面を抑え
付ける事により行なう。尚、この際、上記絶縁ブロック
支持テーブル21は、上記固定フレーム20の長さ方向
一端側(図8の右側)に移動させておく。
【0017】次いで、同図(D)に示す様に、他方(図
8の左方)のケーブル支持テーブル22bを、上記固定
フレーム20の幅方向中央側に移動させて、このケーブ
ル支持テーブル22bの上面に固定した電力ケーブル1
の中心軸と上記絶縁ブロック9の中心軸とを一致させ
る。その後、同図(E)に示す様に、上記絶縁ブロック
支持テーブル21を上記固定フレーム20の長さ方向他
端側(図8の左側)に移動させて、上記絶縁ブロック9
を、上記他方のケーブル支持テーブル22bの上面に支
持した電力ケーブル1の導体2の端部、並びにこの端部
に固定した導体接続部材8とカップリング部材6bとに
被せる(導体接続部材8及びカップリング部材6bを絶
縁ブロック9内に挿入する)。
【0018】次いで、図8(F)に示す様に、上記一方
のケーブル支持テーブル22aを上記固定フレーム20
の幅方向中央部に移動させて、このケーブル支持テーブ
ル22aの上面に固定した電力ケーブル1の中心軸と上
記絶縁ブロック9の中心軸とを一致させる。その後、同
図(G)に示す様に、上記他方のケーブル支持テーブル
22b及び上記絶縁ブロック支持テーブル21を上記固
定フレーム20の長さ方向一端側(図8の右側)に向け
移動させると共に、上記一方のケーブル支持テーブル2
2aを上記固定フレーム20の長さ方向他端側(図8の
左側)に向け移動させる事により、上記絶縁ブロック9
を、上記各電力ケーブル1、1の導体2、2の端部、並
びにこれら各端部に固定した導体接続部材8、8及びカ
ップリング部材6a、6bに被せる(導体接続部材8、
8及びカップリング部材6a、6bを絶縁ブロック9内
に挿入する)。この結果、それぞれがケーブル支持テー
ブル22a、22bの上面に支持された1対の電力ケー
ブル1、1を構成する導体2、2の先端部に、前記導体
接続部材8、8を介して固定された1対のカップリング
部材6a、6bの先端部同士が、前述の図4(E)に示
す様に、上記絶縁ブロック9の内側中央部で係合し、上
記1対の導体2、2同士が非分離に結合される。
【0019】この様にして上記1対の導体2、2同士
を、上記導体接続部材8、8及びカップリング部材6
a、6bを介して結合したならば、図8(H)に示す様
に、上記絶縁ブロック9の周囲から上記絶縁ブロック支
持テーブル21並びに上記固定フレーム20の中央部を
取り外す。そして、上記絶縁ブロック9を構成する補強
絶縁体11に形成した中心孔13の内周面と、上記各電
力ケーブル1、1を構成する絶縁体5、5の外周面とを
密着させるべく、上記絶縁ブロック9の周囲を図示しな
い加熱用容器により覆って、この絶縁ブロック9の補強
絶縁層11並びに上記絶縁体5、5を加熱する。この加
熱に基づいて、これら補強絶縁層11の内周面と絶縁体
5、5の外周面とを密着させたならば、上記加熱用容器
及び上記固定フレーム20の両端部分を分解して取り除
く。次いで、上記絶縁ブロック9の周囲に、前述の図3
に示した様な、防水混和物14、保護筒15、絶縁筒1
6、防水層17、17等を設ける。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述の様にして電力ケ
ーブルの接続部を組み立てる作業の途中で、絶縁ブロッ
ク9を、一方のケーブル支持テーブル22aの上面に支
持した電力ケーブル1の導体2の端部、並びにこの端部
に固定した導体接続部材8及びカップリング部材6aに
被せる為、上述した図8(F)から同図(G)に示す様
に、他方のケーブル支持テーブル22b及び上記絶縁ブ
ロック支持テーブル21を上記固定フレーム20の長さ
方向一端側に移動させる必要がある。この際、上記他方
のケーブル支持テーブル22b及び絶縁ブロック支持テ
ーブル21を、上記固定フレーム20の長さ方向一端側
に向け同期して移動させる必要がある。上記絶縁ブロッ
ク支持テーブル21の移動速度に比べて上記他方のケー
ブル支持テーブル22bの移動速度が遅いと、導体接続
部材8及びカップリング部材6bが絶縁ブロック9から
抜け出る可能性が生じる。反対に、上記絶縁ブロック支
持テーブル21の移動速度に比べて上記他方のケーブル
支持テーブル22bの移動速度が早いと、上記電力ケー
ブル1の先端でこれら両テーブル21、22b同士の間
に存在する部分や、第三の送りねじ機構に無理な力が作
用する。この結果、上記電力ケーブル1の先端部分や第
三の送りねじ機構を傷める原因となる為、好ましくな
い。
【0021】この為に、図5〜6に示した従来装置によ
り電力ケーブルの接続部を組み立てるべく、図8(F)
から同図(G)に示す状態に、他方のケーブル支持テー
ブル22b及び上記絶縁ブロック支持テーブル21を固
定フレーム20の長さ方向一端側に向け、この固定フレ
ーム20の長さ方向中央部に移動させる際には、第一、
第三の軸方向送りハンドル27、33を、二人の作業員
が同期させつつ操作する必要がある。この様な作業は面
倒で、神経を遣う為、改良が望まれている。第一、第三
の送りねじ機構を構成するねじ杆25、30bを電動モ
ータで同期させて回転させる事も考えられるが、同期さ
せる為の制御が面倒で、組立装置のコストを高くする原
因となる為、好ましくない。本発明の電力ケーブル用接
続部の組立装置は、この様な不都合を何れも解消すべく
発明したものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の電力ケーブル用
接続部の組立装置は何れも、前述の従来から知られてい
る電力ケーブル用接続部の組立装置と同様に、互いに接
続すべき1対の電力ケーブルの端部をそれぞれの上面に
支持固定自在な1対のケーブル支持テーブルと、上記1
対の電力ケーブルの端部同士の接続部の周囲に外嵌する
絶縁ブロックをその上面に支持固定自在な絶縁ブロック
支持テーブルと、この絶縁ブロック支持テーブルと上記
1対のケーブル支持テーブルとのうちの少なくとも2個
の支持テーブルを、上記1対の電力ケーブル及び上記絶
縁ブロックの中心軸に対して直角方向に動かす事によ
り、これら1対の電力ケーブルと上記絶縁ブロックとの
中心軸同士を互いに一致させる中心軸一致手段と、上記
絶縁ブロック支持テーブルと上記1対のケーブル支持テ
ーブルのうちの少なくとも一方のケーブル支持テーブル
とを、上記1対の電力ケーブル及び上記絶縁ブロックの
中心軸方向に動かす事により、上記1対の電力ケーブル
を構成する絶縁体の端部から露出させた導体の先端部
(に固定した1対の導体接続部材及びカップリング部
材)を上記絶縁ブロックの内側に差し込み自在とする軸
方向移動手段とを備える。
【0023】特に、本発明の電力ケーブル用接続部の組
立装置のうち、請求項1に記載した電力ケーブル用接続
部の組立装置に於いては、上記絶縁ブロック支持テーブ
ルと上記軸方向移動手段の駆動部とを切り離し自在とす
ると共に、これら絶縁ブロック支持テーブルと上記軸方
向移動手段の駆動部とを切り離した状態で上記絶縁ブロ
ック支持テーブルを、上記1対の電力ケーブル及び上記
絶縁ブロックの中心軸方向に自由に移動自在としてい
る。
【0024】更に、請求項2に記載した電力ケーブル用
接続部の組立装置に於いては、上記絶縁ブロック支持テ
ーブルに関する上記軸方向移動手段には駆動部を設け
ず、上記絶縁ブロック支持テーブルを、上記1対の電力
ケーブル及び上記絶縁ブロックの中心軸方向に自由に移
動自在としている。
【0025】
【作用】上述の様に構成する本発明の電力ケーブル用接
続部の組立装置によれば、絶縁ブロックを、一方のケー
ブル支持テーブルの上面に支持した電力ケーブルの導体
の端部、並びにこの端部に固定した導体接続部材及びカ
ップリング部材に被せる為、他方のケーブル支持テーブ
ル及び上記絶縁ブロック支持テーブルを固定フレームの
長さ方向一端側に向け、同期させて移動させる作業を容
易に行なえる。即ち、この作業を行なう際に、上記絶縁
ブロック支持テーブルは、1対の電力ケーブル及び上記
絶縁ブロックの中心軸方向に自由に移動自在である。従
って、上記他方のケーブル支持テーブルを上記一方のケ
ーブル支持テーブルに向けて移動させれば、上記絶縁ブ
ロック支持テーブルは、上記他方のケーブル支持テーブ
ルの上面に支持固定された電力ケーブル、並びに上記絶
縁ブロック支持テーブル自身の上面に支持固定された絶
縁ブロックに押され、上記他方のケーブル支持テーブル
と共に上記一方のケーブル支持テーブルに向けて移動す
る。
【0026】
【発明の実施の形態】図1〜2は、本発明の実施の形態
の1例を示している。尚、本発明の特徴は、前述の図5
〜6に示した様な組立装置18を使用して、やはり前述
した図8(F)から同図(G)に示す状態に、他方のケ
ーブル支持テーブル22b及び上記絶縁ブロック支持テ
ーブル21を固定フレーム20の長さ方向一端側に向け
移動させる際に、これら両テーブル22b、21の移動
を同期させる為の構造にある。電力ケーブル用接続部自
体の構造、並びに上記組立装置18の全体構成に就いて
は、前述の特開平9−117029号公報に記載されて
従来から知られている通りであるから、従来技術と同等
部分に関する図示並びに説明は、省略若しくは簡略に
し、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。又、本
発明の特徴は、ケーブル支持テーブル22b及び絶縁ブ
ロック支持テーブル21を電力ケーブル1の先端部1a
の軸方向、即ち固定フレーム20(図5、6、8)の長
さ方向(図1〜2の左右方向)に、互いに同期させつつ
移動させる為の構造にある。上記先端部1aを上記固定
フレーム20の幅方向(図1の表裏方向)に移動させる
為の構造は、本発明とは直接は関係しない。そこで、簡
略化の為、図1〜2は、上記他方のケーブル支持テーブ
ル22bを上記固定フレーム20の幅方向に移動させる
為の機構を省略して描いている。
【0027】上面に絶縁ブロック9を支持固定する為の
絶縁ブロック支持テーブル21aは、互いに平行に配置
された1対のガイドレール23a、23aにより、上記
絶縁ブロック9及び上記電力ケーブル1の先端部1aの
軸方向に亙る移動自在に支持している。上記絶縁ブロッ
ク支持テーブル21aを上記1対のガイドレール23
a、23aに沿って駆動する為の駆動部を構成するねじ
杆及びナット片(図示省略)を設ける場合には、上記1
対のガイドレール23a、23aの間にねじ杆を、これ
ら両ガイドレール23a、23aと平行に、回転のみ自
在に配設する。そして、上記絶縁ブロック支持テーブル
21aの下面にボルト等の結合手段により結合固定した
上記ナット片と、上記ねじ杆とを螺合させる。尚、上記
駆動部を設ける場合にも上記ナット片は、上記絶縁ブロ
ック支持テーブル21aの下面に対して、着脱自在に結
合する。但し、これらねじ杆とナット片とによる上記駆
動部を省略しても良い。この場合に上記絶縁ブロック支
持テーブル21aは、上記1対のガイドレール23a、
23aの配設方向(電力ケーブル1の先端部1aの軸方
向に一致し、図1〜2の左右方向)に押し引きする事に
より、電力ケーブル1の先端部1aの軸方向に亙り自由
に移動する。
【0028】上述の様に構成する本発明の電力ケーブル
用接続部の組立装置を使用して電力ケーブル用接続部を
組み立てる作業は、前述した従来構造の場合と同様、図
8(A)〜(H)に示す順番で、各テーブル21a、2
2a、22bを固定フレーム20の長さ方向(電力ケー
ブル1、1の先端部1a、1aの軸方向)に移動させ
る。尚、上述の様に、上記絶縁ブロック支持テーブル2
1aを上記長さ方向に移動させる為の駆動部を省略した
場合に上記絶縁ブロック支持テーブル21aは、上記1
対のガイドレール23a、23aの配設方向に押し引き
する事により、上記長さ方向に移動させる。上記絶縁ブ
ロック21aには、前記絶縁ブロック9の重量が加わる
のみで、電力ケーブル1、1の反抗力等の大きな力は加
わらない。従って、上記駆動部を省略しても、上記絶縁
ブロック支持テーブル21aを上記長さ方向に移動させ
る作業が面倒になる事はない。これに対して、駆動部を
設けた場合には、第一の軸方向移動ハンドル27(図5
〜6)を操作する等により、この駆動部を構成するねじ
杆を回転させ、上記絶縁ブロック支持テーブル21aを
上記長さ方向に移動させる。
【0029】上記電力ケーブル用接続部の組立作業が図
8(E)又は(F)の状態にまで進行したならば、上記
絶縁ブロック支持テーブル21aと上記駆動部とを切り
離し、上記絶縁ブロック支持テーブル21aを、上記長
さ方向に自由に移動自在とする。この切り離し作業は、
上記駆動部を構成するナット片を上記絶縁ブロック支持
テーブル21aの下面に結合しているボルトを弛め、こ
の下面から上記ナット片を取り外す事により行なう。
尚、上記駆動部を省略した場合には、この様な切り離し
作業は不要である。
【0030】この様にして上記絶縁ブロック支持テーブ
ル21aを、上記長さ方向に自由に移動自在とした後、
上記絶縁ブロック9を、一方のケーブル支持テーブル2
2aの上面に支持した電力ケーブル1の導体2の端部、
並びにこの端部に固定した導体接続部材8及びカップリ
ング部材6aに被せるべく、上記他方のケーブル支持テ
ーブル22b及び上記絶縁ブロック支持テーブル21a
を、図8(F)の状態から同図(G)の状態にまで、固
定フレーム20の長さ方向中央位置に向け移動させる。
この作業は、例えば第三の軸方向送りハンドル33(図
5)を操作し、上記他方のケーブル支持テーブル22b
を上記一方のケーブル支持テーブル22aに向け近づけ
る方向に移動させる事により行なう。この様に上記他方
のケーブル支持テーブル22bを上記一方のケーブル支
持テーブル22aに向け近づけるのと同期して、上記絶
縁ブロック支持テーブル21aが上記固定フレーム20
の長さ方向一端側に向け、上記他方のケーブル支持テー
ブル22bと同期して移動する。特に、本発明の電力ケ
ーブル用接続部の組立装置によれば、これら両テーブル
21、22bを互いに同期させて上記一方のケーブル支
持テーブル22aに向け移動させる作業を容易に行なえ
る。
【0031】即ち、この様に絶縁ブロック支持テーブル
21aと他方のケーブル支持テーブル22bとを同期し
て移動させる作業を行なう際には、上記絶縁ブロック支
持テーブル21aは、前記1対のガイドレール23a、
23aに沿って、1対の電力ケーブル1、1の端部1
a、1a及び上記絶縁ブロック9の中心軸方向に自由に
移動自在である。従って、上記他方のケーブル支持テー
ブル22bを上記一方のケーブル支持テーブル22aに
向けて移動させれば、上記絶縁ブロック支持テーブル2
1aは、上記他方のケーブル支持テーブル22bの上面
に支持固定された電力ケーブル1、並びに上記絶縁ブロ
ック支持テーブル21a自身の上面に支持固定された絶
縁ブロック9に押されて、上記他方のケーブル支持テー
ブル22bと共に上記一方のケーブル支持テーブル22
aに向けて移動する。
【0032】尚、図8(E)に示す様に、他方のケーブ
ル支持テーブル22bの上面に支持固定した電力ケーブ
ル1の先端を上記絶縁ブロック9に差し込む際、前記1
対の導体接続部材8、8を前記導体接触部材10の内側
に挿入すると共に、絶縁体5の端部に形成した円錐面7
と補強絶縁体11の内周面とを密接させる{図4(E)
参照}為等に、十分な差し込み強度を確保する必要があ
る場合が考えられる。前述した様に駆動部を省略した構
造の場合、絶縁ブロック支持テーブル21aを手で押し
ただけでは、上記差し込み強度を確保できない可能性が
ある。そこで、この様な場合には、図2に示す様に、上
記絶縁ブロック支持テーブル21aの一部と、ガイドレ
ール23a等の固定部分との間に係止ピン42を掛け渡
し、上記絶縁ブロック支持テーブル21aが上記中心軸
方向に移動しない状態にしてから、上記他方のケーブル
支持テーブル22bを上記絶縁ブロック支持テーブル2
1aに向けて移動させる。この様に絶縁ブロック支持テ
ーブル21aの一部とガイドレール23a等の固定部分
との間に係止ピン42を掛け渡す作業は、実際は図8
(E)に示す様に、絶縁ブロック支持テーブル21aを
他方のケーブル支持テーブル22bに向けて移動させ、
この他方のケーブル支持テーブル22bの上面に支持し
た電力ケーブル1の端部に上記絶縁ブロック9を外嵌し
た状態で行なう。この様にして他方のケーブル支持テー
ブル22bの上面に支持固定した電力ケーブル1の先端
を上記絶縁ブロック9に、十分な強度で差し込んだなら
ば、上記係止ピン42を外してから上記他方のケーブル
支持テーブル22bを一方のケーブル支持テーブル22
aに向け移動させる。
【0033】又、本発明を実施する為に、3個のテーブ
ル21a、22a、22bは、1対の電力ケーブル1、
1の先端部1a、1a並びに絶縁ブロック9の中心軸を
一致させると共に、上記両先端部1a、1aの先端に固
定した1対の導体接続部材8、8及びカップリング部材
6a、6bを上記絶縁ブロック9の両端開口からこの絶
縁ブロック9内に挿入できれば良い。1対の電力ケーブ
ル1、1の先端部1a、1a並びに絶縁ブロック9の中
心軸を一致させる為には、上記絶縁ブロック支持テーブ
ル21aと上記1対のケーブル支持テーブル22a、2
2bとのうちの少なくとも2個の支持テーブルを、上記
1対の電力ケーブル1、1の先端部1a、1a及び上記
絶縁ブロック9の中心軸に対して直角方向に動かせれば
足りる。又、上記1対の導体接続部材8、8及びカップ
リング部材6a、6bを上記絶縁ブロック9の両端開口
からこの絶縁ブロック9内に挿入する為には、上記絶縁
ブロック支持テーブル21aと、上記1対のケーブル支
持テーブル22a、22bのうちの少なくとも一方のケ
ーブル支持テーブルとを、上記1対の電力ケーブル1、
1の先端部1a、1a及び上記絶縁ブロック9の中心軸
方向に動かせれば足りる。尚、絶縁ブロック支持テーブ
ル21aを軸方向にも固定し、1対のケーブル支持テー
ブル22a、22bのみを軸方向に移動させる事も考え
られるが、各ケーブル支持テーブル22a、22bを反
抗力に抗して大きく移動させる必要がある為、好ましく
ない。従って、この様な構造は、本発明の対象外であ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明の電力ケーブル用接続部の組立装
置は、以上に述べた通り構成され作用するので、面倒な
同期作業を必要とせず、しかも電力ケーブルや駆動部に
無理な力が加わる事を防止しつつ、電力ケーブル用接続
部の組立作業を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を示す略部分平面
図。
【図2】同略側面図。
【図3】電力ケーブル用接続部の1例を示す断面図。
【図4】電力ケーブル用接続部の組立工程を順番に示す
部分断面図。
【図5】従来から知られている電力ケーブル用接続部の
組立装置の平面図。
【図6】同じく側面図。
【図7】接続部近傍に於ける電力ケーブルの配設状態を
示す略平面図。
【図8】上記従来から知られている組立装置を使用して
電力ケーブル用接続部を組み立てる工程を順番に示す平
面図。
【符号の説明】
1 電力ケーブル 1a 先端部 2 導体 3 コルゲート外層 4 半導電層 5 絶縁体 6a、6b カップリング部材 7 円錐面 8 導体接続部材 9 絶縁ブロック 10 導体接触部材 11 補強絶縁体 12 半導電層 13 中心孔 14 防水混和物 15 保護筒 16 絶縁筒 17 防水層 18 組立装置 19 固定治具 20 固定フレーム 21、21a 絶縁ブロック支持テーブル 22a、22b ケーブル支持テーブル 23、23a ガイドレール 24 ナット片 25 ねじ杆 26 駆動軸 27 第一の軸方向送りハンドル 28a、28b 軸方向移動台 29a、29b ガイドレール 30a、30b ねじ杆 31a、31b 駆動軸 32 第二の軸方向送りハンドル 33 第三の軸方向送りハンドル 34a、34b ガイドレール 35a、35b ねじ杆 36a、36b ナット片 37 第一の幅方向送りハンドル 38 第二の幅方向送りハンドル 39 ケーブル抑え治具 40 ブロック抑え治具 41 高圧シールド電極 42 係止ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接続すべき1対の電力ケーブルの
    端部をそれぞれの上面に支持固定自在な1対のケーブル
    支持テーブルと、上記1対の電力ケーブルの端部同士の
    接続部の周囲に外嵌する絶縁ブロックをその上面に支持
    固定自在な絶縁ブロック支持テーブルと、この絶縁ブロ
    ック支持テーブルと上記1対のケーブル支持テーブルと
    のうちの少なくとも2個の支持テーブルを、上記1対の
    電力ケーブル及び上記絶縁ブロックの中心軸に対して直
    角方向に動かす事により、これら1対の電力ケーブルと
    上記絶縁ブロックとの中心軸同士を互いに一致させる中
    心軸一致手段と、上記絶縁ブロック支持テーブルと上記
    1対のケーブル支持テーブルのうちの少なくとも一方の
    ケーブル支持テーブルとを、上記1対の電力ケーブル及
    び上記絶縁ブロックの中心軸方向に動かす事により、上
    記1対の電力ケーブルを構成する絶縁体の端部から露出
    させた導体の先端部を上記絶縁ブロックの内側に差し込
    み自在とする軸方向移動手段とを備えた電力ケーブル用
    接続部の組立装置に於いて、上記絶縁ブロック支持テー
    ブルと上記軸方向移動手段の駆動部とを切り離し自在と
    すると共に、これら絶縁ブロック支持テーブルと上記軸
    方向移動手段の駆動部とを切り離した状態で上記絶縁ブ
    ロック支持テーブルを、上記1対の電力ケーブル及び上
    記絶縁ブロックの中心軸方向に自由に移動自在とする事
    を特徴とする電力ケーブル用接続部の組立装置。
  2. 【請求項2】 互いに接続すべき1対の電力ケーブルの
    端部をそれぞれの上面に支持固定自在な1対のケーブル
    支持テーブルと、上記1対の電力ケーブルの端部同士の
    接続部の周囲に外嵌する絶縁ブロックをその上面に支持
    固定自在な絶縁ブロック支持テーブルと、この絶縁ブロ
    ック支持テーブルと上記1対のケーブル支持テーブルと
    のうちの少なくとも2個の支持テーブルを、上記1対の
    電力ケーブル及び上記絶縁ブロックの中心軸に対して直
    角方向に動かす事により、これら1対の電力ケーブルと
    上記絶縁ブロックとの中心軸同士を互いに一致させる中
    心軸一致手段と、上記絶縁ブロック支持テーブルと上記
    1対のケーブル支持テーブルのうちの少なくとも一方の
    ケーブル支持テーブルとを、上記1対の電力ケーブル及
    び上記絶縁ブロックの中心軸方向に動かす事により、上
    記1対の電力ケーブルを構成する絶縁体の端部から露出
    させた導体の先端部を上記絶縁ブロックの内側に差し込
    み自在とする軸方向移動手段とを備えた電力ケーブル用
    接続部の組立装置に於いて、上記絶縁ブロック支持テー
    ブルに関する上記軸方向移動手段には駆動部を設けず、
    上記絶縁ブロック支持テーブルを、上記1対の電力ケー
    ブル及び上記絶縁ブロックの中心軸方向に自由に移動自
    在とした事を特徴とする電力ケーブル用接続部の組立装
    置。
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