JP2007524336A - 分離機能及び／又は接地機能を有する開閉装置 - Google Patents

Abstract

【課題】
開閉装置が、絶縁ガスで充填された封緘ハウジング（１）を有する。接地接触子（１４）及び分離接触子（１５）が、ハウジング（１）の内部に固定されて保持されている。軸線（８）に沿って摺動可能であり、両接触子（１４，１５）の少なくとも１つの接触子に内部又は外部で係合可能な可動な接触要素（９）が、ハウジングの内部にさらに配置されている。ハウジング（１）の壁を通過して敷設され、外部から動力を伝達可能な駆動部（１３）が、可動な接触要素（９）に作用する。この駆動部（１３）は、軸線（８）に沿って摺動可能でありかつ導体管（１１）内で半径方向に敷設された保持部材（１２）を有する。可動な接触要素（９）は、保持部材（１２）に特に取り外し可能に連結可能な２つの接触管（９′，９″）のうちの少なくとも１つの接触管を有する。両接触管の第１接触管（９′）が、接地接触子（１４）を有する接地部（Ｅ）の対向接触子を構成し、第２接触管（９″）が、分離接触子（１５）を有する分離部（Ｔ）の対向接触子を構成する。

Description

本発明は、請求項１の上位概念に記載の開閉装置に関する。このような開閉装置は、分離機能及び接地機能の双方を満たし、ガス絶縁されて単相又は多相に封緘された数kV〜数百kVの電圧用の開閉設備で使用され得る。この場合、機能である分離及び接地が、開閉設備内で大抵同じ場所で必要になることが利用される。開閉装置は、封緘ハウジングを有する。この封緘ハウジングは、数bar の圧力までの絶縁ガス、例えば窒素，空気，六弗化硫黄（ＳＦ₆ ）の単体又は混合状態で充填されている。接地接触子が、封緘ハウジングの内部に固定されている。ハウジングの内部には、導体に固定された分離接触子及び軸線に沿って摺動可能でかつ分離接触子又は接地接触子に内部又は外部で係合可能に移動する接触要素がさらに配置されている。さらにハウジング内には、別の導体に沿って通電固定された導体管が設けられている。この導体管は、通電を形成しつつ可動な接触要素を収容し、特に同軸包囲する。可動な接触要素は、ハウジングを通過して敷設された駆動部の動力によって駆動される。したがって、分離及び接地の機能が、唯一の駆動部によって実現され得る。

本発明の上位概念は、例えば日立レヴュー第51巻(2002)No.5第 169〜173 頁又はヨーロッパ特許第 1 068 624号明細書にあるような従来の開閉装置に関する。これらの文献中に記載されているガス絶縁され金属封緘された開閉設備用の開閉装置はそれぞれ３点スイッチを有する。この３点スイッチは、分離スイッチ及び接地スイッチの全ての機能を実施できる。この場合、封緘ハウジング内に配置された可動な接触要素が軸線方向に沿って摺動する。この軸線は、分離接触子及び接地接触子を貫通している。したがって、開閉装置の３つの切替位置が、接触要素の線形移動によって実現され得る。これらの３つの位置のうちの第１の位置では、接触要素が、分離接触子にも接地接触子にも係合していない（ニュートラル位置）。すなわち、開閉装置内に組み込まれたＬ字分離部(Winkeltrenner) 及び開閉装置内に組み込まれた接地部(Erder) の双方が開かれている。第２位置では、接触要素が分離接触子に係合する。接地部が開いている時に、分離部の分離開閉点が閉じられている。第３位置では、接触要素が接地接触子に係合する。分離部が開いている時に、接地部が閉じられている。

可動な接触要素用の駆動力が、この接触要素の移動方向に対して垂直に伝達される。そのため、封緘ハウジングが、軸線に対して垂直に追加の空間を必要とするか（日立レヴュー）又は特別に構成されかつレバーギアを収容する導体が必要になる（ヨーロッパ特許第1 068 624 号明細書）。

商社BBC Brown Boveri AG Hochspannungstechnik,CH-5401 Baden Schweizの出版物Nr. CH-HS 1215 87 D "SF6-Gas-isolierte Schaltanlagen (GIS) Typ ELK" の第９頁には、ＥＬＫ ＴタイプのＬ字分離スイッチ(Winkeltrennschalter) が記されている。このＬ字分離スイッチの場合、封緘ハウジング内に配置された可動な分離接触子が、スピンドルギアのナットに沿って固定されている。ギアのねじ山付きスピンドルが、封緘ハウジングの壁を気密に通過して敷設された回転軸に固定されている。スピンドルナット及びこのスピンドルナットに固定された可動な分離接触子が、軸の回転時にハウジング内で線形に移動し、したがって封緘ハウジング内に配置された固定されている対向する分離接触子の内部又は外部に係合できる。スピンドルナットの一緒の回転が、ガイドレールによって阻止される。このガイドレールは、接触キャリア内に配置されていて、可動な分離接触子の運動方向に指向されている。そしてこのガイドレールは、可動な接触子の摺動部材に連動する。
日立レヴュー第51巻(2002)No.5第169 〜173 頁 ヨーロッパ特許第1 068 624 号明細書 ヨーロッパ特許第1 068 624 号明細書

独立請求項中に記載されている本発明は、冒頭で述べた種類の開閉装置を提供する課題を解決する。この開閉装置は、要求に応じて機能である分離及び接地，分離だけ又は接地だけが実施され得るように切替えが僅かな経費で可能である。

本発明の開閉装置に設けられている駆動部は、軸線に沿って摺動可能で導体管内に挿入された保持部材を有する。この保持部材は、２つの接触管を収容するために構成されている。これらの接触管のうちの第１の接触管が、固定されている接地接触子を有する接地部の対向接触子を形成し、第２の接触管が、分離接触子を有する分離部の対向接触子を形成する。さらに、開閉装置の可動な接触要素が、これらの両接触管の少なくとも１つの接触管を有する。すなわち、可能な接触要素は、少なくとも１つの接触管を有する。この接触管は、保持部材に連結されていて、特にこの保持部材によって駆動されている。そしてこの保持部材は、固定されている接地接触部を有する接地部の対向接触子又は分離接触子を有する分離部の対向接触子又は固定されている接地接触子を有する接地部の対向接触子及び分離接触子を有する分離部の対向接触子を形成する。この手段は、唯一の基本開閉装置だけによって機能である分離及び接地，分離だけ又は接地だけを有する３つの開閉装置を構成することを可能にする。特に少なくとも１つの接触管は、保持部材に取り外し可能に連結可能であるか又は固定連結されている。第１の場合、最大で２つの取り外し可能な連結部を開くか又は閉じることによって、機能である分離及び接地，分離だけ又は接地だけを有する３つの開閉装置が、唯一の基本開閉装置だけで構成され得る。特に保持部材は、導体管内で軸線方向に誘導されかつ半径方向に保護されている。

接触要素が両接触管を有する場合、開閉装置は、組み合わせた分離スイッチ及び接地スイッチ（コンビネーション分離部）として構成されている。このとき、機能である分離及び接地が、ガス絶縁され封緘された開閉設備内で唯一の駆動部だけを有する開閉装置によって実施され得る。確かにこのことは、分離箇所及び接地箇所が設備内で近くに隣接することを招く。分離箇所及び接地箇所が互いに遠くに離れていて、接地作業又は分離作業だけを取り外す必要がある場合、分離機能又は接地機能を有する開閉装置を提供するため、例えば取り外し可能な両連結部の一方の連結部を開くことによって接触管の１つだけを除去すれば済む。それ故に、電気的な機能である分離及び接地，分離だけ又は接地だけが、ガス絶縁され封緘された開閉装置内で唯一の開閉装置タイプによってカバーされ得る。したがって、設備の保守及び取り付けのためのコストが削減される。

駆動部が、軸線方向に中心に接地接触子を通過して敷設されたねじ山付きスピンドルと保持部材を支持するか又は形成するスピンドルナットとを有するスピンドルギアを備える場合、本発明の開閉装置は特にコンパクトに構成されている。駆動力が、可能な接触要素の専ら移動方向に伝達される。したがって、追加の空間が、移動方向に対して垂直に必要にならない。さらに駆動力は、外部からの回転する回転移動の形態だけで封緘ハウジングの壁を通じて伝達される。これに対して必要な軸が、壁の貫通部分で容易に密閉され得る。この軸は、中心に沿って接地接触子を貫通しているので、存在する接地接触子用の壁の貫通部分以外に別の貫通部分が必要にならない。したがって、高電圧を送る導体の貫通部分に利用され得る場所が節約される。スピンドルギアが、封緘ハウジングの内部だけで可動な接触要素の線形移動を生成する。これによって、封緘ハウジングの内部の追加の場所が節約される。

好ましくは、スピンドルナットは、ねじ山付きナットとリング状に形成されかつねじ山付きナットの外縁部に固定された保持部材とから構成されている。このとき保持部材は、スピンドルのギア機能を実施するために必要なねじ山付きナットに関係なく構成され得、例えば外部ねじ山のような２つの連結部材を容易に提供する。これらの連結部材は、両接触管を取り外し可能に連結するために必要になる。

摺動部材が、保持部材の外縁部に沿って配置されていることによって、スピンドルナット及び接触管の線形移動が維持される。この摺動部材は、導体管内で軸線方向に指向されるガイドレールに連動する。

スピンドルナットの一緒の回転が、１つ又は２つの摺動部材及び対応する数のガイドレールによって既に阻止されるものの、１つさらには少なくとも２つの別の摺動部材を保持部材の外縁部に沿って均等に分散して円周方向に配置することが好ましいと実証されている。これらの摺動部材は、導体管内で軸線方向に指向された対応する数のガイドレールに連動する。接触要素の精確で確実な送りが、この手段によって保証されている。開閉装置を操作する場合、大きい力が、この接触要素にかかる。

ハウジングが２つの開口部を有し、これらの開口部のうちの第１の開口部が、軸線から貫通していて第１導体の敷設に使用され、第２の開口部が、軸線に対して屈曲して配置されていて第２導体の敷設に使用される場合、３つの電気的な機能である「分離及び接地」，「全ての分離」又は「全ての接地」だけが、僅かな取り付け経費を伴う開閉装置によって実施され得るのではなくて、全ての３つの電気的な機能に対して、開閉装置を角度を成して開閉設備内に取り付けることが可能である。このとき、コンビネーション分離部，分離部又は接地部が、屈曲されて敷設された通電路に作用し、接地部が、場合によっては接続機能なしに設備内に取り付けられ得る。

ハウジングが、第３のハウジング開口部を有する場合、縦接続機能が実現される。この第３のハウジング開口部は、第２導体と同一線上に配置され、高い電圧で印加される第３導体の敷設に使用される。このとき、開閉設備の縦接続が、開閉装置を通過して敷設されている。この縦接続は、コンビネーション分離部としての実施形ではこの縦接続に対して屈曲されて敷設された第１導体に接続され得るか又はこの第１導体から分離され得るか又は接地され得、分離としてだけの実施形では第１導体に接続され得るか又はこの第１導体から分離され得、接地としてだけの実施形では接地され得る。本発明の接地としてだけの開閉装置の構成の場合、さらに縦接続が、接地可能な星形接点で屈曲して配置された第１導体に接続され得る。

本発明のその他の構成，利点及び用途は、従属請求項，請求項の組み合わせ，以下の説明及び図面に記載されている。図中では、同じ符号は同じに作用する部材も示す。

図１中に示された開閉装置は、ガス絶縁された金属で封緘された開閉設備のモジュールとして構成されていて、絶縁ガスで充填され３つの開口部２，３，４を有する金属製のハウジング１を備える。これらの開口部はそれぞれ、示さなかったフランジによって限定されている。これらのフランジはそれぞれ、開閉設備の連結しているモジュールの示さなかった相フランジに連結するために使用される。開口部２，３はそれぞれ、示さなかった隔壁絶縁体によって気密に閉鎖されている。この隔壁絶縁体はそれぞれ、ハウジング１に対して電気的に絶縁して高い電圧を印加可能な導体５又は６をそれぞれ支持する。開口部４は、選択的にブラインドフランジによって又は同様に導体７を支持する隔壁絶縁体によって気密に閉鎖可能である。場合によっては、隔壁絶縁体の代わりに、通気開口部を有する支持絶縁体を使用してもよい。軸線８が、開口部３の中心を貫通している。この軸線８は、開閉装置の可動な接触要素９の移動方向を決める。導体６が、この軸線８に沿って外側からハウジング１の内部に誘導されている。導体５及び場合によっては設けられている導体７が、開口部２，４の中心を貫通する線１０に沿って指向されているように、これらの開口部２，４が、ハウジング１内で互いに対向している。軸線８及び線１０は、互いに直角を成し、したがって導体５及び導体６を有する通電路の幾何構造を決定する。導体管１１又は中空支持体１１が、導体５及び場合によっては設けられている導体７に通電的に固定されている。この導体管１１又はこの中空支持体１１は、接触要素９を収容又は包囲する、好ましくは同軸に包囲し、この接触要素９によってこの接触要素９の位置に関係なく、示さなかった２つの摺動接触子を介して通電接続部分を不変に形成する。

軸線８に沿って誘導可能な開閉装置の接触要素９は、保持部材１２に固定されていて、特に取り外し可能に固定されている。この保持部材１２は、軸線８に沿ってハウジング１の側壁を気密に貫通する駆動部１３の一部であり、軸線８に沿って摺動可能である。したがって、少なくとも１つの接触管が、保持部材によって駆動されている。これに応じて、接触要素９の位置が変化する。図１から明らかな第１位置では、接触要素９が、導体管１１だけに電気的に接続している。 （図２から明らかでない）第２位置では、接触要素９が、左に摺動し、導電的に接地接触子１４に係合する。この接地接触子１４は、−場合によっては電気絶縁されて−ハウジング１に固定されていてかつ駆動部１３を同軸に包囲する。このとき、開閉装置が、接地部Ｅとして作用する。図１から同様に見ることのできない第３位置では、接触要素９が、右に摺動し、接触要素９を包囲しかつ導体６に固定された分離接触子１５内に導電的に係合する。このとき、開閉装置は、分離部Ｔとして作用する。

接触要素９は、軸線８を同軸に包囲する２つの接触管９′又は９″を有する。これらの接触管９′，９″はそれぞれ、保持部材１２に取り外し可能に連結可能であるか又は固定連結されている。すなわち、この保持部材は、両接触管を収容する手段を有する。この手段は、収容手段又は固定手段を有してもよい。これらの接触管は、保持部材１２から左側（固定されている接地接触子１４の方向）に又は右側（固定されている分離接触子１５の方向）に延在する。したがって、唯一の駆動部１３によって、場所を節約して、接地部Ｅ及び分離部Ｔの機能が実施され得、接触管９″の除去後は接地部Ｅの機能だけが実施され得、そして接触管９′の除去後は分離部Ｔの機能だけが実施され得る。それ故に開閉装置は、開閉設備内の用途に応じて一方では接地部Ｅ及び分離部Ｔの組み合わせとして構成され得るか又は簡単な接地部Ｅとしてだけ若しくは分離部Ｔとしてだけ構成され得る。このような簡単な接地部Ｅの例は、図３から見て取れる。このような簡単な分離部Ｔは、図４から見て取れる。

ハウジング１内の両開口部２，３の適切な配置によって、全ての３つの種類の開閉装置に対しても、３つの機能である接地及び分離，接地だけ又は分離だけに加えて、さらに異なる接続機能が実現され得る。図６ｃ）による開閉装置の場合、このことは、接地Ｅに対して示されている。この接地Ｅの場合、通電路が、開閉装置に形成されていなく、接地部Ｅは、専ら開口部２を通過して敷設された導体５に作用する。これに対してＬ字接続機能だけが、接地機能及び分離機能を組み合わせた図５ａ）中に示された開閉装置によって実現される。この開閉装置の場合、分離部Ｔが、開口部２，３を通過しかつ導体５，６を有する屈曲された通電路を有する。専らＬ字接続機能は、図６ｅ）から見て取れる接地部Ｅ又は図７ｇ）から見て取れる分離部Ｔによっても実現される。これらの実施形の場合、屈曲された接地可能な又は分離可能な通電路がそれぞれ、ハウジング１内に設けられている。この通電路は、同様に開口部２，３を通過して敷設されている。開口部４によって、同時に全ての種類の開閉装置に対して、機能である接地及び分離，接地だけ又は分離だけ並びにＬ字接続機能に加えて、縦接続機能がさらに実現され得る。図５ｂ）による組み合わせた開閉装置の場合、導体７が、開口部４を通じて敷設されている。導体７は、開口部２を通過して敷設された導体５と共に縦接続を構成する。この縦接続は、明らかに選択的に接地され、接地部Ｅを開いた場合の導体６に分離部Ｔを介して接続され又は接地部Ｅ及び分離部Ｔを開いた場合に絶縁されてハウジングを通過して敷設され得る。図６ｄ）による接地部の場合、導体５，７によって実現した接地可能な縦接続だけが設けられている。これに対して図６ｆ）による接地部の場合、縦接続及び導体６によって構成された星形接点が設けられている。図７ｈ）による分離部の場合、縦接続が、この縦接続に対して屈曲配置された導体６から分離され得るか又はこの導体６に接続され得る。

接触要素９の移動が、この手段（連接棒又はレバー）によって可能になるので、基本的に可動な接触要素の駆動部１３は、ハウジング１の壁を通過して敷設された連接棒又はレバーを有する。しかしながら、空間を節約する理由から、接触要素９を駆動部内に組み込まれたスピンドルギアを介して移動させることが望ましい。このスピンドルギアは、軸線方向にかつ中心に接地接触子１４を通過して敷設されたねじ山付きスピンドル１６及び保持部材１２を支持又は構成するスピンドルナット１７を有する（図１）。ねじ山付きスピンドル１６は、接合している３つの部分１８，１９，２０を有する。部分１９は、絶縁材から成り、したがってハウジング１の壁を通過して敷設され、接地接触子１４内で回転可能に軸支された金属製の部分１８を部分２０から絶縁する。部分２０は、スピンドルナット１７に連動する外部ねじ山を担持する。３つの摺動部材２１が、保持部材１２の外縁部に沿って設けられている。これらの摺動部材はそれぞれ、導体管１１に沿って軸線方向に指向された３つのガイドレール２２のうちの１つのガイドレールに連動する。これらの摺動部材２１及びこれに応じたガイドレールは、円周方向に沿って均等に分散している（３つの摺動部材又はレールのうちの２つだけが図１から見て取れる）。

開閉過程時の可動な接触要素は、ハウジング１の外側の部分１８で開始されるねじ山付きスピンドル１６の回転によって操作される。回転トルクが、絶縁する中央部分１９を通じて部分２０内に設けられているねじ山に伝達され、スピンドルナット１７によって接触要素９の長手方向の移動に変換される。スピンドル１６は、スピンドルナット１７によって軸線方向に送られるので、ねじ山付きスピンドル１６移動するように軸支されている。この場合、摺動部材２１が、ガイドレール２２に沿って摺動し、したがってスピンドルナット１７の一緒の回転を阻止する。可動な接触要素９が、対応する駆動制御によって３つの位置である接地部「オン」及び分離部「オフ」，接地部Ｅ及び分離部Ｔ「オフ」（ニュートラル位置）又は接地部Ｅ「オフ」及び分離部Ｔ「オン」の各々に簡単に動かされ得る。スピンドルナット１７の一緒の回転が、１つ又は２つの摺動部材２１及び対応する数のガイドレール２２によって既に阻止されるものの、３つ又は場合によってはさらに多くの摺動部材及びガイドレールを設けることが好ましいと実証されている。したがって、開閉装置の操作時の大きい力に曝される接触要素９の精確で確実な送り又は半径方向の保護が得られる。

図２から見て取れるように、スピンドルナット１７は、ねじ山付きナット２３及び保持部材１２から構成されている。保持部材１２は、支持リングとして構成されていて、例えばねじ留めによってねじ山付きナット２３の外縁部に沿って固定されている。可動な接触要素９の接触管９′，９″が、例えばねじ留めによって取り外し可能に保持部材１２に固定されている。

本発明の開閉装置の断面の平面図である。この開閉装置は、組み合わせた分離スイッチ及び接地スイッチとして封緘された開閉設備内に取り付けられ得える。 図１中に境界線によって印を付けた領域Ｕの詳細な図である。 図１の開閉装置の別の構成を示す。この開閉装置は、接地スイッチとして封緘された開閉設備内に取り付けられ得る。 図１の開閉装置の別の構成を示す。この開閉装置は、分離スイッチとして封緘された開閉設備内に取り付けられ得る。 図１の開閉装置の２つの実施形を示す。これらの実施形は、Ｌ字接続 （ａ）又はＬ字接続及び縦接続（ｂ）を構成して封緘された開閉設備内に取り付けられ得る。 図３の開閉装置の４つの実施形を示す。これらの実施形は、通電接続なしに（ｃ）又は縦接続（ｄ），Ｌ字接続（e ）若しくはＬ字接続及び縦接続（ｆ）を構成して封緘された開閉設備内に取り付けられ得る。 図4 の開閉装置の２つの実施形を示す。これらの実施形は、Ｌ字接続（ｇ）又はＬ字接続若しくは縦接続（ｈ）を構成して封緘された開閉設備内に取り付けられ得る。

符号の説明

１ 封緘ハウジング
２，３，４ 開口部
５，６，７ 導体
８ 軸線
９ 接触要素
９′，９″ 接触管
１０ 線
１１ 導体管
１２ 保持部材
１３ 駆動部
１４ 接地接触子
１５ 分離接触子
１６ ねじ山付きスピンドル
１７ スピンドルナット
１８，１９，２０ スピンドル部材
２１ 摺動部材
２２ ガイドレール
２３ ねじ山付きナット
Ｅ 接地部
Ｔ 分離部

Claims (12)

1. 分離機能及び／又は接地機能を有する開閉装置にあって、絶縁ガスで充填された封緘ハウジング（１）を有し、このハウジング（１）に固定された接地接触子（１４）を有し、分離接触子（１５）を有し、この分離接触子（１５）は、高い電圧で印加可能な第１導体（６）に固定されていて、可動な接触要素（９）を有し、この可動な接触要素（９）は、軸線（８）に沿って摺動可能であり、固定されている両接触子（１４，１５）の少なくとも１つの接触子に内部又は外部で係合可能であり、導体管（１１）を有し、この導体管（１１）は、高い電圧で印加可能な第２導体（５）に固定されていて、通電路を形成しつつ可動な接触要素 （９）を収容し、ハウジング（１）を通過して敷設され、可動な接触要素（９）を力で駆動する駆動部（１３）を有する開閉装置において、
   ａ）駆動部（１３）が、軸線（８）に沿って摺動可能で、導体管（１１）内に敷設された保持部材（１２）を有し、
   ｂ）２つの接触管（９′，９″）を収容する保持部材（１２）が構成されていて、これらの接触管（９′，９″）のうちの第１の接触管（９′）が、固定されている接地接触子（１４）を有する接地部（Ｅ）の対向接触子を形成し、第２の接触管（９″）が、分離接触子（１５）を有する分離部（Ｔ）の対向接触子を形成し、
   ｃ）可動な接触要素（９）が、これらの両接触管（９′，９″）の少なくとも１つの接触管を有することを特徴とする開閉装置。
2. 少なくとも１つの接触管（９′，９″）は、保持部材（１２）によって駆動されていることを特徴とする請求項１に記載の開閉装置。
3. 少なくとも１つの接触管（９′，９″）は、保持部材（１２）に取り外し可能に連結可能であるか又は固定連結されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の開閉装置。
4. 保持部材（１２）は、導体管（１１）内に軸線方向に敷設され半径方向に保護されていることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に記載の開閉装置。
5. 接触要素（９）は、両接触管（９′，９″）を有することを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の開閉装置。
6. 駆動部（１３）は、スピンドルギアを有することを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の開閉装置。
7. スピンドルギアは、軸線方向にかつ中心に接地接触子（１４）を通過して敷設されたねじ山付きスピンドル（１６）及び保持部材（１２）を支持又は構成するスピンドルナット（１７）を有することを特徴とする請求項７に記載の開閉装置。
8. スピンドルナット（１７）は、ねじ山付きナット（２３）とリング状に形成されかつねじ山付きナット（２３）の外縁部に固定された保持部材（１２）とから構成されていることを特徴とする請求項６〜７のいずれか１項に記載の開閉装置。
9. 摺動部材（２１）が、保持部材（１２）の外縁部に沿って配置されていて、この摺動部材は、導体管（１１）内で軸線方向に指向されるガイドレール（２２）に連動することを特徴とする請求項６〜８のいずれか１項に記載の開閉装置。
10. １つさらには少なくとも２つの別の摺動部材（２１）が、保持部材（１２）の外縁部に沿って均等に分散して円周方向に配置されていて、これらの摺動部材は、導体管（１１）内で軸線方向に指向された対応する数のガイドレール（２２）に連動することを特徴とする請求項９に記載の開閉装置。
11. ハウジング（１）が、２つの開口部（２，３）を有し、これらの開口部のうちの第１の開口部（３）が、軸線（８）から貫通していて第１導体（６）の敷設に使用され、第２の開口部（２）が、軸線（８）に対して屈曲して配置されていて第２導体（５）の敷設に使用されることを特徴とする請求項１〜１０のいずれか１項に記載の開閉装置。
12. ハウジング（１）は、第３のハウジング開口部（４）を有し、この第３のハウジング開口部（４）は、第２導体（５）と同一線（１０）上に配置され、高い電圧で印加される第３導体（７）の敷設に使用されることを特徴とする請求項１１に記載の開閉装置。

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