JP2526203Y2 - ガス密封形開閉装置 - Google Patents

ガス密封形開閉装置

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JP2526203Y2
JP2526203Y2 JP4678391U JP4678391U JP2526203Y2 JP 2526203 Y2 JP2526203 Y2 JP 2526203Y2 JP 4678391 U JP4678391 U JP 4678391U JP 4678391 U JP4678391 U JP 4678391U JP 2526203 Y2 JP2526203 Y2 JP 2526203Y2
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container
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克己 中西
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、断路器,遮断器,接地
開閉器等の開閉器を絶縁性ガスが封入された密閉容器内
に収納してなるガス密封形開閉装置に関し、詳しくは、
この開閉器と容器外に配設された操作器との連結構造の
改良に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、高圧受配電設備においては、
主回路を構成する遮断器,断路器等の主回路機器を絶縁
性ガスが封入された密閉容器内に収納していわゆるガス
絶縁スイッチギヤを構成し、相間絶縁寸法の縮小化や全
体の小形化を図ると同時に、各主回路機器の操作器や監
視制御機器等を容器の前面に集約して操作,点検の作業
性を向上するようにしている。
【0003】図4は、このようなガス絶縁スイッチギヤ
を示したものであり、縦長の密閉容器1の上壁に計器用
変流器及び零相変流器を内蔵したケーブルブッシング2
を気密に貫設すると共に、容器1の前壁に上から順に遮
断器3,断路器4及び母線ブッシング5をそれぞれ気密
に貫設し、容器1内において、ケーブルブッシング2,
遮断器3,断路器4及び母線ブッシング5のそれぞれの
端子間を導体により接続して主回路を構成し、この容器
1内にSF6 ガス等の絶縁性ガスを大気圧より高い圧力
で封入している。
【0004】さらに、容器1の前面に遮断器3及び断路
器4のそれぞれの操作器6,7を配設して前面操作を可
能にすると共に、隣接盤間を連結するモールド母線8を
母線ブッシング5に前面より着脱自在に接続するように
している。なお、9は天井より引き込まれたケーブルの
ケーブルコネクタである。
【0005】ところで、前述したようなガス絶縁スイッ
チギヤにあっては、容器1内に収納された断路器4と容
器1の前面に配置された操作器7とを容器1を気密に貫
通して連結する必要があるため、従来では、断路器4と
操作器7とを容器1の一部を構成する板材の両面にそれ
ぞれ一体に取り付け、この組立体を容器1に組み込むよ
うにしており、例えば図5〜図7に示すような構成にな
っている。
【0006】これらの図面において、10はベースであ
り、後面に断路器4,前面に操作器7がそれぞれ一体に
取り付けられ、容器1の前壁に透設された角孔11から
断路器4を容器1内に収納してベース10により角孔1
1を気密に閉塞するようになっている。
【0007】ベース10の後面に取り付けられた断路器
4は、支持板12の後面上部及び下部にそれぞれ碍子1
3,14を介して3相の上部端子15及び下部端子16
を左右方向に相配列して支持し、各上部端子15にそれ
ぞれ固定接触子17を固定すると共に、各下部端子16
にそれぞれ可動ブレード18を回動自在に支持し、支持
板12に回転支持された左右方向の主軸19を各相毎の
レバー20及びリンク21を介して各可動ブレード18
に連結する構成になっており、主軸19の回動により各
可動ブレード18が回動し、それぞれ固定接触子17に
接離する。
【0008】また、ベース10の前面に取り付けられた
操作器7には前後方向の出力軸22が設けられ、これが
ベース10に回転気密シール23を介して貫通してお
り、容器1内において出力軸22の端部に操作器レバー
24を軸着すると共に、上下方向に配設された丸棒状ロ
ッド25の上部にスリットを形成してこれにレバー24
を連結し、かつ、ロッド25の下部を半月状に切削して
これを前記主軸19に固定された断路器レバー26に連
結している。
【0009】したがって、操作器7の出力軸22が反時
計方向及び時計方向にそれぞれ回動すると、レバー24
を介してロッド25が上下動し、このロッド25の動き
によりレバー26を介して主軸19に正逆方向の回転力
が伝えられ、各相のブレード18が固定接触子17に接
離することになる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来構成にあ
っては、容器1の内外に位置する断路器4,操作器7を
共通のベース10に組み込むため、両者の連結部の寸法
精度を上げることができ、組立性も良好になるが、この
ようなガス密封式の場合、連結部が容器1を気密に貫通
するため、かなり高い寸法精度が必要となり、ベース1
0を貫通した出力軸22に対する主軸19の位置精度や
両軸19,22間を連結する部品の加工精度等が要求さ
れ、その管理が煩雑となり、かつ、高価なものになると
いった問題がある。
【0011】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に留意してなされたものであり、その目的とする
ところは、密閉容器の内外に位置する開閉器とその操作
器との連結部に高い寸法精度,位置精度を必要とするこ
となく、容器を気密に貫通して両者間を連結することが
可能なガス密封形開閉装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案のガス密封形開閉装置においては、絶縁性ガ
スが封入された密閉容器に透設された開口部と、この開
口部に遊挿されフランジ部が開口部の周縁に外部から気
密に当接した軸受けと、フランジ部に透設された複数の
遊挿孔と、この各遊挿孔にそれぞれ遊挿して軸受けを容
器に固定した複数のボルトと、軸受けに気密かつ回転自
在に支持され容器外において操作器に連結された連結軸
と、容器内における連結軸の端部に軸方向に形成され開
閉器側の軸の角軸部が嵌合した角穴とを備えてなるもの
である。
【0013】
【作用】前述の構成においては、操作器に連結された連
結軸が軸受けに気密に支持され、この軸受けがそのフラ
ンジ部を容器の開口部周縁に気密に当接してボルト止め
されるため、容器内外の開閉器,操作器間を連結した連
結軸が容器を気密に貫通することになる。
【0014】この場合、容器の開口部に遊挿された軸受
けは、そのフランジ部の遊挿孔がボルトに対しいわゆる
バカ孔となるため、連結軸に直交する平面において遊挿
孔とボルトとの間の隙間分の移動が可能となり、連結軸
の開閉器側の軸に対する前記平面における位置ずれを吸
収でき、また、連結軸に軸方向に形成した角穴に開閉器
側の軸の角軸部を嵌合して両者間を連結するため、開閉
器側の軸と連結軸との軸方向のずれをこの嵌合深さを変
えることにより吸収できる。
【0015】
【実施例】実施例につき、図1〜図3を用いて説明す
る。なお、前記と同一符号は同一もしくは相当するもの
を示すものとする。図2に示すように、絶縁性ガスが封
入された密閉容器1の前面板における角孔11の左右側
縁にそれぞれ支持金具1aを溶接等により固着し、相配
列が左右方向の断路器4を角孔11より容器1内に収納
すると共に、断路器4の支持板12の両側をそれぞれ支
持金具1aに固定して断路器4を支持し、左右方向に設
けられた断路器4の主軸19を容器1の右側壁近傍まで
延設し、その軸端に図1に示すように断面正方形の角軸
部27を形成する。
【0016】図1に示すように、容器1の右側壁におけ
る主軸19の延長線上の位置に円形の開口部28を透設
し、これに容器1外から軸受け29を取り付ける。
【0017】この軸受け29は、開口部28に遊挿した
筒部30と開口部28より十分大径のフランジ部31と
からなり、フランジ部31がこれに装着した環状のシー
ル部32を介して開口部28の周縁に容器1外から気密
に当接するようになっている。
【0018】開口部28の周縁には、等間隔に配置され
た複数個,例えば4個のタップ穴33が容器1外に開口
して形成され、これにそれぞれ対応してフランジ部31
にタップ穴33より大径の遊挿孔34が透設されてお
り、容器1外からボルト35を各遊挿孔34に遊挿して
タップ穴33に螺合することにより軸受け29が容器1
に取り付けられる。
【0019】軸受け29の筒部30には、連結軸36が
その外周のシール部37,38を介して気密かつ回転自
在に支持され、抜け止め輪39,40により抜け止めさ
れており、連結軸36の右端部に断路器レバー41が溶
接等により一体に固着されると共に、連結軸36の左端
部に主軸19の角軸部27が嵌合する角穴42が軸方向
に形成されている。
【0020】一方、ベース10の前面に左右方向の出力
軸22を有する操作器7を設け、この出力軸22を操作
器7より右方へ導出すると共に、この軸端に操作器レバ
ー24を軸着し、両レバー24,41間をリンク43で
連結するようにしている。
【0021】このような構成にあっては、断路器4,操
作器7間の連結機構の一部を構成する連結軸36が開口
部28に気密に取り付けられた軸受け29を介して容器
1を気密に貫通することになり、操作器7の出力軸22
の回転が両レバー24,41及びリンク43を介して連
結軸36に伝達され、さらに容器1内の主軸19に伝達
されて断路器4の開閉動作が行われることになる。
【0022】この場合、連結軸36を支持した軸受け2
9は、各ボルト35と遊挿孔34との隙間を利用して上
下,前後に移動することが可能であるため、主軸19と
連結軸36とに軸心ずれが生じてもこれを吸収すること
が可能であり、さらに、主軸19と連結軸36との連結
を角軸部27と角穴42との嵌合により行うため、両者
間に軸方向(左右方向)の寸法ずれが生じてもこの嵌合
部で吸収でき、したがって、従来のように連結部の寸法
精度を上げる必要がなくなる。なお、本考案は、前述し
た断路器4だけでなく、遮断器,接地開閉器等の他の開
閉器の連結部にも適用できることは明らかである。
【0023】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。密閉容器の
開口部に取り付けた軸受けをそのフランジ部に透設した
遊挿孔とこれに挿通したボルトとの隙間を利用して連結
軸に直交する方向に移動可能とし、連結軸と開閉器側の
軸との軸心ずれを吸収すると共に、連結軸の角穴と開閉
器側の軸に形成した角軸部との嵌め合いを利用して両軸
の軸方向の寸法誤差を吸収できるようにしたため、開閉
器と操作器との間の連結部の寸法精度を緩和しつつ両者
間を容器を貫通して精度良く連結することが可能とな
り、従来のような加工精度が不要となり、安価な構成に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるガス密封形開閉装置の1実施例を
示す要部の切断正面図である。
【図2】1実施例の切断平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】ガス絶縁スイッチギヤの切断側面図である。
【図5】従来例の切断平面図である。
【図6】図5の切断側面図である。
【図7】図5の他の切断側面図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 4 断路器 7 操作器 19 主軸 27 角軸部 28 開口部 29 軸受け 31 フランジ部 34 遊挿孔 35 ボルト 36 連結軸 42 角穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性ガスが封入された密閉容器内の開
    閉器と前記容器外の操作器とを連結してなるガス密封形
    開閉装置において、前記容器に透設された開口部と、該
    開口部に遊挿されフランジ部が前記開口部の周縁に外部
    から気密に当接した軸受けと、前記フランジ部に透設さ
    れた複数の遊挿孔と、該各遊挿孔にそれぞれ遊挿して前
    記軸受けを前記容器に固定した複数のボルトと、前記軸
    受けに気密かつ回転自在に支持され前記容器外において
    前記操作器に連結された連結軸と、前記容器内における
    前記連結軸の端部に軸方向に形成され前記開閉器側の軸
    の角軸部が嵌合した角穴とを備えたガス密封形開閉装
    置。
JP4678391U 1991-05-23 1991-05-23 ガス密封形開閉装置 Expired - Lifetime JP2526203Y2 (ja)

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JP4678391U JP2526203Y2 (ja) 1991-05-23 1991-05-23 ガス密封形開閉装置

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JPH04131834U JPH04131834U (ja) 1992-12-04
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JP4601487B2 (ja) * 2005-05-02 2010-12-22 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉機器

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