JP2011060634A - ケーブル接続状態切替装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、配電線Wに接続可能な接続ケーブル2の基端部を接続するケーブル接続部11と、接続ケーブル2に直流電流を印加可能な課電装置4を接続する課電装置接続部13と、接地した第1接地導体3の基端部を接続する接地導体接続部12と、ケーブル接続部11と課電装置接続部13とを接続して接続ケーブル2に直流電流を印加可能な印加可能状態と、ケーブル接続部11と接地導体接続部12とを接続して接続ケーブル2を介して配電線Wを地絡可能な地絡状態とに切り替え可能な切替スイッチ部6と、を備える。
【選択図】図1
Description
そのため、作業者は、課電装置の接続ケーブルとは別に、配電線における事故点の両側に地絡用の接続ケーブルを取り付ける作業を行う必要があった。このような接続ケーブルの取り付け及び取り外し作業は、作業工程が多く、作業者にとって大変煩雑な作業であった。
また、上述したように、事故点の修復は、事故発生区間を停電させて行われる。そのため、速やかに配電線の修復作業を行い、早期の電力供給の復旧が望まれている。そのような中で、接続ケーブルの取り付け及び取り外し作業は、作業時間を長くする要因の一つとなっており、早期の電力供給の復旧を図ることができなかった。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1に接続ケーブル2、第1接地導体3及び課電装置4を接続した状態を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1の内部構成を示す概略図である。
課電装置本体40は、矩形箱状に形成された筐体40aと、筐体40aの内部に収容された直流高圧発生回路(図示せず)と、を有する。
筐体40aは、絶縁材料により形成されており、入力端子部(図示せず)と、出力端子部(図示せず)と、アース端子部(図示せず)と、を有する。
直流高圧発生回路は、筐体40aの内部において、入力端子部、出力端子部及びアース端子部それぞれに接続されており、高電圧(例えば、5kV)の直流パルス電圧を生成する。
電源接続部41は、一端部が課電装置本体40の入力端子部に接続され、他端部が電源部5に接続可能に形成されている。つまり、電源接続部41は、課電装置本体40の入力端子部と電源部5とを接続する。
切替装置接続部42は、一端部が課電装置本体40の筐体40aの出力端子部に接続され、他端部が課電装置接続部13に接続可能に形成されている。つまり、切替装置接続部42は、課電装置本体40の出力端子部と課電装置接続部13とを接続する。
アース部43は、一端部が課電装置本体40のアース端子部に接続され、他端部が地面に接地可能な第2接地導体(図示せず)に接続されている。つまり、アース部43は、課電装置本体40のアース端子部を地面に接地させる。
図3は、図2に示すケーブル接続状態切替装置1のA−A矢視断面図である。図4は、図2に示すケーブル接続状態切替装置1のB−B矢視断面図である。
筐体部10は、上面部10a、底面部10b、右側面部10c、左側面部10d、前面部10e及び背面部10fを備える矩形箱形に形成されている。筐体部10の上面部10aは、左右方向に長い矩形状であり、上面部10aには、上面部10aの長手方向に延びるスリット部10gが形成されている。
課電装置接続部13は、筐体部10の右側面部10cに配置されており、筐体部10の内部から外部に貫通している。課電装置接続部13は、課電装置4の切替装置接続部42の他端部が接続可能に形成されている。
操作レバー部60は、筐体部10の内部における略中央部に配置されている。操作レバー部60は、棒状に形成された操作レバー本体63と、操作レバー本体63を支持するレバー支持部64と、第1端子部65と、第2端子部66と、を備える。
第2端子部66は、操作レバー本体63の第2方向F2側に形成されている。第2端子部66は、導電性材料により形成されており、レバー支持部64を介してケーブル接続部11と電気的に接続されている。
言い換えると、一対の第1接続端子61aは、操作レバー本体63を第1方向F1に移動させた場合に、操作レバー本体63の第1方向F1側に設けられた第1端子部65を挟んだ状態で保持可能に形成されている。すなわち、一対の第1接続端子61aと第1端子部65とは、いわゆるナイフスイッチを構成する。
言い換えると、一対の第2接続端子62aは、操作レバー本体63を第2方向F2に移動させた場合に、操作レバー本体63の第2方向F2側に設けられた第2端子部66を挟んだ状態で保持可能に形成されている。すなわち、一対の第2接続端子62aと第2端子部66とは、いわゆるナイフスイッチを構成する。
図5は、第1実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1の印加可能状態における内部構成を示す概略図である。図6は、第1実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1の地絡状態における内部構成を示す概略図である。
第1実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1は、操作レバー本体63を第1方向F1又は第2方向F2に移動させることにより、接続ケーブル2を介して配電線W1,W2,W3に直流電流を印加可能な印加可能状態と、接続ケーブル2を介して配電線W1,W2,W3を地絡させる地絡状態とに切り替えることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1Aについて、図7から図10を参照しながら説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1Aに接続ケーブル2、課電装置4及び第1接地導体3を接続した状態を示す斜視図である。図8は、第2実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1Aの内部構成を示す概略図である。図9は、図8に示すケーブル接続状態切替装置1AのC−C矢視断面図である。図10は、図8に示すケーブル接続状態切替装置1AのD−D矢視断面図である。
つまり、第2実施形態においては、特に説明されない点については、第1実施形態についての説明が適宜適用される。また、第1実施形態と同様の構成のものについては、第1実施形態と同様の効果が奏される。
一対の第3接続部72は、課電アース接続用第3接続部72aと、第1導体接続用第3接続部72bと、を備える。
課電アース接続用第3接続部72aは、導電性材料により形成された一対の第3接続端子73aと、絶縁材料により形成された第3支持部73bと、を備える。
言い換えると、一対の第3接続端子73aは、操作レバー本体63を第1方向F1に移動させた場合に、操作レバー本体63の第1方向F1側に設けられた課電アース接続用第3端子部71aを挟んだ状態で保持可能に形成されている。すなわち、一対の第3接続端子73aと課電アース接続用第3端子部71aとは、いわゆるナイフスイッチを構成する。
言い換えると、一対の第3接続端子74aは、操作レバー本体63を第1方向F1に移動させた場合に、操作レバー本体63の第1方向F1側に設けられた第1導体接続用第3端子部71bを挟んだ状態で保持可能に形成されている。すなわち、一対の第3接続端子74aと第1導体接続用第3端子部71bとは、いわゆるナイフスイッチを構成する。
図11は、第2実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1Aの印加可能状態における内部構成を示す概略図である。図12は、第2実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1Aの地絡状態における内部構成を示す概略図である。
第2実施形態に係るケーブル接続状態切替装置1は、操作レバー本体63を第1方向F1に移動させることにより、接続ケーブル2を介して配電線W1,W2,W3に直流電流を印加可能な印加可能状態にすることができると共に、課電装置4のアース部43を第1接地導体3に接続させることができる。そのため、課電装置4を別途、第2接地導体に接続して地絡させることなく、ケーブル接続状態切替装置1を印加可能状態にすることができる。これにより、地絡等が発生した配電線の特定から修復までの作業工程を削減することができる。その結果、作業時間を短縮することが可能となり、配電線における電力供給を早期に復旧させることができる。
2 接続ケーブル
3 第1接地導体
4 課電装置
6 切替スイッチ部
11 ケーブル接続部
12 接地導体接続部
13 課電装置接続部
14 アース接続部
60、60A 操作レバー部
61 第1接続部
62 第2接続部
65 第1端子部
66 第2端子部
72 第3接続部
71 第3端子部
W、W1、W2、W3 配電線
Claims (5)
- 配電線に接続可能な接続ケーブルの基端部を接続するケーブル接続部と、
前記接続ケーブルに直流電流を印加可能な課電装置を接続する課電装置接続部と、
接地した第1接地導体の基端部を接続する接地導体接続部と、
前記ケーブル接続部と前記課電装置接続部とを接続して前記接続ケーブルに直流電流を印加可能な印加可能状態と、前記ケーブル接続部と前記接地導体接続部とを接続して前記接続ケーブルを介して前記配電線を地絡可能な地絡状態とに切り替え可能な切替スイッチ部と、
を備えるケーブル接続状態切替装置。 - 前記切替スイッチ部は、
前記ケーブル接続部に接続され、第1方向と第2方向とに移動可能な操作レバー部と、
前記課電装置接続部に接続され、前記操作レバー部を前記第1方向に移動した場合に、前記操作レバー部と前記課電装置接続部とを電気的に接続すると共に、前記操作レバー部と前記課電装置接続部との電気的な接続状態を維持する第1接続部と、
前記接地導体接続部に接続され、前記操作レバー部を前記第2方向に移動した場合に、前記操作レバー部と前記接地導体接続部とを電気的に接続すると共に、前記操作レバー部と前記接地導体接続部との電気的な接続状態を維持する第2接続部と、
を備える請求項1に記載のケーブル接続状態切替装置。 - 前記操作レバー部は、
略板状に形成されると共に、前記操作レバー部を前記第1方向に移動した場合に、前記第1接続部に挟まれるように保持された状態で接続される第1端子部と、
略板状に形成されると共に、前記操作レバー部を前記第2方向に移動した場合に、前記第2接続部に挟まれるように保持された状態で接続される第2端子部と、
を備える請求項2に記載のケーブル接続状態切替装置。 - 前記課電装置は、接地した第2接地導体に接続可能なアース端子部を備え、
前記切替スイッチ部は、前記アース端子部に接続されると共に、前記印加可能状態において前記第2接続部に電気的に接続可能な第3接続部を更に備える請求項3に記載のケーブル接続状態切替装置。 - 前記第3接続部は、前記アース端子部に接続されるアース接続部と、前記第2接続部に接続される導体接続部と、を有し、
前記操作レバー部は、前記第1方向に移動して、前記第1端子部と前記第1接続部とを電気的に接続させた場合に、前記アース接続部と前記導体接続部とを電気的に接続させる第3端子部を更に備える請求項4に記載のケーブル接続状態切替装置。
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