JPH10335970A - 表面実装型圧電振動子 - Google Patents

表面実装型圧電振動子

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JPH10335970A
JPH10335970A JP15171697A JP15171697A JPH10335970A JP H10335970 A JPH10335970 A JP H10335970A JP 15171697 A JP15171697 A JP 15171697A JP 15171697 A JP15171697 A JP 15171697A JP H10335970 A JPH10335970 A JP H10335970A
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JP
Japan
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package member
lid
piezoelectric vibrator
type piezoelectric
sealing surface
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Pending
Application number
JP15171697A
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English (en)
Inventor
Shunei Oi
俊英 大井
Shigeru Kizaki
茂 木崎
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Miyota KK
Miyota Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Miyota KK
Miyota Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数特性の長期安定性に優れたリード線を
有さない表面実装型圧電振動子の構造を提供することに
ある。 【解決手段】 パッケージ部材11と、蓋12と、パッ
ケージ部材11と蓋12とを接合するろう接材19を備
え、パッケージ部材11は圧電素子14を固着する引き
出し電極21と、外部接続のための電極パッド17と、
蓋12と接合するためのシール面13と、シール面13
内側にこのシール面13より突出する凸部15とを有
し、蓋12はパッケージ部材11の凸部15に対応する
凹部18を有し、パッケージ部材11の凸部15の外周
にろう接材19を配置して、ろう接材19を溶融させて
蓋12とパッケージ部材11とを接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高安定な表面実装
型圧電振動子の構造に関し、周波数特性の長期安定性に
優れたリード線を有さない表面実装型圧電振動子に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の表面実装型圧電振動子を、図2
0、図21を用いて説明する。図20は従来技術の表面
実装型圧電振動子を示す断面図であり、圧電素子の一端
を導電性接着剤で支持した表面実装型圧電振動子を図示
している。図21は従来技術の表面実装型圧電振動子を
示す断面図であり、圧電素子の両端を導電性接着剤で支
持した表面実装型圧電振動子を図示している。以下、図
20と図21とを交互に用いて従来技術における表面実
装型圧電振動子の構造を説明する。
【0003】図20、図21に示すように、従来技術の
表面実装型圧電振動子は、パッケージ部材11と蓋12
とから構成されている。このパッケージ部材11は、形
状が箱型のセラッミックスの絶縁材料からなり、開口端
部にシール面13を有している。
【0004】このシール面13はタングステンあるいは
モリブデンを焼成し、その上にニッケルメッキを施し、
さらにこのニッケルメッキ上に金メッキを施している。
【0005】また、パッケージ部材11の底面には、外
部との接続を行なう電極パッド17が設置されている。
【0006】そして、この電極パッド17は、パッケー
ジ部材11内の引き出し電極21とスルーホールまたは
外壁接続電極により導通がとれている。
【0007】パッケージ部材11の引き出し電極21に
は、導電性接着剤22によって、圧電素子14が固定さ
れている。
【0008】このパッケージ部材11のシール面13
に、形状がほぼ板状の金属材料からなる蓋12を載せ、
パッケージ部材11と蓋12とをろう接材19によりう
接することにより、表面実装型圧電振動子内を真空雰囲
気にする。
【0009】また、図20に示すように、従来技術の表
面実装型圧電振動子における圧電素子の固定方法は、圧
電素子14の一端を導電性接着剤21を用いてパッケー
ジ部材11の引き出し電極22に片支持構造によって固
定している。
【0010】もしくは、図21に示すように、圧電素子
14の両端を導電性接着剤21を用いてパッケージ部材
11の引き出し電極22に両端支持構造によって固定し
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の表面実装型圧電振動子の構成の場合、パッケージ部
材11と蓋12の接合材として、ろう接材19をパッケ
ージ部材11のシール面13に載せ、パッケージ部材1
1と蓋12をろう接するさい、シール面13は平坦とな
っている。このため、ろう接材19を載せるとき、また
は載せた後に外部からの振動、衝撃等によりシール面1
3からずれ、パッケージ部材11の外側にはみ出した
り、パッケージ部材11の内側にはみ出してしまう。
【0012】このろう接材19のずれが、パッケージ部
材11と蓋12を均等に接合できない原因となってお
り、表面実装型圧電振動子内を所定の真空雰囲気にする
ことができない。
【0013】そのため、容器外のガスや水分が容器内に
入り込み、圧電素子への吸脱着により、周波数特性の長
期経時変化を高安定化させることが難しい。
【0014】〔発明の目的〕そこで本発明の目的は、上
記課題を解決し、周波数特性の長期安定性に優れたリー
ド線を有さない表面実装型圧電振動子の構造を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の表面実装型圧電振動子は、下記記載の構成
を採用する。
【0016】本発明の表面実装型圧電振動子において
は、パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部材と蓋とを
接合するろう接材とを備える表面実装型圧電振動子であ
って、パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電
極と、外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するた
めのシール面と、シール面内側にこのシール面より突出
する凸部とを有し、蓋はパッケージ部材の凸部に対応す
る凹部を有し、パッケージ部材凸部の外周にろう接材を
配置し、ろう接材を溶融させて蓋とパッケージ部材とを
接合する表面実装型圧電振動子であることを特徴とす
る。
【0017】本発明の表面実装型圧電振動子において
は、パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部材と蓋とを
接合するろう接材とを備える表面実装型圧電振動子であ
って、パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電
極と、外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するた
めのシール面と、シール面内側の一部分にこのシール面
より突出する凸部とを有し、蓋はパッケージ部材の凸部
に対応する凹部を有し、パッケージ部材凸部の外周にろ
う接材を配置し、ろう接材を溶融させて蓋とパッケージ
部材とを接合する表面実装型圧電振動子であることを特
徴とする。
【0018】本発明の表面実装型圧電振動子において
は、パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部材と蓋とを
接合するろう接材とを備える表面実装型圧電振動子であ
って、パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電
極と、外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するた
めのシール面と、シール面外側にこのシール面より突出
する凸部とを有し、蓋はパッケージ部材の凸部に対応す
る凹部を有し、パッケージ部材凸部の内周にろう接材を
配置し、ろう接材を溶融させて蓋とパッケージ部材とを
接合する表面実装型圧電振動子であることを特徴とす
る。
【0019】本発明の表面実装型圧電振動子において
は、パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部材と蓋とを
接合するろう接材とを備える表面実装型圧電振動子であ
って、パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電
極と、外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するた
めのシール面と、シール面外側の一部分にこのシール面
より突出する凸部とを有し、蓋はパッケージ部材の凸部
に対応する凹部を有し、パッケージ部材凸部の内周にろ
う接材を配置し、ろう接材を溶融させて蓋とパッケージ
部材とを接合する表面実装型圧電振動子であることを特
徴とする。
【0020】本発明の表面実装型圧電振動子において
は、パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部材と蓋とを
接合するろう接材とを備える表面実装型圧電振動子であ
って、パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電
極と、外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するた
めのシール面と、シール面内側と外側にこのシール面よ
り突出する凸部とを有し、蓋はパッケージ部材の凸部に
対応する凹部を有し、パッケージ部材凸部の間にろう接
材を配置し、ろう接材を溶融させて蓋とパッケージ部材
とを接合する表面実装型圧電振動子であることを特徴と
する。
【0021】本発明の表面実装型圧電振動子において
は、パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部材と蓋とを
接合するろう接材とを備える表面実装型圧電振動子であ
って、パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電
極と、外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するた
めのシール面と、シール面内側と外側の一部分にこのシ
ール面より突出する凸部とを有し、蓋はパッケージ部材
の凸部に対応する凹部を有し、パッケージ部材凸部の間
にろう接材を配置し、ろう接材を溶融させて蓋とパッケ
ージ部材とを接合する表面実装型圧電振動子であること
を特徴とする。
【0022】本発明の表面実装型圧電振動子において
は、容器を構成するパッケージ部材の材質は、セラミッ
クス、ガラスセラミックス、またはガラスからなること
を特徴とする。
【0023】本発明の表面実装型圧電振動子において
は、パッケージ部材シール面の凸部の材質はセラミック
ス、ガラスセラミックス、ガラス、またはシール面と同
じ材質からなることを特徴とする。
【0024】〔作用〕本発明の表面実装型圧電振動子
は、パッケージ部材のシール面に凸部を設けることによ
り、ろう接材をパッケージ部材シール面に載せるとき、
または載せた後に外部からの振動、衝撃等によるずれが
発生しない。この結果、パッケージ部材と蓋を均等に接
合することができ、容器外の大気や水分が容器内に入り
込まず、周波数特性の長期経時変化を高安定化させるこ
とが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明を実施する
ための最適な実施形態における表面実装型圧電振動子を
説明する。図1は本発明の実施形態における圧電素子の
一端を導電性接着剤で支持した表面実装型圧電振動子の
構造を示す断面図である。図2は本発明の実施形態にお
ける圧電素子の一端を導電性接着剤で支持した表面実装
型圧電振動子の構造を示す斜視図である。図3は本発明
の実施形態における圧電素子の一端を導電性接着剤で支
持した表面実装型圧電振動子の構造を示す完成断面図で
ある。図4は本発明の他の実施形態における圧電素子の
両端を導電性接着剤で支持した表面実装型圧電振動子の
構造を示す完成した状態の断面図である。図5と図8と
図11と図14と図17は本発明の実施形態におけるパ
ッケージ部材シール面の凸部形状を示す斜視図である。
図9と図10と図15と図16は本発明の他の実施形態
における表面実装型圧電振動子の構造を示す完成断面図
である。図6と図7と図12と図13と図18と図19
は本発明の他の実施形態における表面実装型圧電振動子
の蓋の構造を示す斜視図である。
【0026】〔第1の実施形態:図1、図2および図
3〕まずはじめに本発明の第1の実施形態における表面
実装型圧電振動子を説明する。本発明の表面実装型圧電
振動子は、図1と図2と図3に示すようにパッケージ部
材11と蓋12から構成されている。
【0027】このパッケージ部材11は、セラミック
ス、ガラスセラミックス、またはガラスからなる多層基
板を重ねて構成するか、あるいは単層基板を加工による
ほぼ箱形の形状である。
【0028】また、パッケージ部材11の一端に、封止
するためのシール面13を有している。このシール面1
3はタングステンあるいはモリブデンを焼成し、そのシ
ール面13上にニッケルメッキを施し、さらにこのニッ
ケルメッキ上に金メッキを施している。このシール面1
3の全周内側に、ろう接材19の位置出しをする凸部1
5を設けてある。
【0029】このろう接材19と凸部15との位置関係
について説明する。高さ方向では、凸部15の方を高く
し、平面方向の隙間が0.1mm以上設けると作業がし
やすい。この凸部15はセラミックス、ガラスセラミッ
クス、ガラス、またはシール面と同じ材質からなる。さ
らに、凸部15は、パッケージ部材11がセラミックス
などのシートを重ねて焼成する多層基板の場合は、1層
以上の基板を重ねて構成する。
【0030】パッケージ部材11の底面には、電極パッ
ド17を設置しており、この電極パッド17は、パッケ
ージ部材11内の引き出し電極22と外壁接続電極、ま
たはスルーホールにより導通がとれている。
【0031】この内部の引き出し電極22に水晶、また
はセラミックなどの圧電素子14の一端を、直接シリコ
ン系、ウレタン系、またはポリイミド系の導電性接着剤
21を用いて片支持構造によって固定する。
【0032】また、パッケージ部材11と接合する蓋1
2の形状は、パッケージ部材11と蓋12を接合した
時、パッケージ部材11のシール面13の全周内側にあ
る凸部15をはめ込むように、蓋12に凹部18を設け
てある。
【0033】この凹部18の寸法は凸部15より幅方向
で0.1mm以上広く、深さ方向は凸部15の高さ寸法
より大きくても問題ないが小さい方が作業がしやすい。
また蓋12の材質は、セラミックス、ガラスセラミック
ス、ガラス、または金属からなる。
【0034】このパッケージ部材11のシール面13に
ろう接材19を載せ、このろう接材19の上に蓋12を
載せ、ろう接材19が金(Au)−錫(Sn)合金であれ
ば、温度300℃前後に加熱しパッケージ部材11のシ
ール面13と蓋12とをろう接結合することにより、表
面実装型圧電振動子内を所定の雰囲気にする。この雰囲
気は大気であっても真空であってもよい。また、ろう接
材19の材質は、金(Au)−錫(Sn)や、鉛(Pb)−銀
(Ag)−錫(Sn)や、鉛(Pb)−錫(Sn)などの合金を
用いる。
【0035】この図1と図2と図3の示す構造の表面実
装型圧電振動子は、パッケージ部材11と蓋12の接合
時、パッケージ部材11の凸部15と蓋12の凹部18
を設けたことにより、ろう接材19をシール面13に載
せるとき、または載せた後に外部からの振動、衝撃等に
よりシール面13からずれ、パッケージ部材11の外側
にはみ出したり、パッケージ部材11の内側にはみ出し
てしまうことは発生しない。したがって、パッケージ部
材11と蓋12を均等に接合でき、容器外の大気や水分
が容器内に入り込まず、周波数特性の長期経時変化を高
安定化させることが可能となる。
【0036】〔第2の実施形態:図4〕図4の完成断面
図は本発明の他の実施形態における表面実装型圧電振動
子を示し、図1に示す構造とほとんど同じ構成である。
しかし、耐衝撃性を向上させるために、圧電素子14を
長手方向の両端で支持した固定構造を用いた表面実装型
圧電振動子である。
【0037】〔第3の実施形態:図5と図6と図7〕図
5はパッケージ部材11のシール面13の内側一部分に
凸部15を設け、ろう接材19の位置出し用とした実施
形態を示す。図4を用いて説明した実施形態では、凸部
15の位置は、シール面13の内側4箇所の隅に設けて
いるが、2箇所以上の隅や、2箇所以上の辺や、2箇所
以上の隅と辺の組み合わせでもよい。つまり、ろう接材
19の位置出しが行えればよい。
【0038】このとき、蓋12の構造は、図6のように
パッケージ部材11と蓋12を接合したとき、シール面
13の内側の一部分の凸部15をはめ込むように、蓋1
2に凹部18を設けてある。または、図7のようにパッ
ケージ部材11のシール面13の内側一部分の凸部15
をはめ込むように、蓋12の内側全周に凹部18を設け
てもよい。
【0039】〔第4の実施形態:図8と図9と図10〕
図8はパッケージ部材11のシール面13の全周外側に
凸部15を設け、ろう接材19の位置出し用とした実施
形態を示す。このとき、蓋12の構造は、図9のように
パッケージ部材11と蓋12を接合したとき、シール面
13の全周外側の凸部15をはめ込むように、蓋12に
凹部18を設けてある。または、図10のようにパッケ
ージ部材11のシール面13の全周外側の凸部15の内
側に、蓋12の全周をはめ込むようにしてもよい。
【0040】〔第5の実施形態:図11と図12と図1
3〕図6はパッケージ部材11のシール面13の外側一
部分に凸部15を設け、ろう接材19の位置出し用とし
た実施形態を示す。凸部15の位置はシール面13の外
側4箇所の隅に設けているが、2箇所以上の隅や、2箇
所以上の辺や、2箇所以上の隅と辺の組み合わせでもよ
い。つまり、ろう接材19の位置出しが行えればよい。
このとき、蓋12の構造は、図12のようにパッケージ
部材11と蓋12を接合したとき、シール面13の内側
の一部分の凸部15をはめ込むように、蓋12に凹部1
8を設けてある。または、図13のようにパッケージ部
材11のシール面13の内側一部分の凸部15をはめ込
むように、蓋12の外側全周に凹部18を設けてもよ
い。
【0041】〔第6の実施形態:図14と図15と図1
6〕図14はパッケージ部材11のシール面13の全周
内側に第1の凸部15aを設け、外側に第2の凸部15
bを設け、ろう接材19の位置出し用とした実施形態を
示す。このとき、蓋12の構造は、図15のようにパッ
ケージ部材11と蓋12を接合したとき、シール面13
の全周外側の第1の凸部15aとシール面13の全周内
側の第2の凸部15bをはめ込むように、蓋12に第1
の凹部18aと第2の凹部18bを設けてある。また
は、図16のようにパッケージ部材11のシール面13
の全周外側の凸部15の内側に、蓋12の全周をはめ込
むようにしてもよい。
【0042】〔第7の実施形態:図17と図18と図1
9〕図17は、パッケージ部材11のシール面13の内
側の一部領域に第1の凸部15aを設け、外側の一部分
に第2の凸部15bを設け、ろう接材19の位置出し用
とした実施形態を示す。第1の凸部15aと第2の凸部
15bの形成位置は、4箇所の隅に設けているが、2箇
所以上の隅や、2箇所以上の辺や、2箇所以上の隅と辺
の組み合わせでもよい。つまり、ろう接材19の位置出
しが行えればよい。
【0043】このとき、蓋12の構造は、図18のよう
にパッケージ部材11と蓋12を接合したとき、シール
面13の外側一部分の第1の凸部15aとシール面13
の内側一部分の第2の凸部15bをはめ込むように、蓋
12に第1の凹部18aと第2の凹部18bを設けてあ
る。または、図19のようにパッケージ部材11のシー
ル面13の外側一部分の凸部15の内側に、蓋12の全
周をはめ込むようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の表面実装型圧電振動子は、パッケージ部材のシール面
に凸部を設けるている。このため、ろう接材をパッケー
ジ部材シール面に載せるとき、または載せた後に外部か
らの振動、衝撃等によるずれの発生がない。
【0045】したがって、本発明の表面実装型圧電振動
子においては、パッケージ部材と蓋を均等に接合でき、
容器外の大気や水分が容器内に入り込まず、周波数特性
の長期経時変化を高安定化させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における表面実装型圧電振動
子の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態における表面実装型圧電振動
子の構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示し、完成した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示し、完成した状態を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態における表面実装型圧電振動
子の構造を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施形態における表面実装型圧電振動
子の構造を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態における表面実装型圧電振動
子の構造を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施形態における表面実装型圧電振動
子の構造を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示し、完成した状態を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態における表面実装型圧電
振動子の構造を示し、完成した状態を示す断面図であ
る。
【図11】本発明の実施形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態における表面実装型圧電
振動子の構造を示し、完成した状態を示す断面図であ
る。
【図16】本発明の実施の形態における表面実装型圧電
振動子の構造を示し、完成した状態を示す断面図であ
る。
【図17】本発明の実施形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示す斜視図である。
【図18】本発明の実施形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示す斜視図である。
【図19】本発明の実施形態における表面実装型圧電振
動子の構造を示す斜視図である。
【図20】従来技術における表面実装型圧電振動子を示
す断面図であり、圧電振動子の両端を導電性接着剤で固
定した両支持構造の表面実装型圧電振動子の構造を表す
断面図である。
【図21】従来技術における表面実装型圧電振動子を示
す断面図であり、圧電振動子の一端を導電性接着剤で固
定した片支持構造の表面実装型圧電振動子の構造を表す
断面図である。
【符号の説明】
11 パッケージ部材 12 蓋 13 気密シール面 14 圧電振動子 15 パッケージ部材凸部 16 パッケージ部材凹部 17 電極パット 18 蓋凹部 19 ろう接材 21 導電性接着剤 22 引き出し電極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部
    材と蓋とを接合するろう接材とを備える表面実装型圧電
    振動子であって、 パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電極と、
    外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するためのシ
    ール面と、シール面内側にこのシール面より突出する凸
    部とを有し、 蓋はパッケージ部材の凸部に対応する凹部を有し、 パッケージ部材凸部の外周にろう接材を配置し、ろう接
    材を溶融させて蓋とパッケージ部材とを接合することを
    特徴とする表面実装型圧電振動子。
  2. 【請求項2】 パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部
    材と蓋とを接合するろう接材とを備える表面実装型圧電
    振動子であって、 パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電極と、
    外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するためのシ
    ール面と、シール面内側の一部分にこのシール面より突
    出する凸部とを有し、 蓋はパッケージ部材の凸部に対応する凹部を有し、 パッケージ部材凸部の外周にろう接材を配置し、ろう接
    材を溶融させて蓋とパッケージ部材とを接合することを
    特徴とする表面実装型圧電振動子。
  3. 【請求項3】 パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部
    材と蓋とを接合するろう接材とを備える表面実装型圧電
    振動子であって、 パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電極と、
    外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するためのシ
    ール面と、シール面外側にこのシール面より突出する凸
    部とを有し、 蓋はパッケージ部材の凸部に対応する凹部を有し、 パッケージ部材凸部の内周にろう接材を配置し、ろう接
    材を溶融させて蓋とパッケージ部材とを接合することを
    特徴とする表面実装型圧電振動子。
  4. 【請求項4】 パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部
    材と蓋とを接合するろう接材とを備える表面実装型圧電
    振動子であって、 パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電極と、
    外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するためのシ
    ール面と、シール面外側の一部分にこのシール面より突
    出する凸部とを有し、 蓋はパッケージ部材の凸部に対応する凹部を有し、 パッケージ部材凸部の内周にろう接材を配置し、ろう接
    材を溶融させて蓋とパッケージ部材とを接合することを
    特徴とする表面実装型圧電振動子。
  5. 【請求項5】 パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部
    材と蓋とを接合するろう接材とを備える表面実装型圧電
    振動子であって、 パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電極と、
    外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するためのシ
    ール面と、シール面内側と外側にこのシール面より突出
    する凸部とを有し、 蓋はパッケージ部材の凸部に対応する凹部を有し、 パッケージ部材凸部の間にろう接材を配置し、ろう接材
    を溶融させて蓋とパッケージ部材とを接合することを特
    徴とする表面実装型圧電振動子。
  6. 【請求項6】 パッケージ部材と、蓋と、パッケージ部
    材と蓋とを接合するろう接材とを備える表面実装型圧電
    振動子であって、 パッケージ部材は圧電素子を固着する引き出し電極と、
    外部接続のための電極パッドと、蓋と接合するためのシ
    ール面と、シール面内側と外側の一部分にこのシール面
    より突出する凸部とを有し、 蓋はパッケージ部材の凸部に対応する凹部を有し、 パッケージ部材凸部の間にろう接材を配置し、ろう接材
    を溶融させて蓋とパッケージ部材とを接合することを特
    徴とする表面実装型圧電振動子。
  7. 【請求項7】 容器を構成するパッケージ部材の材質
    は、セラミックス、ガラスセラミックス、またはガラス
    からなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5ま
    たは6に記載の表面実装型圧電振動子。
  8. 【請求項8】 パッケージ部材シール面の凸部の材質は
    セラミックス、ガラスセラミックス、ガラス、またはシ
    ール面と同じ材質からなることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、または6に記載の表面実装型圧電振動
    子。
  9. 【請求項9】 容器を構成する蓋の材質は、セラミック
    ス、ガラスセラミックス、ガラスまたは金属からなるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、または6に
    記載の表面実装型圧電振動子。
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