JPH10335225A - 投影露光装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

投影露光装置および半導体装置の製造方法

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JPH10335225A
JPH10335225A JP9144352A JP14435297A JPH10335225A JP H10335225 A JPH10335225 A JP H10335225A JP 9144352 A JP9144352 A JP 9144352A JP 14435297 A JP14435297 A JP 14435297A JP H10335225 A JPH10335225 A JP H10335225A
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distortion
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reticle
shot distortion
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Nobuhiko Oka
伸彦 岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の投影露光装置を用いる半導体装置の製
造時において、本段ショット歪みによるショット歪みを
補正することで、露光装置の台数制約を無くし、生産の
高スループットを実現することのできる投影露光装置お
よび半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 アライメントセンサ1によって下地ショ
ット歪みを測定し、これを処理部4にて、記憶装置3に
予め記憶された複数の本段ショット歪みと比較して、最
適な本段ショットを選択する。上記選択結果に基づい
て、駆動制御部5がモータ6を回転駆動し、投影レンズ
7とレチクル9との間の相対角度を変化させ、露光を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置のフォ
トリソグラフィ工程において用いられる投影露光装置
と、該投影露光装置を用いた半導体装置の製造方法に関
し、特に、量産時におけるスループットの低下を招くこ
となく、高アライメント精度を達成できる投影露光装置
および半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高密度化に伴い、該
半導体装置には極めて微細なパターンが形成される。し
かしながら、このような極微細パターンを直接フォトマ
スクに形成するのは困難であるため、実際に半導体装置
上に形成されるパターンよりも大きなパターンが形成さ
れたフォトマスクを用い、該フォトマスクとウェーハと
の間に投影レンズを配置し、フォトマスクのパターンを
ウェーハ上に縮小投影する投影露光装置が用いられてい
る。
【0003】上記のような投影露光装置は、フォトマス
クとウェーハとを密着させて露光するコンタクト露光装
置に比べ、パターンの微細化の点では有利であるが、ウ
ェーハ上に既存するパターンと、次工程で形成するパタ
ーンとを、最適の相対位置関係にする操作(即ち、アラ
イメント)を行うための技術が重要となる。
【0004】従来の投影露光装置において行われるアラ
イメントは、以下に述べる(1)ないし(3)の工程に
大別される。 (1) ウェーハローダのプリアライメント部でプリア
ライメントを行う。上記プリアライメントでは、例え
ば、オリエンテーションフラットによるウェーハの位置
合わせが行われる。 (2) プリアライメント後、ウェーハをウェーハステ
ージにローディングしてオートフォーカスを行った後、
グローバルアライメントマークを用いて、ウェーハステ
ージ上でのウェーハのXおよびY座標を決定する。 (3) 次に、ステップ・アンド・リピート露光を行う
ためのファインアライメントを行う。
【0005】さらに、上記(3)の工程では、以下の
(a)ないし(f)の工程によって各補正値が計測され
る。 (a)ウェーハのスケーリング補正値を計測する。すな
わち、ウェーハ上に既存するパターンが形成されている
領域(以下、下地ショットと称する)の伸縮量を計測す
る。 (b)ウェーハの直交度補正値を計測する。すなわち、
ウェーハのオリエンテーションフラットに対する垂直方
向および平行方向からのズレ量を計測する。 (c)ウェーハのローテーション補正値(ウェーハの回
転量)を計測する。 (d)ウェーハのXおよびY方向オフセット値を計測す
る。すなわち、下地ショットに対するウェーハのXおよ
びY方向のズレ量を計測する。 (e)ショットのスケーリング補正値を計測する。すな
わち、ウェーハ上に新たに形成されるパターン領域(シ
ョット)の伸縮量を計測する。 (f)ショットのローテーション補正値を計測する。す
なわち、下地ショットに対するショットの回転量を計測
する。
【0006】上記(a)ないし(f)により計測された
各補正値に基づいて、ウェーハの露光位置が決定され、
スケーリング補正(図16参照)、ローテーション補正
(図17参照)、およびオフセット補正によるアライメ
ントが行われる。
【0007】しかしながら、投影露光装置においてはレ
チクルに形成されたパターンを投影レンズを通してウェ
ーハに露光するため、上記のズレ(スケーリング、ロー
テーション、およびオフセットのズレ)以外に、投影レ
ンズのレンズディストーションによるショット歪みが発
生する。すなわち、投影レンズの収差等の影響によっ
て、ウェーハに投影されるショット形状に歪みが発生す
る。このショット歪みは、上記従来のアライメント方式
では補正することができない。
【0008】上記のレンズディストーションは、使用さ
れる投影レンズに固有のものであり、下地ショットと、
該下地ショット上に新たに形成されるショット(以下、
本段ショットと称する)とが、同一の投影露光装置を用
いて露光される場合には、レンズディストーションは一
定であり、ショット歪みの発生状態も一定であるので、
何ら問題はない。しかしながら、半導体装置の量産時等
で生産の高スループットを図るため、連続して行われる
露光工程の各工程において、異なる投影露光装置を用い
るような場合には、図16および図17に示すように、
上記ショット歪みの影響が顕著となり、該ショット歪み
によるアライメントズレを軽減させる必要がある。
【0009】そこで、従来は、複数の投影露光装置を用
いる場合には、各投影露光装置に使用されている投影レ
ンズのレンズディストーションを前もって測定し、レン
ズディストーションの類似した投影露光装置同士のみを
組み合わせて(グルーピング)使用している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、レンズディストーションによるショット歪み
を軽減するために、投影露光装置のグルーピングを行っ
ているので、半導体装置の量産時において使用可能な露
光装置台数に制約が生じ、生産の高スループットを達成
する上で障害となるという問題が生じる。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、複数の投影露光装置を用
いる半導体装置の製造時において、レンズディストーシ
ョンによるショット歪みを補正することで、露光装置の
台数制約を無くし、生産の高スループットを実現するこ
とのできる投影露光装置および半導体装置の製造方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の投影露光装置
は、下地ショットの形成されているウェーハ上に、レチ
クルに形成されているパターンを、投影レンズを介して
露光するものであり、上記の課題を解決するために、上
記ウェーハ上の下地ショットのショット歪みを検出する
下地ショット歪み検出手段と、予め、上記レチクルと投
影レンズとの相対角度を変化させながら複数測定される
ショット歪みを記憶する記憶手段と、上記下地ショット
歪み検出手段により検出される下地ショットのショット
歪みと、上記記憶手段に記憶される各ショット歪みとを
比較し、該下地ショットのショット歪みと最も差の少な
いショット歪みを選択する比較選択手段と、上記比較選
択手段によって選択されたショット歪みと、下地ショッ
トのショット歪みとの間の回転成分を算出する回転成分
算出手段と、上記回転成分算出手段によって算出された
回転成分に基づいて、投影レンズを回転させるか、また
はレチクルおよびウェーハを回転駆動させる駆動手段と
を備えていることを特徴としている。
【0013】上記の構成により、下地ショットのショッ
ト歪みが下地ショット歪み検出手段とによって検出され
る。上記下地ショットのショット歪みは、比較選択手段
によて、記憶手段に記憶される各ショット歪みと比較さ
れ、該下地ショットのショット歪みと最も差の少ないシ
ョット歪みが選択される。上記比較選択手段によってシ
ョット歪みが選択されると、下地ショットのショット歪
みとの間の回転成分が回転成分算出手段により算出され
る。上記駆動手段が、上記回転成分に基づいて、投影レ
ンズを回転させるか、またはレチクルおよびウェーハを
回転駆動させる。
【0014】これにより、上記投影露光装置では、下地
ショットと、本投影露光装置によってその上に形成され
るショットとの間のアライメントズレを補正することが
できるので、レンズディストーションの相似した投影露
光装置を組み合わせるグルーピングが不要となる。この
ため、露光装置の台数制約を無くし、生産の高スループ
ットを実現することができる。
【0015】請求項2の半導体装置の製造方法は、複数
の投影露光装置を用いて、異なる露光工程を別々の投影
露光装置で行う方法であり、上記の課題を解決するため
に、前工程で用いられる第1の投影露光装置によって、
ウェーハ上に既に形成されている下地ショットと、該投
影露光装置とは別の第2の投影露光装置によってウェー
ハ上に新たに転写されるショットとのアライメント時の
工程が、上記下地ショットのアライメントズレ量を測定
する第1のステップと、上記第1のステップで測定され
た下地ショットのアライメントズレ量と、記憶手段に予
め記憶されており、レチクルと投影レンズとの相対角度
を変化させながら、複数測定された第2の投影露光装置
の投影レンズによって生じるショット歪みとを比較し、
該アライメントズレ量との差が最も小さいショット歪み
を選択する第2のステップと、上記第2のステップの選
択結果に基づき、上記下地ショットと新たに転写される
ショットとが適切に重ね合わさるように、レチクルと投
影レンズとの間の相対角度を変化させる第3のステップ
とを有することを特徴としている。
【0016】上記の構成により、先ず、第1のステップ
で下地ショットのアライメントズレ量が測定される。続
いて、第2のステップで、下地ショットのアライメント
ズレ量と、第2の投影露光装置の投影レンズによって生
じるショット歪みとが比較され、該アライメントズレ量
との差が最も小さいショット歪みが選択される。上記第
2の投影露光装置の投影レンズによって生じるショット
歪みは、レチクルと投影レンズとの相対角度によって異
なるものであり、該相対角度を変化させながら複数回測
定され、測定されたショット歪みは、記憶手段に記憶さ
れている。そして、第3のステップで、下地ショットと
新たに転写されるショットとが適切に重ね合わさるよう
に、レチクルと投影レンズとの間の相対角度を変化させ
られる。
【0017】これにより、複数の投影露光装置を用いる
半導体装置の製造時において、レンズディストーション
によるショット歪みを補正することができるので、レン
ズディストーションの相似した投影露光装置を組み合わ
せるグルーピングが不要となる。このため、露光装置の
台数制約を無くし、生産の高スループットを実現するこ
とができる。
【0018】請求項3の半導体装置の製造方法は、請求
項2の構成に加えて、上記第1のステップで測定される
アライメントズレ量と、記憶手段に記憶される各ショッ
ト歪みとが、レチクルパターンに対してショット歪みを
生じない理想格子の各頂点を基準とした座標で表されて
おり、上記第2のステップで、上記アライメントズレ量
と各ショット歪みとの上記座標が、理想格子に対する傾
きを補正した後に、上記座標の比較によってアライメン
トズレ量と各ショット歪みとの比較が行われることを特
徴としている。
【0019】上記の構成により、アライメントズレ量と
各ショット歪みとは、理想格子を基準として座標によっ
て比較されるが、アライメントズレ量と比較されるショ
ット歪みとが理想格子に対して異なる角度で傾きを有し
ている場合においても、理想格子に対する上記傾きを補
正した後に、アライメントズレ量と各ショット歪みとの
比較が行われるため、適切なショット歪みの選択が可能
となる。
【0020】請求項4の半導体装置の製造方法は、請求
項2または3の構成に加えて、上記第1のステップで測
定されるアライメントズレ量と、記憶手段に記憶される
各ショット歪みとが、レチクルパターンに対してショッ
ト歪みを生じない理想格子の各頂点を基準とした座標で
表されており、上記第2のステップで、上記アライメン
トズレ量と各ショット歪みとの上記座標が、理想格子に
対するオフセットのズレを補正した後に、上記座標の比
較によってアライメントズレ量と各ショット歪みとの比
較が行われることを特徴としている。
【0021】上記の構成により、アライメントズレ量と
各ショット歪みとは、理想格子を基準として座標によっ
て比較されるが、アライメントズレ量と比較されるショ
ット歪みとが理想格子に対してオフセットのズレを有し
ている場合においても、理想格子に対する上記ズレを補
正した後に、アライメントズレ量と各ショット歪みとの
比較が行われるため、適切なショット歪みの選択が可能
となる。
【0022】請求項5の半導体装置の製造方法は、請求
項2ないし4の何れかの構成に加えて、上記第1のステ
ップで測定されるアライメントズレ量と、記憶手段に記
憶される各ショット歪みとが、レチクルパターンに対し
てショット歪みを生じない理想格子の各頂点を基準とし
た座標で表されており、上記第2のステップで、上記ア
ライメントズレ量と各ショット歪みとの上記座標が、理
想格子に対する倍率の差を補正した後に、上記座標の比
較によってアライメントズレ量と各ショット歪みとの比
較が行われることを特徴としている。
【0023】上記の構成により、アライメントズレ量と
各ショット歪みとは、理想格子を基準として座標によっ
て比較されるが、アライメントズレ量と比較されるショ
ット歪みとが理想格子に対して異なる倍率を有している
場合においても、理想格子に対する上記倍率を補正した
後に、アライメントズレ量と各ショット歪みとの比較が
行われるため、適切なショット歪みの選択が可能とな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図15に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0025】本実施の形態に係る投影露光装置として
は、ステップ式投影露光装置(以下、ステッパと称す
る)が用いられる。上記ステッパは、図1に示すよう
に、アライメントセンサ1、ショット歪み算出部2、記
憶装置3、処理部4、および駆動制御部5等を有してい
る。さらに、上記投影露光装置は、モータ6…、投影レ
ンズ7およびステージ8等も有している。
【0026】尚、請求項に記載の下地ショット歪み検出
手段は、アライメントセンサ1およびショット歪み算出
部2により構成され、駆動手段は駆動制御部5およびモ
ータ6…により構成される。また、記憶装置3は記憶手
段に相当し、処理部4は比較選択手段および回転成分算
出手段に相当する。
【0027】上記アライメントセンサ1は、前工程にお
いてウェーハ上に形成された下地ショットのアライメン
トマーク(図3参照)の位置関係を計測する。上記アラ
イメントセンサ1によって得られた計測信号は、ショッ
ト歪み算出部2へ送られ、ここで、上記下地ショットの
ショット歪み(以下、下地ショット歪みと称する)、す
なわち理想格子とのズレ量が算出される。
【0028】本実施の形態に係る投影露光装置を用い
て、レチクル9のパターンをウェーハ10に投影する場
合においても、投影レンズ7のレンズディストーション
によるショット歪み(以下、本段ショット歪みと称す
る)が発生する。上記本段ショット歪みは、レチクル9
と投影レンズ7との間の相対角度によって異なるため、
予め、上記相対角度を変化させながら複数の本段ショッ
ト歪みが測定される。測定された複数の本段ショット歪
みは記憶装置3に記憶される。尚、上記本段ショット歪
みの測定方法に関しては後述する。
【0029】上記処理部4には、上記ショット歪み算出
部2によって算出された下地ショット歪みが入力され、
該処理部4は、下地ショット歪みと記憶装置3に記憶さ
れている全ての本段ショット歪みとを比較し、下地ショ
ット歪みに最も近い本段ショット歪みを選択する。尚、
上記本段ショット歪みの選択方法に関しては後述する。
上記処理部4は、上記本段ショット歪みを選択した後、
上記下地ショット歪みと選択された本段ショット歪みと
の回転成分を算出する。
【0030】上記処理部4にて算出された回転成分は駆
動制御部5に出力される。上記駆動制御部5は、上記回
転成分に基づいて、投影レンズ7を回転させるか、ある
いはレチクル9およびウェーハ10(実際には、ウェー
ハ10が載置されたステージ8)を回転させて下地ショ
ット歪みと本段ショット歪みとが重なるように、モータ
6…の駆動を制御する。
【0031】このようにして、下地ショット歪みと本段
ショット歪みとが重ね合わせられた後、実際に露光が行
われ、ウェーハ10上に本段ショットが形成される。
【0032】また、本実施の形態で用いられるレチクル
9は、図2に示すように、該レチクル9の4隅に、矩形
領域の各頂点を示すような形態のアライメントマーク1
1…が配置されている。上記アライメントマーク11…
は、図3に示すように、下地ショットの投影時に同時に
ウェーハ10上に投影され、該アライメントマーク11
の位置を測定することによって下地ショット歪みを求め
ることができる。
【0033】続いて、本実施の形態に係るステッパで用
いられるアライメント方式を詳細に説明する。
【0034】先ず、各ステッパで用いられる投影レンズ
7のレンズディストーションによる本段ショット歪みを
前もって計測する。上記本段ショット歪みの計測方法を
図4および図5を用いて説明する。
【0035】先ず、図4(a)に示すように、レチクル
9に平行光を照射し、該レチクル9のパターン部を通過
した光を投影レンズ7の全体を用いて、ウェーハ10に
投影させる。この時、上記レチクル9のショット12
は、上記投影レンズ7のレンズディストーションの影響
により、図5(a)に示すように歪みが生じる。
【0036】続いて、図4(b)に示すように、レチク
ル9のパターン部を通過した光が投影レンズ7の中心部
で集光されるように該レチクル9に収束光を照射し、こ
の光を投影レンズ7を介して、上記と同一のウェーハ1
0に投影させる。この時、上記レチクル9のショット1
3は、上記投影レンズ7のレンズディストーションの影
響を受けないため、図5(b)に示すように殆ど歪みが
生じない。したがって、このショット13は理想格子で
あると見なすことができる。
【0037】上記理想格子は完全な長方形形状であるた
め、直交する2辺に対応する方向をそれぞれx方向およ
びy方向とし、上記ウェーハ上に形成されたショット1
2と理想格子のショット13との間で、それぞれ対応す
る各頂点間毎に、x方向の距離およびy方向の距離を測
定する。
【0038】上記ショット12に生じる本段ショット歪
みは、投影レンズ7の収差によって生じるものであり、
該ショット12の歪み形状は、レチクル9と投影レンズ
7との間の相対角度によって異なる。そのため、上述し
た本段ショット歪みの測定は、レチクル9と投影レンズ
7との間の相対角度を逐次変化させて、一つの投影レン
ズ7、すなわち1台のステッパについて複数回行われ
る。上記投影レンズ7と複数の測定された本段ショット
歪み16との関係を図6に示す。測定された複数の本段
ショット歪み16は、上述したように、記憶装置3に記
憶される。
【0039】尚、図6は、投影レンズ7を回転させず
に、レチクル9およびウェーハ10を回転させた場合を
示している。この時、理想格子14も、図7に示すよう
に、投影レンズ7に対して、異なった角度で複数想定さ
れる。これに対して、従来方法でレンズディストーショ
ンによるショット歪みを測定する場合には、図8に示す
ように、理想格子14は投影レンズ7に対して一つしか
想定されない。また、上記ショット12・13の角頂点
は、アライメントマーク11によって決定される頂点を
示している。
【0040】続いて、半導体装置の製造時に行われるア
ライメントの方式を以下に説明する。本実施の形態で
は、一つのショット工程に対し1台のステッパが割り当
てられており、以下の説明では、ウェーハ10に、前工
程のステッパによる下地ショットが既に形成されている
ものとする。
【0041】先ず、下地ショット歪みが計測される。上
記下地ショット歪みは、上述した本段ショット歪みと同
様に、理想格子の頂点を基準としてxおよびy方向の頂
点座標で示される。
【0042】そして、上記下地ショット歪みを、メモリ
に予め記憶された各本段ショット歪みと比較することに
より、該下地ショット歪みとの差が最も小さい本段ショ
ット歪みが選択される。上記下地ショット歪みと本段シ
ョット歪みとの比較手順を以下に詳細に説明する。
【0043】下地ショット歪みと本段ショット歪みとを
比較する上で最も重要なことは、下地ショットと本段シ
ョットとの形状が相似していることである。しかしなが
ら、上記下地ショット歪みおよび本段ショット歪みは、
それぞれ理想格子を基準とした頂点座標で示されている
ため、これらの頂点座標を比較するのみでは、図9に示
すように、例え形状が相似していても理想格子14に対
する傾き角が異なっていれば、下地ショット15と本段
ショット16におけるショット歪みの差は大きいと判断
される。
【0044】そこで、下地ショット歪みと本段ショット
歪みとの差を頂点座標によって比較する前に、上記理想
格子14に対する傾き角の影響を補正する必要がある。
具体的には、例えば、理想格子14の中心から各頂点ま
でのベクトルを求め、下地ショット15における各ベク
トルと、これに対応する本段ショット16の各ベクトル
とのなす角が最小となるように、本段ショット歪みのロ
ーテーション補正を行う。
【0045】また、図10に示すように、下地ショット
15と本段ショット16との間に理想格子14に対する
オフセットの違いや、図11に示すように、スケーリン
グの違いが生じる場合も考えられるため、オフセット補
正およびスケーリング補正も必要となる。これらのオフ
セット補正およびスケーリング補正は、従来技術のアラ
イメントにおける補正と同様であるので、ここでは詳細
な説明を省略する。
【0046】上述のローテーション補正、オフセット補
正およびスケーリング補正が終了すると、下地ショット
歪みと本段ショット歪みとの差が、頂点座標によって比
較される。このような比較が、メモリに記憶された全て
の本段ショット歪みについて行われ、下地ショット歪み
と本段ショット歪みとの差が最も小さくなる本段ショッ
ト16が選択される。
【0047】こうして、最適な本段ショット16が選択
されると、図12に示すように、下地ショット15と本
段ショット16とが適切に重なるように、投影レンズ7
か、あるいはレチクル9およびウェーハ10が回転させ
られる。その後、レチクル9と投影レンズ7との位置を
固定した状態で、上述のローテーション補正、オフセッ
ト補正およびスケーリング補正の算出結果に基づき、ウ
ェーハ10を移動して露光が行われる。
【0048】従来のアライメント方式で露光を行った場
合、理想格子14に対して下地ショット15と本段ショ
ット16とが図13に示すように形成されれば、該下地
ショット15と本段ショット16のショット歪みのズレ
量の差の予測値は、図14のアライメントズレ量17で
示される。尚、上記アライメントズレ量17は、下地シ
ョット15と本段ショット16との頂点間のベクトルを
理想格子14に加えた形状で示されている。また、図1
4に示すように、上記アライメントズレ量17と実際に
パターニングした後測定されるアライメントズレ量18
とは若干異なるが、これは、下地ショットを行う投影露
光装置と本段ショットを行う投影露光装置との間でウェ
ーハ10を移動させるときのステッピング誤差によるも
のである。さらに、本実施の形態に係る投影露光装置を
用いて、下地ショット歪みと本段ショット歪みとの差が
最も小さくなるような本段ショット16を選択してアラ
イメントズレ量19を測定した場合の測定結果を図15
に示す。
【0049】表1に、従来技術において予測されるアラ
イメントズレ量17と、実際にパターニングした後測定
されるアライメントズレ量18と、下地ショット歪みと
本段ショット歪みとの差が最も小さくなるように本段シ
ョット16が選択された場合のアライメントズレ量19
との詳細なデータを示す。
【0050】
【表1】
【0051】次に、下地ショット歪みと本段ショット歪
みとの差が最も小さくなるように本段ショット16が選
択された場合の測定結果と、従来技術で露光した場合の
測定結果とを比較した。比較結果を以下の表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】上記表2より、前者の場合は、後者の場合
に比べ、アライメントズレ量が低減していることがわか
る。
【0054】以上のように、本実施の形態に係るステッ
パは、レチクル9と投影レンズ7との間の相対角度を変
化させることによって、本段ショット歪みによるショッ
ト歪みを補正することができ、高精度のアライメントが
可能になる。さらに、半導体装置の製造工程において複
数のステッパを用いる場合に、該ステッパのグルーピン
グが不要となり、量産時における使用可能なステッパの
台数制限が無くなるため、高スループットが実現でき
る。
【0055】また、下地ショット歪みと本段ショット歪
みとの差は、理想格子に対するローテーション補正、オ
フセット補正およびスケーリング補正が終了した後、頂
点座標によって比較される。これにより、下地ショット
と本段ショットの形状が最も相似している本段ショット
歪みが、確実に選択される。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明の投影露光装置は、以上
のように、ウェーハ上の下地ショットのショット歪みを
検出する下地ショット歪み検出手段と、予め、上記レチ
クルと投影レンズとの相対角度を変化させながら複数測
定されるショット歪みを記憶する記憶手段と、上記下地
ショット歪み検出手段により検出される下地ショットの
ショット歪みと、上記記憶手段に記憶される各ショット
歪みとを比較し、該下地ショットのショット歪みと最も
差の少ないショット歪みを選択する比較選択手段と、上
記比較選択手段によって選択されたショット歪みと、下
地ショットのショット歪みとの間の回転成分を算出する
回転成分算出手段と、上記回転成分算出手段によって算
出された回転成分に基づいて、投影レンズを回転させる
か、またはレチクルおよびウェーハを回転駆動させる駆
動手段とを備えている構成である。
【0057】それゆえ、上記投影露光装置では、投影レ
ンズとレチクルとの間の相対角度を変化させることによ
り、下地ショットと、本投影露光装置によってその上に
形成されるショットとの間のアライメントズレを補正す
ることができるので、レンズディストーションの相似し
た投影露光装置を組み合わせるグルーピングが不要とな
る。このため、露光装置の台数制約を無くし、生産の高
スループットを実現することができるという効果を奏す
る。
【0058】請求項2の発明の半導体装置の製造方法
は、以上のように、前工程で用いられる第1の投影露光
装置によって、ウェーハ上に既に形成されている下地シ
ョットと、該投影露光装置とは別の第2の投影露光装置
によってウェーハ上に新たに転写されるショットとのア
ライメント時の工程が、上記下地ショット歪みを測定す
る第1のステップと、上記第1のステップで測定された
下地ショット歪みと、記憶手段に予め記憶されており、
レチクルと投影レンズとの相対角度を変化させながら、
複数測定された第2の投影露光装置の投影レンズによっ
て生じるショット歪みとを比較し、該アライメントズレ
量との差が最も小さいショット歪みを選択する第2のス
テップと、上記第2のステップの選択結果に基づき、上
記下地ショットと新たに転写されるショットとが適切に
重ね合わさるように、レチクルと投影レンズとの間の相
対角度を変化させる第3のステップとを有する構成であ
る。
【0059】それゆえ、複数の投影露光装置を用いる半
導体装置の製造時において、本段ショット歪みによるシ
ョット歪みを補正することができ、本段ショット歪みの
相似した投影露光装置を組み合わせるグルーピングを不
要とするため、露光装置の台数制約を無くし、生産の高
スループットを実現することができるという効果を奏す
る。
【0060】請求項3の発明の半導体装置の製造方法
は、以上のように、請求項2の構成に加えて、上記第1
のステップで測定されるアライメントズレ量と、記憶手
段に記憶される各ショット歪みとが、レチクルパターン
に対してショット歪みを生じない理想格子の各頂点を基
準とした座標で表されており、上記第2のステップで、
上記アライメントズレ量と各ショット歪みとの上記座標
が、理想格子に対する傾きを補正した後に、上記座標の
比較によってアライメントズレ量と各ショット歪みとの
比較が行われる構成である。
【0061】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、アライメントズレ量と各ショット歪みとが理想格
子に対して異なる角度で傾きを有している場合において
も、適切なショット歪みの選択が可能となるという効果
を奏する。
【0062】請求項4の発明の半導体装置の製造方法
は、以上のように、請求項2または3の構成に加えて、
上記第1のステップで測定されるアライメントズレ量
と、記憶手段に記憶される各ショット歪みとが、レチク
ルパターンに対してショット歪みを生じない理想格子の
各頂点を基準とした座標で表されており、上記第2のス
テップで、上記アライメントズレ量と各ショット歪みと
の上記座標が、理想格子に対するオフセットのズレを補
正した後に、上記座標の比較によってアライメントズレ
量と各ショット歪みとの比較が行われる構成である。
【0063】それゆえ、請求項2または3の構成による
効果に加えて、アライメントズレ量と各ショット歪みと
が理想格子に対してオフセットのズレを有している場合
においても、適切なショット歪みの選択が可能となると
いう効果を奏する。
【0064】請求項5の発明の半導体装置の製造方法
は、以上のように、請求項2ないし4の何れかの構成に
加えて、上記第1のステップで測定されるアライメント
ズレ量と、記憶手段に記憶される各ショット歪みとが、
レチクルパターンに対してショット歪みを生じない理想
格子の各頂点を基準とした座標で表されており、上記第
2のステップで、上記アライメントズレ量と各ショット
歪みとの上記座標が、理想格子に対する倍率の差を補正
した後に、上記座標の比較によってアライメントズレ量
と各ショット歪みとの比較が行われる構成である。
【0065】それゆえ、請求項2ないし4の何れかの構
成による効果に加えて、アライメントズレ量と各ショッ
ト歪みとが理想格子に対して異なる倍率を有している場
合においても、適切なショット歪みの選択が可能となる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、投影露
光装置の構成を示す概略構成図である。
【図2】上記投影露光装置で用いられるレチクルを示す
説明図である。
【図3】上記レチクルを、ウェーハ上に露光した場合の
ショットを示す説明図である。
【図4】投影レンズのレンズディストーションによって
生じるショット歪みの測定方法を示す説明図である。
【図5】上記ショット歪みの測定時の、ウェーハ上のシ
ョットを示す説明図である。
【図6】投影レンズと、レンズディストーションによる
ショット歪みとの関係を示す説明図である。
【図7】投影レンズと、上記ショット歪みの基準となる
理想格子との関係を示す説明図である。
【図8】従来のショット歪み測定時の基準となる理想格
子を示す説明図である。
【図9】下地ショットと本段ショットとが、理想格子に
対して異なる傾き角を有する場合を示す説明図である。
【図10】下地ショットと本段ショットとが、理想格子
に対して異なるオフセットズレを有する場合を示す説明
図である。
【図11】下地ショットと本段ショットとが、理想格子
に対して異なるスケーリングを有する場合を示す説明図
である。
【図12】下地ショットと本段ショットとが適切に重な
るように、投影レンズか、あるいはレチクルおよびウェ
ーハが回転させられる場合を示す説明図である。
【図13】理想格子に対する、下地ショットと本段ショ
ットとのショット歪みを示す説明図である。
【図14】図13の各ショット歪みから予測される下地
ショットと本段ショットとの間のアライメントズレ量
と、実際のパターニング後に測定されるアライメントズ
レ量とを示す説明図である。
【図15】下地ショット歪みと本段ショット歪みとの差
が小さくなるように補正された場合の、下地ショットと
本段ショットとの間のアライメントズレ量を示す説明図
である。
【図16】従来のアライメント時におけるスケーリング
補正を示す説明図である。
【図17】従来のアライメント時におけるローテーショ
ン補正を示す説明図である。
【符号の説明】
1 アライメントセンサ(下地ショット歪み検出手
段) 2 ショット歪み算出部(下地ショット歪み検出手
段) 3 記憶装置(記憶手段) 4 処理部(比較選択手段、回転成分算出手段) 5 駆動制御部(駆動手段) 6 モータ(駆動手段) 7 投影レンズ 9 レチクル 10 ウェーハ 14 理想格子 15 下地ショット 16 本段ショット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地ショットの形成されているウェーハ上
    に、レチクルに形成されているパターンを、投影レンズ
    を介して露光する投影露光装置において、 上記ウェーハ上の下地ショットのショット歪みを検出す
    る下地ショット歪み検出手段と、 予め、上記レチクルと投影レンズとの相対角度を変化さ
    せながら複数測定されるショット歪みを記憶する記憶手
    段と、 上記下地ショット歪み検出手段により検出される下地シ
    ョットのショット歪みと、上記記憶手段に記憶される各
    ショット歪みとを比較し、該下地ショットのショット歪
    みと最も差の少ないショット歪みを選択する比較選択手
    段と、 上記比較選択手段によって選択されたショット歪みと、
    下地ショットのショット歪みとの間の回転成分を算出す
    る回転成分算出手段と、 上記回転成分算出手段によって算出された回転成分に基
    づいて、投影レンズを回転させるか、またはレチクルお
    よびウェーハを回転駆動させる駆動手段とを備えている
    ことを特徴とする投影露光装置。
  2. 【請求項2】複数の投影露光装置を用いて、異なる露光
    工程を別々の投影露光装置で行う半導体装置の製造方法
    において、 前工程で用いられる第1の投影露光装置によって、ウェ
    ーハ上に既に形成されている下地ショットと、該投影露
    光装置とは別の第2の投影露光装置によってウェーハ上
    に新たに転写されるショットとのアライメント時の工程
    が、 上記下地ショットのアライメントズレ量を測定する第1
    のステップと、 上記第1のステップで測定された下地ショットのアライ
    メントズレ量と、記憶手段に予め記憶されており、レチ
    クルと投影レンズとの相対角度を変化させながら、複数
    測定された第2の投影露光装置の投影レンズによって生
    じるショット歪みとを比較し、該アライメントズレ量と
    の差が最も小さいショット歪みを選択する第2のステッ
    プと、 上記第2のステップの選択結果に基づき、上記下地ショ
    ットと新たに転写されるショットとが適切に重ね合わさ
    るように、レチクルと投影レンズとの間の相対角度を変
    化させる第3のステップとを有することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】上記第1のステップで測定されるアライメ
    ントズレ量と、記憶手段に記憶される各ショット歪みと
    が、レチクルパターンに対してショット歪みを生じない
    理想格子の各頂点を基準とした座標で表されており、 上記第2のステップで、上記アライメントズレ量と各シ
    ョット歪みとの上記座標が、理想格子に対する傾きを補
    正した後に、上記座標の比較によってアライメントズレ
    量と各ショット歪みとの比較が行われることを特徴とす
    る請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】上記第1のステップで測定されるアライメ
    ントズレ量と、記憶手段に記憶される各ショット歪みと
    が、レチクルパターンに対してショット歪みを生じない
    理想格子の各頂点を基準とした座標で表されており、 上記第2のステップで、上記アライメントズレ量と各シ
    ョット歪みとの上記座標が、理想格子に対するオフセッ
    トのズレを補正した後に、上記座標の比較によってアラ
    イメントズレ量と各ショット歪みとの比較が行われるこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】上記第1のステップで測定されるアライメ
    ントズレ量と、記憶手段に記憶される各ショット歪みと
    が、レチクルパターンに対してショット歪みを生じない
    理想格子の各頂点を基準とした座標で表されており、 上記第2のステップで、上記アライメントズレ量と各シ
    ョット歪みとの上記座標が、理想格子に対する倍率の差
    を補正した後に、上記座標の比較によってアライメント
    ズレ量と各ショット歪みとの比較が行われることを特徴
    とする請求項2ないし4の何れかに記載の半導体装置の
    製造方法。
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