JPH10334430A - 回転ヘッドドラム - Google Patents

回転ヘッドドラム

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Publication number
JPH10334430A
JPH10334430A JP14192397A JP14192397A JPH10334430A JP H10334430 A JPH10334430 A JP H10334430A JP 14192397 A JP14192397 A JP 14192397A JP 14192397 A JP14192397 A JP 14192397A JP H10334430 A JPH10334430 A JP H10334430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
fixed shaft
upper drum
magnetic tape
rotary head
Prior art date
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Pending
Application number
JP14192397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Kanchiku
洋詞 寒竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14192397A priority Critical patent/JPH10334430A/ja
Publication of JPH10334430A publication Critical patent/JPH10334430A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力でありながら小型で、テープ走行
性に優れた上ドラム固定型の回転ヘッドドラムを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 固定軸56に固定ビス58で上ドラム4
0を固定し、磁気テープ48の負荷を分散させる。この
固定ビス58を磁気テープ48が巻き付けられる角度範
囲に設けることで上ドラム40を偏心させ、磁気テープ
48のリード54沿いを向上させる。また、固定ビス5
8を上ドラムの内周部のボス部で固定軸56に固定して
いるので、上ドラム40のテープ巻き付け部分の精度も
良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
に搭載される回転ヘッドドラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ムービータイプの磁気記録再生装
置は、低消費電力が望まれており、それに伴って回転ヘ
ッドドラムは低消費電力のための工夫がなされている。
【0003】以下に従来の回転ヘッドドラムについて説
明する。従来、回転ヘッドドラムは、磁気ヘッドを有し
た回転上ドラムと、磁気テープをガイドするためのリー
ドを有した固定下ドラムとから構成されるのが一般的で
ある。しかし、この構成では回転上ドラムに磁気テープ
が巻き付いている範囲が広いため、回転上ドラムの回転
負荷が大きく、従って駆動モータへの電力負担が大きか
った。
【0004】そこで、図5に示すように上ドラム10を
固定して、磁気ヘッド12を具備した中ドラム14を回
転させ、駆動モータ16への負荷を減らす構成が提案さ
れている。この構成を図5、図6を使ってさらに詳しく
説明する。
【0005】図5は従来の回転ヘッドドラムの構成を示
す側面図であり、図6は回転ヘッドドラムを磁気記録再
生装置に搭載した状態を示す平面図である。
【0006】図5,図6において、リード24を有する
下ドラム22には、前記磁気ヘッド12を有した中ドラ
ム14が軸承され、モータ16によって回転駆動される
構造になっている。中ドラムの上には、上ドラム10が
下ドラム22の外周に沿って設けられた支持台26に沿
って、スペーサ27と共にビス28で固定されている。
【0007】以上のように構成された従来の回転ヘッド
ドラムについて、以下その動作について図6を用いて説
明する。
【0008】テープカセット(図示せず)よりポスト2
0によって図示の矢印A方向に引き出された磁気テープ
18は下ドラム22に巻き付けられ、下ドラム22に設
けられたリード24に沿ってガイドされ、磁気ヘッド1
2で信号を記録、再生される。磁気テープ18が巻装さ
れた状態では、磁気テープ18のテンションは殆ど上ド
ラム10と下ドラム22が受け、中ドラム14の回転負
荷にはならない。従って、モータ16の負荷トルクは小
さく、低消費電力が図れる。
【0009】また、上ドラム10はスペーサ27によっ
て図示の矢印Cの角度範囲で下ドラム22よりも外周に
突き出す形となるため、磁気テープ18にはリード24
に押しつけられる規制力が働いて磁気テープ18の走行
は安定する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、 (1)下ドラム22の外周に支持台26を設けるのでの
回転ヘッドドラムの投影面積が大きくなり、図6に示す
ようにシャーシ30の端面から飛び出し、小型化が図れ
ない。 (2)下ドラム22、上ドラム10共に支持台26に外
周を沿わしてビス止めするので外周が変形して真円度、
円筒度が悪化する。そのため、それらに案内されて情報
が記録される磁気テープ18への記録パターンの直線性
(リニアリティ)が悪くなってしまう。 (3)磁気テープ18を安定走行させるには、図6に矢
印Cで示す、磁気テープ18が巻き付けられている角度
範囲で上ドラム10が下ドラム22よりも外周方向に突
出するように固定することが望ましい。従って上ドラム
と支持台26をビス28で固定する際に、間にスペーサ
等の部材を介在させ、積極的に上ドラム10を下ドラム
22より突出させる手段を講じているが、これも(2)
で述べた真円度の悪化要因の一つになっている。 といったような問題点を有していた。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、小型で高精度、しかも磁気テープの走行性に優れた
回転ヘッドドラムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の回転ヘッドドラムは、下ドラムの磁気テープ
が巻装される角度範囲に、上ドラムをラジアル方向にビ
スで押圧固定する構造をとっている。
【0013】この構成によって、小型で高精度、しかも
磁気テープの走行性に優れた回転ヘッドドラムを提供す
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、外周に磁気テープを巻き付けて案内するためのリー
ドを有した下ドラムと、下ドラムの中心に植立した固定
軸と、固定軸に回転自在に設けられた軸受け手段によっ
て支持され、モータによって回転駆動される磁気ヘッド
手段と、磁気ヘッド手段の軸方向の下ドラムとは反対側
に位置し下ドラムより植立した固定軸に固定され、下ド
ラムと略々同直径の上ドラムとから構成されていること
を特徴とするものであり、これによって外周に突起物の
ない、投影面積の小さな回転ヘッドドラムが実現でき
る。
【0015】請求項2に記載の発明は、上ドラムは、下
ドラムより植立した固定軸を挿入するために固定軸の直
径よりも大きな孔部を有し、固定軸のラジアル方向にビ
スで押圧固定される構造であり、上ドラムの固定ビスの
位置は下ドラムの磁気テープが巻装される角度範囲にあ
ることを特徴とするもので、また請求項3に記載の発明
は、上ドラムは、上ドラムの直径より小さい外径のボス
部を有し、ボス部に固定軸をラジアル方向に押圧固定す
るビス用のネジ部を有することを特徴とするもので、こ
の構成によって、上ドラム又は下ドラムの真円度を悪化
させることなく、磁気テープを安定走行させることがで
きる。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の回転ヘッドドラムの断
面図であり、図2は回転ヘッドドラムを磁気記録再生装
置に搭載した状態を示す平面図である。
【0017】図1及び図2において、磁気テープ48を
案内するためのリード54を有する下ドラム52には、
中央部に軸受けの固定軸56が固定されている。固定軸
56には軸受けを介して磁気ヘッド42を有した中ドラ
ム44が軸承され、モータ46によって回転駆動される
構造になっている。また、固定軸56の上方部には上ド
ラム40の孔64が挿通され、上ドラム40の内周部に
設けたボス部62の固定ビス58によって締め付けられ
て、上ドラム40が固定されている。
【0018】以上のように構成された従来の回転ヘッド
ドラムについて、以下その動作について図2を用いて説
明する。
【0019】まず、テープカセット(図示せず)よりポ
スト50によって矢印A方向に引き出された磁気テープ
48は、Cに示す範囲を下ドラム52及び上ドラム40
に巻き付けられ、下ドラム52に設けられたリード54
に沿ってガイドされ、回転する中ドラム44の磁気ヘッ
ド42で信号が記録、再生される。
【0020】磁気テープ48が巻装された状態では、磁
気テープ48のテンションは殆ど上ドラム40と下ドラ
ム52が受け、中ドラム44の回転負荷にはならない。
【0021】従ってモータ46の負荷トルクは小さく、
低消費電力が図れるといった動作は従来と同じである
が、大きく異なる点は、下ドラム52と上ドラム40は
ドラム内の固定軸56によって固定されているので下ド
ラム52と上ドラム40を支持する部材が外周に無く、
メカニズムのシャーシ30から矢印A方向に不要な出っ
張りが発生しないのでメカニズムの小型化が図れる。
【0022】さらに、固定軸56とボス部62の孔64
とによる中央部支持なので、固定による下ドラム52や
上ドラム40の外周、磁気テープ走行面の変形は殆どな
い。
【0023】次に、上ドラム40のボス部62の孔64
と固定軸56との構成及び効果を詳細に説明する。
【0024】図3は本発明の回転ヘッドドラムの上ドラ
ム40ボス部62の要部拡大平面図であり、図4は上ド
ラム40の要部拡大断面図である。
【0025】図3の56は固定軸であり、上ドラム40
の孔64に挿入され固定ビス58で横方向に押され、上
ドラム40を固定する。このとき、固定軸56の外径と
上ドラム40の孔64にはわずかの隙間があるので固定
ビス58を締めると上ドラム40は図示Eに示す量だけ
偏心して固定される。
【0026】その結果、図4に示すように下ドラム52
の磁気テープ走行面60よりも上ドラム40の外周が突
き出した形となり、磁気テープ48には矢印B方向の規
制力が働き、リード54に沿いやすくなる。固定ビス5
8は図2にCで示す磁気テープ48が巻き付けられる角
度範囲に設定されているので、磁気テープ48は常にリ
ード54に規制されることとなる。
【0027】以上のように本実施の形態によれば、上ド
ラム40の固定ビス58を磁気テープ48が巻き付けら
れる角度範囲内に設けることで上ドラム40を偏心さ
せ、磁気テープ48のリード規制力を向上することがで
きる。
【0028】なお、上述した実施の形態においては、上
ドラムのテープ巻き付け角度範囲のほぼ中央、いわゆる
テープ巻き付け角度90゜位置に固定ビスを設けて締め
付け固定しているが、必ずしもこれに限るものではな
く、上ドラムのテープ巻き付け角度範囲であれば、テー
プ巻き付け入り側(テープ巻き付け角度0゜位置近傍、
図2のS)、テープ巻き付け出側(テープ巻き付け角度
180゜位置近傍、図2のF)でもかまわない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気テープの負
荷を上ドラムで負担してモータの低消費電力化を図りな
がら、下ドラムと上ドラムを内周の固定軸で支持してい
るのでドラムの外周によけいな出っ張りが無く、メカニ
ズムの小型化が図れる。
【0030】さらに、固定軸と内周部ボス部とによる中
央部支持なので、固定による下ドラムや上ドラムの外
周、磁気テープ走行面の変形は殆どない。また、上ドラ
ムの固定ビスを磁気テープが巻き付けられる角度範囲内
に設けて上ドラムを偏心させることで、磁気テープ走行
の下ドラムリード規制力が向上する。このため、磁気ヘ
ッド手段により情報が記録される磁気テープの記録パタ
ーンの直線性(リニアリティ)が向上するという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における回転ヘッドドラム
の断面図
【図2】同、回転ヘッドドラムを用いた磁気記録再生装
置の動作説明のための平面図
【図3】同、回転ヘッドドラムの腰部平面図
【図4】同、回転ヘッドドラムの腰部平面図
【図5】従来の回転ヘッドドラムの正面図
【図6】従来の回転ヘッドドラムを用いた磁気記録再生
装置の動作説明のための平面図
【符号の説明】
40 上ドラム 52 下ドラム 54 リード 56 固定軸 58 固定ビス 62 ボス部 64 孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に磁気テープを巻き付けて案内する
    ためのリードを有した下ドラムと、前記下ドラムの中心
    に植立した固定軸と、前記固定軸に回転自在に設けられ
    た軸受け手段によって支持され、モータによって回転駆
    動される磁気ヘッド手段と、前記磁気ヘッド手段の軸方
    向の下ドラムとは反対側に位置し前記下ドラムより植立
    した固定軸に固定され、前記下ドラムと略々同直径の上
    ドラムとから構成されていることを特徴とする回転ヘッ
    ドドラム。
  2. 【請求項2】 上ドラムは、下ドラムより植立した固定
    軸を挿入するために前記固定軸の直径よりも大きな孔部
    を有し、前記固定軸のラジアル方向にビスで押圧固定さ
    れる構造であり、前記上ドラムの固定ビスの位置は前記
    下ドラムの磁気テープが巻装される角度範囲にあること
    を特徴とする請求項1記載の回転ヘッドドラム。
  3. 【請求項3】 上ドラムは、前記上ドラムの直径より小
    さい外径のボス部を有し、前記ボス部に前記固定軸をラ
    ジアル方向に押圧固定するビス用のネジ部を有すること
    を特徴とする請求項1記載の回転ヘッドドラム。
JP14192397A 1997-05-30 1997-05-30 回転ヘッドドラム Pending JPH10334430A (ja)

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JPH10334430A true JPH10334430A (ja) 1998-12-18

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031216