JPH03207046A

JPH03207046A - 回転磁気ヘッド装置

Info

Publication number: JPH03207046A
Application number: JP2002011A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Ohiro; 大広　雅彦; Osamu Zaitsu; 修財津; Makoto Okuda; 誠奥田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-01-08
Filing date: 1990-01-08
Publication date: 1991-09-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、ビデオテープレコーダ（以下、ＶＴＲと略称
する）等に用いられる回転磁気ヘッド装置に関するもの
である。

［従来の技術］近年、ヘリカルスキャン方式のＶＴＲにおいて、ＶＴＲ
の小型化が要望され、それに応じるため各部分での小型
化がはかられている。そのうち回転磁気ヘッド装置を極
限まで小型化する必要がある。

以下に、従来の回転磁気ヘッド装置について説明する。

第４図は従来の回転磁気ヘッド装置の断面図である。第
４図において、１は磁気ヘッド、２は上シリンダー　３
はディスク、４は回転軸、５はベアリング、６は下シリ
ンダー、７はロー夕、８はステータ、９は回転側ロータ
リートランス、１０は静止側ロータリートランスである
。

磁気ヘッド１は上シリンダー２に取り付けられており、
上シリンダー２はディスク３を介して回転軸４に固定さ
れている。回転軸４は下シリンダー６に取り付けられた
ベアリング５により支持されて回転可能となっている。

回転軸４に取り付けられたロータ７と下シリンダー６に
取り付けられたステータ８により回転駆動を行うことで
上シリンダー２に取り付けられた磁気ヘッド１を回転さ
せている。磁気へッド１への記録信号および磁気ヘッド
１からの再生信号の受渡しはディスク３に取り付けられ
た回転側ロータリートランス９と下シリンダー６に取り
付けられた静止側ロータリートランス１０により行って
いる。

第５図及び第６図は、それぞれ回転磁気ヘッド装置にテ
ープを巻回した状態の正面図、平面図である。第５図及
び第６図において、ｌ１は磁気ヘッド装置、１２はリー
ド、１３はテープ、１４はシャーシ、１５はローディン
グポストである。

Ｍローディング方式では、回転磁気ヘッド装置ｔ１をシ
ャーシ１４に対して所定の角度だけ傾けて取り付けて、
テープ１３をテープカセット（図示せず）からローディ
ングボスト１５によりシャーシ１４と平行に引き出し回
転磁気ヘッド装置１１にヘリカルに巻回している。回転
磁気ヘッド装置１１の下シリンダー６にはリード１２が
設けられており、テープ１３の走行の案内を行っている
。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、上記の従来の構成では、回転磁気ヘッド
装置をシャーシに対して所定の角度だけ傾けて取り付け
たときに、回転磁気ヘッド装置が円筒状であるため、回
転磁気ヘッド装置の必要とする高さが大きくなってしま
い、ＶＴＲをさらに小型化する際の障害になっていると
いう課題があった。

本発明は上記従来技術の課題を解決するもので、回転磁
気ヘッド装置の必要とする高さの小さい回転磁気ヘッド
装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］前記目的を達成するために本発明は、上シリンダーの上
方のテープ非巻回部に切欠部を設けたことを特徴とする
回転磁気ヘッド装置である。

［作用］上記した本発明の構威によれば、下シリンダーには磁気
ヘッドを取り付けて回転可能とし、上シリンダーは固定
するとともに当該上シリンダーの上方のテープ非巻回部
に切欠部を設けたので、回転磁気ヘッド装をシャーシに
対して所定の角度だけ傾けて取り付けたときに、回転磁
気ヘッド装置の必要とする高さを小さくできる。

［実施例コ以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の実施例における回転磁気ヘツド装置の
断面図である。第１図において、１６は回転下シリンダ
ー　ｌ７は固定軸、１８は固定上シリンダー　ｔ９は切
欠部である。

磁気ヘッド１は回転下シリンダー１６に取り付けられて
おり、回転下シリンダー１６はディスク３に固定されて
いる。ディスク３はベアリング５により支持されて回転
可能となっており、回転下シリンダーｌ６に取り付けら
れたロータ７と固定軸１６に取り付けられた磁気ヘッド
１を回転させている。磁気へッド１への記録信号および
磁気ヘッド１からの再生信号の受渡しはディスク３に取
り付けられた回転側ロータリートランス９と固定軸１７
に取り付けられた静止側ロータリートランス１０により
行っている。固定上シリンダー１８には切欠部１９が設
けられており、固定上シリンダー１８は固定軸１７に固
定されている。切欠部１９は固定上シリンダー１８のテ
ープ非巻回部に設けられている。

以下に、テープ非巻回部について説明する。

第２図は回転磁気ヘッド装置にテープを巻回した状態の
正面図である。

上シリンダーの高さは、テープ■３が上シリンダーを離
れる点Ａよりも若干高い位置に設定され一義的に決まっ
ていた。そのため点Ａと逆側のテープ１３が上シリンダ
ーを離れる点Ｂ側では、実際にはテープを案内していな
い部分が多く発生している。これがテープ非巻回部であ
り、第２図の斜線部２０と対応している。

本発明では下シリンダーを回転にし、上シリンダーを固
定にして、テープ案内には不要なテープ非巻回部を切欠
いた構成としている。

第３図は本発明の実施例における回転磁気ヘッド装置に
テープ巻回した状態の正面図である。

Ｍローディング方式により、テープカセットから引き出
したテープ１３をシャーシ１４に対して所定の角度だけ
傾けて取り付けた回転磁気ヘッド装置１１にヘリカルに
巻回している。回転磁気ヘッド装置１１の固定上シリン
ダー１８にはテープ１３の上端を案内するべくリード１
２が設けられている。

以上説明した本発明の実施例によれば、磁気ヘッドを具
備し回転する下シリンダーと、テープ非巻回部に切欠部
を設けた固定の上シリンダーとを設けることにより、回
転磁気ヘッド装置をシャーシに対して所定の角度だけ傾
けて取り付けたときに、回転磁気ヘッド装置のテープが
巻回している部分より上側で必要とする高さが小さくな
り、切欠部１９を設けた分、回転磁気ヘッド装置全体で
も必要とする高さが小さくなり、ＶＴＲをさらに小型化
することができる。

また従来、ロータの回転が回転軸を通じて回転する側の
シリンダーに伝えられていたため、ロー夕の回転に回転
する側のシリンダーが遅れて追従することになり、ねじ
り共振を発生しジッターを悪化させていたが、本発明で
はロー夕と回転する側のシリンダーがロータと一体とな
るためにねじり共振によるジッターはなくなるという効
果も得られる。

なお、本発明では、上シリンダーを固定にしてその一部
に切欠部を形成したが、下シリンダーを回転にしている
ため従来の方式と比べてテープ走行負荷が増加するよう
なことはない。テープ走行負荷という点では、上シリン
ダーと下シリンダーをともに固定にし、磁気ヘッドのみ
を回転させる方式と比べたときには、テープ走行負荷の
少ない回転磁気ヘッド装置であるといえる。

［発明の効果］以上のように本発明は、磁気ヘッドを具備し回転する下
シリンダーと、テープ非巻回部に切欠部を設けた固定の
上シリンダーとを設けることにより、回転磁気ヘッド装
置をシャーシに対して所定の角度だけ傾けて取り付けた
ときに、回転磁気ヘッド装置のテープが巻回している部
分より上側で必要とする高さが小さくなり、それにより
回転磁気ヘッド装置全体でも必要とする高さが小さくな
り、ＶＴＲのさらなる小型化がはかれるという顕著な効
果を達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における回転磁気ヘッド装置の
断面図、第２図は回転磁気ヘッド装置にテープを巻回し
た状態の正面図、第３図は本発明の実施例における回転
磁気ヘッド装置にテープを巻回した状態の正面図、第４
図は従来の回転磁気ヘッド装置の断面図、第５図及び第
６図はそれぞれ従来の回転磁気ヘッド装置にテープを巻
回した状態の正面図、平面図である。１・・・磁気ヘッド、２・・・上シリンダー　３・・・
ディスク、４・・・回転軸、５・・・ベアリング、６・
・・下シリンダー　７・・・ロー夕、８・・・ステータ
、９・・・回転側ロータリートランス、１０・・・静止
側ロータリートランス、１■・・・磁気ヘッド装置、１
２・・・リード、１３・・・テープ、１４・・・シャー
シ、■５・・・ローディングポスト、１６・・・回転下
シリンダー　１８・・・固定上シリンダー　１９・・・
切欠部、２０・・・テープ非巻回部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）上シリンダーおよび下シリンダーの外周部にテー
プをヘリカルに巻回してなる回転磁気ヘッド装置であっ
て、前記上シリンダーの上方のテープ非巻回部に切欠部
を設けたことを特徴とする回転磁気ヘッド装置。