JPS6331018A - 回転磁気ヘツド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ディジタルオーディオテープレコーダ（ＤＡ
Ｔ）等の磁気記録再生装置に用いられる回転磁気ヘッド
装置に関し、特に小型の磁気記録再生装置に用いられる
ものである。

〈発明の概要〉 本発明は、外周面に磁気テープが巻回される一対の下ド
ラム及び上ドラムからなるテープ案内ドラムと、このテ
ープ案内ドラムの軸心に配設された回転軸と、この回転
軸と同期して回転する回転側コアと、この回転側コアと
面対向して配設される固定側コアからなるロータリート
ランスと、上記テープ案内ドラムに巻回される磁気テー
プに摺接する磁気ヘッドとからなり、この磁気ヘッドは
上記ロータリートランスの回転側コアに取付けることに
より、本回転磁気ヘッド装置の部品点数をへらし小型化
を図るとともに、磁気ヘッドから直接ロータリートラン
スの回転側コアに結線することにより接続不良を防止し
、また組立て作業の用意な回転磁気ヘッド装置を提供し
ようとするものである。

〈従来の技術〉 従来、ＤＡＴ等の磁気記録再生装置に用いられる回転磁
気ヘッド装置としては、第７図に示すような上下ドラム
固定型の回転磁気ヘッド装置や、第８図に示すような上
ドラム回転型の回転磁気ヘッド装置が知られている。

上記上下ドラム固定型の回転磁気ヘッド装置は、第７図
に示すように、装置本体内の取付は基板上に固定された
ロータリートランスの固定側コア５３が取付けられる下
ドラム５１と、この下ドラム５１と同軸に連結部材５７
により固定して取付けられる上ドラム５２をテープ案内
ドラム５０として構成されている。このテープ案内ドラ
ム５０の軸心には、軸受５４により回転自在に取付けら
れる回転軸５５が設けられ、この回転軸５５に上記下ド
ラム５１と上ドラム５２の離間部ｒに対応する位置に回
転体５６が取付けられている。そして、上記回転体５６
には上記下ドラム５１のロータリートランスの固定側コ
ア５３と面対向するように上記回転体下面側５６ａに取
付けられるロータリートランスの回転側コア５８と、こ
の回転体５６に取付けられたフランジ部５９にヘッド支
持板６０を介して上記下ドラム５１及び上ドラム５２の
離間部ｒからヘッド先端のテープ摺接部が臨むように磁
気ヘッド６１が取付けられている。そして、上記テープ
案内ドラム５０に磁気テープを巻回走行させるとともに
、上記回転軸５５を回転駆動するモータユニットにより
上記回転体５６を回転操作せしめ、上記磁気へラド６１
先端のテープ摺接部をテープ面に摺接することにより所
定の情報信号を記録及び／又は再生することができるよ
うになっている。

また、第８図に示す上ドラム回転型の回転磁気ヘッド装
置は、機器本体内の取付は基板上に固定され、ロータリ
ートランスの固定側コア７１が内設された下ドラム７２
と、この下ドラム７２の軸心に軸受７３により回転自在
に取付けられる回転軸７４と、この回転軸７４に一体的
に取付けられる上ドラム７５とからなり、上記上ドラム
７５の上記下ドラム７２と対向する面倒にヘッド支持板
７９を介して磁気ヘッド７６が取付けられるとともに、
この上ドラム７５に取付けられるフランジ部７７を介し
て上記ロータリートランスの固定側コア７１と面対向す
るようにロータリートランスの回転側コア７８が取付け
られている。そして、上記上下ドラム７２．７５がテー
プ案内ドラムを形成し、このドラム面に磁気テープを巻
回走行させるとともに、上記回転輪７４を回転駆動する
モータユニットにより上記上ドラム７５を回転操作せし
め、上記磁気ヘフド７６先端のテープ摺接部をテープ面
に摺接することにより所定の情報信号を記録及び／又は
再生できるようにしたものである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、近年、上記ＤＡＴの如き磁気記録再生装置に
あっては、携帯可能なまでに小型化されたものが提案さ
れている。この種装置の小型化にあたっては、装置本体
内に組み込まれる回転磁気ヘッド装置の小型化が要求さ
れる所であり、回転磁気ヘッド装置の小型・薄型化を可
能となすためには、その構成の簡略化及び部品点数の削
減が要求されている。

しかし、上述のような上下ドラム固定型や上ドラム回転
型の回転磁気ヘッド装置にあっては、従来、磁気ヘッド
をヘッド支持板に貼り付け、このヘッド支持板を上記フ
ランジ部等を介して回転体や上ドラムに取付ける構成と
なっているため、その分回転磁気ヘッド装置の大きさを
小さくすることができなかった。

また、上記磁気ヘッドの巻回コイルからロータリートラ
ンスの回転側コアに巻回されるロータ側の伝送コイルへ
の結線は、その間にヘッド支持板。

フランジ部等を介在させるため、多数回の接続部を必要
とする。たとえば、磁気ヘッドからヘッド支持部材、ヘ
ッド支持部材からフランジ部、フランジ部からロータリ
ートランスの回転側コア等における接続が必要となる。

しかし、磁気ヘッド装置の小型化を図っていく、例えば
ドラム経が１５重１程度となると、上記ヘッド支持板や
フランジ部も極めて小さくなるため、これらの組付けが
困難となり、さらに上記接続部における結線接続作業が
行ない難くなる。そのため、ヘッド支持部材の取付は不
良や上記接続部における半田付は不良等による情報信号
の欠落等。

ところで、従来の回転磁気ヘッド装置において、上述す
るようにロータリートランスと磁気ヘッドの間にフラン
ジ部を介在させた理由は、上記フランジ部によりロータ
リートランスのギャップを一定に保って上記磁気ヘッド
の高さ位置を確保するためである。すなわち、上記フラ
ンジ部の厚みを調整することにより上記磁気ヘッドの高
さ位置を調整するものである。

しかしながら、ＤＡＴ、特に再生専用のＤＡＴにおいて
は、音声信号だけを再生するものであることから上記磁
気ヘッドの角度割の公差はビデオテープレコーダ（ＶＴ
Ｒ）のそれと比べて規制が緩やかであり、上述のように
フランジ部を使って上記磁気ヘッドの高さ位置を調整す
る必要はなく、上記ロータリートランスの固定側コアに
より、ロータリートランスのギャップを管理調節するだ
けで充分に磁気ヘッドの高さ位置を所定の公差内に設定
することができる。

そこで、本発明は、上記ロータリートランスの固定側コ
アに直接上記磁気ヘッドを取付けることにより、本回転
磁気ヘッド装置の部品点数を減らし小型化を図るととも
に、上記磁気ヘッドの巻回コイルを直接ロータリートラ
ンスの回転側コアに巻回されるロータ側の伝送コイルへ
結線して接続部を少なくすることにより、接続不良等を
防止し且つ組立て作業の簡単な回転磁気ヘッド装置を提
供することを目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、上述の目的を達成するため、外周面に磁気テ
ープが巻回される一対の下ドラム及び上ドラムからなる
テープ案内ドラムと、このテープ案内ドラムの軸心に配
設された回転軸と、この回転軸と同期して回転する回転
側コアと、この回転側コアと面対向して配設される固定
側コアからなるロータリートランスと、上記テープ案内
ドラムに巻回される磁気テープに摺接する磁気ヘッドと
からなり、この磁気ヘッドは上記ロータリートランスの
回転側コアに取付けられてなるものである。

く作用〉 本発明は、ロータリートランスの回転側コアに直接磁気
ヘッドが取付けられてなるので、上記磁気ヘッドの巻回
コイルを直接ロータリートランスの回転側コアに巻回さ
れるロータ側の伝送コイルへ結線することができ、上記
両コイル間の接続部を少なくしてその接続不良等を防止
することができる。また、本回転磁気ヘッド装置の部品
点数が減り本装置の構成が簡単となるので、本装置自体
の小型化を図ることができるとともに、その組立て作業
をも簡単とすることができる。

〈実施例〉 以下、本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明
する。

本発明にかかる回転磁気ヘッド装置は、第１図及び第２
図に示すように上下ドラム固定型の回転磁気ヘッド装置
にも、第３図乃至第６図に示すように上ドラム回転型の
回転磁気ヘッド装置にも通用できるものである。

先ず、第１図及び第２図に示す上下ドラム固定型の回転
磁気ヘッド装置に本発明を適用した場合から説明する。

本発明にかかる上下ドラム固定型の回転磁気ヘッド装置
１は、第１図に示すように、装置本体内の取付は基板上
に固定されるロータリートランス２の固定側コア３が取
付けられる下ドラム４と、この下ドラム４と連結部材５
により同軸に固定して取付けられる上ドラム６とが、離
間部ｒ、を有して取付けられ、これら下ドラム４と上ド
ラム６とがテープ案内ドラム７として構成されている。

上記テープ案内ドラム７となる下ドラム４の軸心には、
軸受８，８により回転自在に回転軸９が取付けられてい
る。そして、この回転軸９の上端側には、上記離間部ｒ
に対応するように回転体１０が取付けられ、上記回転軸
９の回転に同期して回転体ＩＯが回転するように構成さ
れている。この回転体１０は、その外周縁に垂下部ｔＯ
ａを有し、その下端面１０ｂに上記ロータリートランス
２の固定側コア３と面対向してロータリートランス２の
回転側コア１１が取付けられている。また、このとき上
記ロータリートランス２の回転側コア１１の上端面が上
記テープ案内ドラム２を形成する下ドラム４と上ドラム
６の離間部ｒに対応する位置となるように位置決めされ
ている。

そして、上記ロータリートランス２の回転側コア１１の
上端部外周縁に、複数の磁気ヘッド１２゜１２がその先
端のテープ摺接部１２ａを上記テープ案内ドラム２の離
間部ｒ１において上記テープ案内ドラム２の側壁からや
や突出するように取付けられている。

なお、この場合における磁気ヘッド１２に巻回される巻
回コイル１３の巻線１４と上記ロータリートランス２の
回転側コア１１に巻回されるロータ側の伝送コイル１５
の巻線１６との結線は、第２図に示すように上記回転側
コア１１の上面に設けられた接続ランド１７において直
接接続することにより、簡単に接続することができる。

従って、上記テープ案内ドラム２に磁気テープを巻回走
行させるとともに、上記回動軸９を回転駆動するために
取付は基板の下側に取付けられたモータユニット（図示
せず、）により上記回転軸９を回動せしめ、上記回転体
１０を回動操作すると上記ロータリートランス２の回転
側コア１１の回動に伴ってその上端側に取付けられた上
記磁気へラド１２が回転操作される。そして、この磁気
ヘッド１２先端のテープ摺接面１２ａが磁気テープ面に
摺接されて所定の情報信号を再生することができる。

このように、ＤＡＴ用の上下ドラム固定型の回転磁気ヘ
ッド装置の構成を上述のように構成すると、本装置の部
品点数を減らすことができ、装置全体の小型化を図るこ
とができるとともに、上記磁気ヘッドの巻回コイルを直
接ロータリートランスの回転側コアに巻回されるロータ
側の伝送コイルへ結線することができ、接続不良を防止
し、さらに組立て作業の簡単な上下ドラム固定式の転磁
気ヘッド装置を提供することができる。

次に、第３図乃至第６図に示す上ドラム回転式の回転磁
気ヘッド装置に本発明を適用した場合を説明する。

本発明にかかる上ドラム回転式の回転磁気ヘッド装置２
０は、第３図に示すように、装置本体内の取付は基板上
に固定され、ロータリートランス２１の固定側コア２２
が取付けられる下ドラム２３と、この下ドラム２３の軸
心に軸受２４．２４により回転自在に取付けられる回転
軸２５と、この回転軸２５に一体的に取付けられる上ド
ラム２６とからなる。そして、この下ドラム２３及び上
ドラム２６が、テープ案内ドラム２７として構成され、
離間部ｒ２を有して取付けられている。

また、上記上ドラム２６の上記下ドラム２３と対向する
面倒には、上記ロータリートランス２１の固定側コア２
２と面対向するように直接ロータリートランス２１の回
転側コア２８が取付けられている。そして、このロータ
リートランス２１の回転側コア２８の側面部に磁気ヘッ
ド取付は部２９が設けられ、この回転側コア２８に直接
磁気ヘッド３０が取付けられるようになっている。そし
て、上記磁気ヘッド３０先端のテープ摺接面３０ａを上
記離間部ｒ２において上記テープ案内ドラムの外周壁か
らやや突出するように取付けられている。

このロータリートランス２１の回転側コア２８への上記
磁気ヘッド３０の取付は方法としては、第４図に示すよ
うに、回転側コア２８の側壁中途部にヘッド取付は部２
９としての嵌合孔３１を設けるものであっても、また、
第５図に示すように、回転側コア２８の下端側外側縁に
ヘッド取付は部２９としての取付は台部３２を設ける様
にしたものでもよく、上記磁気ヘッド３０の先端側のテ
ープ摺接面３０ａが上記テープ案内ドラム２７の離間部
ｒ２に対応するように位置決めされていればよい。

なお、この場合においても第６図に示すように、上記磁
気ヘッド３０に巻回される巻回コイル３３の巻線３４と
上記ロータリートランス２１の回転側コア２８に巻回さ
れるロータ例の伝送コイル３５との結線は、上記回転側
コア２８内に接続ランド３６を設けることにより直接接
続することができる。

従って、上記テープ案内ドラム２７に磁気テープを巻回
走行させるとともに、上記回動軸２５を回転駆動するた
めに取付は基板の下側に取付けられたモータユニット（
図示せず、）により上記回転輪２５を回動せしめ、上記
上ドラム２６を回動操作すると上記ロータリートランス
２１の回転側コア２８とともに上記磁気ヘッド３０が回
転操作される。そして、この磁気ヘッド３０先端のテー
プ摺接面３０ａが磁気テープ面に摺接されて所定の情報
信号を再生することができる。

このように、ＤＡＴ用の上ドラム回転式の回転磁気ヘッ
ド装置を上述のように構成すると、本装置の部品点数を
減らすことができ、装置全体の小型化を図ることができ
るとともに、上記磁気ヘッドの巻回コイルを直接ロータ
リートランスの回転側コアに巻回されるロータ側の伝送
コイルへ結線〈発明の効果〉 本発明によれば、ロータリートランスの回転側コアに直
接磁気ヘッドが取付けられてなるので、上記磁気ヘッド
の巻回コイルを直接ロータリートランスの回転側コアに
巻回されるロータ側の伝送コイルへ結線することができ
る。従って、上記両コイル間の接続部を従来の回転磁気
ヘッド装置に比し減少させることができるので、接続不
良等による情報信号の欠落等を防止することができる。

また、本回転磁気ヘッド装置の部品点数が減り構成が簡
単となるので、本回転磁気ヘッド装置の小型化を図るこ
とができるとともに、その組立て作業も簡単とすること
ができる。

従って、携帯可能なまでに小型化されたＤＡＴの如き磁
気記録再生装置にあっても組み込むことができる小型の
回転磁気ヘッド装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる上下ドラム固定型の回転磁気ヘ
ッド装置のテープ案内ドラム部を示す概略断面図であり
、第２図はそのロータリートランスの回転側コアにおけ
る磁気ヘッドの巻回コイルと伝送コイルとの結線方法を
示す回転側コアの要部概略平面図である。 第３図は本発明にかかる上ドラム回転式の回転磁気ヘッ
ド装置のテープ案内ドラム部を示す概略断面図であり、
第４図はその回転側コアへの磁気ヘッドの取付は状態を
示す要部断面図であり、また第５図は回転側コアへの磁
気ヘッドの取付は状態の他の例を示す要部断面図であり
、第６図は第４図に示すロータリートランスの回転側コ
アにおける磁気ヘッドの巻回コイルと伝送コイルとの結
線方法を示す回転側コアの要部概略低面図である。 第７図は従来の上下ドラム回転型の回転磁気ヘッド装置
のテープ案内ドラム部を示す概略断面図であり、第８図
は従来の上ドラム回転式の回転磁気ヘッド装置のテープ
案内ドラム部を示す概略断面図である。 １・・・下ドラム回転式の回転磁気ヘッド装置２０・・
・上ドラム回転穴の回転磁気ヘッド装置２．２１・・・
ロータリートランス ３．２２・・・ロータリートランスの固定側コア４．２
３・・・下ドラム ６．２６・・・上ドラム ７．２７・・・テープ案内ドラム ９．２５・・・回転軸 １０・・・回転体 １１．２８・・・ロータリートランスの回転側コア１２
．３０・・・磁気ヘッド １り 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 外周面に磁気テープが巻回される一対の下ドラム及び上
   ドラムからなるテープ案内ドラムと、このテープ案内ド
   ラムの軸心に配設された回転軸と、 この回転軸と同期して回転する回転側コアと、この回転
   側コアと面対向して配設される固定側コアからなるロー
   タリートランスと、 上記テープ案内ドラムに巻回される磁気テープに摺接す
   る磁気ヘッドとからなり、 この磁気ヘッドは上記ロータリートランスの回転側コア
   に取付けられてなる回転磁気ヘッド装置。