JPH075535Y2 - コンビネ−ション式回転ヘッド装置 - Google Patents
コンビネ−ション式回転ヘッド装置Info
- Publication number
- JPH075535Y2 JPH075535Y2 JP1983145851U JP14585183U JPH075535Y2 JP H075535 Y2 JPH075535 Y2 JP H075535Y2 JP 1983145851 U JP1983145851 U JP 1983145851U JP 14585183 U JP14585183 U JP 14585183U JP H075535 Y2 JPH075535 Y2 JP H075535Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- combination
- cross
- rotary drum
- section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 この考案は、磁気テープの往復録音と往復再生を自動的
に行なう自動往復録音再生装置等におけるコンビネーシ
ョン式回転ヘッド装置に関するものである。
に行なう自動往復録音再生装置等におけるコンビネーシ
ョン式回転ヘッド装置に関するものである。
従来、この種のコンビネーション式回転ヘッド装置とし
ては第1図に示すようなものがあった。図において、11
は録音再生ヘッド(以下、録再ヘッドという)、12は消
去ヘッド、13は録再ヘッド11と消去ヘッド12を保持する
回転ドラム、14は回転ドラム13を回転自在に軸支するハ
ウジングである。録再ヘッド11と消去ヘッド12は一体に
組み合わされて、いわゆるコンビネーションヘッドを構
成しており、回転ドラム13の端面に形成されたヘッド保
持用孔部13Aに収納保持されている。
ては第1図に示すようなものがあった。図において、11
は録音再生ヘッド(以下、録再ヘッドという)、12は消
去ヘッド、13は録再ヘッド11と消去ヘッド12を保持する
回転ドラム、14は回転ドラム13を回転自在に軸支するハ
ウジングである。録再ヘッド11と消去ヘッド12は一体に
組み合わされて、いわゆるコンビネーションヘッドを構
成しており、回転ドラム13の端面に形成されたヘッド保
持用孔部13Aに収納保持されている。
上記構成になる従来装置の動作を説明すると、回転ドラ
ム13はその外周をハウジング14の内周部で直接回転自在
に軸支され、図示を略した作動手段によって自在に回転
できるようになっている。そして、この図示を省略した
作動手段によって回転ドラム13を180°回転することに
より、回転ドラム13に収納されたヘッド11,12を上下反
転させ、フォワードからリバースへ、またリバースから
フォワードへと、その時のテープの走行方向に応じてヘ
ッドの位置を切り換えるものである。
ム13はその外周をハウジング14の内周部で直接回転自在
に軸支され、図示を略した作動手段によって自在に回転
できるようになっている。そして、この図示を省略した
作動手段によって回転ドラム13を180°回転することに
より、回転ドラム13に収納されたヘッド11,12を上下反
転させ、フォワードからリバースへ、またリバースから
フォワードへと、その時のテープの走行方向に応じてヘ
ッドの位置を切り換えるものである。
従来のコンビネーション式回転ヘッド装置は上記のよう
に構成されているので、回転ドラム13とハウジング14の
直径は、ヘッド保持用孔部13Aの孔大きさ、すなわち、
録再ヘッド11と消去ヘッド12の2つによって形成された
矩形状断面の大きさによって決定され、回転ドラム13と
ハウジング14の直径を図示以上に小さくすることは難し
かった。このため、回転ドラム13とハウジング14との摺
動損失が大きくなり、回転ドラム13の回転に必要な作動
力も大きなものになってしまうという欠点があった。
に構成されているので、回転ドラム13とハウジング14の
直径は、ヘッド保持用孔部13Aの孔大きさ、すなわち、
録再ヘッド11と消去ヘッド12の2つによって形成された
矩形状断面の大きさによって決定され、回転ドラム13と
ハウジング14の直径を図示以上に小さくすることは難し
かった。このため、回転ドラム13とハウジング14との摺
動損失が大きくなり、回転ドラム13の回転に必要な作動
力も大きなものになってしまうという欠点があった。
この考案は、上記のような欠点を解消するためになされ
たもので、コンビネーションヘッド全体の断面形状を凸
形状にすると共に、この断面凸形状になるコンビネーシ
ョンヘッドを保持するヘッド保持用孔部の孔形状も断面
凸形状とすることにより、回転ドラムの直径を可能な限
り小さくしたコンビネーション式回転ヘッド装置を提供
することを目的とするものである。
たもので、コンビネーションヘッド全体の断面形状を凸
形状にすると共に、この断面凸形状になるコンビネーシ
ョンヘッドを保持するヘッド保持用孔部の孔形状も断面
凸形状とすることにより、回転ドラムの直径を可能な限
り小さくしたコンビネーション式回転ヘッド装置を提供
することを目的とするものである。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第2図に本考案に係るコンビネーション式回転ヘッド装
置の一実施例を示す。図において、21は録再ヘッド、22
は消去ヘッド、23は録再ヘッド21と消去ヘッド22を保持
するための回転ドラム、23Aは回転ドラム23の端面に形
成されたヘッド保持用孔部、24は回転ドラム23の外周を
直接回転自在に軸支して保持するハウジングである。
置の一実施例を示す。図において、21は録再ヘッド、22
は消去ヘッド、23は録再ヘッド21と消去ヘッド22を保持
するための回転ドラム、23Aは回転ドラム23の端面に形
成されたヘッド保持用孔部、24は回転ドラム23の外周を
直接回転自在に軸支して保持するハウジングである。
本考案のコンビネーション式回転ヘッド装置は、コンビ
ネーションヘッドを構成する録再ヘッド21と消去ヘッド
22のいずれか一方のヘッド、図示例では消去ヘッド22の
断面形状を録再ヘッド21の断面形状よりも小さくし、こ
れら2つのヘッド21,22によって構成されるコンビネー
ションヘッド全体の断面形状を凸形状とすると共に、こ
の断面凸形状のコンビネーションヘッドを保持するため
のヘッド保持用孔部23Aも、その孔形状を前記コンビネ
ーションヘッドと同じ断面凸形状に形成している。
ネーションヘッドを構成する録再ヘッド21と消去ヘッド
22のいずれか一方のヘッド、図示例では消去ヘッド22の
断面形状を録再ヘッド21の断面形状よりも小さくし、こ
れら2つのヘッド21,22によって構成されるコンビネー
ションヘッド全体の断面形状を凸形状とすると共に、こ
の断面凸形状のコンビネーションヘッドを保持するため
のヘッド保持用孔部23Aも、その孔形状を前記コンビネ
ーションヘッドと同じ断面凸形状に形成している。
そして、前記断面凸形状になるヘッド保持用孔部23A
は、前記形状の大きな側の録再ヘッド21のギャップセン
ターを通る線C−Cが前記回転ドラム13の回転中心Oの
近傍に位置するようにその孔位置を選定されていると共
に、前記回転ドラム23は、可能な限り小さな半径で前記
録再ヘッド21と消去ヘッド22の両者を囲むように、その
直径を前記録再ヘッド21の矩形状断面の対角線の長さl
よりも僅かに大きく形成されている。
は、前記形状の大きな側の録再ヘッド21のギャップセン
ターを通る線C−Cが前記回転ドラム13の回転中心Oの
近傍に位置するようにその孔位置を選定されていると共
に、前記回転ドラム23は、可能な限り小さな半径で前記
録再ヘッド21と消去ヘッド22の両者を囲むように、その
直径を前記録再ヘッド21の矩形状断面の対角線の長さl
よりも僅かに大きく形成されている。
コンビネーション式回転ヘッド装置を上記のように構成
すると、回転ドラム23の回転中心Oから離れた側に位置
する消去ヘッド22は回転ドラム13の直径の決定に直接関
与することがなくなる。このため、回転ヘッド23の直径
を録再ヘッド21の矩形状断面の対角線の長さlに可及的
に近づけることが可能となり、回転ドラム23とハウジン
グ24の直径を可能な限り小さくすることができる。
すると、回転ドラム23の回転中心Oから離れた側に位置
する消去ヘッド22は回転ドラム13の直径の決定に直接関
与することがなくなる。このため、回転ヘッド23の直径
を録再ヘッド21の矩形状断面の対角線の長さlに可及的
に近づけることが可能となり、回転ドラム23とハウジン
グ24の直径を可能な限り小さくすることができる。
なお、上記実施例は、コンビネーションヘッドとして録
再ヘッドと消去ヘッドを組み合わせた場合について例示
したが、コンビネーションヘッドとしては録音ヘッドと
再生ヘッドの組み合わせ、あるいは再生ヘッドと消去ヘ
ッドの組み合わせであってもよく、要はその機能にかか
わらず2つのヘッドが一体的に組み合わされたものであ
ればよい。
再ヘッドと消去ヘッドを組み合わせた場合について例示
したが、コンビネーションヘッドとしては録音ヘッドと
再生ヘッドの組み合わせ、あるいは再生ヘッドと消去ヘ
ッドの組み合わせであってもよく、要はその機能にかか
わらず2つのヘッドが一体的に組み合わされたものであ
ればよい。
以上説明したように、この考案によれば、コンビネーシ
ョンヘッドを構成する2つのヘッドのうちのいずれか一
方のヘッドの断面形状を他方のヘッドよりも小さくする
ことにより、コンビネーションヘッド全体の断面形状を
凸形状となすと共に、該断面凸形状になるコンビネーシ
ョンヘッドを収納するヘッド保持用孔部の孔形状も当該
コンビネーションヘッドと同じ断面凸形状となし、コン
ビネーションヘッドを構成する2つのヘッドのうちの大
きな側のヘッドのギャップセンターを通る線が回転ドラ
ムの回転中心の近傍に位置するようにヘッド保持用孔部
の孔位置を選定すると共に、回転ドラムの直径を大きな
側のヘッドの矩形状断面の対角線の長さよりも僅かに大
きく形成したので、従来のものに比べて、回転ドラムと
ハウジングの直径を可能な限り小さくすることができ
る。このため、回転ドラムとハウジングとのクリアラン
スを小さくすることができ、回転ドラムの回転精度が向
上し、摺動損失を低減して回転ドラムの作動力を小さく
することができる。
ョンヘッドを構成する2つのヘッドのうちのいずれか一
方のヘッドの断面形状を他方のヘッドよりも小さくする
ことにより、コンビネーションヘッド全体の断面形状を
凸形状となすと共に、該断面凸形状になるコンビネーシ
ョンヘッドを収納するヘッド保持用孔部の孔形状も当該
コンビネーションヘッドと同じ断面凸形状となし、コン
ビネーションヘッドを構成する2つのヘッドのうちの大
きな側のヘッドのギャップセンターを通る線が回転ドラ
ムの回転中心の近傍に位置するようにヘッド保持用孔部
の孔位置を選定すると共に、回転ドラムの直径を大きな
側のヘッドの矩形状断面の対角線の長さよりも僅かに大
きく形成したので、従来のものに比べて、回転ドラムと
ハウジングの直径を可能な限り小さくすることができ
る。このため、回転ドラムとハウジングとのクリアラン
スを小さくすることができ、回転ドラムの回転精度が向
上し、摺動損失を低減して回転ドラムの作動力を小さく
することができる。
また、コンビネーションヘッドとヘッド保持用孔部のお
互いの断面凸形状の向きを一致させた状態でコンビネー
ションヘッドをヘッド保持用孔部に挿入するだけで、コ
ンビネーションヘッドを回転ドラムに簡単かつ正確にセ
ットすることができ、組み立ての際にコンビネーション
ヘッドの上下を間違えてセットしてしまうというような
こともなくなる。
互いの断面凸形状の向きを一致させた状態でコンビネー
ションヘッドをヘッド保持用孔部に挿入するだけで、コ
ンビネーションヘッドを回転ドラムに簡単かつ正確にセ
ットすることができ、組み立ての際にコンビネーション
ヘッドの上下を間違えてセットしてしまうというような
こともなくなる。
さらに、回転ドラム自体をその外周においてハウジング
により直接軸支して回転自在に保持するようにしている
ので、回転機構部分の構造を簡素化してその分寸法を小
さくすることができ、装置全体を更に小型化することが
できると共に、構造的にも強度を高めることができるな
おで、故障の発生も低減することができる。
により直接軸支して回転自在に保持するようにしている
ので、回転機構部分の構造を簡素化してその分寸法を小
さくすることができ、装置全体を更に小型化することが
できると共に、構造的にも強度を高めることができるな
おで、故障の発生も低減することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来のコンビネーション式回転ヘッド装置の構
成を示すもので、第1図(A)はその正面図、第1図
(B)はその側断面図、第2図はこの考案に係るコンビ
ネーション式回転ヘッド装置の一実施例を示すもので、
第2図(A)はその正面図、第2図(B)はその側断面
図である。 21……録再ヘッド、22……消去ヘッド、23……回転ドラ
ム、23A……ヘッド保持用孔部、24……ハウジング、O
……回転ドラムの回転中心、C−C……録再ヘッドのギ
ャップセンターを通る線、l……録再ヘッドの矩形状断
面の対角線の長さ。
成を示すもので、第1図(A)はその正面図、第1図
(B)はその側断面図、第2図はこの考案に係るコンビ
ネーション式回転ヘッド装置の一実施例を示すもので、
第2図(A)はその正面図、第2図(B)はその側断面
図である。 21……録再ヘッド、22……消去ヘッド、23……回転ドラ
ム、23A……ヘッド保持用孔部、24……ハウジング、O
……回転ドラムの回転中心、C−C……録再ヘッドのギ
ャップセンターを通る線、l……録再ヘッドの矩形状断
面の対角線の長さ。
Claims (1)
- 【請求項1】録再ヘッドと消去ヘッド、または再生ヘッ
ドと消去ヘッド等の2つの断面矩形状のヘッドを一体的
に組み合わせたコンビネーションヘッドを収納するヘッ
ド保持用孔部をその端面に形成された円柱状の回転ドラ
ムと、該回転ドラム自体をその外周で直接回転可能に保
持するハウジングとを有するコンビネーション式回転ヘ
ッド装置において、 前記コンビネーションヘッドを構成する2つのヘッドの
うちのいずれか一方のヘッドの断面形状を他方のヘッド
よりも小さくすることにより、コンビネーションヘッド
全体の断面形状を凸形状となすと共に、該断面凸形状に
なるコンビネーションヘッドを収納する前記ヘッド保持
用孔部の孔形状も当該コンビネーションヘッドと同じ断
面凸形状となし、 前記コンビネーションヘッドを構成する2つのヘッドの
うちの大きな側のヘッドのギャップセンターを通る線が
前記回転ドラムの回転中心の近傍に位置するように前記
ヘッド保持用孔部の孔位置を選定すると共に、前記回転
ドラムの直径を前記大きな側のヘッドの矩形状断面の対
角線の長さよりも僅かに大きく形成したことを特徴とす
るコンビネーション式回転ヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983145851U JPH075535Y2 (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | コンビネ−ション式回転ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983145851U JPH075535Y2 (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | コンビネ−ション式回転ヘッド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6054219U JPS6054219U (ja) | 1985-04-16 |
JPH075535Y2 true JPH075535Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=30324830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983145851U Expired - Lifetime JPH075535Y2 (ja) | 1983-09-22 | 1983-09-22 | コンビネ−ション式回転ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075535Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57191926U (ja) * | 1981-05-29 | 1982-12-06 | ||
JPS5968813A (ja) * | 1982-10-14 | 1984-04-18 | Tanashin Denki Co | 磁気ヘツド反転装置 |
-
1983
- 1983-09-22 JP JP1983145851U patent/JPH075535Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6054219U (ja) | 1985-04-16 |
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