JPH10334352A - 視野妨害監視機構を備えた能動型赤外線防犯センサ - Google Patents
視野妨害監視機構を備えた能動型赤外線防犯センサInfo
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- JPH10334352A JPH10334352A JP9145034A JP14503497A JPH10334352A JP H10334352 A JPH10334352 A JP H10334352A JP 9145034 A JP9145034 A JP 9145034A JP 14503497 A JP14503497 A JP 14503497A JP H10334352 A JPH10334352 A JP H10334352A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 警備解除時に視野を妨害されても警戒時に出
力された信号により視野妨害を確実に認識できる視野妨
害監視機構を備えた能動型赤外線防犯センサを提供す
る。 【解決手段】 人体を検知すべきエリアに赤外線を投光
する人体検知用投光手段１と、本センサの視野妨害とな
るエリアに赤外線を投光する視野妨害検知用投光手段２
と、各エリア７、８から反射される赤外線を受光する受
光手段３と、各投光手段１、２を駆動させるための互い
に異なるタイミング及び受光手段からの出力を保持する
ホールド手段５に対しその受光手段３からの受光出力を
保持するタイミングを供給するタイミング供給手段４
と、そのタイミング供給手段４から供給されるタイミン
グ及びホールド手段５によって保持された受光出力に基
づいて視野妨害の有無を判別する判別手段６を備える。
力された信号により視野妨害を確実に認識できる視野妨
害監視機構を備えた能動型赤外線防犯センサを提供す
る。 【解決手段】 人体を検知すべきエリアに赤外線を投光
する人体検知用投光手段１と、本センサの視野妨害とな
るエリアに赤外線を投光する視野妨害検知用投光手段２
と、各エリア７、８から反射される赤外線を受光する受
光手段３と、各投光手段１、２を駆動させるための互い
に異なるタイミング及び受光手段からの出力を保持する
ホールド手段５に対しその受光手段３からの受光出力を
保持するタイミングを供給するタイミング供給手段４
と、そのタイミング供給手段４から供給されるタイミン
グ及びホールド手段５によって保持された受光出力に基
づいて視野妨害の有無を判別する判別手段６を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線防犯センサ
に関し、更に詳しくは検出視野に対する妨害を監視する
機構を備えた能動型の赤外線防犯センサに関する。
に関し、更に詳しくは検出視野に対する妨害を監視する
機構を備えた能動型の赤外線防犯センサに関する。
【０００２】
【従来の技術】投光器と受光器を備え、検知エリア内に
物体が侵入したとき光反射量の変化により移動物体を検
知する方式の能動型赤外線防犯センサは、常時内蔵され
た投光素子より投光用光学系を介して受光器に近赤外線
が放射され、パルス変調光よりなる投光ビームとして常
時検知エリア内に照射されており、この検知エリアから
の反射光が受光用光学系を介して内蔵された受光素子に
はいる。検知エリア内に物体が侵入した場合、投光素子
からの近赤外線が侵入物体において反射され、その反射
光が受光素子に入射する。この反射光の反射量は床面か
らの反射量に対して変化が生じる。この変化を検出して
信号を出力することにより、検知エリア内に物体が侵入
したことを知らせる技術が開示されている。
物体が侵入したとき光反射量の変化により移動物体を検
知する方式の能動型赤外線防犯センサは、常時内蔵され
た投光素子より投光用光学系を介して受光器に近赤外線
が放射され、パルス変調光よりなる投光ビームとして常
時検知エリア内に照射されており、この検知エリアから
の反射光が受光用光学系を介して内蔵された受光素子に
はいる。検知エリア内に物体が侵入した場合、投光素子
からの近赤外線が侵入物体において反射され、その反射
光が受光素子に入射する。この反射光の反射量は床面か
らの反射量に対して変化が生じる。この変化を検出して
信号を出力することにより、検知エリア内に物体が侵入
したことを知らせる技術が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近、店舗
等で予め営業時間内の警備解除時に防犯センサの検知窓
に検知に障害となる目隠しを貼り付けて検知を不可能と
し、閉店後に店舗に侵入し犯行に及ぶというケースが増
えてきており、上記の従来技術においては、このような
検知窓を覆うような障害物があると、常時その障害物か
らの反射のみが受光器に入射し、検知エリア内の物体の
侵入の検知ができなくなるという問題がある。
等で予め営業時間内の警備解除時に防犯センサの検知窓
に検知に障害となる目隠しを貼り付けて検知を不可能と
し、閉店後に店舗に侵入し犯行に及ぶというケースが増
えてきており、上記の従来技術においては、このような
検知窓を覆うような障害物があると、常時その障害物か
らの反射のみが受光器に入射し、検知エリア内の物体の
侵入の検知ができなくなるという問題がある。
【０００４】本発明は能動型赤外線防犯センサにおける
このような問題を解決するためになされたものであり、
警備解除時に視野を妨害されても警戒時に出力された信
号により視野妨害を確実に認識できる視野妨害監視機構
を備えた能動型赤外線防犯センサを提供することを目的
とする。
このような問題を解決するためになされたものであり、
警備解除時に視野を妨害されても警戒時に出力された信
号により視野妨害を確実に認識できる視野妨害監視機構
を備えた能動型赤外線防犯センサを提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明の能動型赤外線防犯センサは、本発明の
基本概念図である図１を参照しながら説明すると、人体
を検知すべきエリア８に赤外線を投光する人体検知用投
光手段１と、当該センサの視野妨害となるエリア７に赤
外線を投光する視野妨害検知用投光手段２と、エリア
７、８から反射される赤外線を受光する受光手段３と、
各投光手段１、２を駆動させるための互いに異なるタイ
ミング及び受光手段３からの出力を保持するホールド手
段５に対しその受光手段３からの受光出力を保持するタ
イミングを供給するタイミング手段４と、そのタイミン
グ供給手段４から供給されるタイミング及びホールド手
段５によって保持された受光出力に基づいて視野妨害の
有無を判別する判別手段６を備えていることによって特
徴付けられる。
ために、本発明の能動型赤外線防犯センサは、本発明の
基本概念図である図１を参照しながら説明すると、人体
を検知すべきエリア８に赤外線を投光する人体検知用投
光手段１と、当該センサの視野妨害となるエリア７に赤
外線を投光する視野妨害検知用投光手段２と、エリア
７、８から反射される赤外線を受光する受光手段３と、
各投光手段１、２を駆動させるための互いに異なるタイ
ミング及び受光手段３からの出力を保持するホールド手
段５に対しその受光手段３からの受光出力を保持するタ
イミングを供給するタイミング手段４と、そのタイミン
グ供給手段４から供給されるタイミング及びホールド手
段５によって保持された受光出力に基づいて視野妨害の
有無を判別する判別手段６を備えていることによって特
徴付けられる。
【０００６】視野妨害となるエリア７とは、能動型赤外
線防犯センサを収容するカバー９に設けられた、赤外線
が透過する透過窓９ａ及びその近傍である。また、人体
検知用投光手段１と視野妨害検知用投光手段２からはそ
れぞれ異なる投光タイミングで各検知エリア７、８に赤
外線が投光される。エリア７、８からはそれぞれの反射
光が反射され、１つの受光手段３に入力されるが、放射
タイミングがそれぞれ異なるため、その反射光の受光タ
イミングも異なる。したがって、そのタイミングに基づ
いて赤外線がどのエリアから反射されたものであるかを
認識することができる。
線防犯センサを収容するカバー９に設けられた、赤外線
が透過する透過窓９ａ及びその近傍である。また、人体
検知用投光手段１と視野妨害検知用投光手段２からはそ
れぞれ異なる投光タイミングで各検知エリア７、８に赤
外線が投光される。エリア７、８からはそれぞれの反射
光が反射され、１つの受光手段３に入力されるが、放射
タイミングがそれぞれ異なるため、その反射光の受光タ
イミングも異なる。したがって、そのタイミングに基づ
いて赤外線がどのエリアから反射されたものであるかを
認識することができる。
【０００７】以上のことから、エリア７に何らかの障害
物が存在している場合、人体検知用投光手段１から投光
される赤外線はその障害物によって反射し、直接受光手
段３に入射する。この時、受光出力は通常よりかなり大
きくなり、この出力が得られたタイミングが視野妨害検
知用投光手段２の投光タイミングに対応している場合、
視野妨害となるエリアに障害物が存在しているものと判
断できる。
物が存在している場合、人体検知用投光手段１から投光
される赤外線はその障害物によって反射し、直接受光手
段３に入射する。この時、受光出力は通常よりかなり大
きくなり、この出力が得られたタイミングが視野妨害検
知用投光手段２の投光タイミングに対応している場合、
視野妨害となるエリアに障害物が存在しているものと判
断できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。図２は本発明の実施
の形態の構成を示す図であり、図３はこの本発明の実施
の形態の回路ブロック図であり、図４はこの実施の形態
における動作を示すフローチャートを示す。図５は視野
妨害がない状態で人体を検知すべきエリアにおいて通常
の反射がなされている場合、図６は視野妨害がない状態
で人体を検知すべきエリアにおいて反射がほとんどない
場合、図７は視野妨害がある場合において、それぞれ図
３に示す回路ブロック図の動作に対応して出力される出
力信号のタイムチャートである。なお、図３に示す
（ａ）〜（ｆ）の符号と、図５乃至図７に示す（ａ）〜
（ｆ）の符号とは対応しており、図３に示す符号（ａ）
〜（ｆ）に示す動作における出力信号のタイムチャート
は、その符号（ａ）〜（ｆ）に対応して示す。
明の実施の形態について説明する。図２は本発明の実施
の形態の構成を示す図であり、図３はこの本発明の実施
の形態の回路ブロック図であり、図４はこの実施の形態
における動作を示すフローチャートを示す。図５は視野
妨害がない状態で人体を検知すべきエリアにおいて通常
の反射がなされている場合、図６は視野妨害がない状態
で人体を検知すべきエリアにおいて反射がほとんどない
場合、図７は視野妨害がある場合において、それぞれ図
３に示す回路ブロック図の動作に対応して出力される出
力信号のタイムチャートである。なお、図３に示す
（ａ）〜（ｆ）の符号と、図５乃至図７に示す（ａ）〜
（ｆ）の符号とは対応しており、図３に示す符号（ａ）
〜（ｆ）に示す動作における出力信号のタイムチャート
は、その符号（ａ）〜（ｆ）に対応して示す。
【０００９】本実施の形態の能動型赤外線防犯センサ２
０は、センサから投光あるいはセンサ２０に入力される
赤外線を透過する透過窓４ａを備えたカバー４内に、投
光素子２１ａ，２１ｂとこの投光素子２１ａ，２１ｂか
ら投光される赤外線を人体を検知すべきエリア２２、２
３に導くための光学系２９ａと、透過窓４ａ及びその近
傍を検知エリア２６、２７とする投光素子２５ａ，２５
ｂと、このエリア２６、２７からの反射光を直接受光す
るとともに、検知エリア２２、２３からの反射光を光学
系２９ｂを介して受光する受光素子２４ａ，２４ｂとが
備えられている。また、各投光素子２１ａ，２１ｂ、２
５ａ，２５ｂから各検知エリアに赤外線を投光するタイ
ミングを制御するとともに、受光素子２４ａ，２４ｂか
ら受光出力を保持するタイミングをホールド回路３３に
供給し、保持された受光出力とこのタイミングとに基づ
いて視野妨害の有無を判別するマイクロコンピュータ１
０が内蔵されている。
０は、センサから投光あるいはセンサ２０に入力される
赤外線を透過する透過窓４ａを備えたカバー４内に、投
光素子２１ａ，２１ｂとこの投光素子２１ａ，２１ｂか
ら投光される赤外線を人体を検知すべきエリア２２、２
３に導くための光学系２９ａと、透過窓４ａ及びその近
傍を検知エリア２６、２７とする投光素子２５ａ，２５
ｂと、このエリア２６、２７からの反射光を直接受光す
るとともに、検知エリア２２、２３からの反射光を光学
系２９ｂを介して受光する受光素子２４ａ，２４ｂとが
備えられている。また、各投光素子２１ａ，２１ｂ、２
５ａ，２５ｂから各検知エリアに赤外線を投光するタイ
ミングを制御するとともに、受光素子２４ａ，２４ｂか
ら受光出力を保持するタイミングをホールド回路３３に
供給し、保持された受光出力とこのタイミングとに基づ
いて視野妨害の有無を判別するマイクロコンピュータ１
０が内蔵されている。
【００１０】以上のハード構成の能動型赤外線防犯セン
サは、図３に示すように、各投光素子２１ａ，２１ｂ及
び２５ａ，２５ｂにそれぞれ投光回路２１、２５が、ま
た受光素子２４ａ，２４ｂには受光回路２４がそれぞれ
設けられており、これらの回路はマイクロコンピュータ
１０によって制御されている。また、受光素子２４ａ，
２４ｂからアンプを介して増幅された受光アンプ出力
を、マイクロコンピュータ１０から供給されるホールド
タイミングで保持するホールド回路３３が設けられてお
り、マイクロコンピュータ１０により、このホールド回
路３３によって保持された受光アンプ出力の受光ホール
ド値と各投光素子２１ａ，２１ｂ及び２５ａ，２５ｂの
投光タイミングとに基づいて視野妨害の有無及び人体検
知の有無が判別される。この判別結果は、それぞれ人体
検知用の出力回路３１あるいは視野妨害用の出力回路３
２に出力される構成となっている。
サは、図３に示すように、各投光素子２１ａ，２１ｂ及
び２５ａ，２５ｂにそれぞれ投光回路２１、２５が、ま
た受光素子２４ａ，２４ｂには受光回路２４がそれぞれ
設けられており、これらの回路はマイクロコンピュータ
１０によって制御されている。また、受光素子２４ａ，
２４ｂからアンプを介して増幅された受光アンプ出力
を、マイクロコンピュータ１０から供給されるホールド
タイミングで保持するホールド回路３３が設けられてお
り、マイクロコンピュータ１０により、このホールド回
路３３によって保持された受光アンプ出力の受光ホール
ド値と各投光素子２１ａ，２１ｂ及び２５ａ，２５ｂの
投光タイミングとに基づいて視野妨害の有無及び人体検
知の有無が判別される。この判別結果は、それぞれ人体
検知用の出力回路３１あるいは視野妨害用の出力回路３
２に出力される構成となっている。
【００１１】以上の構成からなる能動型赤外線防犯セン
サの動作は、図４のフローチャートに示す通りである。
図３及び図５乃至図７も合わせて参照しながら以下に説
明する。
サの動作は、図４のフローチャートに示す通りである。
図３及び図５乃至図７も合わせて参照しながら以下に説
明する。
【００１２】マイクロコンピュータ１０から、投光すべ
きタイミング（タイムチャート（ａ）に対応する）を投
光回路２１に出力するとともに、ホールド回路３３に対
し受光アンプ出力を保持すべきタイミング（タイムチャ
ート（ｄ）に対応する）を出力する。ホールド回路３３
ではそのタイミングで保持された受光アンプ出力の受光
ホールド値を読み込む。マイクロコンピュータ１０にお
いてその受光ホールド値が侵入が検知されるレベルであ
るか否かを判別し、そのレベルに達している場合は、侵
入検知出力をＯＮとし、例えば警報ブザーを鳴らすなど
により、侵入検知したことを知らせる情報を出力した
後、次に説明するマスキング検知処理を行う。一方、そ
のレベルに達していない場合は、侵入検知出力をＯＦＦ
とし、同様に次のマスキング検知処理を行う。このマス
キング検知処理は、まず、マイクロコンピュータ１０か
ら、投光回路２５に投光すべきタイミング（タイムチャ
ート（ｂ）に対応する）を供給するとともに、ホールド
回路３３に対し受光アンプ出力を保持すべきタイミング
を供給する。ホールド回路３３ではその受光アンプ出力
の受光ホールド値を読み込み、マイクロコンピュータ１
０において、その受光ホールド値が視野妨害によるレベ
ルに達しているか否かを比較し、そのレベルに達してい
る場合は、マスキング検知出力をＯＮとし、視野妨害エ
リアに障害物があることを知らせる情報を出力する。
きタイミング（タイムチャート（ａ）に対応する）を投
光回路２１に出力するとともに、ホールド回路３３に対
し受光アンプ出力を保持すべきタイミング（タイムチャ
ート（ｄ）に対応する）を出力する。ホールド回路３３
ではそのタイミングで保持された受光アンプ出力の受光
ホールド値を読み込む。マイクロコンピュータ１０にお
いてその受光ホールド値が侵入が検知されるレベルであ
るか否かを判別し、そのレベルに達している場合は、侵
入検知出力をＯＮとし、例えば警報ブザーを鳴らすなど
により、侵入検知したことを知らせる情報を出力した
後、次に説明するマスキング検知処理を行う。一方、そ
のレベルに達していない場合は、侵入検知出力をＯＦＦ
とし、同様に次のマスキング検知処理を行う。このマス
キング検知処理は、まず、マイクロコンピュータ１０か
ら、投光回路２５に投光すべきタイミング（タイムチャ
ート（ｂ）に対応する）を供給するとともに、ホールド
回路３３に対し受光アンプ出力を保持すべきタイミング
を供給する。ホールド回路３３ではその受光アンプ出力
の受光ホールド値を読み込み、マイクロコンピュータ１
０において、その受光ホールド値が視野妨害によるレベ
ルに達しているか否かを比較し、そのレベルに達してい
る場合は、マスキング検知出力をＯＮとし、視野妨害エ
リアに障害物があることを知らせる情報を出力する。
【００１３】なお、視野を妨害する障害物の存在がな
く、侵入検知用の投光素子からの赤外線が検知エリアの
床で反射している場合、図５に示すように、投光素子２
１ａ，２１ｂからは（ａ）に示すタイミングで赤外線が
投光され、また投光素子２５ａ，２５ｂからは（ｂ）に
示すタイミングで赤外線が投光され、その結果、受光回
路２４及びアンプを介して（ｃ）に示す受光アンプ出力
が出力される。そして、ホールド回路３３により受光ア
ンプ出力の受光ホールド値が保持され、マイクロコンピ
ュータ１０によってその受光ホールド値の処理がなされ
（ｅ）に示す受光出力が得られるとともに、（ｆ）に示
す検知出力が出力回路３１，３２に出力される。この場
合、障害物がなく、受光素子２４ａ，２４ｂは床からの
反射光を受光するのみであり、検知出力は出力されな
い。
く、侵入検知用の投光素子からの赤外線が検知エリアの
床で反射している場合、図５に示すように、投光素子２
１ａ，２１ｂからは（ａ）に示すタイミングで赤外線が
投光され、また投光素子２５ａ，２５ｂからは（ｂ）に
示すタイミングで赤外線が投光され、その結果、受光回
路２４及びアンプを介して（ｃ）に示す受光アンプ出力
が出力される。そして、ホールド回路３３により受光ア
ンプ出力の受光ホールド値が保持され、マイクロコンピ
ュータ１０によってその受光ホールド値の処理がなされ
（ｅ）に示す受光出力が得られるとともに、（ｆ）に示
す検知出力が出力回路３１，３２に出力される。この場
合、障害物がなく、受光素子２４ａ，２４ｂは床からの
反射光を受光するのみであり、検知出力は出力されな
い。
【００１４】また、視野を妨害する障害物の存在がな
く、侵入検知用の投光素子からの赤外線が検知エリアの
床に投射されているものの、床や着衣が黒色などの場合
赤外線は殆ど反射されず、この場合の各出力は図６に示
すタイムチャートとなり、受光出力が極めて小さいもの
となるが、この場合も障害物がないので検知出力は出力
されない。
く、侵入検知用の投光素子からの赤外線が検知エリアの
床に投射されているものの、床や着衣が黒色などの場合
赤外線は殆ど反射されず、この場合の各出力は図６に示
すタイムチャートとなり、受光出力が極めて小さいもの
となるが、この場合も障害物がないので検知出力は出力
されない。
【００１５】さらに、視野を妨害する障害物の存在があ
る場合では、図７に示すように、（ｂ）に示すタイミン
グで投光する投光素子２５ａ，２５ｂの赤外線反射量が
大きくなり、（ｅ）に示す受光出力が得られ、障害物の
存在を示す検知出力（ｆ）が出力される。
る場合では、図７に示すように、（ｂ）に示すタイミン
グで投光する投光素子２５ａ，２５ｂの赤外線反射量が
大きくなり、（ｅ）に示す受光出力が得られ、障害物の
存在を示す検知出力（ｆ）が出力される。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の能動型赤
外線防犯センサによれば、人体を検知すべきエリアに赤
外線を投光する人体検知用投光手段と、本センサの視野
妨害となるエリアに赤外線を投光する視野妨害検知用投
光手段と、各エリアから反射される赤外線を受光する受
光手段と、各投光手段を駆動させるための互いに異なる
タイミング及び受光手段からの出力を保持するホールド
手段に対しその受光手段からの受光出力を保持するタイ
ミングを供給するタイミング供給手段と、そのタイミン
グ供給手段から供給されるタイミング及びホールド手段
によって保持された受光出力とに基づいて視野妨害の有
無を判別する判別手段を備えた構成としたので、赤外線
が透過する透過窓やその近傍に障害物が存在した場合、
視野妨害検知用投光手段からの赤外線はその障害物によ
って反射された反射光が直接受光手段に入力され、その
受光出力が視野妨害検知用投光手段の投光タイミングに
おいて大きいことが認識され、障害物の存在を判断でき
る。したがって、警備解除時に視野を妨害されても警戒
時に出力された信号により視野妨害を確実に認識でき、
視野妨害監視機構が強化された能動型赤外線防犯センサ
を実現できる。
外線防犯センサによれば、人体を検知すべきエリアに赤
外線を投光する人体検知用投光手段と、本センサの視野
妨害となるエリアに赤外線を投光する視野妨害検知用投
光手段と、各エリアから反射される赤外線を受光する受
光手段と、各投光手段を駆動させるための互いに異なる
タイミング及び受光手段からの出力を保持するホールド
手段に対しその受光手段からの受光出力を保持するタイ
ミングを供給するタイミング供給手段と、そのタイミン
グ供給手段から供給されるタイミング及びホールド手段
によって保持された受光出力とに基づいて視野妨害の有
無を判別する判別手段を備えた構成としたので、赤外線
が透過する透過窓やその近傍に障害物が存在した場合、
視野妨害検知用投光手段からの赤外線はその障害物によ
って反射された反射光が直接受光手段に入力され、その
受光出力が視野妨害検知用投光手段の投光タイミングに
おいて大きいことが認識され、障害物の存在を判断でき
る。したがって、警備解除時に視野を妨害されても警戒
時に出力された信号により視野妨害を確実に認識でき、
視野妨害監視機構が強化された能動型赤外線防犯センサ
を実現できる。
【図１】本発明の基本概念図
【図２】本発明の実施の形態の構成を示す図
【図３】本発明の実施の形態の回路ブロック図
【図４】本発明の実施の形態における動作を示すフロー
チャート
チャート
【図５】本発明の実施の形態において視野妨害がない状
態で人体を検知すべきエリアにおいて通常の反射がなさ
れている場合、図３に示す回路ブロック図の動作に対応
して出力される出力信号のタイムチャート
態で人体を検知すべきエリアにおいて通常の反射がなさ
れている場合、図３に示す回路ブロック図の動作に対応
して出力される出力信号のタイムチャート
【図６】本発明の実施の形態において視野妨害がない状
態で人体を検知すべきエリアにおいて反射がほとんどな
い場合、図３に示す回路ブロック図の動作に対応して出
力される出力信号のタイムチャート
態で人体を検知すべきエリアにおいて反射がほとんどな
い場合、図３に示す回路ブロック図の動作に対応して出
力される出力信号のタイムチャート
【図７】本発明の実施の形態において視野妨害がある場
合で、図３に示す回路ブロック図の動作に対応して出力
される出力信号のタイムチャート
合で、図３に示す回路ブロック図の動作に対応して出力
される出力信号のタイムチャート
１‥‥人体検知用投光手段 ２‥‥視野妨害検知用投光手段 ３‥‥受光手段 ４‥‥タイミング手段 ５‥‥ホールド手段 ６‥‥判別手段 ７、８‥‥エリア ９‥‥カバー ９ａ‥‥透過窓
Claims (1)
- 【請求項１】 人体を検知すべきエリアに赤外線を投光
する人体検知用投光手段と、当該センサの視野妨害とな
るエリアに赤外線を投光する視野妨害検知用投光手段
と、上記各エリアから反射される赤外線を受光する受光
手段と、上記各投光手段を駆動させるための互いに異な
るタイミング上記受光手段からの出力を保持するホール
ド手段に対しその受光手段からの受光出力を保持するタ
イミングを供給するタイミング供給手段と、そのタイミ
ング供給手段から供給されるタイミング及びホールド手
段によって保持された受光出力に基づいて視野妨害の有
無を判別する判別手段を備えてなる視野妨害監視機構を
備えた能動型赤外線防犯センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9145034A JPH10334352A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 視野妨害監視機構を備えた能動型赤外線防犯センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9145034A JPH10334352A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 視野妨害監視機構を備えた能動型赤外線防犯センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10334352A true JPH10334352A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15375882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9145034A Pending JPH10334352A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 視野妨害監視機構を備えた能動型赤外線防犯センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10334352A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001021666A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Secom Co Ltd | 画像センサ |
| JP2006155410A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Secom Co Ltd | 人体検知装置 |
| JP2013159129A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Tokyo Parts Ind Co Ltd | 物体検知装置及び車両用開閉体制御装置 |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP9145034A patent/JPH10334352A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001021666A (ja) * | 1999-07-06 | 2001-01-26 | Secom Co Ltd | 画像センサ |
| JP2006155410A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Secom Co Ltd | 人体検知装置 |
| JP2013159129A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Tokyo Parts Ind Co Ltd | 物体検知装置及び車両用開閉体制御装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040527 |
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| A521 | Written amendment |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060606 |