JPH10333724A - Ncデータ作成装置 - Google Patents

Ncデータ作成装置

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JPH10333724A
JPH10333724A JP13805097A JP13805097A JPH10333724A JP H10333724 A JPH10333724 A JP H10333724A JP 13805097 A JP13805097 A JP 13805097A JP 13805097 A JP13805097 A JP 13805097A JP H10333724 A JPH10333724 A JP H10333724A
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JP13805097A
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Norihito Yokota
祝人 横田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品形状情報に基づいてNCデータを作成す
るNCデータ作成装置において、部品形状情報中にテキ
スト情報が含まれていても、NCデータの作成を迅速か
つ容易に行うことを可能にする。 【解決手段】 入力された部品形状情報にテキスト情報
が含まれていると、その部品形状情報の中から前記テキ
スト情報を抽出する抽出手段2aと、予め複数種類のテ
キスト情報とこれらテキスト情報によって特定される部
品形状の加工に必要な加工情報との対応関係を記憶して
いる記憶手段3と、この記憶手段3が記憶している対応
関係に従って、抽出されたテキスト情報に対応する加工
情報を選出する選出手段2bとを備え、この選出手段2
bによって選出された加工情報を用いてNCデータを作
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC(Numerical
Control)データを作成するNCデータ作成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】NCデータ作成装置とは、複数の加工具
(例えば、板金加工用金型や切削工具など)を有したN
C工作機械の動作制御に必要となるNCデータを作成す
るものである。このNCデータには、NC工作機械の動
作の際に、どの加工具をどの位置に配置して実際に加工
を行うかといった、いわゆる「加工具配置処理」に関す
る情報も含まれる。また、NCデータは、部品の形状を
特定する部品形状情報に基づいて作成されるものであ
る。部品形状情報としては、例えば、NCデータ作成装
置と接続するCAD(Computer Aided Design)装置から
送出されるCADデータや、NCデータ作成装置のオペ
レータが部品図面を参照しながら手入力した入力データ
がある。
【0003】このようなNCデータを作成するために、
NCデータ作成装置では、例えば図6に示すように、キ
ーボードやタッチパネル等からなる入力装置11と、C
RT(Cathode Ray Tube)や液晶パネル等からなる表示
装置12と、ハードディスク装置や不揮発性の半導体メ
モリ等からなる記憶装置13と、CPU(Central Proc
essing Unit)とその周辺回路等からなる処理装置14と
を備えている。
【0004】そして、CAD装置21あるいは入力装置
11から部品形状情報が入力されると、NCデータ作成
装置10では、入力された部品形状情報に基づいて、処
理装置14がNCデータを作成する。このNCデータに
よりNC工作機械22を動作制御すれば、そのNC工作
機械22においては、NCデータ作成装置10に入力さ
れた部品形状情報によって形状が特定される部品が製作
されることとなる。
【0005】ここで、このNCデータ作成装置10にお
けるNCデータの作成について、そのうち特に「加工具
配置処理」について、板金加工用のNC工作機械22に
対するNCデータを作成する場合を例に挙げて、さらに
詳細に説明する。一般に、「加工具(金型)配置処理」
には、自動モードと手動モードとの2通りがある。
【0006】自動モードの場合、CAD装置21から部
品形状情報としてCADデータが入力されると、図7に
示すように、処理装置14は、先ず、そのCADデータ
によって特定される部品の形状や寸法を抽出して(ステ
ップ501、以下ステップをSと略す)、その部品中の
穴加工等の形状や寸法などを認識する(S502)。こ
れらの抽出及び認識は、部品の形状を表す線分の位置と
その大きさ(座標情報)を基に行われる。
【0007】そして、処理装置14は、抽出した部品の
形状や寸法が、形状/加工定義テーブル13aに登録さ
れているか否かを調べる(S503)。形状/加工定義
テーブル13aとは、部品の形状・寸法と、その形状・
寸法を実現するための加工方法との対応関係が、テーブ
ル形式で登録されているものであり、記憶装置13に予
め記憶されているものである。
【0008】また、この形状/加工定義テーブル13a
とは別に、記憶装置13には、金型テーブル13bが予
め記憶されているものとする。金型テーブル13bは、
NC工作機械22が有している全ての金型と、その金型
によって加工される形状との対応関係が、テーブル形式
で登録されているものである。
【0009】部品形状情報から抽出した部品の形状や寸
法が形状/加工定義テーブル13aに登録されている場
合に、続いて処理装置14は、金型テーブル13bから
使用可能な金型を選出するとともに(S504)、形状
/加工定義テーブル13aに登録される加工方法に従っ
て、どの金型をどの位置に配置すればよいかを決定する
(S505)。このようにして、処理装置14は「金型
配置処理」を行う。
【0010】「金型配置処理」を行うと、処理装置14
は、その後に、この「金型配置処理」の結果をNC工作
機械22が理解可能な形式のデータに変換し、これをN
Cデータとして出力する(S506)。なお、このNC
データの出力は、通信回線等を介してNC工作機械22
に直接送出しても、あるいはフロッピーディスク等の記
憶媒体を介してNC工作機械22に送出してもよい。
【0011】以上のように、このNCデータ作成装置1
0では、自動モードを用いれば、指定の領域を加工する
場合や、指定の形状に沿って加工する場合に、オペレー
タが実行指示を出すだけで、途中に他の作業を介入させ
る必要もなく、「金型配置処理」を全て自動的に行うこ
とが可能である。
【0012】一方、手動モードの場合には、NCデータ
作成装置10のオペレータが、表示装置12に表示され
た金型テーブル13bあるいはドキュメント類に記載さ
れた金型テーブル13bを参照して、使用可能な金型を
選出する。そして、オペレータは、入力装置11を用い
て、表示装置12の表示画面上で、選出した金型を部品
形状の加工基準点となる位置へ配置する。その後、NC
データ作成装置10では、オペレータによる「金型配置
処理」に従って、NCデータの生成を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のNCデータ作成装置10では、入力される全て
のCADデータに対して自動モードで「金型配置処理」
が行えるわけではない。すなわち、例えば「打出し」や
「ネジ立て」等の成形加工の場合には、通常、図8
(a),(b)に示すように、注記(テキスト)によっ
てその形状が指示されるので、CADデータ中の部品の
形状からその加工方法を認識することができない。よっ
て、この場合には、そのCADデータを用紙上あるいは
画面上に一旦出力し、オペレータがその出力結果からテ
キストを読み取って加工方法を判断したうえで、手動に
より1ヵ所ずつ「金型配置処理」を繰り返す必要があ
る。
【0014】したがって、このNCデータ作成装置10
では、入力されるCADデータ中にテキストによってそ
の形状が指示される情報(以下、テキスト情報と称す)
が含まれていると、自動モードでの「金型配置処理」が
できなくなってしまい、全て自動的に行うことが可能な
場合に比べて「金型配置処理」に多くの時間を費やして
しまう。また、オペレータが手動により「金型配置処
理」を行う必要があるので、操作ミス(例えば、金型の
配置忘れや異なる金型を選択)等が発生してしまう可能
性がある。さらには、その操作ミスの発生があるか否か
チェックを欠かせなくなるので、オペレータにとっては
手間のかかるものとなってしまう。
【0015】そこで、本発明は、入力される部品形状情
報中にテキスト情報が含まれていても、「金型配置処
理」を全て自動的に行うことを可能にし、NCデータの
作成を迅速かつ容易に行うことのできるNCデータ作成
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたNCデータ作成装置で、部品の
形状を特定する部品形状情報が入力されると、その部品
形状情報に基づいて、前記部品をNC工作機械で製作す
るのに必要なNCデータを作成するNCデータ作成装置
であって、入力された部品形状情報にテキスト情報が含
まれていると、その部品形状情報の中から前記テキスト
情報を抽出する抽出手段と、予め複数種類のテキスト情
報とこれらテキスト情報によって特定される部品形状の
加工に必要な加工情報との対応関係を記憶している記憶
手段と、前記抽出手段がテキスト情報を抽出すると、前
記記憶手段が記憶している対応関係に従って、抽出され
たテキスト情報に対応する加工情報を選出する選出手段
と、前記選出手段が選出した加工情報を用いて前記NC
データを作成するデータ作成手段とを備えてなることを
特徴とするものである。
【0017】上記構成のNCデータ作成装置によれば、
入力された部品形状情報にテキスト情報が含まれている
と、抽出手段がその部品形状情報の中から前記テキスト
情報を抽出する。抽出手段がテキスト情報を抽出する
と、選出手段は、抽出されたテキスト情報に対応する加
工情報を選出する。この選出は、記憶手段が予め記憶し
ている対応関係に従って行う。また、選出される加工情
報としては、例えば、NC工作機械が有する加工具のう
ちのどの加工具を用いて加工を行うかを指定する情報
や、部品形状の加工に使用する複数の加工具の種類と各
加工具の使用手順とを指定する情報がある。そして、加
工情報が選出されると、データ作成手段は、その加工情
報を用いてNCデータを作成する。これにより、このN
Cデータ作成装置では、入力された部品形状情報にテキ
スト情報が含まれていても、NCデータ作成装置のオペ
レータが実行指示を出すだけで、途中に他の作業等を介
入させる必要もなく、NCデータを作成することができ
るようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
るNCデータ作成装置について説明する。ただし、ここ
では、板金加工用のNC工作機械に対してNCデータを
作成するNCデータ作成装置に、本発明を適用した場合
を例に挙げて説明する。
【0019】〔第1の実施の形態〕先ず、請求項1およ
び2記載の発明に係わるNCデータ作成装置について説
明する。本実施の形態のNCデータ作成装置は、図1に
示すように、CAD装置21とNC工作機械22との間
で用いられるもので、CPUとその周辺回路等からなる
処理装置2と、ハードディスク装置や不揮発性の半導体
メモリ等からなる記憶装置3とを備えているものであ
る。なお、NCデータ作成装置1は、従来のもの(図6
参照)と同様に、入力装置11および表示装置12を備
えるものであってもよい。
【0020】処理装置2は、詳細を後述するように、テ
キスト抽出手段2a、最適金型選出手段2b、およびN
Cデータ作成手段2cとしての機能を有している。これ
らの機能は、処理装置2における所定プログラムの実行
によって実現されるものである。
【0021】また、記憶装置3は、加工方法定義テーブ
ル3aと、金型テーブル13bとを予め記憶しているも
のである。加工方法定義テーブル3aは、従来の形状/
加工定義テーブル13aに加えて、予め複数種類のテキ
スト情報(例えば「打出し」や「M3ネジ立て」)と、
これらテキスト情報によって指示される部品形状の加工
に必要な金型との対応関係が、テーブル形式で登録され
ているものである。なお、金型テーブル13bは、従来
と同様のものである。
【0022】次に、このように構成されたNCデータ作
成装置1におけるNCデータの作成手順について、図2
を参照しながら説明する。ただし、ここでは、CAD装
置21から部品形状情報としてCADデータが入力され
る場合、すなわち自動モードにより「金型配置処理」を
行う場合について説明する。
【0023】NCデータ作成装置1で「金型配置処理」
を行うのに先立ち、CAD装置21では、このCAD装
置21のCRT画面上に表示された部品形状情報(CA
Dデータ)に対して(S101)、部品形状と1対1で
対応するテキスト情報(このCADデータに付加される
テキスト情報を、以下、接続テキストと称す)が付加さ
れる(S102)。この付加作業は特別に設けられた作
業ではなく、通常、CAD装置21においてオペレータ
によって行われている作業であり、「打出し」や「ネジ
立て」等の成形加工の指示を、部品形状とは独立してテ
キストにより記述することで実現される。また、付加作
業時において、CRT画面上には、部品形状付近に接続
テキストが表示されるようになっている。このとき、部
品形状と接続テキストとは、CADデータ上で対応がと
れるようにリンクされている。接続テキストへは指定の
加工指示を記述することができる。
【0024】そして、接続テキストが付加されたCAD
データは、通信回線あるいは記憶媒体を介してNCデー
タ作成装置1に入力され(S103)、「金型配置処
理」に用いられる。
【0025】接続テキストが付加されたCADデータが
入力されると、NCデータ作成装置1では、従来のよう
に部品形状の抽出を行うのに加えて、処理装置2がテキ
スト抽出手段2aによって、入力されたCADデータの
中から接続テキストを抽出する(S104)。さらに、
処理装置2は、最適金型選出手段2bによって、抽出し
た接続テキストが、記憶装置3内の加工方法定義テーブ
ル3aに登録されているか否かを調べる(S105,S
106)。
【0026】このとき、抽出した接続テキストと同一の
テキスト情報が加工方法定義テーブル3aに登録されて
いれば、処理装置2は、最適金型選出手段2bによっ
て、加工方法定義テーブル3aに定義されている金型に
関する情報、すなわち抽出した接続テキストに対応する
金型に関する情報を、金型テーブル13bから取り出し
て、接続テキストが付加されている部品形状の加工基準
位置へ配置する(S107,S108)。このようにし
て、処理装置2は「金型配置処理」を行って、その結果
を加工情報として得る。
【0027】そして、処理装置2は、NCデータ作成手
段2cによって、この「金型配置処理」の結果から得ら
れた加工情報を、NC工作機械22が理解可能な形式の
データに変換し、これをNCデータとして出力する(S
109)。
【0028】ここで、このNCデータ作成装置1におけ
る「金型配置処理」の具体例について、図3を参照しな
がら詳細に説明する。CAD装置21において、このC
AD装置21のオペレータは、図面上の部品形状に対し
て、最適な加工方法(例えば「打出し」等)を接続テキ
ストとして付加する(S201)。なお、付加される接
続テキストは、加工方法定義テーブル3aに登録されて
いるテキスト情報と同一のものとする。
【0029】このような接続テキストが付加されたCA
Dデータが入力されると(S202)、処理装置2のテ
キスト抽出手段2aでは、入力されたCADデータから
接続テキストを抽出する(S203)。
【0030】接続テキストを抽出すると、続いて処理装
置2の最適金型選出手段2bでは、加工方法定義テーブ
ル3aから、抽出した接続テキストに該当するレコード
(テキスト情報)を検索して、加工に使用する金型の番
号を取り出す(S204)。そして、取り出した金型番
号に関する情報を金型テーブル13bから取り出し(S
205)、その金型情報を付加した金型の形状を、部品
形状の加工基準位置に配置して(S206)、その結果
を加工情報とする。このようにして、処理装置2は「金
型配置処理」を行う。
【0031】以上のように、本実施の形態のNCデータ
作成装置1によれば、接続テキストが付加されたCAD
データが入力されると、テキスト抽出手段2aがそのC
ADデータの中から接続テキストを抽出するともに、予
め加工方法定義テーブル3aに記憶されている対応関係
に従って、最適金型選出手段2bがその接続テキストに
対応する金型を選出するようになっている。これによ
り、このNCデータ作成装置1では、入力されたCAD
データに接続テキストが付加されていても、NCデータ
作成装置1のオペレータが実行指示を出すだけで、途中
に他の作業等を介入させる必要もなく、自動モードによ
って「金型配置処理」を行うことができるようになる。
【0032】したがって、このNCデータ作成装置1を
用いてNCデータを作成すれば、CADデータ中にテキ
スト情報が含まれていても、自動モードで「金型配置処
理」を行うことができるので、従来のように「金型配置
処理」に多くの時間を費やしてしまうことがない。ま
た、オペレータによる操作ミス等の発生の可能性がなく
なる上に、そのためにチェックも必要なくなるので、従
来のような手間がかかることもなく、結果としてNCデ
ータの作成を迅速かつ容易に行うことができるようにな
る。
【0033】〔第2の実施の形態〕次に、請求項3記載
の発明に係わるNCデータ作成装置について説明する。
ただし、ここでは、上述した第1の実施の形態との相違
点のみについて説明する。
【0034】本実施の形態では、加工方法定義テーブル
3bが、第1の実施の形態と異なり、複数種類のテキス
ト情報(例えば「M3ネジ立て」や「M3バーリン
グ」)に対応して、各テキスト情報によって指示される
加工に必要な複数の金型及びその加工手順が登録されて
いるものである。つまり、加工方法定義テーブル3bに
は、1ヵ所に対して複数の加工指示が行えるように、使
用する金型の番号が複数登録可能になっている。
【0035】このような加工方法定義テーブル3bを予
め記憶しているNCデータ作成装置では、図4に示すよ
うに、接続テキスト(例えば「M3バーリング」等)が
付加されたCADデータが入力されると(S301,S
302)、テキスト抽出手段2aがその接続テキストを
抽出するとともに(S303)、最適金型選出手段2b
が加工方法定義テーブル3bからその接続テキストに該
当するレコード(テキスト情報)を検索して、加工に使
用する金型の番号を取り出す(S304)。
【0036】このとき、加工方法定義テーブル3bに
は、1つのテキスト情報(1ヵ所の加工部分)に対し
て、複数の金型が加工する順番に登録されている。した
がって、最適金型選出手段2bでは、それぞれの金型番
号に関する情報を金型テーブル13bから取り出し(S
305)、その金型情報を付加した金型の形状を、部品
形状の加工基準位置に配置して(S306)、その結果
を加工情報とする。これにより、この加工情報(金型情
報)には、加工方法定義テーブル3bに登録された金型
が、その加工方法定義テーブル3bでの登録順、すなわ
ち加工する順に付加されることとなる。
【0037】以上のように、本実施の形態のNCデータ
作成装置によれば、「ネジ立て」加工や「打出し」成形
加工に代表される、1ヵ所に対して複数の金型による複
号加工を必要とする部分に対して、加工順を考慮した複
数の金型の「金型配置処理」を自動的に行うことが可能
になる。これにより、本実施の形態では、第1の実施の
形態の場合に比べて、対応可能なテキスト情報の汎用性
を高めることができるようになる。
【0038】〔第3の実施の形態〕次に、請求項4記載
の発明に係わるNCデータ作成装置について説明する。
ただし、ここでは、上述した第1および第2の実施の形
態との相違点のみについて説明する。
【0039】上述した第1および第2の実施の形態で
は、CAD装置21において、オペレータが図面の注記
として付加する接続テキストが、加工方法定義テーブル
3a,3bに登録されているテキスト情報と同一、すな
わちテキストが文字及び文字数において全く同じでなけ
ればならない。
【0040】これに対して、本実施の形態では、テキス
ト抽出手段2aがCADデータ中の接続テキストの中か
ら加工方法定義テーブル3bに登録されたテキスト情報
に該当する部分をキーワードとして検索するとともに、
その接続テキストの一部に加工方法定義テーブル3bに
登録されたテキスト情報が含まれていれば、最適金型選
出手段2bが該当するテキスト情報に対応する金型の番
号を取り出すようになっている。
【0041】具体的には、図5に示すように、入力され
たCADデータに、例えば「ネジ立てM3バーリング、
複号加工にて下向きに加工」といった接続テキストが付
加されている場合に(S401,S402)、テキスト
抽出手段2aは、その接続テキストの中から、「M3バ
ーリング」および「下向き」をキーワードとして検索す
る(S403)。そして、最適金型選出手段2bは、加
工方法定義テーブル3bからそのキーワードに該当する
レコード(テキスト情報)を検索して、「M3バーリン
グ下向き」の加工に使用する金型の番号を取り出す(S
404)。
【0042】このとき、加工方法定義テーブル3bに
は、1つのテキスト情報(1ヵ所の加工部分)に対し
て、複数の金型が加工する順番に登録されているものと
する。ただし、1つのテキスト情報に1つの金型が対応
している場合であっても適用可能である。
【0043】そして、最適金型選出手段2bでは、以
下、第2の実施の形態の場合と同様に、取り出した金型
番号に関する情報を金型テーブル13bから取り出し
(S405)、その金型情報を付加した金型の形状を部
品形状の加工基準位置に配置して(S406)、その結
果を加工情報とする。
【0044】以上のように、本実施の形態のNCデータ
作成装置によれば、CADデータに付加される接続テキ
ストが、加工方法定義テーブル3a,3bに登録されて
いるテキスト情報と同一でなくとも、その接続テキスト
の一部に加工方法定義テーブル3a,3bに登録された
テキスト情報が含まれていれば、そのテキスト情報に対
応する金型を選出するようになっている。したがって、
CAD装置21のオペレータ毎、あるいはCADデータ
毎に、接続テキストの記述が異なっていても、これらに
対応して「金型配置処理」を自動的に行うことが可能に
なる。つまり、CADデータに付加される接続テキスト
に対して、より柔軟に対応することが可能になり、結果
として対応可能なテキスト情報の汎用性がより一層増す
こととなる。
【0045】なお、上述した第1〜第3の実施の形態で
は、本発明を、板金加工用のNC工作機械に対してNC
データを作成するNCデータ作成装置に適用した場合を
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。例えば、旋盤加工用のNCデータや、あるい
はフライス加工用のNCデータを作成するNCデータ作
成装置であっても、同様に適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のNCデ
ータ作成装置では、部品形状情報中にテキスト情報が含
まれていても、自動モードで「金型配置処理」を行うこ
とができるので、このNCデータ作成装置を用いてNC
データを作成すれば、従来のように「金型配置処理」に
多くの時間を費やしてしまうことがない。また、オペレ
ータによる操作ミス等の発生の可能性がなくなる上に、
そのためにチェックも必要なくなるので、従来のような
手間がかかることもなく、結果としてNCデータの作成
を迅速かつ容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるNCデータ作成装置の実施の形
態の一例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のNCデータ作成装置におけるNCデータ
のおおまかな作成手順の一例を示す流れ図である。
【図3】図1のNCデータ作成装置における「金型配置
処理」の具体例を示す流れ図(その1)である。
【図4】図1のNCデータ作成装置における「金型配置
処理」の具体例を示す流れ図(その2)である。
【図5】図1のNCデータ作成装置における「金型配置
処理」の具体例を示す流れ図(その3)である。
【図6】従来のNCデータ作成装置の一例の概略構成を
示すブロック図である。
【図7】従来のNCデータ作成装置の一例における「金
型配置処理」の手順を示す流れ図である。
【図8】テキストによってその形状が指示(特定)され
る成形加工の具体例を示す説明図であり、(a)はネジ
立て加工を示すテキストの図、(b)は打出し加工を示
すテキストの図である。
【符号の説明】
1 NCデータ作成装置 2 処理装置 2a テキスト抽出手段 2b 最適金型選出手段 2c NCデータ作成手段 3 記憶装置 3a 形状/加工定義テーブル 13b 金型テーブル 21 CAD装置 22 NC工作機械

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品の形状を特定する部品形状情報が入
    力されると、該部品形状情報に基づいて、前記部品をN
    C工作機械で製作するのに必要なNCデータを作成する
    NCデータ作成装置であって、 入力された部品形状情報にテキスト情報が含まれている
    と、該部品形状情報の中から前記テキスト情報を抽出す
    る抽出手段と、 予め複数種類のテキスト情報と該テキスト情報によって
    特定される部品形状の加工に必要な加工情報との対応関
    係を記憶している記憶手段と、 前記抽出手段がテキスト情報を抽出すると、前記記憶手
    段が記憶している対応関係に従って、抽出されたテキス
    ト情報に対応する加工情報を選出する選出手段と、 前記選出手段が選出した加工情報を用いて前記NCデー
    タを作成するデータ作成手段とを備えてなることを特徴
    とするNCデータ作成装置。
  2. 【請求項2】 前記加工情報は、前記NC工作機械が有
    する加工具のうちのどの加工具を用いて加工を行うかを
    指定する情報であることを特徴とする請求項1記載のN
    Cデータ作成装置。
  3. 【請求項3】 前記加工情報は、前記NC工作機械が有
    する加工具のうち部品形状の加工に使用する複数の加工
    具の種類と各加工具の使用手順とを指定する情報である
    ことを特徴とする請求項1記載のNCデータ作成装置。
  4. 【請求項4】 前記抽出手段は、抽出したテキスト情報
    の中から前記記憶手段に記憶されたテキスト情報に該当
    する部分をキーワードとして検索するものであり、 前記選出手段は、前記抽出手段が検索したキーワードに
    対応する加工情報を選出するものであることを特徴とす
    る請求項1、2または3記載のNCデータ作成装置。
JP13805097A 1997-05-28 1997-05-28 Ncデータ作成装置 Pending JPH10333724A (ja)

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