JPH10333496A - 像担持体ユニット - Google Patents
像担持体ユニットInfo
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- JPH10333496A JPH10333496A JP15752197A JP15752197A JPH10333496A JP H10333496 A JPH10333496 A JP H10333496A JP 15752197 A JP15752197 A JP 15752197A JP 15752197 A JP15752197 A JP 15752197A JP H10333496 A JPH10333496 A JP H10333496A
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Abstract
の確実で安定した接触状態を得るとともに、製造の容易
化を図る。 【解決手段】 一対の円板状部材120,130に、像
担持体140の端部141を支持する同心状の支持部1
21,131を設け、この支持部に対して像担持体の端
部141を介して弾性リング124,125を配置し、
この弾性リングに対して支持部と反対側に弾性リングの
支持部に向かう変形以外の変形を規制する規制部12
3,133を設け、押圧部材125,135で弾性リン
グを押圧することにより、この弾性リングを支持部に向
けて膨出させて像担持体の端部141を支持部との間に
挟圧して固定する。
Description
って画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に用いられる像担持体ユニットに関す
るものである。
装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体
の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段
により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して
静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形
成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視
像(トナー像)とする現像手段と、この現像手段により
現像されたトナー像を用紙等の転写媒体に転写させる転
写手段とを有している。
れた硬質の感光体ドラムと、表面に感光層が形成された
可撓性を有する感光体ベルトとが一般に知られている。
段としては、それぞれ、前記感光体の表面に接触させる
ローラ状のものが知られており、そのローラとしては、
硬質のものと軟質ゴムからなるものとが知られている。
またこれに接触させるローラとしても硬質のものを用い
る場合には、感光体ドラムおよび硬質ローラを高精度に
製造するには自ずと限界があり、必ず誤差が生ずるか
ら、両者を均一に接触させることは困難である。両者が
均一に接触しないと、局部的に隙間が生じて帯電むら、
現像むら、転写むらが生じたり、必要以上に強く圧接さ
れて感光ドラムや硬質ローラに傷がついたりするという
問題が生ずる。
ーラとを両者とも硬質のもので構成するということは通
常行なわれておらず、感光体として硬質の感光体ドラム
を用いる場合には、ローラを軟質ゴムで構成する、ロー
ラとして硬質のものを用いる場合には、感光体として可
撓性を有する感光体ベルトを用いる、ということが行な
われている。
を軟質ゴムで構成した場合には、次のような問題があっ
た。
ーラで構成する場合には、これに導電性を付与するため
に、カーボン等の導電性粒子を分散させるということが
行なわれるが、カーボン分散度のムラやバラツキでゴム
硬度が変化し、ローラ表面における硬度がばらつくため
に、感光体に対する良好な密着状態が得られなくなると
いう問題があった。
るべく、カーボンの分散量を小さくすると、導電性にバ
ラツキが生じ、帯電むらの原因になるという問題があっ
た。
て可塑剤を加えたものを用いると、長期間の使用や使用
環境によって、可塑剤が表面に滲み出してくる場合があ
り、この可塑剤が感光体に付着して感光体中の光導電材
料が変性したり、ローラに感光体が張り付いて感光体表
面が剥がれてしまうという問題があった。
のを用い、感光体として可撓性を有する感光体ベルトを
用いることにより解決することができる。
を用いた場合には、これを支持するために少なくとも2
本の支持ローラが必要なために、構造が複雑になるばか
りでなく装置が大型化してしまうという問題があった。
ものとして、従来、特公平4−69383号(特開昭5
9−192260号)公報記載の感光体ドラムが知られ
ている。
光体ドラムを、図9〜図11に示す。
回転軸2に支持され、かつフリー状態で円筒状をなす弾
性変形可能な弾性材料層3と、この弾性材料層3のまわ
りに装着された外側層4とを有している。外側層4は、
弾性変形可能な感光体支持層5と、この支持層5の表面
に支持された感光層6とを有している。弾性材料層3
は、回転軸2と外側層4との間に、実質的に隙間を形成
することなく充填されている。
な外側層4と、弾性材料層3とを有しているため、その
表面に外力が加えられると、この表面は弾性変形するこ
とが可能である。
は現像ローラ、13は転写チャージャである。
おける時計方向に回転駆動され、帯電チャージャ7によ
ってドラム1の感光層6が所定の極性に帯電される。こ
の帯電部分に光8が照射されることによりドラム1上に
静電潜像が形成される。この潜像は、図中矢印方向に回
転する現像ローラ10に担持されるトナーにより現像さ
れて可視像化され、転写チャージャ13によって転写紙
12に転写される。
ャ、15はクリーニングブレード、16は除電チャージ
ャである。
の表面が弾性変形可能であるため、現像ローラ10を感
光体ドラム1に押し付け、感光ドラム1の表面をその半
径方向に弾性変形させることができる。このため、感光
ドラム1および現像ローラ10の周面がその中心軸線に
対し多少偏心し、あるいはこれらの外径に多少製造上の
バラツキがあったり、また、現像ローラ10の少なくと
も表面が剛体からできていても、ドラム表面や現像ロー
ラに傷を付けるといった不都合を伴うことなく、現像ロ
ーラ10上のトナーを感光体ドラム1に従来よりも確実
かつ安定した状態で接触させることができ、現像ローラ
10上のトナーと、ドラム1の表面とに大きな間隙がで
きることによる可視像の画質低下を抑制することができ
る。
質の現像ローラを用いても、感光ドラムや現像ローラに
傷がつくということがなく、また、装置の大型化も防止
することができる。
は、特開昭58−90655号公報にも開示されてい
る。
は、軽量化および誘導渦電流の発生防止を図る目的で、
図12に示すように、電鋳法によって作成した厚さ0.
01〜2mmの非磁性金属(Cu,Al,W,Mo等)
からなる無端ベルトをドラム基体31とし、このドラム
基体31の上に像担持層(光導電性物質層)32を形成
し、ドラム基体31の両端を円板状の端板33で鋼鉄製
の軸34に固設したドラム状像担持体部材が開示されて
いる。
9383号公報記載の感光体ドラム1(図9〜図11参
照)は、回転軸2と外側層4との間に、弾性材料層3
を、実質的に隙間を形成することなく充填した構成であ
るため、次のような問題を有している。
いるため、感光層6は軸線方向に微小な力で変位する。
感光層6には、これと圧接する現像ローラ10やクリー
ニングブレード15等の圧接部材が配設されるため、感
光層6の回転軸と圧接部材の軸等が傾いていたり、圧接
力が軸方向において不均一であったりすると、感光層6
は軸線方向にスラスト力を受け、このスラスト力によっ
て軸線方向に変位することとなる。そして、このスラス
ト力は変動するため、感光層6に形成された画像も軸線
方向に変位することとなり、結果として、軸線方向にお
ける画像の位置精度が劣化するという問題がある。特
に、多色の色重ねを行なう場合には、色重ね精度の劣化
が色相のズレとなって、画像が著しく劣化するという問
題がある。
る方法としては、 (1)先ず、感光層支持層5上に感光層6を形成した外
側層4を作製し、次いで、軸2と外側層4とを所定間隔
になるように配置し、軸2と外側層4との空間に、加熱
された弾性材料を流し込んで弾性材料層3を形成するこ
とにより製造する方法 (2)先ず、軸2と感光体支持層5とを所定間隔になる
ように配置して軸2と感光体支持層5との空間に、加熱
された弾性材料を流し込んで弾性材料層3を形成し、次
いで、感光層支持層5上に感光層6を形成することによ
り製造する方法 (3)外側層4の内径よりも多少大きな外径を有する筒
状弾性部材を作製し、この筒状弾性部材を、径方向に圧
縮した状態で外側層4内に挿入することによって弾性材
料層3を形成することにより製造する方法が考えられ
る。
の表面に感光層6が形成された状態で、外側層4の内部
に、加熱した弾性材料を流し込むという作業が行なわれ
ることとなるから、熱等によって感光体特性が劣化する
という問題がある。また、感光層6の表面に傷が付いた
り、異物(弾性材料等の異物)が付着するおそれがあ
る。
成された後に感光層6が形成されることとなるから、感
光層塗工時の洗浄液や塗工液によって弾性材料層3の膨
潤、溶解、あるいは硬化が生じ、その結果、弾性材料層
としての機能が低下するおそれがある。
所望の感光体ドラム1を得ることが極めて困難である。
材が圧縮状態から解放されて外側層4に向け膨張する過
程で、不均一に膨張するおそれがある。このため、軸2
と外側層4との同軸度が損なわれ、感光体ドラム1が回
転した際の振れが非常に大きくなるおそれがある。画像
形成装置においては、感光体の周囲に、感光体と当接す
る帯電手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段等
の当接部材が配置されるため、感光体の振れが大きくな
ると、感光体と当接部材との接触状態が不安定になり、
画像ムラが発生するという問題が生じる。
公報記載のドラム状像担持体部材(図12参照)におい
て、そのドラム基体31が内方に容易に撓むことができ
るように構成すれば、このドラム基体31を疑似軟質材
として利用することができるようになると考えられ、上
記特公平4−69383号公報記載の感光体ドラム1
(図9〜図11参照)における問題が解決されることが
期待できる。
0号公報には、ドラム基体31を疑似軟質材として利用
することについては何等記載されていない。
2参照)は、ドラム基体31の両端を単なる円板状の端
板33で直接支持する構造であるから、ドラム基体31
を疑似軟質材として利用しようとすると次のような問題
が生じる。
33には嵌め合い公差があるから、端板33にドラム基
体31を例えば接着等によって固定しようとすると、そ
の公差分だけドラム基体31が端板33の周面から部分
的に浮いた状態となってしまう。このため、端板33の
周面自体が真円度の高いものであったとしてもドラム基
体31の真円度が劣化し、像担持層(光導電性物質層)
32の振れが大きくなって硬質ローラ等の当接部材との
確実で安定した接触状態を得ることが極めて困難になっ
てしまう。嵌め合い公差を極力小さくすれば、この問題
は多少改善されるが、そうするとドラム基体31と端板
33とを嵌め合わせること、すなわち製造が著しく困難
になる。
するもので、その目的は、真円度を向上させることが可
能で硬質ローラ等の当接部材との確実で安定した接触状
態が得られるとともに、製造が簡単な像担持体ユニット
を提供することにある。
に請求項1記載の像担持体ユニットは、一対の円板状部
材と、これら一対の円板状部材によって両端部が支持固
定される可撓性を有する薄肉円筒状の像担持体とを有す
るものであって、前記円板状部材に設けられ、像担持体
の端部を支持する、像担持体と同心状の支持部と、この
支持部に対して前記像担持体の端部を介して配置された
弾性体からなる弾性リングと、この弾性リングに対して
前記支持部と反対側に設けられ、弾性リングの前記支持
部に向かう変形以外の変形を規制する規制部と、前記弾
性リングをその軸線方向へ押圧するリング状の押圧部材
と、を備えたことを特徴とする。
性を有する薄肉円筒状の像担持体の両端部が、一対の円
板状部材によって支持固定された構成となっているの
で、像担持体は、円板状部材によって支持されていない
中央部分が内方に変形可能である。
いわば疑似軟質材として利用することが可能であるた
め、これに当接される部材が硬質のもの(例えば硬質の
ローラ)であっても、その硬質部材と接触させて、像担
持体上に像を形成し、あるいは像を担持させることがで
きる。
板状部材に、像担持体の端部を支持する像担持体と同心
状の支持部が設けられ、この支持部に対しては像担持体
の端部を介して弾性体からなる弾性リングが配置され、
この弾性リングに対しては前記支持部と反対側に、弾性
リングの前記支持部に向かう変形以外の変形を規制する
規制部が設けられており、前記弾性リングをその軸線方
向へ押圧するリング状の押圧部材を備えているので、こ
の押圧部材によって弾性リングを押圧すると、この弾性
リングが前記支持部に向かって、円周方向においてほぼ
均一に膨出するように変形し、この膨出部によって像担
持体の端部が支持部との間に挟圧されるようにして固定
されることとなる。
支持部に沿うこととなり、この支持部は像担持体と同心
状であって、高真円度に作成することが可能であるか
ら、結果として、一対の円板状部材の支持部によって両
端が支持固定された像担持体の真円度も向上させること
が可能となる。
上述したように配置し、押圧部材で弾性リングを押圧し
て像担持体の端部を固定することによって製造すること
ができ、前述した特公平4−69383号公報記載の感
光体ドラム1(図9〜図11参照)のように弾性材料層
を充填する必要がなく、また、前述した特開昭58−8
6550号公報記載のドラム状像担持体部材(図12参
照)のように嵌め合い公差を過度に小さくする必要もな
いから、簡単に製造することが可能である。
ニットによれば、真円度を向上させることが可能で硬質
ローラ等の当接部材との確実で安定した接触状態が得ら
れるとともに、製造が簡単であるという効果が得られ
る。
押圧を解除することによって像担持体の端部の固定を解
除することができ、消耗品である像担持体と、長期使用
が可能な円板状部材等とを分解することができるから、
像担持体以外の部品のリサイクル利用が可能になるとい
う効果も得られる。
て図面を参照して説明する。
像担持体ユニットの第1の実施の形態を主として示す正
断面図(図3におけるI−I断面に相当する図)、図2
は左側面図、図3は上記像担持体ユニットを画像形成装
置に組み込んだ状態を示す部分側面図である。
ユニット100は、軸110と、この軸110に取り付
けられた一対の円板状部材120,130と、これら一
対の円板状部材120,130によって両端部が支持固
定され円板状部材120,130とともに回転する可撓
性を有する薄肉円筒状の像担持体140とを備えてい
る。
140の内方において軸110に取り付けられ、像担持
体140に対してその外方から当接部材としてのクリー
ニング部材210(図3参照)、帯電ローラ220(図
3参照)、転写ローラ230(図3参照)が当接される
その当接位置において像担持体140を内方から支持す
るバックアップ部材としての第1バックアップローラ1
51、第2バックアップローラ152、第3バックアッ
プローラ153と、これらのバックアップローラを前記
支持方向(半径方向外方)に向けて付勢する付勢手段1
60とを備えている。
140の内方に配置される大径部111と、この大径部
111の両端から突設され、円板状部材120,130
を貫通する小径部112,113とを備えている。小径
部112,113には、この像担持体ユニット100を
画像形成装置のフレームF(一部のみ図示)に取り付け
るための側板181,182が取り付けられている。こ
れら側板181,182と軸110との円周方向の位置
決めは、それぞれピン183で行なわれている。また、
一方の小径部112には、リング状の凹溝112aが形
成されており、像担持体ユニット100を画像形成装置
に組み込む際には、この凹溝112aが画像形成装置の
フレームFと係合することによって、フレームFに対す
る位置決めがなされるようになっている。なお、この軸
110は、それ自身では回転しない。
れもベアリング114を介して軸110に回転可能に設
けられている。これら一対の円板状部材120,130
およびベアリング114は、止め輪115,116によ
って軸110の軸線方向におけるスライドが規制されて
いる。左方のベアリング114と側板182との間に
は、ガタ防止用の圧縮コイルバネ117が設けられてい
る。
の内側面に短い円筒状の支持部121,131が像担持
体140と同心状に形成されており、この支持部12
1,131によって像担持体140の両端部141が支
持されている。
は、この実施の形態では、次のような構造によって固定
されている。
の部分拡大図である。この固定構造は、左右対称である
から、左方の円板状部材130側について説明するが、
対応する右側の部材については括弧書きでその符号を記
す。
造は、円板状部材130(120)の内側において前記
支持部131(121)の外周側に配置された規制部と
してのリング状部材133(123)と、このリング状
部材133(123)と前記支持部131(121)と
の間において支持部131(121)に対して像担持体
140の端部141を介して配置されたゴム等の弾性体
からなる弾性リング134(124)と、リング状部材
133(123)と前記支持部131(121)との間
に配置された押圧部材としてのリング状スライダ135
(125)と、このリング状スライダ135(125)
をスライドさせるネジ136(126)とを備えてい
る。
は、筒状部133aと、これと一体のフランジ133b
と、筒状部133aの先端において内側にリング状に一
体的に形成されたストッパ部133cとを有しており、
フランジ133bが図示しない適宜の固定手段(例えば
ネジ)によって円板状部材130に固定されている。
の内側に配置され、リング状スライダ135を後述する
ように矢印X2方向にスライドさせる前の状態にあって
は、図4に実線で示すように、その内周面134aと前
記支持部131の外周面131aとの間に隙間Cが形成
される。したがって、この状態においては、像担持体1
40の端部141を隙間Cに挿入することができる。
34と円板状部材130との間に配置されている。
おり、その先端136aがリング状スライダ135に当
接可能である。なお、ネジ136は円周方向に等間隔で
複数本(この実施の形態では図2に示すように6本)設
けられている。
ジ136を回転させると、その先端136aがリング状
スライダ135に当接して、これを矢印X2方向にスラ
イドさせることとなる。
スライドすると、そのリング状の先端面135aがリン
グ状部材133のストッパ部133cとの間で弾性リン
グ134を押圧する。
の筒状部133aおよびストッパ部133cによって、
支持部131に向かう変形以外の変形が規制されるの
で、押圧された弾性リング134の内周面134aは、
図4に仮想線で示すように、支持部131に向かって
(内方に向かって)円周方向においてほぼ均一に膨出し
ようとする(なおこの状態は概念的に描いてある)。し
かし、実際には、この膨出は支持部131および像担持
体140の端部141によって阻害されるので、結果と
して、像担持体の端部141は支持部131と弾性リン
グの内周面134aとで挟圧された状態となる。
36を回転させてリング状スライダ135をスライドさ
せることによって、円周方向においてほぼ均一に膨出す
る弾性リング134の内周面134aと支持部131と
で像担持体140の端部141を挟圧してこれを支持部
131に固定することができる。
0には、その外側面に駆動用のギア122が固定されて
いる。
光体として構成されており、可撓性を有する基材の表面
(外周面)に感光層を形成することにより構成されてい
る。基材としては、例えば、電鋳法にて作製したニッケ
ルシームレス管を用いることができる。感光層は、いわ
ゆるOPC(有機感光体)をディッピング法で形成する
ことができる。このような感光体140の可撓性すなわ
ち柔軟さは、基材の厚みと径とを調整することにより決
定することが可能であるから、使用される画像形成装置
に応じて適宜設定することが可能である。例えば、基材
厚み20〜200μm、基材直径10〜300mmの範
囲で適宜設定する。なお、OPCは主として樹脂からな
るので、可撓性の面では優れるが、基材との密着性を確
保し、レーザー光の干渉対策を施すために、基材とOP
Cとの間に下引き層を形成することが望ましい。下引き
層としては、酸化亜鉛、酸化チタン等のレーザー光を吸
収可能な粒子をナイロン樹脂等の樹脂に分散させた層が
好適である。
3は、図1、図3、および図5に示すように、一対の取
付板170,170、および付勢手段160を介して軸
110に取り付けられている。バックアップローラ15
1,152,153の取付構造は、基本的に同じ構造で
あるので、バックアップローラ151を代表させて説明
する。
フランジ175,175が固定されており、このフラン
ジ175に取付板170が固定される。
には、軸110の小径部112または113の挿通孔1
71が設けられており、この挿通孔171に、軸の小径
部が挿通され、上記フランジ175に対して、図示しな
いネジ等で取付板170が固定される。取付板170に
は、付勢手段160の取付空所172が形成されてい
る。
51の軸端151aを回転可能に支持する軸受部材16
1,161と、この軸受部材161,161を軸110
の半径方向外方に向けて付勢する圧縮バネ162,16
2とを備えている。
61a,161aが設けられており、これらガイド溝1
61a,161aに、取付板170の取付空所172を
なす側縁部172a,172aが図6(a)に示すよう
に係合していることによって、軸受部材161は軸11
0の半径方向(図6(b)の矢印Y方向)にスライド可
能に取付板170に取り付けられる。
フランジ175の筒状部176との間に設けられてい
る。
152,153は、前記圧縮バネ162を収縮させるよ
うにして像担持体140内部に配置され、配置された状
態では、図1、図3に示すように、圧縮バネ162の付
勢力でもって像担持体140を内方から支持することと
なる。
00は、図3に示すように、画像形成装置に組み込ま
れ、駆動用のギア122に画像形成装置本体の駆動ギア
(図示せず)が噛み合うことによって、その像担持体
(感光体)140が矢印a方向に回転駆動される。
ラ、Lは感光体140表面を選択的に露光するレーザー
光、300(Y,M,C,K)は現像ローラ、230は
前述した転写ローラ、210は前述したクリーニング部
材である。
面に当接して外周面を一様に帯電させるようになってい
る。
発せられ、感光体140の表面を選択的に露光して感光
体140の表面に静電潜像を形成するようになってい
る。
は、それぞれ感光体140に対して接離可能に構成され
ており、いずれか1つの現像ローラのみが感光体140
に当接し得るようになっている。現像ローラ300
(Y)はイエロートナーを、300(M)はマゼンタト
ナーを、300(C)はシアントナーを、300(K)
はブラックトナーを感光体140上に供給する。これら
の現像ローラは、表面を粗面化した金属ローラ、また
は、硬質の樹脂ローラで構成されている。
は中間転写ベルト400が循環駆動されるようになって
おり、この中間転写ベルト400に対しては、図示しな
い2次転写ローラが対向配置されている。中間転写ベル
ト400が循環駆動される過程で、転写ローラ230
(1次転写ローラ)と感光体140との間において、感
光体140上のトナー像が中間転写ベルト400上に転
写され、中間転写ベルト400上に転写されたトナー像
が、2次転写ローラとの間に供給される用紙等の記録媒
体に転写されるようになっている。
ブレードで構成されている。このクリーニングブレード
210、および帯電ローラ220は、サブケース240
に組み込まれている。このサブケース240は、前述し
た側板181,182(図1参照)を利用して像担持体
ユニット100と組み合わせて単一のユニットとするこ
とができる。
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の
トナーを用いてフルカラー画像を形成することのできる
装置であり、その作動は次の通りである。
ーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画像形
成信号)が入力されると、感光体140および中間転写
ベルト400が回転駆動される。
ラ220によって一様に帯電される。
外周面に、図示しない露光手段によって第1色目(例え
ばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光Lがなさ
れ、イエロー用の静電潜像が形成される。
えばイエロー)用の現像ローラ300Yのみが接触し、
これによって上記静電潜像が現像され、第1色目(例え
ばイエロー)のトナー像が感光体140上に形成され
る。
像が、1次転写部すなわち、感光体140と1次転写ロ
ーラ230との間において中間転写ベルト400上に転
写される。このとき、2次転写ローラは中間転写ベルト
400から離間している。
ナーがクリーニング部材210によって除去された後、
除電手段(図示せず)によって感光体140が除電され
る。
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト400上において重ね合わされて中
間転写ベルト400上に形成される。
部(中間転写ベルト400と2次転写ローラとの接触
部)に用紙等の記録媒体が供給され、中間転写ベルト4
00上のトナー像(基本的にはフルカラー画像)が記録
媒体上に転写される。
れば、次のような作用効果が得られる。
体140の両端部141が、一対の円板状部材120,
130によって支持固定された構成となっているので、
像担持体140は、円板状部材120,130によって
支持されていない中央部分142が内方に変形可能であ
る。
分142は、いわば疑似軟質材として利用することが可
能であるため、これに当接される部材が硬質のもの(例
えば硬質の現像ローラ300)であっても、その硬質部
材と接触させて、像担持体140上に像を形成し、ある
いは像を担持させることができる。
持体140の端部141を支持する像担持体140と同
心状の支持部121,131が設けられ、この支持部1
21,131に対しては像担持体140の端部141を
介して弾性体からなる弾性リング124,134が配置
され、この弾性リング124,134に対しては前記支
持部121,131と反対側に、弾性リング124,1
34の支持部121,131に向かう変形以外の変形を
規制する規制部133が設けられており、弾性リング1
24,134をその軸線方向へ押圧するリング状の押圧
部材125,135を備えているので、この押圧部材1
25,135によって弾性リング124,134を押圧
すると、この弾性リング124,134が支持部12
1,131に向かって、円周方向においてほぼ均一に膨
出するように変形し、この膨出部によって像担持体14
0の端部141が支持部121,131との間に挟圧さ
れるようにして固定されることとなる。
端部141は支持部121,131に沿うこととなり、
この支持部121,131は像担持体140と同心状で
あって、高真円度に作成することが可能であるから、結
果として、一対の円板状部材120,130の支持部1
21,131によって両端141が支持固定された像担
持体140の真円度も向上させることが可能となる。
部材を上述したように配置し、押圧部材125,135
で弾性リング124,134を押圧して像担持体の端部
141を固定することによって製造することができ、前
述した特公平4−69383号公報記載の感光体ドラム
1(図9〜図11参照)のように弾性材料層を充填する
必要がなく、また、前述した特開昭58−86550号
公報記載のドラム状像担持体部材(図12参照)のよう
に嵌め合い公差を過度に小さくする必要もないから、簡
単に製造することが可能である。
ユニット100によれば、真円度を向上させることが可
能で硬質ローラ等の当接部材との確実で安定した接触状
態が得られるとともに、製造が簡単であるという効果が
得られる。
よる弾性リング124,134の押圧を解除することに
よって像担持体140の端部141の固定を解除するこ
とができ、消耗品である像担持体140と、長期使用が
可能な円板状部材120,130等とを分解することが
できるから、像担持体以外の部品のリサイクル利用が可
能になるという効果も得られる。
周面に、当接部材としてのクリーニング部材210、帯
電ローラ220、転写ローラ230が当接されるが、そ
の当接位置においては、像担持体140がバックアップ
部材151,152,153によって内方から支持され
ているので、これら当接部材を確実に当接させることが
できる。
帯電ローラ220を像担持体140に確実に当接させ
て、像担持体140の外周面に残存したトナーを確実に
除去し、また確実に帯電させることができる。また、転
写位置においても、転写ローラ230部分における中間
転写ベルト400に対して像担持体140を確実に当接
させることができる。
51等がない状態でクリーニング部材210等を像担持
体140に当接させたとすると、薄肉円筒状である像担
持体140がクリープ変形するおそれがあるが、この実
施の形態の像担持体ユニット100によれば、このよう
なおそれもなくなる。
勢手段160によって付勢された状態で像担持体140
を内方から支持することとなるので、像担持体140と
バックアップ部材151等との位置精度が向上する。
けられた一対の円板状部材120,130によって像担
持体140の両端部141が支持固定されているととも
に、像担持体140の内方においてバックアップ部材1
51等が軸110に取り付けられていることによってユ
ニット化されているので、取扱いが容易になる。
像担持体ユニットの第2の実施の形態を主として示す正
断面図(図3におけるI−I断面に相当する図)であ
る。この図において、図1に示したものと同様の部分に
ついては同じ符号を付してその説明は省略する。
施の形態と異なる点は、円板状部材120’,130’
の支持部121’,131’の軸線方向長さを比較的長
く形成し、その内周面121’b,131’bに、バッ
クアップローラ151,152,153(図では151
のみ図示)の両端部分を像担持体140を介して当接さ
せることによって、バックアップローラ151,15
2,153の位置決めを行なうようにした点にある。
両端部141を支持部121’,131’に固定するた
めの、リング状部材133’(123’)、弾性リング
134(124)、およびリング状スライダ135(1
25)を支持部121’,131’の内方に配置した点
にある。
リング状部材133’のフランジ133’bは内側に、
ストッパ部133’cは外側に形成されており、ネジ1
36を回転させてリング状スライダ135をスライドさ
せると、図8に示すように、弾性リング134の外周面
134bが外方に膨出して、この外周面134bと支持
部131’の内周面131’bとの間に像担持体140
の端部141が挟圧されて固定されることとなる。
部材123’(133’)を円板状部材120’(13
0’)に固定するネジのためのネジ穴である。
(b)(c)(d)(e)(f)の作用効果に加え、さ
らに次のような作用効果(g)(h)が得られる。
面134b(124b)が外方に膨出することによって
像担持体140が固定されるので、固定時に像担持体の
140の端部に皺がよる等の事態を一層確実に防止する
ことができる。
2,153が円板状部材120’,130’の支持部1
21’,131’の内周面121’b,131’bによ
って位置決めされるとともに、この内周面によって像担
持体140も位置決めされるので、結果としてバックア
ップローラ151,152,153と像担持体140と
の位置決め精度が一層向上する。
が支持部121,131によって受けられることとなる
ので、像担持体140に不要な力が作用することが防止
され、したがって、像担持体140内面、特にその中央
部分142の内面の摩耗が低減される。また、支持部1
21,131に対する像担持体140の固定強度を過大
にする必要がなくなり、低コスト化も図ることができ
る。
±100μm程度とすることが望ましい。また、円周方
向(像担持体140の回転方向)の位置精度は、±1゜
以内程度とする事が望ましい。
0、現像ローラ310、転写ローラ230の当接量(像
担持体140の凹み量)は0.5mm以下とすることが
望ましい。
ついて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜
変形実施可能である。
たは図8に仮想線135a’で示すように傾斜させ、こ
れによって弾性リング124,134の支持部121,
131に向かう変形を助長するようにしても良い。
感光体ユニットとして説明したが、本発明の像担持体ユ
ニットは、これに限らず、中間転写媒体ユニットとして
も構成することができる。この場合、像担持体は薄肉円
筒状の中間転写媒体となる。
プ部材を設けたが、バックアップ部材は、設けなくても
かまわない。
ば、真円度を向上させることが可能で硬質ローラ等の当
接部材との確実で安定した接触状態が得られるととも
に、製造が簡単であるという効果が得られる。
利用が可能になるという効果も得られる。
形態を主として示す正断面図(図3におけるI−I断面
に相当する図)。
んだ状態を示す部分側面図。
分拡大図。
(a)は分解部分正面図、(b)は側面図。
(a)は横断面図(図(b)におけるa−a断面図、
(b)は部分側面図。
形態を主として示す正断面図(図3におけるI−I断面
に相当する図)。
分拡大図。
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の円板状部材と、これら一対の円板
状部材によって両端部が支持固定される可撓性を有する
薄肉円筒状の像担持体とを有するものであって、 前記円板状部材に設けられ、像担持体の端部を支持す
る、像担持体と同心状の支持部と、 この支持部に対して前記像担持体の端部を介して配置さ
れた弾性体からなる弾性リングと、 この弾性リングに対して前記支持部と反対側に設けら
れ、弾性リングの前記支持部に向かう変形以外の変形を
規制する規制部と、 前記弾性リングをその軸線方向へ押圧するリング状の押
圧部材と、を備えたことを特徴とする像担持体ユニッ
ト。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15752197A JP3755239B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 像担持体ユニット |
US09/017,154 US6081680A (en) | 1997-01-31 | 1998-02-02 | Image forming apparatus which prevents permanent deformation and excessive vibration of the image supporter and image formation unit using the same |
EP98101760A EP0856778B1 (en) | 1997-01-31 | 1998-02-02 | Image forming apparatus with a backup mechanism for the image beaing member |
DE69834284T DE69834284T2 (de) | 1997-01-31 | 1998-02-02 | Bildträgervorrichtung und Bilderzeugungseinheit, welche dieselbe verwendet |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15752197A JP3755239B2 (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 像担持体ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10333496A true JPH10333496A (ja) | 1998-12-18 |
JP3755239B2 JP3755239B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=15651498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15752197A Expired - Fee Related JP3755239B2 (ja) | 1997-01-31 | 1997-05-30 | 像担持体ユニット |
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JP (1) | JP3755239B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP15752197A patent/JP3755239B2/ja not_active Expired - Fee Related
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