JPH10333283A - ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット - Google Patents

ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット

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JPH10333283A
JPH10333283A JP21857197A JP21857197A JPH10333283A JP H10333283 A JPH10333283 A JP H10333283A JP 21857197 A JP21857197 A JP 21857197A JP 21857197 A JP21857197 A JP 21857197A JP H10333283 A JPH10333283 A JP H10333283A
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JP
Japan
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strobe
unit
light emitting
light
built
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Application number
JP21857197A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamaguchi
宏 山口
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3405Edge mounted components, e.g. terminals

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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ光を発光する発光管と、ストロボ光
を被写体に向けて反射する反射傘と、反射傘の前方を被
覆しストロボ光を透過するストロボパネルと、少なくと
も発光管と反射傘とを被覆する発光枠とを有するストロ
ボ発光部を備え、ストロボ撮影を行うときはストロボパ
ネルを被写体の方向に向けた第1の姿勢に、ストロボ撮
影を行わないときはストロボパネルを下方に向けた第2
の姿勢にストロボ発光部を回動させて切り換えるストロ
ボ内蔵レンズ付きフィルムユニットにおいて、ストロボ
発光部とストロボ用電気部品を実装したプリント基板と
を電気的に接続する電気接続部材にて接続したとき、電
気接続部材が半田付け部から外れないように電気接続部
材の半田付け部に負荷をかけない構成にする。 【解決手段】 前記電気接続部材を挿入可能な切り欠き
を発光部若しくはプリント基板の少なくとも何れかに設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ撮影を行
うときと行わないときとで、ストロボ発光枠を回動させ
て姿勢を変化させるストロボ内蔵レンズ付きフィルムユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりストロボを内蔵したレンズ付き
フィルムユニットが市販されているが、近年特に小型化
の競争が激化し、小型化のために赤目現象が発生する危
険度が増加してきた。
【0003】赤目現象とは、ストロボ光が被写体の瞳孔
を通って網膜で反射し、毛細血管の赤い色によって瞳が
赤く撮影される現象である。この現象は、ストロボ光の
発光中心と撮影レンズの光軸とが被写体に対して成す角
度が小さい程発生し易く、撮影レンズ、撮影距離、被写
体条件(赤目現象の発生度は個人、人種によって大きな
差があり、また同一人でも視線、瞳孔の開き具合によっ
ても大きな差がある。)を同一とすれば、ストロボ光の
発光中心と撮影レンズの光軸との間隔が小さい程、発生
し易い。
【0004】従って、超小型のレンズ付きフィルムユニ
ットにおいて、ストロボ発光部を隅に固定しただけで
は、上記の赤目現象の発生の危険は避けることはできな
い。
【0005】この赤目現象の発生を低減させるため、特
開平8−62675号公報には、ストロボ撮影を行うと
きにはストロボ発光部を前面から見て右方向にスライド
させて、ストロボ光の発光中心と撮影レンズの光軸との
間隔を広げる内容が開示されている。
【0006】また、特開平8−122978号公報にお
いては、発光枠を後カバーの一部と一体化させ、後カバ
ーの一部を屈曲させて発光枠を90度回動させることに
より、ストロボ光の発光中心と撮影レンズの光軸との間
隔を広げる内容が開示されている。
【0007】その他に、レンズ付きフィルムユニットに
おいては、フィルムの全駒をストロボ撮影したとして
も、24駒とか27駒程度のストロボ撮影ができればよ
い。従って、レンズ付きフィルムユニットは通常のカメ
ラと異なって、ユーザーが電池交換をすることができな
い構成となっている。従来のレンズ付きフィルムユニッ
トのストロボスイッチの操作部としては、充電中は前面
から操作釦を押してメインスイッチをオンにするタイプ
や、操作レバーを横に摺動させてメインスイッチをオン
にして先端を横方向に突出させるタイプ等がある。しか
し、前面から操作釦を押すタイプは鞄等の中で不用意に
押され続けてメインスイッチがオンのままになることが
あり、操作レバーを横に摺動させるタイプも操作レバー
を戻し忘れてメインスイッチがオンのままになることが
ある。何れにしろ、このようにメインスイッチが長時間
オンの状態にされると、電池が消耗してその後にストロ
ボ撮影ができなくなってしまう。この点からも、ストロ
ボ撮影時にストロボ発光部が可動することが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開平8−62
675号公報、及び特開平8−122978号公報に記
載の如く、赤目現象の発生を低減させるため、ストロボ
発光部を移動させて、ストロボ光の発光中心と撮影レン
ズの光軸との間隔を広げる形式のストロボにおいては、
ストロボ用電気部品を実装したプリント基板とストロボ
発光部とを3本のリード線で接続することになるが、ス
トロボ発光部の移動によりリード線が伸縮すると、リー
ド線の半田付け部に負荷がかかり、リード線が半田付け
部から外れてしまうということがある。また、ストロボ
撮影のためにストロボ発光部が移動したときに、このリ
ード線が見えると見苦しい。
【0009】本発明はかかる問題に鑑み、ストロボ発光
部の移動によりリード線が半田付け部から外れることが
ないストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニットを提案す
ることを第1の課題とし、ストロボ発光部が移動したと
きにもリード線が見えることのないストロボ内蔵レンズ
付きフィルムユニットを提案することを第2の課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題は、スト
ロボ光を発光する発光管と、ストロボ光を被写体に向け
て反射する反射傘と、該反射傘の前方を被覆しストロボ
光を透過するストロボパネルと、少なくとも前記発光管
と前記反射傘とを被覆する発光枠とを有するストロボ発
光部を備え、ストロボ撮影を行うときは前記ストロボパ
ネルを被写体の方向に向けた第1の姿勢に、ストロボ撮
影を行わないときは前記ストロボパネルを下方に向けた
第2の姿勢に前記ストロボ発光部を回動させて切り換え
るストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニットにおいて、
前記ストロボ発光部とストロボ用電気部品を実装したプ
リント基板とを電気的に接続する電気接続部材を挿入可
能な切り欠きを前記発光部若しくは前記プリント基板の
少なくとも何れかに設けたことにより解決される。
【0011】上記第2の課題は、ストロボ光を発光する
発光管と、ストロボ光を被写体に向けて反射する反射傘
と、該反射傘の前方を被覆しストロボ光を透過するスト
ロボパネルと、少なくとも前記発光管と前記反射傘とを
被覆する発光枠とを有するストロボ発光部を備え、スト
ロボ撮影を行うときは前記ストロボパネルを被写体の方
向に向けた第1の姿勢に、ストロボ撮影を行わないとき
は前記ストロボパネルを下方に向けた第2の姿勢に前記
ストロボ発光部を回動させて切り換えるストロボ内蔵レ
ンズ付きフィルムユニットにおいて、ストロボ用電気部
品を実装したプリント基板と前記ストロボ発光部とを電
気的に接続する電気接続部材を備え、前記ストロボ発光
部が前記第1の姿勢と前記第2の姿勢との間を回動する
ときに前記ストロボパネルの下端部が描く軌跡の近傍に
第1の壁部を設け、撮影を行う撮影手段を搭載したユニ
ット本体の上面と前記第1の壁部とがなす空隙に、前記
電気接続部材を挿入したことにより解決される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のストロボ内蔵レンズ付き
フィルムユニットの実施の形態を図1乃至図15を参照
して詳細に説明する。
【0013】図1は発光枠等を正面から見た斜視図、図
2はストロボ撮影を行うときの発光枠等の正面図、図3
はストロボ撮影を行わないときの発光枠等の断面図、図
4はストロボ撮影を行うときの発光枠等の断面図、図5
は反射傘やストロボパネル等を係着した保持枠の外観
図、図6は第1の壁部の正面図、図7は第1の壁部の上
面図、図8は保持部の拡大図、図9は発光枠をユニット
本体に嵌合させる状態を示す斜視図、図10は発光枠の
軸受け部の断面図である。図11はユニット本体の軸受
けの拡大側面図、図12はストロボ撮影を行わないとき
の発光枠等の右側面図、図13はストロボ撮影を行うと
きの発光枠等の右側面図、図14はストロボ撮影を行う
ときと行わないときとの停止位置を示す左側面図、図1
5はリード線被覆部材を背面から見た斜視図であり、図
16は図15のA−A断面図である。
【0014】図2、図3及び図4において、ストロボ光
を発光する発光管1は、ストロボ光を被写体に向けて反
射する反射傘2に取り付けられ、更に反射傘2は発光管
1と共に保持枠3に取り付けられている。そして、反射
傘2の前方をストロボ光を透過させるため透明若しくは
半透明に形成されたストロボパネル4により被覆してい
る。
【0015】ここで、発光管1の背面は反射傘2に密着
し、反射傘2は4か所の曲げ部2aにて保持枠3に係合
していて後方に移動することはできず(図2に曲げ部2
aは図示してあるが、保持枠3は省略してある。)、更
にストロボパネル4が図示していない係止爪にて保持枠
3に係着しているので、反射傘2は前後に移動すること
はできない。無論、反射傘2は左右にも保持枠3により
規制されている。更に、保持枠3の腕部3aが発光管1
の前面に当接しているので、発光管1は前後方向に位置
決めされている。
【0016】このように、発光管1、反射傘2、ストロ
ボパネル4を保持した保持枠3が発光枠5に係合して更
に保持されている。
【0017】図5に反射傘やストロボパネル等を係着し
た保持枠の図を示す。図5(A)は保持枠の背面図、図
5(B)は図5(A)をS方から見た側面図である。
【0018】発光管1の陽極には陽極用リード線23が
半田付けされ、陰極には陰極用リード線24が半田付け
され、更に、反射傘2に固着されたトリガー電極板12
にはトリガー用リード線25が半田付けされている。3
本の陽極用リード線23、陰極用リード線24、及びト
リガー用リード線25は保持枠3に設けられた切り欠き
3bに挿入されており、この結果、詳細については後述
するが、発光枠1が回動して各リード線に張力が加わっ
てもその影響は切り欠き3b迄で、各半田付けの部分へ
の影響はない。従って、発光枠1の回動によって半田付
けが外れるといった問題は生じない。また、最後から挿
入する陽極用リード線23が抜けないようにピン3cを
設けることにより、3本のリード線が切り欠き3bから
抜けずに保持される。
【0019】また、図1に示すように、発光枠5の下方
にはプリント基板21が配置され、図示していないがス
トロボの発振回路、充電回路、発光回路等の電気部品が
実装されている。このプリント基板21には切り欠き2
1aが設けられ、少なくとも陽極用リード線23と陰極
用リード線24が挿入されていて、リード線に張力がか
かったとき、プリント基板21との半田付けが外れるの
を防止している。
【0020】また、図3及び図4に示すように、プリン
ト基板21が見えるのを防止するために、第1のプリン
ト基板21の上端部に外装部材6より壁部6aを突出さ
せ、プリント基板21を被覆する。
【0021】更に、発光枠5が回動するときストロボパ
ネル4の下端部4aが描く軌跡の近傍に、ユニット本体
10より形成した円弧状の第1の壁部10jを配置し、
ユニット本体10の上面10kとなす空隙10mに、3
本の陽極用リード線23、陰極用リード線24、及びト
リガー用リード線25を側方より挿入する。この結果、
図4の如く発光枠5が回動して起立したときも、リード
線が見えるような見苦しいことにはならない。
【0022】このとき、壁部6aの先端と第1の壁部1
0jの先端を近接させているので、プリント基板21は
更に被覆されている。
【0023】この第1の壁部10jを図6及び図7を参
照して詳述する。図6は第1の壁部の正面図、図7は第
1の壁部の上面図である。
【0024】図6において、第1の壁部10jはユニッ
ト本体10の上面10kより右端に立設した支持壁10
nのみによって支持されていて、空隙10mの前後や左
側は開いているので、リード線の挿入は容易である。な
お、構成によっては、支持壁を第1の壁部10jの左端
に立設してもよい。
【0025】また、外装部材6より突部6bを空隙10
mの側部に突設すれば、振動等によって各リード線が空
隙10mより抜けることを防止できる。
【0026】また、第1の壁部10jの後端に、第1の
壁部10jと略直交する第2の壁部10pを立設するこ
とにより、立ち上がったリード線が見えるのを防止でき
る。
【0027】更に、図8の拡大図に示すように、第2の
壁部10pの後部に前記各リード線を保持する切り欠き
を有する保持部10qを設けると、リード線が安定して
固定され、発光枠5の回動によってリード線が伸び縮み
しても、プリント基板21の半田付け部への影響は全く
なくなる。
【0028】以上の如き構成した、発光管1、反射傘
2、保持枠3、ストロボパネル4、発光枠5等からなる
ストロボ発光部を、ストロボ撮影を行わないときは外装
部材6の中に埋没させてストロボパネル4を下方に向け
た第2の姿勢とし、ストロボ撮影を行うときは外装部材
6より起立させ、ストロボパネル4を被写体に向けた第
1の姿勢にする。このようにストロボ撮影を行わないと
きと行うときとでストロボ発光部を回動させる構成を以
下に説明する。
【0029】図9に示すように、発光枠5は右側壁の内
面より第1の支軸5aを突出させ、左側壁の外面より第
1の支軸5aと同方向に第2の支軸5bを突出させてい
る。部分的にしか図示していないが、撮影を行うための
各種の撮影手段を搭載したユニット本体10には第1の
軸受け10aと第2の軸受け10cを設けてある。図1
0に示すように、第1の支軸5aと、軸受け10aに穿
設した第1の支軸5aと嵌合する貫通孔10bには所定
のテーパーが設けられていて、第1の支軸5aを貫通孔
10bに挿入し易く構成されている。
【0030】また、第2の支軸5bは太い根本部5b1
と細い先端部5b2とからなる段付きの軸に形成されて
いる。一方、軸受け10cには後方に開放された半円形
の嵌合面10dと、上方に開放された半円形の嵌合面1
0eとからなり、半円形の嵌合面10dより半円形の嵌
合面10eの方が内径が小さい。この軸受け10cの拡
大側面図を図11に示す。そして、第2の支軸5bの太
い根本部5b1は半円形の嵌合面10dと嵌合し、細い
先端部5b2は半円形の嵌合面10eと嵌合する。
【0031】なお、軸受け10cにおいてこのような軸
受け形状にしたのは、金型構造上、軸受け10aの貫通
孔10bの金型は軸方向に簡単に抜くことができるが、
軸受け10cに関しては困難であるので、金型を後方に
抜く構造と上方に抜く構造とを組み合わせて横方向に抜
かずに済ませるようにしたからである。また、金型のバ
ラツキ及び第2の支軸5bの挿入し易さを考慮して、半
円形の嵌合面10dより半円形の嵌合面10eの方の内
径を小さくしてある。
【0032】また、金型を後方に抜く構造と前方に抜く
構造とを組み合わせてもよい。即ち、金型を略90度若
しくは略180度ずらして抜く構造とすればよい。
【0033】また、軸受け10aの孔を貫通孔とせずに
盲孔とすることは、支軸5aの嵌合長を変えない場合、
軸受け10aの幅が広くなり、後述するリード線のスペ
ースが少なくなるので好ましくない。
【0034】以上の構成の軸受け10a,10cに対し
て、支軸5a,5bを図2の右方向及び図9の左下方向
から挿入すればよい。
【0035】なお、図9に示すように発光枠5の後部の
幅を狭め、発光枠5の主要部の幅Lより、支軸5aを突
出させた側壁の外面から支軸5bの先端迄の長さを小さ
くすることにより、軸受け10cが周囲の部材の配置に
影響を及ぼすことがない。
【0036】次に、図1、図2、図12及び図13に示
すように、発光枠5を回動操作するための発光枠操作部
材7と発光枠5を確実に作動させる捻じりコイルバネで
あるタンブラーバネ8を組み込む。発光枠操作部材7は
図示していないがユニット本体10に当接して上下に摺
動可能な構造になっており、最終的には外装部材6を装
着することによって外れることが防止されている。ま
た、発光枠操作部材7は、支軸5a,5bを軸受け10
a,10cに挿入した方向である発光枠5の右側壁の外
面に当接するので、発光枠が図2における右方向に抜け
ることを防止している。
【0037】ここで、発光枠5の右側壁の外面には回動
用ピン5cが立設し、発光枠操作材7の長孔7aと嵌合
している。また、発光枠5の右側壁の内面にはバネ掛け
ピン5dが立設してタンブラーバネ8の一端が係合し、
ユニット本体10に立設したバネ掛け部10fにはタン
ブラーバネ8の他端が係合している。タンブラーバネ8
は発光枠5が図12の如く外装部材6に埋没した第2の
姿勢と、図13の如く外装部材6から起立した第1の姿
勢の略中間で最も撓んだ状態になる。従って、図12の
第2の姿勢にて発光枠操作部材7の操作部7bを指先で
上方に押し上げると、長孔7aによって回動用ピン5c
が押し上げられ、発光枠5は支軸5a,5bを中心に時
計方向に回動する。このとき、回動角度の略半分まで
は、タンブラーバネ8をより付勢することになるが、回
動角度の略半分のデッドポイントを過ぎると、タンブラ
ーバネ8の付勢力の方向が逆になり、指を放しても発光
枠5はタンブラーバネ8の付勢力により回動し、自動的
に第1の姿勢となる。
【0038】また、図13の状態で発光枠操作部材7の
操作部7bを指先で下方に押し下げると、長孔7aによ
って回動用ピン5cが押し下げられ、発光枠5は支軸5
a,5bを中心に反時計方向に回動する。このとき、回
動角度の略半分までは、タンブラーバネ8をより付勢す
ることになるが、回動角度の略半分のデッドポイントを
過ぎると、タンブラーバネ8の付勢力の方向が逆にな
り、指を放しても発光枠5はタンブラーバネ8の付勢力
により回動し、自動的に第2の姿勢となる。
【0039】更に、図14に示すように、発光枠5の左
側壁に停止用ピン5eを立設し、発光枠5が第2の姿勢
のときは停止用ピン5eはユニット本体10の第2の停
止壁10gに当接し、発光枠5が第1の姿勢のときは停
止用ピン5eはユニット本体の第1の停止壁10hに当
接する。従って、前述の如くタンブラーバネ8によって
第1の姿勢でも第2の姿勢でも付勢された状態になって
いるが、第2の停止壁10gと第1の停止壁10hがス
トッパーとなって発光枠5は位置決めされる。
【0040】なお、図14の構成とは逆にユニット本体
10に停止用ピンを立設し、発光枠5に長穴を設け、停
止ピンを長穴に係合させて長穴の端部をストッパーとす
る構成にしてもよい。
【0041】また、発光枠5の姿勢を変化させるため
に、必ずしも前述の如く発光枠操作部材7の操作部7b
を指先で上下に操作しなくてもよい。即ち、発光枠5を
第2の姿勢から第1の姿勢に突出させるには、発光枠5
の上部前方を指先で起こしてやればよいし、発光枠5を
第1の姿勢から第2の姿勢に収納するときは、発光枠5
の上面を直接指先で押し下げてもよい。従って、発光枠
操作部材7の操作部7bは必ずしも必要ではない。
【0042】このため、図1及び図9に示すように、発
光枠5の上面に凹凸の文字と図形からなる表示部5fを
形成すれば、指掛かりとなって指が滑ることなく確実に
発光枠4の姿勢を変化させることができる。なお、表示
部5fとしては、文字、記号、図形、若しくは模様の何
れかか、又はこれらの2つ以上の組み合わせであっても
よい。
【0043】また、プリント基板21の上にはバネ性の
ある金属板から形成されたメインスイッチ22が設けら
れ、発光枠操作部材7が上方に移動操作されて発光枠5
が第1の姿勢に回動したときは、腕部7cによりメイン
スイッチ22はオンとなり、発光枠操作部材7が下方に
移動操作されて発光枠5が第2の姿勢に回動したとき
は、腕部7cによりメインスイッチ22はオフとなる。
【0044】また、発光枠5の回動ピン5cと停止用ピ
ン5e、軸受け10a,10c、発光枠操作部材7等は
常に外装部材6により被覆され、発光枠5が第1の姿勢
に回動したときも、これらの内部機構部材は被覆されて
いる。
【0045】更に、前述の実施の形態においては、第1
の壁部10jと第2の壁部10pをユニット本体10に
設けたが、ユニット本体10には第1の壁部10jと第
2の壁部10pを設けずに図15及び図16に示すよう
なリード線被覆部材を新設してもよい。
【0046】図15はリード線被覆部材を背面から見た
斜視図であり、図16は図15のA−A断面図である。
リード線被覆部材31は上方からプリント基板32を挟
着すると共に、係着爪31aがプリント基板32の孔3
2aに係着することによってプリント基板32に保持さ
れている。そして、リード線被覆部材31とユニット本
体10の上面10kによって形成される空隙33にリー
ド線34を通過させる。また、リード線被覆部材31を
プリント基板32と共にユニット本体10に組み込んだ
ときは、斜面31cは前述の第1の壁部10jと同様
に、発光枠5が回動するときストロボパネル4の下端部
4aが描く軌跡の近傍に配置される。空隙33を通過し
たリード線34は上方に立ち上げられた後、保持腕31
eにより第2の壁部10pに相当する縦壁31dとの間
で保持されている。
【0047】また、発光枠5を閉鎖するとき、リード線
被覆部材31が浮き上がることによりストロボパネル4
に当接することを防止するため、リード線被覆部材31
の後端31bをユニット本体10の下面10rに挿入す
る。
【0048】また、リード線34は縦壁31dにより外
部より見えないように被覆されている。
【0049】このようにリード線被覆部材31をストロ
ボユニットの1部品として新設することにより、リード
線34の配線が容易になり、またリード線34を確実に
被覆することができる。即ち、図6及び図7に示した実
施の形態においては、ストロボユニットの組立時にリー
ド線をユニット本体に挟み込む作業が必要になり、その
作業時にリード線の被覆を破ったり、断線させたり、引
っ張られて半田付け部が外れてしまったりする恐れがあ
るが、この実施の形態においてはストロボユニットのま
までリード線をリード線被覆部材にて保持することがで
きるので、このような問題は解消して組立の作業性が向
上し、リード線の断線等をカメラへの組み込み前に発見
できるという利点がある。
【0050】なお、以上の実施の形態の説明において
は、ストロボ発光部とプリント基板とを接続する部材と
して、リード線にて説明したが、本発明はリード線に限
定されるものではない。即ち、複数のリード線を平坦上
に接合した、所謂フラットケーブルを用いてもよいし、
可撓性のある薄板の金属板を用いてもよい。要は、スト
ロボ発光部とプリント基板とを電気的に接続する電気接
続部材であれば、どのような形態のものでもよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1のストロボ内蔵レンズ付きフィ
ルムユニットによれば、発光部が回動することにより伸
縮する電気接続部材を切り欠きにて保持できるので、電
気接続部材の半田付け部に負荷がかからず、電気接続部
材が半田付け部から外れるなくなるという効果を奏す
る。
【0052】請求項2〜12のストロボ内蔵レンズ付き
フィルムユニットによれば、発光枠が回動して起立した
状態でも発光部とプリント基板を接続する電気接続部材
が見えないので、外観上見苦しくなるといったことが生
じないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発光枠等を正面から見た斜視図である。
【図2】ストロボ撮影を行うときの発光枠等の正面図で
ある。
【図3】ストロボ撮影を行わないときの発光枠等の断面
図である。
【図4】ストロボ撮影を行うときの発光枠等の断面図で
ある。
【図5】反射傘やストロボパネル等を係着した保持枠の
外観図である。
【図6】第1の壁部の正面図である。
【図7】第1の壁部の上面図である。
【図8】保持部の拡大図である。
【図9】発光枠をユニット本体に嵌合させる状態を示す
斜視図である。
【図10】発光枠の軸受け部の断面図である。
【図11】ユニット本体の軸受けの拡大側面図である。
【図12】ストロボ撮影を行わないときの発光枠等の右
側面図である。
【図13】ストロボ撮影を行うときの発光枠等の右側面
図である。
【図14】ストロボ撮影を行うときと行わないときとの
停止位置を示す左側面図である。
【図15】リード線被覆部材を背面から見た斜視図であ
る。
【図16】図15のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 発光管 2 反射傘 3 保持枠 3b,21a 切り欠き 4 ストロボパネル 5 発光枠 6 外装部材 6b 突部 7 発光枠操作部材 10 ユニット本体 10j 第1の壁部 10p 第2の壁部 21,32 プリント基板 31 リード線被覆部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ光を発光する発光管と、ストロ
    ボ光を被写体に向けて反射する反射傘と、該反射傘の前
    方を被覆しストロボ光を透過するストロボパネルと、少
    なくとも前記発光管と前記反射傘とを被覆する発光枠と
    を有するストロボ発光部を備え、ストロボ撮影を行うと
    きは前記ストロボパネルを被写体の方向に向けた第1の
    姿勢に、ストロボ撮影を行わないときは前記ストロボパ
    ネルを下方に向けた第2の姿勢に前記ストロボ発光部を
    回動させて切り換えるストロボ内蔵レンズ付きフィルム
    ユニットにおいて、 前記ストロボ発光部とストロボ用電気部品を実装したプ
    リント基板とを電気的に接続する電気接続部材を挿入可
    能な切り欠きを前記発光部若しくは前記プリント基板の
    少なくとも何れかに設けたことを特徴とするストロボ内
    蔵レンズ付きフィルムユニット。
  2. 【請求項2】 ストロボ光を発光する発光管と、ストロ
    ボ光を被写体に向けて反射する反射傘と、該反射傘の前
    方を被覆しストロボ光を透過するストロボパネルと、少
    なくとも前記発光管と前記反射傘とを被覆する発光枠と
    を有するストロボ発光部を備え、ストロボ撮影を行うと
    きは前記ストロボパネルを被写体の方向に向けた第1の
    姿勢に、ストロボ撮影を行わないときは前記ストロボパ
    ネルを下方に向けた第2の姿勢に前記ストロボ発光部を
    回動させて切り換えるストロボ内蔵レンズ付きフィルム
    ユニットにおいて、 ストロボ用電気部品を実装したプリント基板と前記スト
    ロボ発光部とを電気的に接続する電気接続部材を備え、 前記ストロボ発光部が前記第1の姿勢と前記第2の姿勢
    との間を回動するときに前記ストロボパネルの下端部が
    描く軌跡の近傍に第1の壁部を設け、撮影を行う撮影手
    段を搭載したユニット本体の上面と前記第1の壁部とが
    なす空隙に、前記電気接続部材を挿入したことを特徴と
    するストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記ストロボ発光部は前記ユニット本体
    の上方に位置し、前記プリント基板は前記ユニット本体
    の前方に位置していることを特徴とする請求項2に記載
    のストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記空隙の側部より前記電気接続部材を
    挿入し、前記プリント基板を外装する外装部材の内壁
    に、先端が前記空隙の側部に位置して前記電気接続部材
    の抜け止めを行う突部を設けたことを特徴とする請求項
    2又は請求項3に記載のストロボ内蔵レンズ付きフィル
    ムユニット。
  5. 【請求項5】 前記第1の壁部は、右端部若しくは左端
    部のみにてユニット本体の上面より立設した支持壁と一
    体的に形成されて支持されていることを特徴とする請求
    項2〜4の何れか1項に記載のストロボ内蔵レンズ付き
    フィルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記第1の壁部は、前記プリント基板に
    係着した部材であることを特徴とする請求項2〜4の何
    れか1項に記載のストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニ
    ット。
  7. 【請求項7】 前記第1の壁部の後端に、前記第1の壁
    部と略直交する第2の壁部を立設したことを特徴とする
    請求項5又は請求項6に記載のストロボ内蔵レンズ付き
    フィルムユニット。
  8. 【請求項8】 前記第2の壁部の裏面に前記電気接続部
    材を保持する保持部を設けたことを特徴とする請求項7
    に記載のストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。
  9. 【請求項9】 前記発光枠における内表面より第1の支
    軸を突出させると共に、外表面より前記第1の支軸と同
    方向に第2の支軸を突出させ、該第1の支軸と第2の支
    軸とを撮影を行う撮影手段を搭載したユニット本体に設
    けた二つの軸受けと嵌合させることにより、前記発光部
    を回動させることを特徴とする請求項1〜8の何れか1
    項に記載のストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。
  10. 【請求項10】 前記第1の支軸が嵌合する嵌合孔は第
    1の支軸の軸方向に平行に穿設されており、前記第2の
    支軸が嵌合する嵌合孔は横方向に開放された半円形の嵌
    合面と上方向に開放された半円形の嵌合面とから形成さ
    れていることを特徴とする請求項9に記載のストロボ内
    蔵レンズ付きフィルムユニット。
  11. 【請求項11】 前記第1の支軸及び前記第1の支軸が
    嵌合する嵌合孔は所定のテーパーを有しており、前記第
    2の支軸は根本が太く、先端が細い段付きの軸であり、
    前記第2の支軸の根本側は前記横方向に開放された半円
    形の嵌合面と嵌合し、前記第2の支軸の先端側は前記上
    方向に開放された半円形の嵌合面と嵌合することを特徴
    とする請求項10に記載のストロボ内蔵レンズ付きフィ
    ルムユニット。
  12. 【請求項12】 ストロボ光を発光する発光管と、スト
    ロボ光を被写体に向けて反射する反射傘と、該反射傘の
    前方を被覆しストロボ光を透過するストロボパネルと、
    少なくとも前記発光管と前記反射傘とを被覆する発光枠
    とを有するストロボ発光部を備え、ストロボ撮影を行う
    ときは前記ストロボパネルを被写体の方向に向けた第1
    の姿勢に、ストロボ撮影を行わないときは前記ストロボ
    パネルを下方に向けた第2の姿勢に前記ストロボ発光部
    を回動させて切り換えるストロボ内蔵レンズ付きフィル
    ムユニットにおいて、 ストロボ用電気部品を実装したプリント基板と、 前記プリント基板と前記ストロボ発光部とを電気的に接
    続する電気接続部材と、 前記ストロボ発光部が前記第1の姿勢と前記第2の姿勢
    との間を回動するときに前記ストロボパネルの下端部が
    描く軌跡の近傍に配置される第1の壁部と、該第1の壁
    部の後端にて略直交して立設した第2の壁部とを有する
    被覆部材とを備え、 前記被覆部材を前記プリント基板に係着すると共に、前
    記電気接続部材を前記第2の壁部にて保持し、撮影を行
    う撮影手段を搭載したユニット本体の上面と前記第1の
    壁部とがなす空隙に前記電気接続部材を配置したことを
    特徴とするストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット。
JP21857197A 1997-04-01 1997-08-13 ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット Pending JPH10333283A (ja)

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JP9-82801 1997-04-01
JP8280197 1997-04-01
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