JPH10333047A - 手術用顕微鏡 - Google Patents

手術用顕微鏡

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JPH10333047A
JPH10333047A JP9353354A JP35335497A JPH10333047A JP H10333047 A JPH10333047 A JP H10333047A JP 9353354 A JP9353354 A JP 9353354A JP 35335497 A JP35335497 A JP 35335497A JP H10333047 A JPH10333047 A JP H10333047A
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surgical microscope
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼幅調整に伴う手術用顕微鏡の接眼像面移動
に内視鏡光学系により得られる観察像を追従して投影さ
せ、眼幅調整によらず、常に手術用顕微鏡観察像と内視
鏡観察像を手術用顕微鏡の接眼光学系を介して同時に観
察可能で、かつ、作業性の良い小型の手術用顕微鏡を提
供する。 【解決手段】 手術用顕微鏡光学系とは別体の内視鏡光
学系による観察像を手術用顕微鏡の接眼光学系18へ導
く画像投映光学系9を有し、手術用顕微鏡観察像と内視
鏡観察像とを同時に観察できる手術用顕微鏡において、
画像投影光学系9は、コリメート光学系11と結像光学
系13とからなり、コリメート光学系11は、内視鏡光
学系による観察像から射出する光束をコリメートしてア
フォーカル光束とし、結像光学系13は、コリメート光
学系11より射出するアフォーカル光束を手術用顕微鏡
光学系の接眼像面に結像することを特徴とし、かつ、結
像光学系13は、その開口がアフォーカル光束を取り込
める範囲内で少なくとも移動するように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡観察を併用
する場合に好適な手術用顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より手術用顕微鏡は、脳神経外科、
耳鼻咽喉科、眼科等の外科手術に用いる術部を観察者が
拡大観察することによって、手術の能率を向上させる等
の重要な役割を果している。さらに、近年ではより手術
を低侵襲に行うため、従来、手術用顕微鏡観察下のみで
行っていた手術に内視鏡観察が併用されており、手術用
顕微鏡観察像と内視鏡観察像を同時に観察できることが
望まれている。従来、このような手術用顕微鏡と内視鏡
との組合わせにおいては、特開昭62−166310号
公報にあるような顕微鏡では、観察不可能な細穴部内の
観察を行うために、固体撮像素子を搭載した立体観察用
内視鏡を実体顕微鏡に移動自在に設け、さらに、前記固
体撮像素子からの画像を映し出すための画像再生手段
と、画像再生手段上の画像を接眼光学系に導く画像投影
手段を有し、接眼光学系を共用し、実体顕微鏡観察像
と、内視鏡観察像の同時観察が行えるようにしたものが
知られている。
【0003】しかし、前記特開昭62−166310号
公報の技術は、手術用顕微鏡の眼幅調整に伴う接眼像面
の移動に対する課題に関して全く触れられておらず、現
実的な手術用顕微鏡への採用手段が無い。前記眼幅調整
とは、手術用顕微鏡の左右接眼像面から左右接眼レンズ
までを互いに移動させ、観察者の左右瞳孔間隔に、手術
用顕微鏡の左右アイポイント間隔を合わせる調整機構で
あり、全ての手術用顕微鏡が搭載している調整機構であ
る。特開昭62−166310号公報内の技術のみで実
際に眼幅調整を行うとすると、眼幅調整に伴う接眼光学
系の移動に前記画像再生手段上の観察像の投影を追従さ
せるために、前記画像再生手段から前記画像投影手段ま
でを接眼像面の移動と一体に移動させなければならな
い。このことは、手術用顕微鏡ハウジング内にこれら移
動する光学系や各素子の移動分のスペースまで必要とな
るため、手術用顕微鏡ハウジングは非常に大型化してし
まう。手術用顕微鏡においは、作業性向上のため手術用
顕微鏡全体としての小型化は必須であり、前記特開昭6
2−166310号公報の技術での小型化は不可能であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであ
り、眼幅調整に伴う手術用顕微鏡の接眼像面移動に内視
鏡光学系により得られる観察像を追従して投影させ、眼
幅調整によらず、常に手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察
像を手術用顕微鏡の接眼光学系を介して同時に観察可能
で、かつ、作業性の良い小型手術用顕微鏡を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の手術用顕微鏡によれば、手術用顕
微鏡光学系とは別体の内視鏡光学系による観察像を手術
用顕微鏡の接眼光学系へ導く画像投映光学系を有し、手
術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像とを同時に観察できる
手術用顕微鏡において、前記画像投影光学系は、コリメ
ート光学系と結像光学系とからなり、コリメート光学系
は、内視鏡光学系による観察像から射出する光束をコリ
メートしてアフォーカル光束とし、結像光学系は、前記
コリメート光学系より射出するアフォーカル光束を手術
用顕微鏡光学系の接眼像面に結像することを特徴とし、
かつ、前記結像光学系は、その開口が前記アフォーカル
光束を取り込める範囲内で少なくとも移動することを特
徴としている。
【0006】この構成によれば、眼幅調整により移動し
てしまう接眼光学系の接眼像面に対し、内視鏡光学系に
よる観察像を追従して投影することができる。よって、
観察者に眼幅調整によらず常に手術用顕微鏡観察像と内
視鏡観察像の同時観察を提供することができる。さら
に、前記コリメート光学系は、手術用顕微鏡の眼幅調整
に対して不動であり、手術用顕微鏡ハウジング内に前記
コリメート光学系の移動スペースを設ける必要がないた
め、手術用顕微鏡の小型化が図れる。さらに、画像投影
光学系と手術用顕微鏡光学系は、互いに独立していて、
互いを構成する光学素子を共用することはない。よっ
て、互いの光学系が作る観察像を劣化しあうことがない
ため、両観察像をクリアに保つことができる。
【0007】また、請求項2に記載の手術用顕微鏡は、
手術用顕微鏡光学系とは別体の内視鏡光学系による観察
像を手術用顕微鏡の接眼光学系へ導く画像投映光学系を
有し、手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像とを同時に観
察できる手術用顕微鏡において、前記画像投影光学系
は、コリメート光学系と結像光学系とからなり、コリメ
ート光学系は、内視鏡光学系による観察像から射出する
光束をコリメートしてアフォーカル光束とし、結像光学
系は、前記コリメート光学系より射出するアフォーカル
光束を手術用顕微鏡光学系の接眼像面に結像することを
特徴とし、かつ、画像投影光学系のコリメート光学系と
結像光学系の間を結ぶアフォーカル光束の光軸は、内視
鏡光学系による観察像を投影する先の手術用顕微鏡接眼
光学系が眼幅調整によってスライドする方向と平行であ
り、前記結像光学系はその開口が前記アフォーカル光束
を取り込める範囲内で、かつ、前記アフォーカル光束の
光軸と平行方向に移動することを特徴としている。
【0008】この構成の画像投影光学系は、イエンチタ
イプの眼幅調整機構を有する手術用顕微鏡に非常に適し
ており、眼幅調整によりスライドしてしまう接眼光学系
の接眼像面に内視鏡光学系による観察像を追従して投影
することができる。よって、観察者に眼幅調整によらず
常に手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像の同時観察を提
供することができる。さらに、前記コリメート光学系は
手術用顕微鏡の眼幅調整に対して不動であり、手術用顕
微鏡ハウジング内に前記コリメート光学系の移動スペー
スを設ける必要がないため、手術用顕微鏡の小型化が図
れる。さらに、画像投影光学系と手術用顕微鏡光学系は
互いに独立していて、互いに構成する光学素子を共用す
ることはない。よって、互いの光学系が作る観察像を劣
化しあうことがないため、両観察像をクリアに保つこと
ができる。
【0009】また、請求項3に記載の手術用顕微鏡によ
れば、手術用顕微鏡光学系とは別体の内視鏡光学系によ
る観察像を手術用顕微鏡の接眼光学系へ導く画像投映光
学系を有し、手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像とを同
時に観察できる手術用顕微鏡において、前記画像投影光
学系は、コリメート光学系と結像光学系とからなり、コ
リメート光学系は、内視鏡光学系による観察像から射出
する光束をコリメートしてアフォーカル光束とし、結像
光学系は、前記コリメート光学系より射出するアフォー
カル光束を手術用顕微鏡光学系の接眼像面に結像するこ
とを特徴とし、かつ、画像投影光学系のコリメート光学
系と結像光学系の間を結ぶアフォーカル光束の光軸は、
内視鏡光学系による術部観察を投影する先の手術用顕微
鏡接眼光学系が眼幅調整によってシフトする方向に対し
て垂直であり、前記結像光学系はその開口が前記アフォ
ーカル光束を取り込める範囲内で、かつ、前記アフォー
カル光束の光軸と垂直な面内に移動することを特徴とし
ている。
【0010】この構成の画像投影光学系は、ジーテント
ップタイプの眼幅調整機構を有する手術用顕微鏡に非常
に適しており、眼幅調整によりシフトしてしまう接眼光
学系の接眼像面に内視鏡光学系による観察像を追従して
投影することができる。よって、観察者に眼幅調整によ
らず常に手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像の同時観察
を提供することができる。さらに、前記コリメート光学
系は、手術用顕微鏡の眼幅調整に対して不動であり、手
術用顕微鏡ハウジング内に前記コリメート光学系の移動
スペースを設ける必要がないため、手術用顕微鏡の小型
化が図れる。さらに、画像投影光学系と手術用顕微鏡光
学系は、互いに独立していて、互いを構成する光学素子
を共用することはない。よって、互いの光学系が作る観
察像を劣化しあうことがないため、両観察像をクリアに
保つことができる。
【0011】また、請求項4に記載の手術用顕微鏡は、
手術用顕微鏡光学系とは別体の内視鏡光学系による観察
像を手術用顕微鏡の接眼光学系へ導く画像投影光学系を
有し、手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像とを同時に観
察できる手術用顕微鏡において、手術用顕微鏡光学系の
うち、双眼鏡筒部光学系内に光束進行方向転換素子とし
て、プリズム内で3回反射する台形プリズムを少なくと
も左右1対配置することを特徴としている。画像投影光
学系を内蔵する手術用顕微鏡は小型化のため、画像投影
光学系の小型化は勿論のこと、手術用顕微鏡光学系の小
型化も図らねばならない。よって、前記構成であれば、
同じ目的を達成するためのプリズム内で2回反射する台
形プリズム(図20(a))に比べて厚さ方向の小型化
が達成でき、画像投影光学系に隣接して配置する手術用
顕微鏡双眼鏡筒部光学系の小型化が可能となるため、手
術用顕微鏡観察像及び内視鏡観察像の両観察像を同時観
察可能な小型の手術用顕微鏡を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】第1実施例 図1は、手術用顕微鏡の第1実施例であって、手術用顕
微鏡における双眼鏡筒部の光学系の構成を側面から見た
概略構成図である。また、図2は、図1における接眼光
学系を示す説明図である。以下、図1及び図2を用い
て、第1実施例における手術用顕微鏡の双眼鏡筒部の光
学系の構成について説明する。図1及び図2において、
1は平行四辺形プリズム、2は平行四辺形プリズムへの
入射光軸、3は接眼光学系、4はアイポイント、5は手
術用顕微鏡双眼鏡筒ハウジング、6は手術用顕微鏡双眼
鏡筒部光学系、7は電子画像を表示する小型LCD、8
は右眼用接眼像面、9は画像投影光学系、10はコリメ
ート光学系、11はミラー、12はプリズム、13は結
像光学系、14はプリズム、15はプリズム、16は双
眼鏡筒部の眼幅調整に対して不動な固定部、17は双眼
鏡筒部の眼幅調整に伴い移動する接眼像面と一体となっ
て移動する移動部、18は接眼光学系、19は観察者の
瞳孔、20は双眼鏡筒部光学系の結像光学系、Iはイメ
ージローテーターを夫々示している。
【0013】図1における手術用顕微鏡双眼鏡筒部の眼
幅調整は、図2に示すように手術用顕微鏡の双眼鏡筒部
光学系の左右の平行四辺形プリズム1を平行四辺形プリ
ズム1の入射光軸2を回転軸として左右対称に回転させ
ることで平行四辺形プリズム1の射出側に配置して左右
の接眼光学系3間の距離を変化させ、左右のアイポイン
ト4の間隔aを調整するジーテントップ方式を用いてい
る。また、図1において、手術用顕微鏡の双眼鏡筒部ハ
ウジング5内には、双眼鏡筒部光学系6と、電子画像を
表示する小型LCD7と、小型LCD7から射出する光
束を右眼用接眼像面8へと導き結像する画像投影光学系
9が配置されている。前記画像投影光学系9は、小型L
CD7から射出する光束をコリメートしてアフォーカル
光束とするコリメート光学系10と、コリメート光学系
10から射出するアフォーカル光束を手術用顕微鏡の右
眼用接眼像面8上へ結像する結像光学系13とからな
り、前記コリメート光学系10は、小型LCD7、ミラ
ー11、プリズム12と共に双眼鏡筒部の眼幅調整に対
して不動な固定部16を構成している。
【0014】また、前記結像光学系13は、プリズム1
4,15と共に双眼鏡筒部の眼幅調整に伴い移動する右
眼用接眼像面8と一体となって移動する移動部17を構
成している。前記画像投影光学系の固定部16と移動部
17を結ぶ光束は、アフォーカル光束となっているた
め、画像投影光学系は移動部の開口が前記アフォーカル
光束を取り込める範囲内で、双眼鏡筒部の眼幅調整に伴
いシフトしても、小型LCD上の電子画像を常に接眼像
面8上に投影することができる。よって、観察者は右眼
用の手術用顕微鏡の接眼光学系によって得られる観察視
野内に小型LCD上の電子画像を観察する事ができる。
【0015】図3(a)(b)は、上記した構成におけ
る光学的原理を示す説明図であって、(a)は結像光学
系が光軸上に配置されていることを示し、(b)は結像
光学系が光軸に対して垂直な面内にシフトしていること
を示している。以下、図3(a)(b)を用いて、第1
実施例における上記構成の画像投影光学系の光学的原理
について説明する。図3において、21は小型LCD、
22は小型LCDを射出した光束、23は画像投影光学
系固定部、24はコリメート光学系、25はアフォーカ
ル光束、26は画像投影光学系移動部、27はアフォー
カル光束の光軸、28は接眼像面、29は結像光学系を
夫々示す。図3(a)において、小型LCD21を射出
した光束22は画像投影光学系固定部23のコリメート
光学系24を通過し、アフォーカル光束25となる。こ
こで、前記固定部を構成する各光学素子は、画像投影光
学系移動部26の移動範囲をカバーする大きさを有して
いるため、前記アフォーカル光束25の幅bも前記画像
投影光学系移動部26の移動範囲をカバーしている。よ
って、図3(b)のように、前記移動部26内の結像光
学系29は自身が前記アフォーカル光束25の光軸27
に対して垂直な面内にシフトしても常に小型LCD21
からの光束を同条件で受けることができ、また、接眼像
面28も結像光学系29と一体となってシフトしている
ため、常に結像光学系29は接眼像面28上の固定位置
への電子画像の結像を行っている。
【0016】図4は、第1実施例に用いる画像投影光学
系のプリズムやミラーによる光束の反射状態を示す説明
図である。以下、図4を用いて、第1実施例に用いる画
像投影光学系のプリズムやミラーによる光束の反射状態
について説明する。図4において、30はプリズム、3
1はプリズム、32は接眼像面、33は平行四辺形プリ
ズムの入射光軸、34は小型LCD、35は投影画像を
夫々示す。図4において、前記画像投影光学系9の移動
部の2つのプリズム30,31は、2回反射で画像投影
光学系9の固定部を射出する光束を進行方向を変えるこ
となく、シフトのみで接眼像面32へ到達するように構
成されている。このような構成であれば、画像投影光学
系9の移動部が接眼像面32と一体となって平行四辺形
プリズムの入射光軸33を回転軸として回転しても接眼
像面32に投影する小型LCD34上の電子画像は回転
してしまうことがない。その他、プリズム、ミラーも図
4に示す構成としているため、常に接眼像面32上に小
型LCD34上の電子画像を正しい向きで投映すること
ができる。
【0017】図5は、第1実施例において、図1乃至図
4で用いた手術用顕微鏡にCCDを搭載した内視鏡を併
用させた場合を示す概念図である。以下、第1実施例に
おいて、上記構成の手術用顕微鏡にCCDを搭載した内
視鏡を併用させた場合について説明する。図5におい
て、36は手術用顕微鏡では観察不可能な細穴部内、3
7はCCDを搭載した内視鏡、38は手術用顕微鏡の右
眼用接眼光学系で得られる観察視野、39は手術用顕微
鏡観察像、40は内視鏡観察像、41はカメラコントロ
ールユニット、42は内視鏡用光源、43は内視鏡用C
CDカメラアダプター、44は手術用顕微鏡用光源、4
5はケーブル、46はライトガイド、47はライトガイ
ド、48は手術用顕微鏡双眼鏡筒、49は手術用顕微鏡
本体、50は観察者、51は術部を夫々示す。図5にお
いて、前記手術用顕微鏡49では観察不可能な術部中の
細穴部内36を観察するために、CCDを搭載した内視
鏡37を併用し、このCCDを搭載した内視鏡37によ
り撮像した電子画像を前記画像投影光学系9(図1,3
及び4)の前記小型LCD34(図4)に表示すること
で、手術用顕微鏡49の双眼鏡筒部48の眼幅調整に伴
い移動する右眼用接眼像面上に前記小型LCD34(図
4)上の電子画像を追従して投影し、観察者50の眼幅
調整によらず、手術用顕微鏡49の右眼用接眼光学系で
得られる観察視野38内に手術用顕微鏡観察像39と内
視鏡観察像40を同時に観察することが可能な手術用顕
微鏡を提供することができる。また、第1実施例による
手術用顕微鏡49は、図1に示す双眼鏡筒部ハウジング
5内の比較的スペースを要する小型LCD7やコリメー
ト光学系10、ミラー11、プリズム12が不動のた
め、ハウジング内に移動分のスペースを用意する必要が
なく上記利点を保ったまま作業性の良い小型な手術用顕
微鏡を観察者に提供することができる。
【0018】図6は、第1実施例における手術用顕微鏡
の右眼用の手術用顕微鏡接眼像を示す図である。以下、
図6を用いて、第1実施例における手術用顕微鏡の右眼
用の手術用顕微鏡接眼像について説明する。図6におい
て、52は手術用顕微鏡接眼像、53は手術用顕微鏡接
眼像の右上隅の部分、54は手術用顕微鏡観察視野中
心、55は手術用顕微鏡観察像、56は内視鏡観察像を
夫々示す。図6において、第1実施例における画像投影
光学系9(図1,3及び4)は、右眼用の手術用顕微鏡
観察像52に対して、右上隅の部分53に小型LCD3
4(図4)上の電子画像を投影しており、手術用顕微鏡
観察視野中心54付近は必ず手術用顕微鏡観察像が観察
可能となるようにしている。この構成であれば、メイン
観察像としての手術用顕微鏡観察像55とガイド的役割
をもつ内視鏡観察像56の観察が両立できる。また、手
術用顕微鏡観察視野中心54付近に見える被観察物体
は、オートフォーカス機能を有する手術用顕微鏡にとっ
てピントを合わせるポイントであるため、手術用顕微鏡
観察視野中心54は必ず手術用顕微鏡観察像55が見え
なければならない。第1実施例では、手術用顕微鏡観察
視野中心54付近は、手術用顕微鏡観察像が観察できる
ためオートフォーカス機能を用いる際に障害となること
は無い。なお、第1実施例では、手術用顕微鏡49の右
眼用接眼像面上に小型LCD34(図4)上の電子画像
を投影したが、左眼用接眼像面上に投影しても全く同じ
効果が得られる。さらに、小型LCD34(図4)上に
表示する電子画像としては内視鏡画像のみでなく、ビデ
オカメラ等の撮像光学系により得られる画像を表示して
も良いし、コンピューターグラフィックス、手術時に必
要な神経モニターの波形画像等その他の電子画像を直接
表示しても良い。さらに、第1実施例では、電子画像表
示手段に小型LCD34(図4)を用いたが、プラズマ
ディスプレー等のその他の電子画像表示手段を用いても
良い。
【0019】図7は、第1実施例で用いたジーテントッ
プ方式の眼幅調整機構を有する手術用顕微鏡の双眼鏡筒
部光学系の配置図であって、眼幅調整に伴い移動する平
行四辺形プリズムと接眼光学系と画像投影光学系のみを
抜粋して示した詳細な側面配置図である。以下、図7を
用いて、第1実施例で用いたジーテントップ方式の眼幅
調整機構を有する手術用顕微鏡の双眼鏡筒部光学系の構
成について説明する。図7において、57は画像投影光
学系、58は画像投影光学系移動部、59は小型LCD
からの光束が最初に透過する光学素子、60は平行四辺
形プリズム1の回転軸、61は接眼光学系の光軸、62
は小型LCD、63は画像投映光学系固定部を夫々示
す。図7において、双眼鏡筒部の眼幅調整に伴い移動す
る画像投影光学系移動部58を構成する光学素子のう
ち、小型LCD62からの光束が最初に透過する光学素
子59は、双眼鏡筒部光学系の眼幅調整に伴い移動する
平行四辺形プリズム1の回転軸60から20mmの位置
に配置されていて、また平行四辺形プリズム1の回転軸
60から接眼光学系の光軸61までの距離34.5mm
となるように配置されている。
【0020】この構成であると、前記光学素子59の眼
幅調整に伴う移動量は接眼像面の移動量より少なくて済
み、眼幅調整に伴い移動する画像投影光学系移動部58
に小型LCD62からの光束を供給する眼幅調整に対し
て不動な画像投影光学系固定部63のさらなる小型化が
図れる。第1実施例では、20mmとしたが、20mm
以下であっても良い。また、第1実施例における手術用
顕微鏡光学系と画像投影光学系9は、互いに独立し、互
いに光学素子を共用することがないため、互いの光学系
が作り出す観察像を劣化し合うことがない。よって、観
察者にクリアな両観察像を提供することができる。
【0021】第2実施例 図8は、手術用顕微鏡の第2実施例であって、手術用顕
微鏡の接眼光学系付近と画像投影光学系の光学系配置の
正面図であり、図9は、その上面図である。また、図1
0は、第2実施例で用いる手術用顕微鏡の双眼鏡筒部の
眼幅調整がイエンチタイプ方式であることを示す説明図
である。以下、図8,9,及び10を用いて、手術用顕
微鏡の第2実施例における接眼光学系付近と画像投影光
学系の光学系配置について説明する。図8,9及び10
において、64は左右の接眼光学系、65はミラー、6
6は左右のアイポイント、67は小型LCD、68は左
右の接眼像面、69は画像投映光学系、70はコリメー
ト光学系、71はミラー、72はプリズム、73は結像
光学系、74はプリズム、75はプリズム、76はアフ
ォーカル光束の光軸、Pは面内で3回反射する台形プリ
ズムを夫々示す。第2実施例中の手術用顕微鏡の双眼鏡
筒部の眼幅調整は、図10に示すように、手術用顕微鏡
の双眼鏡筒部光学系の左右の接眼光学系64の直前のミ
ラー65を互いにスライドさせ、さらに左右の接眼光学
系64は前記ミラー65に追従してスライドしつつミラ
ー65のスライドによる光路長の変化をキャンセルすべ
く上下にもスライドして左右のアイポイント66の間隔
eを調整するイエンチタイプ方式を用いている。
【0022】第2実施例は、図8,9に示すように、手
術用顕微鏡の双眼鏡筒部ハウジング内に双眼鏡筒部光学
系6(図1)と、電子画像を表示する2つの小型LCD
67と、小型LCD67から射出する光束を左右の接眼
像面68へと導き結像する2本の画像投影光学系69と
を配置している。図9において、前記画像投影光学系6
9は、小型LCD67から射出する光束をコリメートし
てアフォーカル光束とするコリメート光学系70と、コ
リメート光学系70から射出するアフォーカル光束を手
術用顕微鏡の接眼像面68上へ結像する結像光学系73
とからなり、前記コリメート光学系70は、小型LCD
67、ミラー71、プリズム72と共に双眼鏡筒部の眼
幅調整に対して不動な固定部を構成している。図9にお
いて、前記結像光学系73は、プリズム74,75と共
に双眼鏡筒部の眼幅調整に伴い移動する接眼像面68
(図8)と一体となって移動する移動部を構成してい
る。また、図9において、前記画像投影光学系69の固
定部と移動部を結ぶ光束は、アフォーカル光束となって
おり、さらに前記アフォーカル光束の進行方向を、画像
を投影するさきの接眼像面68(図8)のスライド方向
と同じ向きになるように画像投影光学系69の固定部の
プリズム72を配置し、また画像投影光学系69の移動
部の結像光学系73とプリズム74が、双眼鏡筒部の眼
幅調整に伴いスライドしても、移動部の開口が、前記接
眼像面68と一体となって前記アフォーカル光束の光軸
76上をスライドするように配置されている。よって、
画像投影光学系69の移動部が双眼鏡筒部の眼幅調整に
伴い移動しても、小型LCD67上の電子画像を常に接
眼像面68上に投影することができるため、観察者は左
右の手術用顕微鏡の接眼光学系3(図8)によって得ら
れる観察視野内に小型LCD67上の電子画像を観察す
ることができる。
【0023】図11(a)(b)は、第2実施例におけ
る上記構成の場合の光学的原理を示す説明図である。以
下、図11(a)(b)を用いて、第2実施例における
上記構成の場合の光学的原理について説明する。図11
(a)(b)において、77は小型LCD、78は小型
LCDを射出した光束、79は画像投映光学系固定部、
80はコリメート光学系、81はアフォーカル光束、8
2は画像投映光学系移動部、83は結像光学系、84は
アフォーカル光束の光軸、85は接眼像面を夫々示す。
なお、ここで説明図として用いる図9における86は接
眼像面上の固定位置を示している。小型LCD77を射
出した光束78は、図11(a)に示すように、画像投
影光学系固定部79のコリメート光学系80を通過しア
フォーカル光束81となり、また画像投影光学系移動部
82内の結像光学系83は、図11(b)に示すよう
に、結像光学系83自身が前記アフォーカル光束81の
光軸84方向にスライドしても常に小型LCD77から
の光束を同条件で受けることができ、また接眼像面85
も結像光学系83と一体となってスライドしているた
め、常に結像光学系83は接眼像面85上の固定位置へ
の電子画像の結像を行っている。
【0024】図8及び9において、第2実施例に用いる
画像投影光学系69は、図8及び9に示すような光束反
射を行うようにプリズムやミラーが構成されている。こ
の構成であれば、画像投影光学系移動部82が手術用顕
微鏡の双眼鏡筒部の眼幅調整に伴い移動しても常に接眼
像面68上の固定位置86に小型LCD67上の電子画
像を正しい向きで投影することができる。以上に示す第
2実施例による手術用顕微鏡を、図5に示すように、手
術用顕微鏡49では観察不可能な術部中の細穴部内36
を観察するためにCCDを搭載した内視鏡37と併用し
た場合、前記CCDを搭載した内視鏡37により撮影し
た電子画像を前記画像投影光学系69の小型LCD67
上に表示することで、手術用顕微鏡の双眼鏡筒部48の
眼幅調整に伴い移動する左右接眼像面上に小型LCD6
7上の電子画像を追従して投影し、観察者に眼幅調整に
よらず、手術用顕微鏡の左右接眼光学系3(図8)で得
られる観察視野38内に手術用顕微鏡観察像39と内視
鏡観察像40を同時に観察することが可能な手術用顕微
鏡を提供することができる。また、図5中のCCDを搭
載した内視鏡37を、3D観察が可能なCCD搭載内視
鏡にし、撮像した夫々右眼用及び左眼用観察像を画像投
影光学系69の右眼用及び左眼用小型LCD67上に表
示することで、手術用顕微鏡観察像39だけでなく内視
鏡観察像40も同時に立体視観察が可能となる。
【0025】また、第2実施例による手術用顕微鏡は、
図8及び9に示すように、双眼鏡筒部ハウジング内の比
較的スペースを要する小型LCD67やコリメート光学
系70、ミラー71、プリズム72が不動のため、ハウ
ジング内に移動分のスペースを用意する必要がなく、上
記利点を保ったまま作業性の良い小型な手術用顕微鏡を
提供することができる。また、図12は、第2実施例の
画像投影光学系における左右の手術用顕微鏡接眼像を示
す図である。以下、図12を用いて、第2実施例の画像
投影光学系における左右の手術用顕微鏡接眼像について
説明する。図12において、87は手術用顕微鏡接眼
像、88は手術用顕微鏡接眼像の右上隅の部分、89は
手術用顕微鏡観察視野中心、90は手術用顕微鏡観察
像、91は内視鏡観察像を夫々示す。図12に示すよう
に、第2実施例の画像投影光学系69(図8及び9)は
左右の手術用顕微鏡接眼像87に対して、右上隅の部分
88に小型LCD67(図8及び9)上の電子画像を投
影しており、手術用顕微鏡観察視野中心89付近は必ず
手術用顕微鏡観察像90が観察可能となるように構成さ
れている。
【0026】この構成であれば、メイン観察像としての
手術用顕微鏡観察像90とガイド的役割をもつ内視鏡観
察像91の観察が両立でき、左右接眼像面の手術用顕微
鏡観察像90、内視鏡観察像91の融像も可能となる。
また、手術用顕微鏡観察視野中心89付近に見える被観
察物体は、オートフォーカス機能を有する手術用顕微鏡
にとってピントを合わせるポイントであるため、手術用
顕微鏡観察視野中心89には必ず手術用顕微鏡観察像9
0が見えなければならない。第2実施例では、手術用顕
微鏡観察視野中心89付近は、手術用顕微鏡観察像90
が観察できるオートフォーカス機能を用いる際に障害と
なることは無い。なお、第2実施例では、手術用顕微鏡
の左右接眼像面上に小型LCD67(図8及び9)上の
電子画像を投影したが、左右のどちらか一方の接眼像面
のみへの投影でも良い。さらに、小型LCD67(図8
及び9)上に表示する電子画像としては内視鏡画像のみ
でなく、ビデオカメラ等の撮像光学系により得られる画
像を表示しても良いし、コンピューターグラフィック
ス、手術時に必要な神経モニターの波形画像等その他の
電子画像を直接表示しても良い。さらに、第2実施例で
は電子画像表示手段に小型LCD67(図8及び9)を
用いたが、プラズマディスプレー等のその他の電子画像
表示手段を用いても良い。また、第2実施例の手術用顕
微鏡光学系と画像投影光学系69(図8及び9)は互い
に独立し、互いを構成する光学素子を共用することがな
いため、互いの光学系が作り出す観察像を劣化し合うこ
とがない。よって、観察者にクリアな両観察像を提供す
ることができる。
【0027】以下に示す表は第1実施例及び第2実施例
に採用した画像投影光学系69(図8及び9)に関する
数値データを示している。また、図13に前記画像投影
光学系69(図8及び9)の詳細図を示す。 物点 d0 = 36.5711 r1 = 85.0398 d1 = 2.1 n1 = 1.76182 ν1 = 26.52 r2 = 29.4024 d2 = 4.5 n2 = 1.51633 ν2 = 64.14 r3 = -40.1071 d3 = 2.0 r4 = 492.0841 d4 = 2.5 n4 = 1.51742 ν4 = 52.43 r5 = -51.2531 d5 = 15.0 r6 = ∞ d6 = 12.0 n6 = 1.56883 ν6 = 56.36 r7 = ∞ d7 = 6〜 21.5536 r8 = ∞ d8 = 11.0 n8 = 1.56883 ν8 = 56.36 r9 = ∞ d9 = 2.4 r10= 14.2721 d10= 4.0 n10= 1.51742 ν10= 52.43 r11= -8.0096 d11= 1.1 n11= 1.76182 ν11= 26.52 r12= -16.5120 d12= 8.5 r13= ∞ d13= 14.0 n13= 1.56883 ν13= 56.36 r14= ∞ d14= 0.5 像点
【0028】さらに、以下に示す表は第1実施例及び第
2実施例に採用した画像投影光学系(高画質LCD対
応)に関する数値データを示している。また、図14に
前記画像投影光学系(高画質LCD対応)の詳細図を示
す。 物点 d0 = 36.5 r1 = 112.1074 d1 = 2.8 n1 = 1.81600 ν1 = 46.62 r2 =-112.1074 d2 = 3.1 r3 =-129.102 d3 = 2.2 n3 = 1.84666 ν3 = 23.78 r4 = 129.102 d4 = 3.1 r5 = 72.0703 d5 = 3.2 n5 = 1.81600 ν5 = 46.62 r6 = -72.0703 d6 = 36.5〜52.05635 r7 = 39.0847 d7 = 2.2 n7 = 1.88300 ν7 = 40.76 r8 = -19.1041 d8 = 1.2 r9 = -12.4648 d9 = 1.2 n9 = 1.72151 ν9 = 29.23 r10= 12.4648 d10= 1.2 r11= 15.7439 d11= 2.7 n11= 1.88300 ν11= 40.76 r12= -25.2987 d12= 8.97 r13= ∞ d13= 14.0 n13= 1.56883 ν13= 56.36 r14= ∞ d14= 0.7667 像点
【0029】第3実施例 図15は第1及び2実施例中の画像投影光学系の移動部
に遮光部材を配置した第3実施例を示す図である。以
下、図15を用いて、画像投影光学系の移動部に遮光部
材を配置した第3実施例について説明する。図15にお
いて、92は遮光部材、93は接眼像面、94は接眼光
学系、95は観察者の瞳孔、96はプリズム、Oは結像
点を夫々示す。図15において、第3実施例は第1実施
例及び第2実施例中の画像投影光学系26(図3),8
2(図11)のうち、双眼鏡筒部48(図5)の眼幅調
整に伴い移動する画像投影光学系移動部26(図3),
82(図11)に手術用顕微鏡光束の一部を遮光する遮
光部材92を配置し、遮光部材92により手術用顕微鏡
観察像90(図12)の一部に像のない部分を創出し
て、その像のない部分に小型LCD34(図4),67
(図8)上の電子画像を投影するように画像投影光学系
9(図1),69(図8)を配置したものである。本実
施例では、前記遮光部材92は小型LCD34(図4)
からの光束を反射する反射部材も兼ねており、双眼鏡筒
部ハウジング5(図1)内の省スペースを図っている。
上記構成であると、手術用顕微鏡観察像55(図6)と
内視鏡観察像56(図6)が重なり合って見えることが
なく、観察者にクリアな同時観察を提供することができ
る。なお、小型LCD34(図4)上に内視鏡観察像5
6以外の例えば神経モニター等の波形画像の表示を行う
場合、手術用顕微鏡観察像55と重なっても差し支えな
いため、前記手術用顕微鏡光束の一部を遮光する遮光部
材92は、ハーフミラーと置き換えても良い。
【0030】第4実施例 図16は、第1及び2実施例中の画像投影光学系の移動
部に可動プリズムを配置した第4実施例を示す図であ
る。以下、図16を用いて、第1及び2実施例中の画像
投影光学系の移動部に可動プリズムを配置した第4実施
例について説明する。図16において、97は可動プリ
ズム、98は移動後の可動プリズムを夫々示す。図16
は、第1及び2実施例中の画像投影光学系9(図1),
69(図8)のうち、双眼鏡筒部の眼幅調整に伴い移動
する画像投影光学系移動部26(図3),82(図1
1)に観察者が任意に移動することのできる可動プリズ
ム97の移動に伴い手術用顕微鏡の接眼光学系94によ
り得られる観察者の観察視野内に投影した内視鏡観察像
91(図12)が観察視野外に移動するよう構成したも
のである。上記構成であると、観察者が内視鏡観察像9
1を不要と判断した場合、観察者が内視鏡観察像91を
観察視野外へ移動させることが可能となる。
【0031】第5実施例 図17は、第5実施例であって、第1及び2実施例中の
手術用顕微鏡の双眼鏡筒部ハウジング内に双眼鏡筒部光
学系、左右一対の接眼光学系、画像投影光学系、及び小
型LCDを内蔵して1つのユニットとし、手術用顕微鏡
本体部ハウジングに対し着脱可能な構成としていること
を示す図である。以下、図17を用いて、第1及び2実
施例中の手術用顕微鏡の双眼鏡筒部ハウジングユニット
と手術用顕微鏡本体部ハウジングとの構成について説明
する。図17において、99は双眼鏡筒部光学系、接眼
光学系、画像投映光学系、及び小型LCDを内蔵したユ
ニット、100は手術用顕微鏡本体部ハウジング、10
1は通常の手術用顕微鏡双眼鏡筒部ユニット、102は
観察者の瞳孔、103は術部を夫々示す。第5実施例で
は、図17に示すように、第1及び2実施例中の手術用
顕微鏡のうち、双眼鏡筒部ハウジング5(図1)内に双
眼鏡筒部光学系6(図1)、左右一対の接眼光学系18
(図1)、画像投影光学系9(図1)、及び小型LCD
7(図1)を内蔵した1つのユニット99を、手術用顕
微鏡本体部ハウジング100に対し着脱可能に構成され
ている。
【0032】この構成であれば、上記ユニット99と通
常の手術用顕微鏡双眼鏡筒部ユニット101とシステム
的に交換することが可能となり、手術用顕微鏡観察像3
9(図5)と内視鏡観察像40(図5)の同時観察を必
要としない観察者50(図5)は、手術用顕微鏡本体部
49(図5)は同じままで通常の双眼鏡筒部48(図
5)による手術用顕微鏡観察像39(図5)を観察する
ことができる。手術用顕微鏡は一つの医療施設において
脳神経外科、眼科、整形外科等で共同使用されることが
多く、各科によって使用形態が異なるため、ユニット交
換することで各科の要望に応じた手術用顕微鏡を提供す
ることが可能となる。
【0033】第6実施例 図18は第1及び2実施例中の手術用顕微鏡の双眼鏡筒
部が傾斜角可変双眼鏡筒部であり、画像投影光学系が可
動鏡筒部ハウジング内に内蔵されている、第6実施例を
示す図である。以下、図18を用いて、第1及び2実施
例中の手術用顕微鏡の双眼鏡筒部が傾斜角可変双眼鏡筒
部の場合の可動鏡筒部ハウジング内に内蔵された画像投
影光学系の構成について説明する。図18において、1
04は双眼鏡筒部可動鏡筒部ハウジング、105は双眼
鏡筒部固定鏡筒部ハウジングを夫々示す。図18におい
て、第6実施例は、第1及び2実施例中の手術用顕微鏡
の双眼鏡筒部48(図5)が傾斜角可変双眼鏡筒部であ
り、且つ画像投影光学系9が可動鏡筒部ハウジング10
4内に内蔵されている。接眼像面は傾斜角の可変に伴い
移動するが、画像投影光学系9を可動鏡筒部ハウジング
104内に内蔵すると、傾斜角可変に伴う接眼像面の移
動と一体となって移動し、画像投影光学系9にとって、
接眼像面は不動になるため、新たに傾斜角可変に伴う接
眼像面の移動を追従する機構を設ける必要がなくなり、
よけいな大型化を防ぐことが可能となる。
【0034】第7実施例 図19は手術用顕微鏡の第7実施例を示す図である。以
下、図19を用いて、手術用顕微鏡の第7実施例につい
て説明する。図19において、106は小型LCDと画
像投影光学系とを内蔵するハウジング、107は小型L
CDと画像投影光学系とを内蔵する画像投影光学系ユニ
ット、108は手術用顕微鏡双眼鏡筒部ハウジングを夫
々示す。第7実施例は、第1実施例及び第2実施例にお
いて、小型LCD7(図1)と画像投影光学系9(図
1)とを1つのハウジング106内に配置し、画像投影
光学系ユニット107として通常の手術用顕微鏡双眼鏡
筒部ハウジング108に対し着脱可能な構成としたもの
である。この構成であると、上記第5実施例の効果を、
双眼鏡筒部ユニットを交換するまでもなく、画像投影光
学系ユニット107の着脱のみで得ることが可能とな
る。
【0035】第8実施例 図20(a)(b),図21(a)(b)及び図22は
手術用顕微鏡の第8実施例を示す図である。図20は画
像投影光学系をハウジング内に内蔵する,もしくは画像
投影光学系ユニットが着脱可能なジーテントップ方式の
眼幅調整機構を有する手術用顕微鏡双眼鏡筒部光学系の
光学配置図であって、(a)はその上面図、(b)はそ
の側面図である。図21は画像投影光学系をハウジング
内に内蔵する,もしくは画像投影光学系ユニットが着脱
可能なイエンチタイプ方式の眼幅調整機構を有する手術
用顕微鏡双眼鏡筒部光学系の光学配置図であって、
(a)はその上面図、(b)はその側面図である。図2
2(a)(b)は、ともに光束進行方向を180°変換
させる、面内で3回反射する台形プリズムPと面内で2
回反射する台形プリズムQとの比較図である。第8実施
例は画像投影光学系をハウジング5(図1)内に内蔵す
る,もしくは画像投影光学系ユニットが着脱可能な双眼
鏡筒部の双眼鏡筒部光学系6(図1)を構成する光学素
子内に、左右1対の面内で3回反射する台形プリズムP
を配置したものである。前記双眼鏡筒部光学系6は双眼
鏡筒部ハウジング5内もしくはハウジング5周辺に画像
投影光学系9(図1)を配置するためのスペースを創造
しなければならない。よって、双眼鏡筒部光学系6を構
成する各光学素子はできるだけ小型化しなければなら
ず、比較的スペースを要するプリズム、特に光束進行方
向を180°変換させる面内で2回反射する台形プリズ
ムQ(図22(a))などは最も小型化しなければなら
ない光学素子である。本実施例では前記面内で2回反射
する台形プリズムQを、面内で3回反射する台形プリズ
ムP(図22(b))に変更することで、プリズムの厚
み方向の小型化を可能としている。よって、観察者に画
像投影機能を有する作業性の良い小型な双眼鏡筒部を提
供することができる。なお、本実施例は通常の双眼鏡筒
部に採用すればより小型な双眼鏡筒部を観察者に提供す
ることが可能となる。
【0036】以下、本実施例を採用した手術用顕微鏡双
眼鏡筒部光学系の数値データを示す。以下のデータは、
図20に示すジーテントップ方式の眼幅調整機構を有す
る双眼鏡筒部光学系に関する数値データである。 r1 = 36.53 d1 = 1.9 n1 = 1.60342 ν1 = 38.03 r2 = ∞ d2 = 5.1 r3 = 75.245 d3 = 2.4 n3 = 1.51633 ν3 = 64.14 r4 = -30.385 d4 = 1.6 n4 = 1.58144 ν4 = 40.75 r5 = 30.385 d5 = 22.5 r6 = ∞ d6 = 25.607 n6 = 1.56883 ν6 = 56.36 r7 = ∞ d7 = 1.132 r8 = ∞ d8 = 45.244 n8 = 1.56883 ν8 = 56.36 r9 = ∞ d9 = 8.0 r10= ∞ d10= 55.426 n10= 1.51633 ν10= 64.14 r11= ∞ d11= 1.0 r12= ∞ d12= 22.0 n12= 1.56883 ν12= 56.36 r13= ∞ d13= 7.931 r14= ∞ d14= 58.5 n14= 1.56883 ν14= 56.36 r15= ∞ d15= 3.53 像点
【0037】以下のデータは、図21に示すイエンチタ
イプ方式の眼幅調整機構を有する双眼鏡筒部光学系に関
する数値データである。 r1 = 35.1815 d1 = 2.4 n1 = 1.51742 ν1 = 52.43 r2 = -24.3244 d2 = 1.6 n2 = 1.62588 ν2 = 35.70 r3 = -76.5057 d3 = 9.5 r4 = 1840.6599 d4 = 1.6 n4 = 1.51633 ν4 = 64.14 r5 = 29.1137 d5 = 11.5 r6 = ∞ d6 = 25.607 n6 = 1.56883 ν6 = 56.36 r7 = ∞ d7 = 1.132 r8 = ∞ d8 = 45.239 n8 = 1.56883 ν8 = 56.36 r9 = ∞ d9 = 8.0 r10= ∞ d10= 71.014 n10= 1.56883 ν10= 56.36 r11= ∞ d11= 10.0 r12= ∞ d12= 24.0 n12= 1.56883 ν12= 56.36 r13= ∞ d13= 15.1032 像点 但し、上記各実施例において、r1 ,r2 ,‥‥‥は各
レンズ面又はプリズム面の曲率半径、d1 ,d2 ,‥‥
‥は各レンズ又はプリズムの肉厚又は間隔、n 1
2 ,‥‥‥は各レンズ又はプリズムの屈折率、ν1
ν2 ,‥‥‥は各レンズ又はプリズムのアッベ数を夫々
示している。
【0038】第9実施例 図23は手術用顕微鏡の第9実施例を示す図であって、
手術用顕微鏡の接眼光学系とアイポイント付近の詳細を
示す図である。図23において、109は接眼光学系、
110は手術用顕微鏡光学系が作る射出瞳、111は画
像投影光学系が作る射出瞳、112は手術用顕微鏡のア
イポイント、113は内視鏡による観察像、114は投
影した小型LCD上の電子画像を夫々示す。第9実施例
は第1実施例及び第2実施例において、図23に示すよ
うに、手術用顕微鏡の接眼光学系109を介して、手術
用顕微鏡光学系が作る射出瞳110と、画像投影光学系
9(図1)が作る射出瞳111を同じ位置に重ねて配置
し、且つ画像投影光学系9が作る射出瞳111の直径を
φ3mmとし、手術用顕微鏡光学系が作る射出瞳110
より大きくしたものである。この構成であると、観察者
が手術用顕微鏡観察像を観察するために手術用顕微鏡の
アイポイント112に自身の眼をもっていくと手術用顕
微鏡観察像113と、手術用顕微鏡接眼像面上に投影し
た小型LCD7上の電子画像114を同時に観察するこ
とができる。また、接眼像面上の手術用顕微鏡観察像1
13と投影された小型LCD7上の電子画像とは互いに
輝度が異なり、通常、手術用顕微鏡観察像113の輝度
の方が高いため、両観察像の明るさに差が生じてしまう
ことがあるが、本実施例では画像投影光学系9が作る射
出瞳111の方が手術用顕微鏡光学系の作る射出瞳11
0より大きく、人間の瞳孔径(φ2.5mm)より大き
くなるようφ3mmに構成してあるため、両観察像の見
掛け上の明るさの差は感じられにくくなる。
【0039】第10実施例 図24(a)は手術用顕微鏡の第10実施例の光学系
を、図24(b)は同光学系に用いられる小型LCDの
斜視図を夫々示している。以下、手術用顕微鏡の第10
実施例について説明する。図24(a)及び(b)にお
いて、115は小型LCD、116は小型LCDの表示
面、117は画像投影光学系の入射瞳、118は内視鏡
による観察像、119は内視鏡による観察像の像中心、
120は内視鏡による観察像の外周辺、121は小型L
CDの表示面から画像投影光学系に入射する光束、12
2は小型LCDの表示面から画像投影光学系に入射する
光束の主光線、123は画像投影光学系のコリメート光
学系、Aは小型LCD115の表示面116から画像投
影光学系の入射瞳117までの距離、Hは小型LCD1
15の表示面116上に表示させた内視鏡観察像118
の像中心119から外周辺120までの距離を夫々示
す。第10実施例においては、小型LCD115の表示
面116上に表示させた内視鏡による観察像は、直径1
6.8mmの円形状に形成されており、また、画像投影
光学系の入射瞳117の位置は小型LCD表示面から6
8.5mm以上離れた所に配置されている。
【0040】この構成であると、下記の条件式を満足す
る。本実施例の場合、H=8.4,A=100となり、
下記条件式を満足している。 A≧(H/tan7°) (但し、AはLCD表示面から画像投影光学系の入射瞳
までの距離、HはLCD表示面上に表示した内視鏡によ
る観察像の像中心から最周辺までの距離である。)この
構成であると、小型LCD115の表示面から画像投影
光学系に入射する光束121の主光線122は小型LC
D115の表示面に対して角度が付きすぎないため、色
調の角度特性があまり良くない小型LCD115を用い
ても、表示した画像全体を同じ色調で観察することがで
きる。
【0041】第11実施例 図25は手術用顕微鏡の第11実施例を示す図であっ
て、(a)は手術用顕微鏡双眼鏡筒部の外観斜視図、
(b)は手術用顕微鏡双眼鏡筒部の横断面図を夫々示し
ている。以下、手術用顕微鏡の第11実施例について説
明する。図25(a)(b)において、手術用顕微鏡の
双眼鏡筒部ハウジング124は、観察者が双眼鏡筒部を
覗き観察する際にちょうど観察者のおでこ125がくる
方向にスペース126を設け、このスペース126内
に、2つの小型LCD127と、2本の画像投影光学系
128とを配置している。この構成であれば、前記小型
LCD127や画像投影光学系128を双眼鏡筒部ハウ
ジング124内に内蔵した時に生じる大型化を観察者の
おでこ方向に集中させることができ、観察者が双眼鏡筒
部を覗き観察する際に手元方向や左右方向に不要な突出
を生じさせないため、手術の邪魔になることを避けるこ
とが可能と成り、作業性の低下を防ぐことができる。以
上の第1実施例から第11実施例までにおける手術用顕
微鏡は、実体顕微鏡に置き換えても全く同様な効果が得
られるため、実体顕微鏡に置き換えても良い。
【0042】第12実施例 図26は手術用顕微鏡の第12実施例を示す図である。
本実施例の手術用顕微鏡は、手術用顕微鏡光学系とは別
体の内視鏡光学系による観察像を手術用顕微鏡の接眼光
学系へ導びく画像投影光学系を有し、手術用顕微鏡観察
像と内視鏡観察像とを同時に観察できるように構成され
ている。図26に示すように、内視鏡観察像131から
射出する光束132が画像投影光学系133の第1レン
ズ群133aを透過して発散光束134となり、画像投
影光学系133の第2レンズ群133bは、接眼像面1
35、接眼光学系136とともに一体となって眼幅調整
により光軸M方向に移動しながら前記発散光束134を
受け結像させる。このとき、この結像位置137は眼幅
調整に伴い接眼像面135に対してずれた位置に結像す
るが接眼光学系136を通した観察者の眼138の深度
幅W内でずれるため、観察者は接眼像面135上の手術
用顕微鏡観察像140と、画像投影光学系133により
投影された内視鏡観察像141を同時にはっきりと観察
することができる。本実施例では画像投影光学系133
の第1レンズ群133aから射出する光束を発散光束と
したが、収束光束でも良い。
【0043】第12実施例の手術用顕微鏡において、前
記画像投影光学系133の一部はその開口が光束を取り
込める範囲内で移動し、かつ、前記画像投影光学系13
3の一部の移動に伴い変化する投影画像の接眼像面13
5に対するピントズレが以下の条件を満たしている。 −2((foc2 )/1000)<X<2((fo
2 )/1000) 但し、focは接眼光学系の焦点距離、Xは投影画像の
接眼像面に対するピントズレ量である。
【0044】上記条件式は、観察者の目の焦点深度を考
慮し設定されたもので、条件式の上下限を超えると顕微
鏡観察像はピントの合った状態で観察ができるのに、内
視鏡画像はピントの合っていない状態で観察することに
なり、両方の画像をピントの合った状態で観察すること
ができない。しかしながら、本実施例の構成であれば、
前記画像投影光学系の一部の移動に伴い投影画像が接眼
像面に対してピントズレしても観察者の眼の焦点深度内
に収まるため、観察者に手術用顕微鏡観察像と内視鏡観
察像の両立が可能な手術用顕微鏡を提供することができ
る。
【0045】第13実施例 図27(a)は、本発明に係る手術用顕微鏡の第13実
施例であって、図27(b)は本実施例の手術用顕微鏡
における双眼鏡筒部の光学系の概略構成図である。図2
7(b)の画像処理装置145には図27(a)のよう
に内視鏡CCDカメラアダプター43に接続したCCU
41や、波形モニター146、CT147などが接続さ
れ、小型LCD148の表示面にそれぞれの画像を同時
に表示している。この小型LCD148に表示された複
数の画像を、画像投影光学系149により、手術用顕微
鏡光学系150の接眼像面151に投影することができ
る。よって、観察者50は接眼光学系153を介して観
察像を拡大観察することにより手術用顕微鏡観察像15
2のみならず、内視鏡画像155や、波形モニター画像
156、CT画像157など手術に有益な画像情報を同
時に得ることができる。なお、複数の画像を表示するた
めに小型LCD148などの画像表示手段や画像投影光
学系149を増やす必要がないため、ハウジングが大型
化することがなく、観察者に作業性の良い小型な手術用
顕微鏡を提供することができる。なお、上記小型LCD
148としては、表示面が16:9の横長なものが適し
ている。
【0046】この構成であれば、電子画像表示手段や、
画像投影光学系の数を増やす必要がない。例えば、複数
の画像を一つの電子画像表示手段に表示すれば、ハウジ
ングの大型化が防げる。この時、複数の画像の各々は小
さくなるが、画像投影光学系の倍率を適切に選べば観察
に無理のない画像を観察者に提供できる。また、観察者
に手術用顕微鏡光学系により得られる観察視野内に手術
用顕微鏡観察像とプラスして内視鏡画像や、CT画像、
波形モニター画像等の手術に有益な画像情報を複数同時
に提供することができる。
【0047】第14実施例 図28は、本発明に係る手術用顕微鏡の第14実施例で
ある。図28の画像処理装置160には図27(a)の
ように内視鏡用CCDカメラアダプター43に接続した
CCU41と波形モニター146が接続され、小型LC
D161の表示面の左右2ケ所にそれぞれ内視鏡画像1
55と波形モニター画像156を同時に表示している。
この小型LCD161に表示された複数の画像を、画像
投影光学系162により、手術用顕微鏡光学系150の
接眼像面163に投影することができ、かつ、画像投影
光学系162内部の光学素子のうち、最も接眼像面16
3に近い反射ミラー165は上記の波形モニター画像1
56から射出する光束が反射する部分と、内視鏡画像1
55から射出する光束が反射する部分では性質が異な
り、前者はハーフミラー165aで後者は通常のミラー
165bである。この構成であると、観察者は接眼光学
系153を介して観察像を拡大観察することにより手術
用顕微鏡観察像164のみならず、内視鏡画像155
や、波形モニター画像156の手術に有益な画像情報を
得ることができ、かつ、手術用顕微鏡観察像164と重
なって見えても互いの像をスポイルしにくい波形モニタ
ー画像156は手術用顕微鏡観察像164と重なって見
えるため、波形モニター画像156と重なった部分の手
術用顕微鏡観察像164の情報は失われることがない。
また、互いの像をスポイルし易い内視鏡画像155は手
術用顕微鏡観察像164と重なって見えないため、内視
鏡画像155の情報も失われることはない。なお、複数
の画像を表示するために小型LCD161などの画像表
示手段や画像投影光学系162を増やす必要がないた
め、ハウジングが大型化することがなく、観察者に作業
性の良い小型な手術用顕微鏡を提供することができる。
また、上記小型LCD161は表示面が16:9の横長
なものが適している。
【0048】この構成であれば、電子画像表示装置や、
画像投影光学系の数を増やす必要がなく、ハウジングの
大型化が防げる。さらに、内視鏡画像はミラー若しくは
全反射プリズムで接眼像面に投影されるため、ミラー若
しくは全反射プリズムの配置された部分に相当する部分
の手術用顕微鏡画像は観察者の目に届かない。従って、
互いに複雑な像である手術用顕微鏡像と内視鏡像が重な
り合うことはないので各々の画像を明瞭に観察できる。
しかも重ね合わせによる各々の像の明るさのロスもない
ので、各々の像は共に明るく良好に観察できる。
【0049】一方、波形モニター画像や文字情報は単純
な画像である。従って、ハーフミラーを介して手術用顕
微鏡画像に重ね合わせたとしても、各々の画像の認識は
容易にでき、手術用顕微鏡画像の表示領域を大きくとる
ことができる。しかも、画像処理装置によって、波形モ
ニター画像や文字情報の輝度を調整することによって、
波形モニター画像や文字情報を強調したり、逆に表示を
無くして手術用顕微鏡観察像のみにすることもできる。
観察者に手術用顕微鏡光学系により得られる観察視野内
に手術用顕微鏡観察像とプラスして内視鏡画像だけでな
く、CT画像や波形モニター画像等の手術に有益な画像
情報を同時に提供することができる。かつ、手術用顕微
鏡観察像を削ってしまう部分を最小限にできるため、基
本である手術用顕微鏡観察像の観察の妨げになることは
ない。
【0050】以上説明したように、手術用顕微鏡は、特
許請求の範囲に記載された特徴の他に、下記の特徴を有
する。 (1) 画像投影光学系の結像光学系を構成する光学素
子の一部を手術用顕微鏡光束を遮光する遮光部材とし、
この遮光部材により手術用顕微鏡観察像の一部に像の無
い部分を作り、その像の無い部分に内視鏡光学系による
観察像を投影させることを特徴とする前記請求項1乃至
3の何れかに記載の手術用顕微鏡。この構成であれば、
手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像とが重なり合って見
えることがなく、観察者にクリアな両観察像の同時観察
を提供することができる。
【0051】(2) 画像投影光学系の結像光学系を構
成する光学素子の一部を観察者が任意に移動できる光学
素子とし、この光学素子の移動に伴い手術用顕微鏡の接
眼光学系により得られる観察者の観察視野内に投影した
内視鏡光学系による観察像を観察視野外に移動可能とし
たことを特徴とする前記請求項1乃至3の何れかに記載
の手術用顕微鏡。この構成であれば、観察者が内視鏡観
察像を不要と判断した場合、観察者が内視鏡観察像を観
察視野外へ移動させることが可能となる。
【0052】(3) 手術用顕微鏡光学系と、画像投影
光学系とが作る両射出瞳を同じ位置に配置し、かつ、画
像投影光学系が作る射出瞳の直径は、手術用顕微鏡光学
系が作る射出瞳より大きく構成した。この構成であれ
ば、観察者が手術用顕微鏡観察像を観察するために手術
用顕微鏡のアイポイントに自身の眼をもっていくと手術
用顕微鏡観察像と同時に撮像光学系観察像を同時に観察
することができる。また、手術用顕微鏡観察像と、投影
した撮像光学系観察像は輝度が異なることが多く、通
常、手術用顕微鏡観察像の方が輝度が高いため、両観察
像の明るさに差が生じてしまうことがあるが、上記構成
であれば、画像投影光学系が作る射出瞳の方が手術用顕
微鏡光学系の作る射出瞳より大きいため、両観察像の見
掛け上の明るさの差を減少させている。ただし、画像投
影光学系の大型化を招くため、前記画像投影光学系が作
る射出瞳径は最大φ15mmまでとした方が良い。な
お、手術用顕微鏡観察像と撮像光学系観察像の輝度が等
しい場合は、前記画像投影光学系が作る射出瞳径はφ1
mmからφ15mmまで何れの値を取っても良い。
【0053】(4) 手術用顕微鏡の双眼鏡筒部ハウジ
ング内に、双眼鏡筒部光学系と、接眼光学系と、内視鏡
光学系による観察像を表示するための少なくとも1つの
電子画像表示手段と、電子画像表示手段から射出する光
束を手術用顕微鏡光学系の接眼像面へ導き投影する少な
くとも1つの画像投影光学系とを配置し、ユニットとし
て手術用顕微鏡本体部に対し着脱可能にしたことを特徴
とする前記請求項1乃至3の何れかに記載の手術用顕微
鏡。この構成であれば、上記ユニットと通常の手術用顕
微鏡双眼鏡筒部ユニットをシステム的に交換することが
可能となり、手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像の同時
観察を必要としない観察者に手術用顕微鏡本体部は同じ
ままで通常の双眼鏡筒部による手術用顕微鏡観察像を提
供することができる。
【0054】(5) 内視鏡光学系による観察像を表示
するための少なくとも1つの電子画像表示手段と、電子
画像表示手段から射出する光束を手術用顕微鏡光学系の
接眼像面へと導き投影する少なくとも1つの両像投影光
学系とを1つのハウジング内に配置し、ユニットとして
手術用顕微鏡双眼鏡筒部に対し着脱可能としたことを特
徴とする前記請求項1乃至3の何れかに記載の手術用顕
微鏡。この構成であれば、前記効果を双眼鏡筒部ユニッ
トを交換するまでもなく、画像投影光学系ユニットの着
脱のみで得ることができる。
【0055】(6) 手術用顕微鏡の双眼鏡筒部が傾斜
角可変鏡筒部であった場合、内視鏡光学系による観察像
を表示するための少なくとも1つの電子画像表示手段
と、電子画像表示手段から射出する光束を手術用顕微鏡
光学系の接眼像面へと導き投影する少なくとも1つの画
像投影光学系とを前記傾斜角可変双眼鏡筒部の可動鏡筒
部ハウジング内に配置したことを特徴とする前記請求項
1乃至3の何れかに記載の手術用顕微鏡。この構成であ
れば、画像投影光学系は傾斜角の可変に伴い移動する手
術用顕微鏡接眼光学系と一体となり移動するため、画像
投影光学系にとって、前記接眼光学系の接眼像面は不動
となり新たに追従機構を設ける必要がなくなり、よけい
な大型化を防ぐことが可能となる。
【0056】(7) 内視鏡光学系による観察像を表示
するために、電子画像表示手段を用い、更に前記電子画
像表示手段としてLCDを選んだ場合、画像投影光学系
の入射瞳位置が常に以下の条件を満たすことを特徴とす
る前記請求項1乃至3の何れかに記載の手術用顕微鏡。 A≧(H/tan7°) 但し、AはLCD表示面から画像投影光学系の入射瞳ま
での距離、HはLCD表示面上に表示した内視鏡による
観察像の像中心から外周辺までの距離である。一般的な
LCDの特性として色調の角度特性が悪く、LCD上の
画像を角度を付けて眺めると異常な色付きが生じてしま
う。このような特性をもった小型LCDを用いても、前
記構成であれば、小型LCDの表示面から画像投影光学
系に入射する光束の主光線は大きく傾かないため、表示
した画像全体を同じ色調で観察することができる。
【0057】(8) 手術用顕微鏡の双眼鏡筒部ハウジ
ングに観察者が双眼鏡筒部を覗き観察する際にちょうど
観察者のおでこがくる方向(図25参照)にスペースを
設け、このスペース内に少なくとも1つの撮像光学系に
よる観察像を表示するための電子画像表示手段と、少な
くとも1本の画像投影光学系を配置したことを特徴とす
る前記請求項1乃至3の何れかに記載の手術用顕微鏡。
手術用顕微鏡の双眼鏡筒部ハウジング内に電子画像表示
手段や画像投影光学系を内蔵する双眼鏡筒部は小型化を
図ってもどうしても通常の双眼鏡筒部より大型化してし
まうが、前記構成であれば、電子画像表示手段や画像投
影光学系を内蔵することによる大型化を観察者が双眼鏡
筒部を覗き観察する際にちょうど観察者のおでこがくる
方向に集中させることができ、手術の邪魔になることを
避けることが可能となり、作業性の低下を防ぐことがで
きる。なお、上記手術の邪魔になる場合とは、左右方向
に出っ張らせると術部を直接覗き込む際に邪魔になった
り、下に出っ張らせると手元の作業の邪魔になる場合等
が考えられる。
【0058】(9) 手術用顕微鏡とは別体の撮像光学
系による観察像を手術用顕微鏡の接眼光学系へ導く画像
投影光学系を有し、手術用顕微鏡観察像と撮像光学系観
察像とを同時に観察できる手術用顕微鏡において、前記
画像投影光学系は、コリメート光学系と結像光学系とか
らなり、コリメート光学系は、内視鏡光学系による観察
像から射出する光束をコリメートしてアフォーカル光束
とし、結像光学系は、前記コリメート光学系より射出す
るアフォーカル光束を手術用顕微鏡光学系の接眼像面に
結像することを特徴とし、かつ、前記結像光学系はその
開口が前記アフォーカル光束を取り込める範囲内で少な
くとも移動することを特徴とする手術用顕微鏡。以上の
構成であれば、眼幅調整により移動してしまう接眼光学
系の接眼像面に撮像光学系による観察像を追従して投影
することができる。よって、観察者に眼幅調整によら
ず、常に手術用顕微鏡観察像と撮像光学系観察像の同時
観察を提供することができる。さらに、前記コリメート
光学系は、手術用顕微鏡の眼幅調整に対して不動であ
り、手術用顕微鏡ハウジング内に前記コリメート光学系
の移動スペースを設ける必要がないため、手術用顕微鏡
の小型化が図れる。さらに、画像投影光学系と手術用顕
微鏡光学系は互いに独立していて、互いに構成する光学
素子を共用することはない。よって、互いの光学系が作
る観察像を劣化し合うことがないため、両観察像をクリ
アに保っている。
【0059】(10) 電子画像を手術用顕微鏡の接眼
光学系へ導く画像投影光学系を有し、手術用顕微鏡観察
像と撮像光学系観察像とを同時に観察できる手術用顕微
鏡において、前記画像投影光学系は、コリメート光学系
と結像光学系とからなり、コリメート光学系は、内視鏡
光学系による観察像から射出する光束をコリメートして
アフォーカル光束とし、結像光学系は、前記コリメート
光学系より射出するアフォーカル光束を手術用顕微鏡光
学系の接眼光学系に結像することを特徴とし、かつ、前
記結像光学系はその開口が前記アフォーカル光束を取り
込める範囲内で少なくとも移動することを特徴とする手
術用顕微鏡。以上の構成であれば、眼幅調整により移動
してしまう接眼光学系の接眼像面に電子画像を追従して
投影することができる。よって、観察者に眼幅調整によ
らず、常に手術用顕微鏡観察像とコンピューターグラフ
ィックス等の電子画像の同時観察を提供することができ
る。さらに、前記コリメート光学系は手術用顕微鏡の眼
幅調整に対して不動であり、手術用顕微鏡ハウジング内
に前記コリメート光学系の移動スペースを設ける必要が
ないため、手術用顕微鏡の小型化が図れる。さらに、画
像投影光学系と手術用顕微鏡光学系は、互いに独立して
いて、互いを構成する光学素子を共用することはない。
よって、互いの光学系が作る観察像を劣化し合うことが
ないため、両観察像をクリアに保っている。
【0060】(11)手術用顕微鏡光学系とは別体の内
視鏡光学系による観察像を手術用顕微鏡の接眼光学系へ
導びく画像投影光学系を有し、手術用顕微鏡観察像と内
視鏡観察像とを同時に観察できる手術用顕微鏡におい
て、前記画像投影光学系の一部はその開口が光束を取り
込める範囲内で移動し、かつ、前記画像投影光学系の一
部の移動に伴い変化する投影画像の接眼像面に対するピ
ントズレが以下の条件を満たすことを特徴とする手術用
顕微鏡。 −2((foc2 )/1000<X<2((foc2
/1000) 但し、focは接眼光学系の焦点距離、Xは投影画像の
接眼像面に対するピントズレ量である。この構成であれ
ば、前記画像投影光学系の一部の移動に伴い投影画像が
接眼像面に対してピントズレしても観察者の眼の焦点深
度内に収まるため、観察者に手術用顕微鏡観察像と内視
鏡観察像の両立が可能な手術用顕微鏡を提供することが
できる。
【0061】(12)内視鏡光学系による観察像を表示
するための少なくとも1つの電子画像表示手段を有し、
その電子画像表示手段は画像処理装置により少なくとも
2つの表示部分に分割して内視鏡画像とその他電子画像
を同時に表示し、その表示像を画像投影光学系により、
手術用顕微鏡光学系の接眼像面へ投影することを特徴と
する前記請求項2及び3の何れかに記載の手術用顕微
鏡。この構成であれば、電子画像表示装置や、画像投影
光学系の数を増やす必要がなく、ハウジングの大型化が
防げるだけでなく、観察者に手術用顕微鏡光学系により
得られる観察視野内に手術用顕微鏡観察像とプラスして
内視鏡画像や、CT画像、波形モニター画像等の手術に
有益な画像情報を複数同時に提供することができる。
【0062】(13)内視鏡光学系による観察像を表示
するための少なくとも1つの電子画像表示手段を有し、
その電子画像表示手段は画像処理装置により、少なくと
も2つの表示部分に分割して内視鏡画像とその他電子画
像を同時に表示し、その電子画像表示手段上の表示像を
画像投影光学系により、一部はハーフミラーを介して手
術用顕微鏡光学系の接眼像面に投影し、一部はミラー及
び全反射プリズムを介して手術用顕微鏡光学系の接眼像
面に投影することを特徴とする前記請求項2及び3の何
れかに記載の手術用顕微鏡。この構成であれば、電子画
像表示装置や、画像投影光学系の数を増やす必要がな
く、ハウジングの大型化が防げる。波形モニター画像等
はハーフミラーを介して手術用顕微鏡観察像と重なって
見えるように接眼像面に投影し、また、内視鏡画像等は
ミラー及び全反射プリズムを介して手術用顕微鏡観察像
と重なって見えないように接眼像面に投影できる。よっ
て、観察者に手術用顕微鏡光学系により得られる観察視
野内に手術用顕微鏡観察像とプラスして内視鏡画像だけ
でなく、CT画像や波形モニター画像等の手術に有益な
画像情報を同時に提供することができる。
【0063】
【発明の効果】上記のように構成すれば、眼幅調整によ
らず、常に手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察像を手術用
顕微鏡の接眼光学系を介して同時に観察可能で、且つ作
業性の良い小型な手術用顕微鏡を提供することができる
という実用上の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】手術用顕微鏡の第1実施例を示す図であって、
手術用顕微鏡における双眼鏡筒部の光学系の構成を側面
から見た概略構成図である。
【図2】手術用顕微鏡における図1の接眼光学系を示す
説明図である。
【図3】(a)(b)は、手術用顕微鏡の上記した構成
における光学的原理を示す説明図であって、(a)は結
像光学系が光軸上に配置されている場合を示し、(b)
は結像光学系が光軸に対して垂直な面内にシフトしてい
る場合を示している。
【図4】手術用顕微鏡の第1実施例に用いる画像投影光
学系のプリズムやミラーによる光束の反射状態を示す説
明図である。
【図5】手術用顕微鏡の第1実施例において、図1乃至
図4で用いた手術用顕微鏡にCCDを搭載した内視鏡を
併用させた場合を示す概念図である。
【図6】手術用顕微鏡の第1実施例における手術用顕微
鏡の右眼用の手術用顕微鏡接眼像を示す図である。
【図7】手術用顕微鏡の第1実施例で用いたジーテント
ップ方式の眼幅調整機構を有する手術用顕微鏡の双眼鏡
筒部光学系であって、眼幅調整に伴い移動する平行四辺
形プリズムと接眼光学系と画像投影光学系のみを抜粋し
て示した詳細な側面配置図である。
【図8】手術用顕微鏡の第2実施例を示す図であって、
手術用顕微鏡の接眼光学系付近と画像投影光学系の光学
系配置の正面図である。
【図9】手術用顕微鏡の第2実施例を示す図であって、
手術用顕微鏡の接眼光学系付近と画像投影光学系の光学
系配置の上面図である。
【図10】第2実施例で用いる手術用顕微鏡の双眼鏡筒
部の眼幅調整がイエンチタイプ方式であることを示す説
明図である。
【図11】手術用顕微鏡の第2実施例における光学的原
理を示す図であって、(a)は結像光学系が通常の位置
にある場合を示していて、(b)は結像光学系が光軸方
向にスライドした場合を示している。
【図12】第2実施例の画像投影光学系における左右の
手術用顕微鏡接眼像を示す図である。
【図13】手術用顕微鏡の第1及び2実施例に採用した
画像投影光学系の詳細図である。
【図14】手術用顕微鏡の第1及び2実施例に採用した
画像投影光学系(高画質LCD対応)の詳細図である。
【図15】第1及び2実施例中の画像投影光学系の移動
部に遮光部材を配置した第3実施例を示す図である。
【図16】第1及び2実施例中の画像投影光学系の移動
部に可動プリズムを配置した第4実施例を示す図であ
る。
【図17】手術用顕微鏡の第5実施例を示す図であっ
て、第1及び2実施例中の手術用顕微鏡の双眼鏡筒部ハ
ウジング内に双眼鏡筒部光学系、左右一対の接眼光学
系、画像投影光学系、及び小型LCDを内蔵して1つの
ユニットとし、手術用顕微鏡本体部ハウジングと着脱可
能な構成としていることを示す図である。
【図18】手術用顕微鏡の第6実施例を示す図であっ
て、第1及び2実施例中の手術用顕微鏡の双眼鏡筒部が
傾斜角可変双眼鏡筒部であると共に、画像投影光学系が
可動鏡筒部ハウジング内に内蔵されていることを示す図
である。
【図19】手術用顕微鏡の第7実施例を示す図である。
【図20】手術用顕微鏡の第8実施例を示す図であっ
て、画像投影光学系をハウジング内に内蔵する、もしく
は画像投影光学系ユニットが着脱可能なジーテントップ
方式の眼幅調整機構を有する手術用顕微鏡双眼鏡筒部光
学系であり、(a)はその上面図、(b)はその側面図
である。
【図21】手術用顕微鏡の第8実施例を示す図であっ
て、画像投影光学系をハウジング内に内蔵する、もしく
は画像投影光学系ユニットが着脱可能なイエンチタイプ
方式の眼幅調整機構を有する手術用顕微鏡双眼鏡筒部光
学系の光学配置図であって、(a)はその上面図、
(b)はその側面図である。
【図22】手術用顕微鏡の第8実施例に用いる2つのタ
イプの台形プリズムの比較図であり、(a)は光束進行
方向を180°変換させる,面内で2回反射する台形プ
リズムであり、(b)は光束進行方向を180°変換さ
せる,面内で3回反射する台形プリズムである。
【図23】手術用顕微鏡の第9実施例を示す図であっ
て、手術用顕微鏡の接眼光学系とアイポイント付近の詳
細を示す図である。
【図24】手術用顕微鏡の第10実施例を示す図であっ
て、(a)は光学系の配置図,(b)は小型LCDの斜
視図である。
【図25】手術用顕微鏡の第11実施例を示す図であっ
て、(a)は手術用顕微鏡双眼鏡筒部の外観斜視図、
(b)は手術用顕微鏡双眼鏡筒部の横断面図である。
【図26】手術用顕微鏡の第12実施例を示す図であ
る。
【図27】手術用顕微鏡の第13実施例を示す図であっ
て、(a)は手術用顕微鏡に内視鏡を併用させた場合を
示す図、(b)は(a)における双眼鏡筒部の光学系を
示す図である。
【図28】手術用顕微鏡の第14実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 平行四辺形プリズム 2 平行四辺形プリズムへの入射光軸 3 接眼光学系 4 アイポイント 5 手術用顕微鏡双眼鏡筒部ハウジング 6 手術用顕微鏡双眼鏡筒部光学系 7 電子画像を表示する小型LCD 8 右眼用接眼像面 9 画像投影光学系 10 コリメート光学系 11 ミラー 12 プリズム 13 結像光学系 14 プリズム 15 プリズム 16 双眼鏡筒部の眼幅調整に対して不動な固定部 17 双眼鏡筒部の眼幅調整に伴い移動する接眼像
面と一体となって移動する移動部 18 接眼光学系 19 観察者の瞳孔 20 双眼鏡筒部光学系の結像光学系 21 小型LCD 22 小型LCDを射出した光束 23 画像投影光学系固定部 24 コリメート光学系 25 アフォーカル光束 26 画像投影光学系移動部 27 アフォーカル光束の光軸 28 接眼像面 29 結像光学系 30 プリズム 31 プリズム 32 接眼像面 33 平行四辺形プリズムの入射光軸 34 小型LCD 35 投影画像 36 手術用顕微鏡では観察不可能な細穴部内 37 CCDを搭載した内視鏡 38 手術用顕微鏡の右眼用接眼光学系で得られる
観察視野内 39 手術用顕微鏡観察像 40 内視鏡観察像 41 カメラコントロールユニット 42 内視鏡用光源 43 内視鏡用CCDカメラアダプター 44 手術用顕微鏡用光源 45 ケーブル 46 ライトガイド 47 ライトガイド 48 手術用顕微鏡双眼鏡筒部 49 手術用顕微鏡本体 50 観察者 51 術部 52 手術用顕微鏡接眼像 53 手術用顕微鏡接眼像の右上隅の部分 54 手術用顕微鏡観察視野中心 55 手術用顕微鏡観察像 56 内視鏡観察像 57 画像投影光学系 58 画像投影光学系移動部 59 小型LCDからの光束が最初に透過する光学
素子 60 平行四辺形プリズムの回転軸 61 接眼光学系の光軸 62 小型LCD 63 画像投映光学系固定部 64 左右の接眼光学系 65 ミラー 66 左右のアイポイント 67 小型LCD 68 左右の接眼像面 69 画像投映光学系 70 コリメート光学系 71 ミラー 72 プリズム 73 結像光学系 74 プリズム 75 プリズム 76 アフォーカル光束の光軸 77 小型LCD 78 小型LCDを射出した光束 79 画像投映光学系固定部 80 コリメート光学系 81 アフォーカル光束 82 画像投映光学系移動部 83 結像光学系 84 アフォーカル光束の光軸 85 接眼像面 86 接眼像面上の固定した位置 87 手術用顕微鏡接眼像 88 手術用顕微鏡接眼像の右上隅の部分 89 手術用顕微鏡観察視野中心 90 手術用顕微鏡観察像 91 内視鏡観察像 92 遮光部材 93 接眼像面 94 接眼光学系 95 観察者の瞳孔 96 プリズム 97 可動プリズム 98 移動後の可動プリズム 99 双眼鏡筒部光学系、接眼光学系、画像投映光
学系、小型LCDを内蔵したユニット 100 手術用顕微鏡本体部ハウジング 101 通常の手術用顕微鏡双眼鏡筒部ユニット 102 観察者の瞳孔 103 術部 104 双眼鏡筒可動鏡筒部ハウジング 105 双眼鏡筒固定鏡筒部ハウジング 106 小型LCDと画像投映光学系とを内蔵するハ
ウジング 107 小型LCDと画像投映光学系とを内蔵したユ
ニット 108 手術用顕微鏡双眼鏡筒部ハウジング 109 接眼光学系 110 手術用顕微鏡光学系が作る射出瞳 111 画像投影光学系が作る射出瞳 112 手術用顕微鏡のアイポイント 113 手術用顕微鏡観察像 114 投影した小型LCD上の電子画像 115 小型LCD 116 小型LCDの表示面 117 画像投影光学系の入射瞳 118 内視鏡による観察像 119 内視鏡による観察像の像中心 120 内視鏡による観察像の最周辺 121 小型LCDの表示面から画像投影光学系に入
射する光束 122 小型LCDの表示面から画像投影光学系に入
射する光束の主光線 123 画像投影光学系のコリメート光学系 124 手術用顕微鏡双眼鏡筒部ハウジング 125 観察者のおでこ 126 スペース 127 小型LCD 128 画像投影光学系 131 内視鏡観察像 132 射出光束 133 画像投影光学系 134 発散光束 135 接眼像面 136 接眼光学系 137 結像位置 138 観察者の眼 140 手術用顕微鏡観察像 141 内視鏡観察像 145 画像処理装置 146 波形モニター 147 CT 148 小型LSD 149 画像投影光学系 150 手術用顕微鏡光学系 151 接眼像面 152 手術用顕微鏡像 153 接眼光学系 155 内視鏡画像 156 波形モニター画像 157 CT画像 160 画像処理装置 161 小型LSD 162 画像投影光学系 163 接眼像面 164 手術用顕微鏡観察像 165 反射ミラー a 左右のアイポイント間隔 b アフォーカル光束の幅 c 平行四辺形プリズムの回転軸から光学素子5
9までの距離 d 平行四辺形プリズムの回転軸から接眼光学系
の光軸までの距離 e 左右のアイポイントの間隔 A 小型LCDの表示面から画像投影光学系の入
射瞳までの距離 H 小型LCDの表示面上に表示された内視鏡観
察像の像中心から最周辺までの距離 I イメージローテーター P 面内で3回反射する台形プリズム Q 面内で2回反射する台形プリズム O 結像点 M 光軸 W 観察者の眼の深度幅
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 23/26 G02B 23/26 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術用顕微鏡光学系とは別体の内視鏡光
    学系による観察像を手術用顕微鏡の接眼光学系へ導く画
    像投映光学系を有し、手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察
    像とを同時に観察できる手術用顕微鏡において、 前記画像投影光学系は、コリメート光学系と結像光学系
    とからなり、 コリメート光学系は、内視鏡光学系による観察像から射
    出する光束をコリメートしてアフォーカル光束とし、 結像光学系は、前記コリメート光学系より射出するアフ
    ォーカル光束を手術用顕微鏡光学系の接眼像面に結像す
    ることを特徴とし、 かつ、前記結像光学系は、その開口が前記アフォーカル
    光束を取り込める範囲内で少なくとも移動することを特
    徴とする手術用顕微鏡。
  2. 【請求項2】 手術用顕微鏡光学系とは別体の内視鏡光
    学系による観察像を手術用顕微鏡の接眼光学系へ導く画
    像投映光学系を有し、手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察
    像とを同時に観察できる手術用顕微鏡において、 前記画像投影光学系は、コリメート光学系と結像光学系
    とからなり、 コリメート光学系は、内視鏡光学系による観察像から射
    出する光束をコリメートしてアフォーカル光束とし、 結像光学系は、前記コリメート光学系より射出するアフ
    ォーカル光束を手術用顕微鏡光学系の接眼像面に結像す
    ることを特徴とし、 かつ、画像投影光学系のコリメート光学系と結像光学系
    の間を結ぶアフォーカル光束の光軸は、内視鏡光学系に
    よる観察像を投影するさきの手術用顕微鏡接眼光学系が
    眼幅調整によってスライドする方向と平行であり、前記
    結像光学系はその開口が前記アフォーカル光束を取り込
    める範囲内で、かつ、前記アフォーカル光束の光軸と平
    行方向に移動することを特徴とする手術用顕微鏡。
  3. 【請求項3】 手術用顕微鏡光学系とは別体の内視鏡光
    学系による観察像を手術用顕微鏡の接眼光学系へ導く画
    像投映光学系を有し、手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察
    像とを同時に観察できる手術用顕微鏡において、 前記画像投影光学系は、コリメート光学系と結像光学系
    とからなり、 コリメート光学系は、内視鏡光学系による観察像から射
    出する光束をコリメートしてアフォーカル光束とし、 結像光学系は、前記コリメート光学系より射出するアフ
    ォーカル光束を手術用顕微鏡光学系の接眼像面に結像す
    ることを特徴とし、 かつ、画像投影光学系のコリメート光学系と結像光学系
    の間を結ぶアフォーカル光束の光軸は、内視鏡光学系に
    よる術部観察像を投影するさきの手術用顕微鏡接眼光学
    系が眼幅調整によってシフトする方向に対して垂直であ
    り、前記結像光学系はその開口が前記アフォーカル光束
    を取り込める範囲内で、かつ、前記アフォーカル光束の
    光軸と垂直な面内に移動することを特徴とする手術用顕
    微鏡。
  4. 【請求項4】 手術用顕微鏡光学系とは別体の内視鏡光
    学系による観察像を手術用顕微鏡の接眼光学系へ導く画
    像投影光学系を有し、手術用顕微鏡観察像と内視鏡観察
    像とを同時に観察できる手術用顕微鏡において、 手術用顕微鏡光学系のうち、双眼鏡筒部光学系内に光束
    進行方向転換素子として、プリズム内で3回反射する台
    形プリズムを少なくとも左右1対配置したことを特徴と
    する手術用顕微鏡。
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